JPH07111018A - カートリッジ交換装置 - Google Patents

カートリッジ交換装置

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JPH07111018A
JPH07111018A JP25298293A JP25298293A JPH07111018A JP H07111018 A JPH07111018 A JP H07111018A JP 25298293 A JP25298293 A JP 25298293A JP 25298293 A JP25298293 A JP 25298293A JP H07111018 A JPH07111018 A JP H07111018A
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cartridge
magazine
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sensor
step motor
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JP25298293A
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Toyoji Kimura
豊治 木村
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Nidec Copal Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カートリッジ交換装置において、カートリッジ
把持移動手段の往復ストロークが大きくなっても動作時
間に時間を要することなく、かつステップモータ駆動の
累積誤差が発生しないカートリッジ交換装置を提供す
る。 【構成】装置の前面に沿うように配設されるとともに、
マガジンを単独または複数分を縦列状態で収容するため
に長手方向に延設された収容部を有するマガジン収容部
60と、マガジン収容部に対して併設される記録再生装
置25と、マガジンから所望のカートリッジを取り出し
・戻す機能を備えるカートリッジ把持移動手段と、マガ
ジン内のカートリッジの収納位置に対応して前記マガジ
ン収容部に配設される被検出部60eと、記録再生装置
に配設される初期位置検出部25eと、カートリッジ把
持移動手段に搭載されてなり被検出部と初期位置検出部
のエッジを透過する状態と遮る状態とを検出する検出手
段S2と、検出の結果に応じて前記ステップモータ駆動
の制御を行う制御手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカートリッジ交換装置に
係り、例えば光磁気ディスクカートリッジのカートリッ
ジ交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、CDオートチェンジャに代表
されるように、CDを収容したカートリッジを10連奏
用マガジンに装填し、このマガジンを装置側のマガジン
収容部に着脱自在にして、所望のカートリッジ内のCD
をマガジンから取り出して、CDプレーヤに自動装填し
て演奏後に、自動排出して、マガジンに戻すように構成
したカートリッジ交換装置が知られている。
【0003】このような装置においては、CDをマガジ
ンからCDプレーヤに移送する搬送機構が設けられる
が、この搬送機構の駆動用にステップモータが用いられ
る場合がある。このステップモータは駆動パルス分の駆
動が可能であるので、異なるスロット内に収納されてい
るCDへのアクセスを行うためには、スロットに対応す
る分のパルスモータ駆動を行うことで容易に実現可能と
なる。即ち、搬送機構の駆動制御が簡単に行える利点が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来構成において、CD枚数が10枚前後の場合には、
ステップモータ駆動される搬送機構の往復ストロークが
小さいことから、動作時間と、ステップモータ駆動の累
積誤差はさほど問題にならない。しかしながら、枚数が
多くなり、しかもCDに代えて光磁気ディスクカートリ
