JPH07163232A - 脱穀装置の二番還元装置 - Google Patents

脱穀装置の二番還元装置

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JPH07163232A
JPH07163232A JP22752194A JP22752194A JPH07163232A JP H07163232 A JPH07163232 A JP H07163232A JP 22752194 A JP22752194 A JP 22752194A JP 22752194 A JP22752194 A JP 22752194A JP H07163232 A JPH07163232 A JP H07163232A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】二番還元のための構成を有効利用して、二番物
を良好にかつ十分に単粒化して選別部に還元できる装置
を小型化して提供することにある。 【構成】筒状のコンベアケース29内に螺旋スクリュー
23aを内装して構成されたスクリューコンベア23
を、二番物回収部19から選別部Cにわたって配設し
て、回収した二番物を選別部Cへ還元するように構成し
た脱穀装置において、前記スクリューコンベア23の搬
送終端部の二番還元口25近くに、コンベアケース29
に固定された受け刃30と、螺旋スクリュー23aと一
体に回動する撹拌部材24とで構成された二番処理部3
1を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回収した二番物を選別
部へ還元する経路中に、二番物打ち出し用の羽根を設け
てある脱穀装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような脱穀装置としては、実開昭59
-136931 号公報に開示されているように、二番物回収部
に内装された二番スクリューの終端に打ち出し用として
スロワー羽根を設け、スロワー羽根を内装するスロワー
ケースの上端を選別部上方に形成された二番還元口に連
通したものがある。この脱穀装置では、二番スクリュー
でスロワーケース内に搬送されてきた二番物に、スロワ
ー羽根によって打撃を与えて単粒化しながら上方へ打ち
出し、上端の二番還元口から選別部へ還元するようにし
てあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、脱穀処理物の
量が多かったり、湿っていたり、或いは難脱粒品種であ
ったりすると、スロワー羽根による打撃だけでは余り効
果的に単粒化することができなかった。本発明は、この
ような実情に鑑み、脱穀作業の条件や品種に拘わらず、
二番物を十分に単粒化して選別部に還元できるようにす
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、前記羽
根を内装するケースの周壁にスリットを内外貫通状態で
形成し、このスリットに外部から受刃を差込んで固定可
能に構成してある点にあり、その作用・効果は次の通り
である。
【0005】
【作用】つまり、脱穀処理物の量が多かったり、湿って
いたり、難脱粒品種のように条件の悪い場合には、ケー
ス周壁に形成されたスリットに受刃を差込んで固定し、
二番物に十分な解し作用及び単粒化作用を与えるのであ
る。また、脱穀処理物が大豆のように脱穀及び損傷し易
く、かつ、土の付着した株元を刈取るものの場合には、
受刃を取り外して従来と同じように打ち出し用の羽根に
よってのみ単粒化すると共に、受刃を取り外した後のス
リットはそのままにして、塵や土の放出孔として利用す
る。
【0006】
【発明の効果】その結果、脱穀処理物の量や乾湿或いは
品種に応じて受刃による作用を適当に与えられるため、
二番物の損傷を招くことなく単粒化することができ、再
脱穀能力の高いものとなった。
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4に、刈取前処理部A、脱穀部B、選別部C及
び回収部Dを備えた全稈投入型コンバインが示されてい
