JPH07157946A - 織機用コップ交換装置 - Google Patents
織機用コップ交換装置Info
- Publication number
- JPH07157946A JPH07157946A JP33886393A JP33886393A JPH07157946A JP H07157946 A JPH07157946 A JP H07157946A JP 33886393 A JP33886393 A JP 33886393A JP 33886393 A JP33886393 A JP 33886393A JP H07157946 A JPH07157946 A JP H07157946A
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- Japan
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- weft
- weft thread
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- Auxiliary Weaving Apparatuses, Weavers' Tools, And Shuttles (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 織機用コップ交換装置に於て、コップ交換を
自動的に行う際の各動作に於ける木管やよこ糸の把持な
どを容易にかつ確実に確認する。 【構成】 位置センサ30をロボットアーム11に設
け、木管8を把持した際にその頭部に被さる木管押さえ
キャップ22のロッド22bの変位を位置センサ30に
より検出するようにして、木管8が把持されたか否かを
確認する。ロボットアームにより取り扱われて緊張状態
になる際のよこ糸の変位を検出するセンサを適所に設
け、よこ糸が確実にロボットアームにより把持されて所
定の所にセットされたか否かを確認する。また、各コッ
プのセット状態やよこ糸のたるみ状態を確認するセンサ
を適所に設ける。 【効果】 コップ交換に伴う各動作を確実に確認するこ
とができ、失敗した動作の対処を速やかに行い得る。
自動的に行う際の各動作に於ける木管やよこ糸の把持な
どを容易にかつ確実に確認する。 【構成】 位置センサ30をロボットアーム11に設
け、木管8を把持した際にその頭部に被さる木管押さえ
キャップ22のロッド22bの変位を位置センサ30に
より検出するようにして、木管8が把持されたか否かを
確認する。ロボットアームにより取り扱われて緊張状態
になる際のよこ糸の変位を検出するセンサを適所に設
け、よこ糸が確実にロボットアームにより把持されて所
定の所にセットされたか否かを確認する。また、各コッ
プのセット状態やよこ糸のたるみ状態を確認するセンサ
を適所に設ける。 【効果】 コップ交換に伴う各動作を確実に確認するこ
とができ、失敗した動作の対処を速やかに行い得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織機用コップ交換装置
に関し、特に、たて糸間を飛走するシャットルに装着さ
れる木管によこ糸を巻装してなるコップを交換するため
の織機用コップ交換装置に関する。
に関し、特に、たて糸間を飛走するシャットルに装着さ
れる木管によこ糸を巻装してなるコップを交換するため
の織機用コップ交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、製紙用抄紙機に於ては、湿紙を
対向ロール間で圧縮して湿紙の水分を除去しているが、
そのロールには、比較的幅の広い無端ベルト状のプレス
フエルト等が用いられている。そのプレスフエルトは、
基布の上にウェッブを重ねたバットをニードリングによ
って植毛してつくられる。
対向ロール間で圧縮して湿紙の水分を除去しているが、
そのロールには、比較的幅の広い無端ベルト状のプレス
フエルト等が用いられている。そのプレスフエルトは、
基布の上にウェッブを重ねたバットをニードリングによ
って植毛してつくられる。
【0003】基布の製織過程での、たて糸は、ワープビ
ームにセットされて連続的に供給されるが、よこ糸は、
シャットルに装着されたコップにより供給される。従っ
て、上記した幅広のプレスフエルト用基布を製織するた
めには、シャットルの往復の回数が一定に達する度毎に
コップを交換する必要がある。またその都度、古いコッ
プのよこ糸と次に用いられるコップのよこ糸とを、例え
ば溶着により結合する作業も必要である。
ームにセットされて連続的に供給されるが、よこ糸は、
シャットルに装着されたコップにより供給される。従っ
て、上記した幅広のプレスフエルト用基布を製織するた
めには、シャットルの往復の回数が一定に達する度毎に
コップを交換する必要がある。またその都度、古いコッ
プのよこ糸と次に用いられるコップのよこ糸とを、例え
ば溶着により結合する作業も必要である。
【0004】上記したコップの交換及びよこ糸の結合な
どを自動的に行う装置として、例えば同一出願人による
特開平2−154030号公報に開示されているものが
ある。この装置では、シャットルをたて糸間を往復飛走
させるためのシャットルボックスをたて糸列の両側方に
配置すると共に、コップ交換時にシャットルをシャット
ルボックスのシャットル受容室から引き出す装置と、古
いコップの旧よこ糸と新たなコップの新よこ糸とを順次
結糸装置まで引き出し、かつ古いコップと新たなコップ
とを交換するべく各木管を制御命令に応じて選択的に把
持し得るコップ把持ハンドを備えるロボットアームとを
有している。
どを自動的に行う装置として、例えば同一出願人による
特開平2−154030号公報に開示されているものが
ある。この装置では、シャットルをたて糸間を往復飛走
させるためのシャットルボックスをたて糸列の両側方に
配置すると共に、コップ交換時にシャットルをシャット
ルボックスのシャットル受容室から引き出す装置と、古
いコップの旧よこ糸と新たなコップの新よこ糸とを順次
結糸装置まで引き出し、かつ古いコップと新たなコップ
とを交換するべく各木管を制御命令に応じて選択的に把
持し得るコップ把持ハンドを備えるロボットアームとを
有している。
【0005】上記装置に於いて、木管は、シャットルに
対して起立倒伏し得るようにされた木管挿抜用トングを
介してシャットルに着脱自在に装着されている。コップ
を交換する際には、先ず、シャットルを所定の位置に固
定し、コップ把持ハンドにより、古いコップの木管を起
こしかつトングから抜き取る。そして、コップ把持ハン
ドにより、新たなコップをその木管貯留場から移送し、
起立状態のトングに相対的に挿入して、新たなコップを
倒伏させることによりシャットルに装着し、新たなコッ
プを用いて製織を再開することができる。
対して起立倒伏し得るようにされた木管挿抜用トングを
介してシャットルに着脱自在に装着されている。コップ
を交換する際には、先ず、シャットルを所定の位置に固
定し、コップ把持ハンドにより、古いコップの木管を起
こしかつトングから抜き取る。そして、コップ把持ハン
ドにより、新たなコップをその木管貯留場から移送し、
起立状態のトングに相対的に挿入して、新たなコップを
倒伏させることによりシャットルに装着し、新たなコッ
プを用いて製織を再開することができる。
【0006】上記した一連の作業を自動的に行うには、
ロボットに一連の動作を予めティーチングしておくこと
により可能であるが、ある動作に於いて木管やよこ糸が
確実に把持されなかったり所定の位置にセットされなか
