JP2539195B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2539195B2
JP2539195B2 JP61033621A JP3362186A JP2539195B2 JP 2539195 B2 JP2539195 B2 JP 2539195B2 JP 61033621 A JP61033621 A JP 61033621A JP 3362186 A JP3362186 A JP 3362186A JP 2539195 B2 JP2539195 B2 JP 2539195B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機等で代表さ
れる弾球遊技機に関し、詳しくは、遊技者の打球操作に
従って打玉を遊技領域に打込んで遊技が行なわれる弾球
遊技機に関する。
[従来の技術] この種の弾球遊技機において、従来から一般的に知ら
れているものに、たとえば、電気的駆動源と、その電気
的駆動源の駆動力により打玉を間欠的に打球発射可能な
打球機構とが設けられ、その打球機構によって発射され
た打玉が遊技領域に打込まれるように構成されたものが
あった。
[発明が解決しようとする課題] 一方、前記打球機構による打玉の打球発射間隔は、遊
技者が健全に遊技を楽しめる範囲内になるように予め規
定されている。すなわち、単位時間あたり打球発射でき
る打玉数が一定個数範囲内(たとえば1分間あたり100
個以内)と予め決められていた。そこで、前記打球機構
による打玉の打球発射間隔を所望の間隔に維持できるよ
うに打球間隔制御回路を設けることが考えられる。
また、従来の弾球遊技機においては、たとえば遊技者
が触れる等して遊技者を感知するセンサ部が遊技者を感
知していることをセンサ検出回路により検出し、その検
出出力に基づいて前記電気的駆動手段を動作可能な状態
にし、遊技者がセンサ部に感知されることなく打玉を弾
発発射させて1人の遊技者が複数台の弾球遊技機を占有
してしまう不都合を防止できるように構成されていた。
しかし、この種の従来の弾球遊技機においては、前記
打球間隔制御回路と前記センサ検出回路とを弾球遊技機
に設けなければならず、弾球遊技機への組み付け作業が
煩雑となる欠点を有していた。
一方、一部の遊技場では、ギャンブル性を高め客の回
転率を高めるために、打球間隔を前記所望の打球間隔の
範囲を逸脱して短く改変するべく前記打球間隔制御回路
に改造を施すという不正が行なわれる場合があった。ま
た前記センサ検出回路を不正に改造して1人の遊技者が
複数台の弾球遊技機を占有できるようにするという不正
行為が行なわれるおそれがあった。
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、
その目的は、打球間隔制御回路とセンサ検出回路との打
球遊技機への組み付け作業の煩雑化を防止するととも
に、打球間隔制御回路やセンサ検出回路への不正改造が
行ないにくい弾球遊技機を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、遊技者の打球操作に従って打玉を遊技領域
に打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機であって、 打玉を間欠的に打球発射可能な打球機構と、 該打球機構を駆動するための電気的駆動手段と、 前記打球機構による打玉の打球発射間隔を制御するた
めの打球間隔制御回路と、 遊技者を感知するセンサ部と、 該センサ部が遊技者を感知していることを検出して前
記電気的駆動手段を駆動可能状態にするセンサ検出回路
とを含み、 前記打球間隔制御回路および前記センサ検出回路が同
一の回路基板に設けられた状態で、前記電気的駆動手段
を収納するケーシング内部に設けられたことを特徴とす
る。
[作用] 本発明によれば、電気的駆動手段の駆動力により打球
機構が駆動されて打玉が間欠的に遊技領域に弾発発射可
能となる。そして、打球間隔制御回路の働きにより、前
記打球機構による打玉の打球発射間隔が制御される。さ
