JPH07146242A - ウェハ検査装置 - Google Patents

ウェハ検査装置

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JPH07146242A
JPH07146242A JP29587593A JP29587593A JPH07146242A JP H07146242 A JPH07146242 A JP H07146242A JP 29587593 A JP29587593 A JP 29587593A JP 29587593 A JP29587593 A JP 29587593A JP H07146242 A JPH07146242 A JP H07146242A
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JP
Japan
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wafer
shaft
mounting table
pin
bearing
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JP29587593A
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Inventor
Manabu Komatsu
小松  学
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Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ウェハを載置するウェハ載置台を常に安定した
状態て保持できるウェハ検査装置を提供することを目的
とする。 【構成】ウェハ1を載置する載置面を備えたウェハ載置
台42と、ウェハ載置台42を上昇又は下降させる昇降
機構3と、昇降機構3に連結されるシャフト38と、ウ
ェハ載置台42とシャフト38とを互いに引きつけるよ
うに連結する引張りバネ部材50とを備え、ハウジング
10には、昇降機構3がウェハ載置台42を下降した
際、ウェハ載置台42の載置面がアーム60に対して常
に平行になるようにな受け皿58を設けた。そして、さ
らに昇降機構3で、ウェハ載置台42を下降すると引張
りバネの作用で受け皿58にウェハ載置台42が押しつ
けられるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウェハ検査装置に関
し、特にウェハを揺動させる目視検査機能を備えたウェ
ハ検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ウェハ検査装置は、ウェハ表面の欠陥を
目視で見出す為に、ウェハを揺動又は回転させる為のウ
ェハ目視検査機構を備えている。ウェハ目視検査機構を
図3に示す。図3に示す様に、紙面上下方向に移動する
基台108がハウジング100の開口120から突設し
ている。
【0003】基台108は、不図示の第1モータに取り
付けられており、不図示の第1モータの回転により基台
108の中心軸を中心に回転する。基台108には、一
対の案内ガイド109、110が配設されており、一対
の直線ガイド109、110の間に昇降可能に昇降軸1
11が案内されている。昇降軸111は不図示の第2モ
ータを有しており、不図示の第2モータの回転運動を往
復直線運動に変換して昇降軸111を紙面上下方向に往
復運動させている。
【0004】昇降軸111の一端には、アーム軸106
の一端が第1ピン107により、昇降軸111に対して
回転可能に支持されており、アーム軸106の他端に
は、シャフト103の一端が第2ピン105により、ア
ーム軸106に対して回転可能に支持されている。シャ
フト103は、シャフト103の中央部が第3ピン10
4により基台108に回転可能に支持されており、シャ
フト103の他端にはウェハチャック部102が取り付
けられている。
【0005】ウェハチャック部102には、不図示の真
空源に通じる吸着口が形成されており、この吸着口から
の真空圧によってウェハ101を吸着している。この様
な構成において、昇降軸111を往復直線運動させる
と、その往復直線運動がアーム軸106を介し、第3ピ
ン104を枢支点としてシャフト103が揺動する。
【0006】シャフト103が揺動すると、ウェハチャ
ック部102に吸着されたウェハ101が第3ピン10
4を枢支点として揺動する。また、ウェハ101を所定