ッジを扱うような場合には、ステップモータ駆動される
搬送機構の往復ストロークが大きくなるので動作に時間
を要し、かつステップモータ駆動の累積誤差を無視でき
なくなる。即ち、例えば20枚以上の光磁気ディスクカ
ートリッジを扱う装置において、光磁気ディスクカート
リッジを縦列状態でマガジンに装填し、このマガジンを
装置側のマガジン収容部に着脱自在に構成した装置にお
いて、所望のカートリッジをマガジンから取り出して、
光磁気ディスクに対して装填し、光磁気ディスクから排
出後にマガジンの元の位置に戻す搬送機構をステップモ
ータ駆動する場合には、搬送機構(本発明のカートリッ
ジ把持移動手段)の往復ストロークが大きくなるので動
作時間に時間を要し、かつ、ステップモータ駆動の累積
誤差が無視できなくなる程になる。
【0005】そこで、ステップモータ駆動を高速駆動す
ると、ステップモータが入力パルス数どうりに駆動され
ないかあるいは停止する脱調の発生があり、ステップモ
ータ駆動の累積誤差がより増加することになる。
【0006】したがって、本発明のカートリッジ交換装
置は上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的
とするところは、所定記録媒体を収容したカートリッジ
をマガジンに装填し、マガジンを装置側のマガジン収容
部に着脱自在にし、所望のカートリッジをマガジンから
取り出して、所定の記録再生装置に装填し、また排出後
にマガジンに戻すカートリッジ交換装置において、カー
トリッジ把持移動手段の往復ストロークが大きくなって
も動作に時間を要することなく、かつ、ステップモータ
駆動の累積誤差が発生しないカートリッジ交換装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】上述の課題を解決し、目的を達成するために本
発明のカートリッジ交換装置は以下の構成を備える。即
ち、所定記録媒体を収容したカートリッジを縦列状態で
マガジンに装填し、マガジンを装置側のマガジン収容部
に着脱自在にし、所望のカートリッジをマガジンから取
り出して、所定の記録再生装置に装填し、また排出後に
マガジンの元の位置に戻す各機能を備えるカートリッジ
交換装置であって、装置の前面に沿うように配設される
とともに、マガジンを単独または複数分を縦列状態で収
容するために長手方向に延設された収容部を有するマガ
ジン収容部と、マガジン収容部に対して併設される記録
再生装置と、マガジン収容部と記録再生装置に対して平
行にステップモータ駆動されるとともにマガジンから所
望のカートリッジを取り出し・戻す機能を備えるカート
リッジ把持移動手段と、マガジン内の前記カートリッジ
の収納位置に対応して配設される被検出部と、記録再生
装置の装填位置に対応して配設される初期位置検出部
と、カートリッジ把持移動手段に搭載されてなり、被検
出部と初期位置検出部のエッジを検出する検出手段と、
検出の結果に応じてステップモータ駆動の制御を行う制
御手段とを具備しており、カートリッジ把持移動手段を
正確かつ高速に駆動するように働く。
【0008】また、好ましくは、検出手段は、発光素子
及び受光素子からな光学式センサであって、被検出部ま
たは初期位置検出部の透過または遮蔽を検出することで
カートリッジ把持移動手段の初期化を行うように働く。
【0009】また、好ましくは、ステップモータ駆動の
制御は、カートリッジ把持移動手段の前記マガジン収容
部内の所望のカートリッジへの移動制御であって、所望
のカートリッジに対応する所定パルス分の駆動後に、所
望のカートリッジに対応する前記被検出部のエッジを検
出手段により透過から遮蔽、または遮蔽から透過への変
化点を検出するように微調整駆動して、カートリッジ把
持移動手段の所望のカートリッジへの位置決めをする。
【0010】また、好ましくは、記ステップモータ駆動
の制御は、初期化動作における前記カートリッジ把持手
段の初期位置検出部から被検出部の夫々まで移動するの
に必要な駆動パルスに基づいてステップモータ駆動制御
を行う。
【0011】
【実施例】以下に、本発明のカートリッジ交換装置の好
適な実施例について、光磁気ディスクカートリッジを所
定個数分収容したマガジンとともに示した添付図面を参
