JPH07141472A - 文字列認識装置 - Google Patents

文字列認識装置

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JPH07141472A
JPH07141472A JP5290993A JP29099393A JPH07141472A JP H07141472 A JPH07141472 A JP H07141472A JP 5290993 A JP5290993 A JP 5290993A JP 29099393 A JP29099393 A JP 29099393A JP H07141472 A JPH07141472 A JP H07141472A
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JP
Japan
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character string
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Pending
Application number
JP5290993A
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English (en)
Inventor
Hideto Yamamoto
英人 山本
Masayoshi Okamoto
正義 岡本
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文章を分割して筆記入力する際に言語情報を
有効に用いることによって、入力誤りが少なく、処理時
間の短い文字列認識装置を実現する。 【構成】 入力部(1)で入力された複数文字に対応する
文字データから文字列認識部(7)、認識部(6)、言語処理
部(5)の内、1つ、あるいは複数で得られた評価値を組
み合わせて処理結果である文字列を得て、その結果を文
章記憶手段(4)に記憶するときに、連続文字列情報付加
手段(5、7)で得られた該文字列に連続する文字列情報が
あるか否かの情報、または連続する文字列に対して言語
処理を行う必要があるか否かの情報も文字列情報と共
に、記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続筆記された文字列
を認識し、各文字に対応する文字コードを得る文字列認
識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、キーボード入力に換わる新しいコ
ンピュータの入力装置として、手書き入力を行える装置
の開発が盛んに行われている。これはタブレットに筆記
された文字データから文字を認識するものである。この
種の装置で商品化されているものでは記入枠を用いて、
一文字単位で入力する方法が一般的である。また複数の
記入枠を設け、文字を連続して入力可能としたものもあ
る。また、最近では、より自由度の高い手書き入力を実
現するために、一文字ずつの枠が存在しない領域に連続
して筆記された文字列を認識する方法も考えられてい
る。
【0003】例えば、電子情報通信学会論文誌(D)、
J68−D、4、PP.765−772(1985)記
載のものや特願平4−274265号の文字切り出し装
置などである。特にこれらのものでは文字列を認識する
ために言語処理で得られた評価値(言語処理信頼度な
ど)を文字切り出し、文字認識で得られた評価値と合わ
せて適用していることが特徴的である。
【0004】しかし、現状では一般文章を対象とした場
合には、記入枠を用いて文字を連続筆記する場合や一文
字ずつの記入枠が存在しない領域に連続筆記する場合に
おいても常に正解文字列を得ることは困難である。また
沢山の文字データを一度に処理することは処理時間が多
くかかり、文字列を分割して入力せざるえない。また、
限られた文字入力領域に複数の文字データを入力した場
合に文字入力余地がない場合の対処方法として、特願平
4−27950号のオンライン文字認識装置では記入枠
をずらすことが行われている。しかし、一文字ずつの枠
が存在しない領域に連続して筆記される場合には、記入
枠をずらしながら筆記入力しにくく、認識後の修正も困
難になるなど問題がある。
【0005】この面からも文字列を分割入力できること
が要求される。従来、文字列を分割入力する場合の考慮
はなされていなかった。また、文字列認識性能を向上さ
せるために単語辞書を用いて言語処理を行うことは上で
述べた例だけでなく、一般的に行われ、特願平3−29
4592号の文書処理装置には追加筆記したものと既入
