JPH07157628A - フィラー含有プロピレン系樹脂組成物 - Google Patents

フィラー含有プロピレン系樹脂組成物

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JPH07157628A
JPH07157628A JP30383193A JP30383193A JPH07157628A JP H07157628 A JPH07157628 A JP H07157628A JP 30383193 A JP30383193 A JP 30383193A JP 30383193 A JP30383193 A JP 30383193A JP H07157628 A JPH07157628 A JP H07157628A
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ethylene
propylene
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filler
rubber
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JP30383193A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Sobashima
島 好 洋 傍
Yoshihiro Noguchi
口 義 宏 野
Hiroshige Sano
野 博 成 佐
Tadashi Ueda
田 正 植
Makoto Kato
藤 誠 加
Takashi Niimi
美 隆 司 新
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な成形性と、ウェルドが目立ち難く、フ
ローマークを発生し難い、良好な成形品外観と、高度な
機械的強度バランスを備えたフィラー含有プロピレン系
樹脂組成物を提供する。 【構成】 下記の成分(a) 〜(c) からなることを特徴と
するフィラー含有プロピレン系樹脂組成物。 成分(a) :結晶性ポリプロピレン部(A単位部)とエチレン・プロピレンラン ダム共重合体部(B単位部)とを含有するプロピレン・エチレンブロック共重合 体: 100重量部 成分(b) :エチレン・プロピレン二元共重合ゴム(EPM)又はエチレン・プ ロピレン・ジエン三元共重合ゴム(EPDM)60〜99重量%と、エチレン・ ブテン二元共重合ゴム(EBM)40〜1重量%とを、予め混練して一体化せし めたゴム成分: 2〜80重量部 成分(c) :平均アスペクト比が2以上のフィラー: 2〜80重量部

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、良好な成形性、良好な
成形品外観(特にウェルドが目立ち難く、フローマーク
を発生し難い)、及び、高度な機械的強度バランスを備
えた成形用のフィラー含有プロピレン系樹脂組成物に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工業部品分野に於ける各種成形
品、例えばバンパー、スポイラー、インストルメントパ
ネル、ファンシュラウド、トリム、グローブボックス等
の自動車部品や、テレビケース、VTRケース、洗濯機
カバー、掃除機ケース等の家庭電化機器製品の各種部品
用の成形用材料として、タルク、マイカ、各種繊維等の
フィラーや各種ゴム成分を複合・強化したポリプロピレ
ン系樹脂組成物が、その優れた機械的強度、成形性及び
経済性を備えているとの特性を活かして工業的に実用化
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記各種用途
の高機能化や大型化に連れ、成形品の薄肉化が求められ
たり、複雑な製品デザインが必要になるのに伴い、高水
準な外観を得ることが困難となる場合が多い。すなわ
ち、高度な機械的強度バランスを得るべく多岐に亘る各
種成分を複合・強化したプロピレン系樹脂組成物は成形
そのものが困難であったり、成形品にはフローマーク
(樹脂の流れ模様)が発生し易かったり、更には多くの
格子を必要とする製品デザインの場合にはウェルド部に
