JPH07158342A - 吊懸式移動パネルの搬送装置 - Google Patents

吊懸式移動パネルの搬送装置

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JPH07158342A
JPH07158342A JP5308368A JP30836893A JPH07158342A JP H07158342 A JPH07158342 A JP H07158342A JP 5308368 A JP5308368 A JP 5308368A JP 30836893 A JP30836893 A JP 30836893A JP H07158342 A JPH07158342 A JP H07158342A
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滋 前田
Osamu Takahashi
修 高橋
Junji Tanigawa
順二 谷川
Shigetoshi Tominaga
重十史 冨永
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動パネル5の吊支軸6回りに各々水平回転
可能な吊支体8,8を主レール4に沿って移動可能に構
成し、移動パネル4を収納部内の天井側に配置した平行
な収納レール11a,11bに向かって搬送するための
搬送装置9の構造を簡単にする。 【構成】 一対の収納レール11a,11bの始端部に
設けて、移動パネル5の吊支体8,8の向きを変更する
ための方向転換装置12,12の間に案内レール10を
配置し、収納部の出入口3の近傍には、接近する移動パ
ネル5の移動を一旦停止させるための停止装置14を設
ける一方、収納部内には、案内レール10の側方に、主
レール4の側方にまで延びるガイドレール26,26を
配置し、ガイドレール26に沿って移動するチェン27
と、そのチェンを繰り出し・引き込みするための駆動手
段28とを設け、チェン27の先端部には、主レール上
で停止した移動パネル5における係止部31に係脱する
フック体29を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体育館、宴会室等の大
きな室空間を仕切るための吊懸式移動パネルを収納部に
対して出し入れ搬送するための装置の構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、体育館、宴会室等の天井に設けた
主レールの端部に収納レールを接続して収納部を形成
し、主レールに沿って移動する吊懸式の多数の移動パネ
ルを、収納部内で、当該隣接する移動パネルの広幅面が
互いに対面するように、略平行状繰り入れ収納したり、
この収納状態から順次繰り出して移動パネルの広幅面が
主レールの長手方向に沿うように移動させるものが種々
発明されている。
【0003】その一つの先行技術として、例えば、ドイ
ツ特許第2653328号公報では、移動パネルの上端
に垂直軸回りに回転可能な吊支体を介して主レールに吊
支して移動可能に構成し、移動パネル自体に駆動装置を
搭載し、これが主レールに沿って自走するように構成
し、収納部と主レールとの間に移動パネルを移動させる
場合、その間を水平回動自在な連結レールにて連絡さ
せ、移動パネルの吊支体の向きを方向変換する構成が開
示されている。
【0004】この構成では、収納部に特別な駆動装置は
必要がないものの、各移動パネルに自走装置が必要とな
り、製造費用が高くつくという問題がある。また、特開
昭51−90736号公報では、移動パネルの上端に固
着した前後一対の吊支体を断面横向きH型の主レールに
沿って移動可能に構成する一方、主レールと平面視で直
交する平行な2本の収納レールを備えた収納部に移動パ
ネルを収納する装置において、前記一対の収納レールに
沿って往復移動駆動する搬送車と、該搬送車により移動
可能な複数の吊支レールであって主レールと平行状に配
置したものと、各吊支レールに吊支された移動パネルの
下端を支持し、且つ吊支レールと平行状に配置した複数
の支持レールと、この支持レールを前記搬送車と同期し
て移動駆動させる移動パネル下部移動用の無端チェン機
