JPH07157175A - 塗膜転写具 - Google Patents

塗膜転写具

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JPH07157175A
JPH07157175A JP5339247A JP33924793A JPH07157175A JP H07157175 A JPH07157175 A JP H07157175A JP 5339247 A JP5339247 A JP 5339247A JP 33924793 A JP33924793 A JP 33924793A JP H07157175 A JPH07157175 A JP H07157175A
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film transfer
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reel
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格平 小山
Shigeru Tamai
繁 玉井
Masatoshi Shintani
全利 新谷
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SEED GOMME KOGYO KK
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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    • Y10T156/18Surface bonding means and/or assembly means with handle or handgrip

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用者の筆記具の持ち方に対応して、縦引き
および横引きを問わず、筆記具感覚での使用が可能な構
造を備える塗膜転写具を提供する。 【構成】 塗膜転写用ヘッドHがその軸線まわりに角度
調整可能とされており、使用者の用途に応じてかつ使用
者自身の筆記具の持ち方に対応して、ヘッドHの角度調
整を行うことにより、使用者は、ケース2自体を筆記具
感覚で把持して、ヘッドHの先端加圧部35aにより塗
膜転写テープTを紙面等の上に密着状に押し付けること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗膜転写具に関し、さら
に詳細には、塗膜転写テープ上の修正塗料層、粘着材層
等の塗膜を紙面等に転写するに際して、使用者に合わせ
た使用姿勢をとることができる塗膜転写具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種装置として、本出願人は既
に、特開平5−58097号公報に開示される構造の塗
膜転写具と、実開平5−13800号公報に開示される
塗膜転写具をそれぞれ提案している。
【0003】これら塗膜転写具はいずれも、主として誤
字等を修正するための字消し具として使用されるもの
で、図21および図22にそれぞれ示すように、ケース
a内に、塗膜転写テープbを巻回した繰出リールcと、
使用後の塗膜転写テープbを回収する巻取リールdとが
回転可能に設けられるとともに、上記ケースaの先端部
に、上記塗膜転写テープbを被転写部(紙面上の被修正
部分)e上に加圧する塗膜転写用ヘッドfが突設され、
上記繰出リールcから繰り出された上記塗膜転写テープ
bが、上記ヘッドfの先端加圧部gを経由して、上記巻
取リールdに巻着されるように構成されてなる。
【0004】この場合、上記ケースaは、上記繰出リー
ルcと巻取リールdを内装し得る輪郭形状寸法と幅寸法
を備える偏平な箱状とされ、その扁平表裏面、つまり図
21および図22の紙面に対して表裏面が操作時の把持
面とされている。
【0005】そして、前者にあっては、図21に示すご
とく、上記ヘッドfの先端加圧部gが、塗膜転写テープ
bを上記繰出リールcと巻取リールdの巻回姿勢のまま
案内するように構成されて、例えば和文のような縦書き
文章の一部を修正する場合に適した、縦引き使用が可能
な構造とされている。つまり、その使用に際しては、ケ
ースaの把持面(表裏面)を手指にて把持して、図示の
ように、ヘッドfの先端加圧部gにより塗膜転写テープ
bを被修正部分e上に密着状に押し付けながら、ケース
aを縦方向つまり紙面等に対して下方向(矢符方向)へ
移動させる。これにより、ヘッドfの先端加圧部gにお
ける塗膜転写テープbの修正塗料層が、被修正部分e上
に塗着されて文字等が消されるとともに、使用後の塗膜
転写テープbが巻取リールdに回収される。
【0006】一方、後者にあっては、図22に示すごと
く、上記ヘッドfの先端加圧部gが、塗膜転写テープb
をこの把持面に対しほぼ正対させて案内するように構成
されて、例えば欧文のような横書き文章の一部を修正す
る場合に適した、横引き使用が可能な構造とされてい
る。つまり、その使用に際しては、ケースaの把持面を
手指にて把持して、ヘッドfの先端加圧部gにより塗膜
転写テープbを被修正部分e上に密着状に押し付けなが
ら、ケースaを横方向つまり紙面等に対して左右方向
(図22の紙面に対して垂直方向)へ移動させれば、上
記と同様に文字等が消される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
いずれの構造も、縦引き使用または横引き使用のいずれ
か一方については筆記具感覚での使用が可能である反
面、他方の使用には非常に無理な姿勢をとらなければな
らなかった。
【0008】しかも、筆記具の持ち方にも使用者によっ
ては独特の癖があり、上記のように理想的で画一的な筆
記具姿勢を想定した構造では、筆記具感覚での使用をす
べての使用者に対して実現することができなかった。
【0009】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、使用者の
筆記具の持ち方に対応して、縦引きおよび横引きを問わ
ず、筆記具感覚での使用が可能な構造を備える塗膜転写
具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の塗膜転写具は、ケース内に、塗膜転写テー
