JP2807805B2 - 塗膜転写具 - Google Patents

塗膜転写具

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    • B43L19/00Erasers, rubbers, or erasing devices; Holders therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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  • Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗膜転写テープ上の修
正塗料層、粘着材層等の塗膜を紙面等に転写するための
塗膜転写具に関し、さらに詳細には、筆記具感覚での使
用が可能な構造を備えるものにおいて、塗膜転写テープ
の交換が可能なカートリッジ式の塗膜転写具に関する。
【0002】
【従来の技術】この種装置の一例として、本出願人は実
開平5−13800号公報に開示される塗膜転写具を既
に提案している。
【0003】この塗膜転写具は、主として誤字等を修正
するための字消し具として使用されるものであって、図
17に示すように、ケースa内に、塗膜転写テープbを
巻回した繰出リールcと、使用後の塗膜転写テープbを
回収する巻取リールdとが回転可能に設けられるととも
に、上記ケースaの先端部に、上記塗膜転写テープbを
被転写部(紙面上の被修正部分)e上に加圧する塗膜転
写用ヘッドfが突設され、上記繰出リールcから繰り出
された上記塗膜転写テープbが、上記ヘッドfの先端加
圧部gを経由して、上記巻取リールdに巻着されるよう
に構成されてなる。
【0004】また、上記ケースaは、上記繰出リールc
と巻取リールdを内装し得る輪郭形状寸法と幅寸法を備
える偏平な箱状とされ、その扁平表裏面つまり図17の
紙面に対して表裏面が操作時の把持面とされるととも
に、上記ヘッドfの先端加圧部gは、塗膜転写テープb
をこの把持面に対しほぼ正対させて案内するように構成
されている。
【0005】そして、この塗膜転写具により誤字等を消
すには、ケースaの把持面(表裏両面)を手指にて把持
して、図示のごとくヘッドfの先端加圧部gにより塗膜
転写テープbを被修正部分e上に密着状に押し付けなが
ら、ケースaを図17の紙面に対して垂直方向へ移動さ
せる。これにより、ヘッドfの先端加圧部gにおける塗
膜転写テープbの修正塗料層が、被修正部分e上に塗着
されて文字等が消されるとともに、使用後の塗膜転写テ
ープbが巻取リールdに回収される。
【0006】この場合、ヘッドfの先端加圧部gは、塗
膜転写テープbをケースaの把持面に対しほぼ正対させ
て案内する。このため、ケースa自体を筆記具のような
姿勢で把持した状態で、ヘッドfの先端加圧部gによ
り、塗膜転写テープbを被修正部分e上に密着状に押し
付けることができ、筆記具感覚での使用が可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時地球資
源の有効利用が叫ばれており、この種の塗膜転写具にお
いても、省資源化の要請から、消耗品である塗膜転写テ
ープbのみを交換する構造の採用が望ましい。
【0008】しかしながら、上記構造においては、ヘッ
ドfの先端加圧部gが塗膜転写テープbをケースaの把
持面に対しほぼ正対させて案内するため、塗膜転写テー
プbのみを交換する構造の採用が困難であった。
【0009】すなわち、この塗膜転写具においては、構
造上必然的に、塗膜転写テープbがヘッドf部分におい
て90°捻転されているため、生産者側において行われ
る組立作業も自動化が困難な状態にあり、熟練者が手作
業で行っているのが実情である。
【0010】一方、消耗品である塗膜転写テープbのみ
を交換する構造を採用するにあたっては、塗膜転写具の
分解・組立作業と塗膜転写テープbの交換作業は需要者
側において行われることが基本である。したがって、塗
膜転写テープbを交換する構造を採用するためには、上
記の一連作業を、一般の需要者にあっても容易迅速かつ
確実に行える構造の開発が必須の課題となっていた。
【0011】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、筆記具感
覚での使用が可能な構造を備えるものにおいて、塗膜転
写テープの交換が可能なカートリッジ式の塗膜転写具を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の塗膜転写具は、ケース内に、塗膜転写テー
プを巻装した繰出リールと使用後の塗膜転写テープを回
収する巻取リールとが回転可能にかつ取外し可能に設け
られるとともに、上記ケースの先端部に、上記塗膜転写
テープを被転写部上に加圧する塗膜転写用ヘッドが突設
され、このヘッドの先端加圧部を経由して、上記繰出リ
ールから繰り出された塗膜転写テープが上記巻取リール
に巻回されてなる、塗膜転写テープの交換が可能なカー
トリッジ式のものであって、上記ヘッドは、塗膜転写テ
ープ交換位置と使用位置との間で回転操作可能とされ、
上記ヘッドの先端加圧部は、上記塗膜転写テープ交換位
置において、上記塗膜転写テープを上記繰出リールと巻
取リールの巻回姿勢のまま案内するとともに、上記使用
位置において、上記塗膜転写テープを上記ケースの把持