らに、センサ部が遊技者を感知していることがセンサ検
出回路により検出され、その検出出力に基づいて前記電
気的駆動手段が動作可能状態となる。そして、前記打球
間隔制御回路とセンサ検出回路とが同一の回路基板に設
けられた状態で、前記電気的駆動手段を収納するケーシ
ング内部に設けられている。
[実施例] 以下には、図面を参照して、この発明の実施例につい
て詳細に説明をする。
第1図ないし第3図は、この発明の一実施例として
の、弾球遊技機の電動式打球装置の構成を説明するため
の図である。特に、第1図は、遊技機の正面側から見
た、電動式打球装置部分の分解斜視図である。第2図
は、操作ハンドル部および打球機構の構成を表わす図で
ある。さらに、第3図は、遊技機の背面側から見た電動
式打球装置の斜視図である。
まず、第1図を主として参照して、弾球遊技機の前面
枠10の下枠右端には、所定の形状の孔12があけられてい
て、その孔12部分を中心に、前面枠10には、該枠10の背
面側(第1図において向う側)から打球機構14が取付け
られている。また、前面枠10の正面側には、上記打球機
構14に対応して、操作ハンドル部16が取付けられ、上述
した前面枠10に形成された孔12を介して両者は結合され
ている。なお、前面枠10の下枠辺には、前面飾り板18や
余剰玉受皿20等の必要な部材が取付けられている。
次に、第2図を主として参照して、操作ハンドル部16
は、ハンドルカバー22と、ハンドルカバー22の表面側に
取付けられた握持部24とを含む。握持部24には操作レバ
ー26が回動自在に取付けられている。また、握持部24の
外周面の一部、たとえば操作レバー26に隣接する手前側
(第2図において右側)表面にはセンサ部の一例のタッ
チ板28が設けられている。操作レバー26の回動中心軸は
ハンドルカバー22を貫いており、ハンドルカバー22の裏
面側に突出する軸先端には半円形の扇形リンク30が取付
けられている。扇形リンク30は操作レバー26の回動に伴
なって回動し、ハンドルカバー22の裏面側に設けられた
回動検出スイッチ32をオン/オフするとともに、伝達ワ
イヤ34を介して伝達車36を回動する。伝達車36の回転軸
には図示しないばねが備えられており、伝達車36は伝達
ワイヤ34によって引張られて回動されていない場合に
は、所定の位置に戻るように付勢されている。したがっ
て、遊技者が操作レバー26を操作していない場合は、伝
達車36と伝達ワイヤ34および扇形リンク30を介して連結
された操作レバー26も、所定の位置に戻された状態にな
る。
なお、操作ハンドル部16には、さらに、ハンドルカバ
ー22の表面側に単発打ちボタン38(第1図参照)が設け
られ、それに対応してハンドルカバー22の裏面側には、
単発打ちボタン38の操作により切換わる単発打ち検出ス
イッチ40が設けられている。
伝達車36には打球機構14に含まれる打球力伝達部材42
が係合する。打球力伝達部材42は取付基板44に回動自在
に設けられており、伝達歯車46を含んでいる。この伝達
歯車46には扇形歯車48が噛合っている。扇型歯車48は取
付基板44に垂直にかつ回動自在に設けられた中心軸50に
対して回動自在に取付けられている。中心軸50の先端
(第2図において右端)には作動部材52が固着され、取
付基板44の裏面側に突出した中心軸50の後端には打球杆
54が固着されている。そして、中心軸50には、作動部材
52と歯車48とにそれぞれ各端が固定された打球力付勢ば
ね56が設けられている。打球力付勢ばね56は、一体的に
固定された中心軸50,作動部材52および打球杆54を矢印
A方向に付勢するためのばねである。打球力付勢ばね56
は、偏平の蔓巻ばねの一種であって、上述のように扇形
歯車48と作動部材52との間に、ねじられて取付けられて
おり、そのねじれを解消する方向、すなわち第2図にお
ける矢印A方向に常時付勢作用をしている。そして、操
作レバー26,扇形リンク30,伝達ワイヤ34,打球力伝達部
材36,打球力伝達部材42および伝達歯車46を介して力が
与えられ、扇形歯車48が矢印A方向と逆方向に回動さ
れ、打球力付勢ばね56の一端がひねられると、打球力付