プを巻装した繰出リールと使用後の塗膜転写テープを回
収する巻取リールとが回転可能に設けられ、上記ケース
の先端部に、上記塗膜転写テープを被転写部上に加圧す
る塗膜転写用ヘッドが突設されるとともに、このヘッド
の先端加圧部を経由して、上記繰出リールから繰り出さ
れた塗膜転写テープが上記巻取リールに巻回され、上記
ヘッドはその軸線まわりに角度調整可能とされているこ
とを特徴とする。
【0011】上記ヘッドは、少なくとも、その先端加圧
部が上記塗膜転写テープを上記繰出リールと巻取リール
の巻回姿勢のまま案内する角度と、上記塗膜転写テープ
を上記ケースの把持面に対しほぼ正対させて案内する角
度との間で、複数段階に角度調整可能とされ、または自
由回転可能とされている。なお、ここに「正対」とは、
塗膜転写テープの表裏面が正対することを意味し、以下
本明細書において同様とする。
【0012】
【作用】本発明の塗膜転写具を誤字等を修正するための
字消し具として使用する場合、ヘッドの先端加圧部を誤
字等の修正すべき被転写部の開始端に当てて、この状態
のままケースを被転写部に沿って移動させ、被転写部の
終端で停止させる。これにより、ヘッドの先端加圧部に
おける塗膜転写テープの修正塗料層が、基材フィルムか
ら剥離して上記被転写部上に転写されて、誤字等が消さ
れる一方、使用後に剥離剤層のみが残った基材テープは
自動または手動で巻取リールに回収される。
【0013】この場合、上記ヘッドがその軸線まわりに
角度調整可能とされているため、使用者が、用途に応じ
てかつ自身の筆記具の持ち方に対応して、ヘッドの角度
調整を行うことにより、ケース自体を筆記具のような姿
勢で把持した状態で、ヘッドの先端加圧部により塗膜転
写テープを紙面等の上に密着状に押し付けることがで
き、操作性が良い。
【0014】さらに、上記ヘッドがその軸線まわりに自
由回転可能な構造であれば、ヘッドは力の作用方向に追
従して自由回転し、その角度が適宜調整されるため、ヘ
ッドの先端加圧部により塗膜転写テープは被転写部上に
常時密着状に押し付けられるとともに、曲線状に転写す
ることも可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。
【0016】実施例1 本発明に係る塗膜転写具を図1ないし図5に示し、この
塗膜転写具1は具体的には誤字等を修正するための字消
し具として使用されるものであって、消耗品としての塗
膜転写テープTが交換可能なカートリッジ式とされ、図
1に示すように、手持ち操作可能なケース2に、テープ
カートリッジC、テープ駆動部D、塗膜転写用ヘッドH
および回転操作部Rが装着されてなる。この字消し具1
においては、上記ヘッドHが、図2に示す縦引き操作基
本位置(兼塗膜転写テープ交換位置)Xと、図5に示す
横引き操作基本位置Yとの間で、その軸心まわりに角度
調整可能とされている。以下、各構成部ごとに説明す
る。
【0017】I.ケース2:ケース2は、図示のごと
く、テープカートリッジCとテープ駆動部Dを内装し得
る正面輪郭形状寸法と幅寸法を備える偏平な箱状とさ
れ、後述するように、その扁平表裏面2a,2bが操作
時の把持面とされている。
【0018】このケース2は射出成形等により成形され
たプラスチック製のもので、ケース本体3とキャップ体
4とからなる分解可能な分割構造とされている。この目
的のため、ケース本体3の開口内周部には、キャップ体
4の嵌合リブ4aが嵌合する嵌合凹部3aがほぼ全周に
わたって設けられるとともに、その後端部に、キャップ
体4の係止爪4bが係合する係合部3bが設けられてい
る。また、これらケース本体3とキャップ体4の先端部
には、後述するキャップ部材40により、一体化される
円筒半割部3c,4cがそれぞれ設けられている。
【0019】しかして、ケース本体3の係合部3bにキ
ャップ体4の係止爪4bを係合させた後、嵌合凹部3a
に嵌合リブ4aを嵌合させながら上記両円筒半割部3
c,4cを合わせ、この一体化した部分(円筒先端部)
5に上記キャップ部材40を嵌めることで、ケース2が
組み立てられる。
【0020】II.テープカートリッジC:テープカート
リッジCは、上記塗膜転写テープTを巻装してなる繰出
リール6と、使用後の塗膜転写テープT´を回収する巻
取リール7とが一組とされてなるもので、上記ケース本
体3のテープ駆動部Dに取外し可能に装着される。な
お、図示しないが、テープカートリッジCは、その装着
前においては両リール6,7を固定する固定部材により
保持されている。
【0021】上記塗膜転写テープTとしては、例えば、
ポリエステルフィルム、アセテートフィルム等のプラス
チック製、あるいは紙製などのフィルム状基材(厚さ2
5〜38μm程度)の片面に、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合樹脂、低分子ポリエチレン等の剥離剤層が形成さ
れるとともに、その上に白色の修正塗料層が形成され、
さらにその上に加圧接着性を有するポリウレタン等の粘
着剤(感圧接着剤)層が施されてなる構造(具体的構造
は図示省略)のものが用いられている。上記修正塗料層
は、転写後直ちに、その上から筆記が可能ないわゆるド
ライタイプのものが採用されている。
【0022】繰出リール6および巻取リール7はそれぞ
れ、塗膜転写テープTを巻回するドラム部6a,7aの
両側にテープ案内用フランジ6b,7bが設けられると
ともに、その径方向中央に、スプライン等の歯形係合部
を有する装着穴6c,7cが設けられている。
【0023】III .テープ駆動部D:テープ駆動部Dは
上記ケース本体3内に設けられており、繰出リール6を
回転駆動する繰出し回転部10、巻取リール7を回転駆
動する巻取り回転部11、両回転部10,11を連動さ
せる連動部12などを主要部として備えてなる。
【0024】繰出し回転部10および巻取り回転部11
はそれぞれ、中空の回転軸部15,16と平板状の回転
円板17,18とが一体的に形成されてなり、上記回転
軸部15,16が、ケース本体3の内側面に起立状に設
けられた中空支軸19,20の外周に自由回転可能に軸
支されている。これら中空支軸19,20の上端には、
図7(a) に示すような抜け止め部70が設けられてい
る。
【0025】上記回転軸部15,16の外周部には、図