照しながら説明する。尚、全図を通じて同一符号は同一
対象物を示す。
【0012】図1は本発明の一例を示す実施例のカート
リッジ交換装置1の平面図である。また、図2は図1に
基づく要部の外観斜視図である。両図において、光磁気
ディスク記録再生装置25(以下、光磁気ディスク装
置)と光磁気ディスクカートリッジ90(以下、M/O
カートリッジ90 図中、破線図示)用のマガジン収容
部60とを隣り合うように略並列に基台2上に配設する
ことにより、装置1の奥行き寸法Fを極力小さくする配
慮がなされている。
【0013】即ち、カートリッジ交換装置の通常の構成
は、M/Oカートリッジ90をマガジンから取り出した
後に、その取り出し方向に沿うように光ディスク装置を
配設することが一般的であるが、このように配置する
と、M/Oカートリッジ90のマガジン収容部60と、
取り出し機構を搭載したアクセサと、光ディスク装置と
が前後奥行き方向に並ぶこととなる結果、装置の奥行き
が大きくなってしまい、例えばパソコンと併設して使用
する場合に、カートリッジ交換装置のみが手前に出てし
まうような不都合が生じることになる。そこで、マガジ
ン収容部60と光ディスク装置25を隣合うように配設
して、これらの後方において、M/Oカートリッジ90
の取り出し戻しのためのアクセサ30を配置している。
【0014】このように主要機構を配設することによ
り、例えば、図1に示されるようにM/Oカートリッジ
90を10個分収容した10個用マガジン81の所望の
位置にアクセサ30が移動され、図中の矢印D1、D
2、D3方向にM/Oカートリッジ90を略『コ』の字
状に移動するようにしている。尚、詳細については後述
する。
【0015】次に、マガジン収容部60には、M/Oカ
ートリッジ90を5個分収容した5個用マガジン80
と、M/Oカートリッジ90を10個分収容した10個
用マガジン81をマガジン収容部60の任意の位置に案
内保持する後述する案内保持部材と、これらのマガジン
80、81を介することなく、一枚毎直接的にM/Oカ
ートリッジ90を光ディスク装置25に装填、排出する
際の装填排出口となる固定マガジン63が設けられてい
る。
【0016】また、マガジン収容部60の手前前方に
は、開閉扉4が基台2に固定され装置全体を覆う不図示
のカバーにおいて回動開閉に設けられており、この開閉
扉4を開くことにより、M/Oカートリッジ90を収容
したマガジン80、81とM/Oカートリッジ90をマ
ガジン収容部60内にセットできるようにする一方、セ
ット後に開閉扉4を閉じて不図示の扉開閉センサにより
閉状態になったことを確認した後に、光ディスク装置2
5への装填動作他を実行するようにしている。
【0017】アクセサ30は基台2上においてシャフト
ブロック22と固定部材19を用いて両端が支持固定さ
れた第1シャフト17と第2シャフト18により摺動自
在に案内されるキャリッジ(不図示)を設けており、こ
のキャリッジに対して動力伝達を行うことで図中の矢印
D2とその逆方向に移動できるように構成されている。
このキャリッジへの動力伝達のために、基台2上におい
てブラケット11を介して固定されたステップモータ1
0のモータプーリ12とプーリ14間にベルト13が張
設されており、プーリ14と軸を同一にするプーリ15
と、基台2上に固定されたアイドラプーリ20間におい
て張設されたベルト16の途中をキャリッジに固定する
ことで、キャリッジの駆動系が構成されており、ステッ
プモータ10への所定通電によりアクセサ30を図2中
の実線図示の位置と一点鎖線図示の位置の間の所望の位
置に移動停止するように構成されている。
【0018】以上説明の構成の後方には、装置1内に外
気をフィルタリング後に導入するための冷却ファン7と
電源5とがカバーの裏面に沿うように縦置き状態に設け
られており、装置1の奥行き寸法Fに及ぼす影響を小さ
くする配慮がなされている。また、光ディスク装置25
の左隣には、ゴミを完全に遮蔽するとともに、冷却を行
う空冷装置70が設けられており、冷却ファン7により
フィルタされた導入空気をさらにフィルタすることで光
ディスク装置25内に清浄された空気を送り込むととも
に、光ディスク装置25内を正圧状態にすることで装置
25内に異物が入らないようにしている。そして、この