勢ばね56のひねり復元力がより強いものとなる。よっ
て、扇形歯車48の回動状態に応じて、打球杆54が矢印A
方向に戻ろうとする力、すなわち打球杆54による打球強
さが変化し、パチンコ玉の発射速度を調整することがで
きる。
取付基板44には、さらに、その裏面側からモータ58が
取付けられている。そして、取付基板44の表面側に突出
する、電気的駆動手段の一例のモータ58によって回転さ
れる回転軸には駆動羽根60が取付けられている。駆動羽
根60は湾曲した3枚の羽根で構成されており、作動部材
52に設けられた係合ピン62と係合可能にされている。駆
動羽根60は左回り(第2図において左回り)に回転され
ることにより、係合ピン62と係合し、係合ピン62,作動
部材52,中心軸50および打球杆54という一連の固定的に
連結された部材を、中心軸50を中心に右方向に回動す
る。このため、打球杆54は、矢印Aと逆方向に揺動され
る。そして、駆動羽根60と係合ピン62との係合が解けた
とき、係合ピン62,作動部材52,中心軸50および打球杆54
からなる一連の部材は打球力付勢ばね56の復元力によっ
て元の方向に瞬間的に戻る。つまり、打球杆54は、矢印
A方向に瞬間的に移動し、第2図に示す状態に戻る。よ
って、反射レール64の玉発射位置66にあるパチンコ玉P
が打球され、発射レール64に沿って遊技盤の前面に形成
された遊技領域(図示せず)に発射される。
なお、第2図において68は、玉送り用の摺動部材であ
る。
次に、第3図を主として参照して、取付基板44の裏面
側から見ると、モータ58は、ケーシング70内に収納され
ている。そして、ケーシング70の背面(第3図において
右側面)には接続コネクタ72,74,76および78が設けら
れ、これら接続コネクタ72〜78に、外部からの必要な配
線等が結合された構成になっている。
第4図および第5図は、この発明の一実施例に用いら
れるモータ58の側面断面図および分解斜視図である。第
4図および第5図に示すモータ58は、ステッピングモー
タが取り上げられている。
第4図および第5図を参照して、モータ58は、回転軸
80を備えるモータ本体82と、ギヤボックス84を含んでい
る。ギヤボックス84内には、回転軸80によって回転され
る出力歯車86、出力歯車86と噛み合う第1伝達歯車88、
第1伝達歯車88と同一回転軸を有し、第1伝達歯車88に
固着された、第1伝達歯車88よりも歯数の少ない第2伝
達歯車90および第2伝達歯車90と噛み合う従動歯車92か
らなる歯車機構が収納されている。従動歯車92の回転軸
には出力軸94が結合され、該出力軸94にカラー96で回転
自在に保持され、前面カバー98から前方に突出してい
る。そして、出力軸94の先端には、後述したように、駆
動羽根60が嵌合される。
上記モータ本体82およびギヤボックス84は、ともに、
ケーシング本体70内に収められ、その後方は裏カバー10
2で塞がれている。
この実施例に係るモータ58の特徴は、ケーシング本体
70および前面カバー98,裏カバー102からなるケーシング
内部に、モータ本体82等とともに、打球間隔制御回路基
板104を収納したことである。そして、それにより、遊
技ホール等において、打球間隔制御回路基板104自体の
接続構造またはそれとモータ本体82との接続構造を容易
に改造したり変更したりすることができないようにした
ことである。
打球間隔制御回路基板104はケーシング内で安定して
保持されるように、裏カバー102には、打球間隔制御回
路基板104の後端辺を保持するための基板固定溝103が形
成されている。なお、ケーシング本体70内にも同様の溝
または基板104を支えるための突起等を形成することが
好ましい。
なお、回路基板の一例の打球間隔制御回路104には、
タッチ板28(第2図参照)に遊技者の手が触れているか
否かによりモータ本体82を動作可能状態にするか否かを
判別するセンサ検出回路の一例のタッチ検出回路160
(後に詳述する)が、打球間隔制御回路106と共に備え
られていてもよい。
第6図は、打球間隔制御回路基板104に備えられてい
