JPH057728Y2 - - Google Patents

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JPH057728Y2
JPH057728Y2 JP8968087U JP8968087U JPH057728Y2 JP H057728 Y2 JPH057728 Y2 JP H057728Y2 JP 8968087 U JP8968087 U JP 8968087U JP 8968087 U JP8968087 U JP 8968087U JP H057728 Y2 JPH057728 Y2 JP H057728Y2
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exhaust pipe
pair
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filament coil
crimp
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、白熱電球に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
平面状に配置されたフイラメントコイルを有す
る白熱電球のマウントは、内部リードとアンカー
がガラス片で保持され、フイラメントコイルがガ
ラス片から突出した内部リード間に電気的に接続
されるとともに、アンカーによつて保持されてい
る。そして、内部リードはモリブデン箔を介して
外部リード接続されている。
かかるマウントを封体内に封止する時は、先
ず、圧着封止工程において、石英ガラス管内にこ
のマウントを吊るし、モリブデン箔に相当する部
分の石英ガラス管を高温に加熱してプレスし、モ
リブデン箔を圧着封止部に埋設する。そして、石
英ガラス管の上端に接続された排気管を利用して
内部をハロゲンガスを含んだ不活性ガスで置換
し、排気管を溶断して封止する。
このとき排気管残部が形成される。この圧着封
止工程において、モリブデン箔が非常に薄いため
に、マウントはどうしても傾き、封体の軸線と正
確には一致しない。このために、サポータの一端
部がガラス片で保持されたマウントを使用し、こ
のサポータの他端部を排気管に挿入した状態で圧
着封止することが行われている。
しかしながら、封体内部の空気を不活性ガスと
置換するために、排気管とサポータとの間にはあ
る程度の空間が必要であり、排気管の内径と同等
のサポータを使用することはできない。従つて、
排気管の内周面とサポータの外周面との間隔が大
きくなり、圧着封止する時の傾きの防止には限界
があつた。
ことに、平面状に配置されたフイラメントコイ
ルを有する白熱電球は、灯具に装着するとき、光
は平面状のフイラメントコイルを正面視する方向
で利用されるので、平面状のフイラメントコイル
が横方向に伸びる方向、つまり正面視に対して左
右方向(以下、X方向と云う。)にマウントが傾
くと配光に悪影響を与えるので、X方向の傾きは
極力小さくする必要がある。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、圧着封止時のマウントのX方
向の傾きを簡単な構造で抑制し、フイラメントコ
イルが所定の位置に配置されて配光特性の優れた
白熱電球を提供することを目的とする。
〔考案の構成とその作用〕
本考案の構成は、一端に圧着封止部が形成さ
れ、他端に排気管残部を有する封体と、この圧着
封止部に埋設されたモリブデン箔と、一端がモリ
ブデン箔に溶接され、封体の外方および内方に伸
びる一対の外部リードおよび内部リードと、この
内部リード間に電気的に接続され、平面状に配置
されたフイラメントコイルと、内部リードを保持
するガラス片とを備えた白熱電球において、一対
のサポータの一端部がガラス片の両端部近傍にそ
れぞれ固定されるとともに、一対の他端部がフイ
ラメントコイルの側方を通つて排気管残部にX方
向に並んで挿入され、かつ排気管残部の近傍でこ
の一対のサポータがワイヤーで固着されてなるこ
とを特徴とするものである。
一対、すなわち2本のサポータが排気管残部に
X方向に並ぶように挿入されているので、各サポ
ータの線径が細くても2本で長円に類似した形状
になる。このため、排気管内でX方向にほとんど
移動不能であつても、封体内部の空気を不活性ガ
スと置換するための空間が確保される。そして、
かかる状態で圧着封止すると、フイラメントコイ
ルのX方向の傾きが抑制され、フイラメントコイ
ルが所定の位置に正確に配置される。また、排気
管残部の近傍でこの一対のサポータがワイヤーで
固着されているので、排気管内に容易に挿入でき
る。そして、サポータが一対で構成されているの
で、このサポータの線径を細くしても剛性は十分
であり、加工も容易である利点がある。
〔実施例〕
以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具体
的に説明する。
第1図は、出力が1kWのスタジオ照明用の白
熱電球を示すが、石英ガラス製の封体1の一端に
は圧着封止部11が形成され、他端に排気管残部
12が形成されている。この圧着封止部11に一
対のモリブデン箔2が埋設されている。一対の外
部リード3の一端がこのモリブデン箔2にそれぞ
れ溶接されて封体1の外部に伸び出しており、同
様に、ダングステン棒よりなる一対の内部リード
4がモリブデン箔2にそれぞれ溶接されて封体1
の内部に伸び出している。
この一対の内部リード4は、ガラス片7によつ
て保持されているが、ガラス片7より突出した内
部リード4がフイラメントコイル5両端のシング
ルコイル部51に挿入され、スポツト溶接によつ
て電気的に接続されている。フイラメントコイル
5は、タングステン素線をシングルコイルに巻回
したものを平面状に配置したものであり、このコ
イルの折り曲げ部が、一端がガラス片7に固定さ
れたアンカー6で保持されている。
サポータ8は、外径が0.6mmφの2本のタング
ステン棒からなるが、それぞれの一端部81がガ
ラス片7の両端部近傍で固定されている。そし
て、平面状のフイラメントコイル5の側方の封体
1近傍をそれぞれ通り、排気管残部12の近傍で
一対のサポータ8がワイヤー9によつて束ねられ
