JPH11316802A - 単語認識装置及びその住所地名登録方法並びに記録媒体 - Google Patents

単語認識装置及びその住所地名登録方法並びに記録媒体

Info

Publication number
JPH11316802A
JPH11316802A JP10134248A JP13424898A JPH11316802A JP H11316802 A JPH11316802 A JP H11316802A JP 10134248 A JP10134248 A JP 10134248A JP 13424898 A JP13424898 A JP 13424898A JP H11316802 A JPH11316802 A JP H11316802A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
place name
address
registration
character string
address place
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10134248A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Yururi
仁志 緩利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10134248A priority Critical patent/JPH11316802A/ja
Publication of JPH11316802A publication Critical patent/JPH11316802A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machine Translation (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Character Discrimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 住所地名辞書に存在しない地名を簡単に登録
することができ、住所地名の認識精度の更なる向上を図
ることができる単語認識装置、その住所地名登録方法並
びに記録媒体を提供する。 【解決手段】 表示された認識結果が正しくない場合は
(ステップS8)、操作者によって入力された訂正指示
に応じて(ステップS9)、文字候補選択処理(ステッ
プS10)、地名再入力処理(ステップS11)又は階
層区切り指定処理(ステップS12)が実行される。ス
テップS7でディスプレイ209に表示された住所が正
しいことが操作者により判別され、ステップS8で確認
入力がされると、住所地名辞書に登録されていない文字
列を住所地名辞書8に登録するか否かを操作者に判断さ
せ(ステップS13)、登録すると判断した場合は、住
所地名登録処理を実行する(ステップS14)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字認識後の後処
理として、認識した文字からなる文字列を知識辞書と照
合することにより認識誤りを訂正する単語認識装置、そ
の住所地名登録方法並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、計算機などへデータを入力する手
段として光学式文字読取装置(OCR)等が知られてい
る。
【0003】これら読取装置は入力されたイメージデー
タを文字として認識するために用いられるものである
が、特に類似文字が多い漢字等では、認識精度に限界が
あった。また、入力データが手書き文字のようにノイズ
やばらつきの多いデータである場合には、認識精度は更
に低くなり、誤認識が多く発生していた。
【0004】そこで、入力データが文章である場合や住
所である場合等、入力データの種類が予め判っている場
合には、文字単位で入力データを認識した後に行われる
処理(後処理)として、単語や住所地名等を格納した知
識辞書と認識されたデータとを照合することにより、読
取装置による誤認識を訂正し、認識精度を向上させる手
法が知られている。
【0005】しかしながら、この手法によれば、知識辞
書に格納されていない単語又は地名がデータとして入力
された場合は、誤った照合を行なってしまい、その結
果、入力された文字を正しく認識することができないと
いう不具合があった。
【0006】そこで、近年では、知識辞書に格納されて
いない単語又は地名を知識辞書へ登録する手法が提案さ
れている(例えば、平成5年特許第50036号公
報)。この手法によれば、入力された文字列(単語)が
知識辞書(後処理辞書)に未登録である場合に当該単語
が表示装置に表示され、操作者は必要に応じて認識誤り
を修正してその登録を指示する。
【0007】しかし、このような従来の手法は、地名を
単なる単語として他の単語とともに登録するだけのもの
である。即ち、計算機の処理能力が貧弱であった数年前
においては、計算機処理の負担を削減するために、予め
入力データを単語に分割して処理するのが一般的であっ
たことに起因する単純な登録方法が提案されているに過
ぎない。
【0008】一方、近年では、より自然なマン−マシン
インターフェースを実現するために、入力データを単語
に分割して入力することなく単語や地名を認識する手法
が取られている。しかし、このような手法では、知識辞
書は複雑な構造を採らざるを得なかった。
【0009】たとえば、住所地名は都道府県/市郡/区
町村/字などの階層構造をとる。従って、住所地名辞書
も階層構造を表現可能な構造が採用されている。より具
体的には、例えば「神奈川県」の下位階層には、「厚木
市」「川崎市」「横浜市」等が存在し、「川崎市」の下
位階層には「麻生区」「川崎区」「中原区」等が存在す
るというような構造が採用されている。また、住所とし
ては、例えば「中原区」の下位階層には「井田」「市ノ
坪」「今井上町」「今井中町」等の細分化された地名が
存在し、更に「今井上町」の下位階層には「1丁目」
「2丁目」「53番地」等が存在すると考えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、住所地
名辞書に、これほどの詳細な情報を完全に網羅して予め
格納しておくことは極めて困難である。また、住所の統
廃合等による住所表記の変更等も、全国的に見ると頻繁
に行なわれているものであるから、住所地名辞書に登録
されていない地名等を使用者が登録するという作業は避
けられないものである。
【0011】本発明は、かかる点に着目してなされたも
ので、住所地名辞書に存在しない地名を簡単に登録する
ことができ、住所地名の認識精度の更なる向上を計るこ
とができる単語認識装置、その住所地名登録方法並びに
記録媒体を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の単語認識装置は、イメージデータを入力
する入力手段と、前記入力されたイメージデータに基づ
いて文字を認識する文字認識手段と、住所地名の表記を
格納する住所地名辞書と、前記文字認識手段により認識
された1又は2以上の文字からなる文字列を、住所地名
辞書に格納されている住所地名と照合する照合手段と、
前記照合手段による照合の結果、前記住所地名辞書に格
納されている住所地名と一致しなかった文字列を住所地