る。前記刈取前処理部Aは、植立穀稈を引き起こしなが
ら機体後方に掻き込むリール1、掻き込まれた穀稈を刈
り取る刈取装置2、刈取穀稈を刈幅中間に搬送して寄せ
集めるオーガ3、その刈取国家を持上げ搬送経路Rを通
して後方上方に搬送する2個の回転胴4A,4Bを備え
て構成してある。前記回転胴4A,4Bは、外筒部に突
起を有したドラム形で左右横軸芯周りで図上反時計回り
に回転する。従って、前記オーガ3によって寄せ集めら
れた刈取穀稈は、前部の回転胴4Aの突起で持上げ搬送
経路R上に掻き上げられ、該回転胴4Aの下側を通って
後部の回転胴4Bに送られる。後部の回転胴4Bの下側
部分には受歯7aを有した前部受網7が配備してあり、
前部の回転胴4Aから送られてきた刈取穀稈に突起と受
歯7aとの共働で予備的な扱き処理を加えた後、扱室5
へ投入する。前記脱穀部Bは、機体上部に形成された扱
室5の前後に亘って扱胴6を軸架すると共に扱胴6の下
側に受網9を配備して構成してある。前記扱胴6は、外
筒部に螺旋状の扱歯8を有し、前下り傾斜した前後方向
軸芯P周りで回転する軸流型である。この扱胴6に扱き
処理された処理物は、受網9を漏下して選別部Bに落下
する。一方、受網9上に残った非漏下物は、扱歯8と受
歯9aによって継続的な扱き処理を受けながら後方へ送
られていく。尚、扱室5の前部上方の空間を利用して運
転席10を設けてあり、刈取作業を真近に見下ろしなが
ら運転できるようになってい。前記選別部Cは、受網9
から漏下してきた漏下物を単粒化した籾である一番物
と、枝付き籾を多く含む二番物と、ワラ屑とに選別する
ものであり、一対の揺動選別板間に亘って上下二段のチ
ャフシーブ12,13、及びグレンシーブ14を配備し
て一体揺動可能にすると共に、それらの前方下方に選別
風を送る唐箕15を設けて構成してある。前記上端のチ
ャフシーブ12の前部にはグレンパン16を、又、下段
のチャフシーブ13の後部にはストローウォーカ17を
連設してある。前記回収部Dは、選別部Cの下方に配置
してあり、選別部Cから落下してきた一番物を回収し、
一番スクリュウー18aによって横一側に搬送する一番
物回収部18と、二番物を回収し、二番スクリュー19
によって横一側に搬送する二番物回収部19とからな
る。一番物回収部18の搬送終端には揚穀装置20が接
続してあり、搬送されてきた一番物を穀粒タンクTへ送
るようにしてある。また、二番スクリュー19aの終端
には、打ち出し用の羽根としてスロワー羽根21を連接
してあり、搬送されてきた二番物を選別部Cへ還元する
ようにしてある。詳述すると、図1に示すように、前記
スロワー羽根21を内装するスロワーケース22に還元
スクリューコンベア23を連設し、この還元スクリュー
コンベア23に内装された還元スクリュー23aの上端
に放出羽根24を設けてあり、スロワー羽根21によっ
てスロワーケース22から打ち出された二番物を還元ス
クリュー23aによって揚送した後、放出羽根24によ
って二番還元口25から選別部C上へ放出するようにし
てある。前記スロワーケース22の周壁には、下部と後
部の2箇所にそれぞれ4本のスリット22aを周方向に
沿った向きに且つ並列に形成してある。更に、スリット
22aが形成された周壁の外面には、同一形状のスリッ
ト26aが形成された取付台26を固定してあり、この
取付台26に4枚の三角形の受刃27が並設された基板
28をボルト締めし、図2に示すように受刃27を取付
台26とスロワーケース22のスリット26a,22a
に差込めるようにしてある。この受刃27は、スロワー
ケース22内に搬送されてきた二番物を解し、スロワー
羽根21が二番物に与える打撃をより効果的にするもの
であり、脱穀処理物が難脱粒品種であるような場合に使
用される。脱穀処理物が大豆のように脱粒容易なものに
おいては、図3に示すように基板28を裏にして受刃2
7が外向きになるようにボルト締めし、開放されたスロ
ワーケース22のスリット22aを塵や土の放出口とす
る。また、前記放出羽根24を囲うケース29の周壁に
も4本のスリット29aを形成してあり、スロワーケー
ス22と同様に受刃30を差し込んでボルト締め固定し
てある。そして、揚送されてきた二番物を更に解し、放
