JPH07292752A - 真空弁の制御装置 - Google Patents

真空弁の制御装置

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JPH07292752A
JPH07292752A JP6080786A JP8078694A JPH07292752A JP H07292752 A JPH07292752 A JP H07292752A JP 6080786 A JP6080786 A JP 6080786A JP 8078694 A JP8078694 A JP 8078694A JP H07292752 A JPH07292752 A JP H07292752A
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JP
Japan
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valve
vacuum
chamber
pressure
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP6080786A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Murayama
靖洋 村山
Yuji Nishioka
祐二 西岡
Tarou Shinasue
太郎 品末
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁体の閉動時における制御装置の誤作動を防
止し、弁体を円滑に作動させる。 【構成】 真空弁1を制御する制御装置5において、圧
力検出室6に連通する気体圧導入管18の途中において
導管31を分岐し、導管31の途中に絞り弁32を介装
し、導管31を真空弁1より下流の真空弁吸込管3に接
続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空式汚水収集システ
ムを用いた下水管路において使用する真空弁の制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の真空式汚水収集システムとして
は、例えば特開平2−292426号公報に記載された
ものがあり、真空下水管路における真空弁の制御装置
は、図2に示すようなものであった。図2において、真
空弁1は一端が真空汚水管2に連通し、他端が真空弁吸
込管3に連通している。真空汚水管2は真空ポンプ場の
真空源(図示せず)に連通し、真空弁吸込管3は各家庭
の自然流下管が集まる汚水桝に連通している。真空弁1
の内部に配置した弁体4は、弁箱1a内の弁座1bに圧
接した閉状態と、弁座1bから離間した開状態とにわた
って出退自在である。弁箱1aの上部に形成したシリン
ダ室1cの内部には弁体4に連結したピストン1dを配
置しており、ピストン1dの背面に弁体4を閉動方向に
付勢するスプリング1eを設けている。
【0003】真空弁1の制御装置5は、圧力検出室6
と、圧力検出室6に副ダイヤフラム7を介して隣接する
大気圧室8と、大気圧室8に小弁口9を通して連通する
可変真空室10と、可変真空室10に主ダイヤフラム1
1を介して隣接する恒真空室12と、恒真空室12に隔
壁13を介して隣接する分配室14と、分配室14に大
弁口15を介して連通する通路16と、通路16に連通
するとともに大弁口15に対向して開口する大気導入孔
17とを備えており、圧力検出室6が気体圧導入管18
を通して汚水桝の水位検知管18aに連通し、大気導入
孔17が通気管19を通して大気開放している。
【0004】大気圧室8は通気路20を通して大気導入
孔17に連通しており、分配室14は配管21を通して
恒真空室12および可変真空室10に連通している。可
変真空室10に連通する配管21の途中には流量調整弁
22を介装している。可変真空室10には副ダイヤフラ
ム7に連動して小弁口9を開閉する弁装置23を設けて
いる。恒真空室12と分配室14を隔てる隔壁13を出
退自在に貫通して配置した弁棒24は、一端を主ダイヤ
フラム11に連結し、他端に大弁口15を開閉する弁2