面に対しほぼ正対させて案内するように構成されている
ことを特徴とする。
【0013】ここに、「正対」とは塗膜転写テープの表
裏面が正対することを意味し、以下本明細書において同
様とする。
【0014】
【作用】本発明の塗膜転写具を誤字等を修正するための
字消し具として使用する場合、ヘッドの先端加圧部を誤
字等の修正すべき被転写部の開始端に当てて、この状態
のままケースを横方向つまり紙面等に対して左右方向へ
移動させ、被転写部の終端で停止させる。これにより、
ヘッドの先端加圧部における塗膜転写テープの修正塗料
層が、基材フィルムから剥離して上記被転写部上に転写
されて、誤字等が消される一方、使用後に剥離剤層のみ
が残った基材テープは巻取リールに回収される。
【0015】この場合、ヘッドの先端加圧部が、塗膜転
写テープをケースの把持面に対しほぼ正対させて案内す
るため、ケース自体を筆記具のような姿勢で把持した状
態で、ヘッドの先端加圧部により塗膜転写テープを紙面
等の上に密着状に押し付けることができ、操作性が良
い。
【0016】また、すべての塗膜転写テープが繰出リー
ル側から巻取リール側へ巻取り回収されて使用済みとな
ったら、新しい塗膜転写テープと交換する。
【0017】この際、まずヘッドを、その使用位置から
塗膜転写テープ交換位置へ回転操作する。これにより、
ヘッド部分における塗膜転写テープの姿勢が、繰出リー
ルと巻取リールの巻回姿勢に対して約90°捻転された
状態から平行な状態に操作されて、ヘッドに対する塗膜
転写テープの着脱作業が容易な姿勢となる。
【0018】続いて、ケースを開けて、使用済みの塗膜
転写テープを繰出リールおよび巻取リールごと取り出し
た後、これに替えて、未使用の新しい塗膜転写テープを
繰出リールおよび巻取リールと共に取り付ける。この場
合、塗膜転写テープのヘッドへの取り付けは、繰出リー
ルおよび巻取リールの巻回姿勢のまま行える。
【0019】この後再びケースを閉じてから、ヘッド
を、その塗膜転写テープ交換位置から使用位置へ回転操
作する。これにより、ヘッド部分における塗膜転写テー
プの姿勢は、繰出リールと巻取リールの巻回姿勢に対し
て平行な状態から約90°捻転された状態に操作され
て、ケースの把持面に対しほぼ正対し、筆記具感覚での
使用が可能な姿勢となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。
【0021】実施例1 本発明に係る塗膜転写具を図1ないし図5に示し、この
塗膜転写具1は具体的には誤字等を修正するための字消
し具として使用されるものであって、消耗品としての塗
膜転写テープTが交換可能なカートリッジ式とされ、図
1に示すように、手持ち操作可能なケース2に、テープ
カートリッジC、テープ駆動部D、塗膜転写用ヘッドH
および回転操作部Rが装着されてなる。この字消し具1
においては、上記ヘッドHが、図2に示す塗膜転写テー
プ交換位置(兼縦引き操作位置)Xと、図5に示す使用
位置(横引き操作位置)Yとの間で回転操作可能とされ
ている。以下、各構成部ごとに説明する。
【0022】I.ケース2:ケース2は、図示のごと
く、テープカートリッジCとテープ駆動部Dを内装し得
る正面輪郭形状寸法と幅寸法を備える偏平な箱状とさ
れ、後述するように、その扁平表裏面2a,2bが操作
時の把持面とされている。
【0023】このケース2は射出成形等により成形され
たプラスチック製のもので、ケース本体3とキャップ体
4とからなる分解可能な分割構造とされている。この目
的のため、ケース本体3の開口内周部には、キャップ体
4の嵌合リブ4aが嵌合する嵌合凹部3aがほぼ全周に
わたって設けられるとともに、その後端部に、キャップ
体4の係止爪4bが係合する係合部3bが設けられてい
る。また、これらケース本体3とキャップ体4の先端部
には、後述するキャップ部材40により、一体化される
円筒半割部3c,4cがそれぞれ設けられている。
【0024】しかして、ケース本体3の係合部3bにキ
ャップ体4の係止爪4bを係合させた後、嵌合凹部3a
に嵌合リブ4aを嵌合させながら上記両円筒半割部3
c,4cを合わせ、この一体化した部分(円筒先端部)
5に上記キャップ部材40を嵌めることで、ケース2が
組み立てられる。
【0025】II.テープカートリッジC:テープカート
リッジCは、上記塗膜転写テープTを巻装してなる繰出
リール6と、使用後の塗膜転写テープT´を回収する巻
取リール7とが一組とされてなるもので、上記ケース本
体3のテープ駆動部Dに取外し可能に装着される。な
お、図示しないが、テープカートリッジCは、その装着
前においては両リール6,7を固定する固定部材により
保持されている。
【0026】上記塗膜転写テープTとしては、例えばポ
リエステルフィルム、アセテートフィルム等のプラスチ
ック製、あるいは紙製などのフィルム状基材(厚さ25
〜38μm程度)の片面に塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合樹脂、低分子ポリエチレン等の剥離剤層が形成され、
その上に白色の修正塗料層が形成され、さらにその上に
加圧接着性を有するポリウレタン等の粘着剤(感圧接着
剤)層が施されてなる構造(具体的構造は図示省略)の
ものが用いられている。上記修正塗料層は、転写後直ち
にその上から筆記が可能ないわゆるドライタイプのもの
が採用されている。