7(a) に示すように、上記繰出リール6および巻取リー
ル7の装着穴6c,7cの歯形係合部に対応したスプラ
イン等の歯形係合部71がそれぞれ設けられており、こ
こに上記装着穴6c,7cが係脱可能に係合されて軸支
されて、繰出リール6および巻取リール7が回転軸部1
5,16と一体回転可能にかつ取り外し可能に装着され
る。
【0026】この場合、上記回転円板17,18は繰出
リール6および巻取リール7の受支面として機能する。
また、これに関連して、繰出リール6と巻取リール7の
装着位置近傍のケース本体3内側面には、塗膜転写テー
プTを案内する一対のガイドピン21,22が起立状に
設けられている。
【0027】連動部12は、巻取り回転部11を上記繰
出し回転部10に連動させるもので、図6示すように、
上記回転円板17,18と滑り手段25とからなる。
【0028】この滑り手段25は両回転部10,11間
の回転伝達機能に加えて、繰出リール6と巻取リール7
における塗膜転写テープTの繰出速度と巻取速度を同期
させる滑り手段としての機能を兼備するもので、具体的
にはシリコンゴム等の摩擦部材例えばOリングからな
る。
【0029】この摩擦部材25は、一方の回転円板17
の外周部に装着されるとともに、他方の回転円板18の
外周に摩擦係合するように構成されている。この目的の
ため、回転円板18の外周には、図7に示すような滑止
めリブ18a,18a,…が形成されて、上記摩擦部材
25との摩擦抵抗が大きくなるように構成されている。
なお、この滑止めリブ18aと摩擦部材15との構造的
関係は図示例と逆の構成、つまり、摩擦部材25が従動
側の回転円板18の外周部に装着されるとともに、滑止
めリブが駆動側の回転円板18の外周に形成されていて
もよい(図示省略)。
【0030】また、駆動側および従動側の両回転円板1
7,18の回転比つまり外径寸法比は、上記両リール
6,7における塗膜転写テープTの巻取径を考慮して、
塗膜転写テープTの繰出しおよび巻取りが円滑に行われ
るように適宜設定されるが、図示例においては、従動側
の回転円板18の径寸法が駆動側の回転円板17のほぼ
1/2に設定されている。
【0031】しかして、後述する塗膜転写用ヘッドHの
加圧操作により、塗膜転写テープTに加わる引張力(矢
符A方向)が、繰出リール6に回転トルクとして作用す
ると、この繰出リール6、さらにはこれと回転方向へ一
体となった繰出し回転部10の回転円板17も回転す
る。この回転力は摩擦部材25の摩擦力により、従動側
である巻取り回転部11の回転円板18、さらにはこれ
と回転方向へ一体となった巻取リール7を連動して回転
させ、巻取リール7は使用後の塗膜転写テープT´を自
動的に巻き取る。
【0032】この場合、駆動側の回転円板17と従動側
の回転円板18の回転比(外径比に対応)が常に一定で
あるのに対して、繰出リール6における塗膜転写テープ
Tの外径と、巻取リール7における塗膜転写テープT´
の外径との比は経時的に変化して一定しない。つまり、
使用につれて繰出リール6における塗膜転写テープTの
外径は次第に小さくなるのに対して、巻取リール7にお
ける塗膜転写テープT´の外径は逆に大きくなってい
く。
【0033】このため、巻取リール7の巻取速度は、繰
出リール6の繰出速度に比較して経時的に速くなってい
き、これら両速度の同期が崩れて、繰出リール6に作用
する回転トルクも次第に大きくなる。すると、この回転
トルクが摩擦部材25の摩擦力に打ち勝って、駆動側の
回転円板18が従動側の回転円板17に対して相対的に
滑り回転する結果、上記繰出速度と巻取速度が互いに同
期することになり、塗膜転写テープTの円滑な走行が確
保される。
【0034】ちなみに、上記両速度の同期が崩れた状態
をそのまま放置しておくと、塗膜転写テープTに過度の
引張力が作用する結果、塗膜転写テープTが延びたり、
あるいは極端な場合には、途中で切断してしまったりす
る等の不具合を生じる。
【0035】また、図7に示すように、巻取り回転部1
1には、上記両リール6,7の逆回転を防止する逆転防
止機構30が設けられている。この逆転防止機構30
は、回転円板18に設けられた係止爪30aと、ケース
本体3の内側面に中空支軸20と同心の環状に設けられ
た多数の逆転防止爪30b,30b,…とからなる。上
記係止爪30aは下向き形状のもので、回転円板18に
対して上下方向へ弾性変形可能な薄板状に形成されてい
る。また、上記各逆転防止爪30bの断面形状は、図示
のごとく、巻取リール7の正回転方向(矢符参照)へ向
けて上方へ傾斜するとともに、その頂点部分からほぼ垂
直に落ちるくさび形状とされている。
【0036】これにより、上記両リール6,7が矢符方
向へ回転しようとすると、図7(b)において、上記係止
爪30aは逆転防止爪30b,30b,…を弾性変形し
ながら乗り越えて、その正回転を許容する。一方、上記
両リール6,7が矢符方向と反対方向へ回転しようとす
ると、上記係止爪30aは逆転防止爪30b,30b,
…のいずれか一つに係合して、その逆回転を阻止する。
なお、この逆転防止機構30は繰出し回転部10側に設
けられてもよい。
【0037】IV.塗膜転写用ヘッドH:塗膜転写用ヘッ
ドHは、塗膜転写テープTを紙面上の誤字等の被修正部
分(被転写部)上に加圧するもので、ケース2の円筒先
端部5内周に、その軸心まわりに回転可能に取り付けら
れている。
【0038】上記ヘッドHは、ある程度の弾性を有する
プラスチック製で、塗膜転写テープTを案内および加圧
するヘッド本体35と、上記円筒先端部5に保持される
軸受部36とからなる。
【0039】上記ヘッド本体35は、塗膜転写テープT
よりも若干幅広の薄板状のもので、先端に向けて次第に
薄くなるようなテーパ形状断面を有し、その先端35a
が塗膜転写テープTを加圧する先端加圧部とされてい
る。また、このヘッド本体35の両側縁には、塗膜転写
テープTを案内するガイドフランジ35b,35bが形
成されている。ヘッド本体35の形状構造は、先端加圧
部35aが塗膜転写テープTを案内・加圧する機能を備
える限りにおいて、目的等に応じて変更可能である。
【0040】上記軸受部36は、図1、図2および図4
に示すように、円弧状断面を有して上部が開放された半
円筒状とされ、その外径が、ケース2の円筒半割部3
c,4cの内径に対応して設定されている。また、軸受