出羽根24が二番物に与える打撃をより効果的にしてい
る。これらの受刃30は、脱穀処理物が脱粒容易なもの
においてはスロワーケース22の受刃27と同様に外向
けにして固定しておく。因みに、このケース29のスリ
ット29aとスロワーケース22のスリット22aは、
蓋体で塞いでおくことも可能である。
【0007】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】還元経路の縦断側面図
【図2】ケースの縦断側面図
【図3】同斜視図
【図4】全稈投入型コンバインの全体縦断側面図
【符号の説明】
21 羽根 22 ケース 22a スリット 27 受刃 C 選別部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 脱穀装置の二番還元装置
【特許請求の範囲】 筒状のコンベアケース(29)内に螺旋スクリュー(2
3a)を内装して構成されたスクリューコンベア(2
3)を、二番物回収部(19)から選別部(C)にわた
って配設して、回収した二番物を選別部(C)へ還元す
るように構成した脱穀装置の二番還元装置であって、 前記スクリューコンベア(23)の搬送終端部の二番還
元口(25)近傍に、コンベアケース(29)側に固定
された受歯(30)と、螺旋スクリュー(23a)と一
体に回動する処理歯(24)とで構成された二番物処理
部(31)を設けてある脱穀装置の二番還元装置
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穂切れ、小枝梗類を含
む二番物を再処理した上で還元するように構成した脱穀
装置の二番還元装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような脱穀装置の二番還元装置とし
ては、実開昭59-136931 号公報に開示されているよう
に、二番物回収部に内装された二番スクリューの終端に
打ち出し用としてスロワー羽根を設け、スロワー羽根を
内装するスロワーケースの上端を選別部上方に形成され
た二番還元口に連通したものがある。この脱穀装置の二
番還元装置では、二番スクリューでスロワーケース内に
搬送されてきた二番物に、スロワー羽根の回転によって
打撃を与えて単粒化しながら上方へ打ち出し、上端の二
番還元口から選別部へ還元するようにしてあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造のもので
は、脱穀処理物の量が多かったり、湿っていたり、或い
は難脱粒品種であったりすると、スロワー羽根による打
撃だけでは余り効果的に単粒化することができず、処理
機能が不十分であった。そして濡れた作物を脱穀する場
合には充分な放擲揚送が行われにくくなって処理物の詰
まりを生じ易いものであった。また、スロワー羽根によ
る脱粒処理能力や揚送能力を上げるために羽根回転速度
を増すと、羽根の打撃で穀粒が損傷するなどの不都合が
あって、スロワー羽根の回転をむやみにあげることはで
きない。本発明の目的は、このような実情に鑑み、穂切
れ、小枝梗類を含む二番物や濡れた作物の場合の二番物
を良好に再処理して還元することができる脱穀装置の二
番還元装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の技術手段は、筒状のコンベアケース内
に螺旋スクリューを内装して構成されたスクリューコン
ベアを、二番物回収部から選別部にわたって配設して、
回収した二番物を選別部へ還元するように構成した脱穀
装置の二番還元装置において、前記スクリューコンベア
の搬送終端部の二番還元口近傍に、コンベアケース側に
固定された受歯と、螺旋スクリューと一体に回動する処
理歯とで構成された二番物処理部を設けたことである。
【0005】
【作用】上記技術手段を採用したことによる作用は次の
通りである。 a.すなわち、二番物回収部から選別部への二番物の搬
送を、従来技術で示したようなスロワー装置で行うので
はなく、スクリューコンベアによって行うものであるか
ら、脱穀処理物の量が多かったり、湿っていても、より
確実な搬送作用を発揮させて二番物を順次二番物処理部
