JP2001018587A - 塗膜転写用ヘッド装置および塗膜転写具 - Google Patents

塗膜転写用ヘッド装置および塗膜転写具

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JP2001018587A JP11192409A JP19240999A JP2001018587A JP 2001018587 A JP2001018587 A JP 2001018587A JP 11192409 A JP11192409 A JP 11192409A JP 19240999 A JP19240999 A JP 19240999A JP 2001018587 A JP2001018587 A JP 2001018587A
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film transfer
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tape
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Shigeru Tamai
繁 玉井
Kakuhei Koyama
格平 小山
Masatoshi Shintani
全利 新谷
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SEED RUBBER KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗膜転写用ヘッドについて使用者の筆記具の
持ち方に対応したテープ加圧転写姿勢をとり、しかもそ
のテープ加圧転写姿勢を直接的にかつ視覚的に確認する
ことができる塗膜転写用ヘッド装置を提供する。 【解決手段】 塗膜転写テープTを加圧転写するヘッド
本体60と、ヘッド本体60をその軸心まわりに回転可
能に軸支するヘッド保持部61と、ヘッド本体60の回
転方向位置を位置決め操作する回転操作部62とを備え
てなり、この回転操作部62は、ヘッド本体60のテー
プ加圧転写姿勢を示すヘッド姿勢表示部としても機能す
る。これにより、使用者は、テープ加圧転写姿勢を直接
的にかつ視覚的に確認することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗膜転写用ヘッド
装置および塗膜転写具に関し、さらに詳細には、塗膜転
写テープ上の修正塗料層、マーカ塗料層、粘着材層等の
塗膜を紙面等に転写するための塗膜転写具の先端部分に
配設されて、塗膜転写テープを被転写部上に加圧する塗
膜転写用ヘッド技術に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の塗膜転写具の構成の一例とし
て、例えば特開平5−58097号および実開平5−1
3800号公報に開示されるものがある。
【0003】これらの塗膜転写具はいずれも、主として
誤字等を修正するための字消し具として使用されるもの
であって、図24(a) および(b) にそれぞれ示すよう
に、片手による手持ち操作可能なケースa内に、塗膜転
写テープbを巻装した繰出リールcと使用後の塗膜転写
テープb′を回収する巻取リールdとが回転可能に設け
られるとともに、上記ケースaの先端部に、塗膜転写テ
ープbを被転写部(紙面上の被修正部分)e上に加圧す
る塗膜転写用ヘッドfが突設されてなる。また、上記両
リールc,dは、連動部gにより相互に連動可能に連係
された自動巻取り式とされている。この連動部gは、上
記両リールc,dの外周部に設けられた歯車h,iが互
いに噛合されてなる。
【0004】上記ケースaは、上記繰出リールcと巻取
リールdを内装し得る輪郭形状寸法と幅寸法を備える偏
平な箱状とされており、その扁平表裏面つまり図24
(a),(b) の紙面に対しての表裏面が、手持ち操作時にお
ける把持面とされている。
【0005】また、図24(a) の塗膜転写具において
は、上記ヘッドfの先端加圧部jが、塗膜転写テープb
を上記繰出リールcと巻取リールdの巻回姿勢のまま案
内するように構成されて、例えば和文のような縦書き文
章の一部を修正する場合に適した、いわゆる縦引き使用
が可能な構造とされている。一方、図24(b) の塗膜転
写具においては、上記ヘッドfの先端加圧部jが、塗膜
転写テープbをケースaの把持面に対しほぼ正対させて
案内するように構成されていて、例えば欧文のような横
書き文章の一部を修正する場合に適した、いわゆる横引
き使用が可能な構造とされている。
【0006】そして、これら塗膜転写具により誤字等を
修正するには、ケースaの把持面を手指にて把持して、
図示のごとく、ヘッドfの先端加圧部jにより塗膜転写
テープbを被修正部分e上に密着状に押し付けながら、
ケースaをそれぞれ所定方向(図24(a) の矢符方向、
図24(b) の紙面に対し垂直方向)へ移動させる。これ
により、上記ヘッドfの先端加圧部jにおける塗膜転写
テープbの修正塗料層は、上記被修正部分eに塗着され
て文字等が消されるとともに、使用後の塗膜転写テープ
b′が巻取リールdに自動的に巻取り回収される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
いずれの構造も、縦引き使用または横引き使用のいずれ
か一方については筆記具感覚での使用が可能である反
面、他方の使用には非常に無理な姿勢をとらなければな
らなかった。
【0008】しかも、筆記具の持ち方にも使用者によっ
ては独特の癖があり、上記のような理想的で画一的な筆
記具姿勢を想定した構造では、筆記具感覚での使用をす
べての使用者に対して実現することができなかった。
【0009】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、塗膜転写
用ヘッドについて使用者の筆記具の持ち方に対応したテ
ープ加圧転写姿勢をとることにより、筆記具感覚での使
用が可能であり、しかも、このときのテープ加圧転写姿
勢を直接的にかつ視覚的に確認することができる塗膜転
写用ヘッド装置を提供することにある。
【0010】また、本発明の他の目的とするところは、
このような塗膜転写用ヘッド装置を備えた塗膜転写具を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の塗膜転写用ヘッドは、塗膜転写テープを加
圧転写するヘッド本体と、このヘッド本体をその軸心ま
わりに回転可能に軸支するヘッド保持部と、上記ヘッド
本体の回転方向位置を位置決め操作する回転操作部とを
備えてなり、この回転操作部は、上記ヘッド本体のテー
プ加圧転写姿勢を示すヘッド姿勢表示部を兼務する構成
とされていることを特徴とする。
【0012】好適な実施態様として、上記回転操作部
は、上記ヘッド本体のテープ加圧転写姿勢と関連付けて
設けられた操作レバーを備えてなり、この操作レバー
は、塗膜転写具のケースに貫設されたスリット状の操作
案内部を介して、上記ケースの外部に突出状に臨んでい
る。また、上記スリット状の操作案内部は、上記操作レ
バーの回転方向操作範囲を規制して、上記ヘッド本体の
テープ加圧転写姿勢を制御する構造とされている。
【0013】また、本発明の第一の塗膜転写具は、片手
による手持ち操作可能なケース内に、塗膜転写テープを
巻装した回転可能な繰出リールと、使用後の塗膜転写テ
ープを回収する回転可能な巻取リールとが設けられてな
るテープカートリッジを取外し可能に備えて、塗膜転写
テープの交換が可能なリフィルタイプの塗膜転写具であ
って、前記テープカートリッジの先端部に、上記塗膜転
写用ヘッド装置が設けられていることを特徴とする。
【0014】また、本発明の第二の塗膜転写具は、片手
による手持ち操作可能なケース内に、塗膜転写テープを
巻装した繰出リールと使用後の塗膜転写テープを回収す
る巻取リールとが装着されてなる使い切りタイプの塗膜
転写具であって、前記ケースの先端部に、請求項1から
10のいずれか一つに記載の塗膜転写用ヘッド装置が設
けられていることを特徴とする。
【0015】また、上記支持本体に、少なくとも、塗膜
転写テープを巻装した回転可能な繰出リールと、使用後
の塗膜転写テープを回収する回転可能な巻取リールとが
設けられてなるから、その交換作業はワンタッチで行う
ことができる。
【0016】本発明の塗膜転写用ヘッド装置において
は、塗膜転写テープを加圧転写するヘッド本体が、ヘッ