る打球間隔制御回路106の構成の一例を示すブロック図
である。
第6図を参照して、商用AC電源は、接続コネクタ76
(第3図参照)から打球間隔制御回路106の整流器108に
与えられる。そして、整流器108でAC電源はDC電源に変
換され、分配器110および駆動回路112へ与えられる。分
配器110には設定周波数発振器114から、たとえば277.2H
zの基準信号が与えられている。設定周波数発振器114
は、具体的には、たとえばRC発振器や水晶発振器等で構
成することができる。また、基準信号の周波数を所定の
周波数とするために、分周回路を含むものでもよい。分
配器110は、設定周波数発振器114からの基準信号に基づ
いて予め定められている駆動順序信号を駆動回路112に
与える。駆動回路112は、分配器110の指定に従って電力
をオン/オフし、ステッピングモータ本体82を駆動させ
る。なお、駆動回路112には、ステッピングモータ本体8
2のインダクタンスエネルギを回収する回路が含まれて
いる。ステッピングモータ本体82は、たとえば4相ユニ
ポーラ駆動方式のモータで、設定周波数発振器114から
分配器110に1パルス入力があると7.5°回転する構成に
なっている。したがって、ステッピングモータ本体82
は、この実施例では346.5rpmで回転される。そして、そ
の出力は、上述した歯車機構で減速され、出力軸94(第
4図,第5図参照)が99rpmで回転するように、減速ギ
ヤ比が1:3.5に選ばれている。なお、第6図では、歯車
機構の構成は略して描かれている。
上述の打球間隔制御回路106において、設定周波数発
振器114からの基準信号(出力周波数)を変更すれば、
ステッピングモータ本体82の回転速度が変化する。そこ
で、この実施例では、設定周波数発振器114を容易に改
変できないように、打球間隔制御回路106を含む基板104
を、前述したようにモータ本体82とともにケーシング本
体70内に収納した構成にしている。
第7図および第8図は、電気式打球装置の電気的駆動
手段にブラシレスモータを用いる場合の説明図である。
第7図は、電気的駆動手段として用いることのできる
ブラシレスモータの構成を説明するための図である。第
7図において、ブラシレスモータ116のロータ118は、N
極とS極の永久磁石が回転軸を含む平面に対して貼り合
わされた2極構成になっている。ステータ120は3つの
磁極片122a,122b,122cを有し、各磁極片には界磁巻線L
a,Lb,Lcがそれぞれ巻かれている。また、磁極片122a,12
2b,122cの各間にはホール素子124a,124b,124cがそれぞ
れ設けられている。ホール素子124a,124b,124cは、ロー
タ118の発生している磁束を検出することによって、ロ
ータ118の回転位置(回転角度)を検出する働きをす
る。なお、図示のように、各磁極片122a,122b,122cは互
いに120°おきに、また、各ホール素子124a,124b,124c
も互いに120°おきに配置されている。そして、制御信
号Pa,Pb,Pcを順次変化させることにより、各励磁巻線L
a,Lb,Lcを所定の順序で交互に励磁し、回転磁界を生じ
させ、ロータ118を回転させるようになっている。この
際に、ホール素子124a,124b,124cの信号は次のように利
用される。すなわち、信号Paは、ロータ118の回転位置
が、ホール素子124aの信号が負から正に変化する位置
(ロータ118のS極からN極に変わる継目がちょうどホ
ール素子124aに対向する位置)からホール素子124bの信
号が負から正に変化する位置まで与えられ、その間励磁
巻線Laが励磁される。また、信号Paは、ステータ118の
位置に基づいて、ホール素子124bの信号が負から正に変
化するときからホール素子124cが負から正に変化する位
置まで与えられる。さらに、励磁巻線Lcはホール素子12
4cの信号が負から正に変化する位置からホール素子124a
の信号が負から正に変化する位置まで励磁される。そし
てこれが繰返されることにより、ステータ120に生じる
回転磁界に伴ってロータ118が追従して回転する。