部36の基端部には軸方向位置決め用の円弧状フランジ
36aが形成されており、これに対応して、上記両円筒
半割部3c,4cの基部内周には、円弧状嵌合溝37が
それぞれ形成されている。
【0041】そして、上記軸受部36が上記両円筒半割
部3c,4cの内周に回転可能に軸支されるとともに、
上記円弧状フランジ36aが上記円弧状嵌合溝37,3
7に回転可能に嵌合されて、ヘッドHは、ケース2の円
筒先端部5に、軸方向の位置決めがされるとともに、そ
の軸心まわりに回転可能に取り付けられている。
【0042】V.回転操作部R:回転操作部Rは上記ヘ
ッドHを回転操作するもので、ケース2の円筒先端部5
に設けられており、円筒先端部5に取外し可能に取り付
けられるキャップ部材40と、円筒先端部5の外周に設
けられた位置決め部41とからなる。
【0043】キャップ部材40は、上記円筒先端部5に
外嵌される基部42と、上記ヘッドHに回転方向へ一体
に嵌合する嵌合部43とからなるプラスチック製の一体
成形品である。
【0044】上記基部42は、ケース2の組立固定部材
としての機能と、回転操作部としての機能を兼備するも
ので、その円筒内径が、上記円筒先端部5の外周に挿通
かつ回転可能なように設定されるとともに、その外周に
多数の歯形状滑止めリブが形成されてなる。
【0045】上記嵌合部43はヘッドHを挿通する挿通
穴44を備え、この挿通穴44の形状寸法は、上記ヘッ
ドHが挿通された状態において、上記キャップ部材40
とヘッドHが回転方向へ一体的に嵌合するように設定さ
れている。つまり、この挿通穴44は、図8に示す正面
形状において、ヘッドHのヘッド本体35部分の外周輪
郭に対応した形状寸法の上部44aと、ヘッドHの軸受
部36の外周輪郭に対応した形状寸法の下部44bとか
ら構成されている。
【0046】位置決め部41は、上記キャップ部材40
の回転方向位置を弾発的に位置決め固定するもので、円
筒先端部5の外周、具体的にはキャップ体4の円筒半割
部4cの外周に設けられている。
【0047】この位置決め部41は、図1、図8および
図9に示すように、上記円筒先端部5の軸方向へ直線的
に延びる挿通案内溝41aと、この挿通案内溝41aの
一端から円筒先端部5の周方向へ延びる抜止め案内溝4
1bとからなる。図示例においては、抜止め案内溝41
bは、図8に示すように円筒先端部5の中心角90°の
範囲に形成されるとともに、その溝内には、複数の係合
部45(図示例においては5つの係合部45a〜45
e)が等間隔をもって設けられている。
【0048】これら係合部45a〜45eは、上記案内
溝41a,41bよりも深い半球状凹部の形態とされて
おり、これら係合凹部45a〜45eに、上記キャップ
部材40の内周に設けられた半球状の係合凸部(係合
部)46が係脱可能に係合するように構成されている。
つまり、この係合凸部46の形状寸法は、上記案内溝4
1a,41bに沿ってある程度相対的に弾性変形しなが
ら案内されるとともに、上記各係合凹部45a〜45e
に対し弾性復帰しながら弾発的に係合するように設定さ
れている。
【0049】また、これら係合凸部46と係合凹部45
a〜45eとの係合位置関係は次のように設定されてい
る。
【0050】すなわち、例えば、キャップ部材40の係
合凸部46が第1の係合凹部45aに係合した状態にお
いて、上記ヘッドHは、図2および図3に示すように、
縦引き操作基本位置(兼塗膜転写テープ交換位置)Xに
あり、この状態において、上記ヘッドHの先端加圧部3
5aは、塗膜転写テープTを上記繰出リール6と巻取リ
ール7の巻回姿勢のまま、つまり、塗膜転写テープTの
表裏面が上記把持面2a,2bとほぼ垂直な方向に向く
(直交する)ように、塗膜転写テープTを案内する。
【0051】このとき、繰出リール6から繰り出された
塗膜転写テープTは、図3に示すように、その姿勢のま
まガイドピン21を介してヘッドHの先端加圧部35a
を経由し、さらにガイドピン22を介して巻取リール7
に巻回される。
【0052】また、例えば、上記係合凸部46が第5の
係合凹部45eに係合した状態(図8参照)において、
上記ヘッドHは、図4および図5に示すように、横引き
操作基本位置Yにあり、この状態において、上記ヘッド
Hの先端加圧部35aは、塗膜転写テープTを上記ケー
ス2の把持面2a,2bに対しほぼ正対させて、つま
り、塗膜転写テープTの表裏面が上記把持面2a,2b
とほぼ同一方向に向く(平行する)ように、塗膜転写テ
ープTを案内する。
【0053】このとき繰出リール6から繰り出された塗
膜転写テープTは、図5に示すように、ガイドピン21
により角度90°だけ捻転された後ヘッドHの先端加圧
部35aを経由し、さらにガイドピン22により再びそ
の捻転を元の状態に戻された後巻取リール7に巻回され
る。
【0054】さらに、上記係合凸部46が、これら両係
合凹部45a,45eの間に配設された第2〜第4の係
合凹部45b〜45dのいずれか一つに係合されること
により、上記ヘッドHは、上記縦引き操作基本位置Xと
横引き操作基本位置Yとの間において適宜の角度位置を
とることができる。
【0055】すなわち、キャップ部材40を回転操作す
ることにより、ヘッドHは縦引き操作基本位置Xと横引
き操作基本位置Yとの間で5段階に角度調整可能とされ
ている。
【0056】次に、以上のように構成された字消し具1
の取扱方法について説明する。 A.使用方法:キャップ部材40を回転操作して(図1
0(b) 参照) 、ヘッドHを、縦引き操作基本位置X(キ
ャップ部材40の係合凸部46が第1の係合凹部45a
に係合)と横引き操作基本位置Y(係合凸部46が第2
の係合凹部45bに係合)との間の5つの角度位置のい
ずれかに選択的に位置決めすることにより、次のような
使用が可能である。
【0057】つまり、縦引き使用に際しては、基本的に
はヘッドHを上記縦引き操作基本位置X(図2参照)に
角度調整するとともに、横引き使用の使用に際しては、
基本的にはヘッドHを上記横引き操作基本位置Y(図4
参照)に角度調整するほか、使用者の筆記具の持ち方
(独特の癖がある場合等)に対応して、これらの間の適
宜の操作位置に角度調整する。
【0058】 縦引き使用:この使用方法は例えば和
文のような縦書き文章の一部を修正する場合に適してお
り、図11(a) に示すように、ケース2の把持面2a,
2bを手指にて筆記具を持つ姿勢で把持し、この状態
