JPH07150624A - 真空式下水道のウォータブロック防止構造 - Google Patents

真空式下水道のウォータブロック防止構造

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JPH07150624A
JPH07150624A JP29792593A JP29792593A JPH07150624A JP H07150624 A JPH07150624 A JP H07150624A JP 29792593 A JP29792593 A JP 29792593A JP 29792593 A JP29792593 A JP 29792593A JP H07150624 A JPH07150624 A JP H07150624A
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JP
Japan
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vacuum
valve
water level
pipe
vacuum sewer
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JP29792593A
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English (en)
Inventor
Shingo Nishikawa
真午 西川
Yasuo Yamabe
泰男 山部
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空式下水道のリフト、伏越等の低水位部で
ウォータブロックを生じたときに、これを自動的に解消
すること。 【構成】 真空式下水道10のウォータブロック防止構
造において、低水位部19の上流側と下流側の差圧を検
出する差圧検出部101を設け、差圧検出部101の検
出差圧が予め定めた一定値を越えたときに、大気導入弁
102を開いて低水位部19の上流側に大気を導入する
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真空式下水道のウォータ
ブロック防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】真空式下水道は、家庭や工場等から排出
される汚水を自然流下式の汚水流入管からタンク(汚水
ます)に流入せしめ、タンクに溜った汚水は真空下水管
を経て集水タンクに集められ、その後圧送ポンプによっ
て下水処理場等に送られる。
【0003】このとき、タンクは真空下水管に真空弁を
介して連絡せしめられる吸込み管を備えている。真空弁
は集水タンクに設けられている真空源が真空下水管に付
与している真空圧を駆動動力源とするものである。そし
て、タンクの水位が一定レベル以上に上昇したときに、
吸込み管と真空下水管との連絡部に設けられている真空
弁を開き、集水タンクに設けられている真空源が真空下
水管に付与している真空圧を吸込み管に及ぼし、タンク
の水面に作用している大気圧と、真空下水管に付与され
た真空圧との差圧により、タンク内の汚水を吸込み管、
真空下水管を介して集水タンクに送るようになってい
る。
【0004】然るに、真空式下水道では、真空下水管の
埋設深度を浅くするため、真空下水管の管路として、そ
の勾配を緩やかにし、かつその中間部でリフトを設けた
鋸歯状管路を採用している。また、真空式下水道では、
その敷設経路に河川、地中配管(水道管、電線管等)等
の障害物があると、真空下水管の管路中間部がそれらの
障害物をくぐるような伏越を設けている。これらのリフ
ト、伏越は、上流側真空下水管と下流側真空下水管との
間に低水位部を形成するものとなる。
【0005】このため、真空式下水道では、真空下水管
内の低水位部に常時汚水が堆積するものとなり、ひいて
は堆積物がウォータブロックを生ずるに至る。ウォータ
ブロックは、集水タンクに設けられている真空源が真空
下水管に真空圧を付与しても、この真空圧の上流側への
伝播を遮断し、結果として真空弁を駆動不能とし、ひい
てはタンクの水位が一定レベル以上に上昇しても真空弁
が開かれず、汚水はタンクでオーバーフローしてしま
い、真空式下水道を不成立とする。