【0027】繰出リール6および巻取リール7はそれぞ
れ、塗膜転写テープTを巻回するドラム部6a,7aの
両側にテープ案内用フランジ6b,7bが設けられると
ともに、その径方向中央に、スプライン等の歯形係合部
を有する装着穴6c,7cが設けられている。
【0028】III .テープ駆動部D:テープ駆動部Dは
上記ケース本体3内に設けられており、繰出リール6を
回転駆動する繰出し回転部10、巻取リール7を回転駆
動する巻取り回転部11、両回転部10,11を連動さ
せる連動部12などを主要部として備えてなる。
【0029】繰出し回転部10および巻取り回転部11
はそれぞれ、中空の回転軸部15,16と平板状の回転
円板17,18とが一体的に形成されてなり、上記回転
軸部15,16が、ケース本体3の内側面に起立状に設
けられた中空支軸19,20の外周に自由回転可能に軸
支されている。これら中空支軸19,20の上端には、
図7に示すような抜け止め部100が設けられている。
【0030】上記回転軸部15,16の外周部には、図
7に示すように、上記繰出リール6および巻取リール7
の装着穴6c,7cの歯形係合部に対応したスプライン
等の歯形係合部101がそれぞれ設けられており、ここ
に上記装着穴6c,7cが係脱可能に係合されて軸支さ
れて、繰出リール6および巻取リール7が回転軸部1
5,16と一体回転可能に装着される。
【0031】この場合、上記回転円板17,18は繰出
リール6および巻取リール7の受支面として機能する。
また、これに関連して、繰出リール6と巻取リール7の
装着位置近傍のケース本体3内側面には、塗膜転写テー
プTを案内する一対のガイドピン21,22が起立状に
設けられている。
【0032】連動部12は、巻取り回転部11を上記繰
出し回転部10に連動させるもので、図6示すように、
上記回転円板17,18と滑り手段25とからなる。
【0033】この滑り手段25は両回転部10,11間
の回転伝達機能に加えて、繰出リール6と巻取リール7
における塗膜転写テープTの繰出速度と巻取速度を同期
させる滑り手段としての機能を兼備するもので、具体的
にはシリコンゴム等の摩擦部材例えばOリングからな
る。
【0034】この摩擦部材25は、一方の回転円板17
の外周部に装着されるとともに、他方の回転円板18の
外周に摩擦係合するように構成されている。この目的の
ため、回転円板18の外周には、図7に示すような滑止
めリブ18a,18a,…が形成されて、上記摩擦部材
25との摩擦抵抗が大きくなるように構成されている。
なお、この滑止めリブ18aと摩擦部材15との構造的
関係は図示例と逆の構成、つまり、摩擦部材25が従動
側の回転円板18の外周部に装着されるとともに、滑止
めリブが駆動側の回転円板18の外周に形成されていて
もよい(図示省略)。
【0035】また、駆動側および従動側の両回転円板1
7,18の回転比つまり外径寸法比は、上記両リール
6,7における塗膜転写テープTの巻取径を考慮して、
塗膜転写テープTの繰出しおよび巻取りが円滑に行われ
るように適宜設定されるが、図示例においては、従動側
の回転円板18の径寸法が駆動側の回転円板17のほぼ
1/2に設定されている。
【0036】しかして、後述する塗膜転写用ヘッドHの
加圧操作により、塗膜転写テープTに加わる引張力(矢
符A方向)が、繰出リール6に回転トルクとして作用す
ると、この繰出リール6、さらにはこれと回転方向へ一
体となった繰出し回転部10の回転円板17も回転す
る。この回転力は摩擦部材25の摩擦力により、従動側
である巻取り回転部11の回転円板18、さらにはこれ
と回転方向へ一体となった巻取リール7を連動して回転
させ、巻取リール7は使用後の塗膜転写テープT´を自
動的に巻き取る。
【0037】この場合、駆動側の回転円板17と従動側
の回転円板18の回転比(外径比に対応)が常に一定で
あるのに対して、繰出リール6における塗膜転写テープ
Tの外径と、巻取リール7における塗膜転写テープT´
の外径との比は経時的に変化して一定しない。つまり、
使用につれて繰出リール6における塗膜転写テープTの
外径は次第に小さくなるのに対して、巻取リール7にお
ける塗膜転写テープT´の外径は逆に大きくなってい
く。
【0038】このため、巻取リール7の巻取速度は、繰
出リール6の繰出速度に比較して経時的に速くなってい
き、これら両速度の同期が崩れて、繰出リール6に作用
する回転トルクも次第に大きくなる。すると、この回転
トルクが摩擦部材25の摩擦力に打ち勝って、駆動側の
回転円板18が従動側の回転円板17に対して相対的に
滑り回転する結果、上記繰出速度と巻取速度が互いに同
期することになり、塗膜転写テープTの円滑な走行が確
保される。
【0039】ちなみに、上記両速度の同期が崩れた状態
をそのまま放置しておくと、塗膜転写テープTに過度の
引張力が作用する結果、塗膜転写テープTが延びたり、
あるいは極端な場合には、途中で切断してしまったりす
る等の不具合を生じる。
【0040】また、図7および図8に示すように、巻取
り回転部11には、上記両リール6,7の逆回転を防止
する逆転防止機構30が設けられている。この逆転防止
機構30は、回転円板18に設けられた係止爪30a
と、ケース本体3の内側面に中空支軸20と同心の環状
に設けられた多数の逆転防止爪30b,30b,…とか
らなる。上記係止爪30aは下向き形状のもので、回転
円板18に対して上下方向へ弾性変形可能な薄板状に形