ド保持部の作用により、その軸心まわりに回転可能であ
り、使用者の筆記具の持ち方に対応して筆記具感覚での
使用を可能とする。
【0017】すなわち、上記ヘッド本体は、回転操作部
を操作することにより、その回転方向位置を所定の範囲
内で適宜選択して設定することができるので、用途に応
じたあるいは使用者の持ち方に対応した最適なテープ加
圧転写姿勢をとることができる。これには、本発明の塗
膜転写具が、ヘッド基本構成として右利きの人に対応し
た構造を備えている場合に、左利きの人が自己の持ち方
に対応して、しかも右利きの人と何ら遜色なく、ヘッド
の姿勢を最適な状態に保つことができることも含み得
る。
【0018】また、上記回転操作部は、ヘッド本体のテ
ープ加圧転写姿勢を示すヘッド姿勢表示部としても機能
するので、使用者は、上記テープ加圧転写姿勢を直接的
にかつ視覚的に確認することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づいて説明する。
【0020】実施形態1 本発明に係る塗膜転写具を図1ないし図15に示し、こ
の塗膜転写具1は具体的には誤字等を修正するための字
消し具として使用されるものであって、消耗品としての
塗膜転写テープTが交換可能なカートリッジ式つまりリ
フィル式の構造を備えてなる。
【0021】塗膜転写具1は、図1に示すような外観形
状を呈するケース2に、図3および図4に示すように、
塗膜転写用ヘッドHを備えるテープカートリッジCとテ
ープ連動部(連動機構)Dが装着されてなるとともに、
上記テープカートリッジCに、繰出リール3および巻取
リール4がそれぞれ軸支されている。以下、各構成部ご
とに説明する。
【0022】I.ケース2:ケース2は、図示のごと
く、テープカートリッジCとテープ連動部Dを内装し得
る正面輪郭形状寸法と幅寸法を備える偏平な箱状とさ
れ、後述するように、その対向する一対の扁平な表裏面
2a,2bが手持ち操作時の基準的な把持面とされてい
る。
【0023】このケース2は射出成形等により一体成形
されたプラスチック製のもので、ケース本体5とキャッ
プ体6が分離開閉可能とされ、ケース本体5に上記テー
プカートリッジCおよびテープ連動部(連動機構)Dが
装着される構造とされている。
【0024】ケース本体5およびキャップ体6は、図3
および図5に示すように、キャップ体6の開口内周縁6
aが、ケース本体5の開口内周縁にほぼ全周にわたって
設けられた嵌合フランジ5aに嵌合するように構成され
ている。また、ケース本体5およびキャップ体6の開口
部の一側に、互いに分離可能に係合する係合部7a,7
bと、反対側に、締付キャップ8により共締めされる係
合部9a,9bが設けられている。
【0025】また、これらケース本体5とキャップ体6
の先端部には、塗膜転写用ヘッドHを内外に挿通するヘ
ッド挿通部10を形成する挿通溝10a,10bがそれ
ぞれ切欠き形成されるとともに、上記ケース本体5の内
側面に、テープカートリッジCの繰出リール3および巻
取リール4を回転支持する中空状の回転支軸11,12
が一体的に設けられている。
【0026】そして、ケース本体5に対してキャップ体
6を相互に位置決めしながら組み合わせて閉止すること
により、キャップ体6の開口内周縁6aがケース本体5
の嵌合フランジ5aに嵌合し、かつ係合部7a,7bお
よび係合部9a,9bがそれぞれ係合する。この後、締
付キャップ8を上記係合部9a,9bにスライドさせて
被せることにより、両者9a,9bが共締めされて、ケ
ース2が閉止形成される。
【0027】一方、これと全く逆の操作により、ケース
2がケース本体5とキャップ体6に分離して開放状態に
される。また、このケース2の閉止形成時において、そ
の先端部に円形状のヘッド挿通部10が開口形成され、
このヘッド挿通部10を介して、塗膜転写用ヘッドHが
ケース2の先端部から外部へ突出して配置される。
【0028】また、キャップ体6には、塗膜転写テープ
Tの残量を確認するための残量確認窓13と後述する巻
戻しボタン101用の開口14が連続開口されている。
【0029】II.テープカートリッジC:テープカート
リッジCは消耗品として交換可能な構成部品であって、
その具体的構成が図2〜図11に示されている。
【0030】このテープカートリッジCは、支持本体1
5に、塗膜転写テープTを巻装した繰出リール3と使用
後の塗膜転写テープT′を回収する回転可能な巻取リー
ル4とが回転可能に装着されるとともに、塗膜転写テー
プTを被転写部上に加圧する塗膜転写用ヘッドHがその
ヘッド軸心まわりに回転可能に装着されてなる。テープ
カートリッジCは、図2〜図5に示すように、上記ケー
ス本体5に取外し可能に装着される。
【0031】支持本体15は、具体的には、上記両リー
ル3、4を収納するカートリッジケースの形態とされた
合成樹脂製のものであって、支持基板20、保護壁21
および保護板22とを備えている。このうち支持基板2
0と保護壁21は、射出成形等により一体成形されてな
る一体物であり、支持本体15の主要部を構成してい
る。
【0032】支持基板20は、上記両リール3,4を回
転可能に軸支するもので、その形状寸法は、上記両リー
ル3,4の保持機能を備える範囲内において、できる限
り薄くかつコンパクトになるように設定されている。
【0033】具体的には、支持基板20は、ケース2の
内側面輪郭に対応した外形輪郭を有する平板状の骨組構
造を備えてなる。
【0034】支持基板20における骨組構造は、支持基
板20の外形輪郭を形成する外形輪郭骨組部材20a
と、上記両リール3,4を回転支持する軸受部25,2
6を形成する一対の軸受骨組部材20b,20bと、こ
れら外形輪郭骨組部材20aと軸受骨組部材20b,2
0bを接続する複数の接続骨組部材20c,20c,…
とが平板状に骨組接続された構成を有する。
【0035】上記外形輪郭骨組部材20aは、上述した
ように、ケース2の内側面輪郭に対応した外形輪郭を形
成するとともに、後述する保護壁21との接続部を構成
している。上記軸受骨組部材20b,20bは、図示の
ごとく、その一部が開放された平面円弧形状の軸受部2
5、26を形成している。また、上記接続骨組部材20
cは、上記一対の軸受部25、26を中心として放射方
向へ延びて形成されている。
【0036】このような骨組配置構造が採用されること
によって、所期の保持強度を保持しつつ可及的に使用材
料の少ない軽量コンパクト構造が実現している。とりわ
け、接続骨組部材20c,20c,…を放射状に配設す
ることによって、支持基板20全体にわたって均一な強
度が確保された軽量コンパクト構造を可能としている。
【0037】上記両軸受部25、26は、上記両リール
3,4の回転軸31,32の上側端部、つまりケース本
体5の回転支軸11,12に軸支される側と反対側の端
部31a,32aを回転可能に軸支する構造とされてい
る。
【0038】この軸受部25、26における両リール
3,4の具体的な回転支持構造は、リール3,4の回転
軸31,32の上側端部31a,32aに係合部35,
36が設けられ、これら係合部35,36が上記軸受部
25,26の内径支持部に回転可能に係合支持されてな
る。
【0039】図示の実施形態においては、上記軸受部2
5,26は、図6に示すように、互いに反対を向いた外
向き開放部を備えてなる軸受の形態とされている。この
軸受部25,26の平面形状は製造現場における組付け
容易性を考慮して設計されている。
【0040】つまり、軸受部25,26は、上記係合部
35,36の外径寸法に対応した内径を有する円形部2
5a,26aと、この円形部25a,26aから外方に
向けてテーパ状に拡がる取付挿入部25b,26bとか
ら形成されている。
【0041】また、上記軸受部21,22の円形部25
a,26aは、それぞれケース本体5の回転支軸11,
12に対応して配置されている。これにより、上記両リ
ール3、4の支持基板20上での配置は、図4および図
5に示すように、その回転軸31,32が上記回転支軸
11,12に対してそれぞれ同軸状に位置するように設
定されている。
【0042】一方、繰出リール3の回転軸31の係合部
35は、全周にわたって形成された環状係合溝の形態と
され、また、巻取リール4の回転軸32の係合部36
は、周方向へ等間隔をもって形成された複数(図示の場
合は3つ)係合爪36a,36a,36aからなる。
【0043】そして、上記両リール3,4は、その回転