空冷装置70の壁面にはソレノド9が固定されており、
アクセサ30によりM/Oカートリッジ90を把持する
際に、M/Oカートリッジ90を一旦保持できるように
している。
【0019】次に、図1の正面図である図3と図2を参
照して、基台2には高さ寸法がGのカバー3が装置1全
体を覆うように設けられており、装置1の内部への異物
混入を防止している。また、装置1は寸法Gを天地方向
にする横置き状態と、寸法Gを底面にする縦置き状態に
する2通りの使用ができるようにしており、このために
カバー3の外観面にゴム足乃至突起部が設けられてい
る。
【0020】一方、マガジン収容部60は基台2上にお
いて4個のカラー58を用いて基台2から所定距離を離
して設けられており、装置全体の制御駆動をする基板6
をマガジン収容部60の下方において配置できるように
している。即ち、マガジン収容部60の下方の空間を有
効利用して、装置1の小型化を可能にしている。
【0021】そして、この基板6はコネクタ、配線を介
して各構成への電源供給、信号授受が行えるようにされ
ており、例えばアクセサ30に対しては図1に示される
ようにフレキシブル基板23を介して接続されるように
構成されている。
【0022】マガジン収容部60は、略平板状の下板6
8と『コ』の字状に曲げ加工された上ケース67とから
構成されており、カラー58を用いて基台2上に固定さ
れている。この、下板68には下ガイド62が一定間隔
で4個分が固定されている。また、上ケース67には上
ガイド61が一定間隔で4個分が固定されている。
【0023】また、上ケース67の天井上方部位には、
マガジン80、81がセットされた後に動かないように
固定するストッパー64が一定間隔で4個分が固定され
ている。そして、固定マガジン63には、M/Oカート
リッジ90を収容する連通部63aが形成されており、
図中の破線図示のセンサS6によりM/Oカートリッジ
90の有無検出を行うようにしている。
【0024】上下ガイド61、62は5個用マガジン8
0、10個用マガジン81の混在した状態か、またはい
ずれか一方のみをマガジン収容部60の所定位置に正し
くセットさせるために設けられており、5個用マガジン
80、10個用マガジン81の上溝85と、下溝86が
上下ガイド61、62に対して合致した状態において奥
に挿入できるようにして、ストッパー64に内蔵された
ボール65がバネ66の付勢力を得て5個用マガジン8
0、10個用マガジン81が保持できるように構成され
ている。
【0025】図4は、アクセサ30の外観斜視図であ
る。本図において、キャリッジ31は図示のように板状
に形成されており、下方部位おいて、第1ガイドブッシ
ュ32を内蔵したホルダー33を取り付け部31aにお
いて固定する一方、第2ガイドブッシュ34を矢印方向
に移動自在して第2シャフト17と第2シャフト18間
の平行誤差を吸収できるようにして、取り付け部31b
に設けている。また、キャリッジ31の下端部の第2シ
ャフト18近くにおいてベルト16をキャリッジ31に
対して固定している。以上のキャリッジの構成により、
図1中の矢印D2に沿う方向と、矢印D5方向にキャリ
ッジを移動停止可能にしているが、ホルダ33は十分な
全長を有しており、また内部に不図示の第1ガイドブッ
シュ32をさらに所定間隔を隔て設けているので、第2
ガイドブッシュ34とともにキャリッジ31を3点支持
する状態にしていることから、キャリッジ31の上端に
おけるブレや振動を発生することなく、駆動できるよう
にしている。また、キャリッジの片側を平行の2本のシ
ャフトで案内するようにして、高さ寸法Gを最小にでき
るようにしている。
【0026】キャリッジ31には、副キャリッジ35が
案内レール36、37により案内されるとともに、ラッ
ク38の歯部38aに歯合するギア(不図示)を搭載
し、副キャリッジモータ39から動力を得るようにして
設けられている。そして、この副キャリッジ35の移動
位置の検出をセンサS3、S4を用いて行うようにして
いる。
【0027】一方、キャリッジ31には、センサS2が
図中の手前に突出する状態で設けられており、キャリッ
ジ31のカートリッジ収容部60に対する相対位置決め
をこのセンサS2を用いて行うようにしている。