へ送り込むことができる。 b.そして、単粒化に関しては、スクリューコンベアの
搬送終端部に、受歯と処理歯とで構成される二番物処理
部が設けられたことにより、単なる羽根での打撃や打撃
途中の抵抗などに比べて、より確実な単粒化を促進でき
る。つまり、二番物はスクリューコンベアにより受歯と
処理歯へ順次送り込まれて二番物と接触し作用する受歯
と処理歯との相対的な運動による剪断を伴っての掻き回
し作用により、難脱粒品種のように条件の悪い場合に
も、穀粒自体の損傷少なく、より確実に単粒化すること
ができる。 c.しかも、前記二番物処理部がスクリューコンベヤの
搬送終端部で二番還元口近傍に設けられているものであ
るから、その二番物処理部を構成する処理歯をスクリュ
ーコンベアから選別部への二番物の送り出し手段として
も利用でき、単にスクリューコンベアの終端から押し出
すだけの構造のものに比べて、再処理後の二番物を選別
部へ確実に送り出すことができる。
【0006】
【発明の効果】上記技術手段を採用したことによる効果
は次の通りである。すなわち、前記a.及びb.の作用
から、脱穀処理物の量や乾湿の程度に拘らず、より確実
な送り作用を発揮するとともに、二番物は受け歯と処理
歯へ順次送り込まれ、処理歯と受歯との相対運動を利用
した二番処理により、二番物の損傷の少ない良好な単粒
化を行える利点がある。特に、濡れた処理物でもより確
実に二番物処理部へ送り込み、詰まりの発生を少なくし
て朝露や雨に濡れた作物の二番処理を良好に行うことが
できる。また、前記c.の作用から、二番物処理部とし
て用いるところの処理歯をスクリューコンベアから選別
部への送り出し手段としても活用することができ、簡単
な構造で二番還元から選別に至る処理をより良好に行い
易い利点がある。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4に、刈取前処理部A、脱穀部B、選別部C及
び回収部Dを備えた全稈投入型コンバインが示されてい
る。前記刈取前処理部Aは、植立穀稈を引き起こしなが
ら機体後方に掻き込むリール1、掻き込まれた穀稈を刈
り取る刈取装置2、刈取穀稈を刈幅中間に搬送して寄せ
集めるオーガ3、その刈取穀稈を持上げ搬送経路Rを通
して後方上方に搬送する2個の回転胴4A,4Bを備え
て構成してある。前記回転胴4A,4Bは、外筒部に突
起を有したドラム形で左右横軸芯周りで図上反時計回り
に回転する。従って、前記オーガ3によって寄せ集めら
れた刈取穀稈は、前部の回転胴4Aの突起で持上げ搬送
経路R上に掻き上げられ、該回転胴4Aの下側を通って
後部の回転胴4Bに送られる。後部の回転胴4Bの下側
部分には受歯7aを有した前部受網7が配備してあり、
前部の回転胴4Aから送られてきた刈取穀稈に突起と受
歯7aとの共働で予備的な扱き処理を加えた後、扱室5
へ投入する。
【0008】前記脱穀部Bは、機体上部に形成された扱
室5の前後に亘って扱胴6を軸架すると共に扱胴6の下
側に受網9を配備して構成してある。前記扱胴6は、外
筒部に螺旋状の扱歯8を有し、前下り傾斜した前後方向
軸芯P周りで回転する軸流型である。この扱胴6により
扱き処理された処理物は、受網9を漏下して選別部Bに
落下する。一方、受網9上に残った非漏下物は、扱歯8
と受歯9aによって継続的な扱き処理を受けながら後方
へ送られていく。尚、扱室5の前部上方の空間を利用し
て運転席10を設けてあり、刈取作業を真近に見下ろし
ながら運転できるようになっている。
【0009】前記選別部Cは、受網9から漏下してきた
漏下物を単粒化した籾である一番物と、穂切れ、枝付き
籾類を含む二番物と、ワラ屑とに選別するものであり、
一対の揺動選別板間に亘って上下二段のチャフシーブ1
2,13、及びグレンシーブ14を配備して一体揺動可
能にすると共に、それらの前方下方に選別風を送る唐箕
15を設けて構成してある。前記上端のチャフシーブ1
2の前部にはグレンパン16を、又、下段のチャフシー
ブ13の後部にはストローウォーカ17を連設してあ
る。
【0010】前記回収部Dは、選別部Cの下方に配置し
てあり、選別部Cから落下してきた一番物を回収し、一
