JPH0715095Y2 - 白熱電球 - Google Patents

白熱電球

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JPH0715095Y2
JPH0715095Y2 JP1988012024U JP1202488U JPH0715095Y2 JP H0715095 Y2 JPH0715095 Y2 JP H0715095Y2 JP 1988012024 U JP1988012024 U JP 1988012024U JP 1202488 U JP1202488 U JP 1202488U JP H0715095 Y2 JPH0715095 Y2 JP H0715095Y2
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JP
Japan
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double coil
glass tube
folded
coil
double
Prior art date
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Application number
JP1988012024U
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JPH01115155U (ja
Inventor
靖人 吉井
謙二 山岡
Original Assignee
松下電子工業株式会社
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Publication date
Application filed by 松下電子工業株式会社 filed Critical 松下電子工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はガラス管内に2重コイルフィラメントを設けた
白熱電球に関するものである。
従来の技術 一端に、排気および封入ガスの導入のための排気管チッ
プオフ部を有し、他端にピンチシール部を有するガラス
管の内部にその管軸上に位置するよう2重コイルフィラ
メントを設け、前記ガラス管内に不活性ガスおよびハロ
ゲン等を封入し、このガラス管の内面または外面に赤外
線反射膜を形成し、ランプの効率や寿命を改善した白熱
電球は公知である。
このような白熱電球において、ガラス管内に2重コイル
フィラメントを張架かる場合、(イ)2重コイル部の両
端に各々非巻回部を介して単コイル状部分を設け、この
単コイル状部分を内部導入線の先端鉤状部に掛止した構
成、(ロ)非巻回部を有しない2重コイルフィラメント
の単コイル部を内部導入線にスポット溶接して固定した
構成、(ハ)2本の内部導入線の両先端にフック部を作
り、これで2重コイルフィラメント両端部の単コイル部
を狭着した構成(特開昭62−76153号公報)が知られて
いる。
考案が解決しようとする課題 しかし、(イ)の構成では、2重コイル部の両端に非巻
回部および単コイル状部分の成形加工を行う必要がある
ことから、自動機械による2重コイル部の巻線ができ
ず、手巻で行わなければならないばかりでなく、2重コ
イルフィラメントの内部導入線への取付け作業の機械化
がむつかしい上、この取付け作業中、白熱電球の輸送中
などに2重コイル部の両端に形成した非巻回部が断線し
やすいという大きな欠点があった。
また、(ロ)の構成では、内部導入線と2重コイルフィ
ラメント単部の単コイル部とは直交した状態でスポット
溶接されるため、溶接部の面積が小さくてその両者の接
続強度が弱く、しかも溶接時の部分的発熱により2重コ
イルフィラメントの脆化を生じて耐振・耐衝撃性も劣
り、その結果溶接部のはずれや溶接部近傍での断線など
の不点を生じるという欠点があった。
さらに、(ハ)の構成では、2本の内部導入線は各々金
属箔と外部導入線に断線されてステムマウントを形成す
る。そして、このステムマウントをガラス管内に設けた
管端部を加熱してピンチシールする時に、金属箔はきわ
めて薄いので、溶融するガラスの流れ方によっては移動
し、2重コイルフィラメントの軸心がガラス管の管軸に
一致して配置されず、所定のランプ効率や寿命が得られ
ないものが発生するといった不具合を生じていた。
課題を解決するための手段 本考案の白熱電球は、一端にチップオフ部を、他端にピ
ンチシール部をそれぞれ有し、かつ表面に赤外線反射膜
を形成したガラス管と、このガラス管内に延びている長
短2本の内部導入線と、これら内部導入線にそれぞれ接
続され前記ピンチシール部に埋設された金属箔と、これ
ら金属箔に各々接続され前記ピンチシール部からその外
部に導出された外部導入線と、前記長短2本の内部導入
線間に接続され中心軸が前記ガラス管の中心軸と一致す