ったりした場合には自動動作を停止する必要がある。そ
のような停止動作を行わせるためには、各動作に於いて
木管やよこ糸を確実に把持しているか否かを確認する必
要があり、例えばカメラによる監視が考えられるが、装
置が大型化しかつ複雑化するという問題がある。
ロボットに一連の動作を予めティーチングしておくこと
により可能であるが、ある動作に於いて木管やよこ糸が
確実に把持されなかったり所定の位置にセットされなか
ったりした場合には自動動作を停止する必要がある。そ
のような停止動作を行わせるためには、各動作に於いて
木管やよこ糸を確実に把持しているか否かを確認する必
要があり、例えばカメラによる監視が考えられるが、装
置が大型化しかつ複雑化するという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、コップ交換を自動
的に行う際の各動作に於ける木管やよこ糸の把持などを
容易にかつ確実に確認し得る織機用コップ交換装置を提
供することにある。
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、コップ交換を自動
的に行う際の各動作に於ける木管やよこ糸の把持などを
容易にかつ確実に確認し得る織機用コップ交換装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、木管によこ糸を巻装してなるコップを着脱
自在に保持するシャットルを、たて糸間にて選択的に往
復飛走させる織機に於いて、よこ糸が所定以上消費され
た場合に、消費された古いコップと貯留された新たなコ
ップとの間でそれぞれのよこ糸同士を結糸し、前記古い
コップを前記シャットルから取り外し、前記新たなコッ
プを前記シャットルに装着するようにした織機用コップ
交換装置であって、前記各コップの交換作業を行う際の
前記各木管の有無を確認するべく、前記各木管を取り扱
うべく設置されたロボットアームに、前記木管の有無を
検知するための木管確認センサを設け、または、ロボッ
トアームにより前記よこ糸の取り扱い作業を行う際の前
記よこ糸の状態を確認するべく、前記よこ糸を把持した
前記ロボットアームの移動に伴って或る程度緊張する際
の前記よこ糸の変位を検出するためのよこ糸確認センサ
を設け、または、前記よこ糸の結糸作業時に前記コップ
を所定位置にセットするべく設けられたコップセット装
置に、前記コップがセットされたことを検出するための
コップセット確認センサを設け、または、前記新たなコ
ップを装着された前記シャットルを飛走させる際に、前
記新たなコップから繰り出されているよこ糸のたるみを
取り除くように当該よこ糸の中間部を把持しつつ前記飛
走線上から遠ざけるべく設けられたよこ糸たるみ除去装
置に、前記よこ糸の把持の有無を検出するためのたるみ
よこ糸把持確認センサを設けたことを特徴とする織機用
コップ交換装置を提供することにより達成される。
明によれば、木管によこ糸を巻装してなるコップを着脱
自在に保持するシャットルを、たて糸間にて選択的に往
復飛走させる織機に於いて、よこ糸が所定以上消費され
た場合に、消費された古いコップと貯留された新たなコ
ップとの間でそれぞれのよこ糸同士を結糸し、前記古い
コップを前記シャットルから取り外し、前記新たなコッ
プを前記シャットルに装着するようにした織機用コップ
交換装置であって、前記各コップの交換作業を行う際の
前記各木管の有無を確認するべく、前記各木管を取り扱
うべく設置されたロボットアームに、前記木管の有無を
検知するための木管確認センサを設け、または、ロボッ
トアームにより前記よこ糸の取り扱い作業を行う際の前
記よこ糸の状態を確認するべく、前記よこ糸を把持した
前記ロボットアームの移動に伴って或る程度緊張する際
の前記よこ糸の変位を検出するためのよこ糸確認センサ
を設け、または、前記よこ糸の結糸作業時に前記コップ
を所定位置にセットするべく設けられたコップセット装
置に、前記コップがセットされたことを検出するための
コップセット確認センサを設け、または、前記新たなコ
ップを装着された前記シャットルを飛走させる際に、前
記新たなコップから繰り出されているよこ糸のたるみを
取り除くように当該よこ糸の中間部を把持しつつ前記飛
走線上から遠ざけるべく設けられたよこ糸たるみ除去装
置に、前記よこ糸の把持の有無を検出するためのたるみ
よこ糸把持確認センサを設けたことを特徴とする織機用
コップ交換装置を提供することにより達成される。
【0009】
【作用】このようにすれば、ロボットアームにより木管
が把持されたか否かをロボットアームに設けたセンサに
より確認し得る。よこ糸をロボットアームにより取り扱
う際には、ロボットアームの移動に伴ってよこ糸が緊張
状態になるため、その緊張状態になる際のよこ糸の変位
をセンサにより検出することにより、よこ糸が確実にロ
ボットアームにより把持されて所定の所にセットされた
か否かを確認し得る。また、各コップのセット状態やよ
こ糸のたるみ状態を確認することにより、コップ交換に
伴う各動作を確実に行うことができる。
が把持されたか否かをロボットアームに設けたセンサに
より確認し得る。よこ糸をロボットアームにより取り扱
う際には、ロボットアームの移動に伴ってよこ糸が緊張
状態になるため、その緊張状態になる際のよこ糸の変位
をセンサにより検出することにより、よこ糸が確実にロ
ボットアームにより把持されて所定の所にセットされた
か否かを確認し得る。また、各コップのセット状態やよ
こ糸のたるみ状態を確認することにより、コップ交換に
伴う各動作を確実に行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
いて詳しく説明する。
【0011】図1は、抄紙用プレスフエルトの基布を製
織するために用いられた本発明に基づくコップ交換装置
の一実施例を示す。図1に於ける下方を手前側として左
方にて図示されない基布が織り込まれるが、図の右側に
はシャットルボックス1が配設され、基布の左方にもシ
ャットルボックス1と対向して同様の図示されないシャ
ットルボックスが設けられている。本装置では、複数の
シャットル2を用いて、基布を複数層に織り込むように
しており、各シャットル2が、シャットルボックス1の
上下複数段のシャットル打ち出し室から図示されないハ
ンマ装置により交互に打ち出され、かつ対向するシャッ
トルボックスから打ち返されるようになっている。
織するために用いられた本発明に基づくコップ交換装置
の一実施例を示す。図1に於ける下方を手前側として左
方にて図示されない基布が織り込まれるが、図の右側に
はシャットルボックス1が配設され、基布の左方にもシ
ャットルボックス1と対向して同様の図示されないシャ
ットルボックスが設けられている。本装置では、複数の
シャットル2を用いて、基布を複数層に織り込むように
しており、各シャットル2が、シャットルボックス1の
上下複数段のシャットル打ち出し室から図示されないハ
ンマ装置により交互に打ち出され、かつ対向するシャッ
トルボックスから打ち返されるようになっている。
【0012】そして、図の矢印Aの向きにたて糸間を各
シャットル2がそれぞれ繰り返し往復飛走して、図示さ
れない綾と筬を用いて、たて糸3によこ糸4が織り込ま
れ基布が織り上げられる。なお、両シャットルボックス
1には、シャットル2のブレーキ装置が設けられてい
る。また、本実施例にあっては、図の右側のシャットル
ボックス1側にてコップ交換を行うようにされている。
シャットル2がそれぞれ繰り返し往復飛走して、図示さ