5を設けたものであり、隔壁13と主ダイヤフラム11
の間に介装したコイルスプリング26が弁25を大弁口
15の閉動方向に付勢している。弁25は大弁口15を
閉塞する位置と、大気導入孔17の開口を閉塞する位置
にわたって出退する。制御装置5の分配室14は第1導
管27を通して真空汚水管2に連通し、真空弁1のスプ
リング1eが内在するシリンダ室1cの後部室は第2導
管28を通して通路16に連通している。また、シリン
ダ室1cのピストン1dを隔てた前部室には通気管19
から分岐した吸排気導管29が連通している。
【0005】この構成においては、汚水桝(図示せず)
における汚水が少ない時には、弁体4は弁座1bに圧接
する閉状態にあり、弁装置23が小弁口9を閉塞し、弁
25が大弁口15を閉塞する。この状態において、真空
汚水管2内の真空圧は第1導管27を通して分配室14
に作用し、さらに配管21を通して可変真空室10およ
び恒真空室12に作用する。このため、可変真空室10
と恒真空室12が同圧となり、コイルスプリング26の
付勢力を受けて弁25が大弁口15を閉塞する。一方、
大気導入孔17における大気圧が通気路20を通して大
気圧室8に作用し、副ダイヤフラム7は弁装置23から
離間し、弁装置23が小弁口9を閉塞する。
【0006】汚水桝に汚水が溜ると、気体圧導入管18
を通して圧力検出室6に作用する空気圧が高まり、副ダ
イヤフラム7が大気圧室8の側に変位して弁装置23を
押圧し、弁装置23が小弁口9を開放する。小弁口9の
開放により、大気圧室8に作用する大気圧が可変真空室
10に作用し、主ダイヤフラム11が恒真空室12の側
に変位して弁棒24をコイルスプリング26の付勢力に
抗して押圧し、弁25が大弁口15から離間して大弁口
15を開放するとともに、大弁口15に対向する大気導
入孔17の開口を閉塞する。
【0007】このため、第1導管27を通して分配室1
4に作用する真空汚水管2の真空圧が大弁口15を通し
て通路16に作用し、さらに第2導管28を通してシリ
ンダ室1cの後部室に作用する。一方、シリンダ室1c
の前部室には吸排気管29を通して通気管19の大気圧
が作用しており、シリンダ室1cの前部室に作用する大
気圧とシリンダ室1cの後部室に作用する真空圧との差
圧によってピストン1dがスプリング1cの付勢力に抗
して後退し、弁体4が弁座1bから離間して開状態とな
る。この状態で、汚水桝に滞留する汚水が真空弁吸込管
3および真空汚水管1を通して吸い上げられる。
【0008】吸引によって汚水桝の水位が低下すると、
気体圧導入管18を通して圧力検出室6に作用する空気
圧が低下し、副ダイヤフラム7が大気圧室8の大気圧に
押されて通常状態に復帰し、弁装置23に対する押圧力
を解除し、弁装置23が小弁口9を閉塞する。この状態
で可変真空室10が真空圧となり、主ダイヤフラム11
がコイルスプリング26の付勢力を受けて通常状態に復
帰するとともに、弁25が大弁口15を閉塞する。この
ため、シリンダ室1cの前部室と後部室に共に大気圧が
作用し、スプリング1eの付勢力によって弁体4が弁座
1bに圧接する位置に閉動し、通常状態に復帰する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成において、汚水桝からの汚水の吸引が終了し、弁
25が大気導入孔17の開口から離れて大弁口15を閉
塞すると、シリンダ室1cの後部室に、第2導管28お
よび通路16を通して大気導入孔17から空気が流入す
る。このとき、大気導入孔17に連通する通気管19の
管路が長かったり、曲がっていると、圧力損失によって
大気導入孔17の内部が負圧となる。この負圧が通気路
20を通して大気圧室8に作用し、副ダイヤフラム7が
吸われて大気圧室8の側に変位し、汚水桝における水位
を検知した時と同状態となり、弁装置23が誤作動す
る。このため、弁体4がダブルサイクリングと称する現
象、つまり一旦閉じかけた弁体4が再び開くと云う現象
を起こして誤作動する問題があった。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、弁体
の閉動時における制御装置の誤作動を防止し、弁体を円
