JPH0714692Y2 - ホールプラグ - Google Patents

ホールプラグ

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JPH0714692Y2
JPH0714692Y2 JP1989110172U JP11017289U JPH0714692Y2 JP H0714692 Y2 JPH0714692 Y2 JP H0714692Y2 JP 1989110172 U JP1989110172 U JP 1989110172U JP 11017289 U JP11017289 U JP 11017289U JP H0714692 Y2 JPH0714692 Y2 JP H0714692Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
opening
main body
edge portion
hole plug
flange portion
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989110172U
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English (en)
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JPH0349465U (ja
Inventor
明 水沢
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Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Publication date
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  • Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] <産業上の利用分野> 本考案は板状部材に設けられた開口を閉塞するためのホ
ールプラグに関する。
<従来の技術> 例えば、自動車ボディ等の板状部材に設けられた開口を
閉塞するべく、その開口に突入する突入部と開口縁部に
重合するフランジ部とを有する金属製の本体を、該開口
に嵌合し、接着剤をもって上記フランジ部と板状部材の
開口縁部との間をシールすると共にこの本体を板状部材
に固着するホールプラグがある。
このようなホールプラグでは、接着剤塗布量のばらつき
により固着強度及びシール性にばらつきを生じることか
ら、その信頼性を確保しつつ該プラグを取付ける必要が
あり、その作業が煩雑になりがちであった。また、上記
突入部に接着剤に代えて熱軟化性樹脂からなる溶融可能
部材を予め環装し、この部材を加熱し溶融させることに
よりホールプラグ本体と板状部材の開口縁部との間に介
在させ、両者間をシールするホールプラグもあるが、溶
融した熱軟化性樹脂がフランジ部と開口縁部との間から
流出して隙間が生じる等、両者を確実に固着し、かつシ
ールすることが困難であった。
<考案が解決しようとする課題> このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の主な目的
は、取付作業が煩雑化することなく確実に板状部材に設
けられた開口を閉塞することが可能なホールプラグを提
供することにある。
[考案の構成] <課題を解決するための手段> このような目的は、本考案によれば、板状部材に設けら
れた開口を閉塞するべく前記板状部材の一方の両側から
前記開口に突入して嵌合する突入部と前記一方の両側か
ら前記開口の縁部に重合する外向のフランジ部とを有す
る本体と、前記突入部を前記開口に突入させたときに前
記フランジ部と前記一方の両側の開口縁部との間に介在
するように前記突入部に環装された熱軟化性樹脂からな
る溶融可能部材とを有するホールプラグであって、前記
突入部を前記開口に嵌合させたときに前記開口縁部と共
働して前記本体を突入方向に付勢するべく前記突入部の
外周に設けられた弾発係合部を有し、前記フランジ部
が、弾性変形容易であり、かつその内周側基端から外周
側遊端にかけて前記本体の突入端に向けて徐々に近接す
る形状をなし、前記本体を前記開口に嵌合させたときに
前記フランジ部により前記溶融可能部材を前記開口縁部
との間に弾発的に保持して仮止めすると共に前記溶融可
能部材を溶融させたときに前記フランジ部の外周側遊端
部が前記開口縁部近傍に近接または密着し、該開口縁部
近傍に溶融した前記溶融可能部材を保持することを特徴
とするホールプラグを提供することにより達成される。
<作用> このように、突入部の外周に、開口縁部と共働してホー
ルプラグ本体を突入方向に付勢する弾発係合部を設け、
かつフランジ部が弾性変形容易であり、その内側基端か
ら外側遊端に向けて突入端側に傾斜する形状をなすこと
で、突入部を開口に嵌合させたときに弾発係合部が開口
縁部に係合し、フランジ部が溶融可能部材に押圧されて
弾性変形し、また、溶融可能部材が溶融するとフランジ
部が元の形状に復元することにより、溶融した熱軟化性
樹脂をフランジ部と板状部材の開口縁部との間に確実に
保持し得ると共に両者を固着し、かつシールすることが
できる。
<実施例> 以下に添付の図面を参照して本考案を特定の実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図〜第4図は、本考案に基づくホールプラグの初期
形状を示す。このホールプラグは、例えば自動車のボデ