おいて満足な製品外観を得るのが困難で実用化し難かっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】
[発明の概要]本発明者等は、上記課題を解決するため
に、種々の研究を重ねた結果、プロピレン・エチレンブ
ロック共重合体とゴム成分及びフィラーの各成分を特定
すること、中でも特にゴム成分を工夫することからなる
樹脂組成物が、高水準な成形品外観、良好な成形性及び
高度の機械的強度バランスを備えていることを見い出
し、本発明を完成するに至ったものである。すなわち、
本発明のフィラー含有プロピレン系樹脂組成物は、下記
の成分(a)〜(c) からなることを特徴とするものであ
る。 成分(a) :結晶性ポリプロピレン部(A単位部)とエチレン・プロピレンラン ダム共重合体部(B単位部)とを含有するプロピレン・エチレンブロック共重合 体: 100重量部 成分(b) :エチレン・プロピレン二元共重合ゴム(EPM)又はエチレン・プ ロピレン・ジエン三元共重合ゴム(EPDM)60〜99重量%と、エチレン・ ブテン二元共重合ゴム(EBM)40〜1重量%とを、予め混練して一体化せし めたゴム成分: 2〜80重量部 成分(c) :平均アスペクト比が2以上のフィラー: 2〜80重量部
【0005】本発明においては、ゴム成分として2種類
のエチレン系ゴムを用いることが要件の一つになってい
るが、該ゴムはそれぞれ単独で用いたとき及び併用した
ときは効果がないのに比べて、予め混練して一体化する
形で併用したときに著しい効果が奏されたことは意外な
ことである。
【0006】[発明の具体的説明] [I] フィラー含有プロピレン系樹脂組成物 (1) 構成成分 (A) プロピレン・エチレンブロック共重合体[成分(a)
] (a) 構 造 本発明において用いられる成分(a) のプロピレン・エチ
レンブロックブロック共重合体は、結晶性ポリプロピレ
ン部(A単位部)とエチレン・プロピレンランダム共重
合体部(B単位部)とを含有するブロック共重合体であ
って、上記A単位部はプロピレンの単独重合によって得
られる部分であり、また、上記B単位部はプロピレンと
エチレンとの共重合によって得られる部分である。ここ
でA単位部は、特に耐熱剛性の点で該プロピレン・エチ
レンブロック共重合体中に、好ましくは60〜95重量
%、より好ましくは75〜94重量%の割合を占めるこ
とが良く、また、その密度は同じく耐熱剛性の点で0.
9070g/cm3 以上が好ましく、0.9086g/
cm3 以上であることがより好ましい。また、上記B単
位部は、特に耐衝撃性の点で該プロピレン・エチレンブ
ロック共重合体中に、好ましくは5〜40重量%、より
好ましくは6〜25重量%の割合を占めていることが良
く、そのエチレン含量は同じく耐衝撃性の点で好ましく
は20〜80重量%、より好ましくは25〜50重量%
の割合を占めているものが良い。該プロピレン・エチレ
ンブロック共重合体全体のMFRは、5〜500g/1
0分、特に10〜100g/10分のものが好ましく、
また、該プロピレン・エチレンブロック共重合体全体の
Mw/Mnは成形性及び成形品外観の点で7以上、特に
8以上のものが好ましい。
【0007】なお、上記プロピレン・エチレンブロック
共重合体のB単位部の含量は、2gの試料を沸騰キシレ
ン300g中に20分間浸漬して溶解させた後、室温ま
で冷却して、それによって析出した固相をガラスフィル
ターで濾過・乾燥して求めた、固相重量から逆算した値
である。また、Mw/Mnはゲルパーミエーションクロ
マトグラフィー(GPC:GelPermeation Chromatgraoh
y)により測定したものであり、エチレン含量は赤外ス
ペクトル分析法等により、またMFRはJIS−K72
10(230℃、2.16kg)に準拠して測定したも
のである。
【0008】(b) 製 造 このようなプロピレン・エチレンブロック共重合体は、
高立体規則性触媒を用いて、スラリー重合法、気相重合
法或いは液相塊状重合法により製造されるもので、該重
合方式としてはバッチ重合、連続重合どちらの方式をも
採用することができる。該プロピレン・エチレンブロッ
ク共重合体を製造するに際しては、最初にプロピレンの
単独重合によって結晶性ポリプロピレン部(A単位部)
を形成し、次にプロピレンとエチレンとのランダム共重
