JPH07163705A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH07163705A
JPH07163705A JP23897894A JP23897894A JPH07163705A JP H07163705 A JPH07163705 A JP H07163705A JP 23897894 A JP23897894 A JP 23897894A JP 23897894 A JP23897894 A JP 23897894A JP H07163705 A JPH07163705 A JP H07163705A
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stepping motor
voltage
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる商用交流電源周波数圏で共通使用して
も単位時間あたり打球発射できる打玉の数を所定個数範
囲内に収めることのできる汎用性の高い弾球遊技機を提
供する。 【構成】 商用交流電源からの交流電流を整流器108
により整流して直流電流に変換し、その直流電流を駆動
回路112がモータ駆動用電流としてステッピングモー
タ82に供給し、設定周波数発振器114からの所定の
周波数信号に応じて、分配器110が駆動回路112に
よる電流の供給態様を切換えてステッピングモータ82
の回転速度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、パチンコ遊
技機やコイン遊技機等で代表される弾球遊技機に関し、
詳しくは、遊技者の打球操作に従って打玉を遊技領域に
打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弾球遊技機において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば、電動式の打球
発射装置を備え、電動力で打玉を弾発発射するものがあ
った。ところで、電動式の打球発射装置を用いた弾球遊
技機は、遊技者が健全に遊技を楽しめる範囲内に打玉の
打球発射の間隔が予め定められている。すなわち、単位
時間あたり打球発射できる打玉の数が一定個数範囲内
(たとえば1分間あたり100個以内)と決められてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、従来の弾球遊技
機においては、商用交流電流で回転駆動するシンクロナ
スモータの回転力を利用して打玉を弾発発射するように
構成されていた。ところが、商用交流電流は、たとえば
関東圏と関西圏とで周波数が異なり、50Hz,60H
zの2種類の仕様がある。その結果、50Hz,60H
zの周波数の相違にも拘らず単位時間あたり打球発射で
きる打玉の数を一定個数範囲内に収めようとした場合に
は、それぞれの周波数に対応させた打球発射装置を設計
製造せざるを得ず、少品種大量生産が行ないにくいとい
う欠点があった。
【0004】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、異なる商用電源周波数圏で共通
使用したとしても単位時間あたりの打球発射できる打玉
数が所定個数範囲内に収まる汎用性の高い弾球遊技機を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技者の打球
操作に従って打玉を遊技領域に打込んで遊技が行なわれ
る弾球遊技機であって、打玉を発射する打球発射装置用
のステッピングモータと、商用交流電流を直流電流に変
換する電流変換手段と、前記ステッピングモータの駆動
回転速度の基準となる所定の周波数信号を発振する周波
数発振手段と、前記電流変換手段により変換した直流電
流をモータ駆動用電流として前記ステッピングモータに
供給する駆動手段と、前記周波数発振手段から発振され
た周波数信号に応じて前記駆動手段による電流の供給態
様を切換えて前記ステッピングモータの回転速度を制御
する切換制御手段とを含むことを特徴とする。
【0006】
【作用】電流変換手段の働きにより、商用交流電流が直
流電流に変換される。周波数発振手段の働きにより、打
球発射装置用のステッピングモータの駆動回転速度の基
準となる所定の周波数信号が発振される。駆動手段の働
きにより、前記電流変換手段により変換された直流電流
