JPH0841274A - 塗装用プロピレン系樹脂組成物 - Google Patents

塗装用プロピレン系樹脂組成物

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JPH0841274A
JPH0841274A JP17708994A JP17708994A JPH0841274A JP H0841274 A JPH0841274 A JP H0841274A JP 17708994 A JP17708994 A JP 17708994A JP 17708994 A JP17708994 A JP 17708994A JP H0841274 A JPH0841274 A JP H0841274A
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JP
Japan
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propylene
component
weight
ethylene
resin composition
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JP17708994A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Sobashima
島 好 洋 傍
Shinya Sonobe
部 真 也 園
Izumi Ishii
井 泉 石
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた塗装性、良好な成形加工性及び高度な
機械的強度バランス(剛性、低温脆性)を有する塗装用
プロピレン系樹脂組成物を提供する。 【構成】 下記の成分(a) 〜成分(e) からなることを特
徴とする塗装用プロピレン系樹脂組成物。 成分(a) :プロピレン・エチレンブロック共重合体 100重量部 成分(b) :エチレン・プロピレン共重合ゴム 1〜40重量部 成分(c) :成分(b) 以外のエチレン系エラストマー 0〜80重量部 成分(d) : 平均アスペクト比が2以上のフィラー: 0〜60重量部 成分(e) : 無水マレイン酸又は水酸基含有無水マレイン酸誘導体がグラフトし た変性プロピレン重合体 0〜40重量部

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なプロピレン系樹
脂組成物、更に詳しくは、優れた塗装性を有すると共
に、良好な成形加工性、高度な機械的強度バランス(剛
性、低温脆性)、を有し、例えば自動車の外装材及び内
装材の他、家電製品、シート等の素材としても好適な塗
装用プロピレン系樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フェンダー、バンパー、スポイラ
ー等の外装やインストルメントパネル等の内装の自動車
部品用や、テレビケース、VTRケース、洗濯機カバー
等の家電製品用等のプロピレン系樹脂材料は、多くの場
合、全体又は一部分が塗装仕上げされてから実用に供さ
れている。しかし、これらのプロピレン系樹脂材料は、
その素材自体の構造に極性基を有していないことから、
直接塗料を塗布した場合に実用レベルの塗料付着強度を
得ることが困難であった。それ故、このようなプロピレ
ン系樹脂材料は、多くの場合、成形した材料の表面を予
めトリクロロエタン脱脂処理(以下、単に「TCE処
理」と略記することがある。)し、プライマーを塗布し
たり、プラズマ処理を施すこと等によって塗料付着性能
を向上させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な塗装方法においては、従来から以下に示すような問題
点があった。先ず、TCE処理においては、地球環境の
保全からモントリオール議定書により1995年以降使
用禁止になる。また、プライマー塗布法においては、高
価なプライマーを使用しなければならないことや、塗装
工程数が多くなることから、塗装コストが高くなるとい
う欠点があるが、それ以外にもプライマー中の溶媒を揮
発させる必要があることから火災の危険性を伴い安全性
にも問題があった。一方、プラズマ処理法においては、
高度の真空状態が必要であるために、高価な装置を設置
しなければならず、しかも、バッチ式のためにコストの
上昇を避けることができなかった。更に、最近では複雑
な形状をした成形品が要求される様になったが、この様
な複雑な形状の成形品には均一なプラズマ処理が施し難
