JPH07156714A - 角度可変式ミラー - Google Patents

角度可変式ミラー

Info

Publication number
JPH07156714A
JPH07156714A JP5302789A JP30278993A JPH07156714A JP H07156714 A JPH07156714 A JP H07156714A JP 5302789 A JP5302789 A JP 5302789A JP 30278993 A JP30278993 A JP 30278993A JP H07156714 A JPH07156714 A JP H07156714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
angle
electrodes
ultrasonic transducer
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5302789A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Endo
広樹 遠藤
Masanori Iketani
昌紀 池谷
Keisuke Honda
敬介 本多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Honda Electronics Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Honda Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd, Honda Electronics Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP5302789A priority Critical patent/JPH07156714A/ja
Publication of JPH07156714A publication Critical patent/JPH07156714A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミラーを上・下・左・右に角度調整可能とす
るにあたって、構造を簡単にする。 【構成】 ミラー20の背面に1つの超音波振動子14
を組込む。超音波振動子14は少なくとも4つに分割さ
れた電極を有し、電圧を印加する電極を選択することに
よって上・下・左・右の駆動力が得られる。全電極に高
周波電圧を印加すると、ミラーを前後振動させることも
できる。 【作用】 1つのアクチュエータでミラーの角度調整と
水滴除去のための前後振動が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のドアミ
ラーやフェンダーミラー等のように、角度が調整可能と
なっている角度可変式ミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】ミラーを上下及び左右の2方向に角度調
整可能とするために、ミラーの背面側に、2台のDCモ
ータを組込んだ構造が実用化されている(スバル レガ
シィー1989年2月の新車解説書)。2台のDCモー
タのかわりに、2台の超音波モータを組込んだものも知
られている(特開昭61−41643号公報)。このよ
うに従来の構造は2方向にミラーを振るために2つのア
クチュエータを利用しており、構造が複雑となってい
る。野外で使用するミラーの場合、ミラーに水滴が付着
することがある。そこでミラーをミラー面の垂直方法
(これを前後方向という)に細かく振動させて水滴を除
去する装置が実用化されている(特開平2−11433
号公報)。この装置の場合、ミラーの角度調整用アクチ
ュエータの他に、ミラーを前後方向に振動させる超音波
振動子を組込んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第一の目的
は、1つのアクチュエータでミラーを上側・下側のみな
らず右側・左側にも角度調整可能として、構造を簡素化
して製造コストの低減を図ることにある。本発明の第二
の目的は、さらにそのアクチュエータでミラーを前後方
向に振動させることも可能とし、水滴除去のための専用
のアクチュエータを不要とすることにある。さらに本発
明の第三の目的は、超音波振動子による角度調整や前後
振動の効率を向上させることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる角度可
変式ミラーは、リング状の圧電素子を1対のブロック間
に狭持した状態で両ブロック間が連結ロッドで連結され
ている超音波振動子が前記ミラーの背面側に組込まれて
おり、前記圧電素子に電圧を印加する電極が少なくとも
4分割されている。このために電圧を印加する電極を選
択することによって、ミラーを上側・下側・左側・右側
に角度調整することができる。この角度可変式ミラーの
場合、全電極に電圧を印加することによって、ミラーを
前後振動させることができる。また特に、前記ブロック
の前記ミラーに当接する端部に振動増幅用ホーンが形成
されていることが好ましい。
【0005】
【作用】超音波振動子の圧電素子に電圧を印加する電極
が少なくとも4分割されていると、その電極中のどの電
極に電圧を印加するかを選択することによって4方向の
駆動力が得られ、1つの超音波振動子でミラーを上側・
下側・左側・右側に角度調整することができる。また全
電極に電圧を印加すると、ミラーを前後振動させること
ができ、同一のアクチュエータで水滴除去も可能とな
る。さらに超音波振動子に振動増幅用ホーンが形成され
ていると、振動が増幅され、効率の向上(すなわち小電
力で所期の目的がとげられること)が得られる。
【0006】
【実施例】図1と図2は、本発明を自動車用ドアミラー
2に応用した実施例を示している。図中4はミラーハウ
ジングであり、ミラーハウジング4の内壁4aに4本の
ステー6が前後方向に固定されている。4本のステー6
に挟み込まれて有底の筒部材8が固定されており、筒部
材の底板の中央には半球状の凸起8aが形成されてい
る。4本のステー6の間を通り抜けるように図1におい
てコ字状をしたミラー支持フレーム22が配置されてお
り、フレーム22の中央には部分球状の凹み22aが形
成されている。部分球状の凹み22aと半球上の凸起8
aによって球状ジョイントAが形成され、フレーム22
は図1において球状ジョイントAを中心に左側・右側に
も揺動可能であり、また紙底面手前側にも奥側にも揺動
可能となっている。
【0007】フレーム22の先端には、ミラー20の背
面板18が固定されている。背面板18の背面には部分
球面板16が固定されている。部分球面板16の背面1
6aは球状ジョイントAを中心とした球面となってい
る。筒部材8と部分球面板16との間には超音波振動子
14が組込まれている。超音波振動子14は圧縮ばね1
0とばね受け12を介してミラー20を前方に付勢して
おり、その力が球状ジョイントAに作用する。ばね受け
12は筒部材8の内孔にガイドされつつスライドし、超
音波振動子14はばね受け12に支持されている。
【0008】図3は、超音波振動子14の分解斜視図で
ある。超音波振動子14は、この場合、2枚の圧電素子
32,36が一対の金属製ブロック30,42間に狭持
された状態で両金属製ブロック30,42が連結用ロッ