合によってエチレン・プロピレンランダム共重合部(B
単位部)を形成したものが品質上から好ましい。具体的
な製造方法としては、塩化マグネシウムに四塩化チタ
ン、有機ハライド及び有機珪素化合物を接触させて形成
した固体成分に、有機アルミニウム化合物成分を組み合
わせた触媒を用いてプロピレンの単独重合を行ない、次
いで、プロピレンとエチレンとのランダム共重合を行な
うことによって製造することができる。また、このプロ
ピレン・エチレンブロック共重合体は、本発明の効果を
損なわない範囲内で他の不飽和化合物、例えば、結晶性
ポリプロピレン部を形成する際に、少量のエチレン等
を、エチレン・プロピレンランダム共重合部を形成する
際にブテン−1等のα−オレフィン、酢酸ビニルエステ
ル、無水マレイン酸等の不飽和有機酸又はその誘導体を
含有させて、或いは、これらの混合物を使用して三元以
上の共重合体とすることもできる。
【0009】(c) 配合割合 本発明のフィラー含有プロピレン系樹脂組成物中に配合
される成分(a) 〜成分(c) の各成分は、本成分(a) 10
0重量部を基準として配合される。成分(b) 以下の成分
の配合割合は後記する。
【0010】(B) エチレン系ゴム成分[成分(b) ] (a) 構 造 本発明において用いられる上記成分(b) のエチレン系ゴ
ム成分は、エチレン・プロピレン二元共重合ゴム(EP
M)又はエチレン・プロピレン・ジエン三元共重合ゴム
(EPDM)と、エチレン・ブテン二元共重合ゴム(E
BM)とを、予め混練して一体化せしめたゴム成分を用
いることが重要である。従来、これら二成分のエチレン
系ゴム成分を用いる場合、これら各ゴム成分を個別にそ
れぞれ他のプロピレン系ブロック共重合体やタルク等と
混練してから使用するのが普通であり、ゴム成分同志を
予め混練して一体化せしめてから使用されてはいなかっ
た。しかし、本発明のフィラー含有プロピレン系樹脂組
成物において用いられる成分(b) のエチレン系ゴム成分
は、先の二成分のゴムを、予め特定の割合で配合し、混
練して一体化せしめたものを使用することが重要であ
る。なお、本発明において「一体化せしめたもの」と
は、二成分のゴムが十分に混合されて、各々の成分を容
易に単離することができない状態にまでしたもののこと
を意味するものである。具体的には、エチレン・プロピ
レン二元共重合ゴム(EPM)とエチレン・ブテン二元
共重合ゴム(EBM)との混練物、又は、エチレン・プ
ロピレン・ジエン三元共重合ゴム(EPDM)とエチレ
ン・ブテン二元共重合ゴム(EBM)との混練物、或い
は、エチレン・プロピレン二元共重合ゴム(EPM)と
エチレン・プロピレン・ジエン三元共重合ゴム(EPD
M)とエチレン・ブテン二元共重合ゴム(EBM)との
混練物である。
【0011】(b) 構成成分エチレン・プロピレン二元共重合ゴム(EPM)又はエ
チレン・プロピレン・ジエン三元共重合ゴム(EPD
M)成分 予め混練する際に用いられるエチレン・プロピレン二元
共重合ゴム(EPM)又はエチレン・プロピレン・ジエ
ン三元共重合ゴム(EPDM)のムーニー粘度ML
1+4(100℃)やエチレン含量については特別に問
わないが、ムーニー粘度ML1+4(100℃)は50
〜120が好ましく、60〜100がより好ましい。ま
た、エチレン含量は40〜80重量%が好ましく、50
〜80重量%がより好ましい。更に、これらのMFR
(230℃、2.16kg)については特別に問わない
が、4g/10分以下のものが好ましく、1g/10分
以下のものがより好ましい。これらのエチレン・プロピ
レン二元共重合ゴム(EPM)又はエチレン・プロピレ
ン・ジエン三元共重合ゴム(EPDM)は、いずれもエ
チレン・ブテン二元共重合ゴム(EBM)との混練によ
って本発明の効果を発現することができるが、どちらか
と言えば、エチレン・プロピレン・ジエン三元共重合ゴ
ム(EPDM)を用いる場合の方が良好な効果を得るこ
とができる。該エチレン・プロピレン・ジエン三元共重
合ゴム(EPDM)の具体例としては、エチレン・プロ
ピレン・エチリデンノルボルネン共重合ゴム、エチレン
・プロピレン・ジシクロペンタジエン共重合ゴム、エチ
レン・プロピレン・1,4−ヘキサジエン共重合ゴム等
を挙げることができる。