第8図は、上述のようなブラシレスモータ116を駆動
させるための制御回路の構成ブロック図である。第8図
において、商用AC電源は整流器126に与えられてDC電源
に変換される。変換されたDC電源は、整流論理部128、
駆動回路部130および3つのホール素子124a,124b,124c
を含むロータ位置検出器124に与えられる。ロータ位置
検出器124は、前述したように、モータ116のロータ118
の回転角度を検出するものであり、その検出出力は整流
論理部128に当られる。整流論理部128では、ロータ位置
検出器124の出力をもとに所定の駆動方式に従った信号
を発生する。この信号が、前述した信号Pa,Pb,Pcであ
る。そして、駆動回路部130によって3つの励磁巻線La,
Lb,Lcが所定の順序で励磁され、ブラシレスモータ116が
回転される。
この場合、整流論理部128を調整することによりブラ
シレスモータ116の回転速度を変えることができるので
あるが、この実施例では、この整流論理部128をモータ1
16のケーシング内部に収納するようにしている。このた
め、整流論理部128を含む制御回路を容易に改変しにく
い。
第9図は、この発明の他の実施例で、ロータリソレノ
イドを含む電動式打球機構の構成を説明するための図で
ある。特に、第9図Aは正面図であり、第9図Bは側面
断面図である。
第9図A,Bを参照して、132は回動ロータ、134は出力
軸、136a,136b,138a,138bは偏向ヨーク、140はコイル、
143はケーシング、144は前面カバーである。コイル140
に与えられる電力は、打球間隔制御回路を備えた打球間
隔制御回路基板142を介してコイル140に与えられる構成
になっている。
図示のロータリソレノイド131は、電力が与えられな
い状態では、打球杆54の自重により、打球杆54がスター
ト位置A0になる位置に停止している。この状態からコイ
ル140に通電されると、コイル140によって矢印Φで示す
起磁力が生じる。その起磁力Φにより回動ロータ132に
回転力Fが与えられて、回動ロータ132、すなわち打球
杆54がD0の位置に回動したときに、予め設けられた停止
部材(図示せず)によって回動ロータ132が停止され、
回動ロータ132が安定する。
このようなロータリソレノイド131を電気的駆動手段
とするものにおいても、その制御回路142をロータリソ
レノイド131のケーシング143内に一体的に収納する構成
とすれば、制御回路142をケーシング143から取出すこと
が難しく、制御回路142に安易に変更等を加えることが
困難になり、不正防止が図れる。
第10図は、電気的駆動手段にインダクションモータ14
5を使用する際の制御回路の構成を示すブロック図であ
る。インダクションモータ145の制御回路は、次のよう
に構成することができる。基準発振器146からの出力がA
Cパワーアンプ148に与えられ、インダクションモータ14
5が回転駆動される。インダクションモータ145の回転位
置はタコメータ150の出力に基づいて検出される。そこ
で、タコメータ150の出力を波形整形回路152で整形し、
その信号と基準発振器146の出力信号とを位置または速
度比較器154で比較し、ACパワーアンプ148の出力を調整
することによりインダクションモータ145の回転を制御
することができる。このような制御回路を、インダクシ
ョンモータ145のケーシング内に収納し、外部から容易
に制御回路の構成を変更等できないようにすれば、制御
回路に対し容易に不正を加えることが防止できる。
第11図は、先に述べたタッチ検出回路160の具体的な
構成の一例を示す回路図である。第11図を参照して、タ
ッチ検出回路160は、パルス発生回路(発振回路)162
と、フリップフロップ164と、トランジスタ回路166と、
電磁リレー168とを含んでいる。タッチ板28はフリップ
フロップ164の入力側に接続されている。また、電磁リ
レー168のオンによって、電気的駆動手段(上述の実施
例では、モータ58,ブラシスモータ116,ロータリソレノ
イド,インダクションモータ145等)が動作可能状態に
