JPH07163183A - カートリッジ交換装置 - Google Patents

カートリッジ交換装置

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Publication number
JPH07163183A
JPH07163183A JP5302902A JP30290293A JPH07163183A JP H07163183 A JPH07163183 A JP H07163183A JP 5302902 A JP5302902 A JP 5302902A JP 30290293 A JP30290293 A JP 30290293A JP H07163183 A JPH07163183 A JP H07163183A
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JP
Japan
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cartridge
magazine
motor
carriage
gripping
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Withdrawn
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JP5302902A
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English (en)
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Eiji Yamada
栄治 山田
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Nidec Precision Corp
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Nidec Copal Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カートリッジ把持移動手段のDCモータの寿命
を長くでき、かつカートリッジ把持移動手段の動作状態
に応じて最適なトルクを発生することで、カートリッジ
搬送時の事故防止などを図ることができるカートリッジ
交換装置を提供する。 【構成】カートリッジ交換装置であって、カートリッジ
の最大収容枚数が所定値に設定されたマガジンと、マガ
ジンの単独または複数分を所定位置において収容するマ
ガジン収容部と、マガジン収容部に対して併設される記
録再生装置と、マガジン収容部と記録再生装置とから所
望のカートリッジを取り出し・戻すためにDCモータ3
9、50を駆動源とする機構を備えるカートリッジ把持
移動手段30と、DCモータに対して通電される最高電
流値をカートリッジ把持移動手段の動作状態に応じて制
限する制限手段と、カートリッジ把持移動手段の動作不
良判定後に、DCモータの駆動電流値を1段階高める駆
動条件設定手段を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカートリッジ交換装置に
係り、例えばフロッピーディスク、音楽用カセットテー
プ、DAT、コンピュータ用データテープなどの記録媒
体を収納する各種磁気テープカートリッジや光磁気ディ
スクカートリッジを自動交換して所定記録再生するカー
トリッジ交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】所定記録媒体を収容したカートリッジを
記録再生装置に対して、適宜自動交換して所定記録再生
するディスクオートチェンジャー装置が、例えば特開平
4−353668号公報、特開平3−84765号公報
において提案されている。
【0003】これらのオートチェンジャー装置において
は、複数のディスクを収容するディスクマガジンから所
望のディスクを引き出した後に、ディスクプレーヤに対
して自動装填し、再生した後に、マガジンの元の位置に
戻すためのアクセサ(本願のカートリッジ把持移動手段
に該当する)が必須の構成として内蔵される。そして、