名として前記住所地名辞書に登録する登録手段とを備え
ることを特徴とする。
【0013】請求項2の単語認識装置は、上記請求項1
記載の単語認識装置において、前記住所地名辞書は、前
記住所地名を複数の階層に分け、各階層に応じたIDを
付して格納するように構成され、前記登録手段は、前記
住所地名辞書に格納されている住所地名と一致しなかっ
た文字列を、当該文字列の直前に位置する文字列が表す
住所地名の階層に応じたIDを付して前記住所地名辞書
に登録するように構成されることを特徴とする。
【0014】請求項3の単語認識装置は、上記請求項1
又は2記載の単語認識装置において、前記照合手段によ
る照合の結果、前記住所地名辞書に格納されている住所
地名と一致しなかった文字列を修正する修正手段を備
え、前記登録手段は、前記修正手段により修正された文
字列を住所地名として前記住所地名辞書に登録すること
を特徴とする。
【0015】請求項4の単語認識装置は、上記請求項1
〜3のいずれか1記載の単語認識装置において、前記照
合手段による照合の結果、前記住所地名辞書に格納され
ている住所地名と一致しなかった文字列に対して階層区
切りを指定する階層区切り指定手段を備え、前記登録手
段は、前記階層区切り指定手段により階層区切りが指定
された文字列を住所地名として前記住所地名辞書に登録
することを特徴とする。
【0016】請求項5の単語認識装置は、上記請求項1
〜4のいずれか1項記載の単語認識装置において、前記
登録手段による前記住所地名辞書への登録を実行するか
否かを選択する登録選択手段を備え、前記登録手段は、
前記登録選択手段による前記住所地名辞書への登録を実
行することが選択された場合にのみ、前記住所地名辞書
への登録を実行することを特徴とする。
【0017】請求項6の単語認識装置は、上記請求項5
記載の単語認識装置において、前記照合手段による照合
の結果、前記住所地名辞書に格納されている住所地名と
一致しなかった文字列を表示する表示工程を含み、前記
登録選択手段は、前記表示手段により表示された文字列
に基づいて前記住所地名辞書への登録を実行するか否か
を選択することを特徴とする。
【0018】請求項7の単語認識装置の住所地名登録方
法は、イメージデータを入力する入力工程と、前記入力
されたイメージデータに基づいて文字を認識する文字認
識工程と、前記文字認識手段により認識された1又は2
以上の文字からなる文字列を、住所地名辞書に格納され
ている住所地名と照合する照合工程と、前記照合工程に
おける照合の結果、前記住所地名辞書に格納されている
住所地名と一致しなかった文字列を住所地名として前記
住所地名辞書に登録する登録工程とからなることを特徴
とする。
【0019】請求項8の単語認識装置の住所地名登録方
法は、上記請求項7記載の単語認識装置の住所地名登録
方法において、前記住所地名辞書は、前記住所地名を複
数の階層に分け、各階層に応じたIDを付して格納し、
前記登録工程においては、前記住所地名辞書に格納され
ている住所地名と一致しなかった文字列を、当該文字列
の直前に位置する文字列が表す住所地名の階層に応じた
IDを付して前記住所地名辞書に登録することを特徴と
する。
【0020】請求項9の単語認識装置の住所地名登録方
法は、上記請求項7又は8記載の単語認識装置の住所地
名登録方法において、前記照合工程における照合の結
果、前記住所地名辞書に格納されている住所地名と一致
しなかった文字列を修正する修正工程を含み、前記登録
工程においては、前記修正工程で修正された文字列を住
所地名として前記住所地名辞書に登録することを特徴と
する。
【0021】請求項10の単語認識装置の住所地名登録
方法は、上記請求項7〜9のいずれか1項記載の単語認
識装置の住所地名登録方法において、前記照合工程によ
る照合の結果、前記住所地名辞書に格納されている住所
地名と一致しなかった文字列に対して階層区切りを指定
する階層区切り指定工程を含み、前記登録工程において
は、前記階層区切り指定工程により階層区切りが指定さ
れた文字列を住所地名として前記住所地名辞書に登録す
ることを特徴とする。
【0022】請求項11の単語認識装置の住所地名登録
方法は、上記請求項7〜10のいずれか1項記載の単語
認識装置の住所地名登録方法において、前記登録工程に
おける前記住所地名辞書への登録を実行するか否かを選
択する登録選択工程を含み、前記登録工程においては、
前記登録選択工程で前記住所地名辞書への登録を実行す
ることが選択された場合にのみ、前記住所地名辞書への
登録を実行することを特徴とする。
【0023】請求項12の単語認識装置の住所地名登録
方法は、上記請求項11記載の単語認識装置の住所地名
登録方法において、前記照合工程における照合の結果、
前記住所地名辞書に格納されている住所地名と一致しな
かった文字列を表示する表示工程を含み、前記登録選択
工程においては、前記表示工程で表示された文字列に基
づいて前記住所地名辞書への登録を実行するか否かを選
択することを特徴とする。
【0024】請求項13の記録媒体は、イメージデータ
を入力する入力工程と、前記入力されたイメージデータ
に基づいて文字を認識する文字認識工程と、前記文字認
識手段により認識された1又は2以上の文字からなる文
字列を、住所地名辞書に格納されている住所地名と照合
する照合工程と、前記照合工程における照合の結果、前
記住所地名辞書に格納されている住所地名と一致しなか
った文字列を住所地名として前記住所地名辞書に登録す
る登録工程とからなる住所地名登録方法をコンピュータ
に実行させるプログラムを、前記コンピュータにより読
み取り可能な形式で記録したことを特徴とする。
【0025】請求項14の記録媒体は、上記請求項13
記載の記録媒体において、前記住所地名辞書として、前
記住所地名を複数の階層に分け、各階層に応じたIDを
付して記録し、前記登録工程においては、前記住所地名
辞書に格納されている住所地名と一致しなかった文字列
を、当該文字列の直前に位置する文字列が表す住所地名
の階層に応じたIDを付して前記住所地名辞書に登録す
るようにした住所地名登録方法をコンピュータに実行さ
せるプログラムを、前記コンピュータにより読み取り可
能な形式で記録したことを特徴とする。
【0026】請求項15の記録媒体は、上記請求項13
又は14記載の記録媒体において、前記照合工程におけ
る照合の結果、前記住所地名辞書に格納されている住所
地名と一致しなかった文字列を修正する修正工程を含
み、前記登録工程においては、前記修正工程で修正され
た文字列を住所地名として前記住所地名辞書に登録する
ようにした住所地名登録方法をコンピュータに実行させ
るプログラムを、前記コンピュータにより読み取り可能
な形式で記録したことを特徴とする。
【0027】請求項16の記録媒体は、上記請求項13
〜15のいずれか1記載の記録媒体において、前記照合
工程による照合の結果、前記住所地名辞書に格納されて
いる住所地名と一致しなかった文字列に対して階層区切
りを指定する階層区切り指定工程を含み、前記登録工程
においては、前記階層区切り指定工程により階層区切り
が指定された文字列を住所地名として前記住所地名辞書
に登録するようにした住所地名登録方法をコンピュータ
に実行させるプログラムを、前記コンピュータにより読
み取り可能な形式で記録したことを特徴とする。
【0028】請求項17の記録媒体は、上記請求項13
〜16のいずれか1記載の記録媒体において、前記登録
