JPH07149678A - Hfをハロゲン化アルケンに付加する方法 - Google Patents

Hfをハロゲン化アルケンに付加する方法

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JPH07149678A JP6158956A JP15895694A JPH07149678A JP H07149678 A JPH07149678 A JP H07149678A JP 6158956 A JP6158956 A JP 6158956A JP 15895694 A JP15895694 A JP 15895694A JP H07149678 A JPH07149678 A JP H07149678A
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/07Preparation of halogenated hydrocarbons by addition of hydrogen halides
    • C07C17/087Preparation of halogenated hydrocarbons by addition of hydrogen halides to unsaturated halogenated hydrocarbons

Abstract

(57)【要約】 【構成】 式(I)R1 CF=CR2 3 [式中、R1
は、F、CF3 、CF2R’(ここで、R’は非置換ま
たは1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換されたC
1 〜C4 −アルキルである)であり、R2 はH、ハロゲ
ン原子またはCF 3 であり、R3 はH、F、CF3 また
は非置換または1個またはそれ以上のハロゲン原子で置
換されたC1 〜C4 −アルキルである]のハロゲン化ア
ルケンにHFを付加する方法であって、式(I)のハロ
ゲン化アルケンを式(II)[B・nHF](式中、B
は有機窒素塩基であり、そしてnは4以下の正の数であ
る)で表される弗化水素塩少なくとも1種とを反応させ
ることからなる。 【効果】 HFのハロゲン化二重結合、特に弗化二重結
合への転化が従来の試薬を使用した場合ニッケル比較し
て非常に穏やかな条件で生じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、HFをハロゲン化アル
ケンに付加する方法に関する。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】HFの
アルケンへの付加は弗素−含有アルカンの製造に非常に
重要である。しかしながら、この付加反応は、しばしば
液状またはガス状のHFとの反応に起因する問題なしに
は行うことができない、というよりも困難および複雑さ
がしばしば生じてしまう。蒸気圧が高いのでHFの取り
扱いは困難である。;その沸点(19.5℃を越える反
応温度で、耐腐蝕性耐圧容器が常に必要である。
【0003】この困難を回避または極小化するために、
ピリジンのポリヒドロフロリド(「オラー(Olah)試薬」
を弗化水素化剤として使用することがG.A.Olah等(Synth
esis1973 年、第779 〜780 頁)に提案されている。メ
ラミンポリヒドロフロリドを使 用するもの同様の目的
である(N.Yoneda 等, Chemistry Letters 1983年、第12
41 〜1242頁)。これらのポリヒドロフロリドは、アミ
ン窒素原子当たりHF6〜12分子を含有するが、純粋
な弗化水素よりも極めて低い蒸気圧を有している。
【0004】ハロゲン不含アルケンと比較して、既にハ
ロゲン原子を持っている二重結合のものは、そのHFに
対する反応性が非常に制限される。このことは、例えば
「オラー試薬」またはメラミンポリヒドロフロリド等の
ポリヒドロフロリドが、上記文献著者により記載された
条件下に過ハロゲン化二重結合、特にパーフルオロ化二
重結合と反応しないということから見出される(比較例
1および2参照)。代わりに、この場合にはHFの付加
は、純粋なHFまたはアルカリ金属弗化物を使用して過
酷な条件下に実施しなければならない。しかしながら、
このことは、付加的な問題としてハロゲン交換反応を引
き起こしてしまう。
【0005】過酷な条件下での公知の弗化水素化の例と
して、英国特許第901 297号明細書に記載の通り
のパーフルオロ化アルケンとHFのクロム酸化物触媒上
での200〜500℃、好ましくは300〜400℃で
の反応またはドイツ特許出願公開第3009 760号
明細書の通りのテトラフルオロエテンとHFとのクロム
