JPH09329207A - 振動締固め機のベルトクラッチ機構 - Google Patents

振動締固め機のベルトクラッチ機構

Info

Publication number
JPH09329207A
JPH09329207A JP16362996A JP16362996A JPH09329207A JP H09329207 A JPH09329207 A JP H09329207A JP 16362996 A JP16362996 A JP 16362996A JP 16362996 A JP16362996 A JP 16362996A JP H09329207 A JPH09329207 A JP H09329207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
pulley
vibration
tension
shaft pulley
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16362996A
Other languages
English (en)
Inventor
Koshiro Narita
康四郎 成田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ARATSUTO KK
Original Assignee
ARATSUTO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ARATSUTO KK filed Critical ARATSUTO KK
Priority to JP16362996A priority Critical patent/JPH09329207A/ja
Publication of JPH09329207A publication Critical patent/JPH09329207A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Machines (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動締固め機の起振体へ動力を伝えるベルト
クラッチ機構として、締固め作業中に振動を停止するべ
く、テンションプーリを操作してベルトの張力を緩めた
ときに、緩めたベルトの一部を出力軸プーリと接触する
ことなく確実に分離させて、起振軸プーリにベルトの回
転による連れ廻りの発生を防止できるベルトクラッチ機
構を提供する。 【解決手段】 ベルトクラッチ機構におけるテンション
プーリ10の背面にベルト9を緩めたときに一体に移動
できる連動片12と、テンションプーリ10の対称側に
おける出力軸プーリ7と起振軸プーリ8との間のベルト
中間部外側に弛緩したベルト9の移動を規制するストッ
パー13を設けると共に、前記起振軸プーリ8の下面に
弛緩したベルト9を該起振軸プーリ8と接近した位置に
保持するためのベルト支持板14を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路面の締固めに使
用される輾圧機、ローラーなどの各種振動締固め機にお
けるベルトクラッチ機構、詳細には、出力軸プーリと起
振軸プーリとの間に張設されされたベルトに緊張力を与
えたり緩めることでエンジン出力軸の回転を起振体の振
り子軸に伝えたり遮断する振動締固め機のベルトクラッ
チ機構の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より振動締固め機の出力軸回転を起
振軸に伝えたり遮断するためのクラッチ機構としては、
遠心クラッチ,電磁クラッチなど各種形式のものが広く
知られている。また、出力軸プーリと起振軸プーリとの
間に張設したベルトの張力を締めたり緩めたりすること
で出力軸の回転を起振軸に伝えたり遮断する形式のベル
トクラッチも知られている。
【0003】
【発明が解決すべき課題】しかしながら、前記の遠心ク
ラッチ,電磁クラッチは構造が複雑であるため価格的に
高くなるから、最終的にこれらの部品価格が振動締固め
機の全体的なコストを高める結果になるという問題があ
る。
【0004】また、従来より知られるベルトクラッチ
は、出力軸プーリと起振軸プーリとの間に張設したベル
トの張力を、中間のテンションプーリを操作することで
緊張したり緩めて、出力軸の回転を起振軸に伝えたり遮
断するので、価格が安く広く利用されるが、テンション
プーリの操作によりベルトの張力を緩めて出力軸の回転
が起振軸に伝わらないようにした場合ても、緩んだベル
トが自重で垂れ下がって出力軸プーリと接触し、その結
果ベルトが回転してその回転により起振軸プーリが連れ
廻りしてしまうという問題が生ずる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来におけるベルトクラッチ機構の問題点を解消するた
