JPH07161115A - カートリッジ交換装置 - Google Patents

カートリッジ交換装置

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Publication number
JPH07161115A
JPH07161115A JP30290093A JP30290093A JPH07161115A JP H07161115 A JPH07161115 A JP H07161115A JP 30290093 A JP30290093 A JP 30290093A JP 30290093 A JP30290093 A JP 30290093A JP H07161115 A JPH07161115 A JP H07161115A
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JP
Japan
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cartridge
magazine
gripping
carriage
arrow
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JP30290093A
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Inventor
Yoichi Izawa
洋一 伊沢
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Nidec Precision Corp
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Nidec Copal Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カートリッジの有無検出を短時間内に実行で
き、かつカートリッジの前後方向の逆挿入検出を簡単な
構成で実現できるカートリッジ交換装置を提供する。 【構成】 カートリッジ交換装置のカートリッジの最大
収容枚数が所定値に設定されたマガジンと、マガジンの
単独または複数分を所定位置において収容するマガジン
収容部と、マガジン収容部に対して併設される記録再生
装置と、マガジン収容部と記録再生装置とから所望のカ
ートリッジを取り出し・戻すために、カートリッジの両
側縁部97を把持する把持部40、44、41、47と
カートリッジ90の両側縁部97に形成された凹部9
1、92に対して潜入する潜入部42とを有した把持機
構を備えたカートリッジ把持移動手段30と、潜入部が
凹部に対して潜入する状態を検出する検出部S1、56
とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカートリッジ交換装置に
係り、例えばフロッピーディスク、音楽用カセットテー
プ、DAT、コンピュータ用データテープなどの記憶媒
体を収納する各種磁気テープカートリッジや光磁気ディ
スクカートリッジを自動交換して所定記録再生するカー
トリッジ交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】所定記録媒体を収容したカートリッジを
記録再生装置に対して、適宜自動交換して所定記録再生
するオートチェンジャー装置の内、光磁気(M/O)デ
ィスクのカートリッジをマガジンに複数分収容してお
き、適宜取り出して、記録再生装置に装填して、記録再
生後に、元のマガジンに戻す機構を備えた形式のカート
リッジ交換装置が提案されている。このような装置にお
いては、カートリッジの上下の両縁部を把持してカート
リッジの搬送を行うためのカートリッジ把持移動機構が
設けられる。
【0003】図12は従来のカートリッジ把持移動機構
の要部構成を示した上面図、また図13は図13の正面
図を夫々示したものであって、現在、比較的に多く用い
られる形式を模式的に示したものである。両図におい
て、キャリッジ130は図中のY矢印方向に移動可能に
構成される一方、このキャリッジ130には、上下把持
アーム141、140を矢印Z方向に駆動することで、
