JPH07145799A - 送風機のファンケーシング - Google Patents

送風機のファンケーシング

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Publication number
JPH07145799A
JPH07145799A JP29571893A JP29571893A JPH07145799A JP H07145799 A JPH07145799 A JP H07145799A JP 29571893 A JP29571893 A JP 29571893A JP 29571893 A JP29571893 A JP 29571893A JP H07145799 A JPH07145799 A JP H07145799A
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JP
Japan
Prior art keywords
air
blower
fan casing
fan
fans
Prior art date
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Pending
Application number
JP29571893A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Suda
正一 須田
Yuji Amamiya
雄二 雨宮
Takashi Mochizuki
高志 望月
Kazuhiro Higano
和広 日向野
Masazumi Makino
正純 牧野
Yukito Nawata
幸人 縄田
Kazuo Abe
一雄 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP29571893A priority Critical patent/JPH07145799A/ja
Publication of JPH07145799A publication Critical patent/JPH07145799A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 騒音を低減できる送風機のファンケーシング
を提供する。 【構成】 周囲に多数のブレードを有する筒状のファン
19a、19bを覆い、前記ファン19a、19bの回
転軸の両側に空気の吸込み口24a、24bが形成さ
れ、前記ファンの周囲部に吹出し口39a、39bが形
成されたファンケーシング18において、前記吸込み口
24a、24bには、ファンケーシング18の外側から
ファンのある内側に向けて風を案内する案合部25a、
25bが形成されており、この案合部25a、25bの
厚みが、前記外側から前記内側に向けて次第に薄くなっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送風機のファンケーシ
ングに関し、特に、空気調和装置に用いられる送風機の
ファンケーシングに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和装置は、送風機と、熱
交換器とを備えており、送風機から送風された空気を熱
交換器にて熱交換した後、室内に送風するようになって
いる。
【0003】かかる従来の空気調和装置の送風機とし
て、周囲に多数のブレードを有する筒状のファンを用い
た遠心型送風機が知られている。
【0004】この遠心型送風機は、ファンとこれを覆う
ファンケーシングとから構成されているもので、ファン
ケーシングには回転軸側に空気の吸込み口が形成され、
前記ファンの周囲の一部に吹出し口が形成されて、ファ
ンの回転により空気吸込み口から取り込んだ空気を、遠
心力によりファンのブレードから送出してファンケーシ
ングの吹出し口から吹出している。
【0005】従来の遠心型送風機におけるファンケーシ
ングは、図7に示すように、その空気吸込み口51a、
51bに設けられている案内部50a、50bは、その
ケーシング部材を円弧状に曲げているだけであり、一律
に同じ厚みを有している。即ち、案内部50a、50b
の外側における厚みWと内側における厚みdとは略等し
く形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の空気調
和装置の送風機は、空気調和装置が通常室内に配置され
るものであるから、常に騒音の低減が要求されていると
いう現実がある。
【0007】このような要求に対して、ブレードの角度
や吹出口の形状等に関して種々の提案がなされているが
十分に騒音を低減するに至っていないようである。
【0008】そこで、本発明の目的は、騒音を低減でき
る送風機のファンケーシングを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、周囲に多数のブレードを有する筒状のフ
ァンを覆い、前記ファンの回転軸の両側に空気の吸込み
口が形成され、前記ファンの周囲部に吹出し口が形成さ
れたファンケーシングにおいて、前記吸込み口には、フ
ァンケーシングの外側からファンのある内側に向けて風
