JPH07147338A - 半導体装置の2層ゲート構造およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置の2層ゲート構造およびその製造方法

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JPH07147338A
JPH07147338A JP31909093A JP31909093A JPH07147338A JP H07147338 A JPH07147338 A JP H07147338A JP 31909093 A JP31909093 A JP 31909093A JP 31909093 A JP31909093 A JP 31909093A JP H07147338 A JPH07147338 A JP H07147338A
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gate electrode
electrode
insulating film
gate
isolation region
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Machio Yamagishi
万千雄 山岸
Takashi Shimada
喬 島田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ゲートが2層構造になっている半
導体装置の第1,第2ゲート電極間の容量を確保して書
き込み電圧の高電圧化を抑制し、かつ第1ゲート電極へ
の電界集中を無くしてデータの保持能力の向上を図る。 【構成】 半導体基板11の素子形成領域12の側周には素
子分離領域13が形成されていて、素子分離領域13の素子
形成領域12側上部またはその一部分には段差部14が形成
されている。また半導体基板11の素子形成領域12の表層
には第1ゲート絶縁膜15が形成されていて、段差部14上
と第1ゲート絶縁膜15上とには、連続した状態で第1ゲ
ート電極16が設けられている。そして素子分離領域13の
上面13a と第1ゲート電極16の上面16a とはほぼ同一平
面上に形成されている。さらに第1ゲート電極16の表面
には第2ゲート絶縁膜17と第2ゲート電極18とが積層さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゲートが2層構造にな
っている半導体装置として、特には不揮発性記憶装置の
ような半導体装置の2層ゲート構造およびその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の2層ゲート構造を、不揮発性記憶
装置を一例にして説明する。まず第1従来例の2層ゲー
ト構造を図4の概略構成図により説明する。
【0003】図に示すように、半導体基板41に設定し
た素子形成領域42の側周には素子分離領域43が形成
されている。この素子分離領域43はLOCOS法によ
って形成され、その上面は半導体基板41の表面よりも
高い状態になっている。
【0004】また上記半導体基板41の素子形成領域4
2の表面には第1ゲート絶縁膜44が形成されている。
この第1ゲート絶縁膜44の上面側には、上記素子分離
領域43の上部の一部分に掛かる状態に第1ゲート電極
(フローティングゲート電極)45が形成されている。
さらに上記第1ゲート電極45の表面には第2ゲート絶
縁膜46が形成され、この第2ゲート絶縁膜46の表面
には上記第1ゲート電極45に対してオーバラップする
状態に第2ゲート電極(コントロールゲート電極)47
が形成されている。
【0005】上記の如くに第1従来例おける半導体装置
40の2層ゲート構造は構成されている。
【0006】次に第2従来例の2層ゲート構造を図5の
概略構成図により説明する。
【0007】図に示すように、半導体基板51に設定し
た素子形成領域52の側周には素子分離領域53が形成
されている。この素子分離領域53はLOCOS法で形