各アームの先端に固定されているゴム板144、147
によりカートリッジ90を把持する状態と、把持を解除
する状態にする把持機構が搭載されている。そして、カ
ートリッジ90を把持した後に、X矢印方向に上下把持
アーム141、140が移動された後、キヤリッジ13
0がY矢印方向に移動されて、光ディスク装置に対する
装填が可能になるように構成されている。
【0004】また、このキャリッジ130にはスイッチ
S101aを有したセンサS101がカートリッジ90
を把持する位置に近い位置に配設されており、カートリ
ッジ90の有無をケース側面に対してスイッチS101
aが直接的に当接する状態を検出するように構成されて
いる。
【0005】以上の構成により、予めマガジン内に収容
されたカートリッジ90に対応する位置にキャリッジ1
30を矢印Y方向に移動し停止させてから、X矢印方向
に上下把持アーム141、140を移動させた後に、Z
矢印方向に移動することでカートリッジ90の把持を行
い、図示の位置において、カートリッジ90の有無検出
をセンサS101により行うようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカートリッジ把持移動機構によれば、マガジン
からカートリッジ90を引き出して、図12、13に図
示の状態にしてからカートリッジ90の有無検出を行う
ようにしていたことから、特にカートリッジ無しを検出
した場合において、再度、上下把持アームが待機位置に
復帰させるるまでに余計な時間を要する問題点があっ
た。また、上述のようにカートリッジ側面に対して当接
することで、カートリッジの有無検出を行っていたの
で、カートリッジがマガジン中に前後方向(カートリッ
ジの開閉蓋を前後方向間違えて)逆にセットされている
逆収納状態を検出できない問題点があった。
【0007】したがって、本発明のカートリッジ交換装
置は上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的
とするところは、カートリッジの有無検出を短時間内に
実行でき、かつカートリッジの前後方向の逆挿入検出を
簡単な構成で実現できるカートリッジ交換装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために本発明のカートリッジ交換装置は以
下の構成を備える。即ち、所定記録媒体を収容したカー
トリッジをマガジンに装填し、マガジンを装置側のマガ
ジン収容部に着脱自在にし、所望のカートリッジをマガ
ジンから取り出して、所定の記録再生装置に装填し、ま
た該記録再生装置から排出後にマガジンの元の位置に戻
す各機能を少なくとも備えるカートリッジ交換装置にお
いて、マガジンと記録再生装置とから所望のカートリッ
ジを取り出し・戻すために、カートリッジの両側縁部を
把持する把持部とカートリッジの両側縁部に形成された
凹部に対して潜入する潜入部とを有した把持機構を備え
たカートリッジ把持移動手段と、潜入部が凹部に対して
潜入する状態を検出する検出部とを具備している。
【0009】
【作用】上記の構成により、カートリッジ把持移動手段
によりマガジン収容部から所望のカートリッジを取り出
す際に、把持部がカートリッジの両側縁部を把持すると
ともに、凹部に向かい進行し、カートリッジの両側縁部
に形成された凹部に対して潜入部が潜入する状態を検出
部により検出することで、カートリッジの有無検出を短
時間内に実行し、かつカートリッジの前後方向の逆挿入
検出を簡単な構成で実現する。
【0010】
【実施例】以下に、本発明のカートリッジ交換装置の好
適な実施例について、光磁気ディスクカートリッジを所
定個数分収容したマガジンとともに示した添付図面を参
照しながら説明する。尚、全図を通じて同一符号は同一
対象物を示す。
【0011】図1は本発明の一例を示す実施例のカート
リッジ交換装置1の平面図である。また、図2は図1に
基づく要部の外観斜視図である。両図において、光磁気
ディスク装置25と3.5インチの光磁気(M/O)デ
ィスクを収納するカートリッジであるカートリッジ90
(図中、破線図示)用のマガジン収容部60とを隣り合
うように略並列に基台2上に配設することにより、装置