【0006】そこで従来、特開平4-258424号公報に記載
の如く、真空式下水道の伏越において、伏越の上流側と
下流側との間に2本の互いに並列をなす通水管と通気管
とを設け、通水管にウォータブロックが発生しても、下
流側真空圧を通気管によって上流側に伝え、真空式下水
道の成立を図ろうとするものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、真空式下
水道の伏越に通水管と通気管とを並列設置する従来技術
では、伏越の通水管に常に汚水が堆積した状態となり、
汚水の堆積量が増えた場合、通気管も汚水でふさがれて
しまうものとなる。このため、この従来技術では、通気
管に開閉弁aを設けるとともに、上流側真空下水管に大
気開放の開閉弁bを設け、定期的に、開閉弁aを閉じ、
開閉弁bを開く手動操作を行ない、伏越の堆積汚水を強
制的に搬送させる必要がある。この開閉弁a、bの開閉
操作は、手動で、定期的に確実に行なう必要があり、煩
雑である。
【0008】本発明は、真空式下水道のリフト、伏越等
の低水位部でウォータブロックを生じたときに、これを
自動的に解消することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上流側真空下
水管と下流側真空下水管とが低水位部を介して接続され
てなる真空式下水道のウォータブロック防止構造におい
て、低水位部の上流側と下流側の差圧を検出する差圧検
出部と、低水位部の上流側に大気を導入可能とする大気
導入弁と、差圧検出部の検出差圧が予め定めた一定値を
越えたときに、上記大気導入弁を開いて低水位部の上流
側に大気を導入する弁制御部とを有してなるようにした
ものである。
【0010】
【作用】真空式下水道のリフト、伏越等の低水位部に汚
水が堆積してウォータブロックを生ずると、この低水位
部の上流側と下流側との間で、一定値以上の差圧を生ず
る。そこで、差圧検出部がこの一定値以上の差圧を検出
すると、弁制御部の制御動作により、低水位部の上流側
に設けた大気導入弁が開かれ、低水位部の上流側に大気
を導入するものとなる。これにより、低水位部の汚水堆
積物は、上流側の大気圧と下流側の真空圧の差圧により
エアーブローされる。即ち、上流側の大気は膨張しなが
ら低水位部を通過して汚水堆積物を一気にエアーブロー
し、下流側真空下水管に押し流し、ウォータブロックを
自動的に解消する。
【0011】
【実施例】図1は真空式下水道を示す模式図、図2は図
1の要部を示す模式図、図3は真空弁を示す模式図、図
4はコントローラ部を示す断面図、図5はコントローラ
部を示す他の断面図、図6は本発明の一実施例を示す模
式図である。
【0012】真空式下水道10は、図1、図2に示す如
く、タンク11(汚水ます)に汚水流入管12を接続し
ており、タンク11に連通する吸込み管13と、真空源
に連通する真空下水管14との間の連絡部を開閉可能と
する真空弁15を有している。
【0013】即ち、各家庭等から排出される汚水は、自
然流下式の汚水流入管12からタンク11に流込む。そ
して汚水がタンクに溜まると、真空弁15が開き、タン
ク11内の汚水は吸込み管13から吸込まれる。そし
て、この汚水は真空弁15を通って真空下水管14に吸
込まれ、真空ポンプ上の集水タンク16に集められ、そ
の後圧送ポンプによって下水処理場等に送られる。
【0014】このとき、真空式下水道10では、真空下
水管14の中間部にリフト17を設けた鋸歯状管路を採
用して真空下水管14の埋設深度を浅くし、真空下水管
14の敷設経路にある河川、地中配管等の障害物をくぐ
りぬける伏越18を設けている。そして、これらのリフ
ト17、伏越18は、上流側真空下水管14Aと下流側
真空下水管14Bとの間に低水位部19を形成するもの
となっている。
【0015】真空弁15は、図2、図3に示す如く、第
1と第2の各ハウジング21、22をバンドクランプ2
3によって一体化して構成されており、弁体24と弁作
動室25と、バネ26と、コントローラ部27を有して
構成されている。
【0016】弁体24は上述の吸込み管13と真空排出
管14との連絡部を構成する連絡路28を開閉する。
【0017】弁作動室25はバルブ弁体24と弁棒29
を介して連結されているカップ状のプランジャ30をス
ライド可能に収容する。
【0018】バネ26は弁作動室25のプランジャ30