成されている。また、上記各逆転防止爪30bの断面形
状は、図示のごとく、巻取リール7の正回転方向(矢符
参照)へ向けて上方へ傾斜するとともに、その頂点部分
からほぼ垂直に落ちるくさび形状とされている。
【0041】これにより、上記両リール6,7が矢符方
向へ回転しようとすると、図8において、上記係止爪3
0aは逆転防止爪30b,30b,…を弾性変形しなが
ら乗り越えて、その正回転を許容する。一方、上記両リ
ール6,7が矢符方向と反対方向へ回転しようとする
と、上記係止爪30aは逆転防止爪30b,30b,…
のいずれか一つに係合して、その逆回転を阻止する。な
お、この逆転防止機構30は繰出し回転部10に設けら
れてもよい。
【0042】IV.塗膜転写用ヘッドH:塗膜転写用ヘッ
ドHは、塗膜転写テープTを紙面上の誤字等の被修正部
分(被転写部)上に加圧するもので、ケース2の円筒先
端部5内周に、その軸心まわりに回転可能に取り付けら
れている。
【0043】上記ヘッドHは、ある程度の弾性を有する
プラスチック製で、塗膜転写テープTを案内および加圧
するヘッド本体35と、上記円筒先端部5に保持される
軸受部36とからなる。
【0044】上記ヘッド本体35は、塗膜転写テープT
よりも若干幅広の薄板状のもので、先端に向けて次第に
薄くなるようなテーパ形状断面を有し、その先端35a
が塗膜転写テープTを加圧する先端加圧部とされてい
る。また、このヘッド本体35の両側縁には、塗膜転写
テープTを案内するガイドフランジ35b,35bが形
成されている。
【0045】上記軸受部36は、図1、図3および図5
に示すように、円弧状断面を有して上部が開放された半
円筒状とされ、その外径が、ケース2の円筒半分割部3
c,4cの内径に対応して設定されている。また、軸受
部36の基端部には軸方向位置決め用の円弧状フランジ
36aが形成されており、これに対応して、上記両円筒
半分割部3c,4cの基部内周に、円弧状嵌合溝37が
それぞれ形成されている。
【0046】そして、上記軸受部36が上記両円筒半分
割部3c,4cの内周に回転可能に軸支されるととも
に、上記円弧状フランジ36aが上記円弧状嵌合溝3
7,37に回転可能に嵌合されて、ヘッドHは、ケース
2の円筒先端部5に、軸方向の位置決めがされるととも
に、その軸心まわりに回転可能に取り付けられている。
【0047】V.回転操作部R:回転操作部Rは上記ヘ
ッドHを回転操作するもので、ケース2の円筒先端部5
に設けられており、円筒先端部5に取外し可能に取り付
けられるキャップ部材40と、円筒先端部5の外周に設
けられた位置決め部41とからなる。
【0048】キャップ部材40は、上記円筒先端部5に
外嵌される基部42と、上記ヘッドHに回転方向へ一体
に嵌合する嵌合部43とからなるプラスチック製の一体
成形品である。
【0049】上記基部42は、ケース2の組立固定部材
としての機能と、回転操作部としての機能を兼備するも
ので、その円筒内径が、上記円筒先端部5の外周に挿通
かつ回転可能なように設定されるとともに、その外周に
多数の歯形状滑止めリブが形成されてなる。
【0050】上記嵌合部43はヘッドHを挿通する挿通
穴44を備え、この挿通穴44の形状寸法は、上記ヘッ
ドHが挿通された状態において、上記キャップ部材40
とヘッドHが回転方向へ一体的に嵌合するように設定さ
れている。つまり、この挿通穴44は、図9に示す正面
形状において、ヘッドHのヘッド本体35部分の外周輪
郭に対応した形状寸法の上部44aと、ヘッドHの軸受
部36の外周輪郭に対応した形状寸法の下部44bとか
ら構成されている。
【0051】位置決め部41は、上記キャップ部材40
の回転方向位置を弾発的に位置決め固定するもので、円
筒先端部5の外周、具体的にはキャップ体4の円筒半割
部4cの外周に設けられている。
【0052】この位置決め部41は、図1、図9および
図10に示すように、上記円筒先端部5の軸方向へ直線
的に延びる挿通案内溝41aと、この挿通案内溝41a
の一端から円筒先端部5の周方向へ延びる抜止め案内溝
41bとからなる。図示例においては、抜止め案内溝4
1bは、図9に示すように円筒先端部5の中心角90°
の範囲に形成されるとともに、その両端には、第1係合
部45aと第2係合部45bが設けられている。
【0053】第1および第2係合部45a,45bは、
上記案内溝41a,41bよりも深い凹部の形態とされ
ており、これら両係合凹部45a,45bに、上記キャ
ップ部材40の内周に設けられた係合凸部(係合部)4
6が係脱可能に係合するように構成されている。つま
り、この係合凸部46の形状寸法は、上記案内溝41
a,41bに沿ってある程度相対的に弾性変形しながら
案内されるとともに、上記両係合凹部45a,45bに
対し弾性復帰しながら係合するように設定されている。
【0054】また、これら係合凸部46と係合凹部45
a,45bとの係合位置関係は次のように設定されてい
る。
【0055】すなわち、キャップ部材40の係合凸部4
6が第1係合凹部45aに係合した状態において、上記
ヘッドHは、図2および図3に示すように、塗膜転写テ
ープ交換位置(兼縦引き操作位置)Xにあり、この状態
において、上記ヘッドHの先端加圧部35aは、塗膜転
写テープTを上記繰出リール6と巻取リール7の巻回姿
勢のまま、つまり、塗膜転写テープTの表裏面が上記把
持面2a,2bとほぼ垂直な方向に向く(直交する)よ