1の奥行き寸法Fを極力小さくする配慮がなされてい
る。
【0012】即ち、カートリッジ交換装置の通常の構成
は、カートリッジ90をマガジンから取り出した後に、
その取り出し方向に沿うように光ディスク装置を配設す
ることが一般的であるが、このように配置すると、カー
トリッジ90のマガジン収容部60と、取り出し機構を
搭載したアクセサと、光ディスク装置とが前後奥行き方
向に並ぶこととなる結果、装置の奥行きが大きくなって
しまい、例えばパソコンと併設して使用する場合に、カ
ートリッジ交換装置のみが手前に出てしまうような不都
合が生じることになる。そこで、マガジン収容部60と
光ディスク装置25を隣合うように配設して、これらの
後方において、カートリッジ90の取り出し戻しのため
のアクセサ30を配置している。
【0013】このように主要機構を配設することによ
り、例えば、図1に示されるようにカートリッジ90を
10個分収容した10個用マガジン81の所望の位置に
アクセサ30が移動され、図中の矢印D1、D2、D3
方向にカートリッジ90を略「コ」の字状に移動するよ
うにしている。尚、詳細については後述する。
【0014】次に、マガジン収容部60には、カートリ
ッジ90を5個分収容した5個用マガジン80と、カー
トリッジ90を10個分収容した10個用マガジン81
をマガジン収容部60の任意の位置に案内保持する後述
する案内保持部材と、これらのマガジン80、81を介
することなく、一枚毎に直接的にカートリッジ90を光
ディスク装置25に装填、排出する際の装填排出口とな
る固定マガジン63が設けられている。
【0015】また、マガジン収容部60の手前前方に
は、開閉扉4が基台2に固定された不図示のカバーにお
いて回動開閉に設けられており、この開閉扉4を開くこ
とにより、カートリッジ90を収容したマガジン80、
81とカートリッジ90をマガジン収容部60内にセッ
トできるようにする一方、セット後に開閉扉4を閉じて
不図示の扉開閉センサにより閉状態になったことを確認
した後に、光ディスク装置25への装填動作他を実行す
るようにしている。
【0016】アクセサ30は基台2上においてシャフト
ブロック22と固定部材19を用いて両端が支持固定さ
れた第1シャフト17と第2シャフト18により摺動自
在に案内されるキャリッジ(不図示)を設けており、こ
のキャリッジに対して動力伝達を行うことで図中の矢印
D2とその逆方向に移動できるように構成されている。
このキャリッジへの動力伝達のために、基台2上におい
てブラケット11を介して固定されたステップモータ1
0のモータプーリ12とプーリ14間にベルト13が張
設されており、プーリ14と軸を同一にするプーリ15
と、基台2上に固定されたアイドラプーリ20間におい
て張設されたベルト16の途中をキャリッジに固定する
ことで、キャリッジの駆動系が構成されており、ステッ
プモータ10への所定通電によりアクセサ30を図1中
の実線図示の位置と一点鎖線図示の位置の間の所望の位
置に移動停止するように構成されている。
【0017】以上説明の構成の後方には、装置1内に外
気をフィルタリング後に導入するための冷却ファン7と
電源5とがカバーの裏面に沿うように縦置き状態に設け
られており、装置1の奥行き寸法Fに及ぼす影響を小さ
くする配慮がなされている。また、光ディスク装置25
の左隣には、ゴミを完全に遮蔽するとともに、冷却を行
う空冷装置70が設けられており、冷却ファン7により
導入された空気をさらにフィルタで濾過することで光デ
ィスク装置25内に清浄された空気を送り込むととも
に、光ディスク装置25内を正圧状態にすることで装置
25内に異物が入らないようにしている。そして、この
空冷装置70の壁面にはソレノド9が固定されており、
アクセサ30によりカートリッジ90を把持する際に、
カートリッジ90を一旦保持できるようにしている。
【0018】次に、図1の正面図である図3と図2を参
照すると、基台2には高さ寸法がGのカバー3が装置1
全体を覆うように設けられており、装置1の内部への異
物混入を防止している。また、装置1は寸法Gを天地方
向にする横置き状態と、寸法Gを底面にする縦置き状態
にする2通りの使用ができるようにしており、このため