構とからなり、各移動パネルの前端には係止軸を突出さ
せ、後端には後続する移動パネルの係止軸に係脱するフ
ックを突設し、主レール上にて収納部に近い側の移動パ
ネルとそれに後続する移動パネルとは前記フックと係止
軸とにより各々連結され、最後端の移動パネルを主レー
ルに沿って自走する誘導車体にて後押しさせる構成を提
案している。
【0005】この構成によれば、収納部に対する移動パ
ネルの搬出入に際して、主レールに沿って移動する誘導
車体の移動・停止のタイミングと、収納レールにおける
搬送車の前進・後退のタイミングとを同期させる必要が
あり、その制御が複雑になるという問題がある。さら
に、これらのタイプのものでは、主レールに沿って移動
パネルを手動にて収納部を出た箇所から間仕切位置まで
移動させる移動パネルには適用できないという問題があ
った。
【0006】そこで、本出願人は先に特開平5−156
866号公報において、手動にて移動パネルを主レール
に沿って移動させ、収納部の手前で一旦停止し、主レー
ルと収納部との隣接箇所に、主レールの長手方向に沿っ
て移動パネルを短い区間だけ強制的に移動させる搬送装
置を、主レールの側方に設けることを提案した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この装置は、
前記主レールの終端部に隣接して当該主レールの長手方
向に延びる案内レールを、前記一対の平行な収納レール
に対して平面視直角方向に配設し、案内レールの両端に
は、水平回転して移動パネルにおける一対の吊支体の向
きを変更するための方向転換装置を設け、一対の収納レ
ールに跨がって装架された自走式の搬出入ロボットにて
移動パネルを案内レールの位置と収納箇所との間に移動
させるように構成する一方、主レールの終端部近傍の側
方には、案内レールの延びる方向と反対向きに延びるサ
ブレールを設け、該サブレールには、主レール上の移動
パネルにおける吊支体のうち、収納部から遠い側の吊支
体の吊支軸に係脱するフック体を備えた自走式の搬送体
を装架し、前記一対の吊支体が前記一対の方向転換装置
の位置と、主レール上における停止位置とに位置させる
ように、往復移動駆動するように構成したものである。
【0008】しかしながら、この構成では、自走式の搬
送体が収納部より外側の主レールの側方に配置されてい
るから、収納部の外側から搬送体やサブレールが見えて
外観が悪いし、自走式搬送体であるため、その構造も複
雑である等の問題があった。本発明はこれらの問題を解
決するためになされたものであり、簡単な構成で移動パ
ネルを主レールと収納部の始端部側の乗り継ぎ部とにわ
たって搬送させるようにすることを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、移動パネルの上端の各吊支軸回りに各々
水平回転可能な前後一対の吊支体を主レールに沿って移
動可能に構成する一方、前記移動パネルを収納部内の天
井側に配置した一対の平行な収納レールに向かって搬送
するための搬送装置において、一対の収納レールの始端
部には、水平回転して移動パネルにおける一対の吊支体
の向きを変更するための方向転換装置を設け、該一対の
方向転換装置の間に案内レールを配置し、収納部の出入
口側に近い箇所の方向転換装置に隣接して収納部の出入
り口から外に延びる前記主レールを前記案内レールと同
軸線状に配置し、収納部の出入口の近傍には、主レール
に吊支されて前記出入口に対して接近する移動パネルの
移動を一旦停止させるための停止装置を設ける一方、前
記収納部内には、前記案内レールの側方位置に、主レー
ルの側方にまで延びるガイドレールを配置し、該ガイド
レールに沿って移動するチェンと、そのチェンを繰り出
し及び引き込みするための駆動手段とを設け、前記チェ
ンの先端部には、前記主レール上で停止した移動パネル
における係止部に係脱するフック体を設けたことを特徴
とするものである。
【0010】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明する。図1は収納部及びその近傍の概略平面図、図2
は収納部の天井部分の構成概略斜視図である。収納部1
における側壁2の一側には天井から床面(共に図示せ