工程における前記住所地名辞書への登録を実行するか否
かを選択する登録選択工程を含み、前記登録工程におい
ては、前記登録選択工程で前記住所地名辞書への登録を
実行することが選択された場合にのみ、前記住所地名辞
書への登録を実行するようにした住所地名登録方法をコ
ンピュータに実行させるプログラムを、前記コンピュー
タにより読み取り可能な形式で記録したことを特徴とす
る。
【0029】請求項18の記録媒体は、上記請求項17
記載の記録媒体において、前記照合工程における照合の
結果、前記住所地名辞書に格納されている住所地名と一
致しなかった文字列を表示する表示工程を含み、前記登
録選択工程においては、前記表示工程で表示された文字
列に基づいて前記住所地名辞書への登録を実行するか否
かを選択するようにした住所地名登録方法をコンピュー
タに実行させるプログラムを、前記コンピュータにより
読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を、
図面を参照して説明する。
【0031】図1は、本実施の形態に係る単語認識装置
の機能的構成を示すブロック図である。同図において、
単語認識装置は、例えば光学式読取装置からイメージデ
ータが入力されるイメージ入力部1と、イメージデータ
に基づいて文字を認識する文字認識部2と、文字認識部
2により認識された候補文字の照合処理を行なう住所地
名照合部3と、住所地名照合部において照合できなかっ
た残り住所に関する照合処理を行なう一般住所照合部4
と、住所地名照合部3及び一般住所照合部4による照合
の結果に基づいて、入力されたイメージデータに最適な
住所を表示する認識結果表示部5と、認識結果表示部5
に表示された住所の修正を行なう認識結果修正部6と、
辞書未登録データの登録処理を行なう辞書登録部7と、
住所地名データを格納する住所地名辞書8と、アパート
名やマンション名等の住所に用いられる一般的な単語を
登録する住所キーワード辞書と、本実施の形態における
処理手続きや処理状態を記憶したり作業中のバッファ等
の一時記憶領域として使用される記憶装置10と、本装
置全体の動作制御を司る制御部11と、表示装置12
と、キーボードやマウス等のポインティングデバイスに
代表される指示装置13とから主に構成される。
【0032】イメージ入力部1には、例えば光学式読取
装置(OCR)が接続され、該光学式読取装置が帳票等
を走査することによって取得されるイメージデータが入
力される。
【0033】入力されたイメージデータは文字認識部2
に送られる。文字認識部2は、イメージ入力部1から送
られてきたイメージデータに基づいて、文字を認識す
る。なお、一般に、文字の確実な認識は不可能であるた
め、文字認識部2は各文字について複数の候補文字を取
得する。
【0034】文字認識部2により取得された候補文字
は、住所地名照合部3に送られる。住所地名照合部3
は、後述する住所地名辞書を参照して、認識された候補
文字が住所文字列として最適な組合せとなるように照合
処理を行う。
【0035】住所地名照合部3により照合された結果
は、照合できなかった残り住所とともに一般住所照合部
4に送られる。一般住所照合部4は、住所地名照合部3
において照合できなかった残り住所に関する照合処理を
行う。ここで、「残り住所」とは、一般に「丁目」や
「番地」以降に記述される住所や、アパート名、マンシ
ョン名等から構成される文字列である。
【0036】一般住所照合部4における照合結果は、住
所地名照合部3による照合結果及び住所地名照合部3と
一般住所照合部4とにより照合できなかった文字列とと
もに、認識結果表示部5に送られる。認識結果表示部5
は、住所地名照合部3及び一般住所照合部4による照合
の結果に基づいて、入力されたイメージデータに最適な
住所を表示する。
【0037】認識結果修正部6は、認識結果表示部5に
表示された住所が誤認識されたものであると操作者が判
断した場合に、操作者による候補文字の選択や文字区切
りの変更、或いはデータの再入力操作により、認識結果
表示部5に表示された住所の修正を行う。
【0038】辞書登録部7は、修正後の文字列に基づい
て、入力されたイメージデータに辞書未登録の住所が含
まれていたと判断された場合に、その辞書未登録データ
の登録処理を行う。
【0039】制御部11は、記憶装置10に記憶された
処理手続きを呼び出して実行したり、表示装置12に文
字を描画したり、指示装置13からの入力信号に応じて
装置の制御を行う。
【0040】指示装置13は、文字の入力や実行指示、
取消指示、或いは文字区切りの変更指示等を入力するこ
とができる。
【0041】図2は、本実施の形態に係る単語認識装置
の1つであるかな漢字変換装置を示すシステム構成部で
ある。
【0042】同図において、かな漢字変換装置は、中央
処理装置(以下、CPUという)201と、読み出し専
用メモリ(以下、ROMという)202と、随時読み書
き可能メモリ(以下、RAMという)203と、フロッ
ピーディスク(FD)205を収納可能なFDドライブ
204と、ハードディスク(HD)にアクセス可能なH
Dドライブ206と、キーボード207と、マウス20
8と、ディスプレイ209と、プリンタ210と、イメ
ージリーダ211とから主に構成されており、各構成要
素は制御バス212により互いに接続されている。本か
な漢字変換装置の各構成要素201〜212は、いわゆ
るパーソナルコンピュータ等の既知の一般的機器によっ
て構成されている。
【0043】なお、図1に示したイメージ入力部1はイ
メージリーダ211に対応し、記憶装置10はROM2
02又はRAM203に対応し、制御部11はCPU2
01に対応し、表示装置12はディスプレイ209に対
応し、指示装置13はキーボード207又はマウス20
8に対応する。図1に示したその他の辞書及び各機能
は、主にフロッピーディスク205やハードディスクに
格納されている制御プログラムをCPU201がRAM
203にロードすることによって構成される。図3は、
かかる制御プログラムが記録媒体からコンピュータシス
テムとして構成される本かな漢字変換装置に供給される
様子を図示したものである。
【0044】図4は、住所地名辞書8の構成の一例を示
す説明図である。住所地名辞書8は、RAM203に設
けられている。住所地名辞書8を、後述する住所地名登
録処理を実行する際にハードディスク又はフロッピーデ
ィスク205からRAM203にロードして用いるよう
にしてもよい。
【0045】住所地名辞書8は、住所地名の階層関係を
格納した辞書として構成される。住所地名辞書8は、シ
ステム登録部8aとユーザ登録部8bとに大別される。
システム登録部8a及びユーザ登録部8bは、同様の構
成からなる。システム登録部8a及びユーザ登録部8b
の地名データレコードは、それぞれ地名表記フィールド
と地名IDフィールドとの2つのフィールドからなり、
格納地名の数だけレコードが存在する。
【0046】地名表記フィールドには、地名の表記が、
JIS−X0208コードを用いて格納される。地名I
Dフィールドには、地名IDが格納される。地名ID
は、「上位階層のID」と「同一階層に存在する地名の
連番」とを結合したものとして構成される。例えば、都
道府県名の場合は、その上位階層のIDは存在しないの
で、都道府県階層に存在する各地名に「北海道=0
1」、「青森県=02」、……、「京都府=26」、…
…、「沖縄県=47」と、地名IDが定義される。ま