力文字情報とを合わせて言語処理することも既に考えら
れている。
【0006】しかし、入力するたびに既入力文字情報と
言語処理を行うのは処理の遅延をもたらすなどの問題が
あった。本願発明では言語処理が有効であるときに限り
既入力文字情報との言語処理を行う。即ち、例えば住所
や姓名、商品名、会社名、部署名など入力情報が限られ
る帳表欄に入力する場合、あるいはスケジュール帳に入
力する場合のように入力情報の範囲が予め特定できる場
合など入力情報の範囲が予め特定できる場合において特
に考慮したものであり、入力された文字列情報に続く文
字列候補が特定できる場合に特に有効である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の文字列認識装
置は、上述の実情を考慮してなされたものであって、文
章を分割して筆記入力する際に言語情報を有効に用いる
ことによって、入力誤りが少なく、処理時間の短い文字
列認識装置を実現する。また、特に、例えば住所や姓
名、商品名、会社名、部署名など入力情報が限られる帳
表欄に入力する場合、あるいはスケジュール帳に入力す
る場合のように入力情報の範囲が予め特定できる場合
に、限られた言語情報を用いて文字列認識するのに従来
装置と比較して、正確で、しかも容易な文字列入力を可
能とした文字列認識装置を実現する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の文字列認識装置
は、複数文字に対応する文字データを一時に入力可能な
入力手段と、筆跡を表示する筆跡表示手段と、前記入力
手段で入力された文字データから前記複数文字を構成す
る各文字に対応する文字データを切り出す文字切り出し
手段と、該文字切り出し手段で切り出された文字データ
を認識する文字認識手段と、複数の単語情報あるいは文
字列情報が記載された言語辞書と、前記文字認識手段で
得られた認識結果候補文字を組み合わせて前記言語辞書
と照合する言語処理手段と、上記文字切り出し手段、文
字認識手段、言語処理手段の内、1つの手段、あるいは
複数の手段で得られた評価値を組み合わせて処理結果で
ある文字列を得る文字列認識手段と、該文字列認識手段
の結果を記憶する文章記憶手段とを備えた文字列認識装
置において、前記文字列認識手段で得られた文字列を前
記文章記憶手段に記憶するときに、該文字列に連続する
文字列情報があるか否かの情報、または連続する文字列
に対して言語処理を行う必要があるか否かの情報も文字
列情報と共に、記憶する連続文字列情報付加手段を備え
ている。
【0009】また、本発明の文字列認識装置は、複数文
字に対応する文字データを一時に入力可能な入力手段
と、筆跡を表示する筆跡表示手段と、前記入力手段で入
力された文字データから各文字に対応する文字データを
切り出す文字切り出し手段と、該文字切り出し手段で切
り出された文字データを認識する文字認識手段と、該文
字認識手段で得られた認識結果候補文字を組み合わせて
言語辞書と照合する言語処理手段と、前記文字切り出し
手段、文字認識手段、言語処理手段の内、1つの手段、
あるいは複数の手段で得られた評価値を組み合わせて処
理結果である文字列を得る文字列認識装置において、複
数文字に対応する文字データを一時に入力された状態
で、処理を開始したとき、正解文字列である可能性が高
い文字列が得られた場合、該文字列を他の文字列と区別
して表示する表示手段を備えている。
【0010】また、本発明の文字列認識装置は、複数文
字に対応する文字データを一時に入力された状態で、処
理を開始したとき、正解文字列である可能性が高い文字
列が得られた場合、該文字列に対応する前記筆跡だけを
消去し、活字に変換する手段とを備えている。更に、本
発明の文字列認識装置は、複数文字に対応する文字デー
タを一時に入力可能な入力手段と、筆跡を表示する筆跡
表示手段と、前記入力手段で入力された文字データから
各文字に対応する文字データを切り出す文字切り出し手
段と、該文字切り出し手段で切り出された文字データを
認識する文字認識手段と、該文字認識手段で得られた認
識結果候補文字を組み合わせて言語辞書と照合する言語
処理手段と、前記文字切り出し手段、文字認識手段、言
語処理手段の内、1つの手段、あるいは複数の手段で得
られた評価値を組み合わせて処理結果である文字列を得
る文字列認識装置において、前記入力手段で入力された
文字データの大きさを求める文字データ大きさ判定手段
を設け、横書きの場合には縦の長さが所定の大きさより
小さい場合、あるいは縦書きの場合には横の長さが所定
の大きさより小さい場合にはその旨を使用者に報知す
る。
【0011】
【作用】本発明の文字列認識装置においては、入力手段
で入力された複数文字に対応する文字データから文字切