ず)にまで延びる上下長手の出入口3が開口されてお
り、断面横向きH型の主レール4が室の天井部に吊り下
げられて前記出入口3から収納部1内に延びている。な
お、後述する案内レール10及び一対の収納レール11
a,11bも主レール3と同じ断面形状である。
【0011】前記主レール4に吊支される移動パネル5
の上端には主レール4に沿って移動する前後方向に適宜
隔てて垂直の吊支軸6,6を立設し、該各吊支軸6に
は、前記主レール4の下水平板部に載置され転がる左右
対の車輪7(実施例では左右2つづつの車輪7である)
を備えた吊支体8が水平回転可能に装着されており、主
レール4に沿って移動可能に構成されている。
【0012】前記収納部1内の天井側には、一対の平行
な収納レール11a,11bを配設し、該一対の収納レ
ール11a,11bの始端部と主レール4とに対して移
動パネル5を乗り継ぎさせるための乗り継ぎ部を形成す
る。該乗り継ぎ部は、移動パネルにおける一対の吊支体
の向きを変更するための水平回転駆動する一対の方向転
換装置12,12と、案内レール10とからなり、一対
の収納レール11a,11bの始端部に接近させた一対
の方向転換装置12,12の間に収納レール11a,1
1bと平面視で直角に案内レール10を配置し、収納部
の出入口3側に近い箇所の方向転換装置12に隣接して
収納部の出入口3から外に延びる前記主レール4を前記
案内レール10と同軸線状に配置する。なお、符号13
は収納部1内の出入口3から遠い側の方向転換装置12
に隣接して案内レール10と同軸状に配置した端レール
である。
【0013】前記収納部1の出入口3近傍には、主レー
ル4に沿って収納部1方向(矢印A方向)に接近する移
動パネル5の前進を阻止するための停止装置14を設け
る。この停止装置14は、図3及び図4に示すように、
天井から吊下フレーム15を介して支持された支持フレ
ーム16に固定したガイド体17と、該ガイド体17に
沿って摺動自在に支持された移動体18と、該移動体1
8の先端に設けて矢印B方向に突出し、吊支体12の移
動方向前面に衝突すると適宜寸法だけ後退可能な緩衝体
19と、前記移動体18の後部に連結するラック杆20
と該ラック杆20を進退動させるピニオン(図示せず)
を正逆回転駆動させる減速機構付の駆動モータ21とか
ら成り、支持フレーム16のブラケット22に設けた一
対の光センサ等の検出器23,24により、前記緩衝体
19が吊支体12に接当可能な位置(ラック杆20の前
進位置、図3の実線状態参照)と、干渉解除された位置
(ラック杆20の後退位置、図3の二点鎖線状態参照)
とを検出できるように構成されている。
【0014】前記乗り継ぎ部と主レール4との間へ移動
パネル5を搬送するための搬送装置9は、前記収納部1
内にて、前記案内レール10を挟んで収納レール11
a,11bと反対側であって案内レール10の側方位置
に連結体25を介して装着された断面コ字型の一対のガ
イドレール26,26と、該両ガイドレール26,26
内に沿って移動可能なチェン27と、そのチェン27を
繰り出し及び引き込みするための駆動手段28と、チェ
ン27の先端に設けられたフック体29とからなる。こ
のフック体29はその係止溝29aにて、前記主レール
4上で停止した移動パネル5における前記出入口3に近
い側の吊支体8の下方に設けた支持板30上の第1係止
部31に対して係脱するものである。
【0015】前記一対のガイドレール26,26は、収
納部の出入口3側に近い箇所の主レール4の側方にまで
延び、このガイドレール26の始端部(収納部の出入口
3側に近い箇所)側方には、前記フック体29を上向き
回動するように案内する傾斜状の案内部32が設けられ
ている(図4、図7参照)。図5及び図6はチェン27
とフック体29との連結部の構造を示し、フック体29
の基端部は下向き開放溝33を有する取付けブロック3
4に横ピン35を介して上向き回動可能で、水平姿勢保
持可能に枢支されている。フック体29の中途部側面に
突出するガイドピン36が前記案内部32に乗り上げる
と、フック体29の先端の係止溝29aが第1係止部3
1から外れるように上向き回動するものである。取付け
ブロック34はチェン27始端のリンクプレート37,