成され、その上面は半導体基板51の表面よりも高い状
態に形成されている。
【0008】上記素子形成領域52の半導体基板51の
表面には第1ゲート絶縁膜54が形成されている。この
第1ゲート絶縁膜54上には、上記素子分離領域53の
上面とほぼ同一平面上に形成した第1ゲート電極(フロ
ーティングゲート電極)55が形成されている。そして
上記第1ゲート電極55の表面には第2ゲート絶縁膜5
6が形成され、さらにこの第2ゲート絶縁膜56の表面
には当該第1ゲート電極55に対してオーバラップする
状態に第2ゲート電極(コントロールゲート電極)57
が形成されている。
【0009】上記の如くに第2従来例おける半導体装置
50の2層ゲート構造は構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すように、上記第1従来例の半導体装置40の2層ゲ
ート構造を例えば不揮発性記憶装置に適用した場合に
は、第1ゲート電極45の両端上部45a,45bが角
張って形成されているため、第2ゲート電極(コントロ
ールゲート電極)47に高電圧(例えば15V〜25V
程度)を印加した際に、上記両端上部45a,45bに
電界が集中する。この結果、第1ゲート電極45中に蓄
積されている電子が引き抜かれる。このような現象が起
きた場合には、第1ゲート電極45に蓄積されている電
荷量が変化するので、記憶していた情報が変化すること
になる。したがって、上記構造では、データの保持性能
が低い。
【0011】また図7に示すように、上記第2従来例の
半導体装置50では、第2ゲート電極57に高電圧を印
加した際に、第1ゲート電極55から電子が引き抜かれ
る量は低減される。このため、データの保持性能は高め
られる。しかしながら、素子分離領域53の上面と第1
ゲート電極55(フローティングゲート電極)の上面と
をほぼ同一平面上に形成したことによって、第1ゲート
電極55が素子分離領域53上にオーバラップしなくな
るので、第1ゲート電極55の表面積が小さくなる。こ
のため、半導体基板51と第1ゲート電極55との間で
構成される容量および第1ゲート電極55と第2ゲート
電極57(コントロールゲート電極)との間で構成され
る容量が小さくなる。特に第1ゲート電極55と第2ゲ
ート電極57との間で構成される容量が小さくなる。こ
の結果、第2ゲート電極57に対してより高い電圧を印
加しなければ、ファウラー−ノルドハイム(Fowler-Nor
dheim )トンネル効果によって、データの書き込みまた
は消去ができなくなる。
【0012】本発明は、第1,第2ゲート電極間の容量
を確保するとともに第1ゲート電極の両端角部に電界の
集中を起こさせない半導体装置の2層ゲート構造および
その製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされた半導体装置の2層ゲート構造およ
びその製造方法である。
【0014】半導体装置の2層ゲート構造としては、半
導体基板に設定した素子形成領域の側周における当該半
導体基板の上層には、この半導体基板の表面よりも高い
状態に表面を設けた素子分離領域が形成されている。上
記半導体基板の素子形成領域の表面には第1ゲート絶縁
膜が形成されている。また素子形成領域側の素子分離領
域の上部またはその一部分には段差部が形成されてい
て、その段差部上と第1ゲート絶縁膜上とには連続した
状態で第1ゲート電極が設けられている。この第1ゲー
ト電極の上面は素子分離領域の上面とはほぼ同一平面上
に形成されている。さらに第1ゲート電極の表面には第
2ゲート絶縁膜と第2ゲート電極とが積層した状態に形
成されている。
【0015】半導体装置の2層ゲート構造の製造方法と
しては、第1工程で、半導体基板に設定した素子形成領
域の側周に、当該半導体基板の表面よりも高い状態に表
面を設けて当該半導体基板の上層に素子分離領域を形成
する。続いて第2工程で、素子形成領域側の素子分離領
域の上部またはその一部分を除去して段差部を形成す
