JPH0716096Y2 - 成形ロールの抜止装置 - Google Patents

成形ロールの抜止装置

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JPH0716096Y2
JPH0716096Y2 JP1988158357U JP15835788U JPH0716096Y2 JP H0716096 Y2 JPH0716096 Y2 JP H0716096Y2 JP 1988158357 U JP1988158357 U JP 1988158357U JP 15835788 U JP15835788 U JP 15835788U JP H0716096 Y2 JPH0716096 Y2 JP H0716096Y2
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JP
Japan
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roll
shaft
lock member
hollow
bearing
Prior art date
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JP1988158357U
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JPH0278809U (ja
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仁志 滝井
博 時光
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、管あるいは線材の成形機本体に片持式に固定
されたロール軸に、軸受を介して装着されている成形ロ
ールの抜止装置に関し、特に抜止用ナット等のねじ係合
手段を有せずに軸芯まわりのわずかな回転操作で軸受お
よび成形ロールの軸方向のロックおよびロック解除を行
うようにした成形ロールの抜止装置に関する。
(従来の技術) 管あるいは線材の成形機本体に片持式に固定されたロー
ル軸に、ころがり軸受を介して軸支された成形ロール
に、軸方向への抜け出しを防止しながらロール軸のまわ
りに回転動作させる機構においては、従来から軸方向へ
の成形ロールの抜止手段としてロール軸と成形ロール間
のラジアル軸受で該成形ロールを軸方向に拘束し、軸端
に螺着した抜止ナットで前記ラジアル軸受の端面を押え
付けるようにしている。第6図は従来の管製造工程で管
を真直状に成形するためのストレートナロールの軸支部
の部分断面図である。一対のロール軸20の端部近傍に一
対のストレートナロール21がラジアル軸受23を介して回
転自在に軸支され、軸端に突出して形成された雄ねじ部
20aに抜止ナット24が螺着され、該ナット24を締め付け
ることにより、ナット端面を軸受23の内輪端面に当接せ
しめ、該軸受23の外輪片端部をストレートナロール21に
係合させてストレートナロール21の軸方向の抜け止めを
確保している。25は被加工物の管材である。この装置で
ストレートナロール21を交換するには、抜止ナット24を
雄ねじ部20aから緩め方向に回して取り外し、ラジアル
軸受23とともにストレートナロール21をロール軸20から
抜き取って交換する。
(考案が解決しようとする課題) 上述にように従来のロール抜止装置は抜止ナット24の螺
着、締め付けで行っているが、抜止ナット24の取り付
け、取り外しはねじ作用のためにワンタッチで簡単に行
うことができず、頻繁に着脱する必要があるような場合
には非常に煩雑な作業となる。特に上述したストレート
ナロール21のような場合は、抜止ナット24のねじ方向が
ストレートナロール21の回転駆動で緩まない方向として
いるので、ストレートナロール21が回転するとますます
きつく締ってしまい、専用の治具を使わなければ簡単に
は取り外すことができなくなるという不具合があった。
軸端のねじ切り作業も必要で組付時に雄ねじ部のねじ山
を傷付けないように注意を払わなければならず、製造
上、組立上のコストがかかる等の問題があった。
本考案はねじ締めの手段を用いずにごく簡単な操作で成
形ロールの抜け止めおよび取り外しができる成形ロール
の抜止装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案によるロール抜止装置は、管あるいは線材の成形
機本体に片持式に固定されたロール軸に、軸受を介して
回転自在に装着された成形ロールの抜止装置において、
前記ロール軸の先端に形成された軸首部と、該軸首部の
軸方向中間の外周に、該外周より突出するとともに前記
軸受の内径より小さく形成された1つ以上の突出部と、
前記軸首部が挿入される中空部を備えた中空ロック部材
と、前記突出部が挿入できるように該中空ロック部材の
中空部内周面に軸方向に形成された軸方向の凹溝と、該
凹溝に挿入された突出部が円周方向に回転できるよう
に、前記突出部の外形より大きい内径を有し前記中空部
の内周に前記凹溝と連通するように周方向に形成された
円周方向の凹溝と、前記中空ロック部材の成形ロール側
端部に形成された軸受押え部と、該軸受押え部は、前記
突出部が前記円周方向の凹溝に係合した際に前記軸受を