このアクセサに必要な駆動機構であって、例えばディス
クを保持するアームを移動する機構の動力源用として
は、安価でしかも高いトルクが発生可能なDCモータが
多く用いられる。
【0004】このDCモータの寿命は、駆動電流の二乗
に略反比例して短くなることから、DCモータを駆動源
として用いる機種としては、ディスクオートチェンジャ
ー装置のように安価な機種であって、使用頻度が低い機
種では問題は無いが、使用頻度が高い場合にはその耐久
性が問題となる場合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、DCモータの寿
命を長くするために、駆動電流を小さく設定すると、起
動トルクが低くなるので、これを補完する大きな減速比
の減速機などが必要となり、その結果動作時間が長くな
る問題点がある。
【0006】さらにまた、ディスクマガジンから所望の
ディスクを引き出す際に必要となる引き出しトルクと、
ディスクプレーヤに対して自動装填する際に必要となる
装填トルクと、マガジンの元の位置に戻すために必要と
なる戻しトルクには夫々大きな差があることから、必要
となる最大トルクに全てを設定してしまうと、ディスク
に対して過剰な外力が作用してディスクを破損するなど
思わぬ事故を招くことになる。
【0007】また、モータにトルクマージンを十分に持
たせて、予想される機械的な過剰負荷に十分に対応でき
るようにすることが考えられるが、このようにマージン
を持たせることは、より大きな消費電力が必要になり、
またモータ及びモータドライバに発熱を招くので好まし
くない。
【0008】したがって、本発明のカートリッジ交換装
置は上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的
とするところは、所定記録媒体を収容したカートリッジ
をマガジンに装填し、マガジンを装置側のマガジン収容
部に着脱自在にし、所望のカートリッジをマガジンから
取り出して、所定の記録再生装置に装填し、また排出後
にマガジンに戻すカートリッジ交換装置において、カー
トリッジ把持移動手段のDCモータの寿命を長くでき、
かつカートリッジ把持移動手段の動作状態に応じて最適
なトルクを発生することで、カートリッジ搬送時の事故
防止などを図ることができるカートリッジ交換装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために本発明のカートリッジ交換装置は以
下の構成を備える。即ち、所定記録媒体を収容したカー
トリッジをマガジンに装填し、マガジンを装置側のマガ
ジン収容部に着脱自在にし、所望のカートリッジをマガ
ジンから取り出して、所定の記録再生装置に装填し、ま
た該記録再生装置から排出後にマガジンの元の位置に戻
す各機能を少なくとも備えるカートリッジ交換装置にお
いて、マガジンに対して併設される記録再生装置と、マ
ガジン収容部と記録再生装置とから所望のカートリッジ
を取り出し・戻すためにDCモータを駆動源とする機構
を備えるカートリッジ把持移動手段と、DCモータに対
して通電される最高電流値を前記カートリッジ把持移動
手段の動作状態に応じて制限する制限手段とを具備す
る。
【0010】また、好ましくは、カートリッジ把持移動
手段の動作不良判定後に、DCモータの駆動電流値を1
段階高める駆動条件設定手段をさらに具備する。
【0011】
【作用】上記の構成により、カートリッジを取り出し・
戻す機能を備えるカートリッジ把持移動手段の動作状態
に応じて、DCモータへの通電電流を制限するように制
御して、カートリッジの取り出し装填、戻し動作に最適
なトルクを発生する一方、DCモータの寿命を長くする
ように働く。
【0012】
【実施例】以下に、本発明のカートリッジ交換装置の好
適な実施例について、光磁気ディスクカートリッジを所
定個数分収容したマガジンとともに示した添付図面を参
照しながら説明する。尚、全図を通じて同一符号は同一
対象物を示す。
【0013】図1は本発明の一例を示す実施例のカート
リッジ交換装置1の平面図である。また、図2は図1に
基づく要部の外観斜視図である。両図において、光磁気
ディスク装置25と3.5インチの光磁気(M/O)デ