て固着されている。このように、一対のサポータ
8が平面状のフイラメントコイル5の側方を通つ
ているので、配光特性に悪影響を及ぼすことがな
い。そして、他端部82が、内径が2mmφの排気
管残部12に挿入されているが、第2図に示すよ
うに、2本の他端部82はX方向に並ぶように挿
入されている。
かかる構成の白熱電球を製造するときは、前述
のとおり、一対のサポータ8の他端部82を排気
管に挿入した状態で圧着封止するが、2本のタン
グステン棒が固着されたサポータ8の他端部82
がX方向に並んで挿入されているので、第2図に
示すように、断面形状が長円に類似したサポータ
8を排気管に挿入したのと同等の結果になる。従
つて、圧着封止時のX方向の最大傾き(移動)の
可能性はX1またはX2の大きい方になる。
一方、第3図は、従来のように1本のサポータ
19を排気管に挿入した状態を示すが、このサポ
ータ19の半径は、本考案のサポータ8の半径の
√2倍であり、2本のサポータ8の断面積と、1
本のサポータ19の断面積が等しい例を示してい
る。すなわち、封体1内部の空間を不活性ガスと
置換するための空間(断面積)が等しい例を示し
ている。そして、このときの最大傾きの可能性は
Zであるが、このZがX1またはX2よりも大きい
ことは図から明らかである。
このように、排気管内においてサポータ8がX
方向に移動する可能性が僅かであるにもかかわら
ず、封体1内部の空気を不活性ガスと置換するた
めの空間が十分に確保されている。従つて、圧着
封止時のフイラメントコイル5のX方向の傾きが
抑制され、所定の位置に配置されるので、配光特
性の良好な白熱電球とすることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の白熱電球は、一
対のサポータの一端部がガラス片の両端部近傍に
それぞれ固定されるとともに、フイラメントコイ
ルの側方を通つて他端部が排気管残部にX方向に
並ぶように挿入されているので、圧着封止時のマ
ウントのX方向の傾きを簡単な構造で抑制でき
る。従つて、平面状のフイラメントコイルが所定
の位置に配置され、この白熱電球を灯具に装着し
たときに良好な配光特性が得られる。
そして、排気管残部の近傍でこの一対のサポー
タが固着されているので、1本のサポータと同様
に扱うことができ、排気管内に容易に挿入でき
る。また、サポータが一対で構成されているの
で、このサポータの線径を細くしても十分な剛性
を得ることができ、サポータの加工が容易である
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の正面図、第2図は第1
図の−線での断面図、第3図は従来例の説明
図である。 1……封体、11……圧着封止部、12……排
気管残部、3……外部リード、2……モリブデン
箔、4……内部リード、5……フイラメントコイ
ル、6……アンカー、7……ガラス片、8……サ
ポータ、81……一端部、82……他端部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一端に圧着封止部が形成され、他端に排気管残
    部を有する封体と、この圧着封止部に埋設された
    モリブデン箔と、一端がモリブデン箔に溶接さ
    れ、封体の外方および内方に伸びる一対の外部リ
    ードおよび内部リードと、この内部リード間に電
    気的に接続され、平面状に配置されたフイラメン
    トコイルと、内部リードを保持するガラス片とを
    備えた白熱電球において、 一対のサポータの一端部が該ガラス片の両端部
    近傍にそれぞれ固定されるとともに、一対の他端
    部が該フイラメントコイルの側方を通つて該排気
    管残部に、平面状の該フイラメントコイルが横方
    向に伸びる方向に並んで挿入され、かつ排気管残
    部の近傍でこの一対のサポータがワイヤーで固着
    されてなることを特徴とする白熱電球。
JP8968087U 1987-06-12 1987-06-12 Expired - Lifetime JPH057728Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8968087U JPH057728Y2 (ja) 1987-06-12 1987-06-12

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JP8968087U JPH057728Y2 (ja) 1987-06-12 1987-06-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63198162U JPS63198162U (ja) 1988-12-20
JPH057728Y2 true JPH057728Y2 (ja) 1993-02-26

Family

ID=30948875

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8968087U Expired - Lifetime JPH057728Y2 (ja) 1987-06-12 1987-06-12

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JP (1) JPH057728Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007222351A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Samii Kk 弾球遊技機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007222351A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Samii Kk 弾球遊技機

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JPS63198162U (ja) 1988-12-20

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