【0028】副キャリッジには図中の破線図示の把持ア
ームモータ50から駆動力を得るようにした、M/Oカ
ートリッジ90を把持する上下把持アーム40、41が
搭載されている。上下把持アーム40、41は夫々長穴
41d,40dが形成されており副キャリッジ35に固
定されるネジにおいて図中の上下方向に案内される一
方、下把持アームに一体形成されたラック41aと、動
作片49のラック49aが把持アームモータ50に設け
られたウォームに歯合したピニオン48に対する対向位
置において夫々歯合する状態にされている。
【0029】そして、この動作片49と上把持アーム4
0の間にコイルバネ54が張設状態で設けられている。
また、上把持アーム40上にはセンサS1が固定されて
おり、下把持アーム41に固定されているアクチエータ
56がセンサS1をオン−オフさせることで上下把持ア
ーム40、41によるM/Oカートリッジ90の把持状
態の検出をするように構成されており、把持アームモー
タ50の正逆回転駆動制御を行うようにしている。
【0030】以上のように駆動される上下把持アーム4
0、41の先端にはローラ42が夫々回動自在に設けら
れており、M/Oカートリッジ90の上下凹凸部91、
92(後述する)に対して各ローラ42が潜入すること
で、上述のセンサS1による検出を可能にしている。ま
た、ローラ42の後側において、下把持アーム41には
下ラバー部47が、また、上把持アーム40の下ラバー
47に対向する部位には、上ラバー44を設けた揺動ブ
ラケット45がピン46回りに揺動自在に設けられてお
り、上下ラバー44、47間においてM/Oカートリッ
ジ90の把持面を挾持することにより、取り出し、戻し
を行うように構成されている。
【0031】一方、上下把持アーム40、41の幅方向
を規制する幅規制ローラ51、52はキャリッジ31か
ら延設されたブラケット53により回動自在に設けられ
ており、M/Oカートリッジ90を把持した後に、副キ
ャリッジ35がセンサS3側に移動する際に、上下把持
アーム40、41の横ブレを除去する一方、M/Oカー
トリッジ90自体のケース幅方向を案内するようにして
横ブレを除去するようにしている。また、上下把持アー
ム40、41の幅方向が幅規制ローラ51、52により
規制されるので、上下把持アーム40、41は上述の長
穴40d,41dを用いて副キャリッジ35において上
下方向に案内すれば良いことになる。
【0032】以上説明の構成の装置1における、M/O
カートリッジ90の取り出し動作と、戻し動作について
次に述べる。
【0033】図5は以上説明のアクセサ30に搭載され
る上下把持アームのローラ42と、上下ラバー44、4
7のみを図示しており、これらの動きを矢印dnを付し
て示した動作説明斜視図である。本図において、図中の
破線図示の光ディスク装置25内に装填された状態にな
っているM/Oカートリッジ90は矢印DI方向に装填
されることにより、カートリッジの開閉蓋96が自動的
に開かれて内蔵の光磁気ディスクの記録再生面が露出す
るように構成されている。
【0034】このM/Oカートリッジ90は角部に設け
られる面取り部95と、上下端面に設けられる上下丸凹
部93、94と、上下凹部91、92とを設けるように
国際的に企画されたものである。一方、M/Oカートリ
ッジ90は破線図示の5個用マガジン80、10個用マ
ガジン81に収容されており、マガジン収容部60にセ
ットされている。
【0035】以上のセット状態から、光ディスク装置2
5への装填指令がなされると、アクセサ30は所望のM
/Oカートリッジ90の位置する場所に移動されて停止
した後に、副キャリッジモータ39の駆動が行われて、
上下把持アームのローラ42がM/Oカートリッジ90
の把持面上に到達する。その後に、端アームモータ50
の起動がされ、ローラ42が把持面97上に当接する状
態になり、矢印d1方向に移動される。この矢印d1の
移動後に、上下のローラ42がM/Oカートリッジ90
の上下凹部91、92に矢印d2方向に夫々落ち込む状
態になる。これに前後して、センサS1がオン状態にな
り、上下ラバー44、47による把持状態になる。この
後に、矢印d3方向に副キャリッジが移動されるに伴
