JPH07148578A - 抵抗溶接装置及び方法 - Google Patents

抵抗溶接装置及び方法

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JPH07148578A
JPH07148578A JP32329093A JP32329093A JPH07148578A JP H07148578 A JPH07148578 A JP H07148578A JP 32329093 A JP32329093 A JP 32329093A JP 32329093 A JP32329093 A JP 32329093A JP H07148578 A JPH07148578 A JP H07148578A
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JP
Japan
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welding electrode
electrode
lower welding
welding
welded
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Application number
JP32329093A
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English (en)
Inventor
Shigeo Sasaki
重男 佐々木
Hiroshi Yamada
宏 山田
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Origin Electric Co Ltd
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Origin Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被溶接物の供給及び排出を容易に行うことが
でき、抵抗溶接の自動化が容易になる抵抗溶接装置を提
供する。 【構成】 相対的に移動し得る溶接電極間に被溶接物を
挟んで抵抗溶接する抵抗溶接装置において、上部溶接電
極1と、固定下部溶接電極4と、該固定下部溶接電極の
両側に略平行に配設された一対のガイドレール10と、
該ガイドレールに跨がって水平方向に移動可能なガイド
部材12と、該ガイド部材に固定された電極ホルダ14
に配設された弾性部材15と、該弾性部材に支持された
可動下部溶接電極13とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品のキャップと
ステムのような被溶接物を順次溶接電極にセットして溶
接する抵抗溶接装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置、または水晶振動子などの電
子部品を気密封止する抵抗溶接装置は、上部溶接電極及
び下部溶接電極の配設されている位置で、被溶接物であ
る電子部品のキャップを上部溶接電極に供給し、ステム
を下部溶接電極に供給して溶接を行う方式のものが一般
に用いられている。
【0003】このような抵抗溶接装置として、実開昭5
1−85028号に開示されたものがある。実開昭51
−85028号に開示された抵抗溶接装置は、図6に示
すように上部溶接電極1の凹部に固定されたマグネット
2にキャップ3を吸着保持させ、他方、固定下部溶接電
極4にステム5を載置した状態で、キャップ3とステム
5間に所定の加圧力を与えるまで上部溶接電極1を下降
させ、上部溶接電極1と固定下部溶接電極4に電流を流
して溶接を行っていた。溶接を行う際には、第1のチャ
ンバ部材6と第2のチャンバ部材7で小さな密閉空間を
形成した後、排気通路8から排気を行い、真空状態に近
い状態でキャップ3とステム5の溶接を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの抵抗溶接装
置では、上部溶接電極及び固定下部溶接電極の配設され
ている位置で、被溶接物である電子部品のキャップを上
部溶接電極に供給し、ステムを固定下部溶接電極に供給
する方式のものであるので、上部溶接電極及び固定下部
溶接電極間の狭い範囲での作業が行い難く、非能率的で
あるばかりでなく、自動化が困難であった。また、上部
溶接電極及び固定下部溶接電極間を広くするために、上
部溶接電極の上下動の範囲を長くすることは、慣性のた
めに被溶接物を押し潰してしまうことがあり、上部溶接
