JPH07163087A - モータ回転子のアンバランス量の初期処理方法 - Google Patents

モータ回転子のアンバランス量の初期処理方法

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Publication number
JPH07163087A
JPH07163087A JP34020193A JP34020193A JPH07163087A JP H07163087 A JPH07163087 A JP H07163087A JP 34020193 A JP34020193 A JP 34020193A JP 34020193 A JP34020193 A JP 34020193A JP H07163087 A JPH07163087 A JP H07163087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balance
armature core
motor
shaft
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP34020193A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kobayashi
敦 小林
Sumihiro Arima
純博 有馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
Priority to JP34020193A priority Critical patent/JPH07163087A/ja
Publication of JPH07163087A publication Critical patent/JPH07163087A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コア巻線モータで回転軸を偏心させ、或は直
径カット加工を行った場合には巻線の不平衡状態も含め
質量のアンバランスから回転のアンバランスが生じるの
で、モータの軸方向の長さを極限まで短くできるように
回転子のアンバランス量を除去するため。 【構成】 偏心シャフト付モータの回転軸に対する質量
のアンバランスにより発生する回転子のアンバランス量
を除去するため、アンバランスが発生する方向にある偏
心側及び又は整流子側のアーマチュアコアの部分に、元
来スペースとして遊んでいる部分を利用してつけバラン
ス又はとりバランスによる増減を行って質量のアンバラ
ンス量の初期値を低減するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は一般にモータに関し、
詳しくは偏心シャフト付モータの回転子のアンバランス
量の初期処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコア巻線モータ回転子の断面側面
図を図3に示す。シャフト2に偏心モータとして使用す
るための偏心加工、又は他の回転軸と連結するための直
径カット(Dカット)がされている場合には、巻線1の
不均衡状態も加わって質量の不均衡による回転子の回転
アンバランスを生ずる。2aはシャフト偏重量部、3は
アーマチュアコア、4は絶縁端部品、6は整流子であ
る。ところが、図3に示すものは下記のような欠点があ
る。 通常のモータと異なり、偏心している分初期アンバ
ランスが大きいという短所がある。 自動車関連部品は製造ラインのタクトでコストが決
まるため、大きなアンバランスは問題が大きい。 故に、寸法の許す限り初期アンバランスを小さくす
る手段を実行しなければならない。 上述のアンバランスを除去する方法として、例えば、特
開平4−271256号公報の「モータ回転子のアンバ
ランス量の初期処置方法」が開示されている。図4は上
記公報の図2と同じものであって、アーマチュアコア3
の軸方向両外側端に配置される絶縁端部品4の中質量の
アンバランスが発生する方向にある部分に巻かれる巻線
1aの長さを増減させ、質量のアンバランス量の初期値
を低減するようにしたものである。図4において図3と
同一の部品には同一の符号を付している。4aは部分的
に軸方向長さを大きくした絶縁端部品である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図4に示さ
れる従来のモータ回転子のアンバランス量の初期処置方
法は、絶縁端部品4aの軸方向長さを大きくする必要が
あるため、軸方向寸法に余裕があるときには有効である
が、そうでない場合は同じ方法が取れず、小型、コンパ
クト化の要求に対しては欠点となるという問題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸方向寸法に
影響されないスペースを利用することで従来と同効果を
得るように、アーマチュアコアに巻線が巻かれた偏心シ
ャフト付モータの回転軸に対する質量のアンバランスに
より発生する回転子のアンバランス量を除去するため、
アンバランスが発生する方向にある偏心側及び又は整流
子側のアーマチュアコアの部分に、元来スペースとして
遊んでいる部分を利用してつけバランス又はとりバラン
スによる重量の増減を行って質量のアンバランス量の初
期値を低減するようにしたモータ回転子のアンバランス
量の初期処理方法を提供しようとするものである。
【0005】
【作用】組み立ての初期処理として、偏心側アーマチュ
アコア及び又は整流子側アーマチュアコアの形状を変え
たり、つけバランス材を追加したりして、部分的に質量
を増減させ回転アンバランス量を予め少なくしておくこ
とができるので、モータの全長を短くすることができ
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明によるモータ回転子のアンバラ
ンス量の初期処理方法の実施例について図1及び図2を
参照して説明する。図1は本発明によるモータ回転子の
アンバランス量の初期処理方法を示すもので、(A)は