にカバー3の外観面にゴム足乃至突起部が設けられてい
る。
【0019】一方、マガジン収容部60は基台2上にお
いて4個のカラー58を用いて基台2から所定距離を離
して設けられており、装置全体の制御駆動をする基板6
をマガジン収容部60の下方において配置できるように
している。即ち、マガジン収容部60の下方の空間を有
効利用して、装置1の小型化を可能にしている。
【0020】そして、この基板6はコネクタ、配線を介
して各構成への電源供給、信号授受が行えるようにされ
ており、例えばアクセサ30に対しては図1に示される
ようにフレキシブル基板23を介して接続されるように
構成されている。
【0021】マガジン収容部60は、略平板状の下板6
8と『コ』の字状に曲げ加工された上ケース67とから
構成されており、カラー58を用いて基台2上に固定さ
れている。この、下板68には下ガイド62が一定間隔
で4個分が固定されている。また、上ケース67には上
ガイド61が一定間隔で4個分が固定されている。
【0022】また、上ケース67の天井上方部位には、
マガジン80、81がセットされた後に動かないように
固定するストッパー64が一定間隔で4個分が固定され
ている。そして、固定マガジン63には、カートリッジ
90を収容する連通部63aが形成されており、図中の
破線図示のセンサS6によりカートリッジ90の有無検
出を行うようにしている。
【0023】上下ガイド61、62は5個用マガジン8
0、10個用マガジン81の混在した状態か、またはい
ずれか一方のみをマガジン収容部60の所定位置に正し
くセットさせるために設けられており、5個用マガジン
80、10個用マガジン81の上溝85と、下溝86が
上下ガイド61、62に対して合致した状態において奥
に挿入できるようにして、ストッパー64に内蔵された
ボール65がバネ66の付勢力を得て5個用マガジン8
0、10個用マガジン81が保持できるように構成され
ている。
【0024】図4は、アクセサ30の外観斜視図であ
る。本図において、キャリッジ31は図示のように板状
に形成されており、下方部位おいて、第1ガイドブッシ
ュ32を内蔵したホルダー33を取り付け部31aにお
いて固定する一方、第2ガイドブッシュ34を矢印方向
に移動自在して第2シャフト17と第2シャフト18間
の平行誤差を吸収できるようにして、取り付け部31b
に設けている。また、キャリッジ31の下端部の第2シ
ャフト18近くにおいてベルト16をキャリッジ31に
対して固定している。以上のキャリッジの構成により、
図1中の矢印D2に沿う方向と、矢印D5方向にキャリ
ッジを移動停止可能にしているが、ホルダ33は十分な
全長を有しており、また内部に不図示の第1ガイドブッ
シュ32をさらに所定間隔を隔て設けているので、第2
ガイドブッシュ34とともにキャリッジ31を3点支持
する状態にしていることから、キャリッジ31の上端に
おけるブレや振動を発生することなく、駆動できるよう
にしている。また、キャリッジの片側を平行の2本のシ
ャフトで案内するようにして、高さ寸法Gを最小にでき
るようにしている。
【0025】キャリッジ31には、副キャリッジ35が
案内レール36、37により案内されるとともに、ラッ
ク38の歯部38aに歯合するギア(不図示)を搭載
し、副キャリッジモータ39から動力を得るようにして
設けられている。そして、この副キャリッジ35の移動
位置の検出をセンサS3、S4を用いて行うようにして
いる。
【0026】一方、キャリッジ31には、センサS2が
図中の手前に突出する状態で設けられており、キャリッ
ジ31のカートリッジ収容部60に対する相対位置決め
をこのセンサS2を用いて行うようにしている。
【0027】副キャリッジには図中の破線図示の把持ア
ームモータ50から駆動力を得るようにした、カートリ
ッジ90を把持する上下把持アーム40、41が搭載さ
れている。上下把持アーム40は夫々長穴41d,40
dが形成されており副キャリッジ35に固定されるネジ
において図中の上下方向に案内される一方、下把持アー
ムに一体形成されたラック41aと、動作片49のラッ
ク49aが把持アームモータ50に設けられたウォーム
に歯合したピニオン48に対する対向位置において夫々