をモータ駆動用電流として前記ステッピングモータに供
給される。さらに、切換制御手段の働きにより、前記周
波数発振手段から発振された周波数信号に応じて前記駆
動手段による電流の供給態様が切換えられて前記ステッ
ピングモータの回転速度が制御される。
【0007】
【発明の実施例】以下には、図面を参照して、この発明
の実施例について詳細に説明をする。
【0008】図1ないし図3は、この発明の一実施例と
しての、弾球遊技機の電動式打球装置の構成を説明する
ための図である。特に、図1は、遊技機の正面側から見
た、電動式打球装置部分の分解斜視図である。図2は、
操作ハンドル部および打球機構の構成を表わす図であ
る。さらに、図3は、遊技機の背面側から見た電動式打
球装置の斜視図である。
【0009】まず、図1を主として参照して、弾球遊技
機の前面枠10の下枠右端には、所定の形状の孔12が
あけられていて、その孔12部分を中心に、前面枠10
には、該枠10の背面側(図1において向う側)から打
球機構14が取付けられている。また、前面枠10の正
面側には、上記打球機構14に対応して、操作ハンドル
部16が取付けられ、上述した前面枠10に形成された
孔12を介して両者は結合されている。なお、前面枠1
0の下枠辺には、前面飾り板18や余剰玉受皿20等の
必要な部材が取付けられている。
【0010】次に、図2を主として参照して、操作ハン
ドル部16は、ハンドルカバー22と、ハンドルカバー
22の表面側に取付けられた握持部24とを含む。握持
部24には操作レバー26が回動自在に取付けられてい
る。また、握持部24の外周面の一部、たとえば操作レ
バー26に隣接する手前側(図2において右側)表面に
はタッチ板28が設けられている。操作レバー26の回
動中心軸はハンドルカバー22を貫いており、ハンドル
カバー22の裏面側に突出する軸先端には半円形の扇形
リンク30が取付けられている。扇形リンク30は操作
レバー26の回動に伴なって回動し、ハンドルカバー2
2の裏面側に設けられた回動検出スイッチ32をオン/
オフするとともに、伝達ワイヤ34を介して伝達車36
を回動する。伝達車36の回転軸には図示しないばねが
備えられており、伝達車36は伝達ワイヤ34によって
引張られて回動されていない場合には、所定の位置に戻
るように付勢されている。したがって、遊技者が操作レ
バー26を操作していない場合は、伝達車36と伝達ワ
イヤ34および扇形リンク30を介して連結された操作
レバー26も、所定の位置に戻された状態になる。
【0011】なお、操作ハンドル部16には、さらに、
ハンドルカバー22の表面側に単発打ちボタン38(図
1参照)が設けられ、それに対応してハンドルカバー2
2の裏面側には、単発打ちボタン38の操作により切換
わる単発打ち検出スイッチ40が設けられている。
【0012】伝達車36には打球機構14に含まれる打
球力伝達部材42が係合する。打球力伝達部材42は取
付基板44に回動自在に設けられており、伝達歯車46
を含んでいる。この伝達歯車46には扇形歯車48が噛
合っている。扇形歯車48は取付基板44に垂直にかつ
回動自在に設けられた中心軸50に対して回動自在に取
付けられている。中心軸50の先端(図2において右
端)には作動部材52が固着され、取付基板44の裏面
側に突出した中心軸50の後端には打球杆54が固着さ
れている。そして、中心軸50には、作動部材52と歯
車48とにそれぞれ各端が固定された打球力付勢ばね5
6が設けられている。打球力付勢ばね56は、一体的に
固定された中心軸50,作動部材52および打球杆54
を矢印A方向に付勢するためのばねである。打球力付勢
ばね56は、偏平の蔓巻ばねの一種であって、上述のよ
うに扇形歯車48と作動部材52との間に、ねじられて
取付けられており、そのねじれを解消する方向、すなわ
ち図2における矢印A方向に常時付勢作用をしている。
そして、操作レバー26,扇形リンク30,伝達ワイヤ
34,打球力伝達部材36,打球力伝達部材42および
伝達歯車46を介して力が与えられ、扇形歯車48が矢
印A方向と逆方向に回動され、打球力付勢ばね56の一
端がひねられると、打球力付勢ばね56のひねり復元力
がより強いものとなる。よって、扇形歯車48の回動状
態に応じて、打球杆54が矢印A方向に戻ろうとする
力、すなわち打球杆54による打球強さが変化し、パチ
ンコ玉の発射速度を調整することができる。
【0013】取付基板44には、さらに、その裏面側か
らモータ58が取付けられている。そして、取付基板4