で、ヘッドHの先端加圧部35aを誤字等の修正すべき
紙面上の被修正部分(被転写部)50の開始端(上端)
に当てて、そのままケース2を縦方向つまり紙面等に対
して下方向(矢符方向)へ移動させ、被修正部分50の
終端(下端)で停止させる。
【0059】以上の操作により、ヘッドHの先端加圧部
35aにおける塗膜転写テープTの修正塗料層(白色)
が、フィルム状基材から剥離して上記被修正部分50上
に転写被覆され、これにより誤字等が消されるととも
に、この上から正しい文字を直ちに書き入れることが可
能となる。なお、上記ヘッドHは自己の弾性力により力
の作用方向にある程度追従するため、塗膜転写テープT
はヘッドHの先端加圧部35aにより上記被修正部分5
0上に密着状に押し付けられる。
【0060】 横引き使用:この使用方法は例えば欧
文のような横書き文章の一部を修正する場合に適してお
り、図11(b) に示すように、ケース2の把持面2a,
2bを手指にて筆記具を持つ姿勢で把持し、この状態で
上記と同様、ヘッドHの先端加圧部35aを被修正部分
50の開始端(左端)に当てて、そのままケース2を横
方向つまり紙面等に対して右方向(矢符方向)へ移動さ
せ、被修正部分50の終端(右端)で停止させれば、誤
字等が消されて正しい文字の書き入れが可能となる。
【0061】 狭い面積部分を消す場合:例えば小さ
い文字や文章中の1文字だけなど、狭い面積部分を消す
場合には、被修正部分50の終端がヘッドH部分に隠れ
て見難く、消したい文字だけを確実に消すことが困難な
場合が生じる。
【0062】このような場合には、上記またはの使
用方法におけるケース2を天地逆転した状態で把持し
て、図12(a) または図12(b) に示すように、前記と
逆方向(矢符方向)へそれぞれ押すことにより、失敗な
く修正すべき文字等だけを消すことができる。
【0063】B.テープカートリッジCの交換方法:ま
た、すべての塗膜転写テープTが繰出リール6側から巻
取リール7側へ巻取り回収されて使用済みとなったら、
次の手順でテープカートリッジCを交換する。
【0064】 ヘッドHを塗膜転写テープ交換位置つ
まり前述した縦引き操作基本位置Xに置く。これによ
り、ヘッドH部分における塗膜転写テープTの姿勢が、
図3に示すように、繰出リール6と巻取リール7の巻回
姿勢に対して平行な状態に操作され、ヘッドHに対する
塗膜転写テープTの着脱作業が容易な姿勢となる。
【0065】 ケース2を分解して開ける。この場
合、まずキャップ部材40を図10(a)のようにケース
2の円筒先端部5から引き抜いた後、キャップ体4が上
側に向いた状態で円筒半割部4cを上側へ持ち上げて、
このキャップ体4をケース本体3から取り外す。
【0066】 使用済みのテープカートリッジC(空
の繰出リール6+使用済みの塗膜転写テープT´が回収
された巻取リール7)を取り出した後、これに替えて、
未使用の新しいテープカートリッジC(未使用の塗膜転
写テープTが巻装された繰出リール6+巻取リール7)
をテープ駆動部D上に取り付けるとともに、その塗膜転
写テープTをヘッドHの先端加圧部35aに経由するよ
うに装着させる。
【0067】この場合、塗膜転写テープTは、図1に示
すように、繰出リール6および巻取リール7の巻回姿勢
のまま、その繰出しおよび巻取り部分近傍60a,60
bをガイドピン21,22に経由させるとともに、その
先端部分60c,60dをヘッドHのヘッド本体35の
両側に上側から挿入して行う。
【0068】これにより塗膜転写テープTは、図3に示
すように、繰出リール6から繰り出された後、ガイドピ
ン21を介して上記ヘッドHの先端加圧部35aを経由
して反転され、さらにガイドピン22を介して巻取リー
ル7に巻回される状態で装填される。
【0069】なお、これら一連の作業は、ヘッドHを円
筒先端部5から一旦取り外して行った後、再び取り付け
てもよい。
【0070】 この後再びケース2を閉じて組み立て
る。この場合、まずケース本体3の係合部3bにキャッ
プ体4の係止爪4bを係合させた後、円筒半割部4cを
ケース本体3の円筒半割部3cに合わせ(この際嵌合凹
部3aに嵌合リブ4aが嵌合)、図11(a) に示すよう
に、この一体化した円筒先端部5に上記キャップ部材4
0を差し込んで嵌めることで、ケース2が組み立てられ
る。
【0071】実施例2 本実施例は図13ないし図15に示し、上記ヘッドHの
ケース2に対する角度位置が多段階に調整可能な構成と
されたものである。
【0072】本実施例の回転操作部R´は、塗膜転写用
ヘッドHおよびケース2の円筒先端部5双方に設けられ
た一対の係合部100,101と、これら係合部の係合
状態を位置決め固定するキャップ部材140とから構成
されている。
【0073】塗膜転写用ヘッドHの係合部100は、上
記円筒先端部5に回転可能に保持される軸受部36に設
けられている。すなわち、軸受部36の先端部に、外向
きフランジ102が一体的に設けられており、この外向
きフランジ102の背面つまり上記円筒先端部5の先端
面に対向する面に、上記係合部100が形成されてい
る。一方、円筒先端部5の係合部101は、その先端面
に設けられている。
【0074】これら両係合部100,101は、図14
(a) および(b) に示すように、上記両面の円周方向へ交
互に傾斜する傾斜面で形成された山形の凹凸面の形態と
されている。そして、これら両係合部100,101の
凹凸面同士が相互に円周方向つまり回転方向へ係合し
て、上記塗膜転写用ヘッドHの円筒先端部5に対する円
周方向角度位置が位置決めされる。
【0075】すなわち、塗膜転写用ヘッドHを回転操作
して、その係合部100の上記円筒先端部5の係合部1
01に対する係合位置を適宜調整する。これにより、上
記ヘッドHのケース2に対する角度位置を、前述した図
2の縦引き操作基本位置(兼塗膜転写テープ交換位置)
Xや図5の横引き操作基本位置Yはもちろんのこと、多
段階に調整することができる。なお、この角度調整の段
階数は上記係合部100,101の凹凸面の数により決
定される。
【0076】また、上記軸受部36基端部の円弧状フラ
ンジ36aに関連して、上記円筒先端部5つまり上記両
円筒半割部3c,4cの基部内周には、係止段部137
がそれぞれ形成され、ここに上記円弧状フランジ36a
が係止することにより、ヘッドHの抜止め作用がなされ
る。