【0012】エチレン・ブテン二元共重合ゴム(EB
M)成分 更に、予め混練する際に用いるエチレン・ブテン二元共
重合ゴム(EBM)のMFR(230℃、2.16k
g)については特別に制限されないが、10g/10分
以上のものが好ましく、20g/10分以上のものがよ
り好ましい。また、そのエチレン含量については特別に
問わないが60〜90重量%のものが好ましく、70〜
85重量%のものがより好ましい。なお、このEBM
は、プロピレン等の他の共重合モノマーを本発明の効果
を著しく損なわない範囲で構成成分として含んでいても
良い。
【0013】(c) 混 練混練量比 成分(b) のエチレン系ゴム成分中のエチレン・プロピレ
ン二元共重合ゴム(EPM)又はエチレン・プロピレン
・ジエン三元共重合ゴム(EPDM)の含有量は、60
〜99重量%、好ましくは70〜98重量%であり、エ
チレン・ブテン二元共重合ゴム(EBM)の含有量は1
〜40重量%、好ましくは2〜30重量%である。上記
成分(b) のエチレン系ゴム成分中のエチレン・プロピレ
ン二元共重合ゴム(EPM)又はエチレン・プロピレン
・ジエン三元共重合ゴム(EPDM)の含有量が上記範
囲未満である(すなわち、エチレン・ブテン二元共重合
ゴム(EBM)の含有量が上記範囲を越える)と成形品
の表面光沢が過多となったり、フローマークが発生し易
くなったり、衝撃強度が低下する等の欠点が生じ、エチ
レン・プロピレン二元共重合ゴム(EPM)又はエチレ
ン・プロピレン・ジエン三元共重合ゴム(EPDM)の
含有量が上記範囲を越える(すなわち、エチレン・ブテ
ン二元共重合ゴム(EBM)の含有量が上記範囲未満で
ある)と成形品外観の向上を図ることができなかった
り、物性バランスが低水準となる等の欠点が生じる。
【0014】混練方法 ここでの混練する手法としては、特別な制限はされず、
例えば、一軸又は二軸押出機やバンバリーミキサー等を
用いる方法を挙げることができるが、一軸又は二軸押出
機による方法が経済性の点から好ましい。該エチレン系
ゴム成分の形状は、ペレット状、フレーク状、クラム状
等とを問わないが、ペレット状であることが好ましい。
更に、このエチレン系ゴム成分を得る手段として、エチ
レン、プロピレン及びブテンを共重合する三元共重合法
を挙げることができるが、該エチレン・プロピレン・ブ
テン三元共重合体を用いる方法は、混練を構成要件とす
る本発明方法に比較して、その効果が小さく、又、重合
効率が著しく低下する等の経済性に問題が生じるので問
題がある。
【0015】(d) 配合割合 本発明のフィラー含有プロピレン系樹脂組成物中に配合
される成分(b) のエチレン系ゴムの配合割合は、成分
(a) 100重量部に対して、2〜80重量部、好ましく
は5〜60重量部、特に好ましくは10〜50重量部配
合される。配合割合が上記範囲未満では衝撃強度が劣
り、また、上記範囲を超えると成形品外観や耐熱剛性が
劣るようになり実用性がない。
【0016】(C) フィラー成分[成分(c) ] (a) 構 造 本発明のフィラー含有プロピレン系樹脂組成物において
用いられる成分(c) のフィラー成分は、平均アスペクト
比が2以上、好ましくは3以上、特に好ましくは5以上
の少なくとも一種のものである。該平均アスペクト比が
上記範囲未満のものは、機械的強度バランスが不良で不
適当である。特に好ましいフィラー成分の具体例として
は、長さが実質上15μm以下、平均粒径が1.5〜6
μmかつアスペクト比が5以上のタルク、或いは、平均
粒径が8〜100μmかつ平均アスペクト比が10以上
のマイカ及び平均直径が6μm以下で、かつ平均アスペ
クト比が5以上の繊維状フィラー等を挙げることがで
き、これらの中でも特にタルクを使用することが好まし
い。これらフィラー例の長さや平均アスペクト比や平均
粒径は、成形品外観や機械的強度バランス及びプロピレ
ン系樹脂組成物中への分散の容易さの点から選ばれたも
のである。
【0017】(b) 構成成分タルク 上記タルクとしては、例えば、タルク原石を衝撃式粉砕
機やミクロンミル型粉砕機で粗粉砕し、次いで、ミクロ
ンミル、ジェット型粉砕機で微粉砕することによって得
られたものを、更に、サイクロンやミクロンセパレータ
ー等で分級調整することによって製造したものである。