滑に作動させることができる真空弁の制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の真空弁の制御装置は、真空弁に接続し
た真空汚水管路に連通する真空圧流路系と、大気圧下に
連通する大気圧流路系と、真空弁のシリンダ室の後部室
に連通する通路と、この通路に対する真空圧流路系の接
続口をなす大弁口と、前記通路に対する大気圧流路系の
接続口をなして大弁口に対向して開口する大気導入孔
と、大弁口を閉塞する位置と大気導入孔の開口を閉塞す
る位置にわたって出退する主弁手段と、真空圧流路系の
恒真空室と可変真空室を仕切り可変真空室の圧力を受け
て主弁手段を大気導入孔の開口に向けて押圧可能な主ダ
イヤフラムと、可変真空室に小弁口を介して連通する大
気圧室と、大気圧室に配置した小弁口を開閉する副弁手
段と、圧力検出室と大気圧室とを仕切り圧力検出室の圧
力を受けて副弁手段を開動方向に付勢する副ダイヤフラ
ムと、大気圧流路系の一部をなして大気導入孔に連通す
る通気管と、通気管の途中から分岐して真空弁のシリン
ダ室の前部室に連通する吸排気導管とを備えた制御装置
において、圧力検出室に連通する気体圧導入管の途中に
おいて導管を分岐し、導管の途中に絞り手段を介装し、
導管を真空弁より上流の真空弁吸込管に接続した構成と
したものである。
【0012】
【作用】上記した構成により、真空弁が開動して真空汚
水管と真空弁吸込管が連通すると汚水が吸い出されると
ともに、導管を通して圧力検出室の空気が吸い出され
る。空気が吸い出されると副ダイヤフラムは副弁を復帰
(閉塞)する方向に働くので、主弁手段が復帰して真空
弁が閉動する。
【0013】このとき、絞り手段が空気の吸い出し速度
を調整し、圧力検出室における圧力が真空弁吸込管の真
空圧と同等になるまでに遅れを生じさせるので、副ダイ
ヤフラムの復帰が早過ぎて主弁手段の開時間が短くなり
過ぎることはない。
【0014】副弁手段の復帰により主弁手段が復帰して
真空弁が閉動する。真空弁の閉動に際してシリンダ室内
のピストンが前部室側に移動すると、シリンダ室の後部
室には大気圧流路系の大気が大気導入孔から通路を通し
て流入する。
【0015】このとき、従来のように大気導入孔内が負
圧となり通気路を通して大気圧室に負圧が作用しても、
圧力検出室内には導管を介して真空圧が作用しているの
で、従来のように副ダイヤフラムが誤作動して副弁手段
を開放することはなく、真空弁を円滑に閉動させること
ができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。先に図2において説明したものと同様の作用を
行う部材については同一番号を付して説明を省略する。
【0017】図1において、圧力検出室6に連通する気
体圧導入管18は、その途中において導管31を通して
真空弁吸込管3に連通しており、導管31の途中には絞
り手段をなす絞り弁32を介装している。絞り弁32に
代えてオリフィスを設けることも可能である。
【0018】この構成によれば、汚水桝に汚水が溜る
と、気体圧導入管18を通して圧力検出室6に作用する
空気圧が高まり、副ダイヤフラム7が大気圧室8の側に
変位して弁装置23を押圧し、弁装置23が小弁口9を
開放する。小弁口9の開放により、大気圧室8に作用す
る大気圧が可変真空室10に作用し、主ダイヤフラム1
1が恒真空室12の側に変位して弁棒24をコイルスプ
リング26の付勢力に抗して押圧し、弁25が大弁口1
5から離間して大弁口15を開放するとともに、大弁口
15に対向する大気導入孔17の開口を閉塞する。
【0019】このため、第1導管27を通して分配室1
4に作用する真空汚水管2の真空圧が大弁口15を通し
て通路16に作用し、さらに第2導管28を通してシリ
ンダ室1cの後部室に作用する。一方、シリンダ室1c
の前部室には吸排気管29を通して通気管19の大気圧
が作用しており、シリンダ室1cの前部室に作用する大
気圧とシリンダ室1cの後部室に作用する真空圧との差
圧によってピストン1dがスプリング1cの付勢力に抗
して後退し、弁体4が弁座1bから離間して開状態とな
る。真空弁1が開動して真空汚水管2と真空弁吸込管3
が連通すると、汚水桝に滞留する汚水が真空弁吸込管3