軸31,32の係合部35,36を、上記取付挿入部2
5b,26bから円形部25a,26aへ強制的に押圧
挿入することにより、取付挿入部25b,26bと円形
部25a,26aの境界部分が弾性的に拡がった後に再
び弾性復帰して、係合部35,36が円形部25a,2
6aに回転摺動可能に係合支持され、両リール3,4は
それぞれ所定位置に位置決め支持されることになる。
【0044】支持基板20と一体形成された保護壁21
は、支持基板20の外周縁、つまり外形輪郭骨組部材2
0aから起立状(または下向き垂下状)に設けられて、
支持基板20と協働して、両リール3,4の下側つまり
ケース本体5への装着側を除く3方を囲繞収納するカー
トリッジケースを形成している。
【0045】この保護壁21は、上記支持基板20の外
形輪郭形状に沿って、上記両リール3、4の外周を取り
囲むように湾曲形成されており、両リール3、4の外周
を囲繞保護するとともに、上記支持基板20の強度を補
強している。これにより、テープカートリッジC組立
時、取扱い時および使用時において、塗膜転写テープT
が繰出リール3から不用意にバラけて外れるのが防止さ
れるとともに、テープカートリッジC取扱い時におい
て、塗膜転写テープTの最外径表面の塗膜層が被覆保護
される。
【0046】したがって、保護壁21と上記両リール
3、4との形状寸法関係は、これらの目的が達成される
とともに、両リール3,4自体の軸受部25、26から
の外れを有効に防止するように設定される。
【0047】また、上記保護壁21は、支持本体15を
ケース本体5に位置決めする位置決め手段としても機能
する。この目的のため、保護壁21の外周面21aに、
ケース2の内周面に設けられた位置決め係合部37,3
7,…と係合する係合部38,38,…が設けられてい
る。これらの位置決め係合部37と係合部38との係合
関係は、上下方向へ係脱可能で、横方向つまり水平方向
の位置決めがなされる構造とされている。
【0048】そして、テープカートリッジCがケース本
体5内に装着された状態において、上記係合部37,3
8、37,38、…の位置決め係合により、保護壁21
を介して、上記両リール3,4が、本体ケース5の回転
支軸11,12と支持基板20により両持状に回転支持
される。
【0049】また、保護板22は、支持基板20に回転
支持された巻取リール4の反対側面を被覆保護するもの
で、上記保護壁21の開放側端縁部に設けられている。
この保護板22は、支持基板20と平行する平板状の骨
組構造を備えてなり、その具体的構造は、支持基板20
と同様、所期の保持強度を保持しつつ可及的に使用材料
の少ない軽量コンパクト化が実現するように構成されて
いる。
【0050】つまり、保護板22は、図6に示すよう
に、保護壁21に対応した平面円弧形状を有する外径輪
郭骨組部材22a、上記巻取リール4の下面に対応した
径寸法を有する内径輪郭骨組部材22b、およびこれら
両者22a、22bを接続する放射状の接続骨組部材2
2c,22c,…が骨組接続されてなる。
【0051】また、上記保護板22の内径輪郭骨組部材
22bの内側面つまり上側面には、巻取リール4の下側
面を摺動回転可能に支持する支持部39,39,…が環
状に設けられている。これに対応して、図示しないが、
巻取リール4の下側面に、支持部39,39,…が摺動
回転可能に係合する環状溝を同心状に設けても良い。
【0052】繰出リール3は、未使用の塗膜転写テープ
Tが巻装されてなる中空円筒状のテープコア40を備え
るとともに、このテープコア40に連動するクラッチ機
構50およびテープ連動部Dの繰出回転歯車45を装備
してなる。この繰出リール3の具体的な組付構造につい
ては、クラッチ機構50との関連で後述する。
【0053】巻取リール4は、使用済みの塗膜転写テー
プT´を巻取り回収するもので、中空円筒状のテープコ
ア41の外周部に上記塗膜転写テープTの先端部分が接
続されている。
【0054】テープコア41は巻取リール4の回転軸3
2の一部を兼備し、その軸方向上端部が前述した上側端
部32aと同軸状に一体形成されて、この上側端部32
aが上記支持基板20に回転可能に軸支されている。一
方、テープコア41(32)の中央には、セレーション
またはスプライン等の歯形係合部を有する装着穴41a
が設けられ、後述するテープ連動部Dの巻取回転歯車4
6の回転軸部46aと着脱可能にかつ回転方向へ一体係
合する。
【0055】塗膜転写テープTとしては、例えば、ポリ
エステルやアセテート等のプラスチック製テープ、ある
いは紙製テープなどからなるフィルム状基材(厚さ25
〜38μm程度)の片面に、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合樹脂、低分子ポリエチレン等の剥離剤層が形成さ
れ、その上に白色の修正塗料層が形成され、さらにその
上に加圧接着性を有するポリウレタン等の粘着剤(感圧
接着剤)層が施されてなる構造(具体的構造は図示省
略)のものが用いられている。上記修正塗料層は、転写
後直ちにその上から筆記が可能ないわゆるドライタイプ
のものが採用されている。
【0056】塗膜転写用ヘッドHは、塗膜転写テープT
を紙面上の誤字等の被修正部分(被転写部)上に加圧す
るもので、塗膜転写テープTを案内する機能と加圧する
機能を兼備する。塗膜転写用ヘッドHは、上記支持本体
15に設けられており、その基端支持部が支持本体15
にヘッド軸心まわりに回転可能に保持されている。具体
的には、塗膜転写用ヘッドHは、ヘッド本体60、ヘッ
ド保持部61および回転操作部62を備えてなる。
【0057】ヘッド本体60は、塗膜転写テープTを加
圧転写するもので、具体的には、ある程度の弾性を有す
る矩形の板状体とされるとともに、その基端側部位に被
軸受部65が一体形成されている。
【0058】図示の実施形態のヘッド本体60は、塗膜
転写テープTよりも若干幅広の薄板状とされるととも
に、先端に向けて次第に薄くなるようなテーパ形状断面
を有してなり、その平坦な両側面がテープ走行面を形成
するとともに、その先端63が塗膜転写テープTを加圧
する先端加圧部とされている。また、このヘッド本体6
0の両側縁には、塗膜転写テープTの走行を案内するガ
イドフランジ64,64が形成されている。
【0059】ヘッド保持部61は、上記ヘッド本体60
をその軸心まわりに回転可能に軸支するもので、上記被
軸受部65と、装置本体側である支持本体15に設けら
れた軸受部66とを備えてなる。
【0060】被軸受部65は、図6ないし図8に示すよ
うに、ヘッド本体60と同心状にかつ一体的に設けられ
た円筒状のもので、具体的には、その一部にヘッド本体
60への塗膜転写テープTのセッティング開口65aを
有する断面円弧形状に形成されている。
【0061】軸受部66は、支持本体15の先端部にお
いて、保護壁21の外周面に支持部67を介して一体的
に設けられている。この軸受部66は、図6ないし図8
に示すように、上記被軸受部65の外周面に対応した内
周面を有する筒状のもので、被軸受部65と同様、その
一部にヘッド本体60への塗膜転写テープTのセッティ
ング開口66aを有する断面円弧形状に形成されてい
る。そして、この軸受部66に被軸受部65が摺動回転
可能に軸支されて、ヘッド本体60は、後述する所定の
回転角度範囲内において、その軸心まわりに自由回転可
能とされている。
【0062】回転操作部62は、ヘッド本体60の回転
方向位置を位置決め操作するもので、また、ヘッド本体
60のテープ加圧転写姿勢を示すヘッド姿勢表示部を兼
務する構成とされている。
【0063】回転操作部62は、円柱棒の形態とされる
とともに、その先端に操作つまみ70aを有する操作レ
バー70を主要部として備える。この操作レバー70
は、被軸受部65の先端近傍位置に一体形成されるとと
もに、被軸受部65の軸心を中心として径方向外方へ直
線状に延びて設けられている。これに関連して、軸受部
66の軸方向対応箇所には、スリット状の挿通部71が
設けられるとともに、同じくケース2の対応箇所には、
スリット状の操作案内部72が開設されている。
【0064】そして、操作レバー70は、これら挿通部
71および操作案内部72を介して、ケース2の外部に
突出状に臨んでいる。この場合、軸受部66の挿通部7
1は、ヘッド本体60の軸方向への抜け止め部として機
能している。
【0065】また、上記操作レバー70のヘッド本体1
5に対する回転方向配設位置は、ヘッド本体15のテー