37が嵌まる溝38を介してピン39連結されており、
このピン39等には両ガイドレール26,26の案内溝
26aに沿って転がるコロ40が取付けられている。ま
た、取付けブロック34の上面には、両ガイドレール2
6,26に対して横振れ不能に案内する水平案内コロ4
1,41が装着されている。
【0016】駆動手段28は、前記端レール13の近傍
に配置されている。図8に示すように、駆動手段28に
おけるチェン27の収納箱42の一側面上部には前記ガ
イドレール26,26の端部が連通する連通口43を開
口し、正逆回転可能なフック用駆動モータ44から図示
しない伝動歯車機構を介してチェンスプロケット45を
回転駆動させる。フック用駆動モータ44を正回転する
とき、このチェンスプロケット45に係合させたチェン
27を、前記一対のガイドレール26,26内に繰り出
して前記主レール4の終端(出入口3)に近づくように
する。反対に、フック用駆動モータ44を逆回転させる
と、チェン27を収納箱42内に引き込みする。これか
ら理解できるように、チェン27は(無端状)環状に連
結したものではない。
【0017】次に、方向転換装置12の構成について説
明する。なお、一対の方向転換装置12,12と略同じ
構成であるので、収納部1の奥側に位置する方向転換装
置12(図9〜図11を参照)について代表して説明す
る。天井からの吊支棒にて吊支固定された支持枠50に
軸受け58を介して縦軸51を回転可能、脱落不能に軸
支し、縦軸51の下面側には、案内レール10と同断面
形状の回転レール52を固着する。該回転レール52の
端面は平面視円弧状に形成され、この円弧に沿うよう
に、主レール4の終端面、端レール13の一端面、案内
レール10の両端面、及び収納レール11a,11bの
始端面を円弧状に形成する。前記縦軸51の上部にはチ
ェンスプロケット53を固着し、支持枠50に搭載した
回動用モータ54の減速機構55側の駆動チェンスプロ
ケット56との間にチェン57を巻掛けし、回動用モー
タ54の作動にて平面視で回転レール52が90度づつ
回動して停止するものである。
【0018】次に、収納部1における一対の収納レール
11a,11bに沿って移動パネル5を進退動させる収
納搬送装置について説明すると、この収納搬送装置は、
前記案内レール10側に設けた搬送装置9と略同じ構成
であり、両収納レール11a,11bの側方には、前記
案内レール10の側方に配置するのと同様の一対のガイ
ドレール26′,26′を配置し、その内部に沿ってチ
ェン27′が進退動するように配置されている。チェン
27′の先端には、図5及び図6と同構成の支持ブロッ
ク34′を取付け、これに収納フック体60を同じく水
平姿勢と上向き回動姿勢とを取れるように横ピン35に
て装着する。
【0019】この収納フック体60,60はその先端の
下向き開放状の係止溝60aにて、各移動パネル5にお
ける一対の吊支体8,8下方の支持板30に上向き突設
した第2係止部61,61に対して係脱するものであ
り、従って、平面視で、水平状態に保持したフック体2
9に対して第1係止部31が抜け可能な方向と、同じく
水平状態に保持した収納フック体60に対して第2係止
部61が抜け可能な方向とは互いに直交するものである
から、主レール4に沿って移動して方向転換装置12,
12箇所で停止した移動パネル5において、第1係止部
31に対してフック体29を上向き回動させることな
く、収納フック体60にて第2係止部61に係止して移
動パネル5を引き移動させることができる。
【0020】前記両収納レール11a,11bの側方に
配置したチェン27′,27′は、ガイドレール2
6′,26′の終端に配置した収納箱62,62に引き
入れられ、及び繰り出されるものであり、各収納箱6
2,62内でチェン27′,27′に係合するチェンス
プロケット(図示せず)は1つの収納用駆動モータ63
(正逆回転可能)と、図示しない減速機構と、伝動軸6
4とにより回転駆動させられ(図1参照)、一対のチェ
ン27′,27′ひいては収納フック体60,60が同
期して矢印D,C方向に進退動する。
【0021】そして、各収納フック体60を第2係止部
61に対して係止解除するため、ガイドレール26′の
側方に、水平状態で昇降し、収納レールの長さに略等し