く、また、異物に接触すると塗料の付着性が低下するた
めに、塗装性能にばらつきを生じることもあり、取扱い
が非常に不便であった。
【0004】従って、プロピレン系樹脂製成形品の塗装
におけるTCE処理、プライマー塗布、プラズマ処理の
工程を省略することができれば、塗装工程の簡略化、作
業環境の改善、コストの低減化を図ることが可能となる
ことから、これまでにもこれらの工程を省略しようと多
くの研究がなされてきた。例えば、水酸基変性されたポ
リプロピレンを含む樹脂組成物(特公平5−64660
号公報)、不飽和カルボン酸グラフトポリプロピレンを
含む樹脂組成物(特開平5−59231号公報)、エチ
レン系エラストマー及び帯電剤を付加したポリプロピレ
ンを含む樹脂組成物(特開平6−9835号公報)等が
提案されている。しかしながら、これらの組成物の成形
品は、TCE処理やプライマー塗布を省いて、塗料を直
接塗布した場合、塗料付着強度が必ずしも十分でなく、
特に良好な成形加工性(射出成形流動性)、高度な機械
的強度バランス、とりわけ高い剛性・低温脆性を同時に
求める場合には、実用レベルの高い塗料付着強度を得よ
うとすると、TCE処理やプライマー塗布のどちらかの
処理が事実上必要なことであった。また、これらの組成
物の成形品の塗料を直接塗布した場合の塗料付着強度
は、塗料の種類によっては著しく低下し、近年、各種自
動車部品用分野等にて求められている実用レベルの塗料
付着強度と、高度な機械的強度バランス(高い剛性と低
温脆性)・良好な成形加工性とを並立させることは困難
なことであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
[発明の概要]本発明者等は、この様な塗装工程の簡略
化等の目的を達成するために、鋭意研究を重ねた結果、
特定のプロピレン系樹脂組成物を用いて成形した成形品
が塗料を直接塗布したにも拘らず実用十分な塗料付着強
度を有し、且つ良好な成形加工性と高度な機械的強度バ
ランス(剛性と低温脆性)を有していることを見い出し
て本発明を完成するに至った。すなわち、本発明の塗装
用プロピレン系樹脂組成物は、下記の成分(a) 〜成分
(e) からなることを特徴とするものである。 成分(a) : 結晶性プロピレン単独重合部分(A単位部)と、o−ジクロルベン ゼンによる分別において50℃以下で溶出する成分として表わされるエチレン・ プロピレンランダム共重合部分(B単位部)を含有するプロピレン・エチレンブ ロック共重合体: 100重量部 成分(b) : メルトフローレート(230℃、2.16kg)5g/10分以上 、プロピレン含量18〜50重量%のエチレン・プロピレン共重合ゴム: 1〜40重量部 成分(c) : メルトフローレート(230℃、2.16kg)0.5g/10分 以上の、成分(b) 以外のエチレン系エラストマー: 0〜80重量部 成分(d) : 平均アスペクト比が2以上のフィラー: 0〜60重量部 成分(e) : 無水マレイン酸又は次式で表わされる水酸基含有無水マレイン酸誘 導体が、プロピレン系重合体に該成分(e) 全体の3〜25重量%の割合でグラフ トした変性プロピレン単独重合体又は同プロピレンとエチレンとのブロック或い はランダム共重合体: 0〜40重量部
【0006】
【化3】
【0007】(式中、Rは炭素数1〜4のアルキレン基
を表わす。)
【0008】[発明の具体的説明] [I] プロピレン系樹脂組成物 (1) 構成成分成分(a) : プロピレン・エチレンブロック共重合体 本発明の塗装用プロピレン系樹脂組成物を構成する上記
成分(a) のプロピレン・エチレンブロック共重合体は、
結晶性プロピレン単独重合部分(A単位部)と、o−ジ
クロルベンゼンによる分別において50℃以下で溶出す
る成分として表わされるエチレン・プロピレンランダム
共重合部分(B単位部)を含有するプロピレン・エチレ
ンブロック共重合体である。
【0009】ここでA単位部は、特に耐熱剛性の点で該
プロピレン・エチレンブロック共重合体中に、好ましく
は60〜95重量%、より好ましくは70〜95重量%
の割合を占めていることが良く、また、その密度は同じ
く耐熱剛性の点で0.9070g/cm3 以上が好まし
く、0.9080g/cm3 以上であることがより好ま
しい。また、上記B単位部は、特に塗料付着性と脆化温
度の点で該プロピレン・エチレンブロック共重合体中
に、好ましくは5〜40重量%、より好ましくは5〜3
0重量%の割合を占めていることが良く、そのエチレン
含量は同じく塗料付着性と脆化温度の点で好ましくは2
0〜80重量%、より好ましくは30〜80重量%の割
