JPH07152754A - 文章作成補助機能を持つ文章作成装置 - Google Patents

文章作成補助機能を持つ文章作成装置

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JPH07152754A
JPH07152754A JP5298642A JP29864293A JPH07152754A JP H07152754 A JPH07152754 A JP H07152754A JP 5298642 A JP5298642 A JP 5298642A JP 29864293 A JP29864293 A JP 29864293A JP H07152754 A JPH07152754 A JP H07152754A
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JP
Japan
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input
character
character string
sentence
coordinate
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Application number
JP5298642A
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English (en)
Inventor
Junichi Tanaka
淳一 田中
Kenji Suzuki
謙二 鈴木
Yoshio Furuichi
佳男 古市
Kenichiro Kobayashi
賢一郎 小林
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】利用者の意図した文字列の入力操作が簡単且つ
短時間で行えるようにする。 【構成】各種の文章表現の情報が、1文字以上の先頭部
分を共通とする文字列毎に、共通の文字を共通のノード
とし且つ先頭文字を当該ノードのルートとするツリー構
造の形式で登録された文章作成補助辞書43を外部記憶
装置4に格納しておき、座標入力装置1から認識対象と
なる文字が入力画面上の入力枠に手書き入力されて、手
書き文字認識部14により認識される毎に、その認識文
字を最終文字とすする入力済み文字列と文章作成補助辞
書43に登録されているツリー構造の文章との照合を文
章・辞書照合部15にて行い、入力済み文字列に一致す
る文頭部分を持つ文章作成補助辞書43内の文章の候補
が1つになった場合に、当該候補中の残りの文字列を入
力済み文字列の後に表示する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に文字列の入力に時
間がかかる手書き入力により文章の作成を行うのに好適
な文章作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】入力装置の1つに、座標入力装置と表示
装置が積層一体化された手書き入力装置が知られてい
る。この種の手書き入力装置は、スタイラスペン等を用
いて紙に文字や図形を書き込む感覚で入力でき、更に入
力したい場所へダイレクトに指示できることから、最近
各方面で使用されるようになってきた。
【0003】この手書き入力装置を用いて文章を作成す
る場合、そのすべての文字を手で書かなければならない
ため、操作自体は簡単である反面、入力に多大な時間が
かかるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで従来は、上記の
問題を解決するために、特別な1文字を入力すると、そ
の文字に対応した文字列を出力する第1の方式や、文字
列一覧表から所望の文字列を選択入力する第2の方式等
が考えられていた。
【0005】しかし、上記第1の方式では、特別な文字
や対応する文字列を入力者(利用者)が覚えておく必要
があり、上記第2の方式では、多数表示された候補の中
から所望の文字列を探し出さくてはならないという、欠
点があった。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものでその目的は、手書き入力装置などの入力装置を
用いて文字列を入力していく過程で、入力済みの文字列
からそれ以降に入力される文字列を予測して、その予測
した文字列を入力装置から入力された文字列として扱う
ことにより、利用者の意図した文字列の入力操作が簡単
且つ短時間で行え、しかも利用者の意図しない文字列が
予測された場合には入力装置からの訂正が行える文章作
成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、文字列の入力、入力文字列の訂正等に用