り出し手段、文字認識手段、言語処理手段の内、1つの
手段、あるいは複数の手段で得られた評価値を組み合わ
せて処理結果である文字列を得て、その結果を文章記憶
手段に記憶するときに、連続文字列情報付加手段で得ら
れた該文字列に連続する文字列情報があるか否かの情
報、または連続する文字列に対して言語処理を行う必要
があるか否かの情報も文字列情報と共に、記憶する。
【0012】
【実施例】図1は本発明の文字列認識装置の一実施例の
概略構成を示すブロック図である。同図において、1は
入力部であり、主にタブレットからなり、一定時間間隔
でペンの座標(x,y)、及びペンの状態(ペンアッ
プ、ペンダウン)を検出し、その筆跡データをデジタル
で入力している。
【0013】2は装置全体を制御する演算処理用の中央
処理装置(以下、CPUという)を示している。3はR
OMで、CPU2の制御プログラムや各種データを格納
している。4はメモリ(RAM)で、CPU2のワーク
エリアとして使用されると共に、入力部1から入力され
た文字データを記憶する領域、文字列認識部7の結果で
ある文字情報を記憶する領域、文書情報を記憶する領域
などを備えている。
【0014】6は認識部であり、公知の文字認識プロセ
ッサからなり、この認識部に入力された文字データにつ
いて文字認識を行い、認識結果候補(文字コード)とそ
の得点を返す。5は言語処理部であり、認識部6で得ら
れた文字認識結果候補を組み合わせて得られる文字列か
ら単語あるいは文節を言語辞書9を参照することによっ
て抽出し、その言語処理結果と、各単語あるいは文節に
連続する文字列情報があるか否かの情報、または、連続
する文字列に対して言語処理を行う必要があるか否かの
情報を付加して返す。
【0015】7は文字列認識部であり、RAM4に記憶
された入力文字データから、X方向、Y方向の長さを検
出し、横書きの時にはY方向、縦書きの時にはX方向の
長さが所定の長さ以下の場合にはその旨を使用者に報知
する。もし所定の長さより大きい場合にはその文字デー
タから各文字に対応する文字データを切り出し、その文
字データに対して言語処理部5、認識部6の処理を行
い、各処理で得られた評価値に基づいて文字列認識結果
あるいは正解文字列である可能性が高い文字列を決定す
る(この動作についての詳細は後述する)。
【0016】8は表示部であり、ディスプレイからな
り、4に記憶された情報に基づいて筆跡、処理結果等を
表示する。11は内部バスであり、CPU2からのデー
タバス、アドレスバス及び制御信号バスなどを含んでい
る。また、この構成図では入力部1と表示部8を分けて
表しているが、表示入力一体型タブレットを用いれば一
体となる。また、文字列認識部7で文字データの大きさ
(幅)を求めているが、これは小さい文字を連続入力さ
れた場合、各文字間(文字切り出し位置)の抽出誤りが
著しく増加するために、使用者にその旨の注意を与える
ためのもので文字列認識方法自体とは無関係であり、な
くても良い。
【0017】図2は本発明の文字列認識装置の一実施例
の入力部1に複数文字に対応する文字データを一時に入
力する方法を説明する図である。同図において200は
住所欄201、姓名欄202、買上商品名欄203、備
考欄204を備えた顧客票であり、図1の表示部8に表
示されている。使用者は次の方法で各欄に情報を筆記入
力する。
【0018】方法1(入力領域を別に設け、結果を文書
中のカーソル位置に挿入する方法) 205a(一文字記入枠あり)、205b(一文字記入
枠なし)のような記入枠を別に設けて、この枠内に筆記
された文字列を認識する。 方法2(直接文書中の記入欄に筆記入力する方法) 文書中の記入欄(201〜204)に筆記された文字列
を認識する。
【0019】尚、複数文字に対応する文字データを一時
に入力する方法は、この2つに限らない。また、ペンが
所定時間以上離れた場合、あるいは205a、205b
の記入枠内に設けられたOK領域がペンで指示された場
合に記入された文字データの認識を開始する。また、2
05a、205bの記入枠内に設けられたOK領域は認
識結果を文書に挿入する場合にも指示される。また、認
識結果の修正は、認識結果の上に再度筆記することによ
って行う。
【0020】205aの記入枠を用いた方法と方法2で
入力された文字データから文字列認識を行う場合では、
205bの一文字記入枠を用いた方法と比較して各文字
間の切り出し位置を求める必要がある。この場合の文字
列認識方法については、例えば特願平4−274265
号に記載した方法がある。その一つの方法を図3を用い
て簡単に説明する。
【0021】これは、204の備考に筆記された「本日
は外出してます。」の一部である文字列「本日は」が入