合を占めているものが良い。該プロピレン・エチレンブ
ロック共重合体全体のB単位部の含量は、o−ジクロル
ベンゼンによる分別において50℃以下の温度で溶出す
る成分量として表わされるものである。
【0010】具体的には、次の測定方法により求められ
る。 [測定方法]5gのブロック共重合体と2,6−ジ−t
−ブチル−p−フェノール1.5gをo−ジクロルベン
ゼン1.5リットルに加えて140℃の温度で溶解し、
テフロンフィルターにて濾過する。その後、同温度で再
度溶解した後、セライト300gを加えて、攪拌しなが
ら常温まで降温し、セライト表面にコーティングする。
そして、該セライトを円筒カラムに充填し、2,6−ジ
−t−ブチル−p−フェノールを同じ濃度で添加したo
−ジクロルベンゼンをカラム内に移送して、50℃の温
度で溶出することにより分別する。分別後、大量のメタ
ノールを加えテフロンフィルターにて濾過した後、真空
乾燥して秤量する。更に、該B単位部の重量平均分子量
(Mw)は、より高度の塗料付着性を得る点で、40
0,000以下、特に150,000〜400,000
であることが好ましい。このMw値の測定は、上述のo
−ジクロルベンゼンによる分別において50℃以下で溶
出させた成分をゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ー(GPC)により測定する方法で求めたものである。
また、エチレン含量の値は赤外線スペクトル分析法等に
より、また、メルトフローレート(MFR)の値はJI
S−K7210(230℃、2.16kg)に準拠して
測定したものである。
【0011】[製 造]このような成分(a) のプロピレ
ン・エチレンブロック共重合体は、高立体規則性重合触
媒を用いてスラリー重合、気相重合、或いは、液相塊状
重合により製造されるものであるが、どちらかと言えば
塗料付着性やコストの点で気相重合で製造されたものを
使用することが好ましい。気相重合の場合、B単位部の
Mwの制御が比較的行ない易く、該Mwの600,00
0以下、特に400,000以下のものを重合し易い。
なお、プロピレン・エチレンブロック共重合体を製造す
る重合方式としては、バッチ重合、連続重合どちらの方
式も採用することができるが、どちらかと言えば連続重
合を行なうことが好ましい。このプロピレン・エチレン
ブロック共重合体を製造するに際しては、どちらの部分
を先にして重合しても良いが、最初にプロピレンの単独
重合によってA単位部を形成し、次にプロピレンとエチ
レンのランダム共重合によってB単位部を形成したもの
が品質上から好ましい。具体的な方法としては、塩化マ
グネシウムに四塩化チタン、有機酸ハライド及び有機珪
素化合物を接触させて形成した固体成分に、有機アルミ
ニウム化合物成分を組み合わせた触媒を用いて、プロピ
レンの単独重合を行ない、次いで、プロピレンとエチレ
ンとのランダム共重合を行なうことによって製造するこ
とができる。
【0012】また、このプロピレン・エチレンブロック
共重合体は、本発明の効果を損なわない範囲内で他の不
飽和化合物、例えばブテン−1等のα−オレフィン、酢
酸ビニルの様なビニルエステル等を含有する三元以上の
共重合体であっても、これらの混合物であっても良い。
このプロピレン・エチレンブロック共重合体のMFR
は、良好な成形加工性を付与させるために、10g/1
0分以上とするのが好ましく、更に15g/10分以上
とするのが好ましく、特に20g/10分以上とするの
が好ましい。ここで、該MFRの設定は、通常重合時の
温度や圧力等の各種条件の制御を通じて行なうが、他の
方法、例えば、重合を終えたポリマーを各種過酸化物を
用いて処理調整することもできる。この場合、過酸化物
としては、10時間半減期が100℃以上で且つ1分間
半減期温度がプロピレン重合体の融点以上であるものが
好ましく、このようなものとしては、クメンハイドロパ
ーオキサイド、ジイソプロピルハイドロベンゼンハイド
ロパーオキサイド、1,3−ビス(t−ブチルパーオキ
シ−イソプロピル)ベンゼン、ジクミルパーオキサイド
等がある。なお、該MFRの調整は、どちらかと言うと
成形品の塗料付着性能の点等から、重合条件での調整法
が過酸化物処理調整法よりも好ましい。前者の場合、B
単位部のMwの制御が比較的行ない易い。
【0013】[配合割合]本発明の塗装用プロピレン系
樹脂組成物中に配合される成分(a) 〜成分(d) の各成分
は、本成分(a) のプロピレン・エチレンブロック共重合
体100重量部を基準として配合される。また、成分
