JP2002223627A - 汎用コンバイン - Google Patents

汎用コンバイン

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JP2002223627A
JP2002223627A JP2001025667A JP2001025667A JP2002223627A JP 2002223627 A JP2002223627 A JP 2002223627A JP 2001025667 A JP2001025667 A JP 2001025667A JP 2001025667 A JP2001025667 A JP 2001025667A JP 2002223627 A JP2002223627 A JP 2002223627A
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JP
Japan
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elevator
grain
conveyor type
tailings
cylinder
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JP2001025667A
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English (en)
Inventor
Masami Osaki
正美 大崎
Yoshimasa Matsuda
善正 松田
Koji Ito
孝司 伊藤
Hiroshi Kugimiya
釘宮  啓
Akira Sawamura
亮 澤村
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の1・2番揚穀装置は、スクリュ−コ
ンベアタイプのものが多く採用されている。この発明
は、穀物の揚穀装置として従来のスクリュ−コンベアに
代えて昇降機を利用するようにし、そして、1番物はバ
ケットコンベアタイプの昇降機で、2番物はフラットコ
ンベアタイプの昇降機によって揚穀作用を効率的に行な
わしめることにある。 【解決手段】 本発明は、扱胴15を内装軸架せる扱室
17の一側部に位置して該扱胴と平行な処理胴18を内
装軸架せる処理室19を構成して設け、該処理室19の
横側部には1番物を揚送してグレンタンク7内に取り出
すバケットコンベアタイプの1番昇降機25と2番物を
前記処理室19内に還元するフラットコンベアタイプの
2番昇降機32とを前後に配置して設けてあることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刈取後の作物全量
を脱穀部内に投入して脱穀処理する汎用コンバインに関
し、農業機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来の1・2番揚穀装置は、スクリュ−
コンベアタイプのものが多く利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、穀物の揚
穀装置として従来のスクリュ−コンベアに代えて昇降機
を利用するようにし、そして、1番物はバケットコンベ
アタイプの昇降機で、2番物はフラットコンベアタイプ
の昇降機によって揚穀作用を効率的に行なわしめること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、次の如き技術手段を講じた。すなわ
ち、本発明における第1の具体的手段は、扱胴15を内
装軸架せる扱室17の一側部に位置して該扱胴と平行な
処理胴18を内装軸架せる処理室19を構成して設け、
該処理室19の横側部には1番物を揚送してグレンタン
ク7内に取り出すバケットコンベアタイプの1番昇降機
25と2番物を前記処理室19内に還元するフラットコ
ンベアタイプの2番昇降機32とを前後に配置して設け
てあることを特徴とする。これによって、1番物はバケ
ットコンベアによって確実に持ち上げて所定のタンク内
に取り出すことができ、わら屑などを含む2番物はフラ
ットコンベアによって揚上搬送するため、わら屑の持ち
回りが少なく、処理室内へ効率良く還元処理することが
できる。
【0005】本発明における第2の具体的手段は、前記
第1の具体的手段において、この前後の1・2番昇降機
25,32をフレ−ム35にて一体的に連結保持させて
あることを特徴とする。これによれば、つまり、1番昇
降機と2番昇降機をフレ−ムによって連結保持すること
で、1番昇降機と2番昇降機が一体構成となり、簡単な
構成で強固に保持することができる。
【0006】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば、1番昇