なる。
タッチ検出回路162の動作は、次のようになる。
パルス発生回路162の出力電圧EO,フリップフロップ164
のセット先端Sへの入力電圧VSおよびリセット端子Rへ
の入力電圧VRならびにフリップフロップ164の出力電圧V
Oの電圧状態を考えてみる。
初めに、可変抵抗170を調整して VS<VR になるように設定する。すなわち、可変抵抗170の抵抗
値RSが抵抗172および174の直列接続の抵抗値RRよりも大
きくなるように設定する。
ここで、フリップフロップ164を構成するノアゲート1
76S,176Rは、たとえばC−MOSで構成されており、フリ
ップフロップ164の入力側から見たとき、それぞれ静電
容量CSおよびCRと考えることができる。そこで、今、パ
ルス発生回路162からEOの電圧がフリップフロップ164に
与えられたとき、上記静電容量が充電される時定数を、
それぞれτSおよびτRとすれば、 τS=RSCS τR=RRCR となる。ここで、CS=CRとすれば、 τS>τR(RS>RR) である。
よって、時定数を考慮して、EO,VS,VRの関係を図示
すると、第12図のようになる。より詳しく言えば、パル
ス発生回路162から電圧EOが与えられると、フリップフ
ロップ164のリセット端子Rがハイレベルになる。続い
て所定時間遅れて(この所定時間の遅れは時定数の違い
から生じる)セット端子Sがハイレベルになる。そし
て、電圧EOがなくなれば、セット端子Sおよびリセット
端子Rの電圧レベルは所定の時定数で立下がる。なお、
第12図において、VTHはフリップフロップ164の入力端子
のしきい値レベルを表わす。
次に、タッチ板28に手を触れた場合を考える。このと
き、フリップフロップ164の入力側、すなわちパルス発
生回路162の出力端子側から見ると、抵抗172と174との
接続点Pにノアゲート176Rに並列にコンデンサ178が接
続されたものと考えることができる。したがって、コン
デンサと考えたノアゲート176Rを充電するための時定数
τRは、コンデンサ178を充電する分だけ遅れて、τ
となる。このとき、τ′>τSになるようにコンデン
サ178の値を選べば、リセット端子Rの電圧波形は、第1
2図に点線で示すように、その立上がりがVSよりも遅れ
る。
第13図は、パルス発生回路162から出力される出力電
圧EO,フリップフロップ164のリセット端子電圧VS,リ
セット端子電圧VRおよび出力端子電圧VOの経時的変化関
係を示すタイミング図である。主として第13図を参照し
て、(I)タッチ板28に遊技者の手が触れていない場
合、(II)タッチ板28に遊技者の手が触れている場合に
ついて、それぞれ場合を分けてフリップフロップ164の
出力電圧レベルがいかに変化し、その変化によりトラン
ジスタ回路166がどう動作するかを説明する。
(I)タッチ電極に遊技者の手が触れていない場合 パルス発生回路162から出力されるパルス電圧が、
(A)のように一定の間隔で変化すると、フリップフロ
ップ164のリセット端子Sの電圧は、(B)で示すよう
に変化する。すなわち、セット端子の電圧は、パルス電
圧EOの立上がりに応答して時定数τSで立上がり、時刻t
2でしきい値VTHを越える。このようにしきい値VTHを越
えたとき、フリップフロップ164のセット端子Sはハイ
レベルとなる。また、電圧EOの立下がりに応答して、VS
は時定数τSで立下がる。
同様にして、リセット端子Sの電圧は(C)のように
変化する。上述のセット端子の電圧VSと異なるのは、そ
の立上がりおよび立下がりの時定数τRが異なることだ
けである。よって、リセット端子Rの電圧は、時刻t1
ハイレベルとなる。上述のようなタイミングでセット端
子Sの電圧VSおよびリセット端子Rの電圧VRが変化する
と、フリップフロップ164の出力VOは(D)で示すよう
に変化する。すなわち、出力電圧VOは時刻t1で立上が
り、時刻t2で立下がる、パルス幅の極めて狭いパルス電
圧となる。このパルス電圧がトランジスタ回路166に与
えられた場合、該電圧はスイッチングトランジスタ180