上記タルク原石に中国産のものを使用すれば、金属不純
物成分が少ないので好ましい。マイカ 上記マイカとしては、白マイカ、金マイカ、黒マイカ等
のように、その種類や製造法等によって若干性質の異な
るものもあるが、本発明においてはいずれのものも使用
可能である。これらマイカの中では白マイカや金マイカ
を使用することが好ましい。特に、湿式粉砕や湿式分級
された白マイカや金マイカを使用することが好ましい。繊維状フィラー 上記繊維状フィラーとしては、例えば、ガラス繊維、炭
素繊維、硼酸アルミニウム繊維、チタン酸カリウム繊
維、塩基性硫酸マグネシウム繊維、炭酸カルシウム繊維
等を挙げることができる。これらの中でも平均直径が
0.2〜5μm、平均アスペクト比が10以上のものを
用いることが好ましい。
【0018】(c) 測 定 上記タルクの長さにおいて、「実質上」とは、この範囲
外にあるタルク粒子が本願発明の効果を著しく損なわな
い範囲で存在していても良いことを意味するものであ
る。上記平均粒径は、レーザー光散乱方式粒度分布計を
用いて測定した値であり、測定装置としては、例えば堀
場製作所製LA−500型が測定精度において優れてい
るので好ましい。また、直径や長さ及びアスペクト比の
測定は、顕微鏡等により測定された値より求められる。
これらの好ましいフィラーは成形品の外観(ウエルドの
目立ち難さやフローマークの発生し難さ)と成形性・機
械的強度バランスをより一段と高度化させることができ
る。表面処理 これらフィラーは、界面活性剤、カップリング剤、金属
石鹸等で表面処理を施したものを使用することができ
る。表面処理したフィラーは成形品の成形外観や機械的
強度バランス、寸法安定性等をより一層向上させるのに
有効である。
【0019】(d) 配合割合 本発明のフィラー含有プロピレン系樹脂組成物中に配合
される成分(c) のフィラー成分の割合は、成分(a) 10
0重量部に対して、2〜80重量部、好ましくは5〜6
0重量部、特に好ましくは10〜50重量部の量で配合
される。上記成分(c) の含有量が上記範囲未満では成形
品の剛性(耐熱性)や寸法安定性が劣り、また、上記範
囲を超えると成形品外観や成形性が著しく劣り実用性が
ない。
【0020】(D) 任意の配合成分[成分(d) ] 本発明のフィラー含有プロピレン系樹脂組成物において
は、本発明の効果を著しく損なわない範囲内で、或い
は、更に性能の向上を計るために、以下に示す任意の添
加剤や配合材成分を配合することができる。具体的に
は、着色するための顔料、酸化防止剤、帯電防止剤、核
剤、難燃剤、分散剤、光安定剤等の各種添加剤、上記成
分(a) 〜成分(c) 以外の各種樹脂、各種エラストマー、
各種フィラー等の各種配合材を挙げることができる。
【0021】(2) フィラー含有プロピレン系樹脂組成
物の製造 (A) 混練・造粒 上記成分(a) 〜成分(c) 、場合により成分(d) を上記配
合割合で配合して、一軸押出機、二軸押出機、バンバリ
ーミキサー、ロールミキサー、ブラベンダープラストグ
ラフ、ニーダー等の通常の混練機を用いて混練・造粒す
ることによって本発明のフィラー含有プロピレン系樹脂
組成物が得られる。この場合、各成分の分散を良好にす
ることができる混練・造粒方法を選択することが好まし
く、通常は二軸押出機を用いて混練・造粒が行なわれ
る。この混練・造粒の際には、上記成分(a) 〜成分(c)
、場合により成分(d) の配合物を同時に混練しても良
く、また性能の向上を計るべく各成分を分割、例えば、
先ず成分(a) と成分(b) の一部又は全部を混練し、その
後に残りの成分を混練・造粒することもできる。
【0022】(B) 成 形 このようにして得られたフィラー含有プロピレン系樹脂
組成物を用い、各種成形方法、すなわち、射出成形、射
出圧縮成形(プレスインジェクション)、圧縮成形、押
出成形(シート成形、ブロー成形)等で成形して成形品
を得るが、これらの中でも射出成形(ガス射出成形も含
む)、射出圧縮成形(プレスインジェクション)により
成形することが好ましい。
【0023】[II] 用 途 本発明のフィラー含有プロピレン系樹脂組成物は、良好
な成形品外観(特にウエルドが目立ち難く、フローマー
クを発生し難い)、良好な成形性、及び高水準な機械的