前記成形ロールに対して軸方向に押し付けるように設定
されており、前記ロール軸の軸端面および前記中空ロッ
ク部材の端部にそれぞれ形成された該中空ロック部材の
回転角度位置を規制するストッパ部と、前記中空ロック
部材の側部に、前記ロール軸の外周部に形成された小凹
部と係合するスプリング式ボールプランジャとから構成
されている。
(実施例) 次に、本考案を実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案の実施例に係る成形ロールの抜止装置の
ロック時における縦断面図、第2図、第3図および第4
図はそれぞれロック時の状態での第1図のA−A線、B
−B線およびC−C線に沿った横断面図である。ロール
軸(ロール保持軸)2が図示しない成形造管機に片持式
に固定され、その外周部に一対のラジアル軸受(以下、
軸受として説明する)5,5′を介してストレートナロー
ル(以下、成形ロールで説明する)4が回転自在に軸支
されている。ロール軸2の基端側の軸受5′は軸外周の
フランジ部2aと成形ロール4とにより軸方向に拘束さ
れ、これによって成形ロール4はロール軸2の基端側へ
の移動が阻止されている。軸遊端側の軸受5はロック時
に後述の中空ロック部材1の端面に形成された軸受押え
部3に押え付けられ、これによって成形ロール4の軸遊
端側への抜け出しが阻止される。ロール軸2の軸首部
(遊端部)9の軸方向略中間部には第1図および第4図
に示すように、横断面でみて略扇形状の突出部6がその
軸首部外周の両側に対向して形成され、かつ、前記軸受
5,5′の内径より小さく形成されている。図示の実施例
では各突出部6の扇形中心角は80°に形成されている。
また軸首部9の先端面には第1図および第2図に示すよ
うに一対の軸側のストッパ部7が形成されている。
本考案に係る中空ロック部材1は、全体としてはロール
軸2の軸首部9が摺接形態で挿入される同芯の貫通した
中空部を有しているが、第1図および第2図に示すよう
にその軸方向外方(成形ロール4と反対側)の中空部の
端部には、ロール軸2の軸首部先端面の軸側のストッパ
部7と係合する一対のロック部材側のストッパ部8が中
空部の中心方向に向って形成されている。前記端部のス
トッパ部8以外の中空部は、軸側のストッパ部7の箇所
の軸外径よりも大きい内径(符号14の部分)となってお
り、これによって中空ロック部材1は一対の軸側のスト
ッパ部7の間で軸線まわりに回転可能である。
中空ロック部材1は、前述した端部中空部に続いてロー
ル軸2の軸首部9と摺接する部分(第1図断面B−B部
分)に中空ロック部材外側部から中空部まで半径方向に
貫通したねじ孔11が形成され、このねじ孔11にスプリン
グ式ボールプランジャ12が螺挿され、これに対応してロ
ール軸2の前記軸首部9にはプランジャ12の先端と係合
する小形の小凹部13が形成されている。プランジャ12と
小形の小凹部13の係合は中空ロック部材1の回り止めと
して作用する。
中空ロック部材1のロール側端部から軸方向中間部分ま
でその中空部の内周面に、少なくともロール軸2の突出
部6の外径部が収容され得る内径の、一対の対向した扇
形横断面を有する扇形状凹溝15(扇中心角は100°)が
ロール4の端面側より軸方向に沿って形成されている。
軸方向に形成された扇形状凹溝15の奥端つまり該ロック
部材1の軸方向中間位置には、その中空部内周面に突出
部6の外径より大きい内径で各々の扇形状凹溝15を連通
する円周方向の凹溝16(扇中心角は80°)が中空部の周
方向に形成されている。この円周方向の凹溝16の軸方向
巾長さは、ロール軸2の突出部6に収容されるだけの長
さを有している。そして突出部6がこの凹溝16に収容さ
れている状態では中空ロック部材1のロール側端部に形
成されている軸受押え部3は、第1図に示すように、成
形ロール4を軸支している軸受5の内輪端部に当接して
いる。
上述の構成でロール軸2に回転可能に保持された成形ロ
ール4の抜け止めを行う場合は、中空ロック部材1のロ
ール側端部に開口した扇形状凹溝15とロール軸の軸首部
9の突出部6の位置を合せて該中空ロック部材1を軸首
部9に挿し込み、ロック部材1の軸受押え部3が軸受5
の端部に接した状態で該中空ロック部材1を回転させ
る。或る角度まで回転させるとスプリング式ボールプラ
ンジャ12の先端が軸首部9の小形の小凹部13に嵌まり込
み、この位置で中空ロック部材1はロール軸2の突出部
6によって軸方向の抜けが阻止され、軸受5および成形
ロール4の抜け止めがなされる。第1図、第3図および
第4図はこのときの状態を示している。なお、このロッ
ク時には第2図に示すようにロール軸2の軸首部端面の
軸側のストッパ部7と中空ロック部材1のストッパ部8
とが係合(当接)している。
ロック解除する場合は上述の状態から中空ロック部材1
をロック操作時と逆方向つまり第2図の時計方向に回転
させる。この回転中第4図で示されているロール軸2の
突出部6と中空ロック部材1との重なりが次第に少なく
なり、80°回した時に両者の重なりはなくなり、ロック
解除の状態となる。第5図では90°回した時の状態であ
り、ロール軸2の突出部6は完全に中空ロック部材1の
中空部の扇形状凹溝15内に収まり、中空ロック部材1を
軸方向に抜き出せる状態となる。なおこのときは軸首部