歯合する状態にされている。
【0028】そして、この動作片49と上把持アーム4
0の間にコイルバネ54が張設状態で設けられている。
また、上把持アーム40上にはセンサS1が固定されて
おり、下把持アーム41に固定されているアーム56が
センサS1をオン−オフさせることで上下把持アーム4
0、41によるカートリッジ90の把持状態の検出をす
るように構成されており、把持アームモータ50の正逆
回転駆動制御を行うようにしている。
【0029】以上のように駆動される上下把持アーム4
0、41の先端にはローラ42が夫々回動自在に設けら
れており、カートリッジ90の上下凹凸部91、92
(後述する)に対して各ローラ42が潜入することで、
上述のセンサS1による検出を可能にしている。また、
ローラ42の後側において、下把持アーム41には下ラ
バー部47が、また、上把持アーム40の下ラバー47
に対向する部位には、上ラバー44を設けた揺動ブラケ
ット45がピン46回りに揺動自在に設けられており、
上下ラバー44、47間においてカートリッジ90の把
持面を挾持することにより、取り出し、戻しを行うよう
に構成されている。
【0030】一方、上下把持アーム40、41の幅方向
を規制する幅規制ローラ51、52はキャリッジ31か
ら延設されたブラケット53に回動自在に設けられてお
り、カートリッジ90を把持した後に、副キャリッジ3
5がセンサS3側に移動する際に、上下把持アーム4
0、41の横ブレを除去する一方、カートリッジ90自
体のケース幅方向を案内するようにして横ブレを除去す
るようにしている。また、上下把持アーム40、41の
幅方向が幅規制ローラ51、52により規制されるの
で、上下把持アーム40、41は上述の長穴40d,4
1dを用いて副キャリッジ35において上下方向に案内
すれば良いことになる。
【0031】以上説明の構成の装置1における、カート
リッジ90の取り出し動作と、戻し動作について次に述
べる。
【0032】図5は以上説明のアクセサ30に搭載され
る上下把持アームのローラ42と、上下ラバー44、4
7のみを図示しており、これらの動きを矢印dnを付し
て示した動作説明斜視図である。本図において、図中の
破線図示の光ディスク装置25内に装填された状態にな
っているカートリッジ90は矢印DI方向に装填される
ことにより、カートリッジの開閉蓋96が自動的に開か
れ、内蔵された光磁気ディスクの記録再生面が露出する
ように構成されている。
【0033】このカートリッジ90は角部に設けられる
面取り部95と、上下端面に設けられる上下丸凹部9
3、94と、上下凹部91、92とを設けるように国際
的に企画されたものである。一方、カートリッジ90は
破線図示の5個用マガジン80、10個用マガジン81
に収容されており、マガジン収容部60にセットされて
いる。
【0034】以上のセット状態から、光ディスク装置2
5への装填指令がなされると、アクセサ30は所望のカ
ートリッジ90の位置する場所に移動されて停止した後
に、副キャリッジモータ39の駆動が行われて、上下把
持アームのローラ42がカートリッジ90の把持面上に
到達する。その後に、端アームモータ50の起動がさ
れ、ローラ42が把持面97上に当接する状態になり、
矢印d1方向に移動される。この矢印d1の移動後に、
上下のローラ42がカートリッジ90の上下凹部91、
92に矢印d2方向に夫々落ち込む状態になる。これに
前後して、センサS1がオン状態になり、上下ラバー4
4、47による把持状態になる。この後に、矢印d3方
向に副キャリッジが移動されるに伴い、カートリッジ9
0がマガジンから外部に完全に引き出される。
【0035】この後に、アクセサ30が光ディスク装置
25の前方位置まで矢印d4方向に移動されて停止す
る。この後に、カートリッジ90の把持状態を保持した
ままて副キャリッジが矢印d5方向に移動されて、光デ
ィスク装置25の装填口近くで停止する。この後に、把
持状態を解除するためにローラ42が矢印d6方向に互
いに離れるように移動され、戻されて(矢印d7)か
ら、カートリッジ90の後端面98を後方から押圧でき
る位置まで移動される(矢印d8)。この後に、矢印d