のベースに並列に設けられたC−R回路182によって吸
収され、スイッチングトランジスタ180はオンしない。
よって、電磁リレー168に電流が流れず、電気的駆動手
段は動作不可能である。
(II)タッチ板28に手を触れている場合 この場合、(B′)で示すように、セット端子Sの電
圧変化は、タッチ電極に手を触れていない場合と同様で
あるが、リセット端子Rの電圧状態が異なる。すなわ
ち、(C′)に示すように、リセット端子Sの電圧は、
パルス電圧EOの立上がりとともに立上がるが、その時定
数はτ′と大きくなり、緩やかに立上がる。よって、
フリップフロップ164はまずそのセット端子Sがハイレ
ベルになり、続いてリセット端子Rがハイレベルにな
る。このような順序でセット端子Sおよびリセット端子
Rが変化すれば、フリップフロップ164の出力レベル
は、(D′)で表わすように変化する。すなわち、フリ
ップフロップ164の出力電圧は、セット端子Sの立下が
りに応答して立上がり、そのセット端子Sの立上がりに
応答して立下がるパルス幅の比較的広いパルス電圧とな
る。このパルス電圧は、トランジスタ回路166のC−R
回路182で吸収できず、スイッチングトランジスタ180の
ベースに電圧が印加されて、スイッチングトランジスタ
180がオンする。よって、電磁リレー168が働き、電気的
駆動手段が駆動可能になる。前記打球間隔制御回路106
または打球間隔制御回路基板142に備えられている打球
間隔制御回路により、前記打球機構による打玉の打球発
射間隔を制御するための打球間隔制御手段が構成されて
いる。この打球間隔制御手段は、前記電気的駆動手段を
収納するケーシング内部に設けてられている。
以上のように動作するタッチ検出回路160を、打球間
隔制御回路とともに、電気的駆動手段を収納するケーシ
ング内部に収めるようにすれば、タッチ検出回路160に
対して容易に不正を加えることが困難になり、不正防止
が図れる。
[発明の効果] 本発明によれば、打球間隔制御回路とセンサ検出回路
とが同一の回路基板に設けられているために、それぞれ
別々に設ける場合に比べて、弾球遊技機への組付け作業
が簡単になるという効果が奏される。また、打球間隔制
御回路とセンサ検出回路とが設けられている回路基板
が、電気的駆動手段を収納するケーシング内部に設けら
れているために、一見しただけでは打球間隔制御回路と
センサ検出回路との存在を確認しにくく、打球間隔制御
回路やセンサ検出回路への不正な改造,改変が行なわれ
にくい。しかも、この打球間隔制御回路とセンサ検出回
路とが同一の回路基板に設けられているために、それら
両回路がそれぞれ別の場所に分離して設けられている場
合に比べて、前記両回路が設けられている前記回路基板
を一見しただけでは打球間隔制御回路とセンサ検出回路
との区別がつきにくく、打球間隔制御回路部分あるいは
センサ検出回路部分を見つけ出して不正な改造、改変を
行なうことが困難となり、不正改造、不正改変をより一
層効果的に防止できる。すなわち、打球間隔制御回路と
センサ検出回路とがたとえば別々の回路基板に設けられ
ている場合には、打球間隔制御回路とセンサ検出回路と
を区別するに際し、両回路の回路構成の相違からの区別
ばかりでなく、両回路が設けられている回路基板自体が
別々であることを手掛かりとした区別も可能となる。こ
のように、回路基板自体が別々である場合には、少なく
とも、一方の回路基板には打球間隔制御回路が設けられ
ており、他方の回路基板にはセンサ検出回路が設けられ
ていることとなり、両回路を区別する際に利用可能な情
報量がその分増える。ところが、本発明の場合には、打
球間隔制御回路とセンサ検出回路とが同一の回路基板に
設けられているために、回路基板がそれぞれ別であるこ
とを手掛かりとした区別ができなくなり、その分区別す
るための情報量が減少する。その結果、打球間隔制御回
路とセンサ検出回路とがそれぞれ別の場所に分離して設
けられている場合に比べて、両回路の区別がつきにくく
なり、前述した効果が奏されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を、遊技機の正面側から
