JPH07191986A - 文章入力装置 - Google Patents

文章入力装置

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JPH07191986A
JPH07191986A JP5330347A JP33034793A JPH07191986A JP H07191986 A JPH07191986 A JP H07191986A JP 5330347 A JP5330347 A JP 5330347A JP 33034793 A JP33034793 A JP 33034793A JP H07191986 A JPH07191986 A JP H07191986A
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JP
Japan
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word
abbreviation
character string
input
inputting
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Pending
Application number
JP5330347A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamada
洋志 山田
Shunichi Fukushima
俊一 福島
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Priority to US08/364,290 priority patent/US5734749A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】手書き文字認識を用いた入力あるいはかな漢字
変換による入力において、入力する文字数を減らすこと
で文章の作成効率を向上させる。 【構成】文字列入力手段1と、単語の省略を表す省略記
号を入力する省略記号入力手段6と、入力された省略記
号入り文字列を一時格納する入力バッファ2と、単語辞
書メモリ4と、省略記号入り文字列と単語辞書4とを照
合する単語省略部補完手段7と、用例メモリ8と、用例
にもとづき省略された単語を推測する省略単語補完手段
9と、予測した補完候補の文字列を一時格納する補完候
補バッファ10と、候補選択指示を入力する選択指示入
力手段11と、単語省略部補完手段7と省略単語補完手
段9とを制御して文字列を決定する補完制御手段12と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文章入力装置に関し、特
にキーボードあるいは手書き文字認識を用いて文章を入
力する文章入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】文章を入力する手段の一つとしてタブレ
ット、タッチパネル、マウスなどを用いて文字をパタン
で入力し、文字認識によって文字コードに変換する方法
がある。
【0003】このような文字認識による方法は、キーボ
ードを用いた文字認識と比較すると、入力に特別な技術
を要しないため初心者でも容易に使用できるという利点
がある。 一方、文字が一意に決定できない場合はユー
ザが正しい文字を選択する必要がある、入力速度が遅い
という欠点があり、これらの欠点を補う方法が考案され
ている。
【0004】また、キーボードからかな漢字変換を行っ
て文章を入力する方式でも長い文章や単語の入力を容易
にするための方法が考案されている。
【0005】特開昭55−059578号公報記載の”
文字認識兼仮名漢字変換装置”では、手書き入力した文
字列に対して指定した範囲をかな漢字変換する。それに
よって複雑な漢字は読みがなで入力することができ、入
力効率を上げることができる。
【0006】特開昭61−011891号公報記載の”
手書き文字図形認識装置”では、複雑な漢字や使用頻度
の大きい漢字を入力の容易な手書き図形と対応づけて登
録しておき、登録した図形を入力することで目的の漢字
を入力できる。
【0007】また、特開昭58−155443号公報記
載の”日本語入力方式”では、単語の前方部分の読みと
省略記号を入力することで、前方部分の一致する単語を
表示することで入力の手間を減らしている。例えば、
「情報*」と入力することで、「情報処理」、「情報社
会」、「情報処理学会」などの単語を表示し、使用者が
目的の単語を選択する(”*”は省略を表す記号)。
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の文章入力手段では、単語と省略形の対応をあらかじめ