い長さの昇降ガイドレール65が、昇降案内軸66にて
支持され、該昇降案内軸66は、ガイドレール26′等
に固定したガイド筒67に上下動自在、且つ脱落不能に
支持されている。また、昇降ガイドレール65に上向き
突設したラック杆68は、昇降駆動モータ69と図示し
ないピニオンとにて昇降駆動させられる。
【0022】従って、両昇降ガイドレール65,65が
下降位置にあるときには、その上面に対して各収納フッ
ク体60の側方に突出したガイドピン36′は接当せ
ず、両収納フック体60,60は対の吊支体8,8下方
の第2係止部61,61に係止した状態を保持する。反
対に、両昇降ガイドレール65,65が上昇位置にある
ときには、ガイドピン36′を持ち上げて、収納フック
体60の先端側を上向き回動させて第2係止部61との
係止を解除するものである。
【0023】図14は収納部1及びその近傍における各
種検出器、及びスイッチ類の配置を示し、主レール4に
沿って移動し出入口3に接近した移動パネル5の在席を
検出する在席スイッチS1,S2と、案内レール10箇
所に移動パネル5が存在することを検出するスイッチS
3と、案内レール10の側方に沿うガイドレール26に
フック体29が最も後退した位置で待機する位置を検出
する待機スイッチS4と、フック体29が停止装置14
により停止させられた移動パネル5の第1係止部31に
対して係止する最出端スイッチS5と、その位置にフッ
ク体29が接近すると移動速度を減速させる減速位置検
出スイッチS6と、案内レール10に向かって進入して
来た移動パネル5を方向転換装置12,12の位置に停
止させる停止位置スイッチS7と、その停止位置に接近
するときの移動パネル5の移動速度を減速させる減速点
検出スイッチS8と、停止装置14の移動体18が突出
するタイミングを検出するタイミングスイッチS9と、
方向転換装置12の90度ごとの旋回して回転レール5
2が案内レール10と一致する旋回端を検出する旋回位
置スイッチS10と、案内レール52が収納レール11
a,11bと一致する戻り位置を検出する戻り位置スイ
ッチS11と、収納レール11a,11b上の移動パネ
ル5が始端側(方向転換装置12側)に位置するように
出庫することを検出する出庫スイッチS12と、収納レ
ール11a,11b上の所定位置に移動パネル5が存在
することを検出する在席スイッチS13と、収納フック
体60が最も後退した位置を検出する後退端スイッチS
14と、昇降ガイドレール65の上昇及び下降位置検出
の昇降スイッチS15,S16とを備え、これらは光反
射式センサにて構成され、天井側に配置されている。ま
た、天井側の作業通路にはメイテナンス時の駆動系統の
非常停止スイッチS17を、さらに地上にて作業者が移
動パネルの搬出入作業を操作するための操作盤(図示せ
ず)箇所等には、駆動系統の非常停止スイッチS18を
設け、出入口3に移動パネル5が進入したことを検出す
るための光遮断式のスイッチSLa,SLbを設ける。
【0024】これらの構成により、停止装置14の箇所
で一旦停止させた移動パネル5に対して、案内レール1
0に沿ったチェン27を矢印B方向に前進させて、フッ
ク体29を第1係止部31に係止し、次いで停止装置1
4の解除動作の後、チェン27を矢印A方向に後退さ
せ、移動パネル5における一対の吊支体8,8が方向転
換装置12,12の箇所に来ると、その移動を停止させ
る。この状態で、収納用駆動モータ63を作動させて、
対の収納レール11a,11bに沿わせて、チェン2
7′,27′を矢印D方向に前進させ、第2係止部6
1,61に収納フック体60,60を係止させる。
【0025】次いで、対の方向転換装置12,12を9
0度旋回させると、吊支体8,8が回転レール52,5
2に乗ったまま、90度水平回動し、収納レール11
a,11bの始端側に乗り移り可能となる。そこで、チ
ェン27′,27′を矢印C方向に後退させて収納フッ
ク体60,60にて移動パネル5を平面視で両収納レー
ル11a,11bと直角の状態で矢印C方向に移動させ
ることができる。このとき、前述したように、前記フッ
ク体29と第1係止部31との係止は自然に解除され
る。そして、移動パネル5を矢印C方向に移動(後退