の角度で傾斜させて停止し、不図示の第1モータを回転
させた時でもウェハ101を揺動させたまま、不図示の
第1モータを回転しても、傾斜の枢支点は第3ピン10
4になる。
【0007】すなわち、ウェハ101の中心点101a
から離れた位置が傾斜又は揺動の枢支点になる。上記の
様に、ウェハ101の中心点101aから離れた位置に
枢支点がある目視検査機構は、特開昭61−27083
9号公報に記載されている。そして、ウェハ101が中
心点101aを中心に揺動した後、ウェハ101を図4
に示すようにアーム130に対して平行になるように、
すなわち、ウェハチャック部102の吸着面102aが
アーム130に対して平行になるように、昇降軸111
を移動し、アーム130が紙面上方向に移動することに
より、ウェハ101の受渡しが行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来の技術
において、ウェハ検査装置を構成する各部材の加工精度
が寸法公差をもっている為、ウェハチャック部102の
吸着面102aをアーム130に対して平行にすること
が困難であった。すなわち、吸着面102aとアーム1
30とが平行になっていないと、アーム130がウェハ
101に対する受渡しに影響を及ぼす要因となった。
【0009】即ち、アーム130が行うウェハ101の
受渡しの時、ウェハ101がアーム130で、ばたつい
たり(踊る)、アーム130がウェハ101に傷を付け
る可能性もあった。本発明は、この様な従来の問題点に
鑑みてなされたもので、ウェハを載置するウェハ載置台
を常に安定した状態て保持できるウェハ検査装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、ウェハ(1)を載置する載置面を備えたウェハ載置
台(42)と、ウェハ載置台(42)を上昇又は下降さ
せる昇降機構(3)と、昇降機構(3)に連結されるシ
ャフト(38)と、ウェハ載置台(42)とシャフト
(38)とを互いに引きつけるように連結する連結バネ
部材(50)と、ハウジング(10)に形成され、ウェ
ハ載置台(42)を所定の角度で保持可能な保持部(5
8)と、ウェハ載置台(42)が保持部(58)に保持
された時、ウェハ載置台(42)とシャフト(38)と
の連結状態を解除するように昇降機構(3)を駆動する
昇降機構駆動手段(19、20、21、18)とを有す
る構成にした。
【0011】また、請求項2に記載の本発明は、請求項
1に記載のウェハ検査装置において、シャフト(38)
に連結される回転機構(46)と、回転機構(46)の
回転をシャフト(38)からウェハ載置台に伝える連結
ピン(55)とを有し、連結ピン(55)は、一端がシ
ャフト(38)もしくはウェハ載置台(42)の一方に
圧入され、他端がシャフト(38)もしくはウェハ載置
台(42)の他方に挿入されるようにした。
【0012】
【作用】本発明において、ウェハを載置する載置面を備
えたウェハ載置台と、ウェハ載置台を上昇又は下降させ
る昇降機構と、昇降機構に連結されるシャフトと、シャ
フトとウェハ載置台とを互いに引きつけるように連結す
る連結バネ部材と、ハウジングに形成され、昇降機構が
ウェハ載置台を下降した際、ウェハ載置台を所定の角度
で保持する保持部とを備えているので、ウェハの載置面
がハウジングに対して常に同じ角度で保持されることに
なる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の目視検査機能を備えたウェハ
検査装置を示す。図1に示す様に、開口10aを備えた
ハウジング10の内部には、ウェハ1を回転させる回転
機構46と、ウェハ1を紙面上下方向に移動させる昇降
機構3と、ウェハ1を傾斜させる揺動傾斜機構28と、
ウェハ1を真空吸着するウェハチャック部42と、を備
えている。
【0014】ウェハチャック部42は、ウェハ1を吸着
して載置するウェハ載置台でもある。回転機構46、昇
降機構3及び揺動傾斜機構28は、スプライン軸5と、
スプライン軸5に嵌合するスプライン6、7とを利用し
てそれぞれの機構が持つ機能を果たしている。
【0015】スプライン軸5に対するスプライン6、7
は、スプライン軸5と同時に回転すると共に、スプライ
ン軸5の軸方向に摺動可能である。スプライン6は、ス
タンド8の内部に嵌合し、スプライン7は、プーリ9の
内部に嵌合する。また、スプライン軸5の一端には、基
台39が固定された回転部材20が取り付けられてい
る。