いられる入力装置と、文字列の表示等に用いられる表示
装置とを備えた文章作成装置において、各種の文章表現
の情報が格納されている文章作成補助辞書と、入力装置
から入力されている文字列を上記文章作成補助辞書と照
合し、その照合結果をもとに当該文字列以降に入力され
る可能性の高い文字列を選び出す文字列選択手段と、こ
の文字列選択手段によって選択された文字列を、入力装
置から入力された文字列であるとして、当該入力装置か
ら訂正可能なように表示装置に表示する表示手段とを設
けたことを特徴とするものである。
【0008】また本発明は、上記文章作成補助辞書に格
納される文章表現の情報の構造を、1文字以上の先頭部
分が共通の文字列毎に、共通の文字を共通のノードとし
且つ先頭文字を当該ノードのルートとするツリー構造と
し、入力装置から入力されている文字列を、各ツリー構
造のルートノードから順に照合することをも特徴とす
る。
【0009】
【作用】上記の構成において、入力装置から1文字ずつ
文字が入力されると、その入力文字を含む入力済みの文
字列を文章作成補助辞書に格納されている各種文章表現
の情報である各ツリー構造と照合する照合動作が、文字
列選択手段によって行われる。この照合動作は、1文字
入力される毎に、各ツリー構造の最上段のノード(ルー
トノード)から順に、2段目のノード、3段目のノード
…というように、1段ずつ降りながら1文字ずつ行われ
る。この照合動作により、対象となる候補が例えば1つ
になった時点で、文字列選択手段は、その候補中の未照
合の文字列を、既に入力されている文字列以降に入力さ
れる可能性の最も高い文字列として選択する。この選択
された文字列は、入力装置から入力された文字列として
表示手段により表示装置の表示画面に表示される。これ
により、画面表示された文字列が利用者の意図したもの
でないならば、利用者は画面上の文字列を入力装置を用
いた操作により所望のものに訂正することが可能とな
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は同実施例に係る文章作成装置の概略構成
を示すブロック図である。図1に示す文章作成装置は、
座標入力装置1、制御装置2、表示装置3及び外部記憶
装置4から構成される。
【0011】座標入力装置1は、例えば図2に示すよう
に、透明タブレット1aと、この透明タブレット1a上
の座標を指示するスタイラスペン1bからなり、液晶デ
ィスプレイ、プラズマディスプレイなどの表示装置3
(の表示画面)上に積層されて、制御装置2に一体化さ
れている。この透明タブレット1aと表示装置3の表示
画面とは、同じ座標面を有し、表示装置3の表示画面上
の座標位置を透明タブレット1a上で直接指定し得ると
共に、表示装置3の表示画面上での表示情報が透明タブ
レット1aを介して視認し得るように構成されている。
【0012】制御装置2は、座標入力部11、枠検切り
部12、時間検切り部13、手書き文字認識部14、文
章・辞書照合部15及び表示部16からなる処理部と、
入力座標データバッファ31、文字座標データバッファ
32、認識文字バッファ33、入力枠管理バッファ3
4、画面領域座標バッファ35、検切り時間バッファ3
6及び文章バッファ37からなるバッファメモリ部とを
備えている。これら各処理部及び各バッファの詳細につ
いては後述する。
【0013】表示装置3は上記したように液晶ディスプ
レイなどである。表示装置3には、図8に示す入力画面
が表示される。この入力画面は、スタイラスペン1bを
用いた手書きによる文字の入力等に用いられる複数の入
力枠(文字認識枠)81と、確定された文字列(文章)
を表示するための文章表示領域82と、入力文字の認識
を指示するための[認識]アイコン83、入力文字の訂
正入力を指示するための[再入力]アイコン84及び認
識済み文字列等の確定を指示するための[かきこみ]ア
イコン85とから構成される。
【0014】外部記憶装置4は、システムを初期化する
ための初期化データ41、手書き文字認識に用いられる
文字パターン(辞書パターン)が登録された手書き文字
認識辞書42及び各種の文章表現の情報が登録された文
章作成補助辞書43などを格納しておくためのディスク
装置等である。初期化データ41には、初期入力画面を
構成する各領域の位置情報(入力画面位置情報)及び当
該入力画面の表示データが含まれている。外部記憶装置
4は、例えば制御装置2と一体化されていても構わな
い。
【0015】手書き文字認識辞書42では、図3に示す
ように画数毎に文字が分類されており、その辞書パター
ンは、書き出しの第1点目を基準として相対値によるス
トロークの代表点(始点、中点及び終点の3点)として
与えられている。
【0016】一方、文章作成補助辞書43における文章
表現の情報は、図4に示すように、1文字以上の先頭部