4の表面側に突出する、モータ58によって回転される
回転軸には駆動羽根60が取付けられている。駆動羽根
60は湾曲した3枚の羽根で構成されており、作動部材
52に設けられた係合ピン62と係合可能にされてい
る。駆動羽根60は左回り(図2において左回り)に回
転されることにより、係合ピン62と係合し、係合ピン
62,作動部材52,中心軸50および打球杆54とい
う一連の固定的に連結された部材を、中心軸50を中心
に右方向に回動する。このため、打球杆54は、矢印A
と逆方向に揺動される。そして、駆動羽根60と係合ピ
ン62との係合が解けたとき、係合ピン62,作動部材
52,中心軸50および打球杆54からなる一連の部材
は打球力付勢ばね56の復元力によって元の方向に瞬間
的に戻る。つまり、打球杆54は、矢印A方向に瞬間的
に移動し、図2に示す状態に戻る。よって、発射レール
64の玉発射位置66にあるパチンコ玉Pが打球され、
発射レール64に沿って遊技盤(図示せず)に発射され
る。
【0014】なお、図2において68は、玉送り用の摺
動部材である。次に、図3を主として参照して、取付基
板44の裏面側から見ると、モータ58は、ケーシング
70内に収納されている。そして、ケーシング70の背
面(図3において右側面)には接続コネクタ72,7
4,76および78が設けられ、これら接続コネクタ7
2〜78に、外部からの必要な配線等が結合された構成
になっている。
【0015】図4および図5は、この発明の一実施例に
用いられるモータ58の側面断面図および分解斜視図で
ある。図4および図5に示すモータ58は、ステッピン
グモータが取り上げられている。 図4および図5を参
照して、モータ58は、回転軸80を備えるモータ本体
82と、ギヤボックス84を含んでいる。ギヤボックス
84内には、回転軸80によって回転される出力歯車8
6、出力歯車86と噛み合う第1伝達歯車88、第1伝
達歯車88と同一回転軸を有し、第1伝達歯車88に固
着された、第1伝達歯車88よりも歯数の少ない第2伝
達歯車90および第2伝達歯車90と噛み合う従動歯車
92からなる歯車機構が収納されている。従動歯車92
の回転軸には出力軸94が結合され、該出力軸94はカ
ラー96で回転自在に保持され、前面カバー98から前
方に突出している。そして、出力軸94の先端には、後
述したように、駆動羽根60が嵌合される。
【0016】上記モータ本体82およびギヤボックス8
4は、ともに、ケーシング本体70内に収められ、その
後方は裏カバー102で塞がれている。
【0017】この実施例に係るモータ58の特徴は、ケ
ーシング本体70および前面カバー98,裏カバー10
2からなるケーシング内部に、モータ本体82等ととも
に、打球間隔制御回路基板104を収納したことであ
る。そして、それにより、遊技ホール等において、打球
間隔制御回路基板104自体の接続構造またはそれとモ
ータ本体82との接続構造を容易に改造したり変更した
りすることができないようにしたことである。
【0018】打球間隔制御回路基板104はケーシング
内で安定して保持されるように、裏カバー102には、
打球間隔制御回路基板104の後端辺を保持するための
基板固定溝103が形成されている。なお、ケーシング
本体70内にも同様の溝または基板104を支えるため
の突起等を形成することが好ましい。
【0019】なお、打球間隔制御回路基板104には、
タッチ板28(図2参照)に遊技者の手が触れているか
否かによりモータ本体82を動作可能状態にするか否か
を判別するタッチ検出回路(後に詳述する)が、打球間
隔制御回路106と共に備えられていてもよい。
【0020】図6は、打球間隔制御回路基板104に備
えられている打球間隔制御回路106の構成の一例を示
すブロック図である。
【0021】図6を参照して、商用AC電源は、接続コ
ネクタ76(図3参照)から打球間隔制御回路106の
整流器108に与えられる。そして、整流器108でA
C電源はDC電源に変換され、分配器110および駆動
回路112へ与えられる。分配器110には設定周波数
発振器114から、たとえば277.2Hzの基準信号
が与えられている。設定周波数発振器114は、具体的
には、たとえばRC発振器や水晶発振器等で構成するこ
とができる。また、基準信号の周波数を所定の周波数と
するために、分周回路を含むものでもよい。分配器11
0は、設定周波数発振器114からの基準信号に基づい
て予め定められている駆動順序信号を駆動回路112に