る。次いで第3工程で、半導体基板の素子形成領域上に
第1ゲート絶縁膜を形成する。さらに第4工程で、段差
部上と第1ゲート絶縁膜上とを覆う状態にして第1電極
形成膜を成膜した後、素子分離領域の上面をストッパー
にして、第1電極形成膜の上面が当該素子分離領域の上
面とほぼ同一平面上になるまで、第1電極形成膜を除去
する。そして第5工程で、第1電極形成膜側の上面に電
極間絶縁膜を形成した後、さらにその上面に第2電極形
成膜を形成する。その後第6工程で、第2電極形成膜を
パターニングして第2ゲート電極を形成し、さらに電極
間絶縁膜をパターニングして第2ゲート絶縁膜を形成
し、続いて第1電極形成膜をパターニングして第1ゲー
ト電極を形成する。
【0016】
【作用】上記半導体装置の2層ゲート構造では、素子形
成領域側の素子分離領域の上部またはその一部分には段
差部が形成されていて、その段差部上と第1ゲート絶縁
膜上とに第1ゲート電極が設けられている。このため、
第1ゲート電極の上面の面積が広くなる。そして、この
ような第1ゲート電極の表面に第2ゲート絶縁膜と第2
ゲート電極とが積層されているので、第1ゲート電極と
第2ゲート電極との間の容量が大きくなる。したがっ
て、第2ゲート電極への印加電圧が従来よりも低くても
半導体装置の動作が可能になる。また第1ゲート電極の
上面と素子分離領域の上面とはほぼ同一平面上に形成さ
れていることから、当該第1ゲート電極の両端角部には
電界が集中しない。
【0017】上記半導体装置の2層ゲート構造の製造方
法では、素子形成領域側の素子分離領域の上部またはそ
の一部分を除去して段差部を形成した後、第1ゲート絶
縁膜を形成し、さらに段差部上と第1ゲート絶縁膜上と
に連続した状態にして第1電極形成膜を設ける。その
後、第1電極形成膜上に電極間絶縁膜と第2電極形成膜
とを形成してから、パターニングして第2ゲート電極、
第2ゲート絶縁膜、第1ゲート電極を形成する。したが
って、第1ゲート電極は素子分離領域上の段差部に形成
されることになるので、第1ゲート電極の上面側の面積
は素子分離領域上の段差部に形成した分だけ広くなる。
しかも、段差部上と第1ゲート絶縁膜上とを覆う状態に
して第1電極形成膜を成膜した後、素子分離領域の上面
をストッパーにして、当該第1電極形成膜の上面が当該
素子分離領域の上面とほぼ同一平面上になるまで、当該
第1電極形成膜を除去することから、第1ゲート電極の
上面と素子分離領域の上面とがほぼ平面上に形成され
る。
【0018】
【実施例】本発明の実施例を図1の概略構成断面図によ
り説明する。なお図では、ゲート幅方向の断面を示す。
【0019】図に示すように、半導体基板11に設定し
た素子形成領域12の側周には素子分離領域13が形成
されている。この素子分離領域13の上面13aは、半
導体基板11の表面11aよりも高い状態に形成されて
いる。また素子形成領域12側の素子分離領域13の上
部またはその一部分には段差部14が形成されている。
【0020】上記半導体基板11の素子形成領域12の
表面には第1ゲート絶縁膜15が形成されている。この
第1ゲート絶縁膜15は、例えば酸化シリコンからな
る。上記段差部14上と上記第1ゲート絶縁膜15上と
には、第1ゲート電極16が連続した状態に形成されて
いる。そして上記素子分離領域13の上面13aと上記
第1ゲート電極16の上面16aとはほぼ同一平面上に
形成されている。なお上記第1ゲート電極16は、例え
ば多結晶シリコンからなる。
【0021】そして、上記第1ゲート電極16の表面に
は第2ゲート絶縁膜17が形成されている。この第2ゲ
ート絶縁膜17は、例えば酸化シリコン(SiO2 )膜
と窒化シリコン(Si3 4 )膜と酸化シリコン(Si
2 )膜との3層構造からなる。さらに上記第2ゲート
絶縁膜17の上面には第2ゲート電極18が形成されて
いる。この第2ゲート電極18は、例えば多結晶シリコ
ンからなる。
【0022】上記の如くに、第1ゲート電極16と第2
ゲート電極18とを有する半導体装置10の2層ゲート
構造は構成されている。