登録しておく必要がある、単語の先頭部分を用いた省略
しかできないという問題がある。また、いずれの方法で
も、少なくとも単語の一部分あるいは単語の読みを入力
する必要がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るため、第1の発明の文章入力装置は、文字列を入力す
る文字列入力手段と、単語の一部分の省略を表す省略記
号および単語の省略を表す省略記号を入力する省略記号
入力手段と、前記文字列入力手段と前記省略記号入力手
段とによって入力された省略記号入り文字列を一時格納
する入力バッファと、単語辞書を記憶する単語辞書メモ
リと、前記省略記号入り文字列と前記単語辞書とを前記
単語の一部分の省略を表す省略記号をワイルドカードと
みなして照合する単語省略部補完手段と、用例を記憶す
る用例メモリと、前記用例にもとづき前記単語の省略を
表す省略記号の位置になりうる単語を推測する省略単語
補完手段と、前記単語省略部補完手段や省略単語補完手
段による補完候補の文字列を一時格納する補完候補バッ
ファと、補完候補の選択に関する指示を入力する選択指
示入力手段と、前記入力バッファにおける省略記号の種
類や前記選択指示入力手段による指示にもとづいて前記
単語省略部補完手段と前記省略単語補完手段とを制御し
て前記省略記号入り文字列における省略記号の位置に対
応する文字列を決定する補完制御手段とを備える。
【0009】第2の発明の文章入力装置は、文字列を入
力する文字列入力手段と、文字列の省略を表す省略記号
を入力する省略記号入力手段と、前記文字列入力手段と
前記省略記号入力手段とによって入力された省略記号入
り文字列を一時格納する入力バッファと、単語辞書を記
憶する単語辞書メモリと、前記省略記号入り文字列と前
記単語辞書とを前記省略記号をワイルドカードとみなし
て照合する単語省略部補完手段と、用例を記憶する用例
メモリと、前記用例にもとづき前記省略記号入り文字列
において省略記号の位置になりうる単語を推測する省略
単語補完手段と、前記単語省略部補完手段や省略単語補
完手段による補完候補の文字列を一時格納する補完候補
バッファと、補完候補の選択に関する指示を入力する選
択指示入力手段と、前記入力バッファにおける省略記号
の種類や前記選択指示入力手段による指示にもとづいて
前記単語省略部補完手段および前記省略単語補完手段を
制御して前記省略記号入り文字列における省略記号の位
置に対応する文字列を決定する補完制御手段とを備え
る。
【0010】第3の発明の文章入力装置は、第2の発明
の文章入力装置において、前記入力バッファにおける省
略記号の種類にもとづいて前記単語省略部補完手段を制
御し、補完候補が得られなかった場合あるいは前記選択
指示手段によって前記省略単語補完手段の起動が指示さ
れた場合に前記省略単語補完手段を制御して前記省略記
号入り文字列における省略記号の位置に対応する文字列
を決定する補完制御部を備える。
【0011】
【実施例】次に、第1の発明の実施例について図面を参
照して説明する。
【0012】図1は、第1の発明の文章入力装置の一実
施例を示すブロック図である。
【0013】図1において、文字列入力手段1は、文字
を文字コードとして入力する手段である。ペン入力タブ
レットとペン、マウス、タッチパネルなどの座標位置を
入力する入力装置(以下ポインティングデバイスと呼
ぶ)と文字認識手段を組み合わせて実現することができ
る。また、キーボードで実現することもできる。ポイン
ティングデバイスと文字認識手段で実現した場合は、入
力文字列に対し認識結果として複数の文字あるいは文字
列が候補として得られる場合がある。認識結果の候補が
複数になった場合、前後の文字との組み合わせを単語辞
書と照合して候補の数を絞り込む方法もある。図2は、
手書き入力された文字列と対応する文字認識結果の一例
の概念図である。201は文字を入力する領域、202
は認識結果を表示する領域である。
【0014】省略記号入力手段6は、単語の一部分の省
略を表す省略記号および、単語の省略を表す省略記号を
入力する手段である。ポインティングデバイス、キーボ
ードなどの入力装置で実現できる。省略記号入力手段6
は、前記文字列入力手段1と同一の装置を使って実現す
ることもできる。省略記号としては、特定の図形あるい
は文字の入力、特定のキーの入力、特定領域の指示、文
字の間隔などが利用できる。省略記号の種類としては、
前記単語の一部分の省略を表す省略記号、前記単語の省
略を表す省略記号の他に、省略された文字数による区
別、省略された字種(ひらがな・カタカナ・漢字など)
による区別を与えて細分することも可能である。
【0015】図3(a)では、省略記号として横線を利
用する例である。「日本電気」、「彼に電話をかける」
という単語および文の入力に一部分を省略している。こ