力された場合の文字列認識処理の一例である。入力され
た「本日は」からストローク間で切り出し確定位置(図
中、1で示す)と、未確定位置(図中、2で示す)を求
める。次に、その結果に基づいて、切り出し位置の組み
合わせとその評価得点(評価値)をストローク間隔、ペ
ンアップ時間、文字の大きさ(幅)、位置、形状、縦横
比などの特徴量から算出する。この例では3番目まで求
めており、1位から順に536点、587点、715点
という切り出し評価得点が得られている。更に、各文字
データの文字認識結果候補と得点(評価値)とその文字
認識結果候補を組み合わせて最適文節組み合わせと総文
節評価得点を得る。
【0022】この例では上で得られた3つの切り出し候
補に対して、それを構成する各ストローク集合について
文字認識を行い、3位までの文字認識結果が得られた場
合であり、1位から3位までの各文字認識結果を組み合
わせてできる文節候補を全て抽出し、その組み合わせで
最適な文字列候補を決定する。この場合では、1位の切
り出し候補については、文節候補が抽出できず、結果な
しでリジェクトされ、2位については「本日は」639
点、3位については「本きりを」956点が得られてい
る。
【0023】しかる後、言語処理結果の得点(文字認識
得点+言語処理得点)に文字切り出し得点を加えて最終
的な文字列結果を決定する。この例では2位の文字切り
出し候補に対応する文字列が最終結果となる。205b
(一文字記入枠あり)を用いた方法では、上記の切り出
し組み合わせが一個に限定された場合と同じであるので
以下では205aの記入枠を用いて入力する場合につい
て説明する。
【0024】また、文字列認識方法として、ここでは文
字切り出し、文字認識、言語処理の評価値を組み合わせ
て結果を得ているが、文字切り出し評価値だけで切り出
し位置を決定し、その後で文字認識、言語処理評価値に
より結果を求めてもよく、その方法は様々である。この
場合得られた文字列「本日は」は文節として抽出された
ものであり、正解文字列である可能性が高い。それに対
して、記入領域の大きさや、筆記を途中で中断された場
合(ペンオフ時間が所定の時間過ぎたら認識を開始す
る)などのために、図4(a)に示すように「本日は
外」まで筆記したところで文字列認識を開始したとき、
同図(b)のように「本日は外」という文字列認識結果
が得られたとしても、「本日は」は文節として抽出され
たものであるのに対して、「外」は文字認識結果の最良
のものが得られているに過ぎない。
【0025】しかもその結果の文字列に追加筆記(「出
してます」を追加)する場合に単語や文節の途中から入
力することになり、言語処理が正確に行えない場合が多
くなる。そこで実施例では、正解文字列である可能性が
高い文字列と他の文字列を区別し、前者だけを文書情報
に追加し、後者の文字列あるいは、その文字列に対応す
る入力文字データは次に筆記されたデータと共に文字列
認識を行う。
【0026】この動作を図4(b)、(c)、(d)を
用いて、更に説明する。同図(b)のように正解文字列
である可能性が高い文字列を他と区別するために枠で囲
んでいる。この状態でOK領域がペンで指示された場
合、枠で囲まれた文字列だけを文書の備考欄204のカ
ーソル位置に挿入する。残った「外」は記入欄の所定の
先頭文字位置に移動する。
【0027】このとき、同図(c)のように文字認識結
果の活字を表示する場合と、(d)のようにその文字に
対応する筆跡を表示する方法が考えられる。前者の場合
には次に入力した文字列の先頭の文字(残りの文字数
分)は固定されるために、次の文字列認識が早く、正確
に行えるという利点があり、後者では次に入力した文字
列によって、文字が変わる可能性があるが、連続的に入
力できるという利点がある。
【0028】両者を合わせた方法、つまり使用者が残り
の文字の修正を行った場合だけ前者を使うことも考えら
れる。また、再度OK領域が指示された場合には残りの
「外」も続いて挿入される。(b)のように「出して」
と追加筆記された場合には、「本日は」は確定されたも
のと見做し、「外出して」を認識する。この場合に「本
日は」を考慮してもしなくてもよい。次にOKが指示さ
れた場合に「本日は」は文書のカーソル位置に挿入され
る。
【0029】尚、言語処理の結果の文字列が辞書に記載
されている単語列あるいはその集まりであるとき、ある
いは文字認識結果の得点が高い文字で構成された文字列
など正解文字列である可能性が高い文字列とする基準は
様々考えられる。次に、図5〜図7を用いて認識結果の
文字列に連続する文字列情報があるか否かの情報及び、
連続する文字列に対して言語処理を行う必要があるか否
かの情報を得る方法とそれらを文字列の分割入力にどの
