JPH08174218A - Hip缶用tig溶接システム - Google Patents

Hip缶用tig溶接システム

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JPH08174218A
JPH08174218A JP32053594A JP32053594A JPH08174218A JP H08174218 A JPH08174218 A JP H08174218A JP 32053594 A JP32053594 A JP 32053594A JP 32053594 A JP32053594 A JP 32053594A JP H08174218 A JPH08174218 A JP H08174218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
hip
ram
pressing
robot
Prior art date
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Pending
Application number
JP32053594A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Otome
修 乙▲め▼
Masanori Ochiai
正典 落合
Eiichi Hashimoto
栄一 橋本
Hiromi Iwanari
弘美 岩成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接部位の状態を作業者が確認する必要が無
く、作業性及び溶接の信頼性が高いHIP缶用TIG溶
接システムを提供することを目的とする。 【構成】 ラムのストローク量を検出可能としたプレス
機とアーム先端に溶接トーチを取り付けたTIG溶接ロ
ボットと溶接トーチの位置及び角度が異なる3種類の溶
接様式を記憶したロボット制御盤から構成され、プレス
機から得られるラムの変位量に基づいて、溶接様式を自
動で変化させる機能を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉末を焼結するための
方法の一つである熱間静水圧プレス(以下、HIPと略
す)を行う際に用いる金属容器(以下、HIP缶と略
す)を密封するためのHIP缶用TIG溶接システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】粉末を焼結するための方法の一つとして
用いられているHIP処理は、高温・高圧下にて処理を
行うものである。ここで、粉末をHIP処理する際に
は、高温・高圧下において内部の気密性を保持できるよ
うなHIP缶の中に粉末を入れ、上蓋を接合し、缶内部
を密封する。なお、この時には、HIP缶の上蓋と粉末
間に間隙ができないようにする必要がある。そして、こ
のHIP缶の板厚は、約1〜3mmと薄いため、接合は、T
IG溶接する方法が取られている。ここで、溶接を行う
場合には、溶接時に発生する熱による変形を防ぐため
に、溶接部材を固定した状態で仮付けを行い、その後、
本溶接を行う。以上述べたようなことから、粉末を入れ
たHIP缶をTIG溶接する際には、上蓋を簡単な機構
のプレス機等で粉末に押し付けた状態で行っていた。ま
た、一般の溶接システムとしては、特開昭60-21182号公
報に開示されているようなワークの位置決め状態を検出
し得るセンサを持った溶接ロボットを用いて溶接すべき
位置や溶接経路を検出するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来のTIG溶接システムでは、HIP缶の上
蓋と外筒の位置関係が、HIP缶内に入っている粉末の
充填量、流動性等の影響により変化した場合には、予め
教示しておいた溶接ロボットの動作では、溶接できなく
なっていた。これは、溶接部位である上蓋と外筒のずれ
に対応して、溶接トーチの角度および位置を変えて、さ
らに溶接様式もすみ肉溶接、またはへり溶接と変える必
要があるためである。このため、溶接部位の位置関係を
作業者が確認し、溶接ロボットの教示を、その都度行う
ことになり、作業性および溶接の信頼性低下となる問題
点があった。また、上述したような一般の溶接システム
においては、すみ肉溶接が対象となっているため、その
他の溶接様式の場合には、対応が困難である。さらに、
フィラー付きのTIG溶接では、溶接時の進行方向から
フィラーを供給する必要があるため、溶接すべき位置や
溶接経路を検出するセンサの取付け方法も難しくなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めには、粉末を入れたHIP缶の上蓋を押さえた状態
で、上蓋の位置を検出する必要がある。すなわち、本発
明は、ラムのストローク量を検出可能としたプレス機か
ら得られるラムの変位量に基づいて、TIG溶接ロボッ
トのアーム先端に取り付けた溶接トーチの位置および角