与える。駆動回路112は、分配器110の指示に従っ
て電力をオン/オフし、ステッピングモータ本体82を
駆動させる。なお、駆動回路112には、ステッピング
モータ本体82のインダクタンスエネルギを回収する回
路が含まれている。ステッピングモータ本体82は、た
とえば4相ユニポーラ駆動方式のモータで、設定周波数
発振器114から分配器110に1パルス入力があると
7.5゜回転する構成になっている。したがって、ステ
ッピングモータ本体82は、この実施例では346.5
rpmで回転される。そして、その出力は、上述した歯
車機構で減速され、出力軸94(図4,図5参照)が9
9rpmで回転するように、減速ギヤ比が1:3.5に
選ばれている。なお、図6では、歯車機構の構成は略し
て描かれている。
【0022】上述の打球間隔制御回路106において、
設定周波数発振器114からの基準信号(出力周波数)
を変更すれば、ステッピングモータ本体82の回転速度
が変化する。そこで、この実施例では、設定周波数発振
器114を容易に改変できないように、打球間隔制御回
路106を含む基板104を、前述したようにモータ本
体82とともにケーシング本体70内に収納した構成に
している。前記整流器108により、商用交流電流を直
流電流に変換する電流変換手段が構成されている。前記
設定周波数発振器114により、前記ステッピングモー
タの駆動回転速度の基準となる所定の周波数信号を発振
する周波数発振手段が構成されている。前記駆動回路1
12により、前記電流変換手段により交換した直流電流
をモータ駆動用電流として前記ステッピングモータに供
給する駆動手段が構成されている。分配器110によ
り、前記周波数発振手段から発振された周波数信号に応
じて前記駆動手段による電流の供給態様を切換えて前記
ステッピングモータの回転速度を制御する切換制御手段
が構成されている。
【0023】図7および図8は、電動式打球装置の電気
的駆動手段にブラシレスモータを用いる場合の説明図で
ある。
【0024】図7は、電気的駆動手段として用いること
のできるブラシレスモータの構成を説明するための図で
ある。図7において、ブラシレスモータ116のロータ
118は、N極とS極の永久磁石が回転軸を含む平面に
対して貼り合わされた2極構成になっている。ステータ
120は3つの磁極片122a,122b,122cを
有し、各磁極片には界磁巻線La,Lb,Lcがそれぞ
れ巻かれている。また、磁極片122a,122b,1
22cの各間にはホール素子124a,124b,12
4cがそれぞれ設けられている。ホール素子124a,
124b,124cは、ロータ118の発生している磁
束を検出することによって、ロータ118の回転位置
(回転角度)を検出する働きをする。なお、図示のよう
に、各磁極片122a,122b,122cは互いに1
20゜おきに、また、各ホール素子124a,124
b,124cも互いに120゜おきに配置されている。
そして、制御信号Pa,Pb,Pcを順次変化させるこ
とにより、各励磁巻線La,Lb,Lcを所定の順序で
交互に励磁し、回転磁界を生じさせ、ロータ118を回
転させるようになっている。この際に、ホール素子12
4a,124b,124cの信号は次のように利用され
る。すなわち、信号Paは、ロータ118の回転位置
が、ホール素子124aの信号が負から正に変化する位
置(ロータ118のS極からN極に変わる継目がちょう
どホール素子124aに対向する位置)からホール素子
124bの信号が負から正に変化する位置まで与えら
れ、その間励磁巻線Laが励磁される。また、信号Pa
は、ステータ118の位置に基づいて、ホール素子12
4bの信号が負から正に変化するときからホール素子1
24cが負から正に変化する位置まで与えられる。さら
に、励磁巻線Lcはホール素子124cの信号が負から
正に変化する位置からホール素子124aの信号が負か
ら正に変化する位置まで励磁される。そしてこれが繰返
されることにより、ステータ120に生じる回転磁界に
伴ってロータ118が追従して回転する。
【0025】図8は、上述のようなブラシレスモータ1
16を駆動させるための制御回路の構成ブロック図であ
る。図8において、商用AC電源は整流器126に与え
られてDC電源に変換される。変換されたDC電源は、
整流論理部128、駆動回路部130および3つのホー
ル素子124a,124b,124cを含むロータ位置
検出器124に与えられる。ロータ位置検出器124