い、M/Oカートリッジ90がマガジンから外部に完全
に引き出される。
【0036】この後に、アクセサ30が光ディスク装置
25の前方位置まで矢印d4方向に移動されて停止す
る。この後に、M/Oカートリッジ90の把持状態を保
持したままて副キャリッジが矢印d5方向に移動され
て、光ディスク装置25の装填口近くで停止する。この
後に、把持状態を解除するためにローラ42が矢印d6
方向に互いに離れるように移動され、戻されて(矢印d
7)から、M/Oカートリッジ90の後端面98を後方
から押圧できる位置まで移動される(矢印d8)。この
後に、矢印d9方向に上下把持アームが移動されて、M
/Oカートリッジ90が光ディスク装置内の装填位置に
移動される(矢印DI)。以上で、装填を終わり、上下
把持アーム乃至アクセサが待機状態にされる。
【0037】次に、図6において、光ディスク装置25
から、M/Oカートリッジ90を取り出してマガジン8
0、81に戻す動作を示す。先ず、ソレノイド9がオン
(矢印d10方向)されてシャッタ9aを光ディスク装
置の装填口から離れた部位を塞ぐ状態にする。その後
に、光ディスク装置25の自動排出機構により、M/O
カートリッジ90が矢印DE方向に排出されてシャッタ
9aにより端面98が位置規制される状態になる。その
後に、上下ローラ42が上下凹部91、92より深い位
置まで矢印d11方向に移動された後に、上下ローラ4
2がM/Oカートリッジ90の上下端面に当接する位置
まで上下把持アームが移動されてM/Oカートリッジ9
0の上下端面を当接状態で移動されて凹部に落ち込む
(矢印d13)ことで、センサS1をオンさせて把持が
完了したことを確認する。この後に、矢印d14、d1
5、d16方向に移動して、マガジン80、81に対向
する位置にM/Oカートリッジ90を戻す。この後に、
ローラ42が上下凹部から離れて矢印D17、待機位置
に戻る(矢印d18)ことで戻し動作を終了する。
【0038】以上のように、アクセサ30、把持アーム
を駆動するようにして、図1において説明した略『コ』
字状の移動を可能にしている。
【0039】次に、以上説明のアクセサ30のキャリッ
ジ31には、上述のセンサS2が設けられており、キャ
リッジ31のカートリッジ収容部60に対する相対位置
決め及びアクセサ30の初期化動作をこのセンサS2を
用いて行うようにしている。図7は、アクセサ30とマ
ガジン収容部60とを装置1の奥側から見た様子を示し
た外観図である。本図において、上述した第2シャフト
18により矢印d4、d15方向に駆動されるアクセサ
30のキャリッジ31にはセンサS2が設けられてい
る。センサS2は、発光素子及び受光素子が対向して配
置されており、この発光素子と受光素子の間隙を被検出
体によって透過遮蔽されることにより、オン オフ信号
を発生する。また、M/Oカートリッジ90の収納位置
に対応して穿設された検出穴60eを設けた検出板60
aはマガジン収容部60の下方縁部に固定されており、
センサS2の検出部により検出板60aを挟む状態で設
けられている。
【0040】一方、光ディスク装置25の下方には初期
位置検出板25eが装置25の装填排出口25aに対す
る相対位置決めがなされて固定されており、センサS2
の検出部内を通過可能になるように設けられている。ま
た、光ディスク装置25とマガジ収容部60間の距離も
予め正確に設定されて基台2上に固定されている。
【0041】また、キャリッジ31のセンサS2の下方
縁部には、アクセサ30の基準位置を検出する時の被検
出部材となる検出板が設けられているとともに、アクセ
サが初期位置検出板25eよりも図7において、右方向
に位置している時に、その検出板により透過、遮蔽され
る。
【0042】以上の構成から、上記の固定マガジン63
の下方の検出穴60eが光ディスク装置25から最も遠
い位置に穿設された被検出部となり、アクセサ30の初
期化動作の際には、この固定マガジン下方の検出穴60
eを検出してから初期化位置に戻る動作を行うことで、
アクセサ30がマガジン収容部60の全範囲においてメ
カ的に移動可能なことを確認できるようにしている。
【0043】以上の構成において、検出板25eのエッ
ジ部の位置を基準原点であるX点として、この点から上