の例では1本の横線を単語の一部分を表す省略記号、2
重の横線を単語の省略を表す省略記号としている。横線
の長さやパターン(波線、破線など)によって前述のよ
うに文字数や字種を区別する方法もある。
【0016】図3(b)は、1文字の省略の指示と1文
字以上の省略を指示する記号を区別した例である。図3
(b)で”?”は単語中の1文字の省略記号、”*”は
単語中の1文字以上の省略記号、”−”は単語の省略記
号である。
【0017】図4は、入力画面の特定領域を指示するこ
とで省略記号を入力する例である。この例では文字入力
領域401の下部の”?”、”*”、”−”をポインテ
ィングデバイスで指示することで図3(b)の例と同様
の省略記号を入力する。この例では、指示した省略記号
を文字入力領域に表示している。同一装置上に省略記号
を入力するための領域を設けるのではなく、省略記号の
入力をキーボードの特定キーの押下など別の装置から行
う方法もある。
【0018】図5は、入力する文字の間の間隔を省略記
号として使用する例である。入力した文字の間の一定以
上の間隔を省略記号とする。本例では文字入力用の枠を
表示しているが、枠がない場合でも文字の間隔の広さに
よって省略記号を判別する方法もある。また、間隔の広
さによって前記の”*”と”?”のように文字数の区別
をする方法もある。
【0019】入力バッファ2は、文字列入力手段1から
入力した文字列および省略記号入力手段6から入力した
省略指示を省略記号入り文字列として記憶する手段であ
る。半導体メモリなどのメモリ装置で実現できる。
【0020】図6は、入力バッファ2の内容の例を示す
図である。”*”、”?”、”−”は省略記号に対応す
る内部コードを表す。図6(a)は、単語の一部の省略
を表す省略記号を用いた場合の省略記号入り文字列の一
例である。図6(b)は、入力した文字に候補がある場
合の省略記号入り文字列の一例である。”日”と”
回”、”電”と”雷”がそれぞれ同じ入力文字に対する
文字認識結果の候補になっている。図6(c)は、単語
の省略を表す省略記号を用いた場合の省略記号入り文字
列の一例である。
【0021】単語辞書メモリ4は、各単語について第一
の表記と第二の表記を登録する手段である。半導体メモ
リなどのメモリ装置、あるいは、ハードディスクなどの
ファイル装置で実現できる。かな漢字変換を使用して入
力する場合は、第一の表記として単語の読みがな、第二
の表記として単語の漢字表記を登録する(図7
(a))。漢字と読みがなを混ぜて入力し、かな漢字変
換を行って単語全体を漢字に変換する場合は、第一の表
記として漢字と読みがなを混ぜた入力、第二の表記とし
て単語の漢字表記を登録する(図7(b))。直接漢字
を入力する場合は、第一の表記、第二の表記ともに単語
の漢字表記を登録する(図7(c))。
【0022】文章メモリ5は、省略した部分を補完した
結果の文章を記憶する手段である。半導体メモリなどの
メモリ装置、あるいは、ハードディスクなどのファイル
装置で実現できる。
【0023】表示手段3は、作成した文章、入力した文
字列、省略指示記号、補完候補などを表示する手段であ
る。CRTディスプレイ、液晶ディスプレイなどで実現
できる。手書き入力用のタブレットと液晶ディスプレイ
を一体化した液晶表示ディスプレイでも実現できる。
【0024】単語省略部補完手段7は、入力バッファ2
に記憶している省略記号入り文字列と一致する第一の表
記を単語辞書メモリ4から検索し、対応する第二の表記
を補完候補バッファ10に記憶する手段である。検索の
際は、文字に候補がある場合は、いずれかの候補文字が
一致すればよい。単語の一部の省略を表す省略記号は任
意の文字あるいは文字列と一致するとみなす。例えば、
「情?処*」という省略記号入り文字列に対しては、
「情報処理」および「情報処理学会」という単語が候補
として得られる。
【0025】非常に多くの単語が一致して補完候補バッ
ファ10への記憶や表示が困難な場合は、検索順序に従
って一定数の候補を記憶する、単語に長さや使用頻度に
よる優先付けを行って上位のものを記憶する、表示手段
3に警告を表示して候補を記憶しないなどの方法をとる
こともできる。また、省略記号入り文字列が省略記号の
みからなる場合には検索しない方法もある。入力バッフ
ァ2に記憶している省略記号入り文字列の省略記号を含
む部分列を取り出して単語辞書メモリ4と照合する方法
もある。その場合、複数の部分列について候補が得られ
るが、すべてを記憶する、最も長い部分列に対応する候
補を記憶するなどの方法がある。最も長い部分列に対応
する候補を記憶する方法では、前記の「情?処*」とい
う例に対しては、「?処」と一致する「対処」、「?処
*」と一致する「未処理」、「処*」に対応する「処
罰」などが検索できるが、最も長い部分列である「情?