ィスクを収納するカートリッジであるカートリッジ90
(図中、破線図示)用のマガジン収容部60とを隣り合
うように略並列に基台2上に配設することにより、装置
1の奥行き寸法Fを極力小さくする配慮がなされてい
る。
【0014】即ち、カートリッジ交換装置の通常の構成
は、カートリッジ90をマガジンから取り出した後に、
その取り出し方向に沿うように光ディスク装置を配設す
ることが一般的であるが、このように配置すると、カー
トリッジ90のマガジン収容部60と、取り出し機構を
搭載したアクセサと、光ディスク装置とが前後奥行き方
向に並ぶこととなる結果、装置の奥行きが大きくなって
しまい、例えばパソコンと併設して使用する場合に、カ
ートリッジ交換装置のみが手前に出てしまうような不都
合が生じることになる。そこで、マガジン収容部60と
光ディスク装置25を隣合うように配設して、これらの
後方において、カートリッジ90の取り出し戻しのため
のアクセサ30を配置している。
【0015】このように主要機構を配設することによ
り、例えば、図1に示されるようにカートリッジ90を
10個分収容した10個用マガジン81の所望の位置に
アクセサ30が移動され、図中の矢印D1、D2、D3
方向にカートリッジ90を略「コ」の字状に移動するよ
うにしている。尚、詳細については後述する。
【0016】次に、マガジン収容部60には、カートリ
ッジ90を5個分収容した5個用マガジン80と、カー
トリッジ90を10個分収容した10個用マガジン81
をマガジン収容部60の任意の位置に案内保持する後述
する案内保持部材と、これらのマガジン80、81を介
することなく、一枚毎に直接的にカートリッジ90を光
ディスク装置25に装填、排出する際の装填排出口とな
る固定マガジン63が設けられている。
【0017】また、マガジン収容部60の手前前方に
は、開閉扉4が基台2に固定された不図示のカバーにお
いて回動開閉に設けられており、この開閉扉4を開くこ
とにより、カートリッジ90を収容したマガジン80、
81とカートリッジ90をマガジン収容部60内にセッ
トできるようにする一方、セット後に開閉扉4を閉じて
不図示の扉開閉センサにより閉状態になったことを確認
した後に、光ディスク装置25への装填動作他を実行す
るようにしている。
【0018】アクセサ30は基台2上においてシャフト
ブロック22と固定部材19を用いて両端が支持固定さ
れた第1シャフト17と第2シャフト18により摺動自
在に案内されるキャリッジ(不図示)を設けており、こ
のキャリッジに対して動力伝達を行うことで図中の矢印
D2とその逆方向に移動できるように構成されている。
このキャリッジへの動力伝達のために、基台2上におい
てブラケット11を介して固定されたステップモータ1
0のモータプーリ12とプーリ14間にベルト13が張
設されており、プーリ14と軸を同一にするプーリ15
と、基台2上に固定されたアイドラプーリ20間におい
て張設されたベルト16の途中をキャリッジに固定する
ことで、キャリッジの駆動系が構成されており、ステッ
プモータ10への所定通電によりアクセサ30を図1中
の実線図示の位置と一点鎖線図示の位置の間の所望の位
置に移動停止するように構成されている。
【0019】以上説明の構成の後方には、装置1内に外
気をフィルタリング後に導入するための冷却ファン7と
電源5とがカバーの裏面に沿うように縦置き状態に設け
られており、装置1の奥行き寸法Fに及ぼす影響を小さ
くする配慮がなされている。また、光ディスク装置25
の左隣には、ゴミを完全に遮蔽するとともに、冷却を行
う空冷装置70が設けられており、冷却ファン7により
導入された空気をさらにフィルタで濾過することで光デ
ィスク装置25内に清浄された空気を送り込むととも
に、光ディスク装置25内を正圧状態にすることで装置
25内に異物が入らないようにしている。そして、この
空冷装置70の壁面にはソレノド9が固定されており、
アクセサ30によりカートリッジ90を把持する際に、
カートリッジ90を一旦保持できるようにしている。
【0020】次に、図1の正面図である図3と図2を参
照すると、基台2には高さ寸法がGのカバー3が装置1
全体を覆うように設けられており、装置1の内部への異