断面側面図、(B)は(A)のアーマチュアコアの右断
面正面図であり、図2は図1のアーマチュアコアを示す
もので、(A)は図1(A)の部分断面側面図、(B)
は(A)の左断面正面図、(C)は(A)の右断面正面
図(基準スロットにつけバランス材を取り付けた状
態)、(D)は(A)及び(B)の基準スロットの形状
を示す正面図、(E)は(C)のつけバランス材の正面
図である。図1及び図2において、2はシャフト、2a
はシャフト減重量部、3aは偏心側アーマチュアコア、
3bは整流子側アーマチュアコア、3cはつけバランス
材、3dは重量減量部、5は整流子側アーマチュアコア
の図2(B)に示す基準スロット形状から型にて肉を盗
んでプレスした部分、10は自動積層のためのかしめ穴
である。重量減量部3dは整流子側のアンバランスの補
正(多少偏心側の影響を受ける。)のためのものであっ
て、本実施例ではバランスウェイト付加部と同じ位置に
なり、重量減量部3dの反対側にバランスウェイトが付
加されることになる。つけバランス材3cは付加部(シ
ャフトの偏重量部2aの反対側)に取り付けられ、付加
量は偏重量に見合った重量である。図2において、偏心
側アーマチュアコア3a、整流子側アーマチュアコア3
b及びつけバランス材3cは全て板材のプレス抜き材で
あり、3種類のプレス金型が必要であるが、自動積層が
可能なところから材料費の若干のアップで対応できる。
なお、バランス修正について説明を補足する。 バランス修正はアーマチュアコアの両端面の図2
(A)のA、Bの2面で行う。 偏心シャフトのアーマチュア組立体全体に与える影
響は偏心位置(角度)に対しそれぞれ決まった位置(角
度)に現れる。 前記2面のそれぞれ決まった位置に対して、とりバ
ランスか或はつけバランスを施せばよい。 図2(A)に示すLはモータの特性を維持するのに
必要な長さであり、L1〜L3の長さは偏心量によって生
ずるアンバランスの影響を実験によって最良点を決め
る。又、L3は軸方向長さの規制により決定される値で
もあり、L1、L2の値にも影響を与える。
【0007】
【発明の効果】本発明によるモータ回転子のアンバラン
ス量の初期処理方法は、組み立ての初期処理として、偏
心側アーマチュアコア及び又は整流子側アーマチュアコ
アの形状を変えたり、つけバランス材を追加したりし
て、部分的に質量を増減させて回転アンバランス量を予
め少なくしておくことができるので、モータの全長を短
くすることができ、又、最終アンバランス修正工程で
は、樹脂のバランスウェイトの付加量は僅かで、修正工
数は大幅に削減され、コストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるモータ回転子のアンバランス量の
初期処理方法の実施例を示すもので、(A)は断面側面
図、(B)は(A)のアーマチュアコアの右断面正面図
である。
【図2】図1のアーマチュアコアを示すもので、(A)
は図1(A)の部分断面側面図、(B)は(A)の左断
面正面図、(C)は(A)の右断面正面図(基準スロッ
トにつけバランス材を取り付けた状態)、(D)は
(A)及び(B)の基準スロットの形状を示す正面図、
(E)は(C)のつけバランス材の正面図である。
【図3】従来のコア巻線モータ回転子の断面側面図であ
る。
【図4】特開平4−271256号公報に記載のコア巻
線モータ回転子の断面側面図である。
【符号の説明】
1:巻線 2:シャフト 2a:シャフト偏重量部 3:アーマチュアコア 3a:偏心側アーマチュアコア 3b:整流子側アーマチュアコア 3c:つけバランス材 3d:重量減量部 4:絶縁端部品 6:整流子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーマチュアコアに巻線が巻かれた偏心
    シャフト付モータの回転軸に対する質量のアンバランス
    により発生する回転子のアンバランス量を除去するた
    め、アンバランスが発生する方向にある偏心側及び又は
    整流子側のアーマチュアコアの部分に、元来スペースと
    して遊んでいる部分を利用してつけバランス又はとりバ
    ランスによる重量の増減を行って質量のアンバランス量
    の初期値を低減するようにしたことを特徴とするモータ
    回転子のアンバランス量の初期処理方法。
JP34020193A 1993-12-08 1993-12-08 モータ回転子のアンバランス量の初期処理方法 Pending JPH07163087A (ja)

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JP34020193A JPH07163087A (ja) 1993-12-08 1993-12-08 モータ回転子のアンバランス量の初期処理方法

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JPH07163087A true JPH07163087A (ja) 1995-06-23

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ID=18334679

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JP (1) JPH07163087A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014080712A1 (ja) 2012-11-20 2014-05-30 株式会社豊田自動織機 スリップリング構造
CN110276164A (zh) * 2019-07-10 2019-09-24 湖南科技大学 环形零部件筋板焊接错位量引起转子结构不平衡量分析法
WO2021014874A1 (ja) * 2019-07-23 2021-01-28 愛三工業株式会社 ブラシレスモータ

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