分が共通の文字列毎に、共通の文字を共通のノードとし
且つ先頭文字を当該ノードのルートとするツリー構造を
なしている。
【0017】なお、手書き文字認識辞書42および文章
作成補助辞書43がROM等の不揮発性メモリに格納さ
れていても構わない。次に制御装置2内の各バッファの
詳細について説明する。
【0018】入力座標データバッファ31は、入力され
た座標値列を座標値単位で格納するのに用いられる。文
字座標データバッファ32は、入力された座標値列を例
えば1文字分格納するのに用いられる。
【0019】認識文字バッファ33は、認識された文字
コードを格納するのに用いられる。入力枠管理バッファ
34は、図8に示した入力画面上の複数の入力枠81の
うち実際に文字入力されている入力枠の情報を格納する
のに用いられる。
【0020】画面領域座標バッファ35は、入力画面を
構成する各領域の位置情報(入力画面位置情報)を格納
するのに用いられる。検切り時間バッファ36は、図2
中のスタイラスペン1bが離されている時間の情報(時
間カウント値)を格納するのに用いられる。
【0021】文章バッファ37は、確定された文字列
(文章)を格納するのに用いられる。次に、制御装置2
内の各処理部の詳細について説明する。座標入力部11
は、座標入力装置1を介して指示入力された座標データ
を図2中のスタイラスペン1bのペン先スイッチ(図示
せず)のオン/オフの情報と共に入力座標データバッフ
ァ31に格納する入力処理を司る。
【0022】枠検切り部12は、座標入力部11によっ
て入力座標データバッファ31に格納された座標値を画
面領域座標バッファ35に格納されている画面上の各入
力枠81の位置情報と比較し、入力枠管理バッファ34
を利用してその時点で入力中の入力枠を管理すると共
に、入力枠81内に入力された座標データを文字座標デ
ータバッファ32に格納する処理を司る。この枠検切り
部12は、入力された座標データが入力枠管理バッファ
34にて管理されている入力中の入力枠81外の座標で
ある場合には、入力中の入力枠への手書き文字入力が終
了した(ための入力位置の移動である)ものとして手書
き文字認識部14を起動する。
【0023】時間検切り部13は、座標入力部11から
座標値が入力される度に、検切り時間バッファ36をク
リアした後、座標値入力がなされていない時間を検切り
時間バッファ36で数え、その値が予め定められた一定
時間値に達したら、手書き文字認識部14を起動する
(但し、文字座標データバッファ32が空でない場
合)。
【0024】手書き文字認識部14は、外部記憶装置4
に格納されている手書き文字認識辞書42を参照して、
文字座標データバッファ32に格納されている座標値列
を文字として認識する。この認識結果の文字は、認識文
字バッファ33に格納される。
【0025】文章・辞書照合部15は、認識文字バッフ
ァ33に格納されている文字列と、文章作成補助辞書4
3(に登録されている図4に示したようなツリー構造の
文章)とのマッチングを行う。
【0026】表示部16は、座標入力装置1から入力さ
れた文字情報をその筆跡パターンとして表示する表示処
理、及び認識文字バッファ33に格納された文字を表示
する表示処理等を行う。
【0027】次に、以上の構成の文章作成装置の動作
を、図6及び図7に示すフローチャートを参照して説明
する。まず制御装置2内の図示せぬ初期設定部による初
期化作業により、外部記憶装置4に格納されている初期
化データ41中の入力画面位置情報が画面領域座標バッ
ファ35に読み込まれ、その他のバッファはクリアされ
る(ステップS1)。ここで、入力枠管理バッファ34
内の入力中を示す入力枠81の情報は、先頭の入力枠8
1を示すように初期設定される。また、ステップS1で
の初期化作業では、初期化データ41中の初期入力画面
の表示データをもとに、表示部16によって、図8に示
した入力画面(初期入力画面)が表示装置3に表示され
る。
【0028】続いて制御装置2内の座標入力部11によ
り、座標入力装置1から何らかの座標データが入力され
ているか否かが調べられる(ステップS2)。もし座標
データの入力が無かったならば、時間検切り部13が検
切り時間バッファ36の内容(時間カウント値)をもと
に、最後の座標データ入力から予め定められている一定
時間(以下、所定時間と称する)が経過しているか否か
を調べる(ステップS3)。ここで、当該所定時間が経
過していないならば、時間検切り部13は、検切り時間
バッファ36の内容(時間カウント値)を「1」増やす
(ステップS4)。
【0029】その後、ステップS2に戻り、座標データ
入力の有無が再度調べられる。さて、ステップS2にお
いて、座標入力装置1からの座標データ入力が判定され
た場合には、座標入力部11は、その入力座標データ
(座標値)が図8に示した入力画面中のアイコン83〜