た、北海道に属する「札幌市」や「函館市」等には、上
位階層である北海道の地名ID=01の後に各市の地名
IDを結合して「札幌市=0101」、「函館市=01
02」等の地名IDが割り当てられる。地名IDを参照
することにより、当該地名の上位階層或いは下位階層の
地名を容易に検索することが可能となる。上位階層の地
名が確定すればその下位階層として登録されている地名
も限定され、下位階層が確定すればその上位階層もある
程度限定することができるからである。
【0047】なお、システム登録部8aは予め住所地名
が登録されているのに対して、ユーザ登録部8bは、初
期状態においてはなにも登録されていないものとする。
つまり、図4に示すユーザ登録部8bは、いくつかの地
名データが既にユーザ登録されている状態を示してい
る。例えば、地名表記フィールドにある地名「岡崎」
は、「左京区」の下位階層の一番目に登録された地名デ
ータであるため、「岡崎」に対応する地名IDフィール
ドには、左京区の地名IDである「260104」に一
番目の登録であることを示す「01」を結合することに
より得られる値「26010401」が格納されてい
る。ユーザ登録部8bへの住所地名の登録及び各住所地
名への割り振りは、後述する住所地名登録処理において
実現される。
【0048】図5は、住所キーワード辞書9の形式の一
例を示す説明図である。住所キーワード辞書9は、上述
した住所地名辞書8と同様に、RAM203に設けられ
るようにしてもよく、また、ハードディスク又はフロッ
ピーディスク205等に記憶しておき、住所地名登録処
理時にRAM203にロードして使用するように構成し
てもよい。
【0049】住所キーワード辞書9は、システム登録部
9aとユーザ登録部9bとに大別される。システム登録
部9a及びユーザ登録部9bは、同様の構成からなる。
システム登録部9a及びユーザ登録部9bの地名キーワ
ードレコードは、それぞれキーワードフィールドと属性
フィールドとの2つのフィールドからなり、格納キーワ
ードの数だけレコードが存在する。キーワードフィール
ドには、キーワードがJIS−X0208コードを用い
て格納される。属性フィールドには、各キーワードの属
性、例えば「助数詞」、「接尾」「接頭」等が格納され
る。
【0050】なお、システム登録部8aは予め住所地名
が登録されているのに対して、ユーザ登録部8bは、初
期状態においては何も登録されていない。つまり、図5
に示すユーザ登録部9bは、いくつかの住所キーワード
が既にユーザ登録されている状態を示している。例え
ば、ユーザ登録部9bのキーワードフィールドにある
「グリーン」に対応する属性フィールドには、属性とし
て「一般」が格納されている。
【0051】図6は、本実施の形態に係る住所地名登録
処理を示すフローチャートである。
【0052】キーボード207又はマウス208等の指
示装置13から住所登録処理を実行する指示が入力され
ると、外部記憶装置であるフロッピーディスク205に
格納されている住所登録プログラムがRAM203にロ
ードされる(ステップS1)。なお、住所地名登録プロ
グラムは、予めハードディスク又はROM202にイン
ストールしておき、ハードディスクまたはROM202
からRAM203へロードするように構成してもよい。
【0053】そして、イメージ入力部1としてのイメー
ジリーダ211から、イメージデータが入力される(ス
テップS2)。例えば、図7に示すような原稿をイメー
ジリーダ211が読み取った場合には、そのままのイメ
ージデータが記憶装置10としてのRAM203に一時
的に格納される。
【0054】次に、RAM203に格納されたイメージ
データに対して、文字認識処理が行われる(ステップS
3)。この文字認識処理により、図8に示すような認識
結果を得ることができる。なお、文字認識には様々な手
法が考案されているが、本発明の本質には直接関係ない
ので、ここでの詳細な説明は省略する。なお、文字認識
は確実なものではなく、認識誤りが含まれているため、
一般的には文字認識処理は複数の候補文字が出力され
る。図8の例においては、文字候補数は3となっている
が、候補数は3に限られるものではない。
【0055】文字候補が出力されると、住所地名照合処
理が行われる(ステップS4)。この処理では、文字認
識処理において認識された結果を住所地名辞書8と照合
し、認識された結果得られた文字からなる文字列と住所
地名辞書8の地名表記フィールドに登録されている地名
とが一致した場合に、その文字列(単語)が実在の住所
地名が認識される。そして、かかる照合の結果に応じて
後述するように住所バッファが更新される。
【0056】住所バッファは、住所地名登録処理のため
に用いられるバッファであって、図9(a)〜(e)の
ように、「種別」と「地名文字列」とを対にして格納す
る領域である。ここで、図9住所バッファの一例を示す
説明図であって、図9(a)は住所地名照合処理直後の
住所バッファの状態を示し、図9(b)は一般住所照合
処理直後の住所バッファの状態を示し、図9(c)は候
補選択処理直後の住所バッファの状態を示し、図9
(d)は地名際入力処理直後の住所バッファの状態を示
し、図9(e)は階層区切り指定処理直後の住所バッフ
ァの状態を示している。また、住所バッファの種別は、
住所地名照合済みであってすでにその住所地名が住所地
名辞書8に登録されている場合を「1」とし、キーワー
ド照合済みであってその住所地名が住所キーワード辞書
9に登録されている場合を「2」とし、数字として処理
されたものを「3」とし、操作者による修正が終了した
ものを「4」とし、未処理であるものを「0」として定
義する。
【0057】住所地名文字列は、階層ごとに区切って格
納される。図9(a)は、ステップS4において、図8
の認識結果と図4の住所地名辞書8とを照合した住所地
名照合処理直後の状態を示している。この例の場合は、
住所地名辞書として予め「京都府」、「京都市」、「左
京区」なる地名が格納されているため、照合の結果、図
8の認識結果として得られた文字列のうちの「京都
府」、「京都市」及び「左京区」が住所地名辞書8 に
格納されている住所地名と一致する。よって、住所バッ
ファには、これらの住所地名と種別「1」とを対応させ
て格納する。また、図8の候補文字「左京区」以降の文
字列については、住所地名辞書に「左京区」以降の地名
が格納されていないため、これ以上住所地名照合処理を
行うことができない。よって、ここで住所地名照合処理
を終了して、処理を次に進める。
【0058】住所地名照合処理が終了すると、一般住所
照合処理が行われる(ステップS5)。この処理では、
ステップS4における住所地名照合処理において住所地
名辞書8に格納されている住所地名と一致しなかった文
字候補に対して、図5に示した住所キーワード辞書9に
格納されている住所キーワードとの照合が行われ、その
照合結果に応じて住所バッファが更新される。一般住所
照合処理では、単に住所キーワード辞書9に登録されて
いる単語と文字候補とを照合するだけでなく、キーワー
ドの属性に応じて、「丁目」、「番地」などの助数詞に
前置する文字列は優先的に数字と判別する処理を行う。
【0059】具体的には、例えば文字候補の中から「番
地」、「マンション」、「号」等の文字列が取り出さ
れ、図5に示した住所キーワード辞書9と照合され、一
致した場合にはその文字列が助数詞等として認識され