強度バランスを有しているばかりでなく、優れた塗装性
や寸法安定性も有しているので、各種の工業部品分野
の、特に薄肉化、高機能化、大型化された各種成形品、
例えば、バンパー、フェンダー、スポイラー、インスト
ルメントパネル、ファンシュラウド、トリム、グローブ
ボックス等の自動車内外装部品、テレビケース、VTR
ケース、洗濯機カバー、掃除機ケース等の家庭電化機器
製品の部品、ステレオケース等の音響製品部品等向けの
成形用材料として実用十分な性能を有している。
【0024】
【実施例】本発明のフィラー含有プロピレン系樹脂組成
物を更に詳細に説明するために、以下に実験例を示して
本発明を更に具体的に説明する。 [I] 原材料 ここで行なった原材料は次に示すとおりである。 (1) 成分(a) a−1:密度が0.9090g/cm3 の結晶性ポリプ
ロピレン部(A単位部)93重量%、エチレン含量が3
9重量%のエチレン・プロピレンランダム共重合部分
(B単位部)を7重量%各々含有し、全体の重合MFR
が65g/10分、Mw/Mnが8.0であるプロピレ
ン・エチレンブロック共重合体 a−2:密度が0.9092g/cm3 、MFRが45
g/10分、Mw/Mnが5.5であるプロピレン単独
重合体
【0025】(2) 成分(b) b−1:ムーニー粘度ML1+4(100℃)75、エ
チレン含量75重量%、MFR(230℃、2.16k
g)0.4g/10分のエチレン・プロピレン二元共重
合ゴム(EPM)85重量%とMFR25g/10分、
エチレン含量80重量%、のエチレン・ブテン二元共重
合ゴム(EBM)15重量%を二軸押出機にて混練し一
体化せしめたゴム b−2:ムーニー粘度ML1+4(100℃)85、エ
チレン含量73重量%、MFR(230℃、2.16k
g)0.2g/10分(沃素価12)のエチレン・プロ
ピレン・エチリデンノルボルネン三元共重合ゴム(EP
DM)60重量%とMFR25g/10分、エチレン含
量80重量%、のエチレン・ブテン二元共重合ゴム(E
BM)40重量%を二軸押出機にて混練し一体化せしめ
たゴム b−3:ムーニー粘度ML1+4(100℃)90、エ
チレン含量75重量%、MFR(230℃、2.16k
g)0.1g/10分(沃素価15)のエチレン・プロ
ピレン・エチリデンノルボルネン三元共重合ゴム(EP
DM)88重量%と、MFR30g/10分、エチレン
含量82重量%のエチレン・ブテン二元共重合ゴム(E
BM)12重量%とを二軸押出機にて混練し一体化せし
めたゴム b−4:ムーニー粘度ML1+4(100℃)42、エ
チレン含量74重量%、MFR(230℃、2.16k
g)2.1g/10分のエチレン・プロピレン二元共重
合ゴム(EPM) b−5:ムーニー粘度ML1+4(100℃)70、エ
チレン含量75重量%、MFR(230℃、2.16k
g)0.6g/10分のエチレン・プロピレン二元共重
合ゴム(EPM)
【0026】b−6:ムーニー粘度ML1+4(100
℃)90、エチレン含量75重量%、MFR(230
℃、2.16kg)0.1g/10分(沃素価15)の
エチレン・プロピレン・エチリデンノルボルネン三元共
重合ゴム(EPDM) b−7:MFR(230℃、2.16kg)30g/1
0分、エチレン含量82重量のエチレン・ブテン二元共
重合ゴム(EBM) b−8:ムーニー粘度ML1+4(100℃)85、エ
チレン含量73重量%、MFR(230℃、2.16k
g)0.2g/10分(沃素価12)のエチレン・プロ
ピレン・エチリデンノルボルネン三元共重合ゴム(EP
DM)95重量%と、MFR25g/10分、エチレン
含量80重量%のエチレン・ブテン二元共重合ゴム(E
BM)5重量%とを二軸押出機にて混練し一体化せしめ
たゴム b−9:ムーニー粘度ML1+4(100℃)85、エ
チレン含量73重量%、MFR(230℃、2.16k
g)0.2g/10分(沃素価12)のエチレン・プロ
ピレン・エチリデンノルボルネン三元共重合ゴム(EP
DM)99.8重量%と、MFR25g/10分、エチ
レン含量80重量%のエチレン・ブテン二元共重合ゴム
(EBM)0.2重量%とを二軸押出機にて混練し一体
化せしめたゴム b−10:ムーニー粘度ML1+4(100℃)85、
エチレン含量73重量%、MFR(230℃、2.16