降機をバケットコンベアとすることで、穀物を所定の位
置に確実に持ち上げ搬送することができ、多くの品種の
作物に対しても充分に対応することができる。
【0007】また、2番昇降機をフラットコンベアとす
ることで、わら屑を多量に含む2番物であっても、わら
屑の持ち回りが少なく、処理室内へ効率良く還元処理す
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて具体的に説明する。まず、図1〜図5に示す汎用
コンバインの構成について述べる。走行クロ−ラ1を具
備する車体2上には、前部に昇降可能な刈取部3を、後
部にスレッシャ−タイプの脱穀部4を搭載している。刈
取部3の横側部にはキャビン5内に運転部6が設置さ
れ、その後方にはグレンタンク7が装備されている。
【0009】車体2の前部には走行ミッション8が具備
され、後部には各部に回転動力を伝達するエンジン9が
搭載されている。刈取部3は、立毛する穀稈を後方に掻
き寄せる掻込リ−ル10と、穀稈を根本から切断する刈
取装置11と、刈取後の穀稈を集送して後方に掻き込む
集送オ−ガ12と、該集送オ−ガ12によって掻き込ま
れた穀稈を受け入れて後方の脱穀部4に揚上搬送する揚
上コンベア13とからなり、機体に対し油圧昇降シリン
ダ14を介して上下に昇降するよう構成されている。
【0010】脱穀部4は次のような構成になっている。
つまり、機体の進行方向に平行なスクリュ−型扱胴15
と、該扱胴15を内装軸架し下半周部に沿って受網16
を張設した扱室17と、該扱室17の一側において前記
扱胴15と平行に並設する2番処理胴18と、該処理胴
18を内装軸架した2番処理室19とからなる。
【0011】扱室17の下側には揺動可能に架設した揺
動選別装置20を設け、更に、その下方には選別方向の
上手側から順に、唐箕21と、1番移送螺旋22と、2
番移送螺旋23とを配置した選別室24を構成してい
る。1番移送螺旋22には、この1番移送螺旋22で収
集した1番物を揚上搬送して前記グレンタンク7内に供
給する1番昇降機25を連設している。この1番昇降機
25はバケット26a付コンベア26と該バケットコン
ベアを内装軸架する昇降ケ−ス27とからなり、1番移
送螺旋軸22aから伝動チエン28を介して回転駆動す
る構成である。また、1番昇降機の上部にはこのコンベ
アによって回転駆動される受樋29a付横搬送螺旋29
と拡散羽根30を設けてグレンタンク7内上部に内臓す
るようにし、バケットコンベア26から投出される穀物
を受け入れて横搬送しながら拡散供給し、グレンタンク
内での穀物充填率を高めるようにしている。
【0012】前記2番移送螺旋23には、この2番移送
螺旋23で収集した2番物を揚上搬送して前記2番処理
室19内に案内樋31を介して還元処理する2番昇降機
32を連設している。該案内樋31は2番物を処理室1
9の上方から処理室内に案内落下させる構成である。前
記2番昇降機32はフラットラグ33a付コンベア33
と該フラットコンベアを内装軸架する昇降ケ−ス34と
からなり、2番移送螺旋軸23aから伝動チエン28を
介して回転駆動する構成である。
【0013】そして、前後の1番昇降機25と2番昇降
機32とはこれら両者を機体側に固着した補強フレ−ム
35により締付ボルト36…を介して一体的且つ強固に
連結保持させた構成としている。1番昇降機25及び2
番昇降機32を上部ケ−ス1A,2A、中部ケ−ス1
B,2B、下部ケ−ス1C,2Cの3分割で構成し、中
部ケ−ス1B,2Bを1番、2番共に同じ構成とし、長
さだけ長短差を設けた構成としている。このように1番
昇降機と2番昇降機の中間部を同じ構成で長さが異なる
ようにすることで、金型の共用化が可能となり、コスト
ダウンが可能となる。
【0014】1番・2番昇降機の中部ケ−ス1B,2B
であって、この外側の外側板37,37を着脱開閉自在
に構成することで、昇降機内部の詰り等のメンテナンス
を簡単に行なうことができる。また、1・2番昇降機の
下部ケ−ス1C,2Cを共用可能な構成とすることで、
この下部ケ−ス1C,2Cはもとより、伝動チエン28
等による伝動機構及び伝動ケ−ス28a等が共用化で
き、コストダウンを図ることができる。
【0015】更に、下部ケ−ス1C,2Cの底部38,
38を樋状に構成し、この底部38,38が1番移送螺
旋軸22a及び2番移送螺旋軸23aより下方に位置す
るように設け、1番・2番移送螺旋22,23からの穀
物を下方に落し込んでコンベア26,33により掬い取
るように構成している。
【0016】グレンタンク7内に貯溜される穀粒をコン
バインの外部へ搬出処理する穀粒排出装置においては、
グレンタンク7の底部に設けられていてタンク内の穀粒
をタンク後方に送り出す排出搬送螺旋39と、送り出さ