る。図5に示したように住所キーワード辞書9には予め
「番地」、「マンション」、「号」等のキーワードが格
納されているので、図8の認識結果として得られた文字
候補の中から、文字列「番地」、「マンション」及び
「号」がキーワードと一致する。さらに、「番地」や
「号」はその属性が「助数詞」であることから、前置す
る文字列を優先的に数字と判断することができる。その
結果、これらの助数詞と数字とが、図9(b)に示すよ
うに、種別とともに住所バッファに格納される。一方、
キーワード辞書に登録されているキーワードと一致しな
い文字である「岡」、「埼」、「入」、「江」、
「町」、「ゲ」、「ソ」、「―」、「ン」は、図8の認
識結果における文字候補の中から何らかの基準で選ばれ
た文字候補(例えば1つ目の文字候補)が、未照合を示
す種別「0」とともに住所バッファに格納される。
【0060】一般住所照合処理が終了すると、認識結果
表示処理が行われる(ステップS6)。この処理におい
ては、住所バッファに格納された内容が、表示装置12
としてのディスプレイ209に表示される。例えば、図
9(b)のように住所バッファに格納されている場合
は、ディスプレイ209には図10(a)に示すように
表示される。ここで、住所バッファの種別フィールドに
「2」が格納されている文字はキーワードであるから、
その属性が「接頭語」や「接尾語」或いは「助数詞」で
ある場合は、見やすいように直前または直後の文字列と
連結して表示することが好ましい。
【0061】ディスプレイ209への表示処理の後、操
作者による確認処理が行われる(ステップS7)。ステ
ップS7では、ディスプレイ209に表示された住所が
正しいか否かが、操作者により判別される。ここで、表
示された住所が正しい場合に入力される確認ボタン(図
10(a)参照)がマウス208等を用いて入力された
か否かが判別され(ステップS8)、入力されていない
場合は、操作者によって入力された訂正指示がどのよう
な指示であるかが判別される(ステップS9)。
【0062】入力された指示が文字候補選択処理である
場合は、ステップS10に進み、文字候補選択処理が実
行される。また、入力された指示が地名再入力処理であ
る場合は、ステップS11に進み、地名再入力処理が実
行される。また、入力された指示が階層区切り指定処理
である場合は、ステップS12に進み、階層区切り指定
処理が実行される。
【0063】ステップS10の文字候補選択処理におい
ては、操作者が表示中の住所を修正する際に、文字候補
がディスプレイ209に表示され、表示された文字候補
の中から適切な文字を操作者に選択させることによって
住所バッファの内容が更新される。
【0064】具体的には、例えば図10(a)の場合で
あって、操作者が「岡埼入江町」の「埼」を正しい文字
である「崎」に訂正したい場合は、まず、図10(b)
に示すように、マウスポインタ等によって被修正文字で
ある「埼」を指定し、この状態でマウスをクリックする
ことにより「埼」以外の文字候補をディスプレイ209
上に表示させる(図10(c))。この状態で、操作者
は、表示された文字候補の中から所望の文字である
「崎」にマウスポインタを移動させて再びクリック動作
を行う。この結果、図9(c)に示すように、住所バッ
ファの「埼」であった個所は「崎」に置換され、それに
対応する種別フィールドには「4」が格納される。ステ
ップS10の処理が終了すると、再びステップS6の処
理が実行され、修正後の文字列が図10(d)に示すよ
うに表示される。
【0065】ステップS11の地名再入力処理において
は、操作者が表示中の住所を修正する際に、再入力を行
うことによって住所バッファが更新される。
【0066】図11は、地名再入力処理を実行する場合
の画面表示の一例を示す説明図である。図11(a)
は、ステップS6の認識結果表示処理においてディスプ
レイ209に表示された画面であり、操作者が「ゲソー
ンマンション」の「ゲソーン」を正しい文字列である
「グリーン」に修正することを希望している状態であ
る。操作者は、修正を行う場合は、まず、図11(b)
に示すように、マウスポインタ等を使用して被修正文字
である「ゲソーン」を指定する。この状態で、操作者に
よりマウス208のダブルクリック等の操作が行われる
と、図11(c)に示すように、表示画面上に文字入力
枠が表示され、操作者に文字入力を促す。操作者によ
り、キーボード等の入力装置を用いて正しい文字列であ
る「グリーン」が入力されると、図11(d)に示すよ
うに、入力された文字列が文字入力枠に表示される。こ
こで、操作者により、表示画面上の確認ボタンが入力さ
れると、住所バッファの「ゲソーン」と記載されていた
欄が「グリーン」に置換され、それに対応する種別フィ
ールドには「4」が格納される(図9(d))。ステッ
プS11の地名再入力処理が終了すると、再びステップ
S6の処理が実行され、修正後の文字列が図11(e)
に示すように表示される。
【0067】ステップS12の階層区切り指定処理にお
いては、操作者が表示中の住所に対して階層区切りを指
定することによって、住所バッファが更新される。
【0068】図12は、階層区切り指定処理を実行する
場合の画面表示の一例を示す説明図である。図12
(a)は、ステップS6の認識結果表示処理においてデ
ィスプレイ209に表示した画面であり、操作者が「岡
崎入江町」を「岡崎」と「入江町」とに分割して階層関
係を指定することを希望している状態である。操作者
は、まず、図12(b)に示すように、マウスポインタ
などを使用して「崎」と「入」との間を指定する。この
状態で、操作者によりスペースキー等が押下されると、
図9(e)に示すように、住所バッファの「岡崎入江
町」が「岡崎」と「入江町」とに分割され、各文字列に
対応する種別フィールドに「4」が格納される。ステッ
プS12の階層区切り指定処理が終了すると、再びステ
ップS6の処理が実行され、画面は図12(c)のよう
に表示される。
【0069】上記ステップS7でディスプレイ209に
表示した住所が正しいことが操作者により判別され、ス
テップS8で確認入力がされた場合は、ステップS13
に進み、住所バッファの地名を住所地名辞書8に登録す
るか否かを操作者に判断させる登録判断処理が行われ
る。ここで、住所バッファの種別フィールドに「1」以
外の数値が格納されている場合は、図13に示すように
住所登録確認画面を表示して、操作者に対して、登録を
するか否かを判断させる。操作者が登録しないと判断し
た場合は、ステップS2のイメージ入力処理に戻り、登
録すると判断した場合は、ステップS14に進み、住所
地名登録処理を実行する。一方、住所バッファの種別フ
ィールドに格納されている値が「1」のみである場合
は、既にすべての文字列が住所地名として登録されてい
るので、登録を行う必要がない。従って、この場合は、
当該文字列に対する処理を直ちに終了し、ステップS2
のイメージ入力処理に戻る。
【0070】ステップS14の住所地名登録処理におい
ては、住所バッファの地名フィールドにある文字列のう
ち、それに対応する種別フィールドに「1」以外の値が
格納されているものを住所地名辞書8に登録する処理が
行われる。ここで、住所バッファの内容が図9(e)の
状態である場合に住所地名登録処理を行う場合を説明す
る。
【0071】まず、住所バッファの地名フィールドに格
納されている文字列を先頭から取り出す。図9(e)の
場合、最初の文字列は「京都府」でありその種別は