めに、締固め作業中に振動を停止するために、テンショ
ンプーリを操作することでベルトの張力を緩めたときで
も、緩めたベルトの一部が出力軸プーリと接触すること
がなく、ベルトと出力軸プーリとの分離状態が確実に持
続できて、ベルトに回転が伝わることを防止できるよう
に改善されたベルトクラッチ機構の提供を目的としたも
のである。
【0006】請求項1の発明にかかる振動締固め機のベ
ルトクラッチ機構は、エンジン駆動力により起振体を回
転して振動を発生させる振動締固め機において、出力軸
プーリと起振軸プーリとレバーにより操作されるテンシ
ョンプーリとこれらのプーリの間に張設されるベルトか
らなり、前記テンションプーリの外側にベルトをテンシ
ョンプーリと共に移動する連動片と、前記テンションプ
ーリの対称側における前記出力軸プーリと起振軸プーリ
との間のベルト中間部外側に前記テンションプーリの作
動により弛緩したベルトの移動を規制するストッパー
と、前記起振軸プーリの下面に弛緩したベルトを該起振
軸プーリと接近した位置に保持するためのベルト支持板
とを備えていることを特徴とする。
【0007】請求項2の発明にかかる振動締固め機のベ
ルトクラッチ機構は、テンションプーリの外側に設けら
れるベルトを移動するための連動片がテンションプーリ
の背面の操作レバーに設けられていることを特徴とす
る。
【0008】更に請求項3の発明にかかる振動締固め機
のベルトクラッチ機構は、起振軸プーリの下面に設けら
れるベルト支持板が起振軸プーリの下部外周縁に沿った
湾曲状受け具であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る振動締固め機のベル
トクラッチ機構を、図示の実施例に従って説明すると、
図1はこのベルトクラッチ機構を備えた振動締固め機の
側面図であり、1は起振体5を固定した輾圧板、2は機
体上部4に配置されたエンジンであり、エンジン2を備
えた機体上部4は輾圧板1に対して防振手段3を介して
支持されていて、機体上部4のエンジン2と輾圧板1の
起振体5との間にはエンジン2の回転を起振体5に伝え
るベルトクラッチ機構6が設けられている。
【0010】クラッチ機構6は、エンジン2の回転が伝
えられる出力軸プーリ7と、前記起振体5における起振
軸プーリ8と、これらのプーリ7,8間に張設されたベ
ルト9と、前記機体上部4に軸着された操作レバー11
の回転により前記ベルト9を緊張したり緩めるためのテ
ンションプーリ10とからなっており、図1では前記操
作レバー11を図面の右側方向へ作動することでベルト
9が実線で示すように緊張され、エンジン2の回転が前
記クラッチ出力軸プーリ7から起振体5の起振軸プーリ
8に伝えられて、輾圧板1に振動が発生するようになっ
ている。
【0011】前記クラッチ機構6におけるテンションプ
ーリ10の外側(図面右側)には、操作レバー11によ
ってテンションプーリ10を鎖線で示す左側方向へ回動
したときに、ベルト9をテンションプーリ10と共に同
方向へ移動するための連動片12が設けられている。
【0012】この連動片12は、テンションプーリ10
の背面においてベルト9を該プーリ10と一体に移動で
きるような構成のものであればよいが、この実施例では
該連動片12が操作レバー11からテンションプーリ1
0の背面方向に突設するように設けられており、操作レ
バー11によってテンションプーリ10を鎖線で示す左
側方向へ回動することでベルト9が大きく緩んだ際に、
ベルト9がテンションプーリ10の背面に接近した形で
移動されるようになっている。
【0013】更に、前記テンションプーリ10の対称側
における前記出力軸プーリ7と起振軸プーリ8の間のベ
ルト中間部外側には、前記テンションプーリ10が鎖線
で示すように図面左側へ回動されることで弛緩したベル
ト9が、テンションプーリ10の移動方向と同じ方向へ
大きく移動することを規制するためのロール状のストッ
パー13が設けられていると共に、前記起振軸プーリ8
の下面には、弛緩したベルト9を該起振軸プーリ8と接
近した位置で下側から支えるためのベルト支持板14が
設けられている。
【0014】なお、前記のベルト支持板14は、機能的
には弛緩したベルト9を起振軸プーリ8の下側で支持す
るものであれば、その長さは短くてもよいが、前記テン
ションプーリ10を図面左側へ回動することで起振軸プ
ーリ8の下面に接触していたベルト9が弛緩した時に、
該プーリ8に接触していた湾曲状の形がそのまま形崩せ
ずに下方へ下がって支えられるよにするために起振軸プ
ーリ8の下部外周縁に沿って湾曲するような形状の湾曲
状受け具とすることが好ましい。
【0015】前記のように、エンジン2が回転する状態
で操作レバー11によりテンションプーリ10を図面右
側方向へ作動すると、ベルト9が実線で示すように緊張
されてエンジン2の回転が前記出力軸プーリ7から起振
体5の起振軸プーリ8に伝えられ、輾圧板1に振動を発