ド40によって連結されて構成されている。両圧電素子
32,36間には電極34が介装され、電極34は4つ
に分割されている。なお下側の圧電素子36と下側の金
属ブロック42間には共通電極38が組込まれている。
【0009】組立状態において、圧電素子32,36と
分割電極34a,34b,34c,34dはいずれも連
結ロッド40と接触しない。一方共通電極38は連結ロ
ッド40と接触し、両金属ブロック30,42と連結ロ
ッド40と共通電極38は同電位に維持される。使用時
は共通電極38は接地され、分割電極34a〜34dに
選択的に高周波電圧が印加される。
【0010】圧電素子32,36は電圧が印加される
と、厚みが変化する。そのため図4(E) に示すように全
部の電極34a〜34dに同時に高周波電圧を印加する
と、ブロック30の駆動面30eは、図4(E) のように
前後方向(Z) に振動する。この場合ミラー20が前後方
向に振動され、水滴が除去される。
【0011】一方、図4(A) に示すように、電極34
a,34dにのみ高周波電圧を印加すると、駆動面30
eは、前後(Z) 方向に振動する他、図中Y面内で屈曲振
動することになり、それらの振動が複合する結果、駆動
面30eに図4(A) の楕円振動を起すことができる。そ
のためには超音波振動子14の全長LOを縦振動の波長
に等しくし、かつ屈曲振動の波長の2倍に設定する。超
音波振動子14が図4(A) の楕円運動を行うと、部分球
面板16は図中Y(+)方向に運ばれる。この結果ミラ
ー20は上側に振られる。図4(B) 〜(D) は他の方向に
対するミラーの角度調整の様子を示しており、(B) はミ
ラーを左側に振り、(C) はミラーを下側に振り、(D) は
ミラーを右側に振る様子を示している。(A) 〜(D) につ
いては屈曲振動の振動面が切換可能となっており、縦振
動と複合して生じる楕円運動の方向が切換可能となって
いるのである。このように、本実施例によると、一つの
超音波振動子14でミラー20を上側・下側・左側・右
側に振ることができる。また同一の超音波振動子14で
ミラー20を前後に振動させて水滴を除去することもで
きる。
【0012】さてこの実施例の場合、ブロック30のミ
ラー20と当接する側の端部に小径部30aが形成され
ている。この小径部30aの長さL1は屈曲振動の1/
4波長に設定されており、端面(駆動面30e)に生じ
る振動が増幅され、駆動力が増強される。このため、比
較的小さな電力でミラーを前後方向に勢いよく振動させ
て水滴を除去することができる他、ミラーの角度を効率
的に変化させることが可能となっている。
【0013】
【発明の効果】本発明によると、1台の超音波振動子で
ミラーを上下方向にも左右方向にも角度調整できるため
に、ミラーの背面側の構造を著しく単純化することがで
き、製作コストの低減が可能となる。またその超音波振
動子でミラーを前後振動させることも可能となり、水滴
除去のために専用のアクチュエータを用いる必要をなく
すことができる。また振動増幅用のホーンを用いると、
大きな振動子が得られ、ミラーを効率良く、角度調節し
たり前後振動させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ミラーの水平面内の断面図
【図2】ミラーの正面図
【図3】超音波振動子の分解斜視図
【図4】選択電極と得られる振動の様子を示す図
【符号の説明】
14 超音波振動子 20 ミラー 30 ブロック 32 圧電素子 34a〜34d 分割電極 36 圧電素子 38 共通電極 40 連結ロッド 42 ブロック A ジョイント
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】一方、図4(A) に示すように、電極34
a,34dにのみ高周波電圧を印加すると、駆動面30
eは、前後(Z) 方向に振動する他、図中Y面内で屈曲振
動することになり、それらの振動が複合する結果、駆動
面30eに図4(A) の楕円振動を起すことができる。そ
のためには超音波振動子14の全長LOを縦振動の波長
1/2倍に等しくし、かつ屈曲振動の波長の3/2
に設定する。超音波振動子14が図4(A) の楕円運動を
行うと、部分球面板16は図中Y(+)方向に運ばれ
る。この結果ミラー20は上側に振られる。図4(B) 〜
(D) は他の方向に対するミラーの角度調整の様子を示し
ており、(B) はミラーを左側に振り、(C) はミラーを下
側に振り、(D) はミラーを右側に振る様子を示してい
る。(A) 〜(D)については屈曲振動の振動面が切換可能
となっており、縦振動と複合して生じる楕円運動の方向
が切換可能となっているのである。このように、本実施
例によると、一つの超音波振動子14でミラー20を上
側・下側・左側・右側に振ることができる。また同一の
超音波振動子14でミラー20を前後に振動させて水滴
を除去することもできる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本多 敬介 愛知県豊橋市大岩町字小山塚20番地 本多 電子株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角度可変式ミラーであり、 リング状の圧電素子を1対のブロック間に狭持した状態
    で両ブロック間が連結ロッドで連結されている超音波振
    動子が前記ミラーの背面側に組込まれており、 前記圧電素子に電圧を印加する電極が少なくとも4分割
    されており、 電圧を印加する電極を選択することによって、ミラーを
    上側・下側・左側・右側に角度調整可能となっている角
    度可変式ミラー。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のミラーであり、全電極
    に高周波電圧を印加することによって、ミラーを前後振
    動させることが可能な角度可変式ミラー。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のミラーであり、前記ブ
    ロックの前記ミラーに当接する端部に振動増幅用ホーン
    が形成されていることを特徴とする角度可変式ミラー。
  4. 【請求項4】 角度可変式ミラーであり、 縦振動と屈曲振動が複合して楕円運動が発生する一端を
    ミラー背面に当接させた状態で超音波振動子が組込まれ
    ており、 その屈曲運動の振動面が切換可能となっていてそのミラ
    ーを上側・下側・左側・右側に角度調整可能となってい
    る角度可変式ミラー。
JP5302789A 1993-12-02 1993-12-02 角度可変式ミラー Pending JPH07156714A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5302789A JPH07156714A (ja) 1993-12-02 1993-12-02 角度可変式ミラー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5302789A JPH07156714A (ja) 1993-12-02 1993-12-02 角度可変式ミラー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07156714A true JPH07156714A (ja) 1995-06-20