物混入を防止している。また、装置1は寸法Gを天地方
向にする横置き状態と、寸法Gを底面にする縦置き状態
にする2通りの使用ができるようにしており、このため
にカバー3の外観面にゴム足乃至突起部が設けられてい
る。
【0021】一方、マガジン収容部60は基台2上にお
いて4個のカラー58を用いて基台2から所定距離を離
して設けられており、装置全体の制御駆動をする基板6
をマガジン収容部60の下方において配置できるように
している。即ち、マガジン収容部60の下方の空間を有
効利用して、装置1の小型化を可能にしている。
【0022】そして、この基板6はコネクタ、配線を介
して各構成への電源供給、信号授受が行えるようにされ
ており、例えばアクセサ30に対しては図1に示される
ようにフレキシブル基板23を介して接続されるように
構成されている。
【0023】マガジン収容部60は、略平板状の下板6
8と『コ』の字状に曲げ加工された上ケース67とから
構成されており、カラー58を用いて基台2上に固定さ
れている。この、下板68には下ガイド62が一定間隔
で4個分が固定されている。また、上ケース67には上
ガイド61が一定間隔で4個分が固定されている。
【0024】また、上ケース67の天井上方部位には、
マガジン80、81がセットされた後に動かないように
固定するストッパー64が一定間隔で4個分が固定され
ている。そして、固定マガジン63には、カートリッジ
90を収容する連通部63aが形成されており、図中の
破線図示のセンサS6によりカートリッジ90の有無検
出を行うようにしている。
【0025】上下ガイド61、62は5個用マガジン8
0、10個用マガジン81の混在した状態か、またはい
ずれか一方のみをマガジン収容部60の所定位置に正し
くセットさせるために設けられており、5個用マガジン
80、10個用マガジン81の上溝85と、下溝86が
上下ガイド61、62に対して合致した状態において奥
に挿入できるようにして、ストッパー64に内蔵された
ボール65がバネ66の付勢力を得て5個用マガジン8
0、10個用マガジン81が保持できるように構成され
ている。
【0026】図4は、アクセサ30の外観斜視図であ
る。本図において、キャリッジ31は図示のように板状
に形成されており、下方部位おいて、第1ガイドブッシ
ュ32を内蔵したホルダー33を取り付け部31aにお
いて固定する一方、第2ガイドブッシュ34を矢印方向
に移動自在して第2シャフト17と第2シャフト18間
の平行誤差を吸収できるようにして、取り付け部31b
に設けている。また、キャリッジ31の下端部の第2シ
ャフト18近くにおいてベルト16をキャリッジ31に
対して固定している。以上のキャリッジの構成により、
図1中の矢印D2に沿う方向と、矢印D5方向にキャリ
ッジを移動停止可能にしているが、ホルダ33は十分な
全長を有しており、また内部に不図示の第1ガイドブッ
シュ32をさらに所定間隔を隔て設けているので、第2
ガイドブッシュ34とともにキャリッジ31を3点支持
する状態にしていることから、キャリッジ31の上端に
おけるブレや振動を発生することなく、駆動できるよう
にしている。また、キャリッジの片側を平行の2本のシ
ャフトで案内するようにして、高さ寸法Gを最小にでき
るようにしている。
【0027】キャリッジ31には、副キャリッジ35が
案内レール36、37により案内されるとともに、ラッ
ク38の歯部38aに歯合するギア(不図示)を搭載
し、副キャリッジモータ39から動力を得るようにして
設けられている。そして、この副キャリッジ35の移動
位置の検出をセンサS3、S4を用いて行うようにして
いる。
【0028】一方、キャリッジ31には、センサS2が
図中の手前に突出する状態で設けられており、キャリッ
ジ31のカートリッジ収容部60に対する相対位置決め
をこのセンサS2を用いて行うようにしている。
【0029】副キャリッジには図中の破線図示の把持ア
ームモータ50から駆動力を得るようにした、カートリ
ッジ90を把持する上下把持アーム40、41が搭載さ
れている。上下把持アーム40は夫々長穴41d,40
dが形成されており副キャリッジ35に固定されるネジ
において図中の上下方向に案内される一方、下把持アー