処*」に対応する「情報処理」および「情報処理学会」
を補完候補バッファ10に記憶する。
【0026】用例メモリ8は、文法規則および単語の用
例を記憶する手段である。半導体メモリなどのメモリ装
置、あるいは、ハードディスクなどのファイル装置で実
現できる。例えば、動詞の格構造、共起関係にある単語
の組、決まり文句、複合語などを記憶する。図8は、用
例メモリ8に記憶する文法あるいは用例の一例を示す概
念図である。図8(a)は、動詞とその動詞にかかる修
飾句が登録されている例である。この例は、「歩く」と
いう動詞は「〜が〜を歩く」という使い方をすることを
示している(”/”は単語の区切り、”〜”はその位置
に不特定の単語が入り得ることを示す)。図8(b)
は、単語の用例を記憶している例である。この例は、
「電話」という単語に関して「〜から電話を受ける」、
「〜に電話をかける」、「〜に電話をする」という用例
があることを示している。
【0027】省略単語補完手段9は、用例メモリ8を参
照して省略記号入力手段6によって入力された単語の省
略記号部分の単語を予測し、補完候補バッファ10に記
憶する手段である。非常に多くの用例が一致して補完候
補バッファ10への記憶や表示が困難な場合は、検索順
序に従って一定数の候補を記憶する、単語あるいは用例
に長さや使用頻度による優先付けを行って上位のものを
記憶する、表示手段3に警告を表示して候補を記憶しな
いなどの方法をとることもできる。用例と省略記号入り
文字列の一致を判定する際に、一部の単語が一致すれば
よいとする(「電話を*」と「〜/が/〜/に/電話/
を/かける」とが一致するとみなす)方法や、助詞や活
用語尾を無視する(「需要と*」と「需要/供給」とが
一致するとみなす)方法などもある。
【0028】補完候補バッファ10は、単語省略部補完
手段7および省略単語補完手段9が出力する単語候補を
記憶する手段である。半導体メモリなどのメモリ装置、
あるいは、ハードディスクなどのファイル装置で実現で
きる。
【0029】選択指示入力手段11は、補完候補バッフ
ァ10に記憶している複数の候補のうち使用者がどれを
選択するかの指示を入力する手段である。ポインティン
グデバイス、キーボードなどで実現できる。文字列入力
手段1あるいは省略記号入力手段6と同一の装置で実現
することもできる。
【0030】補完制御手段12は、入力バッファ2の記
憶内容にしたがって、単語省略部補完手段7および省略
単語補完手段9を制御する手段である。入力バッファ2
に記憶している文字列が単語の一部分の省略を表す省略
記号を含む場合は単語省略部補完手段7によって単語候
補を補完候補バッファ10に記憶する。入力バッファ2
に記憶している文字列が単語の省略を表す省略記号を含
む場合は省略単語補完手段9によって単語候補を補完候
補バッファ10に記憶する。そして、補完候補バッファ
10の補完候補を表示手段3に表示する。さらに、選択
指示入力手段11からの入力にしたがって省略記号を文
字列に置き換え文章メモリ5に記憶する。
【0031】以下では、単語の一部分の省略を示す省略
記号を用いて入力した場合の本実施例の動作を、「日本
電気」という単語の入力に図3(b)に示すように入力
した場合を例にして説明する。 (a)文字列入力手段1および省略記号入力手段6から
文字列および省 略記号を入力する(図3(b))。 (b)省略記号入り文字列が入力バッファ2に記憶され
る。本例では、入力バッファ2に図6(b)に示すよう
に「(日回)?(電雷)*」と記憶される(省略記号入
り文字列中の括弧は同一文字の認識結果が複数で ある
ことを示す)。 (c)補完制御手段12は、省略記号入り文字列に単語
の一部分の省略を指示する省略記号が含まれているの
で、単語省略部補完手段7を起動する。 (d)単語省略部補完手段7は、単語辞書メモリ4を参
照し、1文字目が”日”または”回”、2文字目が任意
の文字、3文字目が”電”または”雷”、4文字目以降
が任意の文字列からなる単語を検索し、検索結果を補完
候補バッファ10に記憶する。検索された単語の例を図
9に示す。 (e)補完制御手段12は、補完候補バッファ10の内
容を表示手段3に表示し、選択指示入力手段11からの
入力を待つ。 (f)補完制御手段12は選択指示入力手段11からの
入力にしたがい、単語「日本電気」を省略記号入り文字
列と置き換え、結果の「日本電気」という文字列を文章