より上室に内蔵されて、プランジャ30にバネ力を及ぼ
し、弁体24に閉止力を付与する。
【0019】コントローラ部27は、タンク11内の汚
水レベルの上昇時に弁作動室25に真空圧を付与してバ
ルブ弁体24に開力を付与し、真空弁15を開状態とし
て吸込み管13に真空排出管14を導通せしめる。
【0020】コントローラ部27は以下の如く構成され
ている。コントローラ部27は、図5に示す如く、第1
〜第5のシリンダ状のケース51〜55を通しボルトで
一体化して構成されている。通常第4のケース54を真
空弁15の第2ハウジング22にバンドクランプ36に
よって一体化される。
【0021】コントローラ部27には、タンク11に連
通する水位検知管37がホース38を介して接続される
水位検知管接続口56を有している。水位検知管接続口
56は第1ケース51にダイヤフラム59を介して接続
されている。ダイヤフラム59には微小な貫通孔が設け
られており圧力が伝わるようになっている。
【0022】また、コントローラ部27は、真空排出管
14がホース41を介して接続される真空圧接続口57
を第3ケース53に設けている。
【0023】また、コントローラ部27は、大気連通管
43がホース44を介して接続される大気圧接続口58
を第3ケース53に設けている。
【0024】第1ケース51と第2ケース52は水位検
知ダイヤフラム60を介して接続されている。第1ケー
ス51の上部には水位検知ダイヤフラム60を手動で変
位できるようプランジャ61、バネ63、弾性体カバー
62で構成されるプッシュボタンを有している。第2ケ
ース52にはダイヤフラム60の下にプランジャ65
が、第3ケース53に設置した検知弁68に届くよう設
けている。第2ケース52と第3ケース53とが形成す
る圧力制御室としての上部部屋83に空気の漏洩を生じ
ないようにプランジャ65の部屋83への挿通部まわり
にはOリング67等の軸シールが設けられている。
【0025】検知弁68は、部屋83内に配設されてプ
ランジャ65により作動せしめられ、該部屋83内に真
空力を導入可能とする。即ち、第3ケース53は真空圧
接続口57に連通する通路57Aを備え、検知弁68は
通路57Aの部屋83への開口を開閉可能とするのであ
る。検知弁68は板バネ68Aの先端に通路57Aの開
口を閉塞可能とする舌片68Bを備え、板バネ68Aを
プランジャ61により弾性的に押込まれると舌片68B
を通路57Aの開口から離隔して該開口を開き、部屋8
3内に真空力を導入可能とするものである。尚、66は
プランジャ65の戻しバネである。
【0026】第4ケース54と第5ケース55には弁座
72、73が設けられ、第4ケース54の上部部屋85
は大気に通路92を通じて連通しており、第5ケース5
5の下部部屋87は真空排出管に通路91を通じて連通
している。第4ケース54下部と第5ケース55上部で
作られる部屋86は真空弁本体の作動室25に通路93
を通じて連通している。両者の弁座72、73の間に設
けた弁体71は、上下することにより大気と真空のいず
れかを部屋86に導くよう3方弁としての役割を果たし
ている。弁体71は第3ケース53と第4ケース54と
の間に設けた3方弁ダイヤフラム70に連結され、ダイ
ヤフラム70の上部には圧縮バネ69が設けられ第5ケ
ース55の弁座73に押付けられている。第3ケース5
3には隔壁が設けられているが一部に連通口88があ
り、検知弁68が作動して開になったとき上部部屋83
に付与される真空圧を下部部屋84に通じるようになっ
ている。また、第3ケース53の上部部屋83にはニー
ドル弁74が設けられており、ニードル弁74を通って
大気が徐々に入ってくるようになっている。
【0027】真空弁のコントローラ部27は以下の如く
動作する。 タンク11内の水位が上昇すると、水位検知管37、
ホース38、水位検知ダイヤフラム上部室81の空気圧
力が上昇し、水位検出ダイヤフラム下部室82が大気に
連通しているため、圧力差を生じた水位検出ダイヤフラ
ム60を下方に変位させる。
【0028】水位検出ダイヤフラム60の下部に設け
たプランジャ65がダイヤフラム60の変位により押さ
れて下方に変位し第3ケース53の上部部屋83に設け
た検知弁68を下方に押し下げ開作動させる。
【0029】検知弁68の作動により第3ケース室8
3、84が真空になり、3方弁ダイヤフラム70の下方