【0016】スタンド8は、上記のスプライン6と、ス
プライン6の外周に嵌合された中空状の円柱部材6bと
から構成される。ハウジング10内には、コの字形状部
材13が直線ガイド14を介して紙面上下方向に直線移
動可能に取り付けられている。この直線ガイド14は、
ハウジング内に固定された案内部材14aと、コの字形
状部材13の側面に固定された移動部14bと、案内部
材14aと移動部材14bとの間に配列されたローラ又
は球とから構成されている。
【0017】さらに、ハウジング10の内部には、コの
字形状部材13の上面13aと下面13bとの間に存在
する突出部15が形成されている。コの字形状部材13
の上面13a及び下面13bと、ハウジング10内部の
突出部15には、貫通孔47、48、49が形成されて
おり、貫通孔47にはベアリング20cを介して回転部
材2が取り付けられ、貫通孔48にはベアリング20b
を介してスプライン軸5の他端が取り付けられている。
【0018】さらに、ハウジング10の突出部15に形
成された貫通孔49にはベアリング20aを介してプー
リ9が取り付けられ、スプライン軸5は、ハウジング1
0とコの字形状部材13とに対して回転する。昇降機構
3の構成を説明する。昇降機構3は、コの字形状部材1
3に軸4aを介して固定された昇降ピン4と、昇降ピン
4と係合する円筒カム16と、モータ軸17に円筒カム
16が取り付けられ、ハウジング10内に固設されたD
Cモータ18とから構成される。
【0019】円筒カム16は、段付きの円筒カムであ
り、外周に段が形成されたものである。さらに、昇降機
構3には、発光部と受光部とからなり、円筒カム16に
対して相対回転移動するセンサ感知手段としてのフォト
インタラプタ19、20と、円筒カム16に取り付けら
れ、フォトインタラプタ19、20の発光部と受光部と
の間を円筒カム16と共に回転移動する遮光部材21と
が設けられている。フォトインタラプタ19、20は、
円筒カム16に取り付けられた遮光部材21の通過を検
出するものである。
【0020】次に、回転機構46の構成を説明する。ハ
ウジング10には、パルスモータ11が固設され、パル
スモータ11の回転軸11aにプーリ12が取り付けら
れている。プーリ12と、スプライン7に固定されたプ
ーリ9との間には、第1ベルト22が渡設してあり、さ
らに回転機構46には、ハウジング10に固定され、セ
ンサ感知手段としてのフォトインタラプタ23aと、プ
ーリ9に固定され、フォトインタラプタ23aの発光部
と受光部との間をプーリ9と共に回転移動する遮光部材
23bとが設けられている。フォトインタラプタ23a
は、プーリ9に取り付けられた遮光部材23bの通過を
検出するものである。
【0021】次に、揺動傾斜機構28の構成を説明す
る。揺動傾斜機構28は、コの字形状部材13の上面1
3aの端部に案内ガイド27を備えた連結部材34を介
して固定された揺動傾斜機構本体部31と、揺動傾斜機
構本体部31に配設された第2DCモータ32と、第2
DCモータ32と同様に揺動傾斜機構本体部28に回転
可能に取り付けられたポテンションメータ33とを備え
ている。
【0022】第2DCモータ32とポテンションメータ
33との間には、第2ベルト29が渡設されており、第
2ベルト29には取り付け部材30を介して支持棒24
の一端が固定されている。支持棒24は、支持棒24に
固定された移動部材26が案内ガイド27に案内される
ことにより、紙面上下方向に案内される。
【0023】スプライン6に固定されたスタンド8(円
柱部材6b)の外周には、スプライン軸5の軸方向に対
して垂直方向に円周溝6aが形成されており、円周溝6
aには、支持棒24の他端がベアリング25を介して配
設されており、スプライン軸5の回転力が揺動傾斜機構
本体部31に影響しないように構成してある。さらに、
スタンド8の一端面には、摺動方向に突出した突出部8
aが形成されており、突出部8aにはリンク部材35の
一端がピン40aにより回転移動可能に支持されてい
る。
【0024】リンク部材35は、回転部材2に形成され
た貫通孔36に遊挿されており、遊挿後にリンク部材3
5の他端にL字型リンク部材37の一端がピン40bに
より移動可能に支持される。L字型リンク部材37は、
L字型を構成する短部及び長部との交差点をピン40c
より基台39に対して回転可能に取り付けられ、L字型
リンク部材37の他端は、ピン40dによりシャフト3
8の溝38a(図2参照)に揺動可能に係合している。
【0025】シャフト38には、3個のローラ41が回