85のいずれかの表示領域内を示しているものであるか
否か、即ち利用者がスタイラスペン1bによりアイコン
83〜85のいずれかを位置指定しているものであるか
否かを、画面領域座標バッファ35に格納されている入
力画面位置情報をもとに調べる(ステップS5)。
【0030】もし、アイコン83〜85のいずれをも位
置指定していない場合、座標入力部11は入力枠81
(の表示領域)内の位置指定であるか否か、即ち入力枠
81への入力(手書き文字の入力)であるか否かを調べ
(ステップS6)、入力枠81への入力であるならば、
その入力座標データを入力座標データバッファ31に格
納する(ステップS7)。これに対して、それ以外(入
力枠81及びアイコン83〜85以外)の領域への入力
であるならば、その入力は無視されて、ステップS2に
戻る。
【0031】さて、座標入力部11により入力枠81へ
の入力が判定されて、その入力座標データが入力座標デ
ータバッファ31に格納された場合、時間検切り部13
は検切り時間バッファ36(内の時間カウント値)をク
リアする(ステップS8)。一方、座標入力部11は、
画面領域座標バッファ35に格納されている入力画面位
置情報により示される入力画面上の複数の入力枠81の
うち、入力のあった入力枠の位置情報を入力枠管理バッ
ファ34に記録する(ステップS9)。
【0032】すると枠検切り部12が起動される。枠検
切り部12は、今入力された座標データが、入力枠管理
バッファ34に入力中枠として記録されている入力枠8
1内を示すものであるか否かを調べ(ステップS1
0)、そうであれば、(入力中枠への手書き文字入力が
継続しているものとして)入力座標データバッファ31
に格納されている座標データを文字座標データバッファ
32に格納する(ステップS11)。このとき、当該座
標データの示す入力者の筆跡が、表示部16により表示
装置3上に表示される(ステップS12)。
【0033】一方、上記ステップS3で、所定時間を経
過しても新たな座標入力が無いと時間検切り部13が判
定した場合には、(全く入力がなされていない場合か、
1文字入力が終了して次の入力枠81への入力準備中で
あるかを判別するために)時間検切り部13は、文字座
標データバッファ32が空であるか否かを調べる(ステ
ップS13)。ここで、文字座標データバッファ32が
空でないならば、時間検切り部13は、当該文字座標デ
ータバッファ32に文字認識の対象となる座標データが
揃ったものと判断し、検切り時間バッファ36(内の時
間カウント値)をクリアした後(ステップS14)、手
書き文字認識部14を起動する。
【0034】すると手書き文字認識部14は、外部記憶
装置4内の手書き文字認識辞書42を参照して、文字座
標データバッファ32に格納されている座標データの列
(座標値列)を文字として認識し(ステップS15)、
その認識結果を認識文字バッファ33に格納する(ステ
ップS16)。即ち手書き文字認識部14は、文字座標
データバッファ32に格納されている座標値列に各スト
ロークの代表点を求め、その画数に応じた手書き文字認
識辞書42中の辞書パターンとの距離によるマッチング
を行い、その差が最も小さいものを出力し、手書き文字
が入力された入力枠81に対応する認識文字バッファ3
3内の領域に、その認識結果の文字を格納する。
【0035】以上の文字認識処理(ステップS15,S
16)が終了すると、文字座標データバッファ32がク
リアされる(ステップS17)。このとき、入力枠管理
バッファ34に記録されている入力中枠の情報が、次の
入力枠81(入力中の枠がn番目の入力枠81であるな
らば、n+1番目の入力枠81)を指すように更新され
る(ステップS18)。また、認識文字バッファ33に
格納された認識結果文字が、表示部16により、入力画
面の対応する入力枠81上に、筆跡である座標値列の表
示を消去した状態で表示される(ステップS19)。
【0036】図9は、文章「ありがとうございます。」
を入力しようとして、文字列「ありがとう」を手書き入
力した後、その認識結果文字列が表示されている状態
で、後続の「ご」を手書き入力し終えた直後の状態を示
す。ここでは、認識前の「ご」だけが筆跡表示されてい
る。この「ご」が認識されると、入力画面上では、
「ご」の筆跡表示が消されて、その認識文字が同じ入力
枠81に表示されることになる。
【0037】さて、表示部16による認識結果文字の表
示(ステップS19)が行われると、文章・辞書照合部
15が起動される。文章・辞書照合部15は、その時点
までに認識文字バッファ33に格納されている認識済み
(入力済み)の文字列と、外部記憶装置4中の文章作成
補助辞書43に登録されているツリー構造の文章とのマ
ッチングを行う(ステップS20)。このステップS2
0のマッチングは、1文字入力される毎、図4に示した