るように配置された2重コイルフィラメントとを備えた
白熱電球において、前記長短2本の内部導入線のうち、
長さの短い方の内部導入線の先端部を折返して第1の折
返し部が形成され、かつ長さの長い方の内部導入線を折
返して第2の折返し部が形成され、前記第1および第2
の折返し部の単コイル挿入口はそれぞれ同一方向に向け
て形成され、前記2重コイルフィラメントは2重コイル
部とこの2重コイル部の両端に非巻回部を介さずに設け
られた単コイル部とからなり、両単コイル部は、前記2
重コイル部の端面からこの2重コイル部の軸に沿って互
いに反対方向に延びており、かつ前記第1および第2の
折返し部にそれぞれ挿入されかしめられることにより固
定された構成を有している。
作用 かかる構成によれば、2重コイルフィラメントの2重コ
イル部を自動機械によって巻線することが可能となり、
2重コイルフィラメントの取付け作業も自動化が可能と
なる。また、2重コイルフィラメントの両端には、非巻
回部を設けないでよいため、コイルフィラメントの取付
け作業中、白熱電球の輸送中などの振動,衝撃によって
コイルフィラメントが断線するおそれがなくなる。さら
に、長い方の内部導入線を折返し、この折返し部にて2
重コイルフィラメントの一方の単コイル部をかしめによ
り係止し、この折返し部を延長して延長部を設け、この
延長部先端をチップ部に挿入しているので、このガラス
管内に2重コイルフィラメントを設けたガラス管端部に
ピンチシールする時に、このコイルフィラメントの位置
が規正されるので、コイルフィラメントをガラス管の中
心軸に容易に配置できる。
実施例 以下、本考案の一実施例について図面を用いて説明す
る。
第1図は本考案の一実施例である一端封止形ハロゲン電
球の一部切欠正面図を示す。同図において、1は一端に
ピンチシール部2を有し、他端に排気管のチップオフ部
3を有する石英ガラスなどからなるガラス管で、外面に
は赤外線反射膜17が形成されている。4,5はピンチシー
ル部2からそれぞれガラス管1の内部に伸びているモリ
ブデンからなる長短2本の内部導入線、6は自動機械で
巻回された2重コイルフィラメントで、2重コイル部7
とその両端に非巻回部を介さず直接設けられた単コイル
部8,9とからなり、両端の単コイル部8,9は2重コイル部
7の周端面からこの2重コイル部7の軸に沿って互いに
反対方向に延びており、中心軸がガラス管1の中心軸に
一致するように配置されている。ただし、ここでいう一
致とは完全に一致するという意味だけでなく、2重コイ
ルフィラメントの中心軸がガラス管1の中心軸から±0.
6mmずれた場合も含むものである。10,11はピンチシール
部2に埋設されたモリブデンからなる金属箔、12,13は
金属箔10,11の一端にそれぞれ接続されピンチシール部
2からその外部に導出された外部導入線である。
かかる2重コイルフィラメントと内部導入線との固定構
造は次のようになっている。
すなわち、第2図に示すように、長さの短い方の内部導
入線4は先端にフック部14を有しており、このフック部
に単コイル部9が入れられ、このフック部がかしめられ
て単コイル部9が固定されている。長さの長い方の内部
導入線5にはフック部となる折返し部15が形成されてお
り、この折返し部に単コイル部8が入れられ、この折返
し部がかしめられて単コイル部8が固定されている。な
お、フック部14と折返し部15のかしめ予定部分はあらか
じめ平坦加工が施されている。さらに、長い方の内部導
入線5は折返し部15から延長した延長部16を有してお
り、この延長部がチップオフ部3に挿入されている。
なお、2重コイルフィラメント6の2重コイル部7は自
動機械で巻回しているので、その両端の単コイル部8,9
は2重コイルフィラメント6の軸心にはなく、一方の側
に片寄って延びているので、2重コイルフィラメント6
の軸心がガラス管1の管軸上に配置されるため、第2図
などに示すように、内部導入線4,5を折曲げ加工するこ
とにより、内部導入線4のフック部14と内部導入線5の
折返し部15の位置決めを行っている。また、長い方の内
部導入線5の延長部16は、同じくガラス管1の管軸上に
位置するように形成されている。
また、2重コイルフィラメントの単コイル部8,9はフィ
ラメント製造工程中の再結晶化熱処理時に単コイル部8,
9を各々電極で固定し、保護雰囲気中でこれらの電極間
に電流を流し、自己発熱による2重コイル部7の再結晶
化を行い、単コイル部8,9は再結晶化をさせないものを
用いてかしめ時の単コイル部8,9の断線のおそれを完全
になくしている。
考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、次のようなすぐ
れた効果が得られる。
(1)2重コイルフィラメントに非巻回部を設ける必要
は全くなく、2重コイル部から直接単コイル部を設けた
構成を採ることができるので、2重コイル部を自動機械