動)させて所定位置で停止し、両昇降ガイドレール6
5,65を上昇させると、各収納フック体60が第2係
止部61に対して係止解除するので、それより後は両昇
降ガイドレール65,65を下降させた状態とし、次の
移動パネル5を両収納レール11a,11bに引き入れ
るため、チェン27′,27′を矢印D方向に前進させ
る。
【0026】両収納レール11a,11bに吊支された
移動パネル5を主レール4側に搬出するときは、前記の
動作と逆であり、両収納レール11a,11bに一致し
た回転レール52,52に吊支体8,8を乗り移らせた
後、最後退位置のフック体29を前進させ、第1係止部
31に係止した状態にて、回転レール52,52が案内
レール10と一致するように方向転換装置12,12を
作動し、次いで、フック用駆動モータ44の作動にてフ
ック体29を矢印B方向に移動させる。このときには、
前述したように、収納フック体60に対して第2係止部
61が自然に抜け出る。フック体29におけるガイドピ
ン36が、出入口3近傍における傾斜状の案内部32に
乗り上げると、フック体29と第1係止部31との係止
が解除されるので、自然に移動パネル5は停止する。こ
こからは作業者の手作業にて主レール4に沿って移動パ
ネル5を所定の間仕切箇所に移動させる。移動パネル5
が在席スイッチS1,S2箇所を通過すると、停止装置
14の移動体18が前進し、後続する移動パネル5が先
進位置の移動パネル5と接近しないように出庫規制して
いる。
【0027】なお、前記実施例では、案内レール10に
沿うガイドレール26,26の位置は収納レール11
a,11bの始端と反対側に配置したが、収納レール1
1a,11bに沿うガイドレール26′と前記ガイドレ
ール26とが上下に高さ位置を食い違わせ、且つフック
体29と収納フック体60との高さ位置を食い違わせる
と、前記ガイドレール26,26を収納レール11a,
11bの始端に近い側にて案内レール10に沿って配置
する事が可能である。
【0028】前記実施例では、ガイドレール26,2
6′は断面コ字型に形成されたものを左右一対として使
用したが、略矩形筒状のレール部材の下辺部左右中央部
に長手方向に沿って開口溝を有するものを使用しても良
い。また、前記実施例のように、出入口3に向かって進
入して来る移動パネル5の前進側前寄り部位に第1係止
部31を設けておけば、ガイドレール26,26の始端
を出入口3の近傍または停止装置14の近傍まで配置す
るだけとなり、ガイドレール26が出入口3から外方向
に突出する長さが少なくなるから、外観を目立たなくす
ることができる。勿論、第1係止部31は移動パネルの
上端側の任意の位置に設けることができることはいうま
でもない。
【0029】さらに、前記実施例ではフック体29及び
収納フック体60を上向き回動するものとしたが、これ
らフック体を左右回動することで係脱する構成であって
も良く、また、フック体を蟹鋏状に形成し、その開閉を
駆動モータ等のアクチュエータにより実行するもの等の
種々の構成を利用することができる。
【0030】
【発明の作用・効果】以上に説明したよう、本発明の吊
懸式移動パネルの搬送装置は、移動パネルの上端の各吊
支軸回りに各々水平回転可能な前後一対の吊支体を主レ
ールに沿って移動可能に構成する一方、前記移動パネル
を収納部内の天井側に配置した一対の平行な収納レール
に向かって搬送するための搬送装置であって、一対の収
納レールの始端部には、水平回転して移動パネルにおけ
る一対の吊支体の向きを変更するための方向転換装置を
設け、該一対の方向転換装置の間に案内レールを配置
し、収納部の出入口側に近い箇所の方向転換装置に隣接
して収納部の出入り口から外に延びる前記主レールを前
記案内レールと同軸線状に配置し、収納部の出入口の近
傍には、主レールに吊支されて前記出入口に対して接近
する移動パネルの移動を一旦停止させるための停止装置
を設ける一方、前記収納部内には、前記案内レールの側
方位置に、主レールの側方にまで延びるガイドレールを
配置し、該ガイドレールに沿って移動するチェンと、そ
のチェンを繰り出し及び引き込みするための駆動手段と
を設け、前記チェンの先端部には、前記主レール上で停
止した移動パネルにおける係止部に係脱するフック体を