れない綾と筬を用いて、たて糸3によこ糸4が織り込ま
れ基布が織り上げられる。なお、両シャットルボックス
1には、シャットル2のブレーキ装置が設けられてい
る。また、本実施例にあっては、図の右側のシャットル
ボックス1側にてコップ交換を行うようにされている。
【0013】シャットル2の中間部には上方に開口しか
つ長手方向に延在する溝部5が形成されており、溝部5
の長手方向一端側には、溝部5内に倒れた位置と直立位
置との2位置間で傾動し得るようにトング6が枢着され
ている。よこ糸4を巻装してコップ7を形成するための
木管8には、その基端部の端面に開口する図示されない
軸線方向孔が設けられており、その軸線方向孔をトング
6に挿抜自在に差し込み得るようになっており、木管8
は、トング6に差し込まれた状態で保持される。シャッ
トル2の飛走時には図1に示されるように溝部5内に倒
伏した状態にコップ7が保持され、飛走時にシャットル
2の側面のシャットルアイからよこ糸4が繰り出され
る。
つ長手方向に延在する溝部5が形成されており、溝部5
の長手方向一端側には、溝部5内に倒れた位置と直立位
置との2位置間で傾動し得るようにトング6が枢着され
ている。よこ糸4を巻装してコップ7を形成するための
木管8には、その基端部の端面に開口する図示されない
軸線方向孔が設けられており、その軸線方向孔をトング
6に挿抜自在に差し込み得るようになっており、木管8
は、トング6に差し込まれた状態で保持される。シャッ
トル2の飛走時には図1に示されるように溝部5内に倒
伏した状態にコップ7が保持され、飛走時にシャットル
2の側面のシャットルアイからよこ糸4が繰り出され
る。
【0014】本装置では、所定の往復回数をシャットル
2が飛走して、コップ7からよこ糸4が所定以上消費さ
れたら、その古いコップ7を交換する。その交換時に
は、交換対象のシャットル2を、図示されないブレーキ
装置によりシャットルボックス1内に停止させ、そのシ
ャットル2を図1に示されるようにコップ交換位置まで
引き出して、新旧のコップの交換を行う。
2が飛走して、コップ7からよこ糸4が所定以上消費さ
れたら、その古いコップ7を交換する。その交換時に
は、交換対象のシャットル2を、図示されないブレーキ
装置によりシャットルボックス1内に停止させ、そのシ
ャットル2を図1に示されるようにコップ交換位置まで
引き出して、新旧のコップの交換を行う。
【0015】本装置にあっては、上記コップ交換時の一
連の作業をロボットにより自動的に行うものであり、以
下にその構成を示す。
連の作業をロボットにより自動的に行うものであり、以
下にその構成を示す。
【0016】図1に示されるように、交換位置に位置決
めされたシャットル2の手前側の所定の位置には多関節
型ロボット9が配設されている。このロボット9は、例
えば6軸関節であり、そのロボットアーム11の先端部
には、本実施例では3種類のハンド12〜14が交換可
能に取り付けられるようになっている。これらハンド1
2〜14は、不使用時には、図1に示されるようにロボ
ットアーム11の移動範囲内の所定の位置に設置された
ハンド用スタンド15により支持されている。
めされたシャットル2の手前側の所定の位置には多関節
型ロボット9が配設されている。このロボット9は、例
えば6軸関節であり、そのロボットアーム11の先端部
には、本実施例では3種類のハンド12〜14が交換可
能に取り付けられるようになっている。これらハンド1
2〜14は、不使用時には、図1に示されるようにロボ
ットアーム11の移動範囲内の所定の位置に設置された
ハンド用スタンド15により支持されている。
【0017】ロボット9を挟んでハンド用スタンド15
と相対する位置には新コップの貯留場としてコップスト
ッカ16が配設されている。このコップストッカ16
は、4×5列に配置された支持ピンを立設されており、
計20本の新コップ17を直立状態に貯留可能なもので
ある。コップストッカ16とシャットルボックス1との
間には、そのシャットルボックス1側に新旧のよこ糸同
士を結合するための溶着機18が設置され、コップスト
ッカ16側に新旧それぞれのコップスタンド19・20
が設置されている。
と相対する位置には新コップの貯留場としてコップスト
ッカ16が配設されている。このコップストッカ16
は、4×5列に配置された支持ピンを立設されており、
計20本の新コップ17を直立状態に貯留可能なもので
ある。コップストッカ16とシャットルボックス1との
間には、そのシャットルボックス1側に新旧のよこ糸同
士を結合するための溶着機18が設置され、コップスト
ッカ16側に新旧それぞれのコップスタンド19・20
が設置されている。
【0018】上記した第1のハンド12は、コップスト
ッカ16に貯留されている新コップ17を取り扱うため
のハンドである。その第1のハンド12には、図2に示
されるように、木管8の頭部を半径方向内向きに把持す
るべく開閉する向きにエアシリンダにより駆動される一
対の木管把持フィンガ21と、その木管把持フィンガ2
1と共に木管8を3点支持するべく、木管把持フィンガ
21に把持された状態の木管8の上方に位置しかつ軸線
方向に変位自在に設けられた木管頭部押さえフィンガと
しての木管押さえキャップ22と、新コップ17から繰
り出される新よこ糸23を把持するための新よこ糸把持
フィンガ24とが設けられている。両木管把持フィンガ
21は、互いに対向して設けられたV字状の爪21aを
それぞれ有し、両V字部間を開閉させるように変位す
る。
ッカ16に貯留されている新コップ17を取り扱うため
のハンドである。その第1のハンド12には、図2に示
されるように、木管8の頭部を半径方向内向きに把持す
るべく開閉する向きにエアシリンダにより駆動される一
対の木管把持フィンガ21と、その木管把持フィンガ2
1と共に木管8を3点支持するべく、木管把持フィンガ
21に把持された状態の木管8の上方に位置しかつ軸線
方向に変位自在に設けられた木管頭部押さえフィンガと
しての木管押さえキャップ22と、新コップ17から繰
り出される新よこ糸23を把持するための新よこ糸把持
フィンガ24とが設けられている。両木管把持フィンガ
21は、互いに対向して設けられたV字状の爪21aを
それぞれ有し、両V字部間を開閉させるように変位す
る。
【0019】木管押さえキャップ22は、偏平な有底筒
状のキャップ状をなし、その内径を、木管押さえキャッ
プ22を木管8の頭部に被せた際に遊びが生じない程度
にされて、木管8の頭部の最遊端部である頂部に嵌装可
能であると共に、木管8の頂部をその上方から弾発的に
押さえ付けるように圧縮コイルばね22aにより付勢さ
れている。また、木管押さえキャップ22の周壁の突出
方向端部が内向テーパ状に形成されており、木管押さえ
キャップ22を木管8の頂部に嵌装し易くなっている。
状のキャップ状をなし、その内径を、木管押さえキャッ
プ22を木管8の頭部に被せた際に遊びが生じない程度
にされて、木管8の頭部の最遊端部である頂部に嵌装可
能であると共に、木管8の頂部をその上方から弾発的に
押さえ付けるように圧縮コイルばね22aにより付勢さ
れている。また、木管押さえキャップ22の周壁の突出
方向端部が内向テーパ状に形成されており、木管押さえ
キャップ22を木管8の頂部に嵌装し易くなっている。
【0020】新よこ糸把持フィンガ24は、各フィンガ
21・24の側方にて延在する棒状の固定フィンガ24
aと、固定フィンガ24aの遊端部近傍に開設されたス
ロットに受容された状態で回動自在に固定フィンガ24
aに枢着された可動フィンガ24bとを有する。この可