kg)0.2g/10分(沃素価12)のエチレン・プ
ロピレン・エチリデンノルボルネン三元共重合ゴム(E
PDM)35重量%と、MFR25g/10分、エチレ
ン含量80重量%のエチレン・ブテン二元共重合ゴム
(EBM)65重量%とを二軸押出機にて混練し一体化
せしめたゴム
【0027】(3) 成分(c) c−1:実質的に全体の長さが10μm以下であって、
平均粒径が2.6μmで、平均アスペクト比が6のタル
ク c−2:平均粒径が0.4μmで、平均アスペクト比が
28の塩基性硫酸マグネシウム繊維
【0028】[II] 評価方法 評価は次に示す通りの方法で行なった。 (1) 成形品外観ウエルドとフローマークの観察 幅100mm、長さ360mm、厚み2mmの形状を有
するシート状試験片を、長手方向両側2点ピンポイント
ゲート(ウエルド用)及び片側1点ピンポイントゲート
(フローマーク用)で射出成形し、そのウエルド部の外
観とフローマークの発生状況を目視にて観察した。 1級:ウエルド部に多角的に光線を当てて良く見ても、
該部分が殆ど目立たない。 2級:ウエルド部に多角的に光線を当てて良く見ると、
該部分の両側の色相が若干異なって見え、わずかに目立
つが実用に差し支えがない程度のもの。 3級:ウエルド部に多角的に光線を当てると、該部分の
両側の色相が異なって見え、該部分がライン状に目立
つ。 4級:ウエルド部に多角的に光線を当てると、該部分の
両側の色相がくっきりと異なって見え、該部分がライン
状に著しく目立つ。 フローマークはそれが発生し始めるゲートからの距離を
測定した。この場合、距離が長いほど外観性能は良好で
ある。なお、該実験は東芝機械製IS−170型射出成
形機を用い、220℃、600kg/cm2 の条件にて
行なった。
【0029】(2) 機械的強度曲げ弾性率 JIS−K7203に準拠して測定した。測定温度は2
3℃である。本測定値は耐熱性の目安ともなる。ダート衝撃強度 直径20mm、荷重4kgのダートを高さ2mより射出
成形したシート(100mm×120mm×2mm)上
に落下せしめ、その際の衝撃吸収エネルギーを求めた。
測定温度は−30℃である。
【0030】[III] 実験例 実施例1〜6及び比較例1〜8 上記の成分(a) (粉末)、成分(b) 及び成分(c) を表1
及び表2に示す割合で配合し、更にテトラキス[メチレ
ン−3−(3′,5′−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート]メタンを成分(a) 〜
(c) の合計量100重量部換算で0.1重量部、ジ−ス
テアリル−チオ−ジ−プロピオネートを0.07重量部
及びカーボンブラック粉末0.2重量部を各々配合し、
高速ミキサーにてこれらを充分に混合させた(但し、表
1のフィラー成分c−2の繊維部分は除外し、後段押出
機にて途中より供給を行なった。)。然る後、神戸製鋼
(株)製KCM押出機を用いて、210℃の温度条件下
にて混練造粒した後、得られたペレットを上記射出成形
機へ供給して、外観観察用シート試験片及び物性測定用
試験片を上記温度条件で成形し、評価を行なった。その
評価結果を表1及び表2に示す。なお、各実施例の成形
性は良好で、例えば、実施例1においてはMFR(23
0℃、2.16kg)が22g/10分であった。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0003】
【発明の効果】本発明のフィラー含有プロピレン系樹脂
組成物による成形品は、成形品外観、機械的強度バラン
スに優れているばかりでなく、良好な成形性、優れた塗
装性や寸法安定性も有しているので、各種の工業部品分
野の、特に薄肉化、高機能化、大型化された各種成形
品、例えば、バンパー、フェンダー、スポイラー、イン
ストルメントパネル、ファンシュラウド、トリム、グロ
ーブボックス等の自動車内外装機能部品、テレビケー
ス、VTRケース、洗濯機カバー、掃除機ケース等の家
庭電化機器製品等の各種部品用の成形用材料として実用
十分な性能を有しているので工業的に極めて有用な材料