「1」であるから、登録処理を行わないで、次の文字列
を取り出す。次の文字列である「京都市」及び更に次の
文字列である「左京区」はその種別がいずれも「1」で
あるから、登録処理は行わない。さらに次の文字列であ
る「岡崎」の種別は「4」であるから、この文字列は住
所地名登録の対象となる。ここで、「岡崎」の上位階層
は「左京区」であり、「左京区」の地名IDは「260
104」であること、及び「岡崎」と同一の階層には他
の地名が未だ登録されていないので連番は「01」とな
ることから、「岡崎」の地名IDは「2601040
1」と決定され、「岡崎」が住所地名として地名IDと
ともに住所地名辞書8に登録される。
【0072】同様に、「入江町」は「岡崎」の下位階層
であること及び「岡崎」の下位階層としての連番は「0
1」となることから、「入江町」の地名IDは「260
1040101」と決定され、「入江町」が住所地名と
して地名IDとともに住所地名辞書8に登録される。
「53」と「番地」は一般住所照合処理(ステップS
5)と同様の手法で連結し、「53番地」とする。「グ
リーンマンション」と「305号室」も同様に連結した
文字列とする。そして、連結した各文字列に対して地名
IDを決定し、住所地名として住所地名辞書8に登録す
る。図4に示した住所地名辞書8のユーザ登録部8b
は、上述したような住所地名登録処理が実行された場合
に新たな地名が登録される領域である。
【0073】ステップS14の住所地名登録処理が終了
すると、次に、住所キーワード登録処理が実行される
(ステップS15)。
【0074】この処理においては、住所バッファ上の文
字列のうち、住所キーワードとして有効な地名のみが登
録される。有効な地名とは、予め、又は操作者による設
定により、例えば「種別が3である文字列より下位階層
に出現する文字列であり、種別が0又は4である地名」
というように定義することができる。この場合、住所バ
ッファの内容が図9(e)の状態であるときは、有効な
地名として「グリーン」が該当する。従って、住所キー
ワード辞書9のキーワードフィールドには「グリーン」
が登録され、これに対応する属性フィールドには「一
般」が登録される。図5の住所キーワード辞書9におけ
るユーザ登録部9bは、登録後の例を示したものであ
る。
【0075】なお、この例では属性を固定的に「一般」
としているが、属性を操作者により入力させるように構
成してもよい。
【0076】ステップS15の処理が終了すると、上述
したステップS2のイメージ入力処理に戻る。
【0077】このようなステップS2〜S15の処理を
繰り返すことにより、住所地名辞書8及び住所キーワー
ド辞書9の内容は次々に更新登録される。
【0078】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、入力されたイメージデータから住所地名を認識し、
住所地名辞書8に存在しない住所地名を検出する度に住
所地名辞書8を更新登録していくことができるので、住
所地名辞書8はどんどん充実したものとなり、次回の入
力に対して、より詳細な照合が可能となり、文字認識の
精度も向上する。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は2の
単語認識装置、請求項7又は8の住所地名登録方法、請
求項13又は14の記録媒体によれば、前記入力された
イメージデータに基づいて文字を認識し、前記認識され
た1又は2以上の文字からなる文字列を住所地名辞書に
格納されている住所地名と照合し、前記照合の結果、前
記住所地名辞書に格納されている住所地名と一致しなか
った文字列を住所地名として前記住所地名辞書に登録す
るようにしたので、住所地名辞書に存在しない地名を簡
単に登録することができ、住所地名の認識精度の向上を
図ることができるという効果が得られる。
【0080】請求項3の単語認識装置、請求項9の住所
地名登録方法又は請求項15の記録媒体によれば、前記
住所地名辞書に格納されている住所地名と一致しなかっ
た文字列を修正し、前記修正された文字列を住所地名と
して前記住所地名辞書に登録するようにしたので、正確
でない文字や認識誤りを登録前に修正することができ、
従って、住所地名辞書に存在しない地名を正確に且つ簡
単に登録することができるとともに住所地名の認識精度
の更なる向上を図ることができるという効果が得られ
る。
【0081】請求項4の単語認識装置、請求項10の住
所地名登録方法又は請求項16の記録媒体によれば、前
記住所地名辞書に格納されている住所地名と一致しなか
った文字列に対して階層区切りを指定し、前記階層区切
りが指定された文字列を住所地名として前記住所地名辞
書に登録するようにしたので、住所地名の階層区切りが
間違っている場合には正しい区切りを指定して登録する
ことができ、従って、住所地名の認識精度の更なる向上
を図ることができるという効果が得られる。
【0082】請求項5の単語認識装置、請求項11の住
所地名登録方法又は請求項17の記録媒体によれば、前
記住所地名辞書への登録を実行するか否かを選択し、前
記住所地名辞書への登録を実行することが選択された場
合にのみ、前記住所地名辞書への登録を実行するように
したことにより、上記各発明の効果に加えて、操作者の
意図により、登録したくない場合や登録する必要がない
場合には不要な住所地名の登録をしないという選択が可
能になり、より自然なマンーマシンインターフェースを
実現することが可能となるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る単語認識装置の機
能的構成を示すブロック図である。
【図2】単語認識装置としてのかな漢字変換装置を示す
システム構成図である。
【図3】制御プログラムが記録媒体からコンピュータシ
ステムとして構成されるかな漢字変換装置に供給される
様子を示した図である。
【図4】住所地名辞書の構成の一例を示す説明図であ
る。
【図5】住所キーワード辞書の構成の一例を示す説明図
である。
【図6】住所登録処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図7】イメージリーダにより読み取られる原稿の一例
を示す図である。
【図8】文字認識処理による認識結果の一例を示す図で
ある。
【図9】住所バッファの構成の一例を示す図である。
【図10】ステップS10で行われる候補選択処理を説
明するための説明図である。
【図11】ステップS11で行われる地名再入力処理を
説明するための説明図である。
【図12】ステップS12で行われる階層区切り指定処
理を説明するための説明図である。
【図13】住所登録確認画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 イメージ入力部 2 文字認識部 3 住所地名照合部 5 認識結果表示部 6 認識結果修正部 7 辞書登録部 8 住所地名辞書 10 記憶装置 11 制御部 12 表示装置

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージデータを入力する入力手段と、 前記入力されたイメージデータに基づいて文字を認識す
    る文字認識手段と、 住所地名の表記を格納する住所地名辞書と、 前記文字認識手段により認識された1又は2以上の文字
    からなる文字列を、住所地名辞書に格納されている住所