動フィンガ24bは、第1のハンド12に設けられたエ
アシリンダにより駆動され、固定フィンガ24aと共働
して両フィンガ24a・24bの両爪間に新よこ糸23
をある程度強固に把持するようになっている。
21・24の側方にて延在する棒状の固定フィンガ24
aと、固定フィンガ24aの遊端部近傍に開設されたス
ロットに受容された状態で回動自在に固定フィンガ24
aに枢着された可動フィンガ24bとを有する。この可
動フィンガ24bは、第1のハンド12に設けられたエ
アシリンダにより駆動され、固定フィンガ24aと共働
して両フィンガ24a・24bの両爪間に新よこ糸23
をある程度強固に把持するようになっている。
【0021】第2のハンド13は、よこ糸4を所定量消
費された旧コップ7を取り扱うためのハンドである。こ
の第2のハンド13には、図3に示されるように、木管
8の頭部を半径方向内向きに把持するべく開閉する向き
にエアシリンダにより駆動される一対の木管把持フィン
ガ25と、その木管把持フィンガ25と共に木管8を3
点支持する木管押さえキャップ26と、旧コップ7から
繰り出される旧よこ糸4を把持するための旧よこ糸把持
フィンガ27とが、前記第1のハンド12と同様に設け
られている。この両木管把持フィンガ25も、互いに対
向して設けられたV字状の爪25aをそれぞれ有し、両
V字部間を開閉させるように変位する。
費された旧コップ7を取り扱うためのハンドである。こ
の第2のハンド13には、図3に示されるように、木管
8の頭部を半径方向内向きに把持するべく開閉する向き
にエアシリンダにより駆動される一対の木管把持フィン
ガ25と、その木管把持フィンガ25と共に木管8を3
点支持する木管押さえキャップ26と、旧コップ7から
繰り出される旧よこ糸4を把持するための旧よこ糸把持
フィンガ27とが、前記第1のハンド12と同様に設け
られている。この両木管把持フィンガ25も、互いに対
向して設けられたV字状の爪25aをそれぞれ有し、両
V字部間を開閉させるように変位する。
【0022】旧よこ糸把持フィンガ27は、第1のハン
ド12と同様に、棒状の固定フィンガ27aと、固定フ
ィンガ27aに枢着された可動フィンガ27bとを有
し、可動フィンガ27bを、第2のハンド13に設けら
れたエアシリンダにより駆動され、固定フィンガ27a
と共働して両フィンガ27a・27bの両爪間に旧よこ
糸4を把持するようになっている。
ド12と同様に、棒状の固定フィンガ27aと、固定フ
ィンガ27aに枢着された可動フィンガ27bとを有
し、可動フィンガ27bを、第2のハンド13に設けら
れたエアシリンダにより駆動され、固定フィンガ27a
と共働して両フィンガ27a・27bの両爪間に旧よこ
糸4を把持するようになっている。
【0023】第3のハンド14は、木管8をシャットル
2に対して起立倒伏させる場合と、シャットル2をシャ
ットルボックス1に対して出没させる場合とに用いるハ
ンドである。この第3のハンド14には、図4に示され
るように、木管8を起立倒伏させるべく木管8の頭部に
ある程度の遊びをもって嵌装可能に形成された環状フッ
ク28と、シャットル2の長手方向の端部に形成された
平坦面に吸着してシャットル2を移動するためのシャッ
トル用フィンガ29とが設けられている。
2に対して起立倒伏させる場合と、シャットル2をシャ
ットルボックス1に対して出没させる場合とに用いるハ
ンドである。この第3のハンド14には、図4に示され
るように、木管8を起立倒伏させるべく木管8の頭部に
ある程度の遊びをもって嵌装可能に形成された環状フッ
ク28と、シャットル2の長手方向の端部に形成された
平坦面に吸着してシャットル2を移動するためのシャッ
トル用フィンガ29とが設けられている。
【0024】シャットル用フィンガ29は、第3のハン
ド14の本体に軸線方向に変位自在に支持されたロッド
29aと、ロッド29aの軸線方向遊端部に固着された
ラッパ状のサクションパッド29bと、ロッド29aを
突出方向に弾発付勢する圧縮コイルばね29cとを有し
ている。そのロッド29a及びサクションパッド29b
には、ロッド29aの基端部からサクションパッド29
bに至り、サクションパッド29bの凹状底面に開口す
る軸線方向孔29dが設けられている。ロッド29aの
基端部には、軸線方向孔29dに連通するホースニップ
ル29eが取り付けられており、ホースニップル29e
に接続されたホースを介して、図示されない真空ポンプ
により軸線方向孔29d内が適宜負圧状態になるように
されている。
ド14の本体に軸線方向に変位自在に支持されたロッド
29aと、ロッド29aの軸線方向遊端部に固着された
ラッパ状のサクションパッド29bと、ロッド29aを
突出方向に弾発付勢する圧縮コイルばね29cとを有し
ている。そのロッド29a及びサクションパッド29b
には、ロッド29aの基端部からサクションパッド29
bに至り、サクションパッド29bの凹状底面に開口す
る軸線方向孔29dが設けられている。ロッド29aの
基端部には、軸線方向孔29dに連通するホースニップ
ル29eが取り付けられており、ホースニップル29e
に接続されたホースを介して、図示されない真空ポンプ
により軸線方向孔29d内が適宜負圧状態になるように
されている。
【0025】このようにしてそれぞれ構成された各ハン
ド12〜14は、使用しないときには前記したようにハ
ンド用スタンド15に別々に支持されている。例えば第
1のハンド12について示すと、その基端部に図2に示
されるように支持孔12aが設けられており、使用しな
い時には、ハンド用スタンド15に水平状態に形成され
た舌片体を相対的に上記支持孔12aに挿通して、待機
させる。なお、他の各ハンド13・14についても同様
であり、その説明を省略する。
ド12〜14は、使用しないときには前記したようにハ
ンド用スタンド15に別々に支持されている。例えば第
1のハンド12について示すと、その基端部に図2に示
されるように支持孔12aが設けられており、使用しな
い時には、ハンド用スタンド15に水平状態に形成され
た舌片体を相対的に上記支持孔12aに挿通して、待機
させる。なお、他の各ハンド13・14についても同様
であり、その説明を省略する。
【0026】また、本装置には、よこ糸4をシャットル
2から繰り出した際に、シャットル2と基布との間のよ
こ糸4が弛まないようにするべく、弛み防止装置31が
設けられている。この弛み防止装置31は、コップ交換
位置にあるシャットル2とたて糸3との間に渡されてい
るよこ糸4の上方近傍に位置する固定リングと、その固
定リング内をその軸線方向である略上下方向に挿通可能
でありかつよこ糸4を把持し得る可動ハンドとにより構
成されている。その可動ハンドは、ハンド開閉用アクチ
ュエータを有し、かつエアシリンダにより上記上下方向
に往復動するようにされている。
2から繰り出した際に、シャットル2と基布との間のよ
こ糸4が弛まないようにするべく、弛み防止装置31が
設けられている。この弛み防止装置31は、コップ交換
位置にあるシャットル2とたて糸3との間に渡されてい
るよこ糸4の上方近傍に位置する固定リングと、その固
定リング内をその軸線方向である略上下方向に挿通可能
でありかつよこ糸4を把持し得る可動ハンドとにより構
成されている。その可動ハンドは、ハンド開閉用アクチ
ュエータを有し、かつエアシリンダにより上記上下方向
に往復動するようにされている。
【0027】溶着機18の溶着部には、一対の位置決め
ピン32が互いに平行に立設しており、よこ糸4・23