9方向に上下把持アームが移動されて、カートリッジ9
0が光ディスク装置に設けられた自動吸引機構により装
填位置に移動される(矢印DI)。以上で、装填を終わ
り、上下把持アーム乃至アクセサが待機状態にされる。
【0036】次に、図6において光ディスク装置25か
ら、カートリッジ90を取り出してマガジン80、81
に戻す動作を示す。先ず、ソレノイド9がオン(矢印d
10方向)されてシャッタ9aを光ディスク装置の装填
口から離れた部位を塞ぐ状態にする。その後に、光ディ
スク装置25の自動排出機構により、カートリッジ90
が矢印DE方向に排出されてシャッタ9aにより端面9
8が位置規制される状態になる。その後に、上下ローラ
42が上下凹部91、92より深い位置まで矢印d11
方向に移動された後に、上下ローラ42がカートリッジ
90の上下把持面と当接する位置まで上下把持アームが
移動されカートリッジ90の上下端面を当接状態で移動
されて凹部に落ち込む(矢印d13)ことで、センサS
1をオンさせて把持が完了したことを確認する。この後
に、矢印d14、d15、d16方向に移動して、マガ
ジン80、81に対向する位置にカートリッジ90を戻
す。この後に、ローラ42が上下凹部から離れて矢印D
17、待機位置に戻る(矢印d18)ことで戻し動作を
終了する。
【0037】以上のように、アクセサ30、把持アーム
を駆動するようにして、図1において説明した略「コ」
の字状の移動を可能にしている。
【0038】次に、以上説明のアクセサ30のキャリッ
ジ31には、上述のセンサS2が設けられており、キャ
リッジ31のカートリッジ収容部60に対する相対位置
決め及びアクセサ30の初期化動作をこのセンサS2を
用いて行うようにしている。次に、図7は上述したアク
セサ30の要部構成と動作方向を示した図であって、既
に説明済の部分には同様の符号を付して説明を割愛し、
未説明部分について述べる。先ず、下把持アーム41に
一端が固定されたアーム56は、上把持アーム40に固
定されているフォトインタラプタからなる光学センサS
1に対して検知部内に潜入して遮光することで上下把持
アーム40、41が矢印d2、d8方向の所定位置まで
移動したことを検出する様に構成されている。
【0039】したがって、制御基板6よりカートリッジ
の把持命令が発行されて把持アームモータ50の駆動が
行われて、ピニオン48が反時計回転方向に駆動される
と、ピニオン48に歯合しているラック41aを介して
下把持アーム41がd2、d8方向に移動し、ラック4
9aを介して可動片49が下方に移動し、コイルバネ5
4の張力により上把持アーム40が矢印d2、d8方向
に移動する際に、カートリッジ90を正常に把持するた
めに必要なストローク分の移動が上下把持アーム40、
41にできなかった場合には、コイルバネ54が延びて
アクチエータ56はセンサS1を遮光する位置まで移動
できないことから、把持異常検出を行うことができる。
【0040】一方、上下把持アーム40、41の移動が
正常に行われてカートリッジ90を把持するために必要
なストローク分の移動ができた場合には、アクチエータ
56はセンサS1を遮光する位置まで移動できることか
ら、把持終了検出を行うことができる。
【0041】また、把持動作後に把持アームモータ50
を逆方向に駆動して、上下把持アーム40、41を夫々
矢印d6、d17方向に移動する。以上の動作におい
て、把持アームモータ50への駆動電流iを適宜制限す
ることで、カートリッジ90の把持動作時において過剰
な把持力が作用しないようにして、カートリッジ90の
破損などを防止するようにしている。
【0042】次に、キャリッジ31に搭載された副キャ
リッジモータ39は、上述のように副キャリッジ35を
駆動して、この副キャリッジ35の移動位置の検出をセ
ンサS3、S4を用いて行うようにして、副キャリッジ
35が図中の左方向に移動する図5、図6において説明
した矢印d3、14、18方向と、右方向に移動するd
5、11、16方向にする各動作の検出を可能にしてい
る。
【0043】したがって、この副キャリッジモータ39
の駆動によって、図5において説明したように把持され
た状態のカートリッジ90をマガジン収容部60から矢