    地名と照合する照合手段と、 前記照合手段による照合の結果、前記住所地名辞書に格
    納されている住所地名と一致しなかった文字列を住所地
    名として前記住所地名辞書に登録する登録手段とを備え
    ることを特徴とする単語認識装置。
  2. 【請求項2】 前記住所地名辞書は、前記住所地名を複
    数の階層に分け、各階層に応じたIDを付して格納する
    ように構成され、 前記登録手段は、前記住所地名辞書に格納されている住
    所地名と一致しなかった文字列を、当該文字列の直前に
    位置する文字列が表す住所地名の階層に応じたIDを付
    して前記住所地名辞書に登録するように構成されること
    を特徴とする請求項1記載の単語認識装置。
  3. 【請求項3】 前記照合手段による照合の結果、前記住
    所地名辞書に格納されている住所地名と一致しなかった
    文字列を修正する修正手段を備え、 前記登録手段は、前記修正手段により修正された文字列
    を住所地名として前記住所地名辞書に登録することを特
    徴とする請求項1又は2記載の単語認識装置。
  4. 【請求項4】 前記照合手段による照合の結果、前記住
    所地名辞書に格納されている住所地名と一致しなかった
    文字列に対して階層区切りを指定する階層区切り指定手
    段を備え、 前記登録手段は、前記階層区切り指定手段により階層区
    切りが指定された文字列を住所地名として前記住所地名
    辞書に登録することを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1記載の単語認識装置。
  5. 【請求項5】 前記登録手段による前記住所地名辞書へ
    の登録を実行するか否かを選択する登録選択手段を備
    え、 前記登録手段は、前記登録選択手段による前記住所地名
    辞書への登録を実行することが選択された場合にのみ、
    前記住所地名辞書への登録を実行することを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか1項記載の単語認識装置。
  6. 【請求項6】 前記照合手段による照合の結果、前記住
    所地名辞書に格納されている住所地名と一致しなかった
    文字列を表示する表示工程を含み、 前記登録選択手段は、前記表示手段により表示された文
    字列に基づいて前記住所地名辞書への登録を実行するか
    否かを選択することを特徴とする請求項5記載の単語認
    識装置。
  7. 【請求項7】 イメージデータを入力する入力工程と、 前記入力されたイメージデータに基づいて文字を認識す
    る文字認識工程と、 前記文字認識手段により認識された1又は2以上の文字
    からなる文字列を、住所地名辞書に格納されている住所
    地名と照合する照合工程と、 前記照合工程における照合の結果、前記住所地名辞書に
    格納されている住所地名と一致しなかった文字列を住所
    地名として前記住所地名辞書に登録する登録工程とから
    なることを特徴とする単語認識装置の住所地名登録方
    法。
  8. 【請求項8】 前記住所地名辞書は、前記住所地名を複
    数の階層に分け、各階層に応じたIDを付して格納し、 前記登録工程においては、前記住所地名辞書に格納され
    ている住所地名と一致しなかった文字列を、当該文字列
    の直前に位置する文字列が表す住所地名の階層に応じた
    IDを付して前記住所地名辞書に登録することを特徴と
    する請求項7記載の単語認識装置の 住所地名登録方
    法。
  9. 【請求項9】 前記照合工程における照合の結果、前記
    住所地名辞書に格納されている住所地名と一致しなかっ
    た文字列を修正する修正工程を含み、 前記登録工程においては、前記修正工程で修正された文
    字列を住所地名として前記住所地名辞書に登録すること
    を特徴とする請求項7又は8記載の単語認識装置の住所
    地名登録方法。
  10. 【請求項10】 前記照合工程による照合の結果、前記
    住所地名辞書に格納されている住所地名と一致しなかっ
    た文字列に対して階層区切りを指定する階層区切り指定
    工程を含み、 前記登録工程においては、前記階層区切り指定工程によ
    り階層区切りが指定された文字列を住所地名として前記
    住所地名辞書に登録することを特徴とする請求項7〜9
    のいずれか1記載の単語認識装置の住所地名登録方法。
  11. 【請求項11】 前記登録工程における前記住所地名辞
    書への登録を実行するか否かを選択する登録選択工程を
    含み、前記登録工程においては、前記登録選択工程で前
    記住所地名辞書への登録を実行することが選択された場
    合にのみ、前記住所地名辞書への登録を実行することを
    特徴とする請求項7〜10のいずれか1項記載の単語認
    識装置の住所地名登録方法。
  12. 【請求項12】 前記照合工程における照合の結果、前
    記住所地名辞書に格納されている住所地名と一致しなか
    った文字列を表示する表示工程を含み、 前記登録選択工程においては、前記表示工程で表示され
    た文字列に基づいて前記住所地名辞書への登録を実行す
    るか否かを選択することを特徴とする請求項11記載の
    単語認識装置の住所地名登録方法。
  13. 【請求項13】 イメージデータを入力する入力工程
    と、 前記入力されたイメージデータに基づいて文字を認識す
    る文字認識工程と、 前記文字認識手段により認識された1又は2以上の文字
    からなる文字列を、住所地名辞書に格納されている住所
    地名と照合する照合工程と、 前記照合工程における照合の結果、前記住所地名辞書に
    格納されている住所地名と一致しなかった文字列を住所
    地名として前記住所地名辞書に登録する登録工程とから
    なる住所地名登録方法をコンピュータに実行させるプロ
    グラムを、前記コンピュータにより読み取り可能な形式
    で記録したことを特徴とする記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記住所地名辞書として、前記住所地
    名を複数の階層に分け、各階層に応じたIDを付して記
    録し、 前記登録工程においては、前記住所地名辞書に格納され
    ている住所地名と一致しなかった文字列を、当該文字列
    の直前に位置する文字列が表す住所地名の階層に応じた
    IDを付して前記住所地名辞書に登録するようにした住
    所地名登録方法をコンピュータに実行させるプログラム
    を、前記コンピュータにより読み取り可能な形式で記録
    したことを特徴とする請求項13記載の記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記照合工程における照合の結果、前
    記住所地名辞書に格納されている住所地名と一致しなか
    った文字列を修正する修正工程を含み、 前記登録工程においては、前記修正工程で修正された文
    字列を住所地名として前記住所地名辞書に登録するよう
    にした住所地名登録方法をコンピュータに実行させるプ
    ログラムを、前記コンピュータにより読み取り可能な形