電極の制御が複雑になると共に、溶接の速度が遅くなる
という欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上記課題を解決するために、相対的に移動し得る溶
接電極間に被溶接物を挟んで抵抗溶接する抵抗溶接装置
において、上部溶接電極と、固定下部溶接電極と、該固
定下部溶接電極の両側に略平行に配設された一対のガイ
ドレールと、該ガイドレールに跨がって水平方向に移動
可能なガイド部材と、該ガイド部材に固定された電極ホ
ルダに配設された弾性部材と、該弾性部材に支持された
可動下部溶接電極とからなることを特徴とする抵抗溶接
装置を提供するものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、上記課題を解決
するために、上記ガイド部材が水平方向に移動すること
により上記可動下部溶接電極が被溶接物の供給・排出位
置と溶接位置間を移動することを特徴とする請求項1に
記載の抵抗溶接装置を提供するものである。
【0007】請求項3に記載の発明は、上記課題を解決
するために、上記可動下部溶接電極に被溶接物位置決め
用のピン及び該ピンを支持する弾性部材を備えているこ
とを特徴とする請求項1に記載の抵抗溶接装置を提供す
るものである。
【0008】請求項4に記載の発明は、上記課題を解決
するために、相対的に移動し得る溶接電極間に被溶接物
を挟んで抵抗溶接する抵抗溶接方法において、被溶接物
の少なくとも一方を可動下部溶接電極上にセットした
後、該可動下部溶接電極を水平方向に移動させて固定下
部溶接電極上で停止させ、次にチャンバ部材を下降させ
て、該チャンバ部材が可動下部溶接電極を押圧して該可
動下部溶接電極を固定下部溶接電極に接触させ、上記チ
ャンバ部材と可動下部溶接電極とで形成された密閉空間
から空気を排気し、しかる後に上記上部溶接電極と可動
下部溶接電極との間に通電して上記被溶接物を溶接する
ことを特徴とする抵抗溶接方法を提供するものである。
【0009】
【実施例】図1乃至図3は本発明の一実施例を説明する
ための図であり、図1は抵抗溶接装置の正面図、図2は
抵抗溶接装置の側面図、図3は可動下部溶接電極の溶接
チップ部分及び被溶接物の詳細を示す図である。これら
の図において、9はベース板であり、そのベース板に形
成されている穴に固定下部溶接電極4が配設され、この
固定下部溶接電極4の中心位置と上部溶接電極1の中心
位置とはほぼ同一の垂直線上の位置、即ち溶接位置Bに
位置している。
【0010】ベース板9上の該ベース板に形成された穴
の両側には略平行に一対のガイドレール10が配設され
ており、そのガイドレールに跨がって水平方向に移動で
きるようにガイド11を介してガイド部材12が配設さ
れている。13は可動下部溶接電極であり、ガイド部材
12に固定された電極ホルダ14との間に配設された4
個のスプリング、空気バネなどのような弾性部材15に
支持されて、ガイド部材12に形成された穴に配設され
ている。16は弾性部材15の作用により可動下部溶接
電極13が必要以上に上方へ飛び出さないようにするた
めのストッパである。
【0011】上部溶接電極1の先端部には被溶接物であ
るステム5の収納される凹部の形成された溶接チップ1
a、可動下部溶接電極13の先端部には被溶接物である
キャップ3の収納される凹部の形成された溶接チップ1
3aがそれぞれ着脱可能に取り付けられている。ここ
で、弾性部材15の作用により可動下部溶接電極13は
固定下部溶接電極4と離れて位置しているので、シリン
ダ、モータなどのような駆動装置17の駆動によりガイ
ド部材12が移動すると、可動下部溶接電極13もガイ
ド部材12の移動に従って移動する。
【0012】18は先端部をステム5に形成された穴5
aに差し込んでステム5を載置し、ステム5を可動下部
溶接電極の溶接チップ13a上方の正確な位置に載置す
るための被溶接物位置決め用のピンであり、19はこの
ピン18を支持するスプリングのような弾性部材であ
る。20は溶接の終了後に被溶接物を押し上げて取り出
し易くするための押し棒、21は通常時にはこの押し棒
が動作しないようにするためのスプリングのような弾性
部材であり、可動下部溶接電極13に配設されている。
22は溶接の終了後に押し棒20を動作させるためのシ
リンダのような駆動装置であり、上部溶接電極1及び固
定下部溶接電極4の存在する位置から外れた位置、即ち
被溶接物の供給・排出位置Aに配設されている。23は
可動下部溶接電極13が溶接位置に正確に位置するよう
にするためのストッパである。24はチャンバ部材6と