を案内する案合部が形成されており、この案合部の厚み
が、前記外側から前記内側に向けて次第に薄くなってい
ることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、ファンケーシングの吸込み口
において風を案内する案合部が外側から前記内側に向け
て次第に薄くなっており、換言すると、先端部が鋭角に
形成されているので、案内部とファンの端部との間にお
ける空気の流れがスムーズになり、ここに生じる乱流や
滞留した空気による風切り音が少なくなるために、騒音
が低減するものと考えられる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。
【0012】図1及び図2に示すように、本発明の実施
例に用いられる空気調和装置1は、天井空間に吊り下げ
固定される天井埋め込型の空気調和装置であり、その化
粧板2の中央に吸込口3、その両側に一対の吹出口4
a、4bが開口され、吸入口3から吸入された空気を熱
交換後、前記吹出口4a、4bから吹き出すものであ
る。
【0013】化粧板2は、取り外し自在に設けられてお
り、この化粧板2を取り外すと、本体6内が露出され
る。
【0014】本体6内には、送風機5、熱交換器7a、
7b、及び運転を制御する電装箱9が収納されている。
また、化粧板2の吹出口4a、4bに対応する位置に
は、本体6の長手の方向に沿って一対の吹出通路11
a、11bが形成されており、これらの吹出通路11
a、11bは長手方向に配置された支持板13a、13
bと本体6の長手側壁6a、6bとにより規定されてい
る。
【0015】図2及び図3に示すように、本体6内は、
仕切板31及びケース基部32で吸込側通風室33と吹
出側通風室34とに区画されており、吹出側通風室34
側に熱交換器7a、7bが、吸込側通風室33に遠心型
の送風機5がそれぞれ配置されている。
【0016】送風機5としては、モータ17の回転軸の
両側に円筒形状のファン(羽根車)19a、19bが取
り付けられたツインタイプのものが用いられている。
【0017】この送風機5は、モータ17と、ファン1
9a、19bとを収納するファンケーシング(以下「ケ
ース」という)18とから構成されている。更に、ケー
ス18はファン19a、19b及びモータ17を収納す
る前述のケース基部32と、ファン19a、19bの一
部のみを覆い吹出風を案内するケース部分38a、38
bとから構成されている。そして、ケース基部32には
吹出孔(吹出し口)39a、39bが形成されていると
ともに、その吹出孔39a、39bの間部40にモータ
17が固定板41を介して固定されている。
【0018】ファン19a、19bは、周囲に多数のブ
レードを有する筒状のファンである。
【0019】ケース基部32と、ケース部分38a、3
8bとが組み合わされて一つのケース18を構成してお
り、図4に示すように、ファン19a、19bの回転軸
23側に空気の吸込み口24a、24bが形成されてい
る。この吸込み口24a、24bには、ケース18の外
側から取り込む空気をこのケース18内に案内する案合
部25a、25bが形成されている。
【0020】案合部25a、25bは、図4において、
垂直位置から軸23に沿う水平方向に円弧状(アール)
に形成されて、外側の空気を滑らかに引き込むようにな
っている。
【0021】また、この案内部25a、25bの厚み
は、前記外側から前記内側に向けて延出する先端部が次
第に薄くなるように形成されている。即ち、外側におけ
る厚みWに対して、先端部の厚みdは厚みWよりも薄く
形成されており、案内部25a、25bの断面は先端部
が鋭角の楔状に形成されている。このように、先端部を
鋭角に形成することによって空気吸込み口24a、24
bにおける騒音の低減を図ることができる。
【0022】空気吸込み口24a、24bにおける騒音
の低減の理由は明確でないが、案内部25a、25bと
ファン19a、19bとの間における空気の滞留や乱流
が少なくなり、乱流や滞留した空気とファンとにおける
風切り音が少なくなるためと推定される。
【0023】尚、外側における厚みWが2mmに対して、
先端部の厚みdは0.5〜1.0mmに形成されているこ
とが好ましい。
【0024】モータ17の固定板41は、図3に示すよ
うに、吹出孔39a、39bが形成された面46及びこ
れに隣接する両側の面42及び43に延出されており、
これらの合計3面に及んで固定されている。このよう
に、モータの固定板41が吹出孔39a、39bが形成
された面46と他の面42、43とにも延出して固定さ
れることによって、ケース基部32がモータ17を確実
に支持し、モータ17の駆動による振動も低減される。
【0025】ここで、再び図1及び図2を参照するが、
熱交換器7a、7bは、それぞれ、吹出通路11a、1
1bに沿ってその長手方向に配置されており、送風機5
により送風された風がここを通過して熱交換される。こ
の熱交換器7a、7bには、ここに冷媒を導入する冷媒
導入管21a、冷媒導出管21bが接続されており、室
外機(図示せず)から冷媒が導入されるようになってい
る。
【0026】電装箱9は、短手壁6c側において回動自
在に設けられている。電装箱9を回動自在な構成とする