メモリ5に記憶する。
【0032】省略記号入り文字列の部分列も検索する場
合は、(d)で「?(電雷)*」、「(電雷)*」に対
する検索も行われる。最も長い部分列に対応する候補の
みを記憶する方法も採用している場合は、補完候補バッ
ファ10に記憶する内容は変わらない。
【0033】以下では、単語の省略を示す省略記号を用
いて入力した場合の本実施例の動作を、「彼に電話をか
ける」という文章を入力するために図3(b)のように
入力した場合を例にして説明する。 (a)文字列入力手段1および省略記号入力手段6から
文字列および省略記号を入力する(図3(b))。 (b)省略記号入り文字列が入力バッファ2に記憶され
る。本例では、入力バッファ2に図6(c)に示すよう
に「彼に電話を−」と記憶される。 (c)補完制御手段12は、省略記号入り文字列に単語
の省略を指示する省略記号が含まれているので、省略単
語補完手段9を起動する。 (d)省略単語補完手段9は、用例メモリ8と、入力バ
ッファ2の省略記号入り文字列とを照合する。適合する
用例が見つかった場合は、用例のうち省略記号に該当す
る部分を補完候補バッファ10に記憶する。本例では図
10に示す用例を記憶する。 (e)補完制御手段12は、補完候補バッファ10の内
容を表示手段3に表示し、選択指示入力手段11からの
入力を待つ。 (f)補完制御手段12は選択指示入力手段11からの
入力にしたがい、単語「かける」を省略記号と置き換
え、結果の「彼に電話をかける」という文字列を文章メ
モリ5に記憶する。
【0034】名詞、動詞を補完するだけでなく、「彼−
電話−かける」という省略記号入り文字列と用例メモリ
8を照合して助詞を補い、「彼が電話をかける」あるい
は「彼に電話をかける」という文章を作成することもで
きる。
【0035】次に、第2の発明の実施例について図面を
参照して説明する。
【0036】図11は、第2の発明の文章入力装置の一
実施例を示すブロック図である。
【0037】図11で、文字列入力手段1、入力バッフ
ァ2、表示手段3、単語辞書メモリ4、文章メモリ5、
単語省略部補完手段7、用例メモリ8、省略単語補完手
段9、補完候補バッファ10、選択指示入力手段11は
第1の発明の実施例と同じである。
【0038】省略記号入力手段1106は、単語の一部
分の省略あるいは単語の省略を表す省略記号を入力する
手段である。ポインティングデバイス、キーボードなど
の入力装置で実現できる。省略記号入力手段1106
は、前記文字列入力手段1と同一の装置を使って実現す
ることもできる。省略記号としては、特定の図形あるい
は文字の入力、特定のキーの入力、特定領域の指示、文
字の間隔などが利用できる。省略記号に対して、省略さ
れた文字数による区別、省略された字種(ひらがな・カ
タカナ・漢字など)による区別を与えて細分することも
可能である。
【0039】補完制御手段1112は、入力バッファ2
の記憶内容にしたがって、単語省略部補完手段7および
省略単語補完手段9を制御する手段である。入力バッフ
ァ2に記憶している文字列が省略記号を含む場合は単語
省略部補完手段7および省略単語補完手段9を制御し単
語候補を補完候補バッファ10に記憶する。そして、補
完候補バッファ10の補完候補を表示手段3に表示す
る。さらに、選択指示入力手段11からの入力にしたが
って省略記号を文字列に置き換え文章メモリ5に記憶す
る。
【0040】以下では、本実施例の動作を、「情報公
開」という複合語を入力するために「情報−」のように
入力した場合を例にして説明する。なお、”−”は、単
語の一部あるいは単語の省略を表す省略記号とする。 (a)文字列入力手段1および省略記号入力手段110
6から文字列および省略記号を入力する(図12)。 (b)省略記号入り文字列が入力バッファ2に記憶され
る。本例では前述のように入力バッファ2に「情報−」
と記憶される。 (c)補完制御手段1112は、省略記号が含まれてい
るので、単語省略部補完手段7および省略単語補完手段
9を起動する。 (d)単語省略部補完手段7は単語辞書メモリ4に登録
されている「情報」で始まる単語(例えば「情報処理」
「情報通」など)を補完候補バッファ10に記憶する。 (e)省略単語補完手段9は、用例メモリ8と、入力バ
ッファ2の省略記号入り文字列「情報−」とを照合し、
「情報/公開」を検索し、補完候補バッファ10に記憶
する。 (f)補完制御手段1112は省略記号を「公開」と置