が、一対の位置決めピン32間にたすき掛けに掛け渡さ
れるようになっている。なお、各よこ糸4・23は、位
置決めピン32を挟んでそれぞれ配設された新旧の各よ
こ糸4・23用の各把持チャック33・34により把持
されてセットされる。
ピン32が互いに平行に立設しており、よこ糸4・23
が、一対の位置決めピン32間にたすき掛けに掛け渡さ
れるようになっている。なお、各よこ糸4・23は、位
置決めピン32を挟んでそれぞれ配設された新旧の各よ
こ糸4・23用の各把持チャック33・34により把持
されてセットされる。
【0028】本装置にあっては、位置決めされたシャッ
トル2及び上記各機器が、それぞれロボット9のアーム
11の可動範囲内に配設されている。また、図示されな
い制御装置によりあらかじめプログラムされた作業フロ
ーに基づいて上記各機器が自動運転するようにされてお
り、その自動運転に必要なセンサとして、シャットル2
中のよこ糸4の残糸量検出には光学センサが設けられて
おり、木管8やよこ糸4・23の把持の確認などのため
の各種センサが適所に配設されている。
トル2及び上記各機器が、それぞれロボット9のアーム
11の可動範囲内に配設されている。また、図示されな
い制御装置によりあらかじめプログラムされた作業フロ
ーに基づいて上記各機器が自動運転するようにされてお
り、その自動運転に必要なセンサとして、シャットル2
中のよこ糸4の残糸量検出には光学センサが設けられて
おり、木管8やよこ糸4・23の把持の確認などのため
の各種センサが適所に配設されている。
【0029】第1のハンド12には、軸線方向に出没自
在に支持されたロッド22bの先端に木管押さえキャッ
プ22が設けられており、木管8の把持時に木管8の頭
部に木管押さえキャップ22が被さった状態で、没入方
向に変位したロッド22bの変位を検出するための近接
スイッチからなる位置センサ30が設けられている。木
管8を把持していない状態では、図5に示されるよう
に、木管押さえキャップ22が圧縮コイルばね22aに
より図の下方に付勢されて押し下げられており、位置セ
ンサ30からロッド22bの軸端が離間しているため、
位置センサ30がオフ状態である。そして、木管8の把
持時には図2に示されるようにロッド22bの軸端が位
置センサ30に近接した状態で保持されるため、位置セ
ンサ30がオン状態になる。
在に支持されたロッド22bの先端に木管押さえキャッ
プ22が設けられており、木管8の把持時に木管8の頭
部に木管押さえキャップ22が被さった状態で、没入方
向に変位したロッド22bの変位を検出するための近接
スイッチからなる位置センサ30が設けられている。木
管8を把持していない状態では、図5に示されるよう
に、木管押さえキャップ22が圧縮コイルばね22aに
より図の下方に付勢されて押し下げられており、位置セ
ンサ30からロッド22bの軸端が離間しているため、
位置センサ30がオフ状態である。そして、木管8の把
持時には図2に示されるようにロッド22bの軸端が位
置センサ30に近接した状態で保持されるため、位置セ
ンサ30がオン状態になる。
【0030】第2のハンド13にも同様の位置センサが
設けられているが、第2のハンド13に於いては、図3
に示されるように木管把持フィンガ25の近傍に光電ス
イッチからなる木管把持確認センサ37が取り付けられ
ている。従って、旧コップ7の木管8が把持されている
状態では、木管把持確認センサ37は、木管8の頭部か
らの反射光によりオン状態になり、旧コップ7が把持さ
れていない状態では、上記反射光が無いためオフ状態に
なる。
設けられているが、第2のハンド13に於いては、図3
に示されるように木管把持フィンガ25の近傍に光電ス
イッチからなる木管把持確認センサ37が取り付けられ
ている。従って、旧コップ7の木管8が把持されている
状態では、木管把持確認センサ37は、木管8の頭部か
らの反射光によりオン状態になり、旧コップ7が把持さ
れていない状態では、上記反射光が無いためオフ状態に
なる。
【0031】第3のハンド14にも、図4に示されるよ
うに環状フック28の近傍に、上記木管把持確認センサ
37と同様の光電スイッチからなる木管係合確認センサ
38が取り付けられいる。第3のハンド14により木管
8を起立倒伏させるべく、図の想像線に示されるように
木管8の頭部を環状フック28に挿通状態にした場合に
は、木管8の頭部からの反射光によりオン状態になり、
木管8が把持されていない場合にはオフ状態になる。
うに環状フック28の近傍に、上記木管把持確認センサ
37と同様の光電スイッチからなる木管係合確認センサ
38が取り付けられいる。第3のハンド14により木管
8を起立倒伏させるべく、図の想像線に示されるように
木管8の頭部を環状フック28に挿通状態にした場合に
は、木管8の頭部からの反射光によりオン状態になり、
木管8が把持されていない場合にはオフ状態になる。
【0032】また、第3のハンド14には、軸線方向孔
29d内とチューブ39を介して連通する真空スイッチ
からなるシャットル引き出し確認センサ40が取り付け
られている。このシャットル引き出し確認センサ40
は、サクションパッド29bをシャットル2に吸着させ
るべく真空引きした際の軸線方向孔29d内の真空状態
を検出してオンるものであり、吸着を失敗した際には真
空度が上がらないためオフ状態になる。
29d内とチューブ39を介して連通する真空スイッチ
からなるシャットル引き出し確認センサ40が取り付け
られている。このシャットル引き出し確認センサ40
は、サクションパッド29bをシャットル2に吸着させ
るべく真空引きした際の軸線方向孔29d内の真空状態
を検出してオンるものであり、吸着を失敗した際には真
空度が上がらないためオフ状態になる。
【0033】シャットルボックス1の出口近傍には、第
2のハンド13により交換対象の旧コップ7を把持する
場合には、図6に示されるように、第2のハンド13の
旧よこ糸把持フィンガ27により、トング6に立設状態
に支持されている旧コップ7の中間部からシャットルア
イに至る旧よこ糸4を把持してから、木管8の頭部を把
持しにいく。このとき、旧よこ糸把持フィンガ27を図
の想像線の矢印に示されるようにジグザグに動かしつつ
木管8の頭部に向けて変位させる。そして、そのジグザ
グ動作の際の旧よこ糸4の変位を検出するべく、振動セ
ンサからなる旧よこ糸把持確認センサ41が適所に設置
されている。すなわち、旧よこ糸把持確認センサ41
は、その針金状の触手41aに旧よこ糸4が触れること
によりオン状態になる。
2のハンド13により交換対象の旧コップ7を把持する
場合には、図6に示されるように、第2のハンド13の
旧よこ糸把持フィンガ27により、トング6に立設状態
に支持されている旧コップ7の中間部からシャットルア
イに至る旧よこ糸4を把持してから、木管8の頭部を把
持しにいく。このとき、旧よこ糸把持フィンガ27を図
の想像線の矢印に示されるようにジグザグに動かしつつ
木管8の頭部に向けて変位させる。そして、そのジグザ
グ動作の際の旧よこ糸4の変位を検出するべく、振動セ
ンサからなる旧よこ糸把持確認センサ41が適所に設置
されている。すなわち、旧よこ糸把持確認センサ41
は、その針金状の触手41aに旧よこ糸4が触れること
によりオン状態になる。
【0034】前記した両コップスタンド19・20に
は、それぞれのコップ受けカップ19a・20aに各コ
ップ7・17が立てられたか否かを判別するためのコッ
プセット確認センサ42が設けられている。コップセッ
ト確認センサ42は、両コップスタンド19・20共に