上部溶接電極1の円筒状外面壁との気密性を確保するた
めに、チャンバ部材6の内壁に形成された環状溝に備え
られているOリング、25はチャンバ部材6と可動下部
溶接電極13の上面との気密性を確保するために、チャ
ンバ部材6の下端面に形成された環状溝に備えられてい
るOリング、26は可動下部溶接電極13と押し棒20
の外面壁との気密性を確保するために、可動下部溶接電
極13の内壁に形成された環状溝に備えられているOリ
ングである。
【0013】次にこの抵抗溶接装置の動作説明を行う。
先ず、可動下部溶接電極13が固定下部溶接電極4より
水平方向に離れた被溶接物の供給・排出位置Aにあると
き、この供給・排出位置Aにおいて、図3に示すように
キャップ3を逆にして可動下部溶接電極の溶接チップ1
3aに載置し、次いでステム5を逆にしてピン18の先
端部をステムの穴5aに差し込んでステム5をキャップ
3の上方のピン18上に載置する。このとき、ステム5
とキャップ3とはピン18及び弾性部材19の作用によ
り所定の間隔だけ離れて配置される。
【0014】次に、駆動装置17が駆動してガイド部材
12がガイド11を介してガイドレール10上を移動し
始めると、電極ホルダ14及び弾性部材15を介してガ
イド部材12に配設されている可動下部溶接電極13も
同時に移動し始め、可動下部溶接電極13は被溶接物の
供給・排出位置Aから溶接位置Bへ移動する。
【0015】次に、上部溶接電極1及びチャンバ部材6
はそれぞれの駆動機構(図示せず)に駆動されて下降
し、チャンバ部材6は可動下部溶接電極13を押圧して
弾性部材15の作用に抗して可動下部溶接電極13と固
定下部溶接電極4とを接触させ加圧すると共に、チャン
バ部材6と可動下部溶接電極13とで密閉空間を形成す
る。このとき上部溶接電極1はステム5をキャップ3に
接触させることのない位置に停止する。
【0016】次に、図示していないがバルブなどを通し
て真空ポンプのような真空装置に接続されている排気通
路8から密閉空間の空気を排気する。この際、キャップ
3とステム5とは接触していないので、キャップ3内の
空気は速やかに排気される。
【0017】所定の時間排気を行ったら、または密閉空
間が所定の真空度に達したら、上部溶接電極1を再び下
降させ、ピン18及び弾性部材19の作用に抗してステ
ム5とキャップ3間に所定の加圧力を加えた状態で停止
し、上部溶接電極1と可動下部溶接電極13間に溶接電
流を流してステム5とキャップ3の溶接を行う。
【0018】ステム5とキャップ3の溶接が済むと、上
部溶接電極1及びチャンバ部材6は上昇運動を始める。
チャンバ部材6が可動下部溶接電極13から離れると、
可動下部溶接電極13は弾性部材15の作用により固定
下部溶接電極4から所定の間隔離れ、元の状態に戻る。
そして、上部溶接電極1及びチャンバ部材6は元の位置
まで上昇し、次の溶接に備える。
【0019】次に、駆動装置17が駆動してガイド部材
12がガイド11を介してガイドレール10上を移動し
始めると、電極ホルダ14及び弾性部材15を介してガ
イド部材12に配設されている可動下部溶接電極13も
同時に移動し始め、可動下部溶接電極13は溶接位置B
から被溶接物の供給・排出位置Aへ移動する。
【0020】次に、被溶接物の供給・排出位置Aに配設
されている駆動装置22が駆動して弾性部材21の作用
に抗して押し棒20を溶接の終了した被溶接物の取り出
し易い所定の位置まで押し上げる。この後、被溶接物が
取り出される。
【0021】図4は本発明の他の一実施例を説明するた
めの図である。この実施例の被溶接物であるキャップ3
及びステム5は、図に示すようにステム5がキャップ3
の内径部に嵌合する形のものであるので、被溶接物を逆
にしてキャップ3を可動下部溶接電極の溶接チップ13
aの凹部に載置することにより、ピン18及び弾性部材
19を不要にしたものである。しかし、この実施例の場
合にはキャップ3とステム5とが接触しているので、溶
接前にキャップ3内の空気を排気する際にキャップ3と
ステム5とを所定の間隔だけ離す必要がある。その他は
前述した実施例と同様である。
【0022】図5は本発明の他の一実施例を説明するた
めの図である。この実施例の被溶接物であるキャップ3
及びステム5は、図4の実施例と同様にステム5がキャ
ップ3の内径部に嵌合する形のものであるが、この実施
例の場合には、弾性部材19に支持されたピン18によ
りキャップ3及びステム5の外径部を把持することによ
り、被溶接物を逆にすることなくステム5を可動下部溶
接電極の溶接チップ13aの凹部に載置するようにした