よう用いるかについて以下に説明するまず、図6の顧客
票2011の住所欄に2051aの文字記入枠を用いて
文字入力する場合に住所を分割して入力する場合につい
て説明する。2011、2051aはそれぞれ図1の2
01、205aと同じものである。このとき言語処理辞
書には図5に示すように少なくとも全国の地名とその階
層情報が記載されており、文字列認識は上記方法を用い
ることとする。
【0030】同図は文字列認識結果として「岐阜県」の
文字列を得て、その結果を文書に挿入した図である。つ
まり、言語処理部では各文字入力データの文字認識結果
候補を組み合わせて得られる文字列の内で、図5の言語
辞書と「岐阜県」の文字列が照合したことになる。この
とき「岐阜県」の下位の地名として「岐阜市」、「大垣
市」、「羽島市」などが存在することが分るので、「岐
阜県」の表記、確信度と「岐阜県」に連続する文字列情
報があるという情報が得られる。
【0031】この連続する文字列情報があるという情報
を「岐阜県」の表記、確信度と共に記憶しておくことに
よって、次にその「岐阜県」の後に文字を挿入する場
合、前に記憶した連続する文字列情報があるという情報
に基ずいて、「岐阜県」も考慮して言語処理を行う。例
えば、次に2051aに「大垣市」と筆記入力された場
合は、「岐阜県」の下位の地名を最初に検索する。ま
た、連続する文字列情報があるという情報だけでなく、
既入力文字列のどこまでが次に入力される文字列と関係
するのかを記憶しておくことによって、更に効率よく処
理ができる。
【0032】また、図5の言語辞書では県名(0階層)
から2階層までしか言語情報がないので3階層目に対応
する住所が入力された場合には、既入力情報とは無関係
に処理を行う。また、文字列に連続する文字列情報は階
層情報だけでなく、例えば、図6の2031の買上商品
名に「マイコンジャー式ポット」のように長い単語、あ
るいは複合語のようなものを分割して筆記入力する場合
などにも適用できる。
【0033】次に図7を用いて、文字列に連続する文字
情報があるか否かの情報を文字列認識以外に使う場合に
ついて説明する。同図中、2012、2052aは図6
の2011、2051aと同じものである。また、70
0は文字列「岐阜県」に連続する文字列情報があるかと
いう情報に基ずいてカーソル、マ−クの形状を変化させ
た一例である。このようにすれば、前もって使用者が分
かるので使い勝手は向上する。また、形を変化させる方
法だけでなく、色、表示位置により区別してもよく、連
続する文字列情報があることが使用者に分かればよい。
更に、そのカーソル、マ−クをアイコンにし、そのアイ
コンをペンで指示することによって、連続する文字列候
補を表示するようにして、使用者に選択入力を行わせる
ことも可能であり、この例では700をアイコンにし、
それを使用者が指示することによって、「岐阜県」の下
位の地名「岐阜県」、「大垣市」、「羽島市」が領域7
01に表示され、更にその内の「大垣市」が指示された
状態を示している。このように連続する文字列の数が少
ない場合にはこの方法が有効である。この例では、「岐
阜県」に連続する地名から選択入力させているが、「岐
阜県岐」に連続する地名から入力させてもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明の文字列認識装置によれば、文字
列の分割入力(追加入力)が容易になる。また、既入力
文字情報と合わせて言語処理を行うことが有効であると
判断されるときに限り既入力文字情報を考慮すること
で、既入力文字情報を用いることによる悪影響を軽減で
きると共に処理時間の向上が図れる。
【0035】更に、使用者が筆記した文字列が文字列認
識に適さない大きさの場合には、その旨を使用者に報知
することで、入力誤りが軽減できる。その結果、コンピ
ュータの文字入力の際のユーザの負担が著しく軽減する
と共に、文書作成効率の向上が望める。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文字列認識装置の一実施例の概略構成
を示すブロック図。
【図2】本発明の文字列認識装置の一実施例の入力部1
に複数文字に対応する文字データを一時に入力する方法
を説明する図。
【図3】本発明の文字列認識装置の一実施例の文字列認
識方法を説明する図。
【図4】本発明の文字列認識装置の一実施例の動作1を
説明する図。
【図5】本発明の文字列認識装置の一実施例の地名辞書
構成を示す図。
【図6】本発明の文字列認識装置の一実施例の動作2を
説明する図。
【図7】本発明の文字列認識装置の一実施例の動作3を
説明する図。
【符号の説明】