プ加圧転写姿勢と関連付けて設定されるとともに、上記
挿通部71と操作案内部72は、操作レバー70のヘッ
ド本体15回転方向ヘの移動を許容すべく、周方向へ延
びて設けられている。特に、ケース2の操作案内部72
は、操作レバー70の回転方向操作範囲を規制して、ヘ
ッド本体60のテープ加圧転写姿勢を制御する構造とさ
れている。
【0066】次に、操作レバー70とヘッド本体15の
テープ加圧転写姿勢との関連付けについて、操作案内部
72との関係で説明する(図7、図8、図12〜図15
を参照)。
【0067】操作案内部72の回転方向操作範囲規制部
としての構成は、具体的には、図7を参照して、以下の
ように設定されている。
【0068】(a) 操作レバー70が操作案内部72の一
方端72aに当接係合した状態つまり垂直下向き位置
(図8(a) に示す第1の規制位置A)にあるとき、塗膜
転写用ヘッドHのヘッド本体60は、その先端加圧部6
3が塗膜転写テープTをケース2の把持面2a,2bに
対しほぼ正対させて、つまり、塗膜転写テープTの表裏
面が上記把持面2a,2bとほぼ同一方向に向く(平行
する)ように、案内する角度位置にある。
【0069】この場合、繰出リール3から繰り出される
未使用の塗膜転写テープTは、上記ヘッド本体60の下
側にあり、右利きの人が、例えば欧文の一部を修正する
場合等に適した横引き使用ができる状態にある(図12
参照)。
【0070】(b) 操作レバー70が操作案内部72の両
端72a,72bの中間位置にある状態つまり水平位置
(図8(b) に示す第2の規制位置B)にあるとき、塗膜
転写用ヘッドHのヘッド本体60は、その先端加圧部6
3が塗膜転写テープTを繰出リール3と巻取リール4の
巻回姿勢のまま、つまり、塗膜転写テープTの表裏面が
上記把持面2a,2bとほぼ垂直な方向に向く(直交す
る)ように、案内する角度位置にある。
【0071】この場合、繰出リール3から繰り出される
未使用の塗膜転写テープTは、上記ヘッド本体60の左
側にあり、例えば和文の一部を修正する場合等に適した
縦引き使用ができる状態にある(図13参照)。
【0072】(c) 操作レバー70が操作案内部72の他
方端72bに当接係合した状態つまり垂直上向き位置
(図8(c) に示す第3の規制位置C)にあるとき、塗膜
転写用ヘッドHのヘッド本体60は、上記(a)の場合
と天地逆の状態で、その先端加圧部63が塗膜転写テー
プTをケース2の把持面2a,2bに対しほぼ正対させ
て、案内する角度位置にある。
【0073】この場合、繰出リール3から繰り出される
未使用の塗膜転写テープTは、上記ヘッド本体60の上
側にあり、右利きの人が、例えば欧文の一部を修正する
場合等に適した横押し使用ができる状態(図14参
照)、あるいは左利きの人が、例えば欧文の一部を修正
する場合等に適した横引き使用ができる状態(図15参
照)。
【0074】回転操作部62は、ヘッド本体60の回転
方向位置を位置決め操作するもので、また、ヘッド本体
60のテープ加圧転写姿勢を示すヘッド姿勢表示部を兼
務する構成とされている。
【0075】また、以上から明らかなように、操作レバ
ー70の向きが未使用の塗膜転写テープTの対面方向を
直接的にかつ視覚的に表示しており(ヘッド姿勢表示部
としての機能)、使用者は、この操作レバー70の向き
を頼りにして、ヘッド本体60のテープ加圧転写姿勢を
確認することができる。
【0076】なお、操作案内部72の回転方向操作範囲
(図示の場合は最大ほぼ180°)、は、操作レバー7
0とヘッド本体15のテープ加圧転写姿勢との関連付け
を考慮して、小さな角度範囲から大きな角度範囲まで所
望の値に種々設定可能である。
【0077】繰出リール3から繰り出される塗膜転写テ
ープTは、上記塗膜転写用ヘッドHの片側テープ走行面
に沿って先端加圧部63へ案内された後、この先端加圧
部63を経由して反転され、さらに反対側テープ走行面
に沿って案内されて、巻取リール4に巻回される。
【0078】この場合、上述したように、塗膜転写用ヘ
ッドHの先端加圧部63は、ヘッド側面のテープ走行面
と協働して、前述したように、塗膜転写テープTを種々
の走行姿勢で案内する。
【0079】また、上記塗膜転写用ヘッドHと上記両リ
ール3,4との配置構成に関連して、支持本体15にお
ける両リール3,4と塗膜転写用ヘッドHとの間には、
一対のガイドピン80,81が設けられており、これら
ガイドピン80,81は、塗膜転写テープTの走行姿勢
を変換するテープ姿勢変換手段として機能する。
【0080】一方のガイドピン80は、上記繰出リール
3から繰り出される塗膜転写テープTを姿勢変換して塗
膜転写用ヘッドHへ案内するためのもので、繰出リール
3と塗膜転写用ヘッドHとの間の支持本体15の適所に
起立状にかつ一体的に設けられている。他方のガイドピ
ン81は、塗膜転写用ヘッドHからの使用済みの塗膜転
写テープT´を姿勢変換して巻取リール4に案内するた
めのもので、塗膜転写用ヘッドHと巻取リール4との間
の支持本体15の適所に起立状にかつ一体的に設けられ
ている。
【0081】このように両ガイドピン80,81が支持
本体15に設けられた構造においては、テープTのセッ
ティングがすべて製品段階で完了しており、一般の需要
者にあっては、単にテープカートリッジCの交換を行う
だけで良いという利点がある。
【0082】さらに、巻取り側のガイドピン81には、
ガイドローラ(図示省略)が自由回転可能に軸支されて
いる。このような構造とされることにより、塗膜転写テ
ープT´の円滑かつ整列した巻取り案内が助長されると
ともに、たとえ転写不良による塗膜の付け残しが塗膜転
写テープT´にある場合でも、この塗膜転写テープT´
がガイドピン81に巻き込まれてしまうという不都合を
確実に防止し得る。なお、繰出し側のガイドピン80に
も、同様のガイドローラが取り付けられても良い。
【0083】III.テープ連動部D:テープ連動部(連動
機構)Dは、上記繰出リール3と巻取リール4とを相互
に連動するもので、具体的には、繰出リール3の側に設
けられた繰出回転歯車45(連動歯車)と巻取リール4
の側に設けられた巻取回転歯車(連動歯車)46とから
構成されている。
【0084】繰出回転歯車45は、繰出リール3に設け
られたクラッチ機構50の回転駆動部91と一体形成さ
れて、回転駆動部91が繰出回転歯車45の回転軸部を
兼務している。この回転駆動部91は中空円筒状とされ
て、ケース本体5の回転支軸11に取外し可能にかつ自
由回転可能に軸支される構造とされている。この場合、
上記回転駆動部91の軸方向下端面は、図2に示すよう
に、ケース本体5の内側面に摺動可能に支持される。9
2はケース本体5の内側面に設けられた環状リブを示し
ており、この環状リブ92は、上記回転支軸11と同心
状でかつ繰出回転歯車45の外周部分に対応して配置さ
れて、繰出回転歯車45の下面を摺動可能に支持して、
繰出回転歯車45の過度の歪み等を防止する。
【0085】上記回転軸部91の外周には、繰出リール
3のテープコア40が同軸状にかつ回転可能に支持され
るとともに、このテープコア40と繰出回転歯車45
は、後述するクラッチ機構50の摩擦係合部材である係
合突起100,100,…により摩擦係合されている。
【0086】巻取回転歯車46は、巻取リール4を軸支
するケース本体5の回転支軸12に自由回転可能に軸支
されるとともに、上記支持本体15に繰出リール3と共
にユニット化された繰出回転歯車45と噛合可能とされ
ている。なお、上記回転支軸12の先端には、巻取回転
歯車46の抜けを防止するための抜止め部12aが設け
られている。
【0087】また、ケース本体5の内側面には、環状リ
ブ93が回転支軸12と同心状でかつ巻取回転歯車46
に対応して設けられており、巻取回転歯車46がこの環
状リブ93に摺動回転可能に支持されている。
【0088】上記巻取回転歯車46は、上記繰出回転歯
車45と所定の歯車比をもって噛合されており、これに
より、巻取回転歯車46は常に一定の回転比をもって上
記繰出回転歯車45に連動して回転される。なお、この
回転比つまり上記両歯車45,46の歯車比は、後述す
る繰出リール3と巻取リール4における塗膜転写テープ
Tの巻取径を考慮して、塗膜転写テープTの繰出しおよ
び巻取りが円滑に行われるように適宜設定される。
【0089】また、これに関連して、図3〜図6に示す
ように、支持本体15と巻取リール4のテープコア41