(b) 以下の各成分の配合割合は後記する如くである。
【0014】成分(b) :低粘度エチレン・プロピレン共
重合ゴム 本発明の塗装用プロピレン系樹脂組成物を構成する上記
成分(b) の低粘度エチレン・プロピレン共重合ゴムは、
メルトフローレート(230℃、2.16kg)5g/
10分以上、好ましくは20g/10分以上、特に好ま
しくは33g/10分以上、且つプロピレン含量が18
〜50重量%、好ましくは18〜30重量%、特に好ま
しくは18〜28重量%のものである。MFRが上記範
囲未満のものやプロピレン含量が上記範囲未満のものを
使用した場合は、成形品の塗料付着性が不十分となり不
適当である。プロピレン含量が上記範囲を超えるものは
成形品の塗料付着性が不十分となり不適当である。該共
重合ゴムは、ベール状、ペレット状、クラム状等の形状
を問わず、また、その製造法も特に限定されない。な
お、プロピレン含量は赤外スペクトル分析法等の常法に
よって測定される値である。
【0015】[配合割合]本発明の塗装用プロピレン系
樹脂組成物中に配合される成分(b) の低粘度エチレン・
プロピレン共重合ゴムの配合割合は、成分(a) のプロピ
レン・エチレンブロック共重合体100重量部に対し
て、1〜40重量部、好ましくは1〜30重量部、特に
好ましくは2〜20重量部である。成分(b) の配合割合
が上記範囲未満のものでは成形品の塗料付着性や低温脆
性(脆化温度)が劣り、また、上記範囲を超えると成形
品の外観、耐熱剛性や寸法安定性が劣るようになり実用
性がない。
【0016】成分(c) :エチレン系エラストマー 本発明の塗装用プロピレン系樹脂組成物を構成する上記
成分(c) のエチレン系エラストマーは、上記成分(b) の
低粘度エチレン・プロピレン共重合ゴム以外のエチレン
・プロピレン二元共重合ゴム、エチレン・プロピレン・
非共役ジエン三元共重合ゴム(EPDM)、エチレン・
ブテン−1二元共重合ゴム、エチレン・プロピレン・ブ
テン−1三元共重合ゴム若しくはこれらの混合物等から
選ばれた少なくとも一種のものである。エチレン・プロ
ピレン二元共重合ゴムはプロピレン含量が20〜55重
量%、好ましくは20〜30重量%、MFR(230
℃、2.16kg)が0.5g/10分以上のものが適
当である。エチレン・プロピレン・非共役ジエン三元共
重合ゴム(EPDM)では沃素価が20以下のものが好
ましい。エチレン・ブテン−1二元共重合ゴムは、ブテ
ン−1含量が25重量%以上、MFR(230℃、2.
16kg)が0.5g/10分以上のものが好ましく、
特にブテン−1含量が30重量%以上のものが好まし
い。エチレン・プロピレン・ブテン−1三元共重合ゴム
は、ブテン−1含量が全体のそれぞれ20〜55重量
%、好ましくは25〜50重量%、及び3〜15重量
%、好ましくは5〜12重量%のものである。
【0017】ここで、各成分の含量は、赤外スペクトル
分析法等の常法によって測定される値である。また、該
ゴムは事実上非晶性であることが好ましいが、25%以
下の結晶化度を有していても良い。これらの製法や形状
は特に限定されない。これらのエラストマーの中でも塗
料付着性の点でブテン−1含量30〜40重量%、MF
Rが0.5〜10g/10分のエチレン・ブテン−1二
元共重合ゴムが最も好適である。従来、この様なエチレ
ン・ブテン−1二元共重合ゴムは低結晶性であるため
に、その製造が極めて困難(特にペレット状)であった
が重合触媒や重合プロセスの改良で可能となった。ま
た、該成分(c) は、上述の成分(b) と、予め所定の割合
で混練することもでき、この予め混練済みのエラストマ
ーを用いた場合に、本発明の効果を一段と高めることが
できるので好ましい。
【0018】[配合割合]本発明の塗装用プロピレン系
樹脂組成物中に配合される成分(c) のエチレン系エラス
トマーの配合割合は、上記成分(a) 100重量部に対し
て、0〜80重量部、好ましくは1〜60重量部、特に
好ましくは1〜40重量部配合される。配合割合が、上
記範囲を超えると成形品の外観や耐熱剛性が劣るように
なり実用性がない。また、成分(b) と成分(c) を予め混
練一体化する場合の好ましい配合割合は、成分(b) と成
分(c) の重量比で99〜10:1〜90重量部、好まし
くは90〜20:10〜80重量部、特に好ましくは6
0〜40:40〜60重量部にて配合される。
【0019】成分(d) :フィラー 本発明の塗装用プロピレン系樹脂組成物を構成する成分
(d) のフィラーは、平均アスペクト比が2以上、好まし
くは3以上、特に好ましくは5以上の少なくとも一種の