ものである。しかし、この実施例の場合にもキャップ3
とステム5とが接触しているので、溶接前にキャップ3
内の空気を排気する際にキャップ3とステム5とを所定
の間隔だけ離す必要がある。その他は前述した実施例と
同様である。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、移動
することのできない固定下部溶接電極の他に水平方向に
移動可能な可動下部溶接電極を設け、この可動下部溶接
電極上で被溶接物の供給・溶接・排出を行うようにした
ので、被溶接物の供給・排出を上部溶接電極及び固定下
部溶接電極間の狭い場所で行う必要がなくなり、被溶接
物の供給及び排出を容易に行うことができ、抵抗溶接の
自動化が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するための図である。
【図2】本発明の一実施例を説明するための図である。
【図3】本発明の一実施例を説明するための図である。
【図4】本発明の他の一実施例を説明するための図であ
る。
【図5】本発明の他の一実施例を説明するための図であ
る。
【図6】従来例を説明するための図である。
【符号の説明】
1…上部溶接電極 1a…溶接チッ
プ 3…キャップ 4…固定下部溶
接電極 5…ステム 5a…穴 6…チャンバ部材 8…排気通路 9…ベース板 10…ガイドレー
ル 11…ガイド 12…ガイド部
材 13…可動下部溶接電極 13a…溶接チ
ップ 14…電極ホルダ 15…弾性部材 16…ストッパ 17…駆動装置 18…ピン 19…弾性部材 20…押し棒 21…弾性部材 22…駆動装置 23…ストッパ 24〜26…Oリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に移動し得る溶接電極間に被溶接
    物を挟んで抵抗溶接する抵抗溶接装置において、 上部溶接電極と、 固定下部溶接電極と、 該固定下部溶接電極の両側に略平行に配設された一対の
    ガイドレールと、 該ガイドレールに跨がって水平方向に移動可能なガイド
    部材と、 該ガイド部材に固定された電極ホルダに配設された弾性
    部材と、 該弾性部材に支持された可動下部溶接電極とからなるこ
    とを特徴とする抵抗溶接装置。
  2. 【請求項2】 上記ガイド部材が水平方向に移動するこ
    とにより上記可動下部溶接電極が被溶接物の供給・排出
    位置と溶接位置間を移動することを特徴とする請求項1
    に記載の抵抗溶接装置。
  3. 【請求項3】 上記可動下部溶接電極に被溶接物位置決
    め用のピン及び該ピンを支持する弾性部材を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の抵抗溶接装置。
  4. 【請求項4】 相対的に移動し得る溶接電極間に被溶接
    物を挟んで抵抗溶接する抵抗溶接方法において、 被溶接物の少なくとも一方を可動下部溶接電極上にセッ
    トした後、該可動下部溶接電極を水平方向に移動させて
    固定下部溶接電極上で停止させ、 次にチャンバ部材を下降させて、該チャンバ部材が可動
    下部溶接電極を押圧して該可動下部溶接電極を固定下部
    溶接電極に接触させ、 上記チャンバ部材と可動下部溶接電極とで形成された密
    閉空間から空気を排気し、 しかる後に上記上部溶接電極と可動下部溶接電極との間
    に通電して上記被溶接物を溶接することを特徴とする抵
    抗溶接方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11291059A (ja) * 1998-04-07 1999-10-26 Origin Electric Co Ltd 被溶接物の位置合せ機能を有する溶接治具
JP2003039176A (ja) * 2001-07-27 2003-02-12 Origin Electric Co Ltd 抵抗溶接装置
KR100870414B1 (ko) * 2007-07-16 2008-11-25 주식회사 성우하이텍 너트 용접기용 패널 리프팅 유닛
KR101466945B1 (ko) * 2013-06-26 2014-12-03 주식회사 아산대신 자동차 현가장치의 스프링시트 제조를 위한 용접장비
KR102361298B1 (ko) 2021-09-06 2022-02-15 (주)풍원정공 전기저항용접장치

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