述のステップモータ10の[A]パルス分の位置を初期
位置検出板25eのエッジ25fとし、また、最初のM
/Oカートリッジ90の検出穴60eのエッジ部60f
までを[B]パルス分、次のM/Oカートリッジ90の
検出穴60eのエッジ部60fまでを[C]パルス分
に、そして初期位置検出板25eのエッジ部25gの位
置のX点から固定マガジン63の検出穴60eのエッジ
部60fまでを[D]パルスに夫々設定するようにし
て、アクセサ30の移動を行う際に各パルス分のステッ
プモータ10の駆動を行う一方、センサS2の検出動作
により各エッジの検出を行うようにしている。
【0044】次に、図8はアクセサ30の微調整のモー
ドの説明図である。本図において、上述のように各パル
ス分のステップモータ10の駆動を行うことで、各検出
穴60eのエッジ近辺にアクセサ30を高速で移動する
ことができるが、正確な位置決めはまだ行われていな
い。そこで、アクセサ30が矢印d15方向に駆動され
て、a点にセンサS2の検出部SPが位置しており透過
状態になっている場合には、a、b、c、dの順にステ
ップ駆動してセンサS2が遮蔽された時点で停止して位
置決めを行う。同様に、アクセサ30が矢印d15方向
に駆動されて、bまたはc点にセンサS2の検出部SP
が位置している場合には、dまでステップ駆動してセン
サS2が遮蔽された時点で停止して位置決めを行う。
【0045】また、アクセサ30が矢印d15方向に駆
動されて、d点にセンサS2の検出部SPが位置してお
り遮蔽状態になっている場合には、c点までステップ駆
動してセンサS2が透過された後に、再度、d点に戻り
センサS2が遮蔽された時点で停止して位置決めを行
う。以下、同様にe,f点にある場合には、c点までス
テップ駆動してセンサS2が透過された後に、再度、d
点に戻りセンサS2が遮蔽された時点で停止して位置決
めを行う。
【0046】以上のようにステップモータ10を微調整
駆動することにより、所定パルス駆動を比較的に高速で
行うことが可能となる。即ち、外気温度や摩擦などの諸
条件の変化があり、ステップモータ10の高速駆動後の
停止位置に変動が避けられない場合においても、正確な
位置決めが簡単な構成で可能となる。
【0047】続いて、図9はアクセサ30の初期化例の
フローチヤートである。本図において、装置の起動が行
われると、アクセサ30の初期化が行われ、ステップS
1において、図7中の矢印d4方向にアクセサ30の定
速駆動が所定パルス分(約15ミリ)行われる。このス
テップS1により、センサを透過しているかどうかの検
出がなされ、検出している場合にはステツプS2に進み
d4方向に駆動する。また、透過していない場合には、
ステツプS4に進みd15方向に駆動して、センサの透
過を待つ(ステツプS5)。
【0048】一方、ステツプS2により駆動されて、セ
ンサが遮光されると、ステツプS6において原点が決定
される。この後、ステツプS7に進み、d15方向に駆
動して、ステツプS8でセンサS2が検出板25eを透
過したかどうかの判定がなされる。ステツプS8でセン
サS2が検出板25eを透過したことを確認すると、ス
テツプS9において所定パルス数「A」を決定し、ステ
ツプS10において、d15方向に駆動する。この時
に、各カートリッジに対応したエッジをセンサS2によ
り検出する(ステツプS11)。続いて、ステツプS1
2において、固定マガジンのエッジ60eであるかの判
断がなされて、YESの場合には、ステツプSS14に
進み、X点からエッジ60eまでのパルス数「D」が決
定され、最後にステツプS15で停止する。また、ステ
ツプS12で固定マガジンのエッジでは内場合には、ス
テツプS13に進み原点X点からのパルス数が決定され
て、ステツプS10に戻る。
【0049】以上説明のように動作することで、動作に
時間を要することなく、かつカートリッジの位置に対応
して個別に検出穴を設けたことからステップモータ駆動
による累積誤差が発生しない。また、センサS2のみを
有効活用しているので、コストダウンも図れる。
【0050】
【発明の効果】以上説明のように、本発明によれば、所
定記録媒体を収容したカートリッジをマガジンに装填
し、マガジンを装置側のマガジン収容部に着脱自在に