【0023】上記半導体装置10の2層ゲート構造で
は、素子形成領域12側の素子分離領域13の上部また
はその一部分には段差部14が形成されていて、その段
差部14上と第1ゲート絶縁膜15上とに第1ゲート電
極16が設けられている。このため、第1ゲート電極1
6の上面の面積が広くなる。そして、このような第1ゲ
ート電極16の表面に第2ゲート絶縁膜17と第2ゲー
ト電極18とが積層されているので、第1ゲート電極1
6と第2ゲート電極18との間の容量が大きくなる。し
たがって、第2ゲート電極18への印加電圧が従来より
も低くても半導体装置10の動作が可能になる。例えば
不揮発性記憶装置では、第2ゲート電極18に高い電圧
を印加しなくても、ファウラー−ノルドハイム(Fowler
-Nordheim)トンネル効果によって、データの書き込み
または消去ができるようになる。
【0024】また第1ゲート電極16の上面16aと素
子分離領域13の上面13aとはほぼ同一平面上に形成
されていることから、当該第1ゲート電極13の両端角
部には電界が集中しない。このため、データの保持性能
が高められる。
【0025】次に上記半導体装置10の2層ゲート構造
の製造方法を、図2,図3の製造工程図(その1),
(その2)で説明する。なお、図2(1)〜(3)およ
び図3の(4)〜(6)はゲート幅方向の断面を示し、
図3の(7)はゲート長方向の断面を示す。
【0026】図2の(1)に示すように、第1工程で
は、例えばLOCOS法によって、半導体基板11に設
定した素子形成領域12の側周に、当該半導体基板11
の表面よりも高い状態にして当該半導体基板11の上層
に素子分離領域13を形成する。その後、LOCOS法
で用いた窒化シリコン膜(図示せず)を除去する。した
がって、LOCOS法で用いた酸化シリコン膜31は残
っている。
【0027】続いて、図2の(2)に示す第2工程を行
う。この工程では、リソグラフィー技術とエッチングと
によって、上記素子分離領域13の上記素子形成領域1
2側の2点鎖線で示す上部(またはその一部分)を除去
して段差部14を形成する。上記エッチングでは、半導
体基板11上に形成されているLOCOS法で用いた酸
化シリコン膜31(1点鎖線で示す部分)も除去され
る。このとき半導体基板11が露出するので、エッチン
グによる半導体基板11の損傷を少なくすることが好ま
しい。そこで当該エッチングは、半導体基板11の損傷
が少ない、例えばウェットエッチングで行う。当然のこ
とながら、半導体基板11の損傷が少ないドライエッチ
ング方法によって、上記エッチングを行うことは可能で
ある。
【0028】次いで、図2の(3)に示す第3工程を行
う。この工程では、例えば熱酸化法によって、上記半導
体基板11の上記素子形成領域12上に第1ゲート絶縁
膜15を形成する。
【0029】さらに、図3の(4)に示す第4工程を行
う。この工程では、例えば、CVD法によって、上記段
差部14上と上記第1ゲート絶縁膜15上とを覆う状態
に第1電極形成膜21を形成する。この第1電極形成膜
21は、例えば多結晶シリコンからなる。
【0030】その後、例えば研磨法によって、素子分離
領域13の上面13aが露出するまで、第1電極形成膜
21の2点鎖線で示す部分を研磨して除去する。そし
て、上記素子分離領域13の上面13aと第1電極形成
膜21の上面21aとがほぼ同一平面上になるようにし
て、上記段差部14上と上記第1ゲート絶縁膜15上と
に連続した状態に第1電極形成膜21を残す。この研磨
では、上記素子分離領域13を研磨ストッパーに用いて
いる。なお上記研磨は、例えばケミカルメカニカルポリ
シングによって行う。または、他の精密研磨法を用いて
行っても差し支えはない。
【0031】また別の平坦化方法としては、例えば、上
記第1電極形成膜21とエッチング選択比がほぼ同等の
平坦化膜(図示せず)を当該第1電極形成膜21上に形
成した後、通常のエッチバック処理を行う。そして素子
分離領域13の上面13aが露出するまで平坦化膜を除
去するとともに第1電極形成膜21の上層を除去する。