ものである。平均アスペクト比が上記範囲未満のものは
成形品の機械的強度バランスや寸法安定性が不良とな
り、不適当である。特に好ましい具体例としては、長さ
が実質的に15μm以下、平均粒径が1〜10μmかつ
平均アスペクト比が3以上のタルク、平均粒径が8〜1
00μmかつ平均アスペクト比が10以上のマイカ、ま
た、平均直径が13μm以下でかつ平均アスペクト比が
5以上の繊維状フィラー等が挙げることができ、これら
の中でも上記タルクが特に好ましく、他のフィラーを含
め平均粒径が小さい程、平均アスペクト比が大きい程、
本発明の効果を高度に発現することができる。ここで、
タルクの長さが「実質的に」とは、殆どのタルク粒子が
この範囲にあるものを言う。
【0020】タルクは、例えばタルク原石を衝撃式粉砕
機やミクロン型粉砕機で粉砕して、更にミクロンミル、
ジェット型粉砕機で微粉砕した後、サイクロンやミクロ
ンセパレーター等で分級調整し製造する。原石は中国産
が金属不純物成分が少ないので好ましい。マイカは、白
マイカ、金マイカ、黒マイカ等の種類や製法の異なるも
のがあり、特にそれらについては限定されないが、好ま
しくは白マイカ及び金マイカであり、特に湿式粉砕や湿
式分級の白マイカ及び金マイカが好ましい。繊維状フィ
ラーとしては、ガラス繊維、炭素繊維、硼酸アルミニウ
ム繊維、チタン酸カリウム繊維、塩基性硫酸マグネシウ
ム繊維、炭酸カルシウム繊維等を挙げることができる。
これらの中で好ましいものは平均直径が0.2〜10μ
mのものであり、平均アスペクト比が10以上のもので
ある。これらの好ましいフィラーは、塗料付着性と機械
的強度バランスをより一段と高度化させることができ
る。
【0021】ここで、平均粒径の測定は、レーザー光散
乱方式粒度分布計を用いて測定した値であり、そのよう
な測定装置としては、例えば堀場製作所製LA−500
型は測定精度が優れているので望ましい。また、直径、
長さとアスペクト比は顕微鏡等により測定した値であ
る。これらフィラーは、界面活性剤、カップリング剤、
金属石鹸等で表面処理を施したものでも良い。該表面処
理したフィラーは、塗料付着性、機械的強度バランス、
成形品外観及び寸法安定性等の更なる向上に有効であ
る。
【0022】[配合割合]本発明の塗装用プロピレン系
樹脂組成物中に配合される成分(d) のフィラーの配合割
合は、上記成分(a) 100重量部に対して、0〜60重
量部、好ましくは0.1〜60重量部、特に好ましくは
0.1〜30重量部配合される。配合割合が上記範囲を
超えると成形品外観や低温脆性(脆化温度)が劣るよう
になり実用性がない。
【0023】成分(e) :変性プロピレン系重合体 本発明の塗装用プロピレン系樹脂組成物で必要に応じて
用いられる成分(e) の変性プロピレン系重合体は、無水
マレイン酸又は次式で表わされる水酸基含有無水マレイ
ン酸誘導体が、プロピレン系重合体に該成分(e) 全体の
3〜25重量%、好ましくは5〜20重量%、特に好ま
しくは9〜15重量%の割合でグラフトした変性プロピ
レン単独重合体、変性プロピレン・エチレンブロック共
重合体又は変性プロピレン・エチレンランダム共重合体
である。
【0024】
【化4】
【0025】(式中、Rは炭素数1〜4のアルキレン基
を表わす。) ここで、プロピレン系重合体の主鎖部の数平均分子量は
1,000〜20,000が好ましく、特に3,000
〜15,000が好ましい。該変性プロピレン系重合体
の製造法は、特に限定されない。例えば、予めプロピレ
ン系重合体を熱酸化せしめた後、官能基をグラフトした
り、押出機や溶液中でグラフトされる方法等を挙げるこ
とができる。
【0026】[配合割合]本発明の塗装用プロピレン系
樹脂組成物中に配合される成分(e) の変性プロピレン系
重合体の配合割合は、上記成分(a) 100重量部に対し
て、0〜40重量部、好ましくは1〜20重量部、特に
好ましくは2〜15重量部配合される。配合割合が上記
範囲を超えると成形品の機械的強度バランス(剛性、低
温脆性)が劣るようになり実用性がない。
【0027】成分(f) :その他の配合成分(任意成分) 本発明の塗装用プロピレン系樹脂組成物においては、本
発明の効果を著しく損なわない範囲で、或いは、更に性
能の向上を計るために、上記成分(a) 〜成分(e) の成分
以外に、以下に示す任意の添加材や配合材成分を配合す
ることができる。具体的には、着色するための顔料、酸
化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、分散剤、光安定剤、核