同一であるため、新コップスタンド19について図7を
参照して以下に示す。図7に示されるようにコップセッ
ト確認センサ42は、新コップスタンド19の透明なコ
ップ受けカップ19aを挟んで対峙するように配置され
た回帰反射型光電スイッチ42aと反射板42bとから
なる。従って、コップ受けカップ19a内に新コップ1
7が挿入されていない状態では、回帰反射型光電スイッ
チ42aにより反射光を検出し、図の実線の矢印に示さ
れるようにコップ受けカップ19a内に新コップ17が
挿入され支持された状態になると、反射光が検出されな
くなるため、新コップ17の有無を確認できる。
は、それぞれのコップ受けカップ19a・20aに各コ
ップ7・17が立てられたか否かを判別するためのコッ
プセット確認センサ42が設けられている。コップセッ
ト確認センサ42は、両コップスタンド19・20共に
同一であるため、新コップスタンド19について図7を
参照して以下に示す。図7に示されるようにコップセッ
ト確認センサ42は、新コップスタンド19の透明なコ
ップ受けカップ19aを挟んで対峙するように配置され
た回帰反射型光電スイッチ42aと反射板42bとから
なる。従って、コップ受けカップ19a内に新コップ1
7が挿入されていない状態では、回帰反射型光電スイッ
チ42aにより反射光を検出し、図の実線の矢印に示さ
れるようにコップ受けカップ19a内に新コップ17が
挿入され支持された状態になると、反射光が検出されな
くなるため、新コップ17の有無を確認できる。
【0035】位置決めピン32と各把持チャック33・
34との間の中間部には、図8に示されるように、軽ト
ルクリミットスイッチからなる各よこ糸セット確認セン
サ43が設けられている。各よこ糸4・23がセットさ
れると、よこ糸セット確認センサ43の針金状の触手4
3aがよこ糸の緊張により傾動するようになっており、
よこ糸の有無を確認できる。
34との間の中間部には、図8に示されるように、軽ト
ルクリミットスイッチからなる各よこ糸セット確認セン
サ43が設けられている。各よこ糸4・23がセットさ
れると、よこ糸セット確認センサ43の針金状の触手4
3aがよこ糸の緊張により傾動するようになっており、
よこ糸の有無を確認できる。
【0036】弛み防止装置31は、図9に示されるよう
に、上下動する開閉フック31aを有している。その開
閉フック31aによりよこ糸4を確実に引き上げている
か否かを検出するために、よこ糸引き上げ上限位置近傍
に、たるみよこ糸把持確認センサとして互いに対峙する
投光センサ44a及び受光センサ44bが設けられてい
る。開閉フック31aによりよこ糸4が確実に引き上げ
られた状態では投光センサ44aからの出射光が遮ら
れ、よこ糸4が無い場合には出射光を受光センサ44b
により検出し得る。
に、上下動する開閉フック31aを有している。その開
閉フック31aによりよこ糸4を確実に引き上げている
か否かを検出するために、よこ糸引き上げ上限位置近傍
に、たるみよこ糸把持確認センサとして互いに対峙する
投光センサ44a及び受光センサ44bが設けられてい
る。開閉フック31aによりよこ糸4が確実に引き上げ
られた状態では投光センサ44aからの出射光が遮ら
れ、よこ糸4が無い場合には出射光を受光センサ44b
により検出し得る。
【0037】このようにして構成された本織機用コップ
交換装置の作動要領を以下に示す。
交換装置の作動要領を以下に示す。
【0038】まず、ロボットアーム11に第1のハンド
12を結合し、その新よこ糸把持フィンガ24によりコ
ップストッカ16に貯留されている新コップ17から所
定位置に繰り出されている新よこ糸23を把持し、その
把持状態を保持したまま新コップ17の頭部を木管把持
フィンガ21により把持して、新コップ17を新コップ
スタンド19のコップ受けカップ19aに入れて立て
る。このとき、前記した位置センサ30により、木管8
が確実に把持されたか否かを確認し、何らかの原因によ
り木管8が落下するなどして把持されなかった場合に
は、ロボットアーム11の動作を中断させる。
12を結合し、その新よこ糸把持フィンガ24によりコ
ップストッカ16に貯留されている新コップ17から所
定位置に繰り出されている新よこ糸23を把持し、その
把持状態を保持したまま新コップ17の頭部を木管把持
フィンガ21により把持して、新コップ17を新コップ
スタンド19のコップ受けカップ19aに入れて立て
る。このとき、前記した位置センサ30により、木管8
が確実に把持されたか否かを確認し、何らかの原因によ
り木管8が落下するなどして把持されなかった場合に
は、ロボットアーム11の動作を中断させる。
【0039】そして、新よこ糸23を、把持したまま引
き出し、溶着機18の一対の位置決めピン32間にたす
き掛けに掛け渡し、各新よこ糸把持チャック33により
把持してセットする。新よこ糸23が確実にセットされ
たことを前記よこ糸セット確認センサ43により検出し
得る。
き出し、溶着機18の一対の位置決めピン32間にたす
き掛けに掛け渡し、各新よこ糸把持チャック33により
把持してセットする。新よこ糸23が確実にセットされ
たことを前記よこ糸セット確認センサ43により検出し
得る。
【0040】第1のハンド12をハンド用スタンド15
の所定位置に置き、ロボットアーム11には第3のハン
ド14を付け替える。シャットル2が飛走してよこ糸4
が所定量消費されたら、シャットル2をシャットルボッ
クス1内にて停止させる。その停止したシャットル2の
打ち出し方向端面にシャットル用フィンガ29のサクシ
ョンパッド29bを押し付け、サクションパッド29b
内を負圧にして上記端面とサクションパッド29bとを
結合状態にし、図1の実線で示されるようにコップ交換
位置までシャットル2を引き出す。このとき、前記した
シャットル引き出し確認センサ40により、シャットル
2が確実に引き出されている状態にあるか否かを確認す
る。
の所定位置に置き、ロボットアーム11には第3のハン
ド14を付け替える。シャットル2が飛走してよこ糸4
が所定量消費されたら、シャットル2をシャットルボッ
クス1内にて停止させる。その停止したシャットル2の
打ち出し方向端面にシャットル用フィンガ29のサクシ
ョンパッド29bを押し付け、サクションパッド29b
内を負圧にして上記端面とサクションパッド29bとを
結合状態にし、図1の実線で示されるようにコップ交換
位置までシャットル2を引き出す。このとき、前記した
シャットル引き出し確認センサ40により、シャットル
2が確実に引き出されている状態にあるか否かを確認す
る。
【0041】そして、第3のハンド14のフック28を
シャットル2内にて倒伏状態の木管8の頭部に嵌装し、
フック28にて引掛けるようにして旧コップ7を起立さ
せる。このとき、フック28に木管8の頭部が確実に係
合しているか否かを前記した木管係合確認センサ38に
より確認し得る。
シャットル2内にて倒伏状態の木管8の頭部に嵌装し、
フック28にて引掛けるようにして旧コップ7を起立さ
せる。このとき、フック28に木管8の頭部が確実に係
合しているか否かを前記した木管係合確認センサ38に
より確認し得る。
【0042】ロボットアーム11に第2のハンド13を
付け替え、その旧よこ糸把持フィンガ27により、起立
状態の旧コップ7とシャットルアイとの間のよこ糸4の
一部を把持し、その把持状態を保持したまま、第2のハ
ンド13を前記したようにジグザグ動作させて、木管把
持フィンガ25により旧コップ7の木管8の頭部を把持
しにいく。このとき、前記した旧よこ糸把持確認センサ