酸弗化物触媒上での200℃までの温度での反応が挙げ
られる。同様にして、ヘキサフルオロプロペンとHFと
を活性炭上で250〜450℃で反応させて2H−ヘプ
タ仏プロパンとする反応が英国特許第902 590号
明細書に記載されている。
【0006】HFの代わりに水−含有または弗化水素−
含有アルカリ金属弗化物を使用しても(米国特許第3
130238号明細書、同第5 045 634号明細
書)、反応を高温で行わなければならず、そしてハロゲ
ン交換が予想されてしまう。米国特許同第5 045
634号明細書には、反応において生成するアルカリ金
属弗化物により触媒作用を受けてハロゲン化水素が二次
的除去される結果としてオレフィンが生成することが付
加的に記載されている。過酷な反応条件により引き起こ
される生成物混合物の生成により、製造方法がハロゲン
化アルケンへのHFの選択的付加を合理的に実施するの
に不適当になってしまう。
【0007】より穏やかな条件で進行する公知の方法
は、トリフルオロクロロエテンCF2=CFClと弗化
カリウムとをホルムアミド中で反応させて1,1,1,
2−テトラフルオロエタンCF3 −CHFClとする方
法である(W.T.Miller 等,JACS82、第3091〜3099頁(196
0年))。この反応は、30時間の間に55℃で72%
の転化率を生成する。ヘキサフルオロプロペンの同様な
反応は、60%の転化率で2H−ヘプタフルオロプロパ
ンを導く。間接的HF付加するこの方法の欠点は、これ
に必要とされる水素原子が反応媒体、すなわちホルムア
ミドに由来するものであり、これは望ましくない副生成
物を生ずる。
【0008】パーフルオロイソブテンCF2 =C(CF
3 2 は、ジオキサン中のHFの溶液 を使用して弗化
アンモニウムの存在下に室温でも弗化水素化することが
できる( I.L. Knunyyants 等, Izvestiya Acad. Nauk U
SSR, Ser. Chim., 1965 年、(4) 、 第723 〜726 頁;
英訳版第702 〜704 頁)。この文献による収率は理論値
の88%である。しかしながら、パーフルオロイソブテ
ンは、その他のパーフルオロアルケンと比較して極めて
高い反応性であることを特徴としている("TheChemistry
of Perfluoroisibutene",I.L. Knunyyants等, Uspekhi
Khimii 53,第431 〜461 頁(1984 年) 、英訳版:Russi
an Chemical Reviews 53 (3),第256 〜273 頁(1984
年)参照)。従って、上記反応経路(NH4 F/HF)
を別のパーフルオロアルケンあ るいは一般にハロアル
ケンへ移項することは文献に記載されておらず、また比
較例3が示すように不可能である。
【0009】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、HFの
ハロゲン化二重結合、特に弗化二重結合への転化が、上
記のピリジンのポリヒドロフロリド(「オラー試薬」)
またはメラミンのポリヒドロフロリドと比較して比較的
にHFが低い有機窒素塩基の複合弗化水素塩の補助によ
り非常に穏やかな条件で生じることを見出した。
【0010】従って、本発明は、式(I) R1 CF=CR2 3 (I) [式中R1 〜R3 は以下の意味を有する:R1 は、F、
CF3 またはCF2 R’(ここで、R’は非置換または
1個またはそ れ以上のハロゲン原子で置換されたC1
〜C4 −アルキルである)であり、R2 はH、ハロゲン
原子またはCF3 であり、R3 はH、F、CF3 または
非置換または1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換
されたC1 〜C4 −アルキルである]で表されるハロゲ
ン化アルケンにHFを付加する方法であって、 式(I)で表されるハロゲン化アルケンを式(II) [B・nHF] (II) (式中、Bは有機窒素塩基であり、そしてnは4以下の
正の数である)で表される弗化水素塩少なくとも1種と
を反応させることからなる方法(但し、パーフルオロイ
ソブテンCF2 =C(CF3 2 の反応は除外する)に
関する。
【0011】好ましくは、式(I)で表される使用する
ハロゲン化アルケンはR1 がF、CF3 またはC2 5
であり、R2 がF,ClまたはCF3 であり、そしてR
3 がH、FまたはC1 〜C4 −アルキルパーフロリドで
ある式(I)で表される ハロゲン化アルケンであるも
のである。
【0012】特に下記ハロゲン化アルケンが使用され
る。
【0013】
【化2】