転可能に取り付けられ、さらに、シャフト38の長手方
向に対し、垂直な方向に突出して形成された2つの第1
のバネ固定部57に引張りバネ50の一端が取り付けら
れている。ウェハチャック部42は、ウェハ吸着面(載
置面)を有する吸着部42aと、吸着部42aより小さ
い径からなるベアリング取り付け部42bと、ベアリン
グ取り付け部42bに取り付けられる円筒ベアリング5
2とを有し、ベアリング取り付け部42bには、ベアリ
ング取り付け部42bより大きい径を有するベアリング
固定部材53が固定ネジ54で固定される。
【0026】ベアリング固定部材53を詳述すると、ベ
アリング固定部材53は、中央部にシャフト38が挿脱
可能な移動孔が形成され、さらに、引張りバネ50の他
端が取り付けられる第2のバネ固定部59が形成されて
いる。第2のバネ固定部59は、ベアリング固定部材5
3の移動孔を除いた部分で、かつシャフト38の第1の
バネ固定部57に向かって形成されている。
【0027】そして、円筒ベアリング52は、ベアリン
グ固定部材53がベアリング取り付け部42bに固定さ
れる際に、ベアリング固定部材53ベアリング取り付け
部42bとの間に円筒ベアリング52の内輪が挟まれる
ように取り付けられる。この様に、円筒ベアリング52
を備えたウェハチャック部42と、シャフト38との関
係は、シャフト38が上記移動孔内を移動可能(紙面上
下方向)に配設されると共に、ウェハチャック部42と
シャフト38とを互いに引きつける連結バネ部材として
の引張りバネ50により、連結されている。
【0028】すなわち、引張りバネ50の一端がシャフ
ト38の第1のバネ固定部57にピン51により取り付
けられ、引張りバネ50の他端がウェハチャック部42
の第2のバネ固定部59にピン51により取り付けられ
ている。さらに、シャフト38とウェハチャック部42
との間には、連結ピン55が配設されており、この連結
ピン55は、一端がシャフト38に圧入されると共に、
他端がベアリング固定部材53、すなわちウェハチャッ
ク部42に少々の空間を有して挿入されている。
【0029】従って、シャフト38とウェハチャック部
42とは、シャフト38の回転力が連結ピン55によっ
て伝えられると共に、ウェハチャック部42に対するシ
ャフト38の上下移動が引張りバネ50によって抑制さ
れる。ハウジング10に形成された開口10aの周囲に
は、ウェハチャック部支持台58が取り付けられてい
る。
【0030】ウェハチャック部支持台58は、ウェハチ
ャック部42の挿通が円筒ベアリング52によって阻ま
れる開口部61(図2参照)を有している。詳述すれ
ば、開口部61は、円筒ベアリング52の外輪底面が嵌
まり込む受け皿58を備えており、この受け皿58にウ
ェハチャック部42の円筒ベアリング52の外輪が係合
して、ウェハチャック部42の挿通が円筒ベアリング5
2によって阻まれる。
【0031】この受け皿58には、本装置の外部に広が
るテーパが形成され、ハウジング10に対して以下のよ
うに取り付けられる。すなわち、ウェハ1の受渡しを行
うアーム60と、ウェハ1を載置する吸着面とが互いに
平行になるように、受け皿58をウェハチャック部支持
台56に形成する。
【0032】ウェハチャック部42は、その中心部に不
図示の真空源に通じている真空用供給管43が到達して
おり、真空供給管43は、スプライン軸5の中央部を通
っており、ウェハチャック部42には、検査対象である
ウェハ1が真空状態で吸着されている。次にシャフト3
8と基台39との関係を説明する。
【0033】基台39には、曲率の異なる2つの円弧案
内面44a、44bが形成された円弧状案内部44が設
けられている。基台39と円弧状案内部44との間に
は、シャフト38が移動する為の空間を有しており、そ
の空間にシャフト38が配設される。円弧状案内部44
の一方の円弧案内面44aにはシャフト38に取り付け
られた2個のローラ41が接触し、また円弧状案内部4
4の他方の円弧案内面44bには残りの1個のローラ4
1が接触している。
【0034】円弧状案内部44の各円弧案内面44a、
44bの曲率中心は、ウェハ1及びウェハチャック吸着
部42の中心部45になる。以上の様に構成された目視
検査機能を備えたウェハ検査装置の動作を説明をする。
回転機構46の動作を説明する。
【0035】パルスモータ11の回転は、プーリ12と
第1ベルト22とを介して、プーリ9を回転させる。プ
ーリ9の回転はスプライン軸5に伝えられ、スプライン