剤、上記成分(a) 〜成分(e) 以外の各種樹脂、スチレン
・エチレン・ブチレン・スチレンブロック共重合体、ス
チレン・エチレン・プロピレンブロック共重合体、スチ
レン・エチレン・プロピレン・スチレンブロック共重合
体、スチレン・エチレン・ブチレンランダム共重合体等
のスチレン系エラストマー等の各種エラストマー、各種
フィラー等の配合材を挙げることができる。
【0028】(2) プロピレン系樹脂組成物の製造混練・造粒 上記成分(a) 〜成分(b) 、場合により成分(c) 〜成分
(f) を含めて上記配合割合で配合して、一軸押出機、二
軸押出機、バンバリーミキサー、ロールミキサー、ブラ
ベンダープラストグラフ、ニーダー等の通常の混練機を
用いて混練・造粒することによって本発明の塗装用プロ
ピレン系樹脂組成物が得られる。この場合、各成分の分
散を良好にすることができる混練・造粒方法を選択する
ことが好ましく、通常は二軸押出機を用いて混練・造粒
が行なわれる。この混練・造粒の際には、上記成分(a)
〜成分(b) 、場合により成分(c) 〜成分(f) を含めての
配合物を同時に混練しても良く、また性能向上を計るべ
く各成分を分割、例えば、先ず成分(a) と成分(c) 成分
の一部または全部を混練し、その後に残りの成分を混練
・造粒することも出来る。
【0029】[II] プロピレン系樹脂組成物の成形 この様にして得られた塗装用プロピレン系樹脂組成物
は、各種成形方法、すなわち、射出成形、射出圧縮成形
(プレスインジェクション)、圧縮成形、押出成形(シ
ート成形、フィルム成形、ブロー成形)等にて成形する
ことによって、各種成形品を得ることができるが、これ
ら各種成形方法の中でも、射出成形(ガス射出成形も含
む)、射出圧縮成形(プレスインジェクション)により
成形することが好ましい。
【0030】[III] プロピレン系樹脂組成物の用途 本発明の塗装用プロピレン系樹脂組成物は、優れた塗装
性、具体的には成形品に、TCE(トリクロロエタン)
脱脂処理を全く施さずにプライマー・塗料を塗布して
も、更には、TCE(トリクロロエタン)脱脂処理を全
く施さずに塗料のみを直接塗布しただけで、高度で実用
十分な塗料付着性能を有すると共に、良好な成形加工性
(射出成形流動性)と高度な機械的強度バランス(剛
性、低温脆性)を発現することができるためにバンパ
ー、スポイラー、インストルメントパネル、トリム、フ
ェンダー、グローブボックス等の自動車内外装部品、テ
レビケース、VTRケース、洗濯機カバー、掃除機ケー
ス等の家電機器製品の部品、ステレオケース等の音響製
品部品等向けの成形材料として、実用に充分な性能を有
している。
【0031】
【実施例】本発明の塗装用プロピレン系樹脂組成物を更
に詳細に説明するために、以下に実験例を示して具体的
に説明するが、本発明はこれらの実験例によって限定さ
れるものではない。 [I] 原材料 (1) 成分(a) …いずれもパウダー状 a−1:密度が0.9089g/cm3 の、結晶性ポリ
プロピレン部分(A単位部)83重量%と、エチレン含
量が42重量%、Mwが330,000のエチレン・プ
ロピレンランダム共重合部分(B単位部)17重量%と
を各々含有し、且つ成分(a) 全体の重合MFR(重合条
件で調整)が25g/10分である、気相重合によって
得られたプロピレン・エチレンブロック共重合体 a−2:密度が0.9091g/cm3 の結晶性ポリプ
ロピレン部分(A単位部)91重量%と、エチレン含量
が39重量%、Mwが780,000のエチレン・プロ
ピレンランダム共重合部分(B単位部)9重量%とを各
々含有し、且つ成分(a) 全体の重合MFR(重合条件で
調整)が30g/10分である、スラリー重合によって
得られたプロピレン・エチレンブロック共重合体
【0032】(2) 成分(b) …いずれもペレット状 b−1:MFR(230℃、2.16kg)20g/1
0分、プロピレン含量23重量%、密度0.87g/c
3 の低粘度エチレン・プロピレン二元共重合ゴム b−2:MFR(230℃、2.16kg)35g/1
0分、プロピレン含量23重量%、密度0.86g/c
3 の低粘度エチレン・プロピレン二元共重合ゴム b−3:MFR(230℃、2.16kg)40g/1
0分、プロピレン含量22重量%、密度0.86g/c
3 の低粘度エチレン・プロピレン二元共重合ゴム b−4:上記成分b−3と、後記成分c−1とを50:
50の割合で二軸押出機にて混練して一体化せしめたエ
ラストマー
【0033】(3) 成分(c) …いずれもペレット状 c−1:MFR(230℃、2.16kg)1.3g/