ムに一体形成されたラック41aと、動作片49のラッ
ク49aが把持アームモータ50に設けられたウォーム
に歯合したピニオン48に対する対向位置において夫々
歯合する状態にされている。
【0030】そして、この動作片49と上把持アーム4
0の間にコイルバネ54が張設状態で設けられている。
また、上把持アーム40上にはセンサS1が固定されて
おり、下把持アーム41に固定されているアーム56が
センサS1をオン−オフさせることで上下把持アーム4
0、41によるカートリッジ90の把持状態の検出をす
るように構成されており、把持アームモータ50の正逆
回転駆動制御を行うようにしている。
【0031】以上のように駆動される上下把持アーム4
0、41の先端にはローラ42が夫々回動自在に設けら
れており、カートリッジ90の上下凹凸部91、92
(後述する)に対して各ローラ42が潜入することで、
上述のセンサS1による検出を可能にしている。また、
ローラ42の後側において、下把持アーム41には下ラ
バー部47が、また、上把持アーム40の下ラバー47
に対向する部位には、上ラバー44を設けた揺動ブラケ
ット45がピン46回りに揺動自在に設けられており、
上下ラバー44、47間においてカートリッジ90の把
持面を挾持することにより、取り出し、戻しを行うよう
に構成されている。
【0032】一方、上下把持アーム40、41の幅方向
を規制する幅規制ローラ51、52はキャリッジ31か
ら延設されたブラケット53に回動自在に設けられてお
り、カートリッジ90を把持した後に、副キャリッジ3
5がセンサS3側に移動する際に、上下把持アーム4
0、41の横ブレを除去する一方、カートリッジ90自
体のケース幅方向を案内するようにして横ブレを除去す
るようにしている。また、上下把持アーム40、41の
幅方向が幅規制ローラ51、52により規制されるの
で、上下把持アーム40、41は上述の長穴40d,4
1dを用いて副キャリッジ35において上下方向に案内
すれば良いことになる。
【0033】以上説明の構成の装置1における、カート
リッジ90の取り出し動作と、戻し動作について次に述
べる。
【0034】図5は以上説明のアクセサ30に搭載され
る上下把持アームのローラ42と、上下ラバー44、4
7のみを図示しており、これらの動きを矢印dnを付し
て示した動作説明斜視図である。本図において、図中の
破線図示の光ディスク装置25内に装填された状態にな
っているカートリッジ90は矢印DI方向に装填される
ことにより、カートリッジの開閉蓋96が自動的に開か
れ内蔵された光磁気ディスクの記録再生面が露出するよ
うに構成されている。
【0035】このカートリッジ90は角部に設けられる
面取り部95と、上下端面に設けられる上下丸凹部9
3、94と、上下凹部91、92とを設けるように国際
的に企画されたものである。一方、カートリッジ90は
破線図示の5個用マガジン80、10個用マガジン81
に収容されており、マガジン収容部60にセットされて
いる。
【0036】以上のセット状態から、光ディスク装置2
5への装填指令がなされると、アクセサ30は所望のカ
ートリッジ90の位置する場所に移動されて停止した後
に、副キャリッジモータ39の駆動が行われて、上下把
持アームのローラ42がカートリッジ90の把持面上に
到達する。その後に、端アームモータ50の起動がさ
れ、ローラ42が把持面97上に当接する状態になり、
矢印d1方向に移動される。この矢印d1の移動後に、
上下のローラ42がカートリッジ90の上下凹部91、
92に矢印d2方向に夫々落ち込む状態になる。これに
前後して、センサS1がオン状態になり、上下ラバー4
4、47による把持状態になる。この後に、矢印d3方
向に副キャリッジが移動されるに伴い、カートリッジ9
0がマガジンから外部に完全に引き出される。
【0037】この後に、アクセサ30が光ディスク装置
25の前方位置まで矢印d4方向に移動されて停止す
る。この後に、カートリッジ90の把持状態を保持した
ままて副キャリッジが矢印d5方向に移動されて、光デ
ィスク装置25の装填口近くで停止する。この後に、把
持状態を解除するためにローラ42が矢印d6方向に互
いに離れるように移動され、戻されて(矢印d7)か