41により、よこ糸4が旧よこ糸把持フィンガ27によ
り確実に把持されているか否かを確認する。
付け替え、その旧よこ糸把持フィンガ27により、起立
状態の旧コップ7とシャットルアイとの間のよこ糸4の
一部を把持し、その把持状態を保持したまま、第2のハ
ンド13を前記したようにジグザグ動作させて、木管把
持フィンガ25により旧コップ7の木管8の頭部を把持
しにいく。このとき、前記した旧よこ糸把持確認センサ
41により、よこ糸4が旧よこ糸把持フィンガ27によ
り確実に把持されているか否かを確認する。
【0043】旧コップ7の木管8をトング6から抜き出
し、旧コップ7を前記新コップスタンド19と同様に構
成された旧コップスタンド20にセットする。なお、こ
の旧コップスタンド20に於ても、確実にセットされた
か否かをコップセット確認センサ42により確認する。
し、旧コップ7を前記新コップスタンド19と同様に構
成された旧コップスタンド20にセットする。なお、こ
の旧コップスタンド20に於ても、確実にセットされた
か否かをコップセット確認センサ42により確認する。
【0044】旧コップスタンド20に立設された旧コッ
プ7からの旧よこ糸4は、旧よこ糸把持フィンガ27に
より把持されつつ引き出され、溶着機18の一対の位置
決めピン32間に、新よこ糸23と互い違いになるよう
に掛け渡され、前記した新よこ糸23と同様に、各旧よ
こ糸把持チャック34により把持されてセットされる。
この旧よこ糸4の糸掛け状態も、よこ糸確認センサ43
により確認する。
プ7からの旧よこ糸4は、旧よこ糸把持フィンガ27に
より把持されつつ引き出され、溶着機18の一対の位置
決めピン32間に、新よこ糸23と互い違いになるよう
に掛け渡され、前記した新よこ糸23と同様に、各旧よ
こ糸把持チャック34により把持されてセットされる。
この旧よこ糸4の糸掛け状態も、よこ糸確認センサ43
により確認する。
【0045】このようにしてセットされた旧よこ糸4及
び新よこ糸23の3箇所の交点を、溶着機18の位置決
めピン32の上方に位置する図示されない溶着ホーンを
下降させて、溶着ホーン及びアンビルにより挾持して溶
着結合する。よこ糸結合後には、旧よこ糸4及び新よこ
糸23の不必要な部分を位置決めピン32の両脇に設け
られた図示されないよこ糸切断機によりそれぞれ切除し
て、旧よこ糸4と新よこ糸23とを一本化する。
び新よこ糸23の3箇所の交点を、溶着機18の位置決
めピン32の上方に位置する図示されない溶着ホーンを
下降させて、溶着ホーン及びアンビルにより挾持して溶
着結合する。よこ糸結合後には、旧よこ糸4及び新よこ
糸23の不必要な部分を位置決めピン32の両脇に設け
られた図示されないよこ糸切断機によりそれぞれ切除し
て、旧よこ糸4と新よこ糸23とを一本化する。
【0046】なお、上記糸切断が確実に行われた場合に
は、よこ糸確認センサ43の触手43aが元に戻り、糸
切断が不完全な場合には触手43aが傾動したままにな
るため、糸切断の良否を確認し得る。そして、溶着機1
8の図示されない掛け外し機により1本化された新旧の
よこ糸の結合部分を位置決めピン32から掛け外す。
は、よこ糸確認センサ43の触手43aが元に戻り、糸
切断が不完全な場合には触手43aが傾動したままにな
るため、糸切断の良否を確認し得る。そして、溶着機1
8の図示されない掛け外し機により1本化された新旧の
よこ糸の結合部分を位置決めピン32から掛け外す。
【0047】よこ糸結合作業終了後には、旧コップスタ
ンド20のコップ受けカップ20aを傾動させ、その傾
動方向に設けられたコップ排出シュート35を介して、
旧コップ7を図示されない回収ボックスに排出する。
ンド20のコップ受けカップ20aを傾動させ、その傾
動方向に設けられたコップ排出シュート35を介して、
旧コップ7を図示されない回収ボックスに排出する。
【0048】ロボットアーム11に第2のハンド13を
取り付けたまま、新コップ17を木管把持フィンガ25
により把持してシャトル2まで搬送し、新コップ17を
トング6に差し込む。このとき、ロボットアーム11の
適所に設けた例えば歪みゲージ式の力覚センサ36によ
り、新コップ17の木管8の底面がトング6に突き当た
った際にロボットアーム11に生じる応力を検出して、
トング6への差し込み失敗を検知するようにしている。
差し込み失敗が生じた際には、差し込み位置を変えて所
定回数差し込み動作を繰り返すようにしている。
取り付けたまま、新コップ17を木管把持フィンガ25
により把持してシャトル2まで搬送し、新コップ17を
トング6に差し込む。このとき、ロボットアーム11の
適所に設けた例えば歪みゲージ式の力覚センサ36によ
り、新コップ17の木管8の底面がトング6に突き当た
った際にロボットアーム11に生じる応力を検出して、
トング6への差し込み失敗を検知するようにしている。
差し込み失敗が生じた際には、差し込み位置を変えて所
定回数差し込み動作を繰り返すようにしている。
【0049】新コップ17のトング6への差し込みが終
了すると、第3のハンド14へ付け替えて、そのフック
28を新コップ17の木管8の頭部へ嵌装し、新コップ
17をシャットル2内へ倒す。また、弛み防止装置31
の開閉フック31aによりよこ糸4をつかみ、開閉フッ
ク31aを上昇させてよこ糸4のたるみを除去する。そ
して、シャットル用フィンガ29によりシャットル2を
コップ交換位置からシャットルボックス1内へ戻し、シ
ャットルボックス1のブレーキが連動して解除され、そ
の後、シャットル2を打ち出すのとほぼ同時に弛み防止
装置31の開閉フック31aを開いてよこ糸4を解放
し、製織を再開する。
了すると、第3のハンド14へ付け替えて、そのフック
28を新コップ17の木管8の頭部へ嵌装し、新コップ
17をシャットル2内へ倒す。また、弛み防止装置31
の開閉フック31aによりよこ糸4をつかみ、開閉フッ
ク31aを上昇させてよこ糸4のたるみを除去する。そ
して、シャットル用フィンガ29によりシャットル2を
コップ交換位置からシャットルボックス1内へ戻し、シ
ャットルボックス1のブレーキが連動して解除され、そ
の後、シャットル2を打ち出すのとほぼ同時に弛み防止
装置31の開閉フック31aを開いてよこ糸4を解放
し、製織を再開する。
【0050】このように、コップ自動交換の要所毎に各
センサにより木管8やよこ糸4・23の状態を確認する
ことができ、自動運転に於ける操作ミスを即座に検出し
得る。例えば失敗を確認した際には、その動作を中断し
て警報を出す。また、各動作を行う装置毎にセンサを設
けていることから、他の装置を止めることなく、動作を
失敗した部分のみ停止させて、対処することができる。
センサにより木管8やよこ糸4・23の状態を確認する
ことができ、自動運転に於ける操作ミスを即座に検出し
得る。例えば失敗を確認した際には、その動作を中断し
て警報を出す。また、各動作を行う装置毎にセンサを設
けていることから、他の装置を止めることなく、動作を
失敗した部分のみ停止させて、対処することができる。
【0051】
【発明の効果】このように本発明によれば、コップ交換
を自動的に行う際の木管やよこ糸の把持状態を各装置毎
に設けた各種センサにより好適に確認でき、動作の失敗
を速やかに検出して装置全体を止めることなく対処可能
であるなど、その効果は極めて大である。
を自動的に行う際の木管やよこ糸の把持状態を各装置毎
に設けた各種センサにより好適に確認でき、動作の失敗
を速やかに検出して装置全体を止めることなく対処可能
であるなど、その効果は極めて大である。