このようにして上記(4)で説明したように、素子分離
領域13の上面13aとほぼ同一平面上に第1電極形成
膜21の上面21aが形成される状態に当該第1電極形
成膜21を残す。
【0032】続いてさらに、図3の(5)に示す第5工
程を行う。この工程では、例えばCVD法によって、上
記第1電極形成膜21側の全面に電極間絶縁膜22を形
成する。この電極間絶縁膜22は、例えば酸化シリコン
(SiO2 )膜と窒化シリコン(Si3 4 )膜と酸化
シリコン(SiO2 )膜との3層構造で形成される。そ
の後、例えばCVD法によって、上記電極間絶縁膜22
上に第2電極形成膜23を成膜する。この第2電極形成
膜22は、例えば多結晶シリコンからなる。
【0033】その後、図3の(6),(7)に示す第6
工程を行う。この工程では、リソグラフィー技術とエッ
チングとによって、上記第2電極形成膜(23)をパタ
ーニングして第2ゲート電極18を形成する。続いて上
記電極間絶縁膜(22)をパターニングして第2ゲート
絶縁膜17を形成する。さらに上記第1電極形成膜(2
1)をパターニングして第1ゲート電極16を形成す
る。上記各パターニングは、例えば同一のエッチングマ
スク(図示せず)を用いて行う。このようにして、半導
体装置10の2層ゲート構造を形成する。
【0034】図示はしないが、上記第6工程を行った
後、例えばイオン注入法によって、上記第1ゲート電極
16の両側の半導体基板11に導電性の不純物を導入し
て、ソース・ドレインを形成する。続いて、例えばCV
D法によって、全面に層間絶縁膜を形成した後、リソグ
ラフィー技術とエッチングとによって、当該層間絶縁膜
にコンタクトホールを形成する。次いで、配線形成技術
によって、コンタクトホールを介して層間絶縁膜上に配
線を形成する。
【0035】上記半導体装置10の2層ゲート構造の製
造方法では、素子形成領域12側の素子分離領域13の
上部またはその一部分を除去して段差部14を形成した
後、第1ゲート絶縁膜15を形成し、さらに段差部14
上と第1ゲート絶縁膜15上とに連続した状態にして第
1電極形成膜21を設ける。その後、第1電極形成膜2
1上に電極間絶縁膜22と第2電極形成膜23とを形成
してから、パターニングして第2ゲート電極18、第2
ゲート絶縁膜17、第1ゲート電極16を形成する。し
たがって、第1ゲート電極16は素子分離領域13上の
段差部14に形成されることになるので、第1ゲート電
極16の上面側の面積は素子分離領域13上の段差部1
4に形成した分だけ広くなる。
【0036】しかも、段差部14上と第1ゲート絶縁膜
15上とを覆う状態にして第1電極形成膜21を成膜し
た後、素子分離領域13の上面13aをストッパーにし
て、当該第1電極形成膜21の上面21aが当該素子分
離領域13の上面13aとほぼ同一平面上になるまで、
当該第1電極形成膜21を除去することから、第1ゲー
ト電極16の上面16aと素子分離領域13の上面13
aとがほぼ平面上に形成される。
【0037】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の半導体装
置の2層ゲート構造によれば、素子形成領域側の素子分
離領域の上部またはその一部分を除去して形成した段差
部上に、素子分離領域の上面とはほぼ同一平面上に上面
を形成した第1ゲート電極が設けられている。このた
め、第1ゲート電極の上面の面積が広くなるので、第1
ゲート電極と第2ゲート電極との間の容量が大きくな
る。したがって、第2ゲート電極への印加電圧が従来よ
りも低くても半導体装置の動作が可能になる。また第1
ゲート電極の上面と素子分離領域の上面とはほぼ同一平
面上に形成されているので、当該第1ゲート電極の両端
角部には電界が集中するのを防ぐことができる。したが
って、データの保持性能の向上が図れる。
【0038】上記半導体装置の2層ゲート構造の製造方
法では、素子形成領域側の素子分離領域の上部またはそ
の一部分を除去して段差部を形成した後、段差部上と第