【0014】しかしながら、特にCF2 CF−CF
3 (ヘキサフルオロプロペン)が好ましい。式(I)で
表されるハロゲン化アルケン2種以上の混合物も本発明
方法に使用できる。
【0015】式(II)で表される窒素塩基のうち好適
なものとして窒素複素環式化合物が挙げられる。これら
のアミンに与えられた式が式(III) R4 5 6 N (III) である場合、上記式中の残基R4 、R5 およびR6 は同
一または異なっていて、そ して水素、1〜20個、好
ましくは1〜12個、特に1〜6個のの炭素原子を有す
るアルキル残基、2〜20個、好ましくは2〜12個、
特に2〜6個のの炭素原子を有するアルケニル残基、5
〜7個の炭素原子を有するシクロアルキル残基、5〜7
個の炭素原子を有するシクロアルケニル残基、7〜10
個の炭素原子を有するアラルキル残基、または付加的に
1 〜C3 −アルキルまたはC1 〜C3 −アルコキシ基
で置換されてもよい6〜10個の炭素原子を有するアリ
ール残基である。
【0016】ここで、上記のアルキル、シクロアルキ
ル、アラルキルおよびアリール残基が好ましい。加え
て、残基R4 〜R6 の2つは、これらと結合している窒
素原子と一緒になって酸素原子または更に他の窒素原子
を含有してもよい5−ないし7−員環を形成することが
できるが、かゝる環には酸素原子も更に別の窒素原子も
含まれていないことが好ましい。従って、この環は5な
いし7員で構成され、そのうちの1つは窒素原子であ
り、その他はCH2 基であることが好ましい。また、C
2 基のうちの1つは酸素または窒素原子で置換し得る
が、これは好ましくない。
【0017】これらと結合する窒素原子と一緒になっ
て、残基R4 〜R6 は、2個または3個の5−ないし7
−員環、好ましくは飽和環を形成でき、そしてこの環は
更に窒素原子を含有してもよく、例えばヘキサメチレン
テトラアミンまたはジアゾビシクロオクタンである。
【0018】加えて、窒素塩基Bは、1個または2個の
窒素原子を含有できそしてベンゾ縮合されてもよい6−
員環であってもよく、例えばピリジンまたはキノリンで
あることができる。
【0019】特に好ましい有機窒素塩基Bは、第3アミ
ン、例えば全炭素数3〜12個を有するN−複素環式化
合物であり、特に以下のものである:すなわち、トリメ
チルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルア
ミン、イソプロピルジエチルアミン、トリ−n−ブチル
アミン、N,N−ジエチルアニリン、N−メチルピペラ
ジン、ピリジン、キノリン、N,N’−テトラメチルエ
チレンジアミンおよびヘキサメチレンテトラアミンであ
る。
【0020】式(II)における数nは、塩基Bの窒素
原子当たりのモル数であり、そして4以下、好ましくは
0.5ないし3.5、特に2ないし3の正の数である。
以下に、本発明方法に使用できる式(II)で表される
複合弗化水素塩の例を挙げる。
【0021】
【化3】
【0022】これらの弗化水素塩は、文献から、例えば
Bulletin Soc. Chim. France 1965年、第1890〜1892頁
またはJ. Flororine Chemistry 15 (1980 年) 、第42
3〜434頁から公知である。上記モル組成において、
高い弗化水素含有量を有する(n>4)アミン弗化水素
塩、例えば[ピリジン・9HF]、すなわち「オラー試
薬」と比較してHF蒸気圧を示さず、従って取り扱いが
かなり容易でありそして場合によってはホウケイ酸ガラ
ス製の装置でも蒸留できる。本発明方法において、[ト
リエチルアミン・2.8HF]または[トリブチルアミ
ン・2.6HF]を使用するのが特に好ましい。
【0023】本発明方法で使用する式(II)で表され
る弗化水素は、アミンとHFとの直接反応により製造で
きる。特に「オラー試薬」およびアミン窒素原子当たり
4分子を越えるHF分子を有するその他のアミン弗化水
素塩がオレフィンパーフロリド二重結合を弗化水素化で
きないという下記の比較例1、2および4で実証された
背景から、比較的HFの少ない本発明方法で使用される
弗化水素がより容易に反応することは極めて驚くべき知
見である。
【0024】本発明方法は密閉耐圧容器中でまたは大気
圧で行うことができる。反応を回分式行いそして基材お
よび生成物の沸点が低い場合、反応を自己発生圧力下に
進行できる攪袢状態にあるオートクレーブを選択するの
が好都合である。この場合、反応の進行は、一般に内圧
の減少により認識可能である。沸点が十分に高い場合、
場合により還流冷却管が付された攪袢状態にあるフラス
コを使用できる。反応の終了後、HFの消費量を好適な
方法、例えばHFを通過させ、圧縮状態で導入しあるい