とには、上記両リール3,4の逆回転を防止する逆転防
止機構95が設けられている。この逆転防止機構95
は、図4および図6に示すように、上記支持本体15の
支持基板20に弾性変形可能に設けられた係止爪95a
と、上記テープコア41のフランジ41bの外側面に回
転軸32と同心の環状に設けられた多数の逆転防止爪9
5b,95b,…とからなる。
【0090】これにより、上記両リール3,4が矢符方
向へ回転しようとすると、上記係止爪95aは逆転防止
爪95b,95b,…を弾性変形しながら乗り越えて、
その正回転を許容する。一方、上記両リール3,4が矢
符方向と反対方向へ回転しようとすると、上記係止爪9
5aは逆転防止爪95b,95b,…のいずれか一つに
係合して、その逆回転を阻止する。
【0091】なお、上記係止爪95aと、逆転防止爪9
5b,95b,…の環状配設円の一直径線の対向位置に
もう一つの係止爪95aを設けることにより(図4の仮
想線参照)、よりバランスのとれた逆転防止作用が得ら
れる。また、逆転防止機構95は、図示のような配置構
成のほか、ケース本体5と巻取回転歯車46または繰出
回転歯車45との間に設けられても良い。
【0092】IV. クラッチ機構50:本実施形態のクラ
ッチ機構50は、繰出リール3およびテープ連動部Dの
繰出回転歯車45と共にテープカートリッジCにユニッ
ト化されて、塗膜転写テープTと同様、交換可能な消耗
品とされている。この目的のため、クラッチ機構50の
具体的構造は、以下に説明するように簡素かつ低廉なも
のとされている。
【0093】すなわち、このクラッチ機構50の具体的
構成は図9ないし図11に示されており、繰出回転歯車
45に一体形成された複数の係合突起100,100,
…と、係合支持部材101とを主要部として構成されて
いる。
【0094】係合突起100は、クラッチ機構50にお
ける動力伝達手段を構成する摩擦係合部材として機能す
るもので、繰出回転歯車45の円周方向複数箇所(図示
のものにおいては4箇所)に、径方向内側へ延びて一体
形成されている。この係合突起100は、その外周側の
基部を支点として軸方向へ弾性変形可能とされるととも
に、その内周側先端部に上方へ隆起した係合部100a
を有する。図示の実施形態においては、係合突起100
の内周側先端部が、補強用の薄肉接続片102により前
記回転駆動部91に一体的に接続支持されている。
【0095】係合突起100の係合部100aは、テー
プコア40の軸方向端面40aに対向した位置におい
て、常態で繰出回転歯車45上面より上方へ突出するよ
うに設けられるとともに、上記軸方向端面40aの平坦
面に対応した係合平坦面を有する。
【0096】係合支持部材101は、具体的には巻戻し
ボタンの形態とされており、上記両リール3,4間にお
ける塗膜転写テープTの弛みを解消除去するテープ巻戻
し機構の構成部材としても機能する。
【0097】この巻戻しボタン101は、上記テープコ
ア40の軸方向端面40bに係合する軸方向係合部10
5と、上記回転駆動部91に係合する係止爪106とを
有してなる。
【0098】上記軸方向係合部105は、巻戻しボタン
101の外周部から径方向へ水平に突出した係合凸部の
形態とされて、テープ巻戻し機構の回転係合部としての
機能を兼備しており、図示のものにおいては周方向へ等
間隔をもって5つ設けられている。これに対応して、テ
ープコア40の軸方向端面40bには、上記軸方向係合
部105と係合する係合凹部107が周方向へ等間隔を
もって5つ設けられている。
【0099】上記係止爪106は、巻戻しボタン101
の取付け円筒部101aの一部にスリット形成による縦
割り状に設けられて、その先端係合部が径方向へ弾性変
形可能な形態とされている。図示のものにおいては、一
対の係止爪106,106が上記取付け円筒部101a
の一直径線上に対向して設けられるとともに、係止爪1
06の先端係合部は下向きくさび形状に形成されてい
る。
【0100】これに対応して、上記回転駆動部91の内
周部には、上記係止爪106が軸方向へ係合する係合フ
ランジ108が設けられている。この係合フランジ10
8の内径寸法は、上記巻戻しボタン101の取付け円筒
部101aが挿通可能で、かつ上記係止爪106の係合
先端部が抜け止め係合し得る大きさに設定されている。
【0101】したがって、回転駆動部91に繰出リール
3のテープコア40を挿通させた後、巻戻しボタン10
1を、その軸方向係合部105,105,…がテープコ
ア40の係合凹部107,107,…に対応するように
して、上記繰出回転歯車45の回転駆動部91に挿入さ
せる。これにより、巻戻しボタン101の係止爪10
6,106が、回転駆動部91の係合フランジ108に
対して、径方向内側へ弾性変形して軸方向へ通過した
後、その弾性復帰により係合フランジ108に抜け止め
係合する(図11(a) →図11(b) 参照) 。
【0102】これにより、テープコア40は、繰出回転
歯車45の係合突起100,100,…と、巻戻しボタ
ン101の軸方向係合部105,105,…とにより、
軸方向両側から挟持状に支持されるとともに、同時に、
上記回転駆動部91と巻戻しボタン101の軸方向係合
力により、繰出回転歯車45の係合突起100,10
0,…が上記テープコア40の軸方向端面40aに所定
の押圧力をもって回転方向に弾発的に摩擦係合される。
【0103】すなわち、上記クラッチ機構50の動力伝
達は、上記テープコア40の軸方向端面40aと繰出回
転歯車45の係合突起100,100,…間に作用する
スラスト荷重による摩擦係合力が利用されるところ、こ
の摩擦係合力は、回転駆動部91と巻戻しボタン101
の軸方向の係合寸法関係を適宜調整することで最適値に
設定される。
【0104】具体的には、繰出回転歯車45の係合突起
100,100,…のばね定数と弾性変形量を考慮し
て、巻戻しボタン101の軸方向係合部105および係
止爪106による、テープコア40と繰出回転歯車45
との相対的な軸方向位置関係を適宜調整して、係合突起
100,100,…とテープコア40の軸方向端面40
aとの摩擦係合力を最適値に設定する。
【0105】テープカートリッジCの組立てに際して
は、まず、上記のように構成された繰出リール3、繰出
回転歯車45および巻戻しボタン101のユニット部品
(図10参照)を、図9および図11に示すように、軸
方向に一体的に組み立ててユニット化する。続いて、こ
のようにユニット化した組立品3、45、101と、巻
取リール4とを、支持本体20の軸受部25,26にそ
れぞれ前述した要領で取り付ける。最後に、繰出リール
3から繰り出される塗膜転写テープTを、前述したよう
に、塗膜転写用ヘッドHの周囲に沿わせてセッティング
した後、その先端部を巻取リール4に巻回可能に接続し
て、テープカートリッジCを完成する。
【0106】また、巻戻しボタン101は、図1に示す
ように、ケース2のキャップ体6に形成された前記開口
14を介してケース2の外部へ臨むとともに、ケース2
の表面つまり把持面2aとほぼ面一または低くなるよう
に設定されている(図2参照)。巻戻しボタン101の
外端面つまり外表面101bには、直線状の操作溝10
1cが巻き戻し回転操作用の回転操作部として形成され
ており、この操作溝101cに硬貨等の板状操作部材が
係脱可能に係合される。
【0107】しかして、図2〜図5を参照して、以上の
ように構成されたテープカートリッジCは、手指にて摘
んで、繰出回転歯車45を、ケース本体5の回転支軸1
2に装着された巻取回転歯車46に噛合させながら、繰
出回転歯車45の回転軸部91と巻取リール4のテープ
コア41を、それぞれケース本体5の回転支軸11と巻
取回転歯車46の回転軸部46aに上側から係合させる
と、これと同時に、塗膜転写用ヘッドHがケース本体5
のヘッド保持部である挿通溝10aに位置決め挿入され
て、ワンタッチでセットされる。
【0108】このとき、支持本体15の位置決め係合部
38,38,…がケース本体5の位置決め係合部37,
37,…にそれぞれ同時に係合される。この支持本体1
5の位置決め装着状態で、支持本体15は、回転支軸1
1,12と協働して、繰出リール3および巻取リール4
を両持状に回転支持することとなる。
【0109】一方、支持本体15を手指にて摘んで、そ
のまま上側へ持ち上げることにより、繰出回転歯車4
5、テープコア41および塗膜転写用ヘッドHは、それ
ぞれ回転支軸11、巻取回転歯車46の回転軸部46a