ようなツリー構造の文章の最上段(ルートノード)から
1段ずつ降りていくような形で行われる。
【0038】文章・辞書照合部15は、このマッチング
の結果、認識文字バッファ33に格納されている文字列
(認識済み文字列)に続くことが予測される文字列を持
つ文章の候補が1つとなったか否かを調べる(ステップ
S21)。もし、文章候補が1つでない場合(2つ以上
の場合)には、ステップS2に戻り、座標データ入力の
有無が調べられる。これに対して、文章候補が1つとな
った場合には、入力枠管理バッファ34に記録されてい
る入力中枠の情報が、現在の入力中の入力枠81に対し
て、当該唯一の文章候補のうちの残りの文字列(入力済
み文字列に続く文字列)に相当する数の入力枠分をスキ
ップした位置の入力枠(入力中の枠がn番目の入力枠8
1で、残りの文字列がm文字であるならば、n+m+1
番目の入力枠81)を指すように更新される(ステップ
S22)と共に、この残りの文字列が後続の入力枠81
群内に表示され(ステップS23)、しかる後にステッ
プS2に戻る。
【0039】例えば、認識文字バッファ33に文字
「あ」が格納された段階では、即ち文字「あ」が手書き
入力されて認識された段階では、当該文字「あ」とマッ
チングのとれる文章作成補助辞書43内の文字列(文
章)は、図4の例では、極めて多数あり、1つではな
い。この場合には、ステップS21からステップS2に
戻る。
【0040】同様に、認識文字バッファ33に文字列
「あり」が格納された段階では、即ち文字列「あり」ま
でが手書き入力されて認識された段階では、当該文字列
「あり」とマッチングのとれる文章作成補助辞書43内
の文字列(文章)は、図4の例では、「ありがち」、
「ありがとう。」、「ありがとうございます。」、「あ
ります。」など、多数あり、1つではない。この場合に
も、ステップS21からステップS2に戻る。
【0041】同様に、認識文字バッファ33に文字列
「ありがとう」が格納された段階では、即ち文字列「あ
りがとう」までが手書き入力されて認識された段階で
は、当該文字列「ありがとう」とマッチングのとれる文
章作成補助辞書43内の文字列(文章)は、図4の例で
は、「ありがとうございます。」と「ありがとう。」の
2つあり、1つではない。この場合にも、ステップS2
1からステップS2に戻る。
【0042】これに対して、図9に示したように文字列
「ありがとう」に続いて「ご」が入力され、当該「ご」
が認識されて認識文字バッファ33に格納された段階で
は、これら文字列「ありがとうご」とマッチングのとれ
る文字列(文章)は、図4の例では、「ありがとうござ
います。」の1つである。この場合、唯一の文章候補
「ありがとうございます。」中の残りの文字列「ざいま
す。」が、図10に示すように、認識済み文字列「あり
がとうご」に続いて後続の5文字分の入力枠81に表示
されると共に、入力中枠の情報が、「。」の表示される
入力枠81の次の入力枠81を指すように更新される。
【0043】以上の文章・辞書照合部15におけるマッ
チングの様子を、図5に整理して示す。このように本実
施例においては、文字列「ありがとうご」が1文字ずつ
順に入力されて文字認識された時点で、文章作成補助辞
書43から、当該文字列「ありがとうご」に続いて入力
されると予測される唯一の文字列「ざいます。」が得ら
れ、その文字列「ざいます。」が、あたかもスタイラス
ペン1bを用いて入力されて認識されたかのように、文
字列「ありがとうご」に続く5つの入力枠81に表示さ
れる(図10参照)。
【0044】ここで、図10のように表示された、文字
列「ありかとうご」に続く唯一の文章候補の残りの文字
列「ざいます。」が入力者(利用者)の意図したもので
あるならば、入力者は入力画面上の「かきこみ」アイコ
ン85の領域内を図11に示すようにスタイラスペン1
bにより位置指示する。
【0045】[かきこみ]アイコン85が位置指示され
たことは、その際に座標入力部11から入力される座標
データと、画面領域座標バッファ35に格納されている
入力画面位置情報とを比較することにより、座標入力部
11により検出される(ステップS5,S24,S2
5)。
【0046】この場合、すべての入力枠81の文字が文
章バッファ37に格納される(ステップS26)と共
に、当該入力枠81の群の文字列(ここでは「ありがと
うございます。」)が、図11に示すように入力画面上
の文章表示領域82に表示される(ステップS27)。
次に認識文字バッファ33がクリアされ(ステップS2
8)、筆跡表示も併せてクリアされる(ステップS2
9)。最後に、検切り時間バッファ36もクリアされた
後(ステップS30)、ステップS2に戻る。
【0047】これに対して、図10のように表示され
た、文字列「ありかとうご」に続く唯一の文章候補の残
りの文字列「ざいます。」が入力者の意図したものでな