うに、塗膜転写テープTを案内する。
【0056】このとき、繰出リール6から繰り出された
塗膜転写テープTは、図3に示すように、その姿勢のま
まガイドピン21を介してヘッドHの先端加圧部35a
を経由し、さらにガイドピン22を介して巻取リール7
に巻回される。
【0057】一方、上記係合凸部46が第1係合凹部4
5aに係合した状態(図9参照)において、上記ヘッド
Hは、図4および図5に示すように、使用位置(横引き
操作位置)Yにあり、この状態において、上記ヘッドH
の先端加圧部35aは、塗膜転写テープTを上記ケース
2の把持面2a,2bに対しほぼ正対させて、つまり、
塗膜転写テープTの表裏面が上記把持面2a,2bとほ
ぼ同一方向に向く(平行する)ように、塗膜転写テープ
Tを案内する。
【0058】このとき繰出リール6から繰り出された塗
膜転写テープTは、図5に示すように、ガイドピン21
により角度90°だけ捻転された後ヘッドHの先端加圧
部35aを経由し、さらにガイドピン22により再びそ
の捻転を元の状態に戻された後巻取リール7に巻回され
る。
【0059】次に、以上のように構成された字消し具1
の取扱方法について説明する。 A.使用方法:キャップ部材40を回転操作して(図1
1(b) 参照) 、ヘッドHを縦引き操作位置X(キャップ
部材40の係合凸部46が第1係合凹部45aに係合)
と横引き操作位置Y(係合凸部46が第2係合凹部45
bに係合)との2位置に選択的に位置決めすることによ
り、次の二通りの使用が可能である。
【0060】 縦引き使用:(図12(a) 参照) この使用方法は例えば和文のような縦書き文章の一部を
修正する場合に適しており、その使用に際しては、図示
のように、ケース2の把持面2a,2bを手指にて筆記
具を持つ姿勢で把持し、この状態で、ヘッドHの先端加
圧部35aを誤字等の修正すべき紙面上の被修正部分
(被転写部)50の開始端(上端)に当てて、そのまま
ケース2を縦方向つまり紙面等に対して上下方向へ移動
させ、被修正部分50の終端(下端)で停止させる。
【0061】以上の操作により、ヘッドHの先端加圧部
35aにおける塗膜転写テープTの修正塗料層(白色)
が、フィルム状基材から剥離して上記被修正部分50上
に転写被覆され、これにより誤字等が消されるととも
に、この上から正しい文字を直ちに書き入れることが可
能となる。
【0062】 横引き使用:(図12(b) 参照) この使用方法は例えば欧文のような横書き文章の一部を
修正する場合に適しており、その使用に際しては、図示
のように、ケース2の把持面2a,2bを手指にて筆記
具を持つ姿勢で把持し、この状態で上記と同様、ヘッド
Hの先端加圧部35aを被修正部分50の開始端(左
端)に当てて、そのままケース2を横方向つまり紙面等
に対して右方向へ移動させ、被修正部分50の終端(右
端)で停止させれば、誤字等が消されて正しい文字の書
き入れが可能となる。
【0063】B.テープカートリッジCの交換方法:ま
た、すべての塗膜転写テープTが繰出リール6側から巻
取リール7側へ巻取り回収されて使用済みとなったら、
次の手順でテープカートリッジCを交換する。
【0064】 ヘッドHを塗膜転写テープ交換位置X
に置く。つまり、ヘッドHが縦引き操作位置Xにあれば
そのままでよいが、横引き操作位置Yにある場合は、キ
ャップ部材40を回転操作して、ヘッドHを横引き操作
位置Yから塗膜転写テープ交換位置Xへ回転して置く。
【0065】これにより、ヘッドH部分における塗膜転
写テープTの姿勢が、図3に示すように、繰出リール6
と巻取リール7の巻回姿勢に対して平行な状態に操作さ
れ、ヘッドHに対する塗膜転写テープTの着脱作業が容
易な姿勢となる。
【0066】 ケース2を分解して開ける。この場
合、まずキャップ部材40を図11(a)のようにケース
2の円筒先端部5から引き抜いた後、キャップ体4が上
側に向いた状態で円筒半割部4cを上側へ持ち上げて、
このキャップ体4をケース本体3から取り外す。
【0067】 使用済みのテープカートリッジC(空
の繰出リール6+使用済みの塗膜転写テープT´が回収
された巻取リール7)を取り出した後、これに替えて、
未使用の新しいテープカートリッジC(未使用の塗膜転
写テープTが巻装された繰出リール6+巻取リール7)
をテープ駆動部D上に取り付けるとともに、その塗膜転
写テープTをヘッドHの先端加圧部35aに経由するよ
うに装着させる。
【0068】この場合、塗膜転写テープTは、図1に示
すように、繰出リール6および巻取リール7の巻回姿勢
のまま、その繰出しおよび巻取り部分近傍60a,60
bをガイドピン21,22に経由させるとともに、その
先端部分60c,60dをヘッドHのヘッド本体35の
両側に上側から挿入して行う。
【0069】これにより塗膜転写テープTは、図3に示
すように、繰出リール6から繰り出された後、ガイドピ
ン21を介して上記ヘッドHの先端加圧部35aを経由
して反転され、さらにガイドピン22を介して巻取リー
ル7に巻回される状態で装填される。
【0070】なお、これら一連の作業は、ヘッドHを先
端加圧部35aから一旦取り外して行った後、再び取り
付けてもよい。
【0071】 この後再びケース2を閉じて組み立て
る。この場合、まずケース本体3の係合部3bにキャッ
プ体4の係止爪4bを係合させた後、円筒半割部4cを
ケース本体3の円筒半割部3cに合わせ(この際嵌合凹