    式で記録したことを特徴とする請求項13又は14記載
    の記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記照合工程による照合の結果、前記
    住所地名辞書に格納されている住所地名と一致しなかっ
    た文字列に対して階層区切りを指定する階層区切り指定
    工程を含み、 前記登録工程においては、前記階層区切り指定工程によ
    り階層区切りが指定された文字列を住所地名として前記
    住所地名辞書に登録するようにした住所地名登録方法を
    コンピュータに実行させるプログラムを、前記コンピュ
    ータにより読み取り可能な形式で記録したことを特徴と
    する請求項13〜15のいずれか1記載の記録媒体。
  17. 【請求項17】 前記登録工程における前記住所地名辞
    書への登録を実行するか否かを選択する登録選択工程を
    含み、前記登録工程においては、前記登録選択工程で前
    記住所地名辞書への登録を実行することが選択された場
    合にのみ、前記住所地名辞書への登録を実行するように
    した住所地名登録方法をコンピュータに実行させるプロ
    グラムを、前記コンピュータにより読み取り可能な形式
    で記録したことを特徴とする請求項13〜16のいずれ
    か1記載の記録媒体。
  18. 【請求項18】 前記照合工程における照合の結果、前
    記住所地名辞書に格納されている住所地名と一致しなか
    った文字列を表示する表示工程を含み、 前記登録選択工程においては、前記表示工程で表示され
    た文字列に基づいて前記住所地名辞書への登録を実行す
    るか否かを選択するようにした住所地名登録方法をコン
    ピュータに実行させるプログラムを、前記コンピュータ
    により読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする
    請求項17記載の記録媒体。
JP10134248A 1998-04-30 1998-04-30 単語認識装置及びその住所地名登録方法並びに記録媒体 Pending JPH11316802A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10134248A JPH11316802A (ja) 1998-04-30 1998-04-30 単語認識装置及びその住所地名登録方法並びに記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10134248A JPH11316802A (ja) 1998-04-30 1998-04-30 単語認識装置及びその住所地名登録方法並びに記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11316802A true JPH11316802A (ja) 1999-11-16

Family

ID=15123868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10134248A Pending JPH11316802A (ja) 1998-04-30 1998-04-30 単語認識装置及びその住所地名登録方法並びに記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11316802A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002157553A (ja) * 2000-09-11 2002-05-31 Fujitsu Ltd 住所認識装置、記録媒体及びプログラム
JP2011197823A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Toshiba Corp 住所データベース構築装置および住所データベース構築方法
JP2014137791A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Fujitsu Ltd 表示プログラム、表示装置及び表示方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002157553A (ja) * 2000-09-11 2002-05-31 Fujitsu Ltd 住所認識装置、記録媒体及びプログラム
JP2011197823A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Toshiba Corp 住所データベース構築装置および住所データベース構築方法
JP2014137791A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Fujitsu Ltd 表示プログラム、表示装置及び表示方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3425408B2 (ja) 文書読取装置
US7295964B2 (en) Apparatus and method for selecting a translation word of an original word by using a target language document database
US20060045340A1 (en) Character recognition apparatus and character recognition method
JPH11316802A (ja) 単語認識装置及びその住所地名登録方法並びに記録媒体
JP4247849B2 (ja) 氏名入力装置
JPH07141472A (ja) 文字列認識装置
JP3153269B2 (ja) 情報処理装置
JP2004046388A (ja) 情報処理システムおよび文字修正方法
JP2000090193A (ja) 文字認識装置および項目分類方法
JP4922030B2 (ja) 文字列検索装置、方法及びプログラム
JPH10207875A (ja) 表作成装置およびその方法
JP6419902B1 (ja) プログラム比較方法、プログラム比較装置およびプログラム比較プログラム
JP2001134602A (ja) 住所解析方法、装置、住所解析プログラムを記録した記録媒体
JP2000163411A (ja) 住所地名入力支援装置、住所地名入力支援方法、及び記憶媒体
JPH1055360A (ja) 住所録処理装置及び住所録処理方法
JPH07191986A (ja) 文章入力装置
JPH0962700A (ja) 辞書構築方法及び装置
JPH07152754A (ja) 文章作成補助機能を持つ文章作成装置
JP4261831B2 (ja) 文字認識処理方法、文字認識処理装置、文字認識プログラム
JPH08161320A (ja) 文書作成装置及びその表示処理方法
JPS61133487A (ja) 文字認識装置
JP2002014981A (ja) 文書ファイリング装置
JPH11120294A (ja) 文字認識装置および媒体
JP2001343995A (ja) 音声入力処理装置、音声入力処理方法及び音声入力処理プログラムを記録した記録媒体
JPH04302070A (ja) 文字認識装置及び方法