および挿通溝10aからワンタッチで容易に取り外すこ
とができる。
【0110】上記のごとくテープカートリッジCがケー
ス本体5に装着された状態で、キャップ体6を、ケース
本体5に対して前述した要領で揺動閉止して施蓋するこ
とにより、塗膜転写具1が完成する。この場合、上記巻
戻しボタン101がキャップ体6の開口14を介して外
部に臨むとともに、塗膜転写用ヘッドHがヘッド挿通部
10を介して外部へ突出する。
【0111】この場合、塗膜転写用ヘッドHは、回転操
作部62の操作レバー70が操作案内部72により規定
される回転角度範囲内おいて、そのヘッド軸心まわりに
回転することができ、用途に応じてあるいは使用者の持
ち方に対応して、塗膜転写用ヘッドHの姿勢を最適な状
態に保つことができる。
【0112】すなわち、以上のように構成された塗膜転
写具1により、誤字等を修正するには、前述したよう
に、右利きか左利きかを問わず、操作レバー70を目的
に応じて回転操作して、最適な塗膜転写用ヘッドHのヘ
ッド本体60のテープ加圧転写姿勢(代表的には、図8
(a) に示す第1の規制位置A、図8(b) に示す第2の規
制位置B、図8(c) に示す第3の規制位置C)を選択設
定するとともに、その姿勢に対応したケース2の把持面
(基準的な把持面はケース2の表裏面2a,2bである
が、目的に応じて把持面はケース2の適宜の箇所または
面が担当することになる)を手指にて把持して、使用す
ることにより、例えば図12〜図15に示すような使用
方法が可能となる。
【0113】つまり、いずれの使用方法においても、ケ
ース2の把持面を手指にて筆記具を持つ姿勢で把持し
て、塗膜転写用ヘッドHの先端加圧部63を誤字等の修
正すべく紙面上の被修正部分(被転写部)110の開始
端に密着状に押し当てて、そのままケース2を紙面等に
沿って移動させ、被修正部分110の終端(右端)で停
止させる。
【0114】以上の操作により、上記塗膜転写用ヘッド
Hの加圧部63における塗膜転写テープTの修正塗料層
(白色)111が、上記フィルム状基材から剥離して上
記被修正部分110上に転写被覆される。これにより、
誤字等が消されるとともに、この上から正しい文字を直
ちに書き入れることが可能となる。
【0115】一方、塗膜転写用ヘッドHのヘッド本体6
0は、操作レバー70により一応設定されたテープ加圧
転写姿勢を基準としつつも、その軸心まわりに自由回転
可能であるから、文字配列等の直線的な部分ばかりでな
く、例えば図12(b) 、図14(b)あるいは図15(b)に
示すように、図形線等の曲線的な部分について、その曲
線に忠実に沿った修正を行うことも可能である。
【0116】また、塗膜転写具1内部の機構動作に着目
してみた場合、上記のような塗膜転写用塗膜転写用ヘッ
ドHの加圧操作により、塗膜転写テープTに加わる引張
力(図4の矢符X方向)が、繰出リール3に回転トルク
として作用すると、この繰出リール3のテープコア4
0、さらにはクラッチ機構50を介して繰出回転歯車4
5が回転する。この回転力は、テープ連動部Dにより、
巻取回転歯車46さらにはこれと回転方向へ一体の巻取
リール4を連動して回転させ、使用後の塗膜転写テープ
T´を自動的に巻き取る。
【0117】この場合、繰出回転歯車45と巻取回転歯
車46の回転比(テープ連動部Dの歯車比に対応)が常
に一定であるのに対して、繰出リール3における塗膜転
写テープTの外径と、巻取リール4における塗膜転写テ
ープT´の外径との比は経時的に変化して一定しない。
つまり、使用につれて繰出リール3における塗膜転写テ
ープTの外径は次第に小さくなるのに対して、巻取リー
ル4における塗膜転写テープT´の外径は逆に大きくな
っていく。
【0118】このため、巻取リール4の巻取速度は、繰
出リール3の繰出速度に比較して経時的に速くなってい
き、これら両速度の同期が崩れて、繰出リール3に作用
する回転トルクも次第に大きくなる。すると、この回転
トルクがクラッチ機構50の摩擦力に打ち勝って、テー
プコア40が繰出回転歯車45に対して滑り回転する結
果、上記両リール3,4間の回転トルク差が解消され
て、上記繰出速度が巻取速度に同期されることになり、
塗膜転写テープTの円滑な走行が確保される。
【0119】前述したように、上記クラッチ機構50に
おける動力伝達は、上記テープコア40と繰出回転歯車
45の係合突起100,100,…間のスラスト荷重に
よる摩擦力を利用するものであるから、クラッチ機構5
0の構成は、構成部材3、45、91相互間のスラスト
方向の関係寸法を適宜調整することで、上記摩擦力を最
適値に設定することができる。
【0120】また、操作者による操作ミス等に起因し
て、繰出リール3と巻取リール4間における塗膜転写テ
ープTに弛みを生じた場合、巻戻しボタン101をケー
ス2外部から巻戻し方向へ回転操作(図4の矢符Y方向
への回転)して、塗膜転写テープTの弛みを解消除去す
る。
【0121】この場合、巻戻しボタン101に加えられ
る巻戻し方向Yの回転力は、軸方向係合部と兼用の回転
係合部105,105,…を介してテープコア40へ直
接伝達され、テープコア40が巻戻し方向Yへ回転す
る。一方、逆転防止機構95による逆回転阻止力とクラ
ッチ機構50のすべり作用により、テープ連動部Dの回
転歯車45,46さらには巻取リール4のテープコア4
1は停止状態にある。これにより、上記両リール2,3
間における塗膜転写テープTの弛みが解消除去されるこ
ととなる。
【0122】また、塗膜転写具1の使用により、繰出リ
ール3に巻装されていた塗膜転写テープTが使用済みテ
ープT´として巻取リール4にすべて巻取り回収される
と、テープカートリッジC全体が新しいテープカートリ
ッジと交換されることになるが、その交換作業はワンタ
ッチで行うことができる。
【0123】すなわち、テープカートリッジCは、前述
したように、支持本体15が、ケース2の回転支軸1
1,12に軸支される上記両リール3,4の回転軸3
1,32の反対側端部31a、32aを回転可能に軸支
する構成とされるとともに、塗膜転写テープTの塗膜転
写ヘッドHに対するセッティングも既に製品段階で完了
している。
【0124】このため、使用者は、支持本体15を把持
して、上記両リール3,4の回転軸31(具体的には繰
出回転歯車45の回転軸部91)と回転軸32(具体的
にはテープコア41)を、ケース2の回転支軸11と回
転支軸12(具体的には巻取回転歯車46の回転軸部4
6a)に上側から係合させるとともに、塗膜転写ヘッド
Hをケース2の先端部所定位置つまり挿通溝10aに位
置決め配置しながら(この位置決め動作は、位置決め手
段位置37、38、…により容易)、テープカートリッ
ジCをケース2内に落とし込むだけで交換作業が完了す
る。
【0125】また、以上のように構成された塗膜転写具
1においては、テープカートリッジCの支持本体15
が、塗膜転写具1のケース2の回転支軸11,12に取
外し可能にかつ回転可能に軸支される繰出リール3と巻
取リール4の回転軸31,32の反対側端部31a,3
2aを回転可能に軸支する支持基板20を備え、この支
持基板20が、上記ケース2の内側面輪郭に対応した外
形輪郭を有する平板状の骨組構造を備えてなるから、従
来のプラスチック製容器に比較して、支持本体15自体
の装置全体に占める材料使用量の割合が大幅に低減され
る。
【0126】実施形態2 本実施形態は図16に示されており、塗膜転写用ヘッド
Hの具体的構造が改変されたものである。
【0127】すなわち、本実施形態の塗膜転写用ヘッド
Hにおいては、ヘッド本体60をその軸心まわりに無段
階に位置決め保持する位置決め手段120を備えてい
る。
【0128】この位置決め手段120は、具体的には、
ヘッド保持部61の被軸受部65に設けられた上記操作
レバー70と、軸受部66に設けられた上記挿通部71
とから構成されている。
【0129】この挿通部71は、上記操作レバー70と
その両側から挟持状にかつ弾発的に係合する幅寸法に設
定されており、操作レバー70の位置決め係合部として
機能する。
【0130】しかして、このような構成とされることに
より、塗膜転写用ヘッドHのヘッド本体60は、操作レ
バー70により自由に選択設定されたテープ加圧転写姿
勢を、使用中においてある程度の固定力をもって安定し
て保持されることとなる。その他の構成および作用は実
施形態1と同様である。
【0131】実施形態3 本実施形態は図17に示されており、塗膜転写用ヘッド