【0077】キャップ部材140は上記円筒先端部5の
外周部に取外し可能に取り付けられるプラスチック製の
一体成形品で、ケース2の組立固定部材としての機能
と、上記両係合部100,101の係合状態を固定する
係合固定部としての機能を兼備する。
【0078】このキャップ部材140は、その円筒内径
が上記円筒先端部5の外周に挿通かつ回転可能なように
設定されるとともに、その外周に多数の歯形状滑止めリ
ブが形成されてなる。また、キャップ部材140の先端
部には、内向きフランジ105が設けられており、この
内向きフランジ105が上記塗膜転写用ヘッドHの外向
きフランジ102に係合可能とされている(図15参
照)。内向きフランジ105の内周縁で形成される挿通
孔144はヘッドHを挿通するもので、その形状寸法
は、ヘッドHのヘッド本体35部分の外周輪郭に対応し
た円形状に形成されている。
【0079】また、円筒先端部5の外周、具体的にはキ
ャップ体4の円筒半割部4cの外周には、上記キャップ
部材40を係止固定する固定部141が設けられてい
る。この固定部141は、実施例1の位置決め部41と
同様、図13および図14に示すように、上記円筒先端
部5の軸方向へ直線的に延びる挿通案内溝141aと、
この挿通案内溝141aの一端から円筒先端部5の周方
向へ延びる抜止め案内溝141bとからなる。
【0080】この抜止め案内溝141bの形成位置は、
キャップ部材140の係合凸部146(図14(a))が抜
止め案内溝141b内に係合した状態において、図15
に示すように、キャップ部材140の内向きフランジ1
05が、塗膜転写用ヘッドHの外向きフランジ102を
軸方向内側へ押圧して、係合部100が円筒先端部5の
係合部101に密着状に係合するように設定されてい
る。
【0081】上記抜止め案内溝141bの終端には係合
部145(図14(b))が設けられており、この係合部1
45は、上記案内溝141a,141bよりも深い半球
状凹部の形態とされており、この係合凹部145に、上
記キャップ部材140の内周に設けられた半球状の係合
凸部146が係脱可能に係合するように構成されてい
る。これら両係合凹部145および係合凸部146の形
状寸法は、実施例1における係合凹部45および係合凸
部46とそれぞれ同一条件に設定されている。
【0082】しかして、以上のように構成された字消し
具1を使用するに際して、ヘッドHを適宜回転操作し
て、上記両係合部100,101同士の係合位置を調整
して、ヘッドHを所望の角度位置に位置決めした後、上
記キャップ部材140を円筒先端部5上に外嵌固定(キ
ャップ部材140の係合凸部146が抜止め案内溝14
1bの係合凹部145に弾発係止した状態)する。これ
により、上記ヘッドHの係合部が上記ケース2の円筒先
端部5に係合固定されて、塗膜転写用ヘッドHは上記所
望の角度位置に位置決め固定されることとなる。
【0083】なお、本実施例においては、上記両係合部
100,101が全周にわたって環状に形成されている
ため、塗膜転写用ヘッドHの角度調整範囲は、実施例1
の90°に比較してはるかに広く(実際には塗膜転写テ
ープTの捻転許容角度に制限されるが、理論的には36
0°)、この結果、前述した図11(a),(b) のような縦
引き使用や横引き使用はもちろんのこと、図12 (a),
(b) のような縦押し使用や横押し使用についても、実施
例1のようにケース2を天地逆転することなく把持する
ことができる。その他の構成および作用は実施例1と同
様である。
【0084】実施例3 本実施例は図16および図17に示し、実施例2におけ
る回転操作部R´の構成を若干改変したもので、キャッ
プ部材140と円筒先端部5との係止固定構造が螺合構
造とされている。
【0085】すなわち、円筒先端部5が図16のごとく
一体形成されるとともに、その外周に雄ねじ部241が
設けられる一方、キャップ部材40の内周面に上記雄ね
じ部241に螺合される雌ねじ部246が設けられてい
る。
【0086】しかして、上記両係合部100,101同
士の係合位置を調整して、ヘッドHを所望の角度位置に
位置決めした後、上記キャップ部材140を円筒先端部
5上に螺合固定することにより、上記両係合部100,
101が相互に係合固定されて、塗膜転写用ヘッドHは
上記所望の角度位置に位置決め固定されることとなる。
その他の構成および作用は実施例2と同様である。
【0087】実施例4 本実施例は図18および図19に示し、上記ヘッドHが
自由回転して、その角度位置がケース2に対して無段階
に調整される構成とされ、具体的には実施例1の回転操
作部Rの構造が若干変更されてなる。
【0088】すなわち、ケース2の円筒先端部5に取外
し可能に取り付けられるキャップ部材40は、ケース2
の組立固定部材としての機能のみを備えるものである。
キャップ部材40の嵌合部43に設けられる挿通穴34
4は、実施例2,3の挿通孔144と同様、上記ヘッド
Hが挿通可能とされるとともに、このヘッドHが自由回
転可能な円形状に形成されてなる。また、円筒先端部5
の外周に設けられた位置決め部41は、上記キャップ部
材40を係合固定するもので、実施例1における抜止め
案内溝41bの係合45a〜45eが省略されている。
【0089】しかして、以上のように構成された字消し
具1を使用するに際しては、ケース2の把持面2a,2
bを手指にて筆記具を持つ姿勢で把持した状態で、図1
1または図12に示すように、ヘッドHの先端加圧部3
5aを誤字等の修正すべき紙面上の被修正部分50の開
始端に当てて、そのままケース2を被修正部分50の終
端へ向けて移動させる。
【0090】この際、上記ヘッドHは力の作用方向に追
従して、その軸心まわりに自由回転し、その角度位置が
適宜調整されるため、塗膜転写テープTは、ヘッドHの
先端加圧部35aにより上記被修正部分50上に常時密
着状に押し付けられて、誤字等が確実に消されることと
なる。しかも、このようにヘッドHが力の作用方向に追
従して自由回転する構造であれば、文字配列等の直線的
な部分のみならず、図形線等の曲線的な部分についても
修正することが可能である。
【0091】なお、上述した実施例1〜実施例4はあく
までも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本
発明はこれに限定されることなく、その範囲内で種々設