れた穀粒を受け入れて所定の高さまで上方に揚上搬送す
る揚穀螺旋40と、揚上搬送された穀粒を受け継いで横
方向に搬送する旋回可能な穀粒排出オ−ガ41とからな
る構成になっている。
【0017】つぎに、上述した構成のコンバイについて
その作用を説明する。まず、圃場の穀稈は、前進する機
体の前部位置にある刈取部3によって刈取られ、上方に
搬送されて、脱穀部4の扱室17内に供給される。そし
て、穀稈は、扱室17内において回転している扱胴15
により脱穀作用を受ける。このようにして処理された脱
穀物は、回転している扱胴15によって持ち回りされ
て、更に、脱粒処理作用を受け、受網16から漏下して
選別室24の揺動選別装置20に達し揺動選別作用を受
ける。受網16を漏下し得ない大きなわら屑などの排塵
物は受網16後端側を開口した排稈口16aから機外に
排出される。
【0018】受網を漏下する被選別物は、揺動選別装置
20によって揺動ふるい選別作用を受けながら唐箕21
によって風選作用を受ける。このとき、唐箕21は、起
風した選別風を選別室24内に吹き込みながら選別し、
排出すべき排塵物は揺動選別装置20の棚先から機外に
排出される。
【0019】このようにして、被選別物は、揺動選別作
用と選別風による風選作用との共同作用を受けながら選
別されて、1番物(精粒)、2番物、排塵物とに選別分
離され、1番物は1番移送螺旋22の受樋内に落下して
収集されて1番昇降機25によりグレンタンク7内に取
り出され、2番物は2番移送螺旋23から2番昇降機3
2によって揚上搬送されて2番処理室19に還元され、
そして、2番処理胴18によって2番処理作用を受け、
脱粒処理された処理物は、下方の揺動選別装置20上に
排出落下されてふるい選別される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であって、汎用コンバインの左
側面図である。
【図2】本発明の実施例であって、汎用コンバインの右
側面図である。
【図3】本発明の実施例であって、汎用コンバインの切
断側面図である。
【図4】本発明の実施例であって、汎用コンバインの平
面図である。
【図5】本発明の実施例であって、同上要部の展開平面
図である。
【図6】本発明の実施例であって、脱穀部の要部の切断
背面図である。
【図7】本発明の実施例であって、1番・2番昇降機の
切断側面図である。
【図8】本発明の実施例であって、同上要部の切断平面
図である。
【図9】本発明の実施例であって、同上要部の切断平面
図である。
【図10】本発明の実施例であって、同上要部の切断側面
図である。
【符号の説明】
1 走行クロ−ラ 2 車体 3 刈取部 4 脱穀部 5 キャビン 6 運転部 7 グレンタンク 8 走行ミッシ
ョン 9 エンジン 10 掻込リ−ル 11 刈取装置 12 集送モ−
ガ 13 揚上コンベア 14 油圧昇降
シリンダ 15 扱胴 16 受網 17 扱室 18 2番処理
胴 19 2番処理室 20 揺動選別
装置 21 唐箕 22 1番移送
螺旋 23 2番移送螺旋 24 選別室 25 1番昇降機 26 バケット
コンベア 27 昇降ケ−ス(1番) 28 伝動チエ
ン 29 横搬送螺旋 30 拡散羽根 31 案内樋 32 2番昇降
機 33 フラットコンベア 34 昇降ケ−
ス(2番) 35 補強フレ−ム 36 締付ボル
ト 37 外側板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 釘宮 啓 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 澤村 亮 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B094 AA03 AB02 AB06 AE02 JC01 JE17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱胴を内装軸架せる扱室の一側部に位置
    して該扱胴と平行な処理胴を内装軸架せる処理室を構成
    して設け、該処理室の横側部には1番物を揚送してタン
    ク内に取り出すバケットコンベアタイプの1番昇降機と
    2番物を前記処理室内に還元するフラットコンベアタイ
    プの2番昇降機とを前後に配置して設けてあることを特
    徴とする汎用コンバイン。
  2. 【請求項2】 前後の1・2番昇降機をフレ−ムにて連
    結保持させてあることを特徴とする請求項1記載の汎用
    コンバイン。
JP2001025667A 2001-02-01 2001-02-01 汎用コンバイン Pending JP2002223627A (ja)

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