Hの具体的構造が改変されたものである。
【0132】すなわち、本実施形態の塗膜転写用ヘッド
Hにおいては、ヘッド本体60をその軸心まわりに複数
段階に位置決め保持する位置決め手段121を備えてい
る。
【0133】この位置決め手段121は、具体的には、
実施形態2の場合と同様、被軸受部65に設けられた操
作レバー70と、軸受部66に設けられた挿通部71と
から構成されている。
【0134】この位置決め係合部として機能する挿通部
71は、実施形態2と同様、上記操作レバー70とその
両側から挟持状にかつ弾発的に係合する幅寸法に設定さ
れるとともに、さらに、その長手方向の所定位置に操作
レバー70を位置決め収容する位置め凹部71a,71
a,…が所定間隔をもって設けられてなる。
【0135】しかして、このような構成とされることに
より、塗膜転写用ヘッドHのヘッド本体60は、操作レ
バー70により段階的に選択設定されたテープ加圧転写
姿勢を、使用中においてある程度の固定力をもって安定
して保持されることとなる。その他の構成および作用は
実施形態1と同様である。
【0136】実施形態4 本実施形態は図18および図19に示されており、塗膜
転写用ヘッドHの具体的構造が改変されたものである。
【0137】すなわち、本実施形態の塗膜転写用ヘッド
Hにおいては、実施形態3と同様、ヘッド本体60をそ
の軸心まわりに複数段階に位置決め保持する位置決め手
段122を備えている。
【0138】この位置決め手段122は、被軸受部65
の円筒外周面に設けられた係合凸部122aと、軸受部
66の円筒内周面に周方向へ所定間隔をもってかつ上記
係合凸部122aと対応して設けられた係合凹部122
b,122b,…とからなり、これら係合凸部122a
と係合凹部122b,122b,…のいずれか一つとが
弾発的に位置決め係合するように構成されている。
【0139】しかして、このような構成とされることに
より、塗膜転写用ヘッドHのヘッド本体60は、実施形
態4の場合と同様、操作レバー70により段階的に選択
設定されたテープ加圧転写姿勢を、使用中においてある
程度の固定力をもって安定して保持されることとなる。
【0140】なお、係合凸部122aと係合凹部122
b,122b,…の構造的関係は、図示の場合と逆にな
っても良い。その他の構成および作用は実施形態1と同
様である。
【0141】実施形態5 本実施形態は図20に示されており、操作レバー70の
形状が実施形態1の場合と若干改変されたものである。
【0142】すなわち、実施形態1においては、操作レ
バー70の操作つまみ70aが偏平な円板状とされてい
るのに対して、本実施例においては球状とされている。
その他の構成および作用は実施形態1と同様である。
【0143】実施形態6 本実施形態は図21に示されており、塗膜転写用ヘッド
Hの具体的構造が若干改変されたものである。
【0144】すなわち、本実施形態においては、被軸受
部65におけるセッティング開口65aの開設位置が、
実施形態1の場合と180°回転した位置に設定された
ものである。
【0145】このような構造とすることにより、操作レ
バー70と操作案内部72により規定された回転範囲内
(図21(a) から(b) までの範囲内)において、被軸受
部65と軸受部66が常時円筒面接触関係をもって摺動
回転可能に軸支されることとなる。その他の構成および
作用は実施形態1と同様である。
【0146】実施形態7 本実施形態は図22および図23に示されており、塗膜
転写用ヘッドHの取り付け箇所が改変されたものであ
る。
【0147】すなわち、本実施形態においては、ケース
2の先端部に、塗膜転写用ヘッドHが設けられてなる。
この塗膜転写用ヘッドHの具体的構成は、その取り付け
箇所を除いて、実施形態1と全く同様である。その他の
構成および作用は実施形態1と同様である。
【0148】上述した実施形態1〜7はあくまでも本発
明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれ
らに限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が
可能である。例えば、以下のような改変が可能である。
【0149】(1) テープカートリッジCの構成部品、例
えば、支持本体15の特に支持基板20や塗膜転写用ヘ
ッドHの具体的構成は、前述した所期の目的が達成でき
る限り、図示の実施形態に限定されない。
【0150】(2) 図示の実施形態においては、繰出リー
ル3側にクラッチ機構50が配設されているが、目的に
応じて巻取リール4側に配設されてもよく、さらに両リ
ール3,4に配設されてもよい。このように、クラッチ
機構が両リール3,4に設けられると、上記テープ巻戻
し機構による巻戻し操作の際に、塗膜転写テープTに過
度の張力が作用するのを有効に防止することができる。
【0151】(3) 図示の塗膜転写具における塗膜転写テ
ープTの修正塗料層に代えて、透明蛍光色を呈する塗料
層を用いることにより、この塗料層を塗膜処理した箇所
を視覚的に際立たせるいわゆるマーカ塗膜転写具として
使用することも可能である。
【0152】(4) 塗膜転写テープTとして、フィルム状
基材の片面に、剥離剤層を介して粘着剤が形成された構
造のものを使用することにより、塗膜転写具を粘着剤層
のみが紙面等に転写される糊付具として使用することも
可能である。
【0153】(5) 図示の実施形態はいずれも、塗膜転写
テープの交換が可能なリフィルタイプの塗膜転写具であ
るが、本発明は、このほか塗膜転写テープの交換が不可
能な使い切りタイプの塗膜転写具にも適用可能である。
【0154】
【発明の効果】以上詳細したように、本発明によれば、
塗膜転写用ヘッド装置が、塗膜転写テープを加圧転写す
るヘッド本体と、このヘッド本体をその軸心まわりに回
転可能に軸支するヘッド保持部と、上記ヘッド本体の回
転方向位置を位置決め操作する回転操作部とを備えてな
り、この回転操作部は、上記ヘッド本体のテープ加圧転
写姿勢を示すヘッド姿勢表示部を兼務する構成とされて
いるから、以下のようなすぐれた効果が得られる。
【0155】すなわち、上記ヘッド本体は、回転操作部
を操作することにより、その回転方向位置を所定の範囲
内で適宜選択して設定することができるので、用途に応
じたあるいは使用者の持ち方に対応した最適なテープ加
圧転写姿勢をとることができる。これには、本発明の塗
膜転写具が、ヘッド基本構成として右利きの人に対応し
た構造を備えている場合に、左利きの人が自己の持ち方
に対応して、しかも右利きの人と何ら遜色なく、ヘッド
の姿勢を最適な状態に保つことができることも含み得
る。
【0156】また、上記回転操作部は、ヘッド本体のテ
ープ加圧転写姿勢を示すヘッド姿勢表示部としても機能
するので、使用者は、上記テープ加圧転写姿勢を直接的
にかつ視覚的に確認することができ、誤操作することが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1である字消し具を示す斜視
図である。
【図2】同字消し具の主要部内部を示す側面断面図であ
る。
【図3】同字消し具の内部をケースを開いた状態で示す
斜視図である。
【図4】同字消し具のケース本体内部を示す正面図であ
る。
【図5】同字消し具を分解して示す斜視図である。
【図6】同字消し具のテープカートリッジを分解して示
す斜視図である。
【図7】同字消し具の塗膜転写用ヘッドの回転構造を一
部断面で示す拡大側面図である。
【図8】同字消し具の塗膜転写用ヘッドの回転方向操作
を説明するための一部断面側面図である。
【図9】同字消し具のテープカートリッジの繰出リール
側部位を示す正面断面図である。
【図10】同繰出リール側部位を分解して示す斜視図で
ある。
【図11】同繰出リール側部位の組立て要領を説明する
ための正面断面図である。
【図12】同字消し具の右手による横引き使用状態を示
す斜視図である。
【図13】同じく同字消し具の右手による縦引き使用状
態を示す斜視図である。
【図14】同じく同字消し具の右手による横押し使用状
態を示す斜視図である。
【図15】同じく同字消し具の左手による横引き使用状
態を示す斜視図である。
【図16】本発明の実施形態2である字消し具の塗膜転
写用ヘッドの構造を示す斜視図である。
【図17】本発明の実施形態3である字消し具の塗膜転
写用ヘッドの構造を示す斜視図である。
【図18】本発明の実施形態4である字消し具の塗膜転