し、所望のカートリッジをマガジンから取り出して、所
定の記録再生装置に装填し、また排出後にマガジンに戻
すカートリッジ交換装置において、カートリッジ把持移
動手段の往復ストロークが大きくなっても動作に時間を
要することなく、かつステップモータ駆動の累積誤差が
発生しないカートリッジ交換装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の概略構成を示した平面図である。
【図2】実施例の概略構成を示した外観斜視図である。
【図3】実施例の概略構成を示した正面図である。
【図4】実施例のアクセサ30の概略構成を示した外観
斜視図である。
【図5】M/Oカートリッジ90の取り出し動作を示し
た外観斜視図である。
【図6】M/Oカートリッジ90の戻し動作を示した外
観斜視図である。
【図7】アクセサ30のセンサS2とマガジン収容部を
示した外観斜視図である。
【図8】アクセサ30の微調整の説明の説明図である。
【図9】アクセサ30の初期化例のフローチヤートであ
る。
【符号の説明】
30…アクセサ(カートリッジ把持移動手段)、31…
キャリッジ、60…マガジン収容部、80,81…マガ
ジン、90…M/Oカートリッジ、97…把持面、検出
穴…60e(被検出部)、S2…センサである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定記録媒体を収容したカートリッジを
    縦列状態でマガジンに装填し、該マガジンを装置側のマ
    ガジン収容部に着脱自在にし、所望のカートリッジをマ
    ガジンから取り出して、所定の記録再生装置に装填し、
    また排出後にマガジンの元の位置に戻す各機能を備える
    カートリッジ交換装置であって、 前記装置の前面に沿うように配設されるとともに、前記
    マガジンを単独または複数分を縦列状態で収容するため
    に長手方向に延設された収容部を有する前記マガジン収
    容部と、 該マガジン収容部に対して併設される前記記録再生装置
    と、 前記マガジン収容部と前記記録再生装置に対して平行に
    ステップモータ駆動されるとともに前記マガジンから所
    望のカートリッジを取り出し・戻す機能を備えるカート
    リッジ把持移動手段と、 前記マガジン内の前記カートリッジの収納位置に対応し
    て配設される被検出部と、前記記録再生装置の装填位置
    に対応して配設される初期位置検出部と、 前記カートリッジ把持移動手段に搭載されてなり、前記
    被検出部と前記初期位置検出部のエッジを検出する検出
    手段と、 該検出の結果に応じて前記ステップモータ駆動の制御を
    行う制御手段と、を具備することを特徴とするカートリ
    ッジ交換装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、発光素子及び受光素子
    からな光学式センサであって、被検出部または初期位置
    検出部の透過または遮蔽を検出することをことを特徴と
    する請求項第1項に記載のカートリッジ交換装置。
  3. 【請求項3】 前記ステップモータ駆動の制御は、前記
    カートリッジ把持移動手段の前記マガジン収容部内の所
    望のカートリッジへの移動制御であって、 前記所望のカートリッジに対応する所定パルス分の駆動
    後に、前記所望のカートリッジに対応する前記被検出部
    のエッジを前記検出手段により透過から遮蔽、または遮
    蔽から透過への変化点を検出するように微調整駆動し
    て、前記カートリッジ把持移動手段の所望のカートリッ
    ジへの位置決めをすることを特徴とする請求項第2項に
    記載のカートリッジ交換装置。
  4. 【請求項4】 前記ステップモータ駆動の制御は、初期
    化動作における前記カートリッジ把持手段の前記初期位
    置検出部から前記被検出部の夫々まで移動するのに必要
    な駆動パルスに基づいて前記ステップモータ駆動制御を
    行うことを特徴とする請求項第1項に記載のカートリッ
    ジ交換装置。
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