は、前述したように、モータ116のロータ118の回
転角度を検出するものであり、その検出出力は整流論理
部128に当られる。整流論理部128では、ロータ位
置検出器124の出力をもとに所定の駆動方式に従った
信号を発生する。この信号が、前述した信号Pa,P
b,Pcである。そして、駆動回路部130によって3
つの励磁巻線La,Lb,Lcが所定の順序で励磁さ
れ、ブラシレスモータ116が回転される。
【0026】この場合、整流論理部128を調整するこ
とによりブラシレスモータ116の回転速度を変えるこ
とができるのであるが、この実施例では、この整流回路
部128をモータ116のケーシング内部に収納するよ
うにしている。このため、整流論理部128を含む制御
回路を容易に改変しにくい。
【0027】図9は、この発明の他の実施例で、ロータ
リソレノイドを含む電動式打球機構の構成を説明するた
めの図である。特に、図9Aは正面図であり、図9Bは
側面断面図である。
【0028】図9A,Bを参照して、132は回動ロー
タ、134は出力軸、136a,136b,138a,
138bは偏向ヨーク、140はコイル、143はケー
シング、144は前面カバーである。コイル140に与
えられる電力は、弾球間隔制御回路142を介してコイ
ル140に与えられる構成になっている。
【0029】図示のロータリソレノイド131は、電力
が与えられない状態では、打球杆54の自重により、打
球杆54がスタート位置A0になる位置に停止してい
る。この状態からコイル140に通電されると、コイル
140によって矢印Φで示す起磁力が生じる。その起磁
力Φにより回動ロータ132に回転力Fが与えられて、
回動ロータ132、すなわち打球杆54がD0の位置に
回動したときに、予め設けられた停止部材(図示せず)
によって回動ロータ132が停止され、回動ロータ13
2が安定する。
【0030】このようなロータリソレノイド131を電
気的駆動手段とするものにおいても、その制御回路14
2をロータリソレノイド131のケーシング143内に
一体的に収納する構成とすれば、制御回路142をケー
シング143から取出すことが難しく、制御回路142
に安易に変更等を加えることが困難になり、不正防止が
図れる。
【0031】図10は、電気的駆動手段にインダクショ
ンモータ145を使用する際の制御回路の構成を示すブ
ロック図である。インダクションモータ145の制御回
路は、次のように構成することができる。基準発振器1
46からの出力がACパワーアンプ148に与えられ、
インダクションモータ145が回転駆動される。インダ
クシンモータ145の回転位置はタコメータ150の出
力に基づいて検出される。そこで、タコメータ150の
出力を波形整形回路152で整形し、その信号と基準発
振器146の出力信号とを位置または速度比較器154
で比較し、ACパワーアンプ148の出力を調整するこ
とによりインダクションモータ145の回転を制御する
ことができる。このような制御回路を、インダクション
モータ145のケーシング内に収納し、外部から容易に
制御回路の構成を変更等できないようにすれば、制御回
路に対し容易に不正を加えることが防止できる。
【0032】図11は、先に述べたタッチ検出回路16
0の具体的な構成の一例を示す回路図である。図11を
参照して、タッチ検出回路160は、パルス発生回路
(発振回路)162と、フリップフロップ164と、ト
ランジスタ回路166と、電磁リレー168とを含んで
いる。タッチ板28はフリップフロップ164の入力側
に接続されている。また、電磁リレー168のオンによ
って、電気的駆動手段(上述の実施例では、モータ5
8,ブラシスモータ116,ロータリソレノイド,イン
ダクションモータ145等)が動作可能状態になる。
【0033】タッチ検出回路160の動作は、次のよう
になる。パルス発生回路162の出力電圧EO,フリッ
プフロップ164のセット端子Sへの入力電圧 VSお
よびリセット端子Rへの入力電圧VRならびにフリップ
フロップ164の出力電圧VOの電圧状態を考えてみ
る。
【0034】初めに、可変抵抗170を調整して VS<VR になるように設定する。すなわち、可変抵抗170の抵
抗値RSが抵抗172および174の直列接続の抵抗値
RRよりも大きくなるように設定する。
【0035】ここで、フリップフロップ164を構成す
るノアゲート176S,176Rは、たとえばC−MO
Sで構成されており、フリップフロップ164の入力側