き換え、結果の「情報公開」という文字列を文章メモリ
5に記憶する。 (g)補完制御手段1112は、補完候補バッファ10
の内容を表示手段3に表示し、選択指示入力手段11か
らの入力を待つ。 (h)補完制御手段1112は選択指示入力手段11か
らの入力にしたがい、省略記号を「公開」と置き換え、
結果の「情報公開」という文字列を文章メモリ5に記憶
する。
【0041】以上のように、単語辞書メモリ4に登録さ
れていない単語であっても用例メモリ8に登録されてい
れば使用者の指示によって用例メモリ8を検索し単語を
予測することができる。
【0042】次に、第3の発明の実施例について図面を
参照して説明する。
【0043】図13は、第3の発明の文章入力装置の一
実施例を示すブロック図である。
【0044】図13で、文字列入力手段1、入力バッフ
ァ2、表示手段3、単語辞書メモリ4、文章メモリ5、
省略記号入力手段1106、単語省略部補完手段7、用
例メモリ8、省略単語補完手段9、補完候補バッファ1
0、選択指示入力手段11は第1の発明の実施例と同じ
である。
【0045】補完制御手段1312は、入力バッファ2
に記憶している省略記号入り文字列にしたがって、単語
省略部補完手段7および省略単語補完手段9を制御する
手段である。入力バッファ2に記憶している文字列が省
略記号を含む場合は単語省略部補完手段7を制御し単語
候補を補完候補バッファ10に記憶する。そして、補完
候補バッファ10の補完候補を表示手段3に表示する。
補完候補のいずれかが選択された場合は、選択指示入力
手段11からの入力にしたがって省略記号を文字列に置
き換え文章メモリ5に記憶する。補完候補が得られなか
った場合、あるいは、選択指示入力手段11によって省
略単語補完手段9の起動が指示された場合に省略単語補
完手段9を制御し単語候補を補完候補バッファ10に記
憶する。そして、補完候補バッファ10の補完候補を表
示手段3に表示し、選択指示入力手段11からの入力に
したがって省略記号を文字列に置き換え文章メモリ5に
記憶する。
【0046】以下では、本実施例の動作を、「情報公
開」という複合語を入力するために「情報−」のように
入力した場合を例にして説明する。なお、”−”は、単
語の一部あるいは単語の省略を表す省略記号とする。 (a)文字列入力手段1および省略記号入力手段110
6から文字列および省略記号を入力する(図12)。 (b)省略記号入り文字列が入力バッファ2に記憶され
る。本例では前述のように入力バッファ2に「情報−」
と記憶される。 (c)補完制御手段1312は、省略記号が含まれてい
るので、単語省略部補完手段7を起動する。 (d)単語辞書メモリ4に登録されている「情報」で始
まる単語を補完候補バッファ10に記憶する。 (e)「情報公開」が単語として登録されていない場
合、選択指示入力手段11から省略単語補完手段9によ
る予測の指示が入力される。 (f)補完制御手段1312は、省略単語補完手段9を
起動する。 (g)省略単語補完手段9は、用例メモリ8と、入力バ
ッファ2の省略記号入り文字列「情報−」とを照合し、
「情報/公開」を検索する。 (h)補完制御手段1312は省略記号を「公開」と置
き換え、結果の「情報公開」という文字列を文章メモリ
5に記憶する。
【0047】以上のように、単語辞書メモリ4に登録さ
れていない単語であっても用例メモリ8に登録されてい
れば使用者の指示によって用例メモリ8を検索し単語を
予測することができる。また、単語辞書メモリ4に登録
されていた場合は、用例メモリ8を検索しないため第2
の発明の実施例よりも高速に検索できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による文章
入力装置は、単語の一部分あるいは単語全体を省略して
入力することができるため、入力する文字数を削減する
ことができる。また、使用者には書けない文字を含む文
章であってもその部分を省略して入力すれば、本装置が
予測して表示する候補を選択することで作成できるとい
う効果もある。また、省略した部分については単語辞書
メモリあるいは用例メモリを用いて補完するため、文字
認識精度の影響を受けない。さらに、本装置が省略を補
完した部分については、使用者の記憶違いによる誤字を
避けることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の文章入力装置の一実施例を示すブ
