JPH07163082A - モールドモータ - Google Patents
モールドモータInfo
- Publication number
- JPH07163082A JPH07163082A JP34010593A JP34010593A JPH07163082A JP H07163082 A JPH07163082 A JP H07163082A JP 34010593 A JP34010593 A JP 34010593A JP 34010593 A JP34010593 A JP 34010593A JP H07163082 A JPH07163082 A JP H07163082A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator core
- bracket
- coil
- frame
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 歯部3にコイル5を巻装したステータコア1
と、ステータコア1をインサート成形した絶縁性樹脂か
らなるフレーム6と、フレーム6に固定するブラケット
7とを有するモールドモータにおいて、ブラケット7の
ステータコア側の外周部に、ステータコア1の外周部に
おける軸方向端面に当接する突出部8を設け、かつこの
ステータコア1とブラケット7をインサート成形で一体
化してフレーム6を構成したもの。 【効果】 コイルで発生した熱を、ステータコアの外周
部からブラケットの突出部に直接伝達し、またコイルエ
ンドからブラケットに効率よく伝達することができ、こ
れらの熱をブラケットから良好に外気中に放出させるこ
とができるので、コイルの冷却が良好に行え、モータ特
性を向上させることができる。
と、ステータコア1をインサート成形した絶縁性樹脂か
らなるフレーム6と、フレーム6に固定するブラケット
7とを有するモールドモータにおいて、ブラケット7の
ステータコア側の外周部に、ステータコア1の外周部に
おける軸方向端面に当接する突出部8を設け、かつこの
ステータコア1とブラケット7をインサート成形で一体
化してフレーム6を構成したもの。 【効果】 コイルで発生した熱を、ステータコアの外周
部からブラケットの突出部に直接伝達し、またコイルエ
ンドからブラケットに効率よく伝達することができ、こ
れらの熱をブラケットから良好に外気中に放出させるこ
とができるので、コイルの冷却が良好に行え、モータ特
性を向上させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯部にコイルを巻装し
たステータコアを、絶縁性樹脂によりインサート成形し
てなるモールドモータに関するものである。
たステータコアを、絶縁性樹脂によりインサート成形し
てなるモールドモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のモールドモータを、図2および図
3に示す。両図において、1はステータコアで、継鉄部
2と歯部3に分割され、かつそれぞれがプレス抜きの後
積層されて一体的に構成されている。4はボビンで、筒
状の外周にコイル5を巻装するとともに、前記ステータ
コア1の歯部3に嵌挿している。前記コイル5は、ボビ
ン4に巻装する巻装形状を、コイル5のほぼ中央部から
内周側にテーパを形成した台形状とし、かつコイルエン
ド5aの軸方向端面の外周側を、フレーム6に嵌合固定
したブラケット7に密接して対向させている。なお、フ
レーム6は、前記コイル5を巻装した前記ステータコア
1をインサート成形した絶縁性樹脂からなっている。
3に示す。両図において、1はステータコアで、継鉄部
2と歯部3に分割され、かつそれぞれがプレス抜きの後
積層されて一体的に構成されている。4はボビンで、筒
状の外周にコイル5を巻装するとともに、前記ステータ
コア1の歯部3に嵌挿している。前記コイル5は、ボビ
ン4に巻装する巻装形状を、コイル5のほぼ中央部から
内周側にテーパを形成した台形状とし、かつコイルエン
ド5aの軸方向端面の外周側を、フレーム6に嵌合固定
したブラケット7に密接して対向させている。なお、フ
レーム6は、前記コイル5を巻装した前記ステータコア
1をインサート成形した絶縁性樹脂からなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来技術では、コイルエンドの軸方向端面の外周側をブ
ラケットに密接して対向させているので、コイルエンド
の冷却を良好にすることができるが、コイル5の発熱の
大部分を吸収するステータコア1は、熱伝導率の悪い樹
脂で覆われており、特にステータコア1とブラケット7
との間の絶縁性樹脂の厚みが厚いため、コイル5で発生
した熱のステータコア1からブラケット7への伝達にお
ける熱抵抗が高くなって、コイル5の冷却が良好に行わ
れず、モータ特性の向上が難しいという問題があった。
そこで本発明は、コイルの冷却が良好で、モータ特性が
高いモールドモータを提供することを目的とするもので
ある。