生するが、その状態から振動を停止する必要が生じたと
きには、操作レバー11によりテンションプーリ10を
鎖線で示すように図面の左側方向へ回動する。
【0016】前記テンションプーリ10が左側方向へ回
動することで、ベルト9の緊張力が緩んで本来ならばテ
ンションプーリ10の背面側で撓むことになるが、テン
ションプーリ10の背面にベルト9を該プーリ10と一
体に移動できるような連動片12が設けられているの
で、ベルト9は連動片12と接近したまま左側方向へ回
動する。
【0017】勿論、操作レバー11によりテンションプ
ーリ10が左側方向へ回動すると、ベルト9は前記連動
片12に連動されて緊張力が緩み、大きく撓むことにな
るが、起振軸プーリ8の下面にはベルト9を該プーリ8
と僅かな間隔で支持するベルト支持板14が設けられて
いることと、前記テンションプーリ10の対称側のベル
ト中間部外側にストッパー13が設けられているので、
前記のようにベルト9が大きく緩んだとしても、ベルト
9は連動片12により図面の左側方向へ押されると共
に、ストッパー13によって図面の左側方向への移動を
阻止され、また、下方は大きく下方へ垂れ下がることな
くベルト支持板14によって支持されて、専ら上方の出
力軸プーリ7の方向へ延びることになり、ベルト9と出
力軸プーリ7とが確実に分離した状態となって出力軸プ
ーリ7の回転がベルト9に伝わることを的確に防止す
る。
【0018】
【発明の効果】本発明にかかる振動締固め機のベルトク
ラッチ機構によれば、テンションプーリ10の背面にベ
ルト9を一体に移動できるような連動片12と、起振軸
プーリ8の下面にベルト9を僅かな間隔で支持するベル
ト支持板14と、テンションプーリ10の対称側のベル
ト中間部外側にストッパー13とを設けたので、テンシ
ョンプーリ10によりベルト9の張力を緩めたときに、
前記連動片12とベルト支持板14とストッパー13と
による三点でベルト9を専ら出力軸プーリ7の上方へ押
し上げて出力軸プーリ7と確実に分離することができ、
従来のように緩めたベルトが自重で垂れ下がって出力軸
プーリと接触して回転することにより、起振軸プーリが
連れ廻りするというクラッチとしての不確実な機能を解
消し、安価で確実なベルトクラッチ機構を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベルトクラッチ機構を備えた振動
締固め機の側面図。
【符号の説明】
1:輾圧板 2:エンジン 3:防振手段 4:機体上部 5:起振体 6:クラッチ機構 7:出力軸プーリ 8:起振軸プーリ 9:ベルト 10:テンションプーリ 11:操作レバー 12:連動片 13:ストッパー 14:ベルト支持板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン駆動力により起振体を回転して
    振動を発生させる振動締固め機において、出力軸プーリ
    と起振軸プーリとレバーにより操作されるテンションプ
    ーリとこれらのプーリの間に張設されるベルトからな
    り、前記テンションプーリの外側にベルトをテンション
    プーリと共に移動する連動片と、前記テンションプーリ
    の対称側における前記出力軸プーリと起振軸プーリとの
    間のベルト中間部外側に前記テンションプーリの作動に
    より弛緩したベルトの移動を規制するストッパーと、前
    記起振軸プーリの下面に弛緩したベルトを該起振軸プー
    リと接近した位置に保持するためのベルト支持板とを備
    えていることを特徴とする振動締固め機のベルトクラッ
    チ機構。
  2. 【請求項2】 テンションプーリの外側に設けられるベ
    ルトを移動するための連動片がテンションプーリの背面
    の操作レバーに設けられている請求項1の振動締固め機
    のベルトクラッチ機構。
  3. 【請求項3】 起振軸プーリの下面に設けられるベルト
    支持板が起振軸プーリの下部外周縁に沿った湾曲状受け
    具である請求項1の振動締固め機のベルトクラッチ機
    構。
JP16362996A 1996-06-05 1996-06-05 振動締固め機のベルトクラッチ機構 Pending JPH09329207A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16362996A JPH09329207A (ja) 1996-06-05 1996-06-05 振動締固め機のベルトクラッチ機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16362996A JPH09329207A (ja) 1996-06-05 1996-06-05 振動締固め機のベルトクラッチ機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09329207A true JPH09329207A (ja) 1997-12-22

