JPH07143627A - リモコン飛行体によるパイロットロープの延線方法 - Google Patents

リモコン飛行体によるパイロットロープの延線方法

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JPH07143627A
JPH07143627A JP31449093A JP31449093A JPH07143627A JP H07143627 A JPH07143627 A JP H07143627A JP 31449093 A JP31449093 A JP 31449093A JP 31449093 A JP31449093 A JP 31449093A JP H07143627 A JPH07143627 A JP H07143627A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リモコン飛行体を使った延線方法において、安
全かつ効率的な方法を提供する。 【構成】パイロットロープを搭載したリモコン飛行体に
より延線する方法において、前記リモコン飛行体を複数
の地点から無線操作を切換えて操縦するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高架線の延線工事など
に用いられる、リモコン飛行体による延線方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】送電線を鉄塔間に架設するときは、まず
ナイロン製の細いパイロットロープ(たとえば釣糸な
ど)を延線し、次にその端にロープをつないでロープを
架線し、さらにそのロープに送電線をつないで引張って
最終的に送電線を架設する。前記パイロットロープの延
線方法の一つとして、無線操縦式の模型ヘリコプタを使
ってパイロットロープを鉄塔間に架設する方法が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法において
は、ヘリコプタの操縦を一人で行っていた。そのためヘ
リコプタの離陸点と着陸点の間に障害物があった場合な
ど操縦者の視界が悪くなると、鉄塔に登って無線操作を
しなければならなかった。そのため、従来の方法では危
険の伴う作業となり、また作業能率も悪かった。本発明
はこの点にかんがみてなされたもので、リモコン飛行体
を使った延線方法において、安全かつ効率的な方法を提
供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、パイロットロープを搭載したリ
モコン飛行体により延線する方法において、前記リモコ
ン飛行体を複数の地点から無線操作を切換えて操縦する
ようにした。
【0005】
【実施例】図1は本発明による延線方法の一実施例を説
明する概略図である。いま鉄塔Xから鉄塔Yへ延線する
場合、従来の方法によれば、操縦者Aの視界は障害物Z
に遮られて鉄塔Yまで見えないので操縦者Aが鉄塔Xに
登ってヘリコプタHを操縦しなければならなかった。本
実施例においては、操縦者Bを鉄塔Yの近くに配置し
て、操縦者A、Bが2人で無線操作を切換えてヘリコプ
タHを操縦するようにした。すなわち、鉄塔Xから切換
地点Sまでは操縦者Aが操縦し、S地点で操縦を切り換
え、以後鉄塔Yまでは操縦者Bが操縦する。S地点とし
て、操縦者A、Bが共にヘリコプタHを目視できる位置
を選択する。以上のような方法によれば鉄塔間に障害物
があって視界が悪くても鉄塔に登る必要はなく、安全か
つ効率的な延線作業を行うことができる。
【0006】図2は、パイロットロープPが巻かれたリ
ール1およびそのリール1を取付けるための架台3の側
面図、図3はその正面図、図4はその平面図である。リ
ール1の巻軸はコ字状のブラケット5に支持され、ブラ
ケット5には取付軸7が設けられ、取付軸7の上端部に
は貫通孔が形成されている。
【0007】架台3はアルミ鋼材から成り4本の脚部3
1,32,33,34を備えている。架台3にはリール
1を取付けるための取付板35が設けられている。取付
板35には、前記取付軸7が通る程度の取付穴が形成さ
れ、さらに取付軸7の貫通孔に挿通されるピン9が設け
られている。取付軸7を前記取付穴に通し、ピン9で止
めることにより、リール1は架台3に搭載される。この
ときリール1は取付軸7の周りを回動可能であり、それ
により、リール1の向きはリコプタHの飛行方向に応じ
て変化し、パイロットロープPはヘ円滑に引き出され
る。
【0008】ピン9はアクチュエータ11によって作動
される。アクチュエータ11はピン9を前記貫通孔に抜
き入れできるものであれば何でもよいが、たとえば、サ
ーボモータとクランク機構を用いてモータの回転運動を
ピン9の直線運動に変えるようにできるが、それに限ら
ず、ラックとピニオン、カム機構などを用いてもよい。
【0009】リール1の巻軸の両端には二股の線材13
の各端部が固定され、線材13の元部にはガイド管15
が取り付けられている。パイロットロープ9はガイド管
15の中を通って引き出される。このガイド管15でガ
イドすることによって、パイロットロープ9がヘリコプ
タHの機体や架台3に巻き込まれることを防止できる。
また上記のように線材13と管材15を使えば、極めて
簡単安価な構成で且つ確実にパイロットロープをガイド
することができる。
【0010】図5はヘリコプタHを操縦するためのリモ
コン装置の回路構成を示すブロック図である。操縦者
A、Bとも同じ構成の装置を用いているが、図5におい
ては参照番号に添字a,bを付けて両者を区別してい
る。リモコン装置20は以下の構成部分より成る。すな
わち、他方のリモコン装置と通信するための受信機2
1、ヘリコプタHの受信機30に対して送信するための
主送信機22、操縦切換信号を発信する切換用送信機2
3、各送受信機を制御する制御回路24、切換操作のた
めの切換スイッチ25、ヘリコプタHの諸操作のための
操作スイッチ群26、そしてアンテナ27である。図示
していないが、リモコン装置20には、後述するリモコ
ンの切換操作やヘリコプタの操縦状態などを表示する表