見た分解斜視図である。 第2図は、操作ハンドル部および打球機構の構成を表わ
す図である。 第3図は、遊技機の背面側から見たこの発明の一実施例
の斜視図である。 第4図は、この発明の一実施例に用いられるモータ58の
側面断面図である。 第5図は、上記モータ58の分解斜視図である。 第6図は、打球間隔制御回路106の構成の一例を示すブ
ロック図である。 第7図は、この発明の一実施例に電気的駆動手段として
用いることのできるブラシレスモータの構成を説明する
ための図である。 第8図は、ブラシレスモータを駆動させるための制御回
路の構成ブロック図である。 第9図は、この発明の他の実施例のロータリソレノイド
を含む電動式打球機構の構成を説明するための図であ
る。 第10図は、電気的駆動手段にインダクションモータを使
用する際の制御回路の構成を示すブロック図である。 第11図は、タッチ検出回路160の具体的構成例を示す回
路図である。 第12図は、タッチ検出回路160における各ノードの電圧
状態を示す波形図である。 第13図は、第11図のタッチ検出回路の各ノードの電圧状
態を示すタイミング図である。 図において、14は打球機構、16は操作ハンドル部、26は
操作レバー、28はタッチ板、58はモータ、60は駆動羽
根、70はケーシング本体、98は前面カバー、102は裏カ
バー、104は打球間隔制御回路基板、106は打球間隔制御
回路、108は整流器、110は分配器、112は駆動回路、114
は設定周波数発振器、116はブラシレスモータ、128は整
流論理部、130は駆動回路部、142は打球間隔制御回路基
板、146は発振器、160はタッチ検出回路を示す。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技者の打球操作に従って打玉を遊技領域
    に打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機であって、 打玉を間欠的に打球発射可能な打球機構と、 該打球機構を駆動するための電気的駆動手段と、 前記打球機構による打玉の打球発射間隔を制御するため
    の打球間隔制御回路と、 遊技者を感知するセンサ部と、 該センサ部が遊技者を感知していることを検出して前記
    電気的駆動手段を駆動可能状態にするセンサ検出回路と
    を含み、 前記打球間隔制御回路および前記センサ検出回路が同一
    の回路基板に設けられた状態で、前記電気的駆動手段を
    収納するケーシング内部に設けられたことを特徴とす
    る、弾球遊技機。
  2. 【請求項2】前記電気的駆動手段は、ステッピングモー
    タであり、 前記打球間隔制御回路は、所定の設定周波数を出力する
    設定周波数発振器であることを特徴とする、特許請求の
    範囲第1項記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】前記電気的駆動手段は、ブラシレスモータ
    であり、 前記打球間隔制御回路は、 整流論理部と、 ロータ位置検出器と、 駆動回路部とを含むことを特徴とする、特許請求の範囲
    第1項記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】前記電気的駆動手段は、ロータリソレノイ
    ドであり、 前記打球間隔制御回路は、パルス発生器であることを特
    徴とする、特許請求の範囲第1項記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】前記電気的駆動手段は、インダクションモ
    ータであり、 前記打球間隔制御回路は、 基準信号発生器と、 前記電気的駆動手段の駆動状態を検出する駆動状態検出
    手段と、 前記基準信号発生器の出力と前記駆動状態検出手段の出
    力とを比較する打球間隔比較手段とを含むことを特徴と
    する、特許請求の範囲第1項記載の弾球遊技機。
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