端面の軸側のストッパ部7は中空ロック部材端部の大径
内径部14を回って中空ロック部材側のストッパ部8の他
方の側部に当接するようになっており、したがってこの
当接位置がロック解除視認位置となる。スプリング式ボ
ールプランジャ12先端のボールを押しているスプリング
は手でロック部材1を回せる程の強さであり、したがっ
て治具を使わずに中空ロック部材1の取り外しができ
る。中空ロック部材1のロックおよびロック解除への回
転方向は、ロール軸2の突出部6および中空ロック部材
1の扇形状凹溝15の配置によって変えることができる。
図示の実施例では成形ロール4の回転と同一方向に回す
ことでロックがなされるようにしてある。ロール軸2外
周の突出部6は図示実施例では2個対向して設けた例を
示したが、1箇所あるいは複数箇所に設けてもよい。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、ねじ締めの手段は
全く用いず、1回転以内の所定角度の回転で簡単にワン
タッチでロック、ロック解除ができる。従来のように装
置作動時の回転駆動によりロック部材がきつく締め付け
られてしまうこともなく、治具なしでロック部材の着脱
ができる。ロールを軸支する軸受は、ロール軸に別部材
の軸受リテーナなどを螺着しなくても中空ロック部材の
端部で直接押し付けられ、これによって該軸受の抜け止
めとロールの位置規制が行え得、部品数の減少でコスト
低減がもたらされる。成形ロールの回転動作中にも軸受
が抜け出ることがなく、またロールの回転力に伴なって
中空ロック部材が共廻りを起こすことがない等、多くの
効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による成形ロールの抜止装置の
ロック時の状態における縦断面図、第2図は第1図のA
−A線断面図、第3図は第1図のB−B線断面図、第4
図は第1図のC−C線断面図、第5図はロック解除時の
状態における第1図C−C線相当部分の横断面図、第6
図は従来のストレートナロールの軸支部の部分断面図で
ある。 1…中空ロック部材、2…ロール軸、3…軸受押え部、
4…成形ロール、5,5′…軸受、6…突出部、7,8…スト
ッパ部、9…軸首部、12…スプリング式ボールプランジ
ャ、13…小凹部、15…扇形状凹溝、16…凹溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】管あるいは線材の成形機本体に片持式に固
    定されたロール軸(2)に、軸受(5)を介して回転自
    在に装着された成形ロール(4)の抜止装置において、
    前記ロール軸の先端に形成された軸首部(9)と、該軸
    首部の軸方向中間の外周に、該外周より突出するととも
    に前記軸受の内径より小さく形成された1つ以上の突出
    部(6)と、前記軸首部が挿入される中空部を備えた中
    空ロック部材(1)と、前記突出部が挿入できるように
    該中空ロック部材の中空部内周面に軸方向に形成された
    軸方向の凹溝(15)と、該凹溝(15)に挿入された突出
    部が円周方向に回転できるように、前記突出部の外形よ
    り大きい内径を有し前記中空部の内周に前記凹溝と連通
    するように周方向に形成された円周方向の凹溝(16)
    と、前記中空ロック部材の成形ロール側端部に形成され
    た軸受押え部(3)と、該軸受押え部は、前記突出部が
    前記円周方向の凹溝(16)に係合した際に前記軸受を前
    記成形ロールに対して軸方向に押し付けるように設定さ
    れており、前記ロール軸の軸端面および前記中空ロック
    部材の端部にそれぞれ形成された該中空ロック部材の回
    転角度位置を規制するストッパ部(7),(8)と、前
    記中空ロック部材の側部に、前記ロール軸の外周部に形
    成された小凹部(13)と係合するスプリング式ボールプ
    ランジャ(12)とから構成されていることを特徴とする
    成形ロールの抜止装置。
JP1988158357U 1988-12-05 1988-12-05 成形ロールの抜止装置 Expired - Lifetime JPH0716096Y2 (ja)

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JPH0278809U JPH0278809U (ja) 1990-06-18
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6384653B2 (ja) * 2014-04-21 2018-09-05 大和冷機工業株式会社 製氷機の砕氷サイズ調整機構及び製氷機
JP6601133B2 (ja) * 2015-10-13 2019-11-06 中国電力株式会社 間接活線工事用コッター

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JPS59177813U (ja) * 1983-05-16 1984-11-28 富士通株式会社 機器の着脱機構

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