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植 田 正 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社四日市総合研究所内 (72)発明者 加 藤 誠 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社四日市総合研究所内 (72)発明者 新 美 隆 司 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社四日市総合研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の成分(a) 〜(c) からなることを特徴
    とするフィラー含有プロピレン系樹脂組成物。 成分(a) :結晶性ポリプロピレン部(A単位部)とエチレン・プロピレンラン ダム共重合体部(B単位部)とを含有するプロピレン・エチレンブロック共重合 体: 100重量部 成分(b) :エチレン・プロピレン二元共重合ゴム(EPM)又はエチレン・プ ロピレン・ジエン三元共重合ゴム(EPDM)60〜99重量%と、エチレン・ ブテン二元共重合ゴム(EBM)40〜1重量%とを、予め混練して一体化せし めたゴム成分: 2〜80重量部 成分(c) :平均アスペクト比が2以上のフィラー: 2〜80重量部
  2. 【請求項2】成分(a) が、A単位部はブロック共重合体
    中の60〜95重量%を占め、その密度が0.9070
    g/cm3 以上であり、また、B単位部はブロック共重
    合体中の5〜40重量%を占め、そのエチレン含量が2
    0〜80重量%であり、かつ、全体のMFRが5〜50
    0g/10分で、全体のMw/Mnが7以上であるブロ
    ック共重合体である請求項1に記載のフィラー含有プロ
    ピレン系樹脂組成物。
  3. 【請求項3】成分(b) が、ムーニー粘度ML1+4(1
    00℃)50〜120、エチレン含量40〜80重量%
    のエチレン・プロピレン二元共重合ゴム(EPM)又は
    エチレン・プロピレン・ジエン三元共重合ゴム(EPD
    M)60〜99重量%と、MFR(230℃、2.16
    kg)10g/10分以上のエチレン・ブテン二元共重
    合ゴム(EBM)40〜1重量%とを、予め混練して一
    体化せしめたものである請求項1に記載のフィラー含有
    プロピレン系樹脂組成物。
  4. 【請求項4】成分(b) が、ムーニー粘度ML1+4(1
    00℃)50〜120、エチレン含量40〜80重量%
    のエチレン・プロピレン二元共重合ゴム(EPM)又は
    エチレン・プロピレン・ジエン三元共重合ゴム(EPD
    M)70〜98重量%と、MFR(230℃、2.16
    kg)10g/10分以上のエチレン・ブテン二元共重
    合ゴム(EBM)30〜2重量%とを、予め混練して一
    体化せしめたものである請求項1に記載のフィラー含有
    プロピレン系樹脂組成物。
  5. 【請求項5】成分(b) のエチレン・プロピレン二元共重
    合ゴム(EPM)又はエチレン・プロピレン・ジエン三
    元共重合ゴム(EPDM)が、ムーニー粘度ML1+4
    (100℃)50〜120、エチレン含量40〜80重
    量%、かつMFR(230℃、2.16kg)4g/1
    0分以下のゴムである請求項4に記載のフィラー含有プ
    ロピレン系樹脂組成物。
  6. 【請求項6】成分(c) が、全体の長さが実質上15μm
    以下であって、平均粒径が1.5〜6μmで、かつアス
    ペクト比が5以上のタルク、平均粒径が8〜100μm
    で、平均アスペクト比が10以上のマイカ、或いは、平
    均直径が6μm以下で、かつ平均アスペクト比が5以上
    の繊維状フィラーから選ばれた少なくとも一種のフィラ
    ーである請求項1に記載のフィラー含有プロピレン系樹
    脂組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010010674A (ko) * 1999-07-22 2001-02-15 이내현 포토 앨범 엠보 시이트용 폴리프로필렌 조성물

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