軸5は、端部のベアリング20bと、プーリ9のベアリ
ング20aと、スタンド8のベアリング25と、回転部
材2のベアリング2とで回転し、スプライン軸5の回転
力は、基台39及びシャフト38に伝えられ、さらに、
連結ピン55により、ウェハチャック部42と共にウェ
ハ1が回転する。
【0036】プーリ9の回転は、フォトインタラプタ2
3aと遮光部材23とによりパルスモータ11の駆動が
制御されており、例えば、フォトインタラプタ23aの
光を遮光部材23bが遮ったら、パルスモータ11の回
転を停止させることにより制御されている。従って、遮
光部材23bの取り付け位置に応じて、ウェハ1の回転
位置が所定の位置で停止するように制御できる。
【0037】即ち、フォトインタラプタ23aの光を遮
光部材23bが遮光した時を基準とし、パルスモータ1
1に特定のパルス数の信号を常に与えておけば、フォト
インタラプタ23aの光を遮光部材23bが遮光した位
置から何度回転させればよいのかが特定することができ
る。次に昇降機構3の動作を説明する。
【0038】尚、図1ではウェハ1が下降している状態
を示している。DCモータ18が回転すると、モータ回
転軸17に取り付けられた円筒カム16が回転する。円
筒カム16には、昇降ピン4が係合しており、円筒カム
16の回転により昇降ピン4が上昇し、昇降ピン4の上
昇に伴って、昇降ピン4に固定されているコの字形状部
材13が直線ガイド14を介して上昇する。
【0039】コの字形状部材13の上昇は、スプライン
軸5と、揺動傾斜機構28とを同時に上昇させるもので
ある。すなわち、コの字形状部材28が上昇すると、基
台39と共にシャフト38が上昇し、ウェハチャック部
42を受け皿58から押し上げる。その時、ウェハチャ
ック部42とシャフト38とは、引張りバネ50で互い
に引き寄せられて一体となって上昇する。
【0040】また、円筒カム16を逆回転すると昇降ピ
ン4が下降し、昇降ピン4の下降に伴って、昇降ピン4
に固定されているコの字形状部材13が直線ガイド14
を介して下降する。コの字形状部材13が下降すると、
スプライン軸5と、揺動傾斜機構28とが同時に下降す
る。そして、ウェハチャック部42の円筒ベアリング5
2が受け皿58のテーパに接触した後、受け皿58に嵌
まり込み、さらにコの字形状部材13を下降させるとウ
ェハチャック部42とシャフト38との係合状態が解除
される。
【0041】すなわち、ウェハチャック部42が受け皿
58に嵌まり込み、シャフト38が引張りバネ50の作
用でさらに下降し、ウェハチャック部42とシャフト3
8との係合状態が解除され、ウェハチャック部42は、
引張りバネ50により受け皿58に押しつけられる。ま
た、円筒カム16の回転は、フォトインタラプタ19、
20と、遮光部材21とによりDCモータ18の駆動が
制御されており、例えば、フォトインタラプタ19、2
0の光を遮光部材21が遮ったら、DCモータ18の回
転を停止することにより、制御されている。
【0042】すなわち、フォトインタラプタ19、20
と、遮光部材21と、DCモータ18とで、昇降機構3
の駆動を制御している。従って、遮光部材21とフォト
インタラプタ19、20との位置関係で、ウェハ1の上
昇又は下降を制御することができる。即ち、遮光部材2
1の円筒カム16に対して取り付けられる取り付け位置
は、ウェハ1が最も下降している時に、遮光部材21が
一方のフォトインタラプタ19の光を遮光し、また、ウ
ェハ1が最も上昇している時に、遮光部材21が他方の
フォトインタラプタ20の光を遮光するようにする。
【0043】従って、フォトインタラプタ19、20を
遮光部材21が通過したか否かで、ウェハ1が最も上昇
している位置又は最も下降している位置でDCモータ1
8を停止することができる。揺動傾斜機構の動作を説明
する。DCモータ32の回転は、第2ベルト29とポテ
ンションメータ33とを介して支持棒24を直線案内ガ
イド27に沿って上下移動させる。
【0044】支持棒24の上下移動に伴って、スタンド
8がスプライン6を介してスプライン軸5を摺動する。
スタンド8がスプライン6を摺動した場合、スタンド8
の突出部8aに支持されているリンク部材35がピン4
0cを支点としてL字型リンク部材37を回転させる。
L字型リンク部材37の回転は、シャフト38を揺動さ
せる。
【0045】また、シャフト38の揺動は、連結ピン5
5を介してチャック部42に伝えられ、シャフト38に
取り付けられたローラ41が基台39に固定された円弧