従来技術では、コイルエンドの軸方向端面の外周側をブ
ラケットに密接して対向させているので、コイルエンド
の冷却を良好にすることができるが、コイル5の発熱の
大部分を吸収するステータコア1は、熱伝導率の悪い樹
脂で覆われており、特にステータコア1とブラケット7
との間の絶縁性樹脂の厚みが厚いため、コイル5で発生
した熱のステータコア1からブラケット7への伝達にお
ける熱抵抗が高くなって、コイル5の冷却が良好に行わ
れず、モータ特性の向上が難しいという問題があった。
そこで本発明は、コイルの冷却が良好で、モータ特性が
高いモールドモータを提供することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のモールドモータは、前記ブラケットのステ
ータコア側の外周部に、前記ステータコアの外周部にお
ける軸方向端面に当接する突出部を設け、かつこのステ
ータコアとブラケットをインサート成形で一体化してフ
レームを構成したものである。
に、本発明のモールドモータは、前記ブラケットのステ
ータコア側の外周部に、前記ステータコアの外周部にお
ける軸方向端面に当接する突出部を設け、かつこのステ
ータコアとブラケットをインサート成形で一体化してフ
レームを構成したものである。
【0005】
【作用】上記手段により、ブラケットの突出部が直接ス
テータコアに密着しているので、また、コイルエンドと
フレーム、およびフレームとブラケットとが密着してい
るので、コイルで発生した熱は、ステータコアの外周部
からブラケットの突出部に直接伝達され、またコイルエ
ンドから薄い樹脂を通して効率よくブラケットに伝達さ
れ、これらの熱がブラケットから良好に外気中に放出さ
れるので、コイルの冷却が良好に行える。
テータコアに密着しているので、また、コイルエンドと
フレーム、およびフレームとブラケットとが密着してい
るので、コイルで発生した熱は、ステータコアの外周部
からブラケットの突出部に直接伝達され、またコイルエ
ンドから薄い樹脂を通して効率よくブラケットに伝達さ
れ、これらの熱がブラケットから良好に外気中に放出さ
れるので、コイルの冷却が良好に行える。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図1に示して説明す
る。図1において、図2および図3と同一符号は、同一
また相当する部分を示しており、説明は省略する。モー
タの全体構造は、図2および図3の従来例とほぼ同様で
あるが、本実施例では、ブラケット7のステータコア1
側の外周部に、前記ステータコア1の外周部における軸
方向端面に当接するリング状の突出部8を設けている。
また、前記コイルエンド5aとフレーム6、およびフレ
ーム6とブラケット7との密着性を良好にしてこれらの
間の熱伝達抵抗を小さくするために、前記ステータコア
1とブラケット7をインサート成形で一体化してフレー
ムを構成している。このような構成において、ブラケッ
ト7の突出部8が直接ステータコア1に密着しているの
で、また、コイルエンド5aとフレーム6、およびフレ
ーム6とブラケット7とが密着しているので、コイル5
で発生した熱は、ステータコア1の外周部からブラケッ
ト7の突出部8に直接伝達され、またコイルエンド5a
から薄い樹脂を通して効率よくブラケット7に伝達さ
れ、これらの熱がブラケット7から良好に外気中に放出
されるので、コイル5の冷却が良好に行える。なお、前
記突出部8は、必ずしもリング状でなくてもよく、部分
的に切欠き溝を形成してもよい。この場合は、この切欠
き溝からコイルエンド5a側に絶縁性樹脂を流し込むこ
とができるので、前記ステータコア1をインサート成形
してフレーム6を形成するときの作業が良好に行える効
果がある。また、本発明のモールドモータにおいては、
コイルをボビンに巻装するタイプでなく、コイルを直接
歯部に巻装するタイプでも構わない。
る。図1において、図2および図3と同一符号は、同一
また相当する部分を示しており、説明は省略する。モー
タの全体構造は、図2および図3の従来例とほぼ同様で
あるが、本実施例では、ブラケット7のステータコア1
側の外周部に、前記ステータコア1の外周部における軸
方向端面に当接するリング状の突出部8を設けている。
また、前記コイルエンド5aとフレーム6、およびフレ
ーム6とブラケット7との密着性を良好にしてこれらの
間の熱伝達抵抗を小さくするために、前記ステータコア
1とブラケット7をインサート成形で一体化してフレー
ムを構成している。このような構成において、ブラケッ
ト7の突出部8が直接ステータコア1に密着しているの
で、また、コイルエンド5aとフレーム6、およびフレ
ーム6とブラケット7とが密着しているので、コイル5
で発生した熱は、ステータコア1の外周部からブラケッ
ト7の突出部8に直接伝達され、またコイルエンド5a
から薄い樹脂を通して効率よくブラケット7に伝達さ
れ、これらの熱がブラケット7から良好に外気中に放出
されるので、コイル5の冷却が良好に行える。なお、前
記突出部8は、必ずしもリング状でなくてもよく、部分