度を変化させて溶接することを特徴とするHIP缶用T
IG溶接システムである。
【0005】
【実施例】本発明のHIP缶用TIG溶接システムの実
施例を図1および図2に基づき説明する。プレス機1
は、門形のフレーム2からなり、フレーム2上部中央に
推力5tonの油圧シリンダ3を取り付けた。この油圧シ
リンダ3は、ラム4の位置を検出できるストロークセン
サ5が付いており、油圧シリンダ3の先端には、ラム4
および押え治具6を取り付けた。そして、フレーム2下
部中央にテーブル7および回転ポジショナー8を設け
た。また、溶接ロボット9は、6軸多関節型を用い、T
IG溶接用の仕様である。
【0006】次ぎに作用について図1乃至図4に基づい
て説明する。図3に示すように粉末16を入れ、上蓋1
1を粉末16上に載せたHIP缶10をテーブル7上に
位置決めをした後、固定する。そして、油圧シリンダ3
を駆動し、押え治具6をHIP缶10の上蓋11に押し
付ける。その後、油圧の圧力が上昇し、所定の圧力に達
したときに、圧力スイッチ14からロボット制御盤15
へ信号を送り、油圧シリンダ3の駆動を停止・保持す
る。そして、油圧シリンダ3に取り付けたストロークセ
ンサ5によりラム4の変位量を検出し、ロボット制御盤
15へとデータを送る。
【0007】この時の変位量が499.5〜500.5mmの時の上
蓋11と外筒12の位置関係は、図4(b)に示すように
ほぼ面一となり、溶接トーチ13の角度は溶接面に対し
て垂直となる。また、変位量が497〜499.4mmおよび500.
6〜503mmの時の上蓋11と外筒12の位置関係と溶接ト
ーチ13の角度は、それぞれ図4(a)、図4(c)に示すよ
うになる。これら3種類の溶接様式を予めロボットの制
御盤15に記憶させておき、検出したラム4の変位量に
より、上記3種類の溶接様式をロボット制御盤15内で
選択する。
【0008】その後、図5に示すようにHIP缶の円周
上において約50mm間隔で仮付け溶接を行う。そして、仮
付け溶接終了後、油圧シリンダ3を駆動し、押え治具6
を上昇させ、溶接ロボット9により本溶接を行う。ここ
で、仮付けおよび本溶接を行うときには、回転ポジショ
ナ8により、HIP缶10を回転させながら行う。ま
た、HIP缶10内の粉末16の量が多すぎたり、少な
すぎてストロークセンサ5から得られるラムの変位量が
497mm未満、または503mmを超える場合には溶接不可とす
る。
【0009】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、粉
末を入れたHIP缶の溶接の際に、溶接部位の位置関係
を作業者が確認する必要が無くなり、作業性および溶接
の信頼性向上ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるTIG溶接システムの全体図で
ある。
【図2】本発明に係わるプレス装置の正面図である。
【図3】本発明に係わるHIP缶の断面図である。
【図4】本発明に係わるHIP缶の溶接部位の詳細断面
と溶接トーチの関係を示す図である。
【図5】本発明に係わるHIP缶の平面図である。
【符号の説明】
1 プレス装置 3 油圧シリンダ 4 ラム 5 ストロークセンサ 6 押え治具 9 溶接ロボット 10 HIP缶 11 上蓋 12 外筒 13 溶接トーチ 15 ロボット制御盤 16 粉末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩成 弘美 埼玉県熊谷市三ケ尻6010番地 日立金属株 式会社生産システム研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラムのストローク量の検出手段を有する
    プレス機と、TIG溶接ロボットからなるHIP缶用T
    IG溶接システムであって、前記ラムの変位量に基づい
    て予め設定しておいた、TIG溶接ロボットのアーム先
    端に取り付けた溶接トーチの位置および角度情報を、T
    IG溶接ロボットに出力することを特徴とするHIP缶
    用TIG溶接システム。
JP32053594A 1994-12-22 1994-12-22 Hip缶用tig溶接システム Pending JPH08174218A (ja)

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JP32053594A JPH08174218A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 Hip缶用tig溶接システム

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103447742A (zh) * 2013-08-16 2013-12-18 芜湖市同力太阳能有限责任公司 自动环缝焊设备及其控制方法
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