部3aに嵌合リブ4aが嵌合)、図11(a) に示すよう
に、この一体化した円筒先端部5に上記キャップ部材4
0を差し込んで嵌めることで、ケース2が組み立てられ
る。
【0072】実施例2 本実施例は図13に示すようなガイドプレート70を備
えてなるもので、狭い面積部分を消す場合に好適に使用
されるものである。
【0073】すなわち、実施例1の字消し具1のみで
は、例えば図12(b) に示すように横引き使用する場
合、使用者にとって、ヘッドHが被修正部分50を覆う
姿勢となる。したがって、比較的大きい文字等を消す場
合は問題ないが、小さい文字や文章中の1文字だけな
ど、狭い面積部分を消す場合には、被修正部分50の終
端(右端)がヘッドH部分に隠れて見難く、消したい文
字だけを確実に消すことが困難な場合が生じる。このよ
うな場合に、ガイドプレート70が字消し具1と共に使
用される。
【0074】上記ガイドプレート70は、字消し具1の
ヘッドHを被修正部分50に対して位置決め案内するも
ので、透明プラスチック製薄板材が矩形状に形成されて
なり、その中央部分に外周輪郭形状に対応した矩形状の
窓部71が設けられている。
【0075】この窓部71は、相互に対向する2辺同
士、つまり長辺部71a,71aと短辺部71b,71
bが相互に平行な直線状とされ、長辺部71a,71a
が、上記ヘッドHの側縁を案内する直線案内部とされる
とともに、短辺部71b,71bが、上記被修正部分5
0の終端を規定する終端規定部とされている。
【0076】また、この終端規定部71bは、図13
(b) に示すように、上記直線案内部71a方向へ下向き
に傾斜した傾斜面を備え、被修正部分50の終端におい
て塗膜転写テープTの白色修正塗料層の切断が容易かつ
確実に行える構造とされている。なお、ガイドプレート
70の肉厚寸法によってはこの傾斜構造は不要である。
【0077】しかして、例えば横書き文章において、小
さい文字や文章中の1文字だけなど、狭い面積の被修正
部分50を消す場合には、まず、図14(a) に示すよう
に、ガイドプレート70の終端規定部71bを被修正部
分50の終端に位置させるとともに、直線案内部71a
を被修正部分50の下側近傍に沿って位置させる。続い
て、図14(b) に示すように、ヘッドHの先端加圧部3
5aを被修正部分50の開始端に当てた後、ヘッドHの
側縁を直線案内部71aに沿わせながら右側横方向へ終
端規定部71bに当たるまで被修正部分50上をなぞ
る。これにより、失敗なく修正すべき文字等だけを消す
ことができる。
【0078】なお、ガイドプレート70の形状寸法は、
その主要部として上記直線案内部71aと終端規定部7
1bを備えている限り、目的に応じて種々設計変更可能
であり、例えば図15に示すようなL字形状としてもよ
い。このガイドプレート70においては、直線案内部7
1aに平行な外側直線部分71cに目盛り72が付記さ
れており、直線定規として機能し得る。
【0079】なお、上述した実施例1および実施例2は
あくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであっ
て、本発明はこれに限定されることなく、その範囲内で
種々設計変更可能である。
【0080】例えば、塗膜転写テープTとして、フィル
ム状基材の片面に、剥離剤層を介して粘着剤層が形成さ
れた構造のものを使用することにより、粘着剤層のみが
紙面等に転写される糊付具として使用することも可能で
ある。
【0081】また、連動部12として、図6に示す構造
に替えて、図16(a) または図16(b) に示される構造
も採用することができる。
【0082】すなわち、図16(a) に示される連動部1
2は、巻取り回転部11および繰出し回転部10の一部
をそれぞれ構成する回転円板17,18と、摩擦ホイー
ル75とからなる。この摩擦ホイール75は、具体的に
はその外周部がシリコンゴム等の摩擦材で形成されてな
り、上記両回転円板17,18間のケース本体3内側面
に回転可能に設けられるとともに、その外周がこれら両
回転円板17,18の外周にそれぞれ摩擦係合されてい
る。
【0083】一方、図16(b) に示される連動部12
は、上記回転円板17と、上記回転円板18の下側に同
心状に設けられた回転伝達部80と、無端ベルト85と
からなる。この無端ベルト85は、具体的にはシリコン
ゴム等の軟質プラスチックで形成されてなり、上記両回
転円板17と回転伝達部80の外周に摩擦接触するよう
に巻き掛けられている。
【0084】さらに、図示例の連動部12はいずれも、
回転伝達機能と滑機能を兼備する構造とされているが、
実開平5−13800号公報や特開平5−58097号
公報に開示されるように、これら両機能をそれぞれ別個
独立して備える構造とすることも可能である。
【0085】また、図示例においては、上記ヘッドHが
縦引き操作位置Xと横引き操作位置Yの2位置を選択可
能な構造とされているが、縦引き操作位置Xを省略し
て、横引き専用構造としてもよい。
【0086】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、塗膜転
写用ヘッドが塗膜転写テープ交換位置と使用位置との間
で回転操作可能とされ、この使用位置において、上記ヘ
ッドの先端加圧部が、塗膜転写テープをケースの把持面
に対しほぼ正対させて案内するように構成されているか
ら、ケース自体を筆記具のような姿勢で把持した状態