はポンプで搬送することによって補うことができ、そし
て更に反応を続けることができる。
【0025】低沸点にもかかわらず圧力なしで反応を行
おうとする場合、反応に必要とされる液状弗化水素の基
材の滞留時間は、ガスの循環により実現できる。また、
この場合HFの付加は、基材の添加と同時に行うことが
できる。この場合、耐腐蝕性金属、ホウケイ酸塩ガラス
または合成材料からなることができる気泡塔(bubblecol
umn) 中で本発明方法を行うのが好ましい。本発明方法
に使用できる温度は、使用するハロゲン化アルケンに依
存し、そして一般には−10〜+200℃である。選択
した弗化水素び融点を越えて、すなわち均質液相中で、
好ましくは0〜+100℃、特に好ましくは+20〜+
80℃で反応を行うのが好ましい。
【0026】一般に、溶剤を添加する必要はない;しか
しながら、必要に応じて妥当な量の非プロトン性溶剤、
例えばジオキサン、テトラヒドロフラン、アセトニトリ
ルまたはN−メチルピロリドンの存在下に反応を行うこ
とができる。
【0027】弗化水素化生成物は、蒸発によってまたは
(耐圧容器を使用した場合には)圧力および凝縮を開放
することによって単離される。このようにして製造され
た弗化水素化生成物が、高温で進行するその他の反応で
は生成すると干渉を起こしてしまう不純物を含まないこ
とが本発明方法の特別の利点である。
【0028】
【実施例】
比較例1 G.A. Olah 等(Synthesis 1973年、第779〜7
83頁)に記載された方法と同様にして、100g
(0.39モル)の弗化水素塩[ピリジン・9HF]、
すなわち「オラー試薬」をV4A製の攪袢状態にある容
器に導入し、そして80gのヘキサフルオロプロペン
(0.35モル)を圧力保存レシーバーから射出した。
オートクレーブ内容物を攪袢しながら50〜51℃に攪
袢し、そしてこの温度で24時間保持した;加熱期間の
間、内圧6.6から8.8に上昇し、そしてもはやかわ
らなくなった。次いで、オートクレーブ内容物を気体で
ある場合にはドライアイスで冷却したトラップに凝縮
し、そして分析した。2H−ヘプタフルオロプロパンの
測定可能含有量は測定できなかった。
【0029】比較例2 N.Yoneda等(Chemistry Letters1983年、第1135
〜1136頁)の方法と同様にして、160gの無水弗
化水素に溶解されたメラミン(2,4,6−トリアミノ
トリアジン)の24パーセント溶液(これは[メラミン
・20HF]に相当する)をV4A製の攪袢状態にある
容器に導入し、そして220gのヘキサフルオロプロペ
ン(約1.5モル)を圧力保存ビンから射出した。オー
トクレーブ内容物を攪袢しながら52℃に加熱し、そし
てこの温度で保持した。20時間の実験期間の後、核磁
気共鳴スペクトル分析によるガスサンプルの調査では、
転化は何等しめされなかった。その後、オートクレーブ
の内部を52℃から約100℃に上昇し、そして更に2
0時間後、サンプルを分離し、そして上記の通りに分析
した。スペクトルは2H−ヘプタフルオロプロパンでの
測定可能な転化を示さなかった。
【0030】比較例3 Izvestiya Acad. Nauk USSR, Ser. Chim. 、1965
年、(4)、第723〜726頁(英訳版、第702〜
704頁)に記載されたジオキサン中の弗化アンモニウ
ムの存在下でのパーフルオロイソブテンと弗化水素塩と
の反応と同様にして、ヘキサフルオロプロペンの反応
(パーフルオロイソブテンの代わりに)をここで試みて
みた。
【0031】150gの無水ジオキサンを攪袢状態のポ
リエチレン製の容器に導入し、そして氷浴中で冷却し、
そして45gの弗化水素(2.25モル)を添加した。
3gの弗化アンモニウムを磁石リフト攪袢機を有する5
00mlオートクレーブに導入し、ジオキサンに溶解さ
せたHFの溶液をオートクレーブ(次いで閉じる)に滴
らせ、そして33gの]ヘキサフルオロプロペン(0.
22モル)を射出した。反応混合物を室温で全体で90
時間攪袢した。5〜10時間の時間間隔で、各々ガスサ
ンプルをIRおよびNMR分析のために取り出した。9
0時間後にも、2H−ヘプタフルオロプロパンは、反応
混合物中に見出さなかった。圧力を開放し、そして反応
器を開けた後、出発物質の他にジオキサンに溶解された
褐色化した樹脂化生成物が見出された。
【0032】比較例4 126gの組成物[(n−C4 9 3 N・6.6H
F]の弗化水素塩をV4A 製の500mlの攪袢状態
にあるオートクレーブ中に導入し、そして70gのトリ
フルオロクロロエテン(0.6モル)を圧力保存ビンか
ら射出した」。反応混合物を自己発生圧力下に30℃で