示装置(LCDなど)を設けてもよい。
【0011】さて、次に上記装置を使った実際の延線作
業について説明する。まず始めにヘリコプタHの架台3
にリール1を取り付ける。上述したように、取付軸7を
取付板35の取付穴に挿入してピン9で止める。ヘリコ
プタHを操縦者Aの操縦によって鉄塔X付近から発進さ
せ、以後は切換地点Sに至るまで、操縦者Aがリモコン
装置20aの操作スイッチ群26aを操作してヘリコプ
タHを操縦する。このとき、別の無線機を使って操縦者
Bと連絡を取り合いながら操縦するようにしてもよい。
【0012】ヘリコプタHが切換地点Sに達したところ
で操縦者Bが切換スイッチ25bを押す。このときリモ
コン装置20bの主送信機22bはまだ作動状態になっ
ていない。切換スイッチ25bからの信号を受けて制御
回路24bは切換用送信機23b(周波数は主送信機2
2bと異なる)を作動させ切換信号を出力させる。この
切換信号をリモコン装置Aの受信機21aが受けると制
御回路24aはリモコン装置Aの主送信機22aの高周
波回路への給電を停止してリモコン装置Aによる操縦を
禁止する。一方、制御回路24aは切換用送信機23a
を作動させて切換信号をリモコン装置20bへ送り、リ
モコン装置20bの受信機21aがその切換信号を受け
ると、制御回路24bは主送信機22bを作動させる。
以後は操縦者Bによって操作スイッチ群26bにより無
線操縦が行われていく。
【0013】操縦切換のための切換信号は操縦者Aによ
りリモコン装置20aから発信することもできる。この
場合は上記と逆の動作が行われる。すなわち、リモコン
装置20aの切換スイッチ25aを押すと制御回路24
aは切換用送信機23aを作動させ切換信号を出力させ
る。この切換信号をリモコン装置Bの受信機21bが受
けると制御回路24bはリモコン装置Bの主送信機22
bの高周波回路への給電を開始してリモコン装置Bによ
る操縦が可能になる。一方、制御回路24bは切換用送
信機23bを作動させて切換信号をリモコン装置20a
へ送り、リモコン装置20aの受信機21aがその切換
信号を受けると、制御回路24aは主送信機22aの高
周波回路への給電を停止する。
【0014】さて、ヘリコプタHが鉄塔Yに到着すると
リール1の切り離しが行われる。まずリモコン装置20
bの操作スイッチ群26の中の切離しスイッチ(図示せ
ず)を操作すると主送信機22bからリール切離し信号
が送信され、ヘリコプタHの受信機30がその信号を受
信すると、アクチュエータ11が作動して、ピン9が取
付軸7から引き抜かれる。そのためリール1は自重によ
って落下してパイロットロープの延線は終了する。
【0015】以上のような方法によれば、安全かつ効率
のよい延線作業を行うことができる。また操縦切換時に
切換信号を発信して自動的に切換ができるようにしたの
で、切換操作が確実かつ容易である。またヘリコプタが
目的地に到達したときにパイロットロープの巻リールを
落下するようにしたので延線作業が非常に楽にできると
いう効果が得られる。
【0016】最後に本発明は上記実施例に限られるもの
ではなく、様々な変形、応用が可能である。たとえば、
リモコン飛行体としてはヘリコプタに限らず、たとえば
飛行船など他の飛行手段を使用できる。また上記実施例
では2人の操縦者によって無線操縦したが、2人に限る
ことはなく、送電線の設置場所の地形に応じてもっと多
くの操縦者を配置して無線操縦を切り換えて行うように
してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リモコン飛行体を使った延線方法において、安全かつ効
率的な延線作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による延線方法を説明する説明図であ
る。
【図2】パイロットロープが巻かれたリールおよびこの
リールを取り付ける架台の側面図である。
【図3】リールおよび架台の正面図である。
【図4】リールおよび架台の平面図である。
【図5】リモコン装置の回路構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 リール 3 架台 15 ガイド管 H リモコンヘリコプタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイロットロープを搭載したリモコン飛
    行体を複数の地点から操作を切換えて無線操縦して前記
    パイロットロープを延線することを特徴とする延線方
    法。
  2. 【請求項2】 パイロットロープを搭載した延線工事用
    リモコン飛行体と、前記リモコン飛行体を操作を切換え
    て無線操縦できる複数のリモコン装置とから構成される
    リモコン飛行体の操縦システム。
  3. 【請求項3】 前記リモコン装置が、操縦切換信号を発
    信する手段を有する請求項2に記載の操縦システム。
  4. 【請求項4】 パイロットロープを巻いたリールを搭載
    した延線工事用リモコン飛行体であって、前記リールを
    着脱自在に支持する手段と、前記リールを無線操縦によ
    り本体から離脱させる制御手段とを設けたことを特徴と
    するリモコン飛行体。
  5. 【請求項5】 パイロットロープを巻いたリールを搭載
    した延線工事用リモコン飛行体であって、前記パイロッ
    トロープを案内するガイド手段を設けたことを特徴とす
    るリモコン飛行体。
  6. 【請求項6】 前記ガイド手段が、前記リールの軸部に
    固定される二股形状の線材と、この線材に固定されたガ
    イド管とから構成される請求項5に記載のリモコン飛行
    体。
  7. 【請求項7】 前記リールは、その中心軸が水平向にな
    るように設置され、鉛直な取付軸を介して飛行体本体に
    取付られるとともに、前記取付軸の周りを回動自在であ
    る請求項4ないし6のいずれか1項に記載のリモコン飛
    行体。
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