10分、プロピレン含量26重量%、密度0.87g/
cm3 のエチレン・プロピレン二元共重合ゴム c−2:MFR(230℃、2.16kg)1g/10
分、ブテン−1含量33重量%、密度0.86g/cm
3 のエチレン・ブテン−1二元共重合ゴム
【0034】(4) 成分(d) …いずれもパウダー状 d−1:実質的に全体の長さが10μm以下であって、
平均粒径が2.8μmで平均アスペクト比が6のタルク
【0035】(5) 成分(e) …ペレット状 e−1:MFR(230℃、2.16kg)が50g/
10分、数平均分子量7,000、エチレン含量が3重
量%のプロピレン・エチレンランダム共重合体を熱酸化
し、更にアゾ系ラジカル開始剤により主鎖の両末端と主
鎖中に,該成分(e) 全体の10重量%の割合で、無水マ
レイン酸基をグラフトし、更にこの無水マレイン酸基を
エタノールアミンにて変性した変性プロピレン重合体
【0036】[II] 評価方法 評価は以下に示すとおりの方法で行なった。 [塗装]ケースを、AとBに別けて実施した。すなわ
ち、ケースAはTCE脱脂処理のみを省略し、ケースB
はTCE脱脂処理とプライマー塗布の双方を省略した。
詳細は下記の通りである。ケースA 成形した平板に、前処理を全く施さず、エアースプレー
ガンを用いて、先ずプライマー(塩素化ポリプロピレン
含有系)を塗膜厚さが約10μmとなるようにスプレー
塗布した。その後、一液型アクリル系塗料を塗膜厚さが
約20μmとなるようにスプレー塗布した。この塗装し
た平板を110℃の温度で30分間焼き付け乾燥した
後、48時間室温で放置した。ケースB 成形した平板に、前処理を全く施さず、エアースプレー
ガンを用いて、直接ウレタン系塗料(極性材含有系)を
塗膜厚さが約30μmとなるようにスプレー塗布した。
その後、この塗装した平板を90℃の温度で40分間焼
き付け乾燥した後、48時間室温で放置した。
【0037】[塗装付着性評価] (碁盤目試験)焼付け処理した塗装済み試験片の表面
に、片刃剃刀を用い、直行する縦横11本づつの平行線
を2mm間隔で引いて碁盤目を100個作った。その上
にセロハン粘着テープ(JIS−Z1522)を十分圧
着し、塗膜面と約30度に保ち、手前に一気に引き剥が
す作業を5回繰り返し、碁盤目で囲まれた部分の状態を
観察して、剥離しなかった碁盤目の数を記録した。この
際、剥離の無ければ実用レベルであるが、実際には後記
ピール強度が少なくとも700g/cm以上、好ましく
は1,000g/cm以上の性質が合わせて有すること
が必要である。 (ピール強度)焼付け処理した塗装済み試験片の表面
に、片刃剃刀にて10mm幅で直線カットを施し、その
塗膜の帯状部分を引張試験機にて20mm/分の速度で
(180°裏返す形で)引張り、その剥離荷重を読み取
った。
【0038】[成形加工性] (MFR)成形加工性(射出成形性)の目安としてMF
RをJIS−K7210(230℃、2.16kg)に
準拠し測定した。この場合、MFRが15g/10分以
上のものは成形加工性が良好で、例えば自動車用大型バ
ンパー向け材料として好適である。
【0039】[機械的強度評価] (曲げ弾性率)JIS−K7203に準拠して測定し
た。測定温度は23℃である。本値は耐熱性の目安とも
なる。 (脆化温度)JIS−K7216に準拠して測定した。
但し試験片肉厚は3mmである。−15℃以下であれ
ば、自動車用バンパー向け材料として有用であり、−2
0℃以下であれば特に有用である。
【0040】[III] 実験例 実施例1〜10及び比較例1〜4 上記の成分(a) 、成分(b) 、成分(c) 、成分(d) 及び成
分(e) を表1に示す割合で配合し、更にテトラキス〔メ
チレン‐3‐(3′,5′‐ジ‐t‐ブチル‐4′‐ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート〕メタンを、成分
(a) 〜成分(e) の合計量100重量部換算で0.1重量
部を各々配合し、高速ミキサーにてこれらを充分に混合
した。その後、高速二軸押出機((株)神戸製鋼所製K
CM型)を用いて、210℃の温度条件下で混練造粒
し、得られたペレットを上記射出成形機へ供給して、塗
装用シート試験片(3mm厚)及び物性測定用試験片を
成形して、上記各種評価方法にて評価を行なった。その
評価結果を表2に示す。表1及び表2に示す様に実施例
1〜10に示す組成を持った樹脂組成物は、いずれも良
好な塗料付着性能、機械的強度バランス及び成形加工性
を発現した。一方、比較例1〜4に示したものは、これ