印d3方向に引き出す動作と、戻す動作と、光ディスク
装置25に対して矢印d9方向に装填する動作と、矢印
d14方向に光ディスク装置25から引き出す動作な
ど、カートリッジ90に対して直接外力が作用する各動
作を行うことから、この副キャリッジモータ39の駆動
も把持アームモータ50の駆動制御と略同様に、駆動電
流iを適宜制限することで、カートリッジ90の出し入
れ動作時において過剰な力が作用しないようにして、カ
ートリッジ90の破損などを防止するようにしている。
【0044】図8と図9は、図7に説明のアクセサ30
の動作説明図であって、カートリッジ90が正しくマガ
ジン収容部60中に収容されている場合に把持する様子
を示したものである。先ず、図8において、装置1の起
動がなされて、アクセサ30が所望のカートリッジ90
に対応する位置に移動後に停止すると、副キャリッジモ
ータ39の駆動がされて、上下把持アーム40、41が
カートリッジ90の把持面97の左端部に略位置する位
置に移動される。これに前後して、把持アームモータ5
0が起動されて、上下把持アーム40、41がカートリ
ッジ90の把持面97を把持する方向であるd2方向に
移動されて、上下把持アーム40、41の各先端部位に
おいて回転自在に設けられたローラ42が両把持面97
上を回転して移動する初期状態にされる。このときに
は、センサS1はアーム56により遮蔽されず、コイル
バネ54が上述のように延びる状態になり、各把持アー
ムに設けられたローラ42によりカートリッジ90の把
持面をコイルバネ54の引っ張り力により挟む状態にす
る。
【0045】この状態から副キャリッジモータ39を駆
動して、上下把持アーム40、41を矢印d1方向にさ
らに移動すると、把持アームの各先端に設けられたロー
ラ42が把持面97上を回転しつつ矢印d1方向に移動
して、カートリッジ90の上下凹部91、92内に各ロ
ーラ42が矢印d2方向に落ち込んで、図9に図示され
る状態になる。この結果、センサS1は下把持アーム4
1に固定されたアクチエータ56により遮蔽されてカー
トリッジ90の把持が完了したことと、カートリッジ9
0が有り、及びカートリッジ90が挿入前後方向を間違
えずに正しくマガジン収容部60内に収容されていたこ
とを同時に検出する。この後、上下把持アーム40、4
1による把持状態を保持して、副キャリッジモータ39
が逆方向に駆動されて、カートリッジ90を矢印d3方
向に移動することで、マガジン収容部60からカートリ
ッジ90を引き出す。
【0046】次に、図10と図11は図7に説明のアク
セサ30の動作説明図であって、カートリッジ90が前
後逆方向にマガジン収容部60中に収容されており、カ
ートリッジ90の面取り部95が図中の左側に位置して
おり、上述の上下凹部91、92が右側に位置している
場合を示したものである。
【0047】図10において、装置1の起動がなされ
て、アクセサ30が所望のカートリッジ90に対応する
位置に移動後に停止すると、副キャリッジモータ39の
駆動がされて、上下把持アーム40、41がカートリッ
ジ90の把持面97の左端部に略位置する位置に移動さ
れる。これに前後して、把持アームモータ50が起動さ
れて、上下把持アーム40、41がカートリッジ90の
把持面97を把持する方向であるd2方向に移動された
後、ローラ42が両把持面97上を回転しつつ矢印d1
方向に移動して行くが、上述の上下凹部91、92が位
置していないことから、図11に図示に図示のように、
ローラ42は上下凹部91、92内に落下できず、セン
サS1がアーム56により遮られずカートリッジ90が
前後方向に逆に収容されている異常を検出する。一方、
カートリッジ90がマガジン収容部60内に無い場合に
は、上述した図8の状態から把持動作が実行されると、
即座にセンサS1がアーム56により遮られることにな
るので、カートリッジ無しの状態を検出できる。
【0048】以上説明のように、アクセサ30に設けら
れたセンサS1を効果的に用いて、把持アームによるカ
ートリッジの把持を行うことで、必要最小限の構成で、
カートリッジの有無、逆挿入を検出できる。また、把持
動作中にカートリッジの有無検出ができる。
【0049】尚、上記の実施例においては、カートリッ