ら、カートリッジ90の後端面98を後方から押圧でき
る位置まで移動される(矢印d8)。この後に、矢印d
9方向に上下把持アームが移動されて、カートリッジ9
0が光ディスク装置内の装填位置に移動される(矢印D
I)。以上で、装填を終わり、上下把持アーム乃至アク
セサが待機状態にされる。
【0038】次に、図6において、光ディスク装置25
から、カートリッジ90を取り出してマガジン80、8
1に戻す動作を示す。先ず、ソレノイド9がオン(矢印
d10方向)されてシャッタ9aを光ディスク装置の装
填口から離れた部位を塞ぐ状態にする。その後に、光デ
ィスク装置25の自動排出機構により、カートリッジ9
0が矢印DE方向に排出されてシャッタ9aにより端面
98が位置規制される状態になる。その後に、上下ロー
ラ42が上下凹部91、92より深い位置まで矢印d1
1方向に移動され後に、上下ローラ42がカートリッジ
90の上下把持面と当接する位置まで上下把持アームが
移動されてカートリッジ90の上下端面を当接状態で移
動されて凹部に落ち込む(矢印d13)ことで、センサ
S1をオンさせて把持が完了したことを確認する。この
後に、矢印d14、d15、d16方向に移動して、マ
ガジン80、81に対向する位置にカートリッジ90を
戻す。この後に、ローラ42が上下凹部から離れて矢印
D17、待機位置に戻る(矢印d18)ことで戻し動作
を終了する。
【0039】以上のように、アクセサ30、把持アーム
を駆動するようにして、図1において説明した略「コ」
の字状の移動を可能にしている。
【0040】次に、以上説明のアクセサ30のキャリッ
ジ31には、上述のセンサS2が設けられており、キャ
リッジ31のカートリッジ収容部60に対する相対位置
決め及びアクセサ30の初期化動作をこのセンサS2を
用いて行うようにしている。次に、図7は上述したアク
セサ30の要部構成と動作方向を示した図であって、既
に説明済の部分には同様の符号を付して説明を割愛し、
未説明部分について述べる。先ず、下把持アーム41に
一端が固定されたアーム56は、上把持アーム40に固
定されているフォトインタラプタからなる光学センサS
1に対して検知部内に潜入して遮光することで上下把持
アーム40、41が矢印d2、d8方向の所定の位置ま
で移動したことを検出する様に構成されている。
【0041】したがって、制御基板6よりカートリッジ
の把持命令が発行されて把持アームモータ50の駆動が
行われて、ピニオン48が反時計回転方向に駆動される
と、ピニオン48に歯合しているラック41aを介して
下把持アーム41がd2、d8方向に移動し、ラック4
9aを介して可動片49が下方に移動し、コイルバネ5
4の張力により上把持アーム40が矢印d2、d8方向
に移動する際に、カートリッジ90を正常に把持するた
めに必要なストローク分の移動が上下把持アーム40、
41にできなかった場合には、コイルバネ54が延びて
アーム56はセンサS1を遮光する位置まで移動できな
いことから、把持異常検出を行うことができる。
【0042】一方、上下把持アーム40、41の移動が
正常に行われてカートリッジ90を把持するために必要
なストローク分の移動ができた場合には、アーム56は
センサS1を遮光する位置まで移動できることから、把
持終了検出を行うことができる。
【0043】また、把持動作後に把持アームモータ50
を逆方向に駆動して、上下把持アーム40、41を夫々
矢印d6、d17方向に移動する。以上の動作におい
て、把持アームモータ50への駆動電流iを後述のよう
に制限することで、カートリッジ90の把持動作時にお
いて過剰な把持力が作用しないようにして、カートリッ
ジ90の破損などを防止するようにしている。
【0044】次に、キャリッジ31に搭載された副キャ
リッジモータ39は、上述のように副キャリッジ35を
駆動して、この副キャリッジ35の移動位置の検出をセ
ンサS3、S4を用いて行うようにして、副キャリッジ
35が図中の左方向に移動する図5、図6において説明
した矢印d3、14、18方向と、右方向に移動するd
5、11、16方向にする各動作の検出を可能にしてい
る。
【0045】したがって、この副キャリッジモータ39
の駆動によって、図5において説明したように把持され