いならば、入力者は入力画面上の[再入力]アイコン8
4の領域内をスタイラスペン1bにより位置指示する。
【0048】[再入力]アイコン84が位置指示された
ことは、その際に座標入力部11から入力される座標デ
ータと、画面領域座標バッファ35に格納されている入
力画面位置情報とを比較することにより、座標入力部1
1により検出される(ステップS5,S24,S2
5)。
【0049】この場合、座標入力部11はクリアする文
字の入力枠81の位置指定の受付けを行う(ステップS
31)。ここで入力者が、図10中の文字列「ありがと
うございます。」中の「す。」を、例えば「した。」と
訂正するために、文字「す」が表示されている入力枠8
1をスタイラスペン1bにより位置指示すると、文字座
標データバッファ32をクリアする処理(ステップS3
2)と、筆跡表示をクリアする処理(ステップS29)
とが行われ、最後に検切り時間バッファ36をクリアす
る処理(ステップS30)が行われた後、ステップS2
に戻る。
【0050】なお、ステップS32,S29は、本実施
例のように、訂正の対象となる文字が手書き入力により
入力され(て認識され)たものでないならば不要である
が、手書き入力されたものである場合にも対処できるよ
うに用意されたものである。
【0051】さて、入力者は、文字「す」が表示されて
いた入力枠81に対する再入力を指示した後、図12に
示すように文字「し」を手書き入力し、続いて句
点「。」が表示されていた入力枠81に対する再入力を
指示した後、文字「た」を手書き入力し、更に次の入力
枠81に句点「。」を手書き入力することにより、
「す。」を「した。」と訂正することができる。
【0052】なお、以上の説明では、ステップS3で所
定時間を経過しても新たな座標入力が無いと判定された
結果、ステップS15の文字認識処理に入る場合につい
て説明したが、ステップS10で、今入力された座標デ
ータが、入力中の入力枠81とは異なる位置を示してい
ると判定された場合にも、入力中の入力枠81への手書
き文字の入力が終了したものとして、ステップS15の
文字認識処理に入る。
【0053】また、[認識]アイコン83が位置指示さ
れ、その旨が座標入力部11により検出された場合(ス
テップS5,S24)にも、検切り時間バッファ36を
クリアした後(ステップS33)、ステップS15の文
字認識処理に入る。
【0054】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではない。例えば、前記実施例では、座標の入力と文
字の認識が逐次的に行われているが、入力座標データバ
ッファ31を複数のデータが保持できるようにすること
で、文字の認識中も座標の入力が可能なようにすること
もできる。
【0055】また、前記実施例では、手書き文字認識辞
書42に登録している文字と(文字座標データバッファ
32に格納されている)入力座標値との距離のマッチン
グで文字認識を行う文字認識方法を適用しているが、文
字をある基本的な形に抽象化して、その形とのマッチン
グを行うなど、評価値が算出できる方法ならば、他の文
字認識方法を適用しても構わない。
【0056】また、前記実施例では、認識文字バッファ
33に格納されている認識済み文字列と文章作成補助辞
書43内のツリー構造の文章とのマッチングにおいて、
認識済み文字列に続くと予測される文字列の候補が1つ
となった場合に、その文字列を表示するようにしている
が、複数の候補の中で、認識済み文字列に続く確率が最
も高いと判断される候補を選択的に表示することも可能
である。このような判断は、例えば各候補文字列毎に使
用頻度情報を付しておくことにより可能となる。但し、
この使用頻度情報は、対応する候補文字列が実際に選択
された場合に更新される必要がある。
【0057】また、文章作成補助辞書43として、複合
語専用辞書、文末表現専用辞書、人名・地名(固有名
詞)専用辞書、漢字熟語専用辞書のように別構成として
も構わない。
【0058】更に、前記実施例では、手書き入力を適用
した文章作成装置に実施した場合について説明したが、
本発明は、キーボード等からの入力を適用した文章作成
装置にも応用可能である。但し、キーボード等からの入
力を適用した文章作成装置では、入力操作に習熟してい
る利用者の場合には高速入力が可能となるため、手書き
入力を適用した文章作成装置における程の著しい効果は
無い。要するに、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で
種々変形して実施することができる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、手
書き入力装置などの入力装置を用いて文字列を入力して
いく過程で、入力済みの文字列を文章作成補助辞書と照