室85が大気に連通していることから圧力差を生じたダ
イヤフラム70が下方に引上げられ、これに伴って弁体
71も上昇して第5ケース55の弁座73から第4ケー
ス54の弁座72に移動し、真空弁本体の作動室25に
通じる部屋86を真空状態にさせる。これにより真空弁
本体が開状態になり、タンク内の汚水が真空排出管内1
4に排出される。
【0030】タンク内の液体が排出されると、水位が
低下し、水位検出ダイヤフラム60の加圧が低下し、プ
ランジャ65に設けたバネ66により押し戻され、これ
に伴って検知バルブ68が最初の状態に閉じる。
【0031】第3ケース53の部屋83にあった真空
はニードル弁74を通じて大気が取り入れられるため、
多少時間遅れが生じて大気状態になり、3方弁ダイヤフ
ラム70の両側の圧力差がなくなりバネ69に押されて
元の状態に戻り、弁体71も元の第5ケース55の弁座
73を閉じ、真空弁本体の作動室25に通じる部屋を大
気状態にさせる。これにより真空弁本体が閉状態にな
る。
【0032】然るに、真空式下水道10にあっては、真
空下水管14内の例えば伏越18(リフト17も同じ)
に形成される低水位部19に常に汚水が堆積するものと
なり、ひいては堆積物がウォータブロックを生ずるに至
る。ウォータブロックは、集水タンク16に設けられて
いる真空源が真空下水管14に真空圧を付与しても、こ
の真空圧の上流側への伝播を遮断し、結果として真空弁
15を駆動不能とし、ひいてはタンク11の水位が一定
レベル以上に上昇しても真空弁15が開かれず、汚水は
タンク11でオーバーフローしてしまい、真空式下水道
を不成立とする。
【0033】そこで、真空式下水道10は、このウォー
タブロック防止構造として、図6に示す如く、差圧検出
部101、大気導入弁102、弁制御部103とを有し
ている。
【0034】差圧検出部101は、上流側真空下水管1
4Aに設置した圧力検出器101Aと、下流側真空下水
管14Bに設置した圧力検出器101Bの検出結果を得
て、低水位部19の上流側と下流側の差圧を検出する。
圧力検出器101A、101Bは、真空下水管14A、
14Bに接続されるサドル型分岐継手、或いは真空下水
管14A、14Bがポリエチレン管等の場合であればそ
れらの下水管14A、14Bに接続される融着サドル継
手を介してそれらの下水管14A、14Bに設置され
る。
【0035】大気導入弁102は、上流側真空下水管1
4Aに接続された分岐管104に介装され、低水位部1
9の上流側に大気を導入可能とする。大気導入弁102
としては、自動ボール弁、自動バタフライ弁、自動ダイ
ヤフラム弁等を採用できる。
【0036】弁制御部103は、低水位部19にウォー
タブロックを生ずることにより、差圧検出部101の検
出差圧が予め定めた一定値(設定差圧)を越えたとき
に、大気導入弁102を開いて低水位部19の上流側
(上流側真空下水管14A)に大気を導入し、上流側真
空下水管14Aの大気圧と下流側真空下水管14Bの真
空圧の差圧により低水位部19の汚水堆積物をエアーブ
ローして、ウォータブロックを解消する。
【0037】尚、ウォータブロックの発生時に低水位部
19の上流側と下流側との間に生ずる差圧は、低水位部
19の配管(伏越配管、もしくはリフト配管)の水頭差
により予め求められる。そして、この差圧に基づき、大
気導入弁102を開作動させる差圧(設定差圧)を設定
するものとなる。
【0038】また、弁制御部103は、差圧検出部10
1の検出差圧が設定差圧に達したら、スイッチをオンせ
しめる構造を備え、このスイッチのオンにより大気導入
弁102を開く。この作動は、電気的又は機械的方法に
よる。
【0039】また、弁制御部103による大気導入弁1
02の開き時間は、ウォータブロックが完全に解消し得
る時間とする。
【0040】以下、真空式下水道10の作動について説
明する。 (1) 真空式下水道10の通常作動時には、集水タンク1
6に設けられている真空源が真空下水管14の下流側真
空下水管14B〜上流側真空下水管14Aに真空圧を付
与する。そして、タンク11の汚水の水位が一定レベル
を越えると、真空弁15が上流側真空下水管14A内の
真空圧を駆動動力源として開き、タンク11内の汚水は
吸込み管13から真空弁15を通って真空下水管14に
吸込まれ、集水タンク16に集められる。