らの性能バランスが不良なものであった。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【発明の効果】本発明の塗装用プロピレン系樹脂組成物
は、優れた塗装性、具体的にはTCE処理を全く施さず
にプライマー及び塗料を塗布、更には、TCE処理を全
く施さずに塗料のみを直接塗布しただけで、高度で実用
十分な塗料付着強度を有すると共に、良好な成形加工性
(射出成形流動性)と高度な機械的強度バランス(剛
性、低温脆性)を発現し、更に寸法安定性にも優れてい
るので、各種の工業部品分野の、例えば、バンパー(特
に大型)、スポイラー、インストルメントパネル、トリ
ム、フェンダー、グローブボックス等の自動車内外装機
能部品、テレビケース、VTRケース、洗濯機カバー、
掃除機ケース等の家電機器部品、ステレオケース等の音
響製品部品等として適用が期待できるので、工業的に極
めて重要な素材である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の成分(a) 〜成分(e) からなることを
    特徴とする塗装用プロピレン系樹脂組成物。 成分(a) : 結晶性プロピレン単独重合部分(A単位部)と、o−ジクロルベン ゼンによる分別において50℃以下で溶出する成分として表わされるエチレン・ プロピレンランダム共重合部分(B単位部)を含有するプロピレン・エチレンブ ロック共重合体: 100重量部 成分(b) : メルトフローレート(230℃、2.16kg)5g/10分以上 、プロピレン含量18〜50重量%のエチレン・プロピレン共重合ゴム: 1〜40重量部 成分(c) : メルトフローレート(230℃、2.16kg)0.5g/10分 以上の、成分(b) 以外のエチレン系エラストマー: 0〜80重量部 成分(d) : 平均アスペクト比が2以上のフィラー: 0〜60重量部 成分(e) : 無水マレイン酸又は次式で表わされる水酸基含有無水マレイン酸誘 導体が、プロピレン系重合体に該成分(e) 全体の3〜25重量%の割合でグラフ トした変性プロピレン単独重合体又は同プロピレンとエチレンとのブロック或い はランダム共重合体: 0〜40重量部 【化1】 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキレン基を表わす。)
  2. 【請求項2】成分(a) が、A単位部は成分(a) 全体の7
    0〜95重量%を占め、B単位部は成分(a) 全体の5〜
    30重量%を占め、B単位部のエチレン含量が30〜8
    0重量%、B単位部の重量平均分子量が400,000
    以下であり、且つ成分(a) 全体のメルトフローレート
    (230℃、2.16kg)が20g/10分以上の共
    重合体である、請求項1に記載の塗装用プロピレン系樹
    脂組成物。
  3. 【請求項3】プロピレン系樹脂組成物が、成分(b) 及び
    成分(c) として、成分(b) と1重量部以上の成分(c) と
    を予め混練して一体化せしめたエラストマー成分を2〜
    40重量部含有してなる、請求項1に記載の塗装用プロ
    ピレン系樹脂組成物。
  4. 【請求項4】成分(c) が、メルトフローレート(230
    ℃、2.16kg)0.5g/10分以上、ブテン−1
    含量25重量%以上のエチレン・ブテン−1共重合ゴム
    である、請求項1又は3に記載の塗装用プロピレン系樹
    脂組成物。
  5. 【請求項5】成分(d) が、実質的に全体の長さが15μ
    m以下であって平均粒径が1〜10μmかつ平均アスペ
    クト比が3以上のタルクである、請求項1に記載の塗装
    用プロピレン系樹脂組成物。
  6. 【請求項6】成分(e) が、次式で表わされる水酸基含有
    無水マレイン酸誘導体がプロピレン系重合体に該成分
    (e) 全体の5〜20重量%の割合でグラフトした数平均
    分子量が3,000〜15,000の変性プロピレン単
    独重合体又は同プロピレンとエチレンとのブロック或い
    はランダム共重合体である、請求項1に記載の塗装用プ
    ロピレン系樹脂組成物。 【化2】 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキレン基を表わす。)
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Cited By (5)

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