15時間攪袢した;この場合には圧力減少は観察されな
かった。その後に取り出したサンプルの19F−NMRス
ペクトルは、1,1,1,2−テトラフルオロクロロエ
タンへの転化は示さなかった。
【0033】比較例5 90gの組成物[(n−C4 9 3 N・6.6HF]
の弗化水素塩を、セラミ ックフリットが付されたガス
洗浄ビンに導入し、そして40gのヘキサフルオロプロ
ペンを80℃で通過させ、そしてドライアイスで冷却さ
れたトラップ中で凝縮した。凝縮物を更に数回液状弗化
水素に通過させ、そして再び凝縮した。サンプルのIR
スペクトルは、純粋なヘキサフルオロプロペンの存在を
示した;同一の基材を上記弗化水素に全4回通過させた
場合と同一であった。
【0034】例1 1900g(8.0モル)の[n−C4 9 3 N・
2.6HF]を5リットル の攪袢状態にあるオートク
レーブに導入し、そして600gのヘキサフルオロプロ
ペン(4.0モル)を20〜35℃で攪袢しながら保存
レシーバーからポンプ搬送した。次いで、オートクレー
ブを75℃に加熱し、そしてこの温度に到達した後、圧
力をドライアイスで冷却されたトラップにより開放し
た。このトラップの内容物(660g)は、赤外線スペ
クトル、1 H−NMRスペクトルおよび19 F−NMR
スペクトルによると97%の2H−ヘプタフルオロプロ
パンおよび3%のヘキサフルオロプロペンから構成され
ていた。次いで、オートクレーブ残留物の組成を注意深
く脱気したサンプルをアルカリ溶液で滴定することによ
って測定した。nは2.1であると算出され、従って
0.5×8=4.0モルの弗化水素が消費され、これは
次いで保存レシーバーからのポンプ搬送によって置換さ
れた。次いで、この方法を600g(4.0モル)のヘ
キサフルオロプロペンをポンプ搬送することによって繰
り返した。2度目の繰り返しを続けた。ついで、沸点−
18℃の粗製2H−ヘプタフルオロプロパンが分別蒸留
により未反応ヘキサフルオロプロパン(沸点−27℃)
から単離された。
【0035】例2 157g(1.0モル)の[(C2 5 3 N・2.8
HF]を、ドライアイス が充填されている還流冷却管
および還流温度を測定するための温度計が付されている
5mlのホウケイ酸塩製の攪袢状態にあるオートクレー
ブに導入し、そして15gのヘキサフルオロプロペン
(0.1モル)を圧力保存レシーバーから通過させた。
攪袢しながら、激しい還流を直ちに開始し、そしてフラ
スコの穏やかな加熱により保持した。還流温度は最初の
−27℃から短時間で−18℃に下降し、ついで一定と
なった。次いで、ガス状生成物を還流冷却管の下に付さ
れたタップを介して除去し、そして冷トラップ中で凝縮
させた。1 H−NMRおよび 19F −NMRスペクトル
によると、この生成物は、95%の2H−ヘプタフルオ
ロプロパンおよび約5%のヘキサフルオロプロペンから
構成されていた。ヘキサフルオロプロペンの導入および
2H−ヘプタフルオロプロパンの除去を4回繰り返し
た。
【0036】比較例6 この実験は、例2の通り行ったが、トリエチルアミンヒ
ドロクロライド中のHFの含有量がより多いという点で
異なる。ポリテトラフルオロエチレン製の容量500m
lの装置中の280gの組成物物[(C2 5 3 N・
23HF]の溶液 を使用した。5時間ヘキサフルオロ
エチレンを還流した後でも、沸点は上昇せず、したがっ
て2H−ヘプタフルオロプロパンの兆候は見出されなか
った。
【0037】例3 この実験のために、フリットがヘキサフルオロプロペン
の微分散導入用に導入されたホウケイ酸ガラス製の50
0ml反応フラスコを使用した。このフラスコを管によ
り分別蒸留用装置の蒸留器に接続され、そのガス蒸留用
のテイクオフバブルは順に、ガス循環を達成するために
ガス仕切板ポンプを介して反応フラスコ中のフリットに
接続されている。次いで、237g(1.0モル)の
[(n−C 4 9 3 ・2.6HF]を反応フラスコ中
に導入した。フリットの前面に付され たT−型片によ
り、150g(1.0モル)のヘキサフルオロプロペン
を圧力保存レシーバーから2時間かけて通過させ、次い
で蒸留装置中での還流発生後(−27℃)、仕切板ポン
プのスイッチを入れることによってガス循環を行った。
ヘキサフルオロプロペンの導入後にもこれを保持した。
3時間の間に、146gの反応の期間の際に温度が−2
7℃から−18℃に上昇した沸騰生成物を蒸留装置の蒸
留器中で回収した。この生成物を分離し、そして分析し
た。19F−NMRスペクトルによると、これは90%ま
での2H−ヘプタフルオロプロパンおよび約10%まで
の未反応ヘキサフルオロプロペンから構成されていた。