設けたことを特徴とするものである。
【0031】この構成によれば、主レール及び案内レー
ルに沿って移動パネルを搬送させる手段が、これらのレ
ールの側方に沿って延びるガイドレールと、該ガイドレ
ールに沿って前後移動するチェンと、そのチェンを繰り
出し及び引き込みするための駆動手段と、チェンの先端
に設けたフック体だけであるので、構成が極めて簡単と
なり、且つコンパクトに構成することができるという効
果を奏する。
【0032】そして、収納部より外側には、ガイドレー
ルの端部と、それに沿って移動するフック体しか見えな
いので外観が極めてすっきりするという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】収納部の概略平面図である。
【図2】要部斜視図である。
【図3】図4の III−III 矢視で示す停止装置の要部平
面図である。
【図4】図1のIV−IV線矢視で示す停止装置の正面図で
ある。
【図5】フック体及び支持ブロックの部品斜視図であ
る。
【図6】ガイドレールに装着状態のフック体の背面図で
ある。
【図7】主レール上の移動パネルとフック体の係脱関係
を示す側面図である。
【図8】搬送装置の要部側面図である。
【図9】方向転換装置の平面図である。
【図10】図9のX−X線矢視側断面図である。
【図11】図9のXI−XI線矢視側断面図である。
【図12】図9のXII −XII 線矢視側面図である。
【図13】図12のXIII −XIII 線矢視側面図であ
る。
【図14】各種スイッチ、センサ等の配置図である。
【符号の説明】
1 収納部 3 出入口 4 主レール 5 移動パネル 6 吊支軸 8 吊支体 9 搬送装置 10 案内レール 11a,11b 収納レール 12 方向転換装置 14 停止装置 18 移動体 19 緩衝体 21 駆動モータ 26,26′ ガイドレール 27,27′ チェン 29 フック体 31 第1係止部 32 案内部 36 ガイドピン 42 収納箱 44 フック用駆動モータ 45,53 チェンスプロケット 54 回動用モータ 60 収納フック体 65 昇降ガイドレール 69 昇降駆動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨永 重十史 東京都大田区大森東5−13−3 有限会社 カドウシステム 内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動パネルの上端の各吊支軸回りに各々
    水平回転可能な前後一対の吊支体を主レールに沿って移
    動可能に構成する一方、前記移動パネルを収納部内の天
    井側に配置した一対の平行な収納レールに向かって搬送
    するための搬送装置において、一対の収納レールの始端
    部には、水平回転して移動パネルにおける一対の吊支体
    の向きを変更するための方向転換装置を設け、該一対の
    方向転換装置の間に案内レールを配置し、収納部の出入
    口側に近い箇所の方向転換装置に隣接して収納部の出入
    り口から外に延びる前記主レールを前記案内レールと同
    軸線状に配置し、収納部の出入口の近傍には、主レール
    に吊支されて前記出入口に対して接近する移動パネルの
    移動を一旦停止させるための停止装置を設ける一方、前
    記収納部内には、前記案内レールの側方位置に、主レー
    ルの側方にまで延びるガイドレールを配置し、該ガイド
    レールに沿って移動するチェンと、そのチェンを繰り出
    し及び引き込みするための駆動手段とを設け、前記チェ
    ンの先端部には、前記主レール上で停止した移動パネル
    における係止部に係脱するフック体を設けたことを特徴
    とする吊懸式移動パネルの搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012144856A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 Senyo Shokai:Kk 移動壁収納構造

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