計変更可能である。
【0092】例えば、塗膜転写テープTとして、フィル
ム状基材の片面に、剥離剤層を介して粘着剤層が形成さ
れた構造のものを使用することにより、粘着剤層のみが
紙面等に転写される糊付具として使用することも可能で
ある。
【0093】また、連動部12として、図6に示す構造
に替えて、図20(a) または図20(b) に示される構造
も採用することができる。
【0094】すなわち、図20(a) に示される連動部1
2は、巻取り回転部11および繰出し回転部10の一部
をそれぞれ構成する回転円板17,18と、摩擦ホイー
ル75とからなる。この摩擦ホイール75は、具体的に
はその外周部がシリコンゴム等の摩擦材で形成されてな
り、上記両回転円板17,18間のケース本体3内側面
に回転可能に設けられるとともに、その外周がこれら両
回転円板17,18の外周にそれぞれ摩擦係合されてい
る。
【0095】一方、図20(b) に示される連動部12
は、上記回転円板17と、上記回転円板18の下側に同
心状に設けられた回転伝達部80と、無端ベルト85と
からなる。この無端ベルト85は、具体的にはシリコン
ゴム等の軟質プラスチックで形成されてなり、上記両回
転円板17と回転伝達部80の外周に摩擦接触するよう
に巻き掛けられている。
【0096】さらに、図示例の連動部12はいずれも、
回転伝達機能と滑り機能を兼備する構造とされている
が、実開平5−13800号公報や特開平5−5809
7号公報に開示されるように、これら両機能をそれぞれ
別個独立して備える構造とすることも可能である。
【0097】また、図示例はすべて、巻取りリール7が
繰出リール6に連動する自動巻取式とされているが、本
発明は、別途に手動巻取りダイヤルが設けられて、上記
巻取りリール7が手動巻取式とされた塗膜転写具にも適
用することが可能である。
【0098】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
塗膜転写テープを被転写部上に加圧する塗膜転写用ヘッ
ドがその軸線まわりに角度調整可能とされているから、
使用者は、用途に応じてかつ自身の筆記具の持ち方に対
応して、ヘッドの角度調整を行うことができる。これに
より、筆記具の持ち方に使用者独特の癖があるか否かを
問わず、また縦引き使用および横引き使用を問わず、す
べての使用者がケース自体を筆記具感覚で把持して、ヘ
ッドの先端加圧部により塗膜転写テープを紙面等の上に
密着状に押し付けることができ、操作性に優れる。さら
に、上記ヘッドがその軸線まわりに自由回転可能とされ
ていることにより、ヘッドは力の作用方向に追従して自
由回転し、その角度が適宜調整されるので、塗膜転写テ
ープは、ヘッドの先端加圧部により被転写部上に常時密
着状に押し付けられる。しかも、このようにヘッドが力
の作用方向に追従して自由回転する構造であれば、文字
配列等の直線的な部分のみならず、図形線等の曲線的な
部分についても修正することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1である字消し具を分解して示
す斜視図である。
【図2】同字消し具を示す斜視図で、塗膜転写用ヘッド
が塗膜転写テープ交換位置ある状態を示している。
【図3】同じく塗膜転写用ヘッドが塗膜転写テープ交換
位置にある同字消し具の内部を一部断面で示す正面図で
ある。
【図4】同じく同字消し具を示す斜視図で、塗膜転写用
ヘッドが使用位置にある状態を示している。
【図5】同じく塗膜転写用ヘッドが使用位置にある同字
消し具の内部を一部断面で示す正面図である。
【図6】同字消し具のテープ駆動部の基本構成を示す概
略斜視図である。
【図7】同テープ駆動部の逆転防止機構を示す図で、図
7(a) は逆転防止機構の分解斜視図、図7(b) は逆転防
止機構の動作を説明するための拡大斜視図である。
【図8】同字消し具の塗膜転写用ヘッドと回転操作部を
一部切開して示す正面図で、塗膜転写用ヘッドが横引き
操作基本位置にある状態を示している。
【図9】同回転操作部の構造を示す斜視図で、図9(a)
は塗膜転写用ヘッドと回転操作部の関係を示し、図9
(b) は回転操作部の位置決め部を示している。
【図10】同回転操作部の操作要領を説明する斜視図
で、図10(a) はキャップ部材をケースの円筒先端部に
取り付け、または取り外す状態を示し、図10(b) はキ
ャップ部材を回転操作する状態を示している。
【図11】同字消し具の使用方法を説明する斜視図で、
図11(a) は縦引き使用する状態を示し、図11(b) は
横引き使用する状態を示している。
【図12】同じく同字消し具の使用方法を説明する斜視
図で、図12(a) は縦押し使用する状態を示し、図12
(b) は横押し使用する状態を示している。
【図13】本発明の実施例2である字消し具を分解して
示す斜視図である。
【図14】同字消し具の回転操作部の構造を示す斜視図
で、図14(a) はキャップ部材を取り外した状態の塗膜
転写用ヘッドとケースの円筒先端部を示し、図9(b) は
同円筒先端部を示している。
【図15】同回転操作部の構造を一部断面で示す拡大正
面図である。
【図16】本発明の実施例3である字消し具の回転操作
部の構造を、キャップ部材を取り外した状態で示す分解
斜視図である。
【図17】同回転操作部の構造を一部断面で示す拡大正
面図である。
【図18】本発明の実施例4である字消し具の回転操作
部の構造を、キャップ部材を取り外した状態で示す分解
斜視図である。
【図19】同回転操作部の構造を一部断面で示す拡大正
面図である。
【図20】テープ駆動部の変形例を示す図6に対応した
概略斜視図で、図20(a) は第1の変形例を示し、図2
0(b) は第2の変形例を示している。
【図21】従来の字消し具の内部構成を一部切開して示
す正面図である。
【図22】同じく他の従来の字消し具の内部構成を一部
切開して示す正面図である。