【0038】例4 温水により外部から加熱できる内径22mmおよび長さ
1800mmのホウケイ酸ガラス気泡塔に弗化水素塩
[(n−C4 9 3 ・2.6HF]をを充填した 。
75℃の内部温度で、ヘキサフルオロプロペンを塔底部
に付されたフリットにより15g/時の速度で通過させ
た。気泡塔の頭部で出現する2H−ヘプタフルオロプロ
パンを冷トラップ中で凝縮し、そしてIR、19F−NM
Rおよび1H− NMRスペクトルにより同定した。実
験期間は4時間であった。この粗製生成物のガスクロマ
トグラフィー分析は、98.4%の2H−ヘプタフルオ
ロプロパンおよび約1.5%のヘキサフルオロプロペン
の含有率を示した。
【0039】例5 液状のアミン弗化水素塩を、ホースコネクターおよびぜ
ん道ポンプにより例4に記載した鐘型塔中で循環させ
た。この液循環系に消費した弗化水素を保存容器からの
重量制御吸収により補われたポリエチレン製の攪袢状態
にある容器と一緒にした。放出した粗製生成物は、痕跡
量のHFを含まず、そしてほぼ99%の2H−ヘプタフ
ルオロプロパンおよび約1%のヘキサフルオロプロペン
の含有率を有していた。
【0040】78.5g(0.5モル)の弗化水素
[(C2 5 3 N・2.8HF]をV4A鋼製造の攪
袢状態にあるオートクレーブ中に導入し、そして160
gのヘキサフルオロプロパン(1.07モル)を圧力保
存レシーバーから射出した。最初に10バールであった
内圧は、1.5までの加熱の間でさえも減少し、そして
更に4時間の間にほとんと完全に消失した。次いで、オ
ートクレーブ内容物の圧力を2規定塩酸(トリエチルア
ミンの吸収用)を含有する洗浄ビンおよび無水塩化カル
シウムを含有する乾燥塔により開放し、そして2H−ヘ
プタフルオロプロパンをドライアイスで冷却したトラッ
プ中で凝縮した。このようにして得られた粗製生成物を
ガスクロマトグラフィーおよびGC−MSにより調査し
た。96.2%の所望の2H−ヘプタフルオロプロパン
に加えて、約3.5%のヘキサフルオロプロペンを含有
していた。非常に毒性の強いパーフルオロイソブテンの
測定のための痕跡分析では、測定可能な含有率を示さな
かった(1ppb未満)。
【0041】比較例7 a) 105gの組成物[(C2 5 3 N・24H
F]の溶液を例6に記載のオートクレーブ中に導入し、
そして30gのヘキサフルオロプロペンを圧力保存ビン
から射出し、そしてオートクレーブ内容物を55℃に加
熱した。この温度で1時間攪袢した後、ガスサンプルの
19F−NMRは測定可能な2H−ヘプタフルオロプロパ
ンへに転化を示さなかった。 b) a)に記載の通りの混合物をまず90℃で1時
間、次いで50℃で更に42時間自己発生圧下で攪袢し
た」。その後に除去したサンプルを分析した。ふたた
び、19F−NMRは測定可能な2H−ヘプタフルオロプ
ロパンへに転化を示さなかった。
【0042】例7 40gのトリ−n−ブチルアミンをポリエチレン製の攪
袢状態にある容器中に導入した。容器のふたをホースラ
インを介してヘキサフルオロプロペン用の保存レシーバ
ー(バランスを保たれ設置)に、20g(1モル)の弗
化水素を含有する攪袢状態にある蒸留用容器におよびド
ライアイスで冷却されたトラップに接続した。次いで、
ヘキサフルオロプロペンおよび−蒸留器に吹き込まれた
窒素の乾燥流により−弗化水素ガスを蒸留器中に含有さ
れる20gの弗化水素が150g(1モル)のヘキサフ
ルオロプロペンと同時に消費されるようにトリブチルア
ミン中に通過させた。アミン分子当たり低モル量の弗化
水素でありかつ反応媒体中のヘキサフルオロプロペンの
滞留時間が極めて短いにもかかわらず、ガスクロマトグ
ラフィー分析は約86%のヘキサフルオロプロペンに加
えて14%の2H−ヘプタフルオロプロパンを示した。
【0043】例8 118.5g(0.5モル)の弗化水素塩[トリ−n−
ブチルアミン・2.6HF]をステンレス鋼製の500
mlの攪袢状態にあるオートクレーブに導入し、58g
のトリフルオロクロロエテンCF2 =CClF(0.5
モル)を圧力保存レシーバーから射出し、そして混合物
を65℃で攪袢した。内圧は24時間の間に6バールか
ら1バール未満に減少した。オートクレーブの圧力をド
ライアイスで冷却した冷トラップを介して放出し、そし
て生成物(粗製物収量61g、理論値の90%)を1
−NMRおよび19F−NMRスペクトルにより1,1,
1 ,2−テトラフルオロクロロエタン(R124)と
同定した。
【0044】例9 57℃の内圧で、1.5リットルのガス状トリフルオロ
クロロエテンをフリットを介して、液状弗化水素塩
[(n−C4 9 3 N・2.4HF]で高さ1.5
mまで満たされた断面22mmのホウケイ酸ガラス製の