的に切欠き溝を形成してもよい。この場合は、この切欠
き溝からコイルエンド5a側に絶縁性樹脂を流し込むこ
とができるので、前記ステータコア1をインサート成形
してフレーム6を形成するときの作業が良好に行える効
果がある。また、本発明のモールドモータにおいては、
コイルをボビンに巻装するタイプでなく、コイルを直接
歯部に巻装するタイプでも構わない。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、コ
イルで発生した熱を、ステータコアの外周部からブラケ
ットの突出部に直接伝達し、またコイルエンドからブラ
ケットに効率よく伝達することができ、これらの熱をブ
ラケットから良好に外気中に放出させることができるの
で、コイルの冷却が良好に行え、モータ特性を向上させ
ることができる。
イルで発生した熱を、ステータコアの外周部からブラケ
ットの突出部に直接伝達し、またコイルエンドからブラ
ケットに効率よく伝達することができ、これらの熱をブ
ラケットから良好に外気中に放出させることができるの
で、コイルの冷却が良好に行え、モータ特性を向上させ
ることができる。
【図1】本発明の実施例を示すモールドモータの要部の
側断面図である。
側断面図である。
【図2】従来例を示すモールドモータの要部の側断面図
である。
である。
【図3】従来例を示す正断面図である。
1 ステータコア 2 継鉄部 3 歯部 5 コイル 7 ブラケット 8 突出部
Claims (1)
- 【請求項1】 歯部にコイルを巻装したステータコア
と、前記ステータコアをインサート成形した絶縁性樹脂
からなるフレームと、前記フレームに固定するブラケッ
トとを有するモールドモータにおいて、 前記ブラケットのステータコア側の外周部に、前記ステ
ータコアの外周部における軸方向端面に当接する突出部
を設け、かつこのステータコアとブラケットをインサー
ト成形で一体化してフレームを構成したことを特徴とす
るモールドモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34010593A JPH07163082A (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | モールドモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34010593A JPH07163082A (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | モールドモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07163082A true JPH07163082A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=18333770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34010593A Pending JPH07163082A (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | モールドモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07163082A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102017004109A1 (de) | 2016-04-28 | 2017-11-02 | Sanyo Denki Co., Ltd. | Motor |
CN113809860A (zh) * | 2020-06-17 | 2021-12-17 | 北京金风科创风电设备有限公司 | 定子绕组端部的灌封结构、电机定子、工装及灌封方法 |
-
1993
- 1993-12-06 JP JP34010593A patent/JPH07163082A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102017004109A1 (de) | 2016-04-28 | 2017-11-02 | Sanyo Denki Co., Ltd. | Motor |
KR20170123237A (ko) | 2016-04-28 | 2017-11-07 | 산요 덴키 가부시키가이샤 | 모터 |
CN113809860A (zh) * | 2020-06-17 | 2021-12-17 | 北京金风科创风电设备有限公司 | 定子绕组端部的灌封结构、电机定子、工装及灌封方法 |
CN113809860B (zh) * | 2020-06-17 | 2023-06-16 | 北京金风科创风电设备有限公司 | 定子绕组端部的灌封结构、电机定子、工装及灌封方法 |
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