から見たとき、それぞれ静電容量CSおよびCRと考え
ることができる。そこで、今、パルス発生回路162か
らEOの電圧がフリップフロップ164に与えられたと
き、上記静電容量が充電される時定数を、それぞれτS
およびτRとすれば、 τS=RSCS τR=RRCR となる。ここで、CS=CRとすれば、 τS>τR ( RS>RR) である。
【0036】よって、時定数を考慮して、EO,VS,
VRの関係を図示すると、図12のようになる。より詳
しく言えば、パルス発生回路162から電圧EOが与え
られると、フリップフロップ164のリセット端子Rが
ハイレベルになる。続いて所定時間遅れて(この所定時
間の遅れは時定数の違いから生じる)セット端子Sがハ
イレベルになる。そして、電圧EOがなくなれば、セッ
ト端子Sおよびリセット端子Rの電圧レベルは所定の時
定数で立下がる。なお、図12において、VTHはフリ
ップフロップ164の入力端子のしきい値レベルを表わ
す。
【0037】次に、タッチ板28に手を触れた場合を考
える。このとき、フリップフロップ164の入力側、す
なわちパルス発生回路162の出力端子側から見ると、
抵抗172と174との接続点Pにノアゲート176R
に並列にコンデンサ178が接続されたものと考えるこ
とができる。したがって、コンデンサと考えたノアゲー
ト176Rを充電するための時定数τRは、コンデンサ
178を充電する分だけ遅れて、τR′となる。このと
き、τR′>τSになるようにコンデンサ178の値を
選べば、リセット端子Rの電圧波形は、図12に点線で
示すように、その立上がりがVSよりも遅れる。
【0038】図13は、パルス発生回路162から出力
される出力電圧EO,フリップフロップ164のセット
端子電圧VS,リセット端子電圧VRおよび出力端子電
圧VOの経時的変化関係を示すタイミング図である。主
として図13を参照して、(I)タッチ板28に遊技者
の手が触れていない場合、(II)タッチ板28に遊技
者の手が触れている場合について、それぞれ場合を分け
てフリップフロップ164の出力電圧レベルがいかに変
化し、その変化によりトランジスタ回路166がどう動
作するかを説明する。
【0039】(I) タッチ電極に遊技者の手が触れて
いない場合 パルス発生回路162から出力されるパルス電圧が、
(A)のように一定の間隔で変化すると、フリップフロ
ップ164のセット端子Sの電圧は、(B)で示すよう
に変化する。すなわち、セット端子の電圧は、パルス電
圧EOの立上がりに応答して時定数τSで立上がり、時
刻t2でしきい値VTHを越える。このようにしきい値
VTHを越えたとき、フリップフロップ164のセット
端子Sはハイレベルとなる。また、電圧EOの立下がり
に応答して、VSは時定数τSで立下がる。
【0040】同様にして、リセット端子Sの電圧は
(C)のように変化する。上述のセット端子の電圧VS
と異なるのは、その立上がりおよび立下がりの時定数τ
Rが異なることだけである。よって、リセット端子Rの
電圧は、時刻t1でハイレベルとなる。上述のようなタ
イミングでセット端子Sの電圧VSおよびリセット端子
Rの電圧VRが変化すると、フリップフロップ164の
出力VOは(D)で示すように変化する。すなわち、出
力電圧VOは時刻t1で立上がり、時刻t2で立下が
る、パルス幅の極めて狭いパルス電圧となる。このパル
ス電圧がトランジスタ回路166に与えられた場合、該
電圧はスイッチングトランジスタ180のベースに並列
に設けられたC−R回路182によって吸収され、スイ
ッチングトランジスタ180はオンしない。よって、電
磁リレー168に電流が流れず、電気的駆動手段は動作
不可能である。
【0041】(II) タッチ板28に手を触れている
場合 この場合、(B′)で示すように、セット端子Sの電圧
変化は、タッチ電極に手を触れていない場合と同様であ
るが、リセット端子Rの電圧状態が異なる。すなわち、
(C′)に示すように、リセット端子Sの電圧は、パル
ス電圧EOの立上がりとともに立上がるが、その時定数
はτR′と大きくなり、緩やかに立上がる。よって、フ
リップフロップ164はまずそのセット端子Sがハイレ
ベルになり、続いてリセット端子Rがハイレベルにな
る。このような順序でセット端子Sおよびリセット端子
Rが変化すれば、フリップフロップ164の出力レベル
は、(D′)で表わすように変化する。すなわち、フリ
ップフロップ164の出力電圧は、セット端子Sの立下
がりに応答して立上がり、そのセット端子Sの立上がり