外部加熱可能な気泡塔に導入し、そして約1リットルの
容量のバッファー容器を介してポンプにより循環させ
た。媒体中の気泡の良好な分布が達成されるようにガス
の循環速度を調整した(5〜8リットル/時);各通過
の間の泡の滞留時間は約10秒であった。3.5分の媒
体中のガスの全有効滞留時間の後、再循環ガスのクロマ
トグラム(条件:ポラジル C(登録商標名;Pora
sil C)の5m長1/4塔、5%のオキシプロピオ
ンニトリル含有、熱伝導度測定、温度80℃当温)は、
1H− NMRおよび19F−NMRスペクトルにより
1,1,1,2−テトラフルオロクロロエタン(R12
4)と同定された生成物の50%転化率を示した。
【0045】例10 55℃の内圧で、1.5リットルのガス状テトラフルオ
ロクロロエテンをフリットを介して、液状弗化水素
[(n−C4 9 3 N・2.4HF]で高さ1.5
mまで満たされた断面22mmのホウケイ酸ガラス製の
外部加熱可能な鐘型塔に導入し、そして約1リットルの
容量のバッファー容器を介してポンプにより循環させ
た。媒体中の気泡の良好な分布が達成されるようにガス
の循環速度を調整した(5〜8リットル/時);各通過
の間の泡の滞留時間は約10秒であった。3分の媒体中
のガスの全有効滞留時間の後、再循環ガスのクロマトグ
ラム(例9の通りの条件)は、実際のサンプルとの比較
により、また混合物を凝縮して取り出した後−1 H−N
MRおよび19F−NMRスペクトルによりペンタフルオ
ロエタ ンと同定された生成物の50%転化率を示し
た。
【0046】例11 50g(0.21モル)の弗化水素塩[(n−C
4 9 3 ・2.6HF]を1 25mlの容量の攪袢
状態にあるオートクレーブに導入し、そして10g
(0.1モル)の1,1−ジフルオロクロロエテン(R
1122)を圧力保存ビンから射出した。ついで、オー
トクレーブ内容物を自己発生圧力下に65℃で22時間
および82℃で更に46時間攪袢した。ついで、反応混
合物の揮発性成分を冷トラップ中に回収し、そして分析
した。ガスクロマトグラムによると(例9の通りの条
件)、トリフルオロクロロエテンに加えて、1 H−およ
19F−核磁気共鳴 スペクトルにより1,1,1−ト
リフルオロクロロエタン(R133a)と同定された1
2%の留分を含有していた。
【0047】例12 30g(0.13モル)の弗化水素塩[(n−C
4 9 3 ・2.6HF]を1 25mlの容量の攪袢
状態にあるオートクレーブに導入し、そして11g
(0.06モル)の2H−ヘプタフルオロ−2−ブテン
を圧力保存ビンから射出した。ついで、オートクレーブ
内容物を内圧が最初の3バールから1バールに降下する
まで65℃で攪袢した。その後記録したオートクレーブ
内容物の揮発成分のガスクロマトグラムは(例9の通り
の条件)、1 H−および19F−核磁気共鳴スペク トル
により2,2−ジヒドロオクタフルオロブタンと同定さ
れた99%の物質が含有されたことを示した。
【0048】例13 79g(約0.5モル)の液状弗化水素塩[(n−C2
5 3 N・2.8HF ]をホウケイ酸ガラス製造の
攪袢状態にあるフラスコに導入し、そして滴下漏斗から
150gのパーフルオロ(2−メチルペント−2−エ
ン)(0.5モル)を25℃で滴下した。次いで、25
0mlの水を添加し、そして硫酸マグネシウムで乾燥さ
せた。ガスクロマトグラムによると、1 H−および19
−核磁気共鳴ス ペクトルにより2H−パーフルオロ
(2−メチルペンタンと同定された96.1%の物質が
含有されたことを示した。
【0049】例14 120g(約0.5モル)の液状弗化水素塩[(n−C
4 9 3 N・2.6H F]をホウケイ酸ガラス製の
500mlの攪袢状態にあるフラスコに導入し、そして
150gのパーフルオロ(2−メチルブト−2−エン)
(0.5モル)を25℃で滴下漏斗から滴下した。つい
で、1 H−および19F−NMRスペクトルに より2H
−パーフルオロ(2−メチルペンタン)と同定された1
50gの均質反応混合物を蒸留した。沸点60〜61℃
の生成物が得られた。
【0050】例15 72.5g(0.5モル)の弗化水素塩[ピペリジン・
2.9HF]を300ml容量の攪袢状態にあるオート
クレーブに導入し、そして30gのヘキサフルオロプロ
ペン(0.2モル)を圧力保存レシーバーから射出し
た。反応混合物を60℃で24時間攪袢した。その後記
録した反応器内容物の揮発性成分のガスクロマトグラム
は、11.1%の未反応ヘキサフルオロプロペンに加え
て88.7%の2H−ヘプタフルオロプロパンの含有率
を示した。
【0051】例16 71g(0.5モル)の弗化水素塩[モルホリン・2.