で、ヘッドの先端加圧部により塗膜転写テープを紙面等
の上に密着状に押し付けることができる。
【0087】したがって、ケースの把持面を手指で把持
して肘を張ることなく机上等に付けた状態で水平方向へ
動かすことにより、つまりケースを筆記具感覚で線を横
に引くように動かすことにより、文字等を消去したり粘
着剤を塗布することができ、操作が容易で、ヘッドを所
望の箇所に正確にかつ安定して持っていくことができ
る。
【0088】また、上記塗膜転写テープ交換位置におい
て、上記ヘッドの先端加圧部が、塗膜転写テープを繰出
リールと巻取リールの巻回姿勢のまま案内するように構
成されているから、筆記具感覚での使用が可能な構造を
備えるものにおいても、塗膜転写テープの交換が可能な
カートリッジ式を採用することができ、省資源化の要請
に最適な構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1である字消し具を分解して示
す斜視図である。
【図2】同字消し具を示す斜視図で、塗膜転写用ヘッド
が塗膜転写テープ交換位置ある状態を示している。
【図3】同じく塗膜転写用ヘッドが塗膜転写テープ交換
位置にある同字消し具の内部を一部断面で示す正面図で
ある。
【図4】同じく同字消し具を示す斜視図で、塗膜転写用
ヘッドが使用位置にある状態を示している。
【図5】同じく塗膜転写用ヘッドが使用位置にある同字
消し具の内部を一部断面で示す正面図である。
【図6】同字消し具のテープ駆動部の基本構成を示す概
略斜視図である。
【図7】同テープ駆動部の逆転防止機構を示す分解斜視
図である。
【図8】同逆転防止機構の動作を説明するための拡大斜
視図である。
【図9】同字消し具の塗膜転写用ヘッドと回転操作部を
一部切開して示す正面図で、塗膜転写用ヘッドが使用位
置にある状態を示している。
【図10】同回転操作部の構造を示す斜視図で、図10
(a) は塗膜転写用ヘッドと回転操作部の関係を示し、図
10(b) は回転操作部の位置決め部を示している。
【図11】同回転操作部の操作要領を説明する斜視図
で、図11(a) はキャップ部材をケースの円筒先端部に
取り付ける状態を示し、図11(b) はキャップ部材を回
転操作する状態を示している。
【図12】同字消し具の使用方法を説明する斜視図で、
図12(a) は縦引き使用する状態を示し、図11(b) は
横引き使用する状態を示している。
【図13】本発明の実施例2に係る字消し具のガイドプ
レートを示す図で、図13(a) は斜視図、図13(b) は
図13(a) のXIII-XIII 線に沿った断面図である。
【図14】同ガイドプレートを併用する字消し具の使用
方法を説明する斜視図で、図14(a) はガイドプレート
を被修正部分に置いた状態を示し、図14(b) はこのガ
イドプレートに沿って字消し具により被修正部分を消す
状態を示している。
【図15】ガイドプレートの変形例を示す斜視図であ
る。
【図16】テープ駆動部の変形例を示す図6に対応した
概略斜視図で、図16(a) は第1の変形例を示し、図1
4(b) は第2の変形例を示している。
【図17】従来の字消し具の内部構成を一部切開して示
す正面図である。
【符号の説明】
C テープカートリッジ D テープ駆動部 H 塗膜転写用ヘッド R 回転操作部 T 塗膜転写テープ X 塗膜転写テープ交換位置(兼縦引き
操作位置) Y 使用位置(横引き操作位置) 1 字消し具 2 ケース 2a,2b ケースの把持面 3 ケース本体 3c ケース本体の円筒半割部 4 キャップ体 4c キャップ体の円筒半割部 5 円筒先端部 6 繰出リール 7 巻取リール 10 繰出し回転部 11 巻取り回転部 12 連動部(兼滑り手段) 15 繰出し回転部の回転軸部 16 巻取り回転部の回転軸部 17 繰出し回転部の回転円板 18 巻取り回転部の回転円板 21,22 ガイドピン 25 摩擦部材 30 逆転防止機構 35 ヘッド本体 35a 先端加圧部 40 キャップ部材 41 位置決め部 41a 挿通案内溝 41b 抜止め案内溝 44 キャップ部材の挿通穴 45a 第1係合凹部(第1係合部) 45b 第2係合凹部(第2係合部) 46 キャップ部材の係合凸部(係合部) 50 被修正部分(被転写部) 70 ガイドプレート 71a ガイドプレートの直線案内部 71b ガイドプレートの終端規定部 75 摩擦ホイール 85 無端ベルト

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に、塗膜転写テープを巻装した
    繰出リールと使用後の塗膜転写テープを回収する巻取リ
    ールとが回転可能にかつ取外し可能に設けられるととも
    に、 上記ケースの先端部に、上記塗膜転写テープを被転写部
    上に加圧する塗膜転写用ヘッドが突設され、このヘッド
    の先端加圧部を経由して、上記繰出リールから繰り出さ
    れた塗膜転写テープが上記巻取リールに巻回されてな
    る、塗膜転写テープの交換が可能なカートリッジ式のも
    のであって、 上記ヘッドは、塗膜転写テープ交換位置と使用位置との
    間で回転操作可能とされ、 上記ヘッドの先端加圧部は、上記塗膜転写テープ交換位
    置において、上記塗膜転写テープを上記繰出リールと巻
    取リールの巻回姿勢のまま案内するとともに、上記使用
    位置において、上記塗膜転写テープを上記ケースの把持
