JPH0714316Y2 - ワーク搬送装置 - Google Patents

ワーク搬送装置

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JPH0714316Y2
JPH0714316Y2 JP1988058920U JP5892088U JPH0714316Y2 JP H0714316 Y2 JPH0714316 Y2 JP H0714316Y2 JP 1988058920 U JP1988058920 U JP 1988058920U JP 5892088 U JP5892088 U JP 5892088U JP H0714316 Y2 JPH0714316 Y2 JP H0714316Y2
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JP
Japan
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work
cylinder mechanism
height
transfer
lifter
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JP1988058920U
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昌生 佐藤
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ワーク搬送装置に関し、特にオーバーヘッド
形搬送機と同オーバヘッド形搬送機との間でワークの受
渡しを行なうワーク押上げ機とで構成されたワーク搬送
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、天井に沿ってワークを水平方向に搬送せしめ、床
面に所定間隔で配置された複数の作業位置の上方で停止
可能に構成されたオーバヘッド形搬送機と同オーバヘッ
ド形搬送機との間でワークの受渡しを行なうワーク押上
げ機とで構成されたワーク搬送装置では、ワーク押上げ
機が、上部にワークのクランプ機構を有する治具をそな
えた作業台と、同作業台上のワークを受金具を介し支承
して同ワークを上記オーバヘッド形搬送機(以下、単に
「搬送機」と言う場合もある)へ係合させうる最大基準
高さまで押上げる空気圧シリンダ機構(以下、リフタと
いう)とをそなえて構成されている。
そして、上述の従来のワーク搬送装置では、第4図の行
程図に示すように、以下のような動作が行なわれる。
′リフタがワークを支承して最大基準高さまで押上げ
られ、ワークが搬送機に係合させられる。
′リフタがワークの搬送を妨げないように最下方位置
まで下降させられる。
′搬送機がワークを次のステージまで搬送する。
′次のステージのリフタがワークを支承する最大基準
高さまで押上げられ、搬送機とワークの係合が解かれ
る。
′搬送機の戻りを妨げないように次のステージのリフ
タが最下方位置まで降下されられる。
′空になった搬送機が前のステージまで戻される。
これら一連の動作が多数並設された各組立てステージご
とに行なわれ、前のステージで組付けを終ったワークが
次のステージへと送られる。そして、通常これら′、
′、′、および′の動作に要する時間は2〜3
秒、′および′の動作に要する時間は3〜4秒であ
り、1回の搬送に必要な時間は第5図に示すようにこれ
らの時間の合計の14〜20秒となる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述のような従来のワーク搬送装置では、搬
送時間の短縮をはかろうとすると、各′〜′の行程
そのものを短縮するしかなく、自ずと限界がある。そこ
で、上記各行程の必然性について検討すると、′およ
び′の行程に不必要な動きがあることがわかる。つま
り、リフタがワークの搬送を妨げないようにし、同じく
搬送機の戻りを妨げないようにするのに、最下方位置ま
で下降させられる必要はなく、これらの動きに最小限必
要な位置まで降下していればよいのである。したがっ
て、このような点が従来のワーク搬送装置の搬送時間短
縮を妨げている問題点であることがわかる。
本考案は、このような問題点の解決をはかろうとするも
ので、押上げ機を、ワークの受渡しの前後において、搬
送機と押上げ機との間のワークの受渡しを行なう最大基
準高さと、それよりもやや低く押上げ機がワークの搬送
や搬送機の戻りを妨げない待機高さとの2つの位置を取
り得るようにして、ワークの受渡しに要する流体圧シリ
ンダ機構のストロークおよびその所要