番スクリュー18aによって横一側に搬送する一番物回
収部18と、二番物を回収し、二番スクリュー19aに
よって横一側に搬送する二番物回収部19とからなる。
一番物回収部18の搬送終端には揚穀装置20が接続し
てあり、搬送されてきた一番物を穀粒タンクTへ送るよ
うにしてある。また、二番スクリュー19aの終端に
は、二番スクリュー19aから二番還元用のスクリュー
コンベア23への受け渡し用の送り手段として回転羽根
21を連接してあり、二番物を前記二番スクリュー19
a、回転羽根21、スクリューコンベア23を介して選
別部Cへ還元するようにしてある。
【0011】前記二番物の還元構造について詳述する
と、図1に示すように、前記回転羽根21を内装する中
間ケース22に前記スクリューコンベア23を連設し、
このスクリューコンベア23に内装された螺旋スクリュ
ー23aの上端に処理歯24を設けてあり、回転羽根2
1によって中間ケース22から送り出された二番物を螺
旋スクリュー23aによって揚送した後、前記処理歯2
4によって二番還元口25から選別部C上へ放出し還元
するようにしてある。前記中間ケース22の周壁には、
下部と後部の2箇所にそれぞれ4本のスリット22aを
周方向に沿った向きに且つ並列に形成してある。更に、
スリット22aが形成された周壁の外面には、同一形状
のスリット26aが形成された取付台26を固定してあ
り、この取付台26に4枚の三角形の受歯27が並設さ
れた基板28をボルト締めし、図2に示すように受歯2
7を取付台26と中間ケース22のスリット26a,2
2aに差込めるようにしてある。この受歯27は、中間
ケース22内に搬送されてきた二番物を解し、スロワー
羽根21が二番物に与える打撃をより効果的にするもの
であり、脱穀処理物が難脱粒品種であるような場合に使
用される。脱穀処理物が大豆のように脱粒容易なものに
おいては、図3に示すように基板28を裏にして受歯2
7が外向きになるようにボルト締めし、開放された中間
ケース22のスリット22aを塵や土の放出口とする。
尚、脱穀装置とは脱穀部、選別部、回収部、二番物の還
元構造を総称したものである。
【0012】また、前記処理歯24を囲う筒状のコンベ
アケース29の周壁にも4本のスリット29aを形成し
てあり、中間ケース22と同様に受歯30を差し込んで
ボルト締め固定してある。そして、揚送されてきた二番
物を更に解し、処理歯24が二番物に与える打撃をより
効果的にしている。つまり、この処理歯24と前記受歯
30とで前記二番物処理部31が構成されているのであ
る。前記受歯30は、脱穀処理物が脱粒容易なものにお
いては中間ケース22の受歯27と同様に外向けにして
固定しておく。因みに、このケース29のスリット29
aと中間ケース22のスリット22aは、蓋体で塞いで
おくことも可能である。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】二番還元装置部分の縦断側面図
【図2】中間ケース部分の縦断側面図
【図3】中間ケース部分の一部切り欠き斜視図
【図4】全稈投入型コンバインの全体縦断側面図
【符号の説明】 19 二番物回収部 23 スクリューコンベア 23a 螺旋スクリュー 24 処理歯 25 二番還元口 29 コンベアケース 30 受歯 31 二番物処理部 C 選別部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 筒状のコンベアケース(29)内に螺旋スクリュー(2
    3a)を内装して構成されたスクリューコンベア(2
    3)を、二番物回収部(19)から選別部(C)にわた
    って配設して、回収した二番物を選別部(C)へ還元す
    るように構成した脱穀装置であって、前記スクリューコ
    ンベア(23)の搬送終端部の二番還元口(25)近く
    に、コンベアケース(29)に固定された受け刃(3
    0)と、螺旋スクリュー(23a)と一体に回動する撹
    拌部材(24)とで構成された二番処理部(31)を設
    けてある脱穀装置。
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