5HF]を300ml容量の攪袢状態にあるオートクレ
ーブに導入し、そして30g(0.2モル)のヘキサフ
ルオロプロペンを圧力保存レシーバーから射出した。反
応混合物を60℃で24時間攪袢した。その後記録した
反応器内容物の揮発性成分のガスクロマトグラムは、約
70%の未反応ヘキサフルオロプロペンに加えて25%
の2H−ヘプタフルオロプロパンの含有率を示した。
【0052】例17 65g(0.5モル)の弗化水素塩[t−ブチルアミン
・2.8HF]を300ml容量の攪袢状態にあるオー
トクレーブに導入し、そして26g(0.17モル)の
ヘキサフルオロプロペンを圧力保存レシーバーから射出
した。反応混合物を60℃で24時間攪袢した。その後
記録した反応器内容物の揮発性成分のガスクロマトグラ
ムは、74%の未反応ヘキサフルオロプロペンに加えて
26%の2H−ヘプタフルオロプロパンの含有率を示し
た。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) R1 CF=CR2 3 (I) [式中R1 〜R3 は以下の意味を有する:R1 は、F、
    CF3 、CF2 R’(ここで、R’は非置換または1個
    またはそれ以 上のハロゲン原子で置換されたC1 〜C
    4 −アルキルである)であり、R2 はH、ハロゲン原子
    またはCF3 であり、R3 はH、F、CF3 または非置
    換または1個またはそれ以上のハロゲン原子で置換され
    たC1 〜C4 −アルキルである]で表されるハロゲン化
    アルケンにHFを付加する方法であって、 式(I)で表されるハロゲン化アルケンを式(II) [B・nHF] (II) (式中、Bは有機窒素塩基であり、そしてnは4以下の
    正の数である)で表される弗化水素塩少なくとも1種と
    を反応させることからなる、上記方法(但し、パーフル
    オロイソブテンCF2 =C(CF3 2 の反応は除外す
    る)。
  2. 【請求項2】 R1 がF、CF3 またはC2 5 であ
    り、R2 がF,ClまたはCF3 であり、そしてR3
    H、FまたはC1 〜C4 −アルキルパーフロリドである
    式(I)で表される ハロゲン化アルケンを使用する請
    求項1の方法。
  3. 【請求項3】 使用する式(I)で表されるハロゲン化
    アルケンが 【化1】 である請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 使用する式(I)で表されるハロゲン化
    アルケンがCF2 =CF−CF3 (ヘキサフルオロプロ
    ペン)である請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 式(II)におけるnが0.5〜3.5
    の正の数である請求項1〜4のいずれか一つの方法。
  6. 【請求項6】 式(II)におけるnが2〜3の正の数
    である請求項1〜4のいずれか一つの方法。
  7. 【請求項7】 Bが式(III)R4 5 6 N (式中、残基R4 〜R5 は同一または異なって、そして
    これらの各残基は、水素、1〜20個の炭素原子を有す
    るアルキル残基、2〜20個の炭素原子を有するアルケ
    ニル残基、5〜7個の炭素原子を有するシクロアルキル
    残基、5〜7個の炭素原子を有するシクロアルケニル残
    基、7〜10個の炭素原子を有するアラルキル残基、ま
    たは付加的にC1 〜C3 −アルキルまたはC1 〜C3
    アルコキシ残基で置換されてもよい6〜10個の炭素原
    子を有するアリール残基であるかまたはR4 〜R6 のう
    ちの2つの残基は、これらと結合している窒素原子と一
    緒になって酸素または更に他の窒素原子を含有してもよ
    い5−〜7−員環を形成する)で表される有機窒素塩基
    である請求項1〜6のいずれか一つの方法。
  8. 【請求項8】 Bが式(III)R4 5 6 N (式中、残基R4 〜R5 は同一または異なって、そして
    これらの各残基は、水素、1〜20個の炭素原子を有す
    るアルキル残基、5〜7個の炭素原子を有するシクロア
    ルキル残基、7〜10個の炭素原子を有するアラルキル
    残基、または付加的にC1 〜C3 −アルキルまたはC1
    〜C3 −アルコキシ残基で置換し得る6〜10個の炭素
    原子を有するアリール残基であるかまたはR4 〜R6
    うちの2残基は、これらと結合している窒素原子と一緒
    になって酸素または更に他の窒素原子を含有してもよい
    5−〜7−員環を形成する)で表される有機窒素塩基で
    ある請求項1〜6のいずれか一つの方法。
  9. 【請求項9】 残基R4 〜R5 のうちの少なくとも1残
    基が1〜12個の炭素原子を有するアルキルである請求
    項7または8の方法。
  10. 【請求項10】 残基R4 〜R5 のうちの少なくとも1
    残基が1〜6個の炭素原子を有するアルキルである請求
    項7または8の方法。
  11. 【請求項11】 有機窒素塩基Bが第3級であり、そし
    て全体で3〜12個の炭素原子を有している請求項1〜
    10のいずれか一つの方法。
  12. 【請求項12】 有機窒素塩基Bが1個または2個の窒
    素原子を有し、そしてベンゾ縮合していてもよい複素環
    式6−員環である請求項1〜6のいずれか一つの方法。
  13. 【請求項13】 有機窒素塩基Bが3〜12個の炭素原
    子を有するトリアルキルアミンである請求項1〜6のい
    ずれか一つの方法。
  14. 【請求項14】 反応を0〜100℃の温度で行う請求
    項1〜13のいずれか一つの方法。
  15. 【請求項15】 反応を20〜80℃の温度で行う請求
    項1〜13のいずれか一つの方法。
  16. 【請求項16】 反応を気泡塔で行う請求項1〜15の
    いずれか一つの方法。
  17. 【請求項17】 反応を耐圧容器で行う請求項1〜15
    のいずれか一つの方法。
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