Family

ID=15777571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16362996A Pending JPH09329207A (ja) 1996-06-05 1996-06-05 振動締固め機のベルトクラッチ機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09329207A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105297595A (zh) * 2015-10-22 2016-02-03 无锡市恒达矿山机械有限公司 一种矿山使用的压地机
JP2020033810A (ja) * 2018-08-31 2020-03-05 酒井重工業株式会社 ハンドガイドローラ
CN113463473A (zh) * 2021-07-15 2021-10-01 黑龙江省韶华建筑工程机械设备有限公司 一种市政道路施工用高安全性抹光机
WO2022115448A1 (en) * 2020-11-24 2022-06-02 Milwaukee Electric Tool Corporation Plate compactor

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105297595A (zh) * 2015-10-22 2016-02-03 无锡市恒达矿山机械有限公司 一种矿山使用的压地机
JP2020033810A (ja) * 2018-08-31 2020-03-05 酒井重工業株式会社 ハンドガイドローラ
WO2022115448A1 (en) * 2020-11-24 2022-06-02 Milwaukee Electric Tool Corporation Plate compactor
CN113463473A (zh) * 2021-07-15 2021-10-01 黑龙江省韶华建筑工程机械设备有限公司 一种市政道路施工用高安全性抹光机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR830003332A (ko) 전기식 마찰 용융 결속 공구
EP1050393A3 (de) Rüttelantrieb für eine Form
FR2390546A1 (fr) Procede et dispositif pour le reglage en frequence des vibrations appliquees a un sol pour un engin de compactage, et engin de compactage equipe d'un tel dispositif
US5672027A (en) Reversible plate compactor having an improved drive and directional control
JPH09329207A (ja) 振動締固め機のベルトクラッチ機構
FR2679157A1 (fr) Dispositif et procede de criblage.
JP3666199B2 (ja) フイルタの塵落し装置
HK91595A (en) Washing machine with a fastening device for the driving motor
CA2323294A1 (en) Motor base for vibratory apparatus
US4362431A (en) Vibrating apparatus for vibratory compactors
JP4310725B2 (ja) 床材剥離装置
JP2001348809A (ja) 振動締固め機
JPH0966903A (ja) 自動包装機のタッピング装置
JPH07164526A (ja) 振動溶着機
RU2147514C1 (ru) Заглаживающее устройство
KR200272947Y1 (ko) 도로 다짐기계 구동장치
JPH0220263Y2 (ja)
JP2538884Y2 (ja) 振動式畦塗機の整形板振動機構
CA2149089C (en) Reversible self-propelled plate compactor
JPS6343060A (ja) 移動車輌の走行伝動装置
JPH11350417A (ja) 締め固め作業機
KR100485217B1 (ko) 도로 다짐기계 구동장치
JPH0730086Y2 (ja) ▲ろ▼過機における▲ろ▼材の撹拌伝動装置
JPH0144574Y2 (ja)
FR2546709A1 (fr) Distributeur d'engrais centrifuge