た状態のカートリッジ90をマガジン収容部60から矢
印d3方向に引き出す動作と、戻す動作と、光ディスク
装置25に対して矢印d9方向に装填する動作と、矢印
d14方向に光ディスク装置25から引き出す動作な
ど、カートリッジ90に対して直接外力が作用する各動
作を行うことから、この副キャリッジモータ39の駆動
も把持アームモータ50の駆動制御と略同様に、駆動電
流iを後述のように制限することで、カートリッジ90
の出し入れ動作時において過剰な力が作用しないように
して、カートリッジ90の破損などを防止するようにし
ている。
【0046】図8は、副キャリッジモータ39に接続さ
れる駆動回路例を示したブロック図であり、本図におい
て、アクセサ30に搭載されるDCモータの副キャリッ
ジモータ39は周知の内部抵抗と、インダクタンスがあ
り、回転子に対してモータドライバ71を介して所定の
電圧電流を通電するように構成されており、この通電状
態を抵抗間の電流降下として検出するオペアンプ75が
接続されている。尚、把持アームモータ50に接続され
る駆動回路も略同様な回路に構成されている。一方、モ
ータドライバ71には、制御基板6からの指令によりモ
ータの回転方向を決定するロジック回路72が接続され
ており、PWN制御部タイマ73に接続されている。
【0047】このタイマ73には、コンパレータである
比較器74aが接続されているが、この比較器74aに
は、モータに流れた電流をオペアンプ75で測定した結
果と、アクセサ30の動作状態に応じて電流値を変化さ
せるロジック回路79に対してフリップフロップ回路の
FF78を中継して接続された比較器74bであって、
高電流と低電流リミットに切り換える比較器74bが図
示のように接続されている。
【0048】一方、ロジック回路79にはDCモータへ
の駆動電流をピーク電流リミット電流I1に切り替える
スイッチのSW1と、光ディスク装置に挿入する際の駆
動電流I2に切り替えるスイッチのSW2と、カートリ
ッジ90をマガジンに挿入する際の通電電流I3に切り
替えるスイッチのSW3が夫々接続されており、これら
各スイッチの出力側が図示のように並列に接続されてか
ら、比較器74aに接続されている。
【0049】以上の回路構成において、図9の通電図に
示すように、DCモータの副キャリッジモータ39への
通電を行う際に、ピーク電流制限を行なわない場合に
は、破線図示のように過大な電流がDCモータに作用す
ることになるが、SW1により通電電流を切り換える結
果、ピーク電流リミット電流I1になり、DCモータへ
の通電電流の制限が可能となる。また、このように通電
することにより、DCモータの起動が行われた後に、通
電電流I2、I3にSW2、SW3で切り換えることに
より、所望の時間Tの連続通電が可能となる。
【0050】即ち、以上のようにDCモータへの通電電
流制御を行う結果、DCモータへの通電電流を結果的に
少なくできDCモータの寿命を長くできる。また、アク
セサ30の移動の際に、余計なトルクが副キャリッジ3
5、上下把持アーム40、41に作用しないようにで
き、カートリッジ90の破損など事故防止を図ることが
できる。
【0051】次に、制御基板6にはカートリッジ把持移
動手段であるアクセサ30の動作不良判定毎に、DCモ
ータの駆動条件を1段階高める駆動条件設定部が設けら
れており、1段階分の駆動条件が高められた駆動条件
と、アクセサ30の動作直後の状態を制御基板6上に実
装されたEEPROM内に一時記憶する様に構成されて
いる。
【0052】図10は、カートリッジ把持移動手段であ
るアクセサ30の動作不良状態を復旧させる条件設定部
の動作例を示したフローチヤートである。本図において
カートリッジの搬送動作が開始されると、ステップS1
に進みカートリッジ90の搬送が正常に行われて支障な
く終了したかどうかの判定がセンサS1、S3、S4に
より検出され、支障なく実行された場合にはリターンし
て次動作に進む。また、カートリッジ90の搬送が例え
ば、機械的負荷の増加などの何らかの予期しない原因に
より正常に実行できなかった場合にはステップS2に進
み、キャリッジモータ39、把持アームモータ50駆動
用のDCモータの電圧電流のピーク値I1を例えば0.