【0041】(2) 真空式下水道10の低水位部19に汚
水の堆積によるウォータブロックが生ずると、集水タン
ク16に設けられている真空源の真空圧は低水位部19
で遮断されて、上流側真空下水管14Aに及ばないもの
となる。このとき、差圧検出部101の検出差圧が設定
差圧に達すると、弁制御部103は大気導入弁102を
開き、上流側真空下水管14Aに大気を導入する。これ
により、低水位部19の汚水堆積物は、上流側真空下水
管14Aの大気圧と下流側真空下水管14Bの真空圧と
の差圧によりエアーブローされ、ウォータブロックを解
消する。
【0042】(3) 上記(2) によりウォータブロックが解
消されると、大気導入弁102が閉じられ、集水タンク
16に設けられている真空源の真空圧が再び上流側真空
下水管14Aに及び、真空弁15の安定作動性が回復さ
れ、上記(1) に戻る。
【0043】以下、本実施例の作用について説明する。
真空式下水道10のリフト17、伏越18等の低水位部
19に汚水が堆積してウォータブロックを生ずると、こ
の低水位部19の上流側と下流側との間で、一定値以上
の差圧を生ずる。そこで、差圧検出部101がこの一定
値以上の差圧を検出すると、弁制御部103の制御動作
により、低水位部19の上流側に設けた大気導入弁10
2が開かれ、低水位部19の上流側に大気を導入するも
のとなる。これにより、低水位部19の汚水堆積物は、
上流側の大気圧と下流側の真空圧の差圧によりエアーブ
ローされる。即ち、上流側の大気は膨張しながら低水位
部を通過して汚水堆積物を一気にエアーブローし、下流
側真空下水管14Bに押し流し、ウォータブロックを自
動的に解消する。
【0044】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、大気導入弁
として、真空弁15のコントローラ部27を改造したも
のを用いることもできる。これによれば、差圧検出後、
電源なしで大気導入弁を作動させることができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、真空式下
水道のリフト、伏越等の低水位部でウォータブロックを
生じたときに、これを自動的に解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は真空式下水道を示す模式図である。
【図2】図2は図1の要部を示す模式図である。
【図3】図3は真空弁を示す模式図である。
【図4】図4はコントローラ部を示す断面図である。
【図5】図5はコントローラ部を示す他の断面図であ
る。
【図6】図6は本発明の一実施例を示す模式図である。
【符号の説明】
10 真空式下水道 14A 上流側真空下水管 14B 下流側真空下水管 19 低水位部 101 差圧検出部 102 大気導入弁 103 弁制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側真空下水管と下流側真空下水管と
    が低水位部を介して接続されてなる真空式下水道のウォ
    ータブロック防止構造において、 低水位部の上流側と下流側の差圧を検出する差圧検出部
    と、 低水位部の上流側に大気を導入可能とする大気導入弁
    と、 差圧検出部の検出差圧が予め定めた一定値を越えたとき
    に、上記大気導入弁を開いて低水位部の上流側に大気を
    導入する弁制御部とを有してなることを特徴とする真空
    式下水道のウォータブロック防止構造。
JP29792593A 1993-11-29 1993-11-29 真空式下水道のウォータブロック防止構造 Pending JPH07150624A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1143982A (ja) * 1997-07-25 1999-02-16 Sekisui Chem Co Ltd 真空下水管の空気取入れ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1143982A (ja) * 1997-07-25 1999-02-16 Sekisui Chem Co Ltd 真空下水管の空気取入れ装置

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