合することにより、それ以降に入力される文字列を予測
して、その予測した文字列を入力装置から入力された文
字列として扱う構成としたので、利用者が意図した文字
列(文章)の最後まで実際に文字入力をすることなく、
当該文字列が自動的に入力できるため、文章作成に必要
な利用者の文字列入力操作の負担を著しく軽減すること
ができる。
【0060】また、本発明によれば、利用者の意図しな
い文字列が予測された場合には、当該文字列を入力装置
から入力した場合と同様にして入力装置から訂正できる
ため、たとえ予測誤りが発生した場合でも、不都合はな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る文章作成装置の概略構
成を示すブロック図。
【図2】図1の文章作成装置の外観構造を模式的に示す
図。
【図3】図1中の手書き文字認識辞書42のデータ構造
例を示す図。
【図4】図1中の文章作成補助辞書43のデータ構造例
を示す図。
【図5】図1中の文章・辞書照合部15による文章と文
章作成補助辞書43とのマッチングを説明するための
図。
【図6】同実施例における処理の流れを説明するための
フローチャートの一部を示す図。
【図7】同実施例における処理の流れを説明するための
フローチャートの残りを示す図。
【図8】同実施例における入力画面(初期入力画面)の
構成を示す図。
【図9】同実施例において入力枠81に文字が手書き入
力されている際の入力画面例を示す図。
【図10】同実施例において入力済みの文字列に続いて
入力される可能性のある文字列が文章・辞書照合部15
により予測された結果、当該予測文字列が入力文字列で
あるかのように、入力済み文字列の後に表示された際の
入力画面例を示す図。
【図11】入力者が入力することなく図10のように表
示された文字列が入力者の意図したものである場合に、
それらの文字列を確定するための[かきこみ]アイコン
85が位置指示された場合の入力画面を示す図。
【図12】入力者が入力することなく図10のように表
示された文字列が入力者の意図したものでないために修
正している場合の入力画面を示す図。
【符号の説明】
1…座標入力装置、1a…透明タブレット、1b…スタ
イラスペン、2…制御装置,3…表示装置,4…外部記
憶装置、11…座標入力部、12…枠検切り部、13…
時間検切り部、14…手書き文字認識部、15…文章・
辞書照合部(文字列選択手段)、16…表示部、31…
入力座標データバッファ、32…文字座標データバッフ
ァ、33…認識文字バッファ、34…入力枠管理バッフ
ァ、35…画面領域座標バッファ、36…検切り時間バ
ッファ、37…文章バッファ、41…初期化データ、4
2…手書き文字認識辞書、43…文章作成補助辞書、8
1…入力枠、82…文章表示領域、83…[認識]アイ
コン、84…[再入力]アイコン、85…[かきこみ]
アイコン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古市 佳男 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 小林 賢一郎 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字列の入力、入力文字列の訂正等に用
    いられる入力装置と、文字列の表示等に用いられる表示
    装置とを備えた文章作成装置において、 各種の文章表現の情報が格納されている文章作成補助辞
    書と、 前記入力装置から入力されている文字列を前記文章作成
    補助辞書と照合し、その照合結果をもとに当該文字列以
    降に入力される可能性の高い文字列を選び出す文字列選
    択手段と、 この文字列選択手段によって選択された文字列を、前記
    入力装置から入力された文字列であるとして、当該入力
    装置から訂正可能なように前記表示装置に表示する表示
    手段とを具備することを特徴とする文章作成装置。
  2. 【請求項2】 前記文章表現の情報は、1文字以上の先
    頭部分が共通の文字列毎に、共通の文字を共通のノード
    とし且つ先頭文字を当該ノードのルートとするツリー構
    造の形式で前記文章作成補助辞書に格納されており、前
    記文字列選択手段は、前記入力装置から入力されている
    文字列を、前記文章作成補助辞書中の各ツリー構造のル
    ートノードから順に照合することを特徴とする請求項1
    記載の文章作成装置。
JP5298642A 1993-11-29 1993-11-29 文章作成補助機能を持つ文章作成装置 Pending JPH07152754A (ja)

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