1 入力部 2 CPU 3 ROM 4 RAM 5 言語処理部 6 認識部 7 文字列認識部 8 表示部 9 言語辞書 10 認識辞書 11 内部バス

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数文字に対応する文字データを一時に
    入力可能な入力手段(1)と、筆跡を表示する筆跡表示手
    段(8)と、前記入力手段(1)で入力された文字データから
    前記複数文字を構成する各文字に対応する文字データを
    切り出す文字切り出し手段(7)と、該文字切り出し手段
    (7)で切り出された文字データを認識する文字認識手段
    (6)と、複数の単語情報あるいは文字列情報が記載され
    た言語辞書(9)と、前記文字認識手段(6)で得られた認識
    結果候補文字を組み合わせて前記言語辞書(9)と照合す
    る言語処理手段(5)と、前記文字切り出し手段(7)、文字
    認識手段(6)、言語処理手段(5)の内、1つの手段、ある
    いは複数の手段で得られた評価値を組み合わせて処理結
    果である文字列を得る文字列認識手段(7)と、該文字列
    認識手段(7)の結果を記憶する文章記憶手段(4)とを備え
    た文字列認識装置において、 前記文字列認識手段(7)で得られた文字列を前記文章記
    憶手段(4)に記憶するときに、該文字列に連続する文字
    列情報があるか否かの情報、または連続する文字列に対
    して言語処理を行う必要があるか否かの情報も文字列情
    報と共に、記憶する連続文字列情報付加手段(5、7)を備
    えたことを特徴とした文字列認識装置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段(1)で新たに追加入力した
    場合に、前記連続文字列情報付加手段(5、7)で付加した
    情報に基ずいて、前記文字列認識手段(7)で得られた文
    字列に連続する文字列情報があると判断できる場合に
    は、既入力情報を考慮して文字列認識を行い、文字列情
    報がないと判断できる場合には、新たに追加入力された
    文字列だけを文字列認識することを特徴とした請求項1
    記載の文字列認識装置。
  3. 【請求項3】 前記入力手段(1)で新たに追加入力した
    場合に、前記連続文字列情報付加手段(5、7)で付加した
    情報に基ずいて、言語処理を行う必要がないと判断でき
    る場合には、前記言語処理手段(5)で前記辞書との照合
    を行わない、あるいは評価値を無視することを特徴とし
    た請求項1記載の文字列認識装置。
  4. 【請求項4】 連続文字列情報付加手段(5、7)で付加し
    た情報に基ずいて、前記文字列認識手段で得られた文字
    列に連続する文字列情報があるときと、ないときで入力
    位置を示すカーソルの形状を変化させることを特徴とし
    た請求項1記載の文字列認識装置。
  5. 【請求項5】 前記カーソルの代わりにアイコンを表示
    し、該アイコンが指示された場合に連続する文字列情報
    があるときは、該文字列情報を表示し、使用者が選択入
    力できることを特徴とした請求項4記載の文字列認識装
    置。
  6. 【請求項6】 複数文字に対応する文字データを一時に
    入力可能な入力手段(1)と、筆跡を表示する筆跡表示手
    段(8)と、前記入力手段(1)で入力された文字データから
    各文字に対応する文字データを切り出す文字切り出し手
    段(7)と、該文字切り出し手段(7)で切り出された文字デ
    ータを認識する文字認識手段(6)と、該文字認識手段(6)
    で得られた認識結果候補文字を組み合わせて言語辞書
    (9)と照合する言語処理手段(5)と、前記文字切り出し手
    段(7)、文字認識手段(6)、言語処理手段(5)の内、1つ
    の手段、あるいは複数の手段で得られた評価値を組み合
    わせて処理結果である文字列を得る文字列認識手段(7)
    と、を備えた文字列認識装置において、 複数文字に対応する文字データを一時に入力された状態
    で、処理を開始したとき、正解文字列である可能性が高
    い文字列が得られた場合、該文字列を他の文字列と区別
    して表示する表示手段(8)を備えたことを特徴とした文
    字列認識装置。
  7. 【請求項7】 複数文字に対応する文字データを一時に
    入力可能な入力手段(1)と、筆跡を表示する筆跡表示手
    段(8)と、前記入力手段で入力された文字データから各
    文字に対応する文字データを切り出す文字切り出し手段