1ゲート絶縁膜上とに連続した状態にして第1電極形成
膜を設ける。その後、第1電極形成膜上に電極間絶縁膜
と第2電極形成膜とを形成してから、パターニングして
第2ゲート電極、第2ゲート絶縁膜、第1ゲート電極を
形成する。このため、第1ゲート電極を素子分離領域上
の段差部に形成することができるので、第1ゲート電極
の上面側の面積を広く形成することが可能になる。しか
も、段差部上と第1ゲート絶縁膜上とを覆う第1電極形
成膜を成膜した後、素子分離領域の上面をストッパーに
して、当該第1電極形成膜の上面が当該素子分離領域の
上面とほぼ同一平面上になるまで、当該第1電極形成膜
を除去するので、第1ゲート電極の上面と素子分離領域
の上面とがほぼ同一平面上に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する実施例の概略構成断面図であ
る。
【図2】本発明に関する実施例の製造工程図(その1)
である。
【図3】本発明に関する実施例の製造工程図(その2)
図である。
【図4】第1従来例の概略構成断面図である。
【図5】第2従来例の概略構成断面図である。
【図6】第1従来例に関する課題の説明図である。
【図7】第2従来例に関する課題の説明図である。
【符号の説明】
11 半導体基板 12 素子形成領域 13 素子分離領域 14 段差部 15 第1ゲート絶縁膜 16 第1ゲート電極 17 第2ゲート絶縁膜 18 第2ゲート電極 21 第1電極形成膜 22 電極間絶縁膜 23 第2電極形成膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板に設定した素子形成領域の側周に、当該
    半導体基板の表面よりも高い状態に表面を設けたもので
    当該半導体基板の上層に形成した素子分離領域と、 前記素子形成領域側の前記素子分離領域の上部またはそ
    の一部分に形成した段差部と、 前記半導体基板の前記素子形成領域の表面に形成した第
    1ゲート絶縁膜と、 前記素子分離領域の上面とはほぼ同一平面上に上面が形
    成されるもので、前記段差部上と前記第1ゲート絶縁膜
    上とに連続した状態に形成した第1ゲート電極と、 前記第1ゲート電極の表面に形成した第2ゲート絶縁膜
    と、 前記第2ゲート絶縁膜上に形成した第2ゲート電極とか
    らなることを特徴とする半導体装置の2層ゲート構造。
  2. 【請求項2】 半導体装置の2層ゲート構造の製造方法
    であって、 半導体基板に設定した素子形成領域の側周に、当該半導
    体基板の表面よりも高い状態に表面を設けて当該半導体
    基板の上層に素子分離領域を形成する第1工程と、 前記素子形成領域側の前記素子分離領域の上部またはそ
    の一部分を除去して段差部を形成する第2工程と、 前記半導体基板の前記素子形成領域上に第1ゲート絶縁
    膜を形成する第3工程と、 前記段差部上と前記第1ゲート絶縁膜上とを覆う状態に
    して第1電極形成膜を成膜した後、前記素子分離領域の
    上面をストッパーにして、当該第1電極形成膜の上面が
    当該素子分離領域の上面とほぼ同一平面上になるまで、
    当該第1電極形成膜を除去する第4工程と、 前記第1電極形成膜の上面に電極間絶縁膜を形成した
    後、当該電極間絶縁膜上に第2電極形成膜を形成する第
    5工程と、 前記第2電極形成膜をパターニングして第2ゲート電極
    を形成し、続いて前記電極間絶縁膜をパターニングして
    第2ゲート絶縁膜を形成し、さらに前記第1電極形成膜
    をパターニングして第1ゲート電極を形成する第6工程
    とからなることを特徴とする半導体装置の2層ゲート構
    造の製造方法。
JP31909093A 1993-11-24 1993-11-24 半導体装置の2層ゲート構造およびその製造方法 Pending JPH07147338A (ja)

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