【図1】本発明に基づく織機用コップ自動交換装置の全
体を示す平面図。
体を示す平面図。
【図2】本発明に基づく第1のハンドを示す要部破断拡
大図。
大図。
【図3】本発明に基づく第2のハンドを示す要部破断拡
大図。
大図。
【図4】本発明に基づく第3のハンドを示す要部破断拡
大図。
大図。
【図5】第1のハンドの木管把持確認センサの動作説明
図。
図。
【図6】旧よこ糸把持確認センサを示す斜視図。
【図7】コップセット確認センサを示す斜視図。
【図8】よこ糸セット確認センサを示す斜視図。
【図9】たるみよこ糸把持確認センサを示す斜視図。
1 シャットルボックス 2 シャットル 3 たて糸 4 よこ糸 5 溝部 6 トング 7 コップ 8 木管 9 ロボット 11 ロボットアーム 12 第1のハンド 12a 支持孔 13 第2のハンド 14 第3のハンド 15 ハンド用スタンド 16 コップストッカ 17 新コップ 18 溶着機 19 新コップスタンド 19a コップ受けカップ 19b 木管頭部押さえ 20 旧コップスタンド 20a コップ受けカップ 20b 木管頭部押さえ 21 木管把持フィンガ 21a 爪 22 木管押さえキャップ 22a 圧縮コイルばね 22b ロッド 23 新よこ糸 24 新よこ糸把持フィンガ 24a 固定フィンガ 24b 可動フィンガ 25 木管把持フィンガ 25a 爪 26 木管押さえキャップ 26a 圧縮コイルばね 27 旧よこ糸把持フィンガ 27a 固定フィンガ 27b 可動フィンガ 28 環状フック 29 シャットル用フィンガ 29a ロッド 29b サクションパッド 29c 圧縮コイルばね 29d 軸線方向孔 29e ホースニップル 31 弛み防止装置 31a 開閉フック 32 位置決めピン 33 新よこ糸把持チャック 34 旧よこ糸把持チャック 35 コップ排出シュート 36 力覚センサ 37 把持確認センサ 38 木管係合確認センサ 39 チューブ 40 シャットル引き出し確認センサ 41 旧よこ糸把持確認センサ 41a 触手 42 コップセット確認センサ 42a 回帰反射型光電スイッチ 42b 反射板 43 よこ糸セット確認センサ 43a 触手 44a 投光センサ 44b 受光センサ
Claims (4)
- 【請求項1】 木管によこ糸を巻装してなるコップを着
脱自在に保持するシャットルを、たて糸間にて選択的に
往復飛走させる織機に於いて、よこ糸が所定以上消費さ
れた場合に、消費された古いコップと貯留された新たな
コップとの間でそれぞれのよこ糸同士を結糸し、前記古
いコップを前記シャットルから取り外し、前記新たなコ
ップを前記シャットルに装着するようにした織機用コッ
プ交換装置であって、 前記各コップの交換作業を行う際の前記各木管の有無を
確認するべく、前記各木管を取り扱うべく設置されたロ
ボットアームに、前記木管の有無を検知するための木管
確認センサを設けたことを特徴とする織機用コップ交換
装置。 - 【請求項2】 木管によこ糸を巻装してなるコップを着
脱自在に保持するシャットルを、たて糸間にて選択的に
往復飛走させる織機に於いて、よこ糸が所定以上消費さ
れた場合に、消費された古いコップと貯留された新たな
コップとの間でそれぞれのよこ糸同士を結糸し、前記古
いコップを前記シャットルから取り外し、前記新たなコ
ップを前記シャットルに装着するようにした織機用コッ
プ交換装置であって、 ロボットアームにより前記よこ糸の取り扱い作業を行う
際の前記よこ糸の状態を確認するべく、前記よこ糸を把
持した前記ロボットアームの移動に伴って或る程度緊張
する際の前記よこ糸の変位を検出するためのよこ糸確認
センサを設けたことを特徴とする織機用コップ交換装
置。 - 【請求項3】 木管によこ糸を巻装してなるコップを着
脱自在に保持するシャットルを、たて糸間にて選択的に
往復飛走させる織機に於いて、よこ糸が所定以上消費さ
れた場合に、消費された古いコップと貯留された新たな
コップとの間でそれぞれのよこ糸同士を結糸し、前記古
いコップを前記シャットルから取り外し、前記新たなコ
ップを前記シャットルに装着するようにした織機用コッ
プ交換装置であって、 前記よこ糸の結糸作業時に前記コップを所定位置にセッ
トするべく設けられたコップセット装置に、前記コップ
がセットされたことを検出するためのコップセット確認
センサを設けたことを特徴とする織機用コップ交換装
置。 - 【請求項4】 木管によこ糸を巻装してなるコップを着
脱自在に保持するシャットルを、たて糸間にて選択的に
往復飛走させる織機に於いて、よこ糸が所定以上消費さ
れた場合に、消費された古いコップと貯留された新たな
コップとの間でそれぞれのよこ糸同士を結糸し、前記古
いコップを前記シャットルから取り外し、前記新たなコ
ップを前記シャットルに装着するようにした織機用コッ
プ交換装置であって、 前記新たなコップを装着された前記シャットルを飛走さ
せる際に、前記新たなコップから繰り出されているよこ
糸のたるみを取り除くように当該よこ糸の中間部を把持
しつつ前記飛走線上から遠ざけるべく設けられたよこ糸
たるみ除去装置に、前記よこ糸の把持の有無を検出する
ためのたるみよこ糸把持確認センサを設けたことを特徴
とする織機用コップ交換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33886393A JPH07157946A (ja) | 1993-12-01 | 1993-12-01 | 織機用コップ交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33886393A JPH07157946A (ja) | 1993-12-01 | 1993-12-01 | 織機用コップ交換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07157946A true JPH07157946A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=18322110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33886393A Pending JPH07157946A (ja) | 1993-12-01 | 1993-12-01 | 織機用コップ交換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07157946A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110528135A (zh) * | 2019-09-25 | 2019-12-03 | 山东日发纺织机械有限公司 | 一种筒纱更换装置和一种纺织系统生产线 |
-
1993
- 1993-12-01 JP JP33886393A patent/JPH07157946A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110528135A (zh) * | 2019-09-25 | 2019-12-03 | 山东日发纺织机械有限公司 | 一种筒纱更换装置和一种纺织系统生产线 |
CN110528135B (zh) * | 2019-09-25 | 2024-04-19 | 山东日发纺织机械有限公司 | 一种筒纱更换装置和一种纺织系统生产线 |
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