状案内部44に案内されている為、円弧状案内部44の
案内面44a、44bの曲率中心である中心点45を枢
支点として揺動することになる。尚、ウェハ1の傾斜量
は、ポテンションメータ33により制御することができ
る。
【0046】また、DCモータ32を正転、逆転を行う
ことによりウェハを揺動(振る)ことができる。従っ
て、昇降機構3と、揺動傾斜機構28とを組み合わせる
ことにより、ウェハ1を傾斜させたまま一定量だけ回転
することができる。すなわち、ウェハ1の傾斜方向を任
意に変えることができる。
【0047】また、揺動傾斜機構28を構成する部品の
加工誤差により、ウェハチャック部42の吸着面の水平
方向の位置決めに誤差を有していても、ウェハ1の受渡
しの際には、必ず、受け皿58にウェハチャック部42
が嵌まり込むので、水平方向の位置決めが正確に行え
る。次に装置全体を検査内容に応じて説明する。
【0048】検査対象であるウェハ1を水平回転させ
て、ウェハ1の表面を目視検査する場合を図1に基づい
て説明する。ウェハ1を水平回転させる場合は、パルス
モータ11を回転させる。パルスモータ11を回転させ
ると、第1ベルト22を介してプーリ12が回転し、プ
ーリ12の回転がスプライン7を介してスプライン軸5
に伝えらる。
【0049】スプライン軸5が回転すると、端部のベア
リング20bと、プーリ9のベアリング9と、スタンド
8のベアリング25と、回転部材2のベアリング2とに
より、基台39及びシャフト38が回転する。シャフト
38の回転は、連結ピン55によりウェハチャック部4
2に伝えられる。従って、スプライン軸5が回転する
と、円筒ベアリング52も回転し、ウェハ1をスプライ
ン軸5を回転中心として水平方向に回転させることがで
きる。
【0050】検査対象であるウェハ1を紙面上方向に上
昇後、傾斜させて、ウェハ1の表面を目視検査する場合
を図2に基づいて説明する。ウェハ1を図1の状態から
傾斜させると、ウェハ1とハウジング10とが接触して
しまう可能性があるので、ウェハ1をハウジング10に
対して傾斜させた時に接触しない位置までハウジングか
ら上昇させる必要がある。
【0051】従って、ウェハ1を傾斜させるには、始め
にウェハ1をハウジング10から上昇させる。また、ウ
ェハ1を傾斜させたままハウジング10から上昇させて
もよい。即ち、DCモータ18によりカム16を回転
し、カム1の回転で昇降ピン4を介してコの字形状部材
13を直線案内ガイド14に沿って上昇させる。
【0052】コの字形状部材13が上昇すると、揺動傾
斜機構28と、スプライン軸5と共にウェハ1が水平状
態のまま上昇する。ウェハ1がハウジング10から所定
の位置まで上昇したら、ウェハ1を揺動傾斜機構28で
傾斜させる。即ち、DCモータ32が回転すると、第2
ベルト29が回転して支持棒24の上昇と共に、スタン
ド8が上昇する。
【0053】スタンド8が上昇するとL字型リンク部材
37がピン40cを支点として回転し、シャフト8が有
するローラ41が円弧状部材44の案内面44a、44
bに案内されてシャフト8が揺動する。シャフト8が揺
動するとウェハチャック部42に吸着されているウェハ
1が傾斜することになる。
【0054】ウェハ1が傾斜した状態で、パルスモータ
11を回転させると前述したような動作でウェハ1を中
心点45を中心として回転させることができる。また、
パルスモータ11とDCモータ32とを連動させれば、
ウェハ1を中心点45を枢支点として揺動できると共
に、中心点45を中心軸として回転させることができ
る。
【0055】ウェハ1を上昇及び傾斜させた目視検査が
終了した後、ウェハ1を交換する場合を説明する。ま
ず、傾斜していたウェハ1を揺動傾斜機構28で水平位
置まで戻す。次に、DCモータ18によりカム16を回
転し、カム1の回転で昇降ピン4を介してコの字形状部
材13を直線案内ガイド14に沿って下降させる。
【0056】すなわち、ウェハチャック部42が受け皿
58に嵌まり込み、シャフト38が引張りバネ50の作
用でさらに下降し、ウェハチャック部42とシャフト3
8との係合状態が解除されるまで、DCモータ18を回
転させる。ウェハチャック部42が受け皿58に嵌まり
込んだ後、アーム60により、次のウェハに交換され
る。
【0057】この時、前述したように、受け皿58によ
ってウェハチャック部42の吸着面の水平方向の位置決
めを行うことができる。尚、本実施例では、ローラ41
の数は、案内面44aに対して2個、案内面44bに対
して1個案内されているが、この数に限られるなくとも