ロック図。
【図2】手書き入力された文字列および文字認識結果の
例を示す図。
【図3】省略記号の入力の第一の例を示す図。
【図4】省略記号の入力の第二の例を示す図。
【図5】省略記号の入力の第三の例を示す図。
【図6】入力バッファ2の内容の一例を示す図。
【図7】単語辞書メモリ4の例を示す図。
【図8】用例メモリ8に記憶する文法あるいは用例の一
例を示す概念図。
【図9】単語省略部補完手段7による補完候補の一例を
示す図。
【図10】省略単語補完手段9による補完候補の一例を
示す図。
【図11】第2の発明の文章入力装置の一実施例を示す
ブロック図。
【図12】省略記号の入力の第四の例を示す図。
【図13】第3の発明の文章入力装置の一実施例を示す
ブロック図。
【符号の説明】
1 文字列入力手段 2 入力バッファ 3 表示手段 4 単語辞書メモリ 5 文章メモリ 6 省略記号入力手段 7 単語省略部補完手段 8 用例メモリ 9 省略単語補完手段 10 補完候補バッファ 11 選択指示入力手段 12 補完制御手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字列を入力する文字列入力手段と、単
    語の一部分の省略を表す省略記号および単語の省略を表
    す省略記号を入力する省略記号入力手段と、前記文字列
    入力手段と前記省略記号入力手段とによって入力された
    省略記号入り文字列を一時格納する入力バッファと、単
    語辞書を記憶する単語辞書メモリと、前記省略記号入り
    文字列と前記単語辞書とを前記単語の一部分の省略を表
    す省略記号をワイルドカードとみなして照合する単語省
    略部補完手段と、用例を記憶する用例メモリと、前記用
    例にもとづき前記単語の省略を表す省略記号の位置にな
    りうる単語を推測する省略単語補完手段と、前記単語省
    略部補完手段や省略単語補完手段による補完候補の文字
    列を一時格納する補完候補バッファと、補完候補の選択
    に関する指示を入力する選択指示入力手段と、前記入力
    バッファにおける省略記号の種類にもとづいて前記単語
    省略部補完手段と前記省略単語補完手段とを制御して前
    記省略記号入り文字列における省略記号の位置に対応す
    る文字列の候補を検索し複数の候補がある場合には前記
    選択指示手段を制御して文字列を決定する補完制御手段
    とを備えたことを特徴とする文章入力装置。
  2. 【請求項2】 文字列を入力する文字列入力手段と、文
    字列の省略を表す省略記号を入力する省略記号入力手段
    と、前記文字列入力手段と前記省略記号入力手段とによ
    って入力された省略記号入り文字列を一時格納する入力
    バッファと、単語辞書を記憶する単語辞書メモリと、前
    記省略記号入り文字列と前記単語辞書とを前記省略記号
    をワイルドカードとみなして照合する単語省略部補完手
    段と、用例を記憶する用例メモリと、前記用例にもとづ
    き前記省略記号入り文字列において省略記号の位置にな
    りうる単語を推測する省略単語補完手段と、前記単語省
    略部補完手段や省略単語補完手段による補完候補の文字
    列を一時格納する補完候補バッファと、補完候補の選択
    に関する指示を入力する選択指示入力手段と、前記入力
    バッファにおける省略記号の種類や前記選択指示入力手
    段による指示にもとづいて前記単語省略部補完手段およ
    び前記省略単語補完手段を制御して前記省略記号入り文
    字列における省略記号の位置に対応する文字列を決定す
    る補完制御手段とを備えたことを特徴とする文章入力装
    置。
  3. 【請求項3】 前記補完制御部は、前記入力バッファに
    おける省略記号の種類にもとづいて前記単語省略部補完
    手段を制御し、補完候補が得られなかった場合あるいは
    前記選択指示手段によって前記省略単語補完手段の起動
    が指示された場合に前記省略単語補完手段を制御して前
    記省略記号入り文字列における省略記号の位置に対応す
    る文字列を決定する請求項2記載の文章入力装置。
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