【符号の説明】 C テープカートリッジ D テープ駆動部 H 塗膜転写用ヘッド R,R´ 回転操作部 T 塗膜転写テープ X 縦引き操作基本位置 Y 横引き操作基本位置 1 字消し具 2 ケース 2a,2b ケースの把持面 3 ケース本体 4 キャップ体 5 円筒先端部 6 繰出リール 7 巻取リール 10 繰出し回転部 11 巻取り回転部 12 連動部(兼滑り手段) 15 繰出し回転部の回転軸部 16 巻取り回転部の回転軸部 17 繰出し回転部の回転円板 18 巻取り回転部の回転円板 21,22 ガイドピン 25 摩擦部材 30 逆転防止機構 35 ヘッド本体 35a 先端加圧部 40 キャップ部材 41 位置決め部 41a,141a 挿通案内溝 41b,141b 抜止め案内溝 44 キャップ部材の挿通穴 45a〜45e 係合凹部(係合部) 46 キャップ部材の係合凸部(係合部) 50 被修正部分(被転写部) 75 摩擦ホイール 85 無端ベルト 100 ヘッドの係合部 101 円筒先端部の係合部 140 キャップ部材 141 固定部 141a 挿通案内溝 141b 抜止め案内溝 144 挿通孔 145 係合凹部 146 係合凸部 241 雄ねじ部 246 雌ねじ部 344 挿通穴

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に、塗膜転写テープを巻装した
    繰出リールと使用後の塗膜転写テープを回収する巻取リ
    ールとが回転可能に設けられ、 上記ケースの先端部に、上記塗膜転写テープを被転写部
    上に加圧する塗膜転写用ヘッドが突設されるとともに、
    このヘッドの先端加圧部を経由して、上記繰出リールか
    ら繰り出された塗膜転写テープが上記巻取リールに巻回
    され、 上記ヘッドは、その軸心まわりに角度調整可能とされて
    いることを特徴とする塗膜転写具。
  2. 【請求項2】 上記ヘッドは、上記ケースの先端部内周
    にその軸心まわりに回転可能に取り付けられ、 上記ケースの先端部に、上記ヘッドを回転操作する回転
    操作部が設けられている請求項1に記載の塗膜転写具。
  3. 【請求項3】 上記回転操作部は、上記ケースの円筒先
    端部に、その軸心まわりに回転可能に外嵌されるキャッ
    プ部材と、上記円筒先端部外周に設けられて、上記キャ
    ップ部材の回転方向位置を弾発的にかつ複数段階に位置
    決め固定する位置決め部とを備えてなり、 上記キャップ部材は上記ヘッドが挿通される挿通穴を備
    え、 この挿通穴の形状寸法は、上記ヘッドが挿通された状態
    において、上記キャップ部材とヘッドが回転方向へ一体
    的に嵌合するように設定されている請求項2に記載の塗
    膜転写具。
  4. 【請求項4】 上記ヘッドは、上記ケースの先端部内周
    にその軸心まわりに回転可能に取り付けられるととも
    に、この先端部と回転方向へ係合する係合部を備え、 上記ケースの先端部外周に、キャップ部材が外嵌固定さ
    れた状態において、上記ヘッドの係合部が上記ケースの
    先端部に係合固定される請求項1に記載の塗膜転写具。
  5. 【請求項5】 上記ヘッドは、少なくとも、その先端加
    圧部が上記塗膜転写テープを上記繰出リールと巻取リー
    ルの巻回姿勢のまま案内する角度と、上記塗膜転写テー
    プを上記ケースの把持面に対しほぼ正対させて案内する
    角度との間で複数段階に角度調整可能とされている請求
    項3または4に記載の塗膜転写具。
  6. 【請求項6】 上記ヘッドは、上記ケースの先端部内周
    にその軸心まわりに回転可能に取り付けられて、少なく
    とも、その先端加圧部が上記塗膜転写テープを上記繰出
    リールと巻取リールの巻回姿勢のまま案内する角度と、
    上記塗膜転写テープを上記ケースの把持面に対しほぼ正
    対させて案内する角度との間で自由回転可能とされてい
    る請求項1に記載の塗膜転写具。
  7. 【請求項7】 上記ケースは、上記繰出リールと巻取リ
    ールを内装し得る輪郭形状寸法と幅寸法を備える偏平な
    箱状とされ、その扁平表裏面が上記把持面とされている
    請求項5または6に記載の塗膜転写具。
  8. 【請求項8】 上記ケース内に、上記繰出リールが取外
    し可能に取り付けられる繰出し回転部と、上記巻取リー
    ルが取外し可能に取り付けられる巻取り回転部とがそれ
    ぞれ回転可能に装着され、 これら両回転部が連動部により相互に連係されて、上記
    巻取り回転部が上記繰出し回転部に従動する自動巻取式
    とされている請求項1に記載の塗膜転写具。
  9. 【請求項9】 上記連動部は、上記繰出リールと巻取リ
    ールにおける塗膜転写テープの繰出速度と巻取速度を同
    期させる滑り手段としての機能を兼備している請求項8
    に記載の塗膜転写具。
  10. 【請求項10】 上記連動部は、上記繰出し回転部およ
    び巻取り回転部の一方の外周に装着された摩擦部材を備
    え、この摩擦部材が他方の外周に摩擦係合されている請
    求項9に記載の塗膜転写具。
  11. 【請求項11】 上記連動部は、上記ケース内に回転可
    能に設けられた摩擦ホイールを備え、この摩擦ホイール
    の外周が、上記繰出し回転部と巻取り回転部の外周にそ
    れぞれ摩擦係合されている請求項9に記載の塗膜転写
    具。
  12. 【請求項12】 上記連動部は無端ベルトを備え、この
    無端ベルトが、上記繰出し回転部と巻取り回転部の双方
    の外周にそれぞれ摩擦接触するように巻き掛けられてい
    る請求項9に記載の塗膜転写具。
  13. 【請求項13】 上記繰出リールおよび巻取リールの逆
    回転を防止する逆転防止機構を備え、 この逆転防止機構は、上記ケース本体の内側面に環状に
    設けられた複数個の逆転防止爪と、上記繰出し回転部ま
    たは巻取り回転部に設けられて、この逆転防止爪に係脱
    可能に係合する係止爪とからなる請求項8に記載の塗膜
    転写具。
  14. 【請求項14】 上記塗膜転写テープは、プラスチッ
    ク、紙等のフィルム状基材の片面に剥離剤層が形成さ
    れ、その上に白色の修正塗料層が形成され、さらにその
    上に感圧接着剤層が施されてなる請求項1に記載の塗膜
    転写具。
  15. 【請求項15】 上記塗膜転写テープは、プラスチッ
    ク、紙等のフィルム状基材の片面に、剥離剤層を介して
    粘着剤層が形成されてなる請求項1に記載の塗膜転写
    具。
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