ィパネルであって良い板状部材1にバーリング加工する
ことにより形成された円形の開口2を閉塞するためのも
のであり、本体3と、この本体3に環装された溶融可能
部材4とを有している。
本体3は、概ね円板状をなすと共に6−ナイロン及びポ
リフェニレンエーテル(PPE)からなり、後記する突入
部6を開口2に嵌合した状態で開口2の縁部2aと重合す
るフランジ部5と、開口2よりもやや大きな外径を有す
る環状の突入部6と、突入部6の中央に設けられた押圧
部7とを有している。また、突入部6の外周面には、第
1及び第4図に良く示すように、その全周に亘り等間隔
に複数の弾発係合部8が突設されている。突入部6に於
けるフランジ部5の近傍位置には、エチレンビニルアセ
テート(EVA)または変性ポリエチレンであって良い熱
軟化性樹脂からなる環状の溶融可能部材4が環装されて
いる。この溶融可能部材4は、上記した弾発係合部8に
係合することにより本体3に保持されている。
ここで、フランジ部5は、その内周側基端から外周側遊
端に向けて平板状部材1側、即ち第4図に於ける下側に
傾斜するような形状をなし、かつ比較的肉厚が薄く弾性
変形容易となっている。
このようなホールプラグをもって板状部材1の開口2の
閉塞するには、まず、第4図に示す状態から押圧部7を
指等で押圧することにより、突入部6を開口2に突入さ
せ、かつ弾発的に係合させる。この状態で、フランジ部
5が溶融可能部材4に押圧されて弾性変形し、板状部材
1と略水平に延在するような位置に弾発係合部8が形成
されていることから、該フランジ部の弾発力により本体
3が開口にてがたつくことなく好適に保持される(第5
図)。
次に、開口2の近傍を全体的に加熱することにより、第
6図に示すように、溶融可能部材4が溶融し、平板状部
材1の開口縁部2aとフランジ部5との間に溶融樹脂が充
塞され、その後凝固して両者間をシールすると共に本体
3が平板状部材1に固着する。ここで、溶融可能部材4
が軟化すると、フランジ部5が初期形状に弾性的に復元
することから、溶融樹脂がフランジ部5と開口縁部2aと
の間から外部に流出せずに好適に保持される。また、フ
ランジ部5の復元力により溶融樹脂が押圧され、該フラ
ンジ部と開口縁部2aとの間を好適に充塞することから両
者間を確実にシールできる。
尚、実際には平板状部材1が自動車のボディパネルの場
合、ディッピング塗装の乾燥時の加熱過程で同時に加熱
するようにし、その作業数を省略することができる。ま
た、本実施例では、板状部材をバーリング加工した、比
較的厚みのある開口を閉塞したが、例えば板状部材に打
抜き加工等により設けられた比較的厚みのない開口を閉
塞する場合に、弾発係合部の形成位置若しくは形状を変
えることにより対応できることから、肉厚の異なる板状
部材にも容易に対応できる。
[考案の効果] このように本考案によれば、フランジ部と板状部材との
間を確実にシールし得ると共に固着することができ、か
つその作業が煩雑化することもないことからその効果は
大である。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本考案に基づくホールプラグの正面図であ
る。 第2図は、本考案に基づくホールプラグの底面図であ
る。 第3図は、本考案に基づくホールプラグの平面図であ
る。 第4図は、第3図のIV−IV線について見た断面図であ
る。 第5図及び第6図は、本考案に基づくホールプラグの取
付作業を説明する拡大断面図である。 1…板状部材、2…開口 2a…開口縁部、3…本体 4…溶融可能部材、5…フランジ部 6…突入部、7…押圧部 8…弾発係合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状部材に設けられた開口を閉塞するべく
    前記板状部材の一方の面側から前記開口に突入して嵌合
    する突入部と前記一方の面側から前記開口の縁部に重合
    する外向のフランジ部とを有する本体と、前記突入部を
    前記開口に突入させたときに前記フランジ部と前記一方
    の面側の開口縁部との間に介在するように前記突入部に
    環装された熱軟化性樹脂からなる溶融可能部材とを有す
    るホールプラグであって、 前記突入部を前記開口に嵌合させたときに前記開口縁部
    と共働して前記本体を突入方向に付勢するべく前記突入
    部の外周に設けられた弾発係合部を有し、 前記フランジ部が、弾性変形容易であり、かつその内周
    側基端から外周側遊端にかけて前記本体の突入端に向け
    て徐々に近接する形状をなし、 前記本体を前記開口に嵌合させたときに前記フランジ部
    により前記溶融可能部材を前記開口縁部との間に弾発的
    に保持して仮止めすると共に前記溶融可能部材を溶融さ
    せたときに前記フランジ部の外周側遊端部が前記開口縁
    部近傍に近接または密着し、該開口縁部近傍に溶融した
    前記溶融可能部材を保持することを特徴とするホールプ
    ラグ。
JP1989110172U 1989-09-20 1989-09-20 ホールプラグ Expired - Lifetime JPH0714692Y2 (ja)

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JPH0349465U JPH0349465U (ja) 1991-05-14
JPH0714692Y2 true JPH0714692Y2 (ja) 1995-04-10

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