で巻回することが可能となる。したがって、自動機械で
巻回された2重コイルフィラメントを用いた白熱電球を
得ることができる。
(2)内部導入線の一部をかしめて2重コイルフィラメ
ントを固定しているため、2重コイルフィラメントの内
部導入線への取付け作業の機械化が可能になる。
(3)長い方の内部導入線の折返し部から延長部を設
け、この延長部先端をチップオフ部に挿入することで、
ガラス管の封止作業時の2重コイルフィラメントの位置
規制ができ、所定のランプ効率および寿命が得られる。
(4)2重コイルフィラメントに振動,衝撃に対して弱
い非巻回部がないので、輸送中などでの断線が大幅に減
少し、品質が安定する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である一端封止形ハロゲン電
球の一部切欠正面図、第2図は同一端封止形ハロゲン電
球の長短2本の内部導入線に2重コイルフィラメントを
かしめ固定する前の状態を示す斜視図である。 1……ガラス管、2……ピンチシール部、3……チップ
オフ部、4,5……内部導入線、6……2重コイルフィラ
メント、7……2重コイル部、8,9……単コイル部、10,
11……金属箔、12,13……外部導入線、14……フック
部、15……折返し部、16……延長部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端にチップオフ部を、他端にピンチシー
    ル部をそれぞれ有し、かつ表面に赤外線反射膜を形成し
    たガラス管と、このガラス管内に延びている長短2本の
    内部導入線と、これら内部導入線にそれぞれ接続され前
    記ピンチシール部に埋設された金属箔と、これら金属箔
    に各々接続され前記ピンチシール部からその外部に導出
    された外部導入線と、前記長短2本の内部導入線間に接
    続され中心軸が前記ガラス管の中心軸と一致するように
    配置された2重コイルフィラメントとを備えた白熱電球
    において、前記長短2本の内部導入線のうち、長さの短
    い方の内部導入線の先端部を折返して第1の折返し部が
    形成され、かつ長さの長い方の内部導入線を折返して第
    2の折返し部が形成され、前記第1および第2の折返し
    部の単コイル挿入口はそれぞれ同一方向に向けて形成さ
    れ、前記2重コイルフィラメントは2重コイル部とこの
    2重コイル部の両端に非巻回部を介さずに設けられた単
    コイル部とからなり、両単コイル部は、前記2重コイル
    部の端面からこの2重コイル部の軸に沿って互いに反対
    方向に延びており、かつ前記第1および第2の折返し部
    にそれぞれ挿入されかしめられることにより固定されて
    いることを特徴とする白熱電球。
JP1988012024U 1988-01-29 1988-01-29 白熱電球 Expired - Lifetime JPH0715095Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988012024U JPH0715095Y2 (ja) 1988-01-29 1988-01-29 白熱電球

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JP1988012024U JPH0715095Y2 (ja) 1988-01-29 1988-01-29 白熱電球

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Publication Number Publication Date
JPH01115155U JPH01115155U (ja) 1989-08-02
JPH0715095Y2 true JPH0715095Y2 (ja) 1995-04-10

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ID=31221094

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988012024U Expired - Lifetime JPH0715095Y2 (ja) 1988-01-29 1988-01-29 白熱電球

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5638967U (ja) * 1979-09-04 1981-04-11

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JPH01115155U (ja) 1989-08-02

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