1アンペア分の1段階上昇させる。
【0053】この後に、ステップS3に進み、再度アク
セサ30の移動把持を実行させるためにDCモータへの
通電を行う。この後に、ステップS4において、カート
リッジ90の搬送が正常に行われて支障なく終了したか
どうかの判定が各センサにより検出され、正常に実行さ
れた場合にはステップS5に進み、ステップS2におい
て1段階上昇させたピーク電流値I1を、所定のコード
化後にEEPROM8に記憶する。一方、ステップS4
において、搬送ができなかった場合には、ステップS2
に戻り、各モータ駆動用の電流をさらに1段階上昇させ
てから、再度ステップS3、4に進む。このステップS
2、3、4を繰り返し実行して、限度の電圧電流になっ
ても正常に搬送できない場合にはCPUにおいてフラグ
を立ててアクセサ30の異常検出をして、装置外部に知
らせる。
【0054】以上の制御により、少なくともアクセサ3
0のDCモータ駆動条件を必要最小源にでき、かつ駆動
条件はEEPROMに記憶されているので、装置への通
電終了後に、再度起動する際に、即座にアクセサ30の
起動が行える。
【0055】以上説明のように、アクセサ30によるカ
ートリッジの把持、取り出し、戻し、装填を行う機構の
駆動源であるDCモータを必要に応じて切り換えること
で、DCモータの寿命を長くできる。また、カートリッ
ジ90を扱うために必要となる、必要最小限の消費電力
乃至駆動源を用いたアクセサ30を備えた装置1を構成
することができる。換言すれば、許容ピーク電流値の低
い安価な直流モータを用いて、信頼性の高い装置を提供
することができる。尚、上記の実施例においては、カー
トリッジを光ディスク内蔵のものに限定して述べたが、
これに限定されず、フロッピーディスク、音楽用カセッ
トテープ、DAT、コンピュータ用データテープなどの
各種磁気テープを自動交換して所定記録再生する装置に
も適用可能である。また、アクセサ30の動作不良判定
毎に駆動条件が1ランクアップされるものは上述の各モ
ータに限定されないことは、勿論であり、機械的動作を
伴う構成部に対してこの制御は全て適用可能である。
【0056】
【発明の効果】以上説明のように、本発明によれば、所
定記録媒体を収容したカートリッジをマガジンに装填
し、マガジンを装置側のマガジン収容部に着脱自在に
し、所望のカートリッジをマガジンから取り出して、所
定の記録再生装置に装填し、また排出後にマガジンに戻
すカートリッジ交換装置において、カートリッジ把持移
動手段のDCモータの寿命を長くでき、かつカートリッ
ジ把持移動手段の動作状態に応じて最適なトルクを発生
することで、カートリッジ搬送時の事故防止などを図る
ことができるカートリッジ交換装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の概略構成を示した平面図である。
【図2】実施例の概略構成を示した外観斜視図である。
【図3】実施例の概略構成を示した正面図である。
【図4】実施例のアクセサ30の概略構成を示した外観
斜視図である。
【図5】カートリッジ90の取り出し動作を示した外観
斜視図である。
【図6】カートリッジ90の戻し動作を示した外観斜視
図である。
【図7】アクセサ30の動作説明図である。
【図8】アクセサ30のモータに接続される回路図であ
る。
【図9】モータの駆動電流特性図である。
【図10】アクセサ30の通常動作を正常に行う動作例
を示したフローチヤートである。
【符号の説明】
6…制御基板、25…光ディスク装置、39…副キャリ
ッジモータ、50…把持アームモータ、60…マガジン
収容部、80,81…マガジン、90…カートリッジ、
S1、S3、S4…センサである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定記録媒体を収容したカートリッジを
    マガジンに装填し、該マガジンを装置側のマガジン収容
    部に着脱自在にし、所望のカートリッジをマガジンから
    取り出して、所定の記録再生装置に装填し、また該記録
    再生装置から排出後にマガジンの元の位置に戻す各機能
    を少なくとも備えるカートリッジ交換装置において、 該マガジンに対して併設される前記記録再生装置と、 前記マガジン収容部と前記記録再生装置とから所望のカ
    ートリッジを取り出し・戻すためにDCモータを駆動源
    とする機構を備えるカートリッジ把持移動手段と、 前記DCモータに対して通電される最高電流値を前記カ
    ートリッジ把持移動手段の動作状態に応じて制限する制
    限手段と、 を具備することを特徴とするカートリッジ交換装置。
  2. 【請求項2】 前記カートリッジ把持移動手段の動作不
    良判定後に、前記DCモータの駆動電流値を1段階高め
    る駆動条件設定手段をさらに具備することを特徴とする
    請求項1に記載のカートリッジ交換装置。
JP5302902A 1993-12-02 1993-12-02 カートリッジ交換装置 Withdrawn JPH07163183A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1129713C (zh) * 1998-06-19 2003-12-03 松下电器产业株式会社 分体式空调器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1129713C (zh) * 1998-06-19 2003-12-03 松下电器产业株式会社 分体式空调器

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