Family

ID=17913146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5302789A Pending JPH07156714A (ja) 1993-12-02 1993-12-02 角度可変式ミラー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07156714A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109572625A (zh) * 2018-11-27 2019-04-05 温州市华晖汽摩配件厂(普通合伙) 一种超声波除雾驱水镜片

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109572625A (zh) * 2018-11-27 2019-04-05 温州市华晖汽摩配件厂(普通合伙) 一种超声波除雾驱水镜片

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2000028652A1 (en) Ultrasonic motor
JPH06293074A (ja) 縦振動を捩り振動に変換する工具ホーン
JPH07156714A (ja) 角度可変式ミラー
JPH0947045A (ja) 振動波駆動装置
JPH077127B2 (ja) 鏡の水滴除去装置
JP2001292584A5 (ja)
JPH05221265A (ja) 自動車の後写鏡装置
JPH0527325Y2 (ja)
JPH0564465A (ja) 超音波トランスデユーサ
JP2000334384A (ja) 超音波フルイ装置
JPH06206049A (ja) 振動式駆動装置
JPH0613018Y2 (ja) 水滴除去機構付アウトミラー
JP2614483B2 (ja) 振動ジャイロ
JPS6255500A (ja) 圧電フアン
JPH055101Y2 (ja)
JP3529410B2 (ja) 超音波振動子
JP2001260751A (ja) 鏡面角度調整装置
JP2001168142A (ja) 超音波振動接合用ツール
JPH02128949A (ja) 自動車用ミラーのクリーニング装置
JP2925492B2 (ja) モータ駆動装置
JPS6347070Y2 (ja)
JPH09142263A (ja) ミラーの水滴除去装置
JPH0619338Y2 (ja) 超音波リニアモータ
JPH09221007A (ja) 水滴除去機構付ミラー
JPH11470A (ja) コンピュータゲームコントローラ