写用ヘッドの構造を示す斜視図である。
【図19】同じく同塗膜転写用ヘッドの構造を示し、図
19(a) は軸受部の斜視図、図19(b) は塗膜転写用ヘ
ッドの側面図である。
【図20】本発明の実施形態5である字消し具の塗膜転
写用ヘッドの構造を示す斜視図である。
【図21】本発明の実施形態6である字消し具の塗膜転
写用ヘッドの構造を一部断面で示す側面図である。
【図22】本発明の実施形態7である字消し具を分解し
て示す斜視図である。
【図23】同字消し具のテープカートリッジを分解して
示す斜視図である。
【図24】従来の字消し具の内部構成を一部切開して示
す正面図であり、図24(a) は縦引き使用構造の字消し
具を示し、図24(b) は横引き使用構造の字消し具を示
す。
【符号の説明】
C テープカートリッジ T 塗膜転写テープ H 塗膜転写用ヘッド D テープ連動部(連動機構) 1 塗膜転写具 2 ケース 2a,2b 基準的な把持面 3 繰出リール 4 巻取リール 5 ケース本体 6 キャップ体 10 ヘッド挿通部(回転角度規制部) 11,12 回転支軸 15 支持本体 20 支持基板 20a 外形輪郭骨組部材 20b 軸受骨組部材 20c 接続骨組部材 21 保護壁 22 保護板 22a 外径輪郭骨組部材 22b 内径輪郭骨組部材 22c 接続骨組部材 25,26 軸受部 31,32 回転軸 31a,32a 回転軸の端部 37 位置決め係合部 38 係合部 39 支持部 40 テープコア 40a,40b テープコアの軸方向端面 41 テープコア 45 繰出回転歯車(連動歯車) 46 巻取回転歯車(連動歯車) 50 クラッチ機構 60 ヘッド本体 61 ヘッド保持部 62 回転操作部 63 先端加圧部 65 被軸受部 66 軸受部 67 支持部 70 操作レバー 71 スリット状の挿通部 71a 位置め凹部 72 スリット状の操作案内部 75 軸方向係合部 76 係止爪 77 係合凹部 78 係合フランジ 80,81 ガイドピン 91 回転駆動部(回転軸部) 95 逆転防止機構 97 円筒内径面 100 係合突起 101 巻戻しボタン(係合支持部材) 105 軸方向係合部 106 係止爪 107 係合凹部 110 被修正部分(被転写部) 111 修正塗料層(白色) 120 位置決め手段 121 位置決め手段 122 位置決め手段 130 係合突起 175 軸方向係合部 201 係合支持部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月12日(1999.8.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図4】
【図1】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗膜転写具の先端部分に配設されて、塗
    膜転写テープを被転写部上に加圧する塗膜転写用ヘッド
    装置であって、 塗膜転写テープを加圧転写するヘッド本体と、このヘッ
    ド本体をその軸心まわりに回転可能に軸支するヘッド保
    持部と、前記ヘッド本体の回転方向位置を位置決め操作
    する回転操作部とを備えてなり、 この回転操作部は、前記ヘッド本体のテープ加圧転写姿
    勢を示すヘッド姿勢表示部を兼務する構成とされている
    ことを特徴とする塗膜転写用ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 前記回転操作部は、前記ヘッド本体のテ
    ープ加圧転写姿勢と関連付けて設けられた操作レバーを
    備えてなり、 この操作レバーは、塗膜転写具のケースに貫設されたス
    リット状の操作案内部を介して、前記ケースの外部に突
    出状に臨んでいることを特徴とする請求項1に記載の塗
    膜転写用ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 前記スリット状の操作案内部は、前記操
    作レバーの回転方向操作範囲を規制して、前記ヘッド本
    体のテープ加圧転写姿勢を制御する構造とされているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の塗膜転写用ヘッド装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ヘッド保持部は、前記ヘッド本体と
    同心状にかつ一体的に設けられた円筒状の被軸受部と、
    装置本体側に設けられて、前記被軸受部を摺動回転可能
    に軸支する円筒状の軸受部とを備えてなることを特徴と
    する請求項1から3のいずれか一つに記載の塗膜転写用
    ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 前記被軸受部は、その一部に前記ヘッド
    本体への塗膜転写テープのセッティング開口を有する断
    面円弧形状に形成されていることを特徴とする請求項4
    に記載の塗膜転写用ヘッド装置。
  6. 【請求項6】 前記ヘッド本体をその軸心まわりに無段
    階に位置決め保持する位置決め手段を備えていることを
    特徴とする請求項1に記載の塗膜転写用ヘッド装置。
  7. 【請求項7】 前記ヘッド本体をその軸心まわりに無段
    階に位置決め保持する位置決め手段を備え、 この位置決め手段は、前記被軸受部に設けられた前記操
    作レバーと、前記円筒軸受部に前記スリット状の操作案
    内部と対応して設けられ、前記前記操作レバーと挟持状
    にかつ弾発的に係合するスリット状の位置決め係合部と
    から構成されていることを特徴とする請求項4に記載の
    塗膜転写用ヘッド装置。
  8. 【請求項8】 前記ヘッド本体をその軸心まわりに複数
    段階に位置決め保持する位置決め手段を備えていること
    を特徴とする請求項1に記載の塗膜転写用ヘッド装置。
  9. 【請求項9】 前記ヘッド本体をその軸心まわりに複数
    段階に位置決め保持する位置決め手段を備え、 この位置決め手段は、前記被軸受部に設けられた前記操
    作レバーと、前記円筒軸受部に前記スリット状の操作案
    内部と対応して設けられたスリット状の位置決め係合部
    とから構成され、 この位置決め係合部は、前記操作レバーと挟持状にかつ
    弾発的に係合する幅寸法を有するとともに、その長手方
    向の所定位置に前記操作レバーを位置決め収容する位置
    め凹部が設けられてなることを特徴とする請求項4に記
    載の塗膜転写用ヘッド装置。
  10. 【請求項10】 前記ヘッド本体をその軸心まわりに複
    数段階に位置決め保持する位置決め手段を備え、 この位置決め手段は、前記被軸受部の円筒外周面または
    前記円筒軸受部の円筒内周面に設けられた係合凸部と、
    前記円筒軸受部の円筒内周面または前記被軸受部の円筒
    外周面に周方向へ所定間隔をもってかつ前記係合凸部と
    対応して設けられた係合凹部とからなり、これら係合凸
    部と係合凹部が弾発的に位置決め係合するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項4に記載の塗膜転写用
    ヘッド装置。
  11. 【請求項11】 片手による手持ち操作可能なケース内
    に、塗膜転写テープを巻装した回転可能な繰出リール
    と、使用後の塗膜転写テープを回収する回転可能な巻取
    リールとが設けられてなるテープカートリッジを取外し
    可能に備えて、塗膜転写テープの交換が可能なリフィル
    タイプの塗膜転写具であって、 前記テープカートリッジの先端部に、請求項1から10
    のいずれか一つに記載の塗膜転写用ヘッド装置が設けら
    れていることを特徴とする塗膜転写具。
  12. 【請求項12】 片手による手持ち操作可能なケース内
    に、塗膜転写テープを巻装した繰出リールと使用後の塗
    膜転写テープを回収する巻取リールとが装着されてなる
    使い切りタイプの塗膜転写具であって、前記ケースの先
    端部に、請求項1から10のいずれか一つに記載の塗膜
    転写用ヘッド装置が設けられていることを特徴とする塗
    膜転写具。
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