ジを光ディスク内蔵のものに限定して述べたが、これに
限定されず、フロッピーディスク、音楽用カセットテー
プ、DAT、コンピュータ用データテープなどの各種磁
気テープを自動交換して所定記録再生する装置におい
て、上記のカートリッジ構成を備える機器には全て適用
可能である。また、ローラ42に交えて、把持面97上
を移動でき上下凹部91、92に潜入するスライダを設
けても良いことは勿論である。
【0050】
【発明の効果】以上説明のように、本発明によれば、所
定記録媒体を収容したカートリッジをマガジンに装填
し、マガジンを装置側のマガジン収容部に着脱自在に
し、所望のカートリッジをマガジンから取り出して、所
定の記録再生装置に装填し、また排出後にマガジンに戻
すカートリッジ交換装置において、カートリッジの有無
検出を短時間内に実行でき、かつカートリッジの前後方
向の逆挿入検出を簡単な構成で実現できるカートリッジ
交換装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の概略構成を示した平面図である。
【図2】実施例の概略構成を示した外観斜視図である。
【図3】実施例の概略構成を示した正面図である。
【図4】実施例のアクセサ30の概略構成を示した外観
斜視図である。
【図5】カートリッジ90の取り出し動作を示した外観
斜視図である。
【図6】カートリッジ90の戻し動作を示した外観斜視
図である。
【図7】アクセサ30の動作説明図である。
【図8】カートリッジ90が正しくセットされた場合の
アクセサ30の動作説明図である。
【図9】カートリッジ90が正しくセットされた場合の
アクセサ30の動作説明図である。
【図10】カートリッジ90が前後逆にセットされた場
合のアクセサ30の動作説明図である。
【図11】カートリッジ90が前後逆にセットされた場
合のアクセサ30の動作説明図である。
【図12】従来のカートリッジ把持移動機構の要部構成
を示した上面図である。
【図13】図13の正面図である。
【符号の説明】
25…光ディスク装置、30…アクセサ、39…副キャ
リッジモータ、40…上把持アーム、41…下把持アー
ム、39…副キャリッジモータ、50…把持アームモー
タ、60…マガジン収容部、80,81…マガジン、9
0…M/Oカートリッジ、S1…センサである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定記録媒体を収容したカートリッジを
    マガジンに装填し、該マガジンを装置側のマガジン収容
    部に着脱自在にし、所望のカートリッジをマガジンから
    取り出して、所定の記録再生装置に装填し、また該記録
    再生装置から排出後にマガジンの元の位置に戻す各機能
    を少なくとも備えるカートリッジ交換装置において、 前記マガジンと前記記録再生装置とから所望のカートリ
    ッジを取り出し・戻すために、カートリッジの両側縁部
    を把持する把持部とカートリッジの両側縁部に形成され
    た凹部に対して潜入する潜入部とを有した把持機構を備
    えたカートリッジ把持移動手段と、 前記潜入部が前記凹部に対して潜入する状態を検出する
    検出部と、 を具備することを特徴とするカートリッジ交換装置。
JP30290093A 1993-12-02 1993-12-02 カートリッジ交換装置 Withdrawn JPH07161115A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1012839A2 (en) * 1997-04-30 2000-06-28 Spectra Logic Corporation Data cartridge library system
US7145747B2 (en) 2004-03-05 2006-12-05 Spectra Logic Corporation Data cartridge library including a magazine, a picker, an elevator, and a grasper

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