    (7)と、該文字切り出し手段(7)で切り出された文字デー
    タを認識する文字認識手段(6)と、該文字認識手段(6)で
    得られた認識結果候補文字を組み合わせて言語辞書(9)
    と照合する言語処理手段(5)と、前記文字切り出し手
    段、文字認識手段、言語処理手段の内、1つの手段、あ
    るいは複数の手段で得られた評価値を組み合わせて処理
    結果である文字列を得る文字列認識手段(7)と、を備え
    た文字列認識装置において、 複数文字に対応する文字データを一時に入力された状態
    で、処理を開始したとき、正解文字列である可能性が高
    い文字列が得られた場合、該文字列に対応する前記筆跡
    だけを消去し、活字に変換する手段を備えたことを特徴
    とした文字列認識装置。
  8. 【請求項8】 複数の文字からなる文章情報を記憶する
    文章記憶手段(4)と、新たな文字列を該文章記憶手段(4)
    に追加する追加手段(7)を設け、前記処理結果である文
    字列を該追加手段(7)で追加するとき、前記正解文字列
    である可能性が高い文字列だけを追加することを特徴と
    した請求項6又は請求項7記載の文字列認識装置。
  9. 【請求項9】 前記入力手段(1)で文字データを入力す
    る入力領域が定められているとき、前記正解文字列であ
    る可能性が高い文字列以外の文字列、あるいは筆跡を前
    記入力領域の所定の位置に移動表示させる位置移動手段
    (8)を設け、新たに前記入力手段(1)で入力された文字デ
    ータと共に前記文字列認識を行うことを特徴とした請求
    項6又は請求項7記載の文字列認識装置。
  10. 【請求項10】 前記入力手段(1)で文字データを入力
    する入力領域が定められているとき、前記正解文字列で
    ある可能性が高い文字列以外の文字列、あるいは筆跡を
    前記入力領域の左端の所定の位置に移動表示させる位置
    移動手段(8)を設け、新たに前記入力手段(1)で入力され
    た文字データが該文字列、あるいは筆跡の上から入力さ
    れたときは前記移動させた文字列、あるいは筆跡に対応
    する情報を除き、新たに入力された文字データだけを文
    字列認識する請求項6又は請求項7記載の文字列認識装
    置。
  11. 【請求項11】 複数文字に対応する文字データを一時
    に入力可能な入力手段(1)と、筆跡を表示する筆跡表示
    手段(8)と、前記入力手段(1)で入力された文字データか
    ら各文字に対応する文字データを切り出す文字切り出し
    手段(7)と、該文字切り出し手段(7)で切り出された文字
    データを認識する文字認識手段(6)と、該文字認識手段
    (6)で得られた認識結果候補文字を組み合わせて言語辞
    書(9)と照合する言語処理手段(5)と、前記文字切り出し
    手段(7)、文字認識手段(6)、言語処理手段(5)の内、1
    つの手段、あるいは複数の手段で得られた評価値を組み
    合わせて処理結果である文字列を得る文字列認識手段
    (7)を備えた文字列認識装置において、 前記入力手段(1)で入力された文字データの大きさを求
    める文字データ大きさ判定手段(7)を設け、横書きの場
    合には縦の長さが所定の大きさより小さい場合、あるい
    は縦書きの場合には横の長さが所定の大きさより小さい
    場合にはその旨を使用者に報知する手段(8)を備えたこ
    とを特徴とした文字列認識装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004230185A (ja) * 2004-04-14 2004-08-19 Aruze Corp 遊技機の回転リールユニット
JP2009163009A (ja) * 2008-01-07 2009-07-23 Fujitsu Ltd 学習支援システム、プログラムおよび学習支援方法
JP2009195752A (ja) 2009-06-10 2009-09-03 Aruze Corp 遊技機の回転リールユニット
JP2012030134A (ja) 2011-11-17 2012-02-16 Universal Entertainment Corp 遊技機の回転リールユニット
JP2012183339A (ja) * 2012-05-28 2012-09-27 Universal Entertainment Corp 遊技機の回転リールユニット

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