    面に対しほぼ正対させて案内するように構成されている
    ことを特徴とする塗膜転写具。
  2. 【請求項2】 上記ケースは、上記繰出リールと巻取リ
    ールを内装し得る輪郭形状寸法と幅寸法を備える偏平な
    箱状とされ、その扁平表裏面が上記把持面とされている
    請求項1に記載の塗膜転写具。
  3. 【請求項3】 上記ケースは、上記繰出リールと巻取リ
    ールを装着するケース本体と、このケース本体に分解可
    能に組み付けられるキャップ体とからなる請求項2に記
    載の塗膜転写具。
  4. 【請求項4】 上記ヘッドは、上記ケースの先端部内周
    にその軸心まわりに回転可能に取り付けられ、 上記ケースの先端部に、上記ヘッドを回転操作する回転
    操作部が設けられている請求項1に記載の塗膜転写具。
  5. 【請求項5】 上記回転操作部は、上記ケースの円筒先
    端部に、その軸心まわりに回転可能に外嵌されるキャッ
    プ部材と、上記円筒先端部外周に設けられて、上記キャ
    ップ部材の回転方向位置を弾発的に位置決め固定する位
    置決め部とを備えてなり、 上記キャップ部材は上記ヘッドが挿通される挿通穴を備
    え、 この挿通穴の形状寸法は、上記ヘッドが挿通された状態
    において、上記キャップ部材とヘッドが回転方向へ一体
    的に嵌合するように設定されている請求項4に記載の塗
    膜転写具。
  6. 【請求項6】 上記ケースの円筒先端部は、上記ケース
    本体の円筒半割部と上記キャップ体円筒半割部とからな
    る分割構造とされ、 上記キャップ部材は、上記円筒先端部外周に取外し可能
    に取り付けられて、上記ケースの組立固定部材を兼ねる
    請求項5に記載の塗膜転写具。
  7. 【請求項7】 上記位置決め部は、上記キャップ部材の
    内周に設けられた係合部に係脱可能に係合する第1係合
    部と第2係合部を備え、 上記キャップ部材の係合部が第1係合部に係合した状態
    において、上記ヘッドが上記塗膜転写テープ交換位置に
    あり、 上記キャップ部材の係合部が第2係合部に係合した状態
    において、上記ヘッドが上記使用位置にある請求項5ま
    たは6に記載の塗膜転写具。
  8. 【請求項8】 上記ケース内に、上記繰出リールが取外
    し可能に取り付けられる繰出し回転部と、上記巻取リー
    ルが取外し可能に取り付けられる巻取り回転部とがそれ
    ぞれ回転可能に装着され、 これら両回転部が連動部により相互に連係されて、上記
    巻取り回転部が上記繰出し回転部に従動する自動巻取式
    とされている請求項1に記載の塗膜転写具。
  9. 【請求項9】 上記連動部は、上記繰出リールと巻取リ
    ールにおける塗膜転写テープの繰出速度と巻取速度を同
    期させる滑り手段としての機能を兼備している請求項8
    に記載の塗膜転写具。
  10. 【請求項10】 上記連動部は、上記繰出し回転部およ
    び巻取り回転部の一方の外周に装着された摩擦部材を備
    え、この摩擦部材が他方の外周に摩擦係合されている請
    求項9に記載の塗膜転写具。
  11. 【請求項11】 上記連動部は、上記ケース内に回転可
    能に設けられた摩擦ホイールを備え、この摩擦ホイール
    の外周が、上記繰出し回転部と巻取り回転部の外周にそ
    れぞれ摩擦係合されている請求項9に記載の塗膜転写
    具。
  12. 【請求項12】 上記連動部は無端ベルトを備え、この
    無端ベルトが、上記繰出し回転部と巻取り回転部の双方
    の外周にそれぞれ摩擦接触するように巻き掛けられてい
    る請求項9に記載の塗膜転写具。
  13. 【請求項13】 上記繰出リールおよび巻取リールの逆
    回転を防止する逆転防止機構を備え、 この逆転防止機構は、上記ケース本体の内側面に環状に
    設けられた複数個の逆転防止爪と、上記繰出し回転部ま
    たは巻取り回転部に設けられて、この逆転防止爪に係脱
    可能に係合する係止爪とからなる請求項8に記載の塗膜
    転写具。
  14. 【請求項14】 上記塗膜転写テープは、プラスチッ
    ク、紙等のフィルム状基材の片面に剥離剤層が形成さ
    れ、その上に白色の修正塗料層が形成され、さらにその
    上に感圧接着剤層が施されてなる請求項1に記載の塗膜
    転写具。
  15. 【請求項15】 上記塗膜転写テープは、プラスチッ
    ク、紙等のフィルム状基材の片面に、剥離剤層を介して
    粘着剤層が形成されてなる請求項1に記載の塗膜転写
    具。
  16. 【請求項16】 被転写部に対して上記ヘッドを位置決
    め案内するガイドプレートを備え、 このガイドプレートは透明プラスチック製薄板材からな
    り、上記ヘッドの側縁を案内する直線案内部と、この直
    線案内部に連続して設けられ、上記被転写部の終端を規
    定する終端規定部とを備える請求項1に記載の塗膜転写
    具。
  17. 【請求項17】 上記終端規定部は、上記直線案内部方
    向へ下向きに傾斜した傾斜面を備える請求項16に記載
    の塗膜転写具。
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