に応答して立下がるパルス幅の比較的広いパルス電圧と
なる。このパルス電圧は、トランジスタ回路166のC
−R回路182で吸収できず、スイッチングトランジス
タ180のベースに電圧が印加されて、スイッチングト
ランジスタ180がオンする。よって、電磁リレー16
8が働き、電気的駆動手段が駆動可能になる。
【0042】以上のように動作するタッチ検出回路16
0を、打球間隔制御回路とともに、電気的駆動手段を収
納するケーシング内部に収めるようにすれば、タッチ検
出回路160に対して容易に不正を加えることが困難に
なり、不正防止が図れる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、周波数発振手段から発
振された周波数信号に応じて電流の供給態様を切換えて
ステッピングモータの回転速度が制御されるために、ス
テッピングモータの回転速度はその周波数発振手段の発
振周波数周期に依存することとなり、外部から供給され
る商用交流電流の周波数に拘らず打球発射装置用のステ
ッピングモータの回転速度を所望の速度に制御すること
ができ、異なる商用交流電源周波数圏で共通使用できる
汎用性の高い弾球遊技機を提供し得るに至った。
【0044】しかも打球発射装置用のモータとしてステ
ッピングモータを用いているために、たとえばシンクロ
ナスモータ等に比べて回転し始めの応答性に優れ、早期
に所望の速度に達するという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を、遊技機の正面側から見
た分解斜視図である
【図2】操作ハンドル部および打球機構の構成を表わす
図である。
【図3】遊技機の背面側から見たこの発明の一実施例の
斜視図である。
【図4】この発明の一実施例に用いられるモータ58の
側面断面図である。
【図5】上記モータ58の分解斜視図である。
【図6】打球間隔制御回路106の構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図7】この発明の一実施例に電気的駆動手段として用
いることのできるブラシレスモータの構成を説明するた
めの図である。
【図8】ブラシレスモータを駆動させるための制御回路
の構成ブロック図である。
【図9】この発明の他の実施例のロータリソレノイドを
含む電動式打球機構の構成を説明するための図である。
【図10】電気的駆動手段にインダクションモータを使
用する際の制御回路の構成を示すブロック図である。
【図11】タッチ検出回路160の具体的構成例を示す
回路図である。
【図12】タッチ検出回路160における各ノードの電
圧状態を示す波形図である。
【図13】図11のタッチ検出回路の各ノードの電圧状
態を示すタイミング図である。
【符号の説明】
図において、14は打球機構、16は操作ハンドル部、
26は操作レバー、28はタッチ板、58はモータ、6
0は駆動羽根、70はケーシング本体、98は前面カバ
ー、102は裏カバー、104は打球間隔制御回路基
板、106は打球間隔制御回路、108は電流変換手段
の一例の整流器、110は切換制御手段の一例の分配
器、112は駆動手段の一例の駆動回路、114は周波
数発振手段の一例の設定周波数発振器、116はブラシ
レスモータ、128は整流論理部、130は駆動回路
部、144は打球間隔制御回路、146は発振器、16
0はタッチ検出回路を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者の打球操作に従って打玉を遊技領
    域に打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機であって、 打玉を発射する打球発射装置用のステッピングモータ
    と、商用交流電流を直流電流に変換する電流変換手段
    と、 前記ステッピングモータの駆動回転速度の基準となる所
    定の周波数信号を発振する周波数発振手段と、 前記電流変換手段により変換した直流電流をモータ駆動
    用電流として前記ステッピングモータに供給する駆動手
    段と、 前記周波数発振手段から発振された周波数信号に応じて
    前記駆動手段による電流の供給態様を切換えて前記ステ
    ッピングモータの回転速度を制御する切換制御手段とを
    含むことを特徴とする、弾球遊技機。
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