ことにより、電装箱のメンテナンス時における作業姿勢
が楽になり作業性がよい。また、短手方向の側壁6c側
に電装箱9を配置することによって、冷媒導入出管21
a、21b等とともに集約的に配置されることになり、
作業性が向上する。
【0027】次に、本実施例の作用について説明する。
【0028】空気調和装置1の運転時には、図3に示す
ように、送風機5の駆動により、化粧板2の中央にある
吸込口3から吸い込まれた空気は、熱交換器7a、7b
を通過して、本体6の長手方向の両側の吹出通路11
a、11bを通って、化粧板2の吹出口4a、4bから
熱交換後の空気を吹出す。
【0029】送風機5においては、空気吸込み口24
a、24bにおいて、風は案内部25a、25bに沿っ
て、ケースの外側から内側に向けて取り込まれる。そし
て、ファン19a、19bの回転により、周囲に吹き出
された空気がケース部分38a、38bに案内されて吹
出し口39a,39bから吹出される。
【0030】ここで、本実施例による送風機の騒音を測
定し、従来の送風機の騒音と比較する実験をおこなった
ので、これについて説明する。
【0031】図4に示す吸込み口の案内部25a、25
bにおいてその先端の厚みdを外側の厚みWより薄くし
た本実施例の送風機、及び図7に示す先端の厚みdを外
側の厚みWと殆ど同じにした従来の送風機について、運
転時における騒音を測定した。
【0032】各送風機の能力は7100Kcal 、モータ
の回転は700rpm であり、送風機の真下1.5mの位
置で各周波数毎の騒音を測定した。そして、本実施例の
送風機による測定結果を図5に示し、従来の送風機によ
る測定結果を図6に示した。図5及び図6は、それぞれ
横軸に周波数(Hz )を取り、縦軸に音量(dΒ)を取
ったもので、周波数が0から2000Hz まで測定した
ときの音量をグラフに示したものである。
【0033】これらのグラフから明らかなように、例え
ば、400Hz における音量が従来44dΒであった
が、本実施例では39dΒに低減できた。また、周波数
全体にに対しては、約3dΒ低減することができた。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、ファンケーシングの吸
込み口には、ファンケーシングの外側からファンのある
内側に向けて風を案内する案合部が形成されており、こ
の案合部の厚みが、外側から内側に向けて次第に薄くな
っているので、送風機の騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による空気調和装置の構成を示
す斜視図である。
【図2】図1に示す空気調和装置の断面図である。
【図3】空気調和装置の送風機の分解斜視図である。
【図4】本実施による送風機の主要部の断面図である。
【図5】本実施例の送風機の騒音を測定した結果を示す
グラフ図である。
【図6】従来の送風機の騒音を測定した結果を示すグラ
フ図である。
【図7】従来の送風機の主要部の断面図である。
【符号の説明】 1 空気調和装置 18 (ケース)ファンケーシング 19a、19b ファン(羽根) 24a、24b 空気吸込み口 25a、25b 案内部 39、39b 吹出孔(吹出し口)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日向野 和広 大阪府守口市京阪本通2丁目5番地5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 牧野 正純 大阪府守口市京阪本通2丁目5番地5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 縄田 幸人 大阪府守口市京阪本通2丁目5番地5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 阿部 一雄 大阪府守口市京阪本通2丁目5番地5号 三洋電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に多数のブレードを有する筒状のフ
    ァンを覆い、前記ファンの回転軸の両側に空気の吸込み
    口が形成され、前記ファンの周囲部に吹出し口が形成さ
    れたファンケーシングにおいて、 前記吸込み口には、ファンケーシングの外側からファン
    のある内側に向けて風を案内する案合部が形成されてお
    り、この案合部の厚みが、前記外側から前記内側に向け
    て次第に薄くなっていることを特徴とする送風機のファ
    ンケーシング。
JP29571893A 1993-11-25 1993-11-25 送風機のファンケーシング Pending JPH07145799A (ja)

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JP29571893A JPH07145799A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 送風機のファンケーシング

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