よい。また、パルスモータ11、DCモータ18及びD
Cモータ32をプログラム制御することにより、ウェハ
回転速度、ウェハの傾斜速度、ウェハの傾斜角度及び傾
斜方向を常に一定にすることができる。
【0058】本実施例によれば、ウェハ検査装置を構成
する各部材の加工精度が寸法公差をもち、ウェハチャッ
ク部42の吸着面をアーム60に対して平行になってい
なくとも、ウェハチャック部42が受け皿58に嵌まり
込むので、常にアーム60とウェハチャック部42の吸
着面とを水平にすることができる。従って、ウェハ1の
受渡しの際に、ウェハ1の受け渡しを行うアーム60
と、ウェハチャック部42の吸着面との位置関係(本実
施例では互いが平行になっている)を定めておけば、ウ
ェハ1がアーム60で、ばたついたり(踊る)、アーム
60がウェハ1を傷付けることがなくなる。
【0059】また、円筒ベアリング52が受け皿58に
嵌まり込むので、ウェハ1を回転させる時、ウェハチャ
ック部42の偏心が小さくなり、オリフラ検出等の回転
による位置決め機能も容易に行える。尚、本実施例で
は、ウェハチャック部42にシャフト38が移動する為
の移動孔を設けたが、移動孔は必ず必要なものではな
い。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ウェハ載
置台のウェハを載置する載置面を所定の角度で、かつ常
に安定した状態で保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例を示すウェハ検査装置の断
面図である。
【図2】図1のウェハ検査装置のウェハを傾斜させた場
合を示す図である。
【図3】従来のウェハ検査装置で、ウェハを傾斜又は揺
動させる機構の一部分を示す図である。
【図4】従来のウェハ検査装置で、ウェハを水平状態に
した場合を示す図である。
【符号の説明】
1 ウェハ 5 スプライン軸 6、7 スプライン 8 スタンド 35 リンク部材 37 L字型リンク部材 38 シャフト 41 ローラ 42 ウェハチャック部 44 円弧状案内部材 45 ウェハ又はウェハチャック部の中心点 46 回転機構 3 昇降機構 52 円筒ベアリング 50 引張りバネ 60 アーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェハを載置する載置面を備えたウェハ載
    置台と、 前記ウェハ載置台を上昇又は下降させる昇降機構と、 前記昇降機構に連結されるシャフトと、 前記シャフトと前記ウェハ載置台とを互いに引きつけ、
    連結状態にする連結バネ部材と、 ハウジングに形成され、前記ウェハ載置台を所定の角度
    で保持可能な保持部と、 前記ウェハ載置台が前記保持部に保持された時、前記ウ
    ェハ載置台と前記シャフトとの連結状態を解除するよう
    に前記昇降機構を駆動する昇降機構駆動手段と、を有す
    ることを特徴とするウェハ検査装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のウェハ検査装置におい
    て、 前記シャフトに連結される回転機構と、 前記回転機構の回転を前記シャフトから前記ウェハ載置
    台に伝える連結ピンと、を有し、 前記連結ピンは、一端が前記シャフトもしくは前記ウェ
    ハ載置台の一方に圧入され、他端が前記シャフトもしく
    は前記ウェハ載置台の他方に挿入されることを特徴とす
    るウェハ検査装置。
JP29587593A 1993-11-26 1993-11-26 ウェハ検査装置 Pending JPH07146242A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11183863A (ja) * 1997-12-22 1999-07-09 Micronics Japan Co Ltd 被測定基板の検査装置
CN106971961A (zh) * 2015-12-07 2017-07-21 显示器生产服务株式会社 具有提升销组件的基板处理装置

Cited By (3)

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CN106971961B (zh) * 2015-12-07 2019-12-10 显示器生产服务株式会社 具有提升销组件的基板处理装置

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