および真空汚水管1を通して吸い上げられるとともに、
導管31を通して圧力検出室6の空気が吸い出される。
空気が吸い出されると副ダイヤフラム7は弁装置23を
復帰(閉塞)する方向に働く。
【0020】このとき、絞り弁32が空気の吸い出し速
度を調整し、圧力検出室6における圧力が真空弁吸込管
3における真空圧と同等になるまでに時間遅れを生じさ
せるので、副ダイヤフラム7の復帰が早過ぎて弁25の
開時間が短くなり過ぎることはない。弁装置23が復帰
した状態で、真空吸引が進行するに伴って可変真空室1
0は真空圧となり、主ダイヤフラム11がコイルスプリ
ング26の付勢力を受けて通常状態に復帰するととも
に、主弁手段をなす弁25が大弁口15を閉塞する。
【0021】このため、シリンダ室1cの前部室と後部
室の両室に対して大気圧が作用し、スプリング1eの付
勢力によって弁体4が弁座1bに圧接する位置に閉動し
て通常状態に復帰する。この真空弁の閉動に際してシリ
ンダ室1c内のピストン1dが前部室側に移動すると、
シリンダ室1cの後部室には大気圧流路系の大気が大気
導入孔17から通路16を通して流入する。このとき、
従来のように大気導入孔17内が負圧となり通気路20
を通して大気圧室8に負圧が作用しても、圧力検出室6
内には導管31を介して真空圧が作用しているので、従
来のように副ダイヤフラム7が誤作動して弁装置23を
開放することはなく、真空弁1を円滑に閉動させること
ができる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、圧力
検出室と真空弁吸込管を導管で連通し、導管の途中に絞
り手段を介装しているので、従来のように大気導入孔内
が負圧となり通気路を通して大気圧室に負圧が作用して
も、圧力検出室内には導管を介して真空圧が作用してい
るので、従来のように副ダイヤフラムが誤作動して副弁
手段を開放することはなく、真空弁を円滑に閉動させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における制御装置の全体断面
図である。
【図2】従来の制御装置を示す全体断面図である。
【符号の説明】
1 真空弁 1c シリンダ室 4 弁体 5 制御装置 6 圧力検出室 7 副ダイヤフラム 8 大気圧室 9 小弁口 10 可変真空室 11 主ダイヤフラム 16 通路 17 大気導入孔 23 弁装置 25 弁 29 吸排気導管 31 導管 32 絞り弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空弁に接続した真空汚水管路に連通す
    る真空圧流路系と、大気圧下に連通する大気圧流路系
    と、真空弁のシリンダ室の後部室に連通する通路と、こ
    の通路に対する真空圧流路系の接続口をなす大弁口と、
    前記通路に対する大気圧流路系の接続口をなして大弁口
    に対向して開口する大気導入孔と、大弁口を閉塞する位
    置と大気導入孔の開口を閉塞する位置にわたって出退す
    る主弁手段と、真空圧流路系の恒真空室と可変真空室を
    仕切り可変真空室の圧力を受けて主弁手段を大気導入孔
    の開口に向けて押圧可能な主ダイヤフラムと、可変真空
    室に小弁口を介して連通する大気圧室と、大気圧室に配
    置した小弁口を開閉する副弁手段と、圧力検出室と大気
    圧室とを仕切り圧力検出室の圧力を受けて副弁手段を開
    動方向に付勢する副ダイヤフラムと、大気圧流路系の一
    部をなして大気導入孔に連通する通気管と、通気管の途
    中から分岐して真空弁のシリンダ室の前部室に連通する
    吸排気導管とを備えた制御装置において、圧力検出室に
    連通する気体圧導入管の途中において導管を分岐し、導
    管の途中に絞り手段を介装し、導管を真空弁より上流の
    真空弁吸込管に接続したことを特徴とする真空弁の制御
    装置。
JP6080786A 1994-04-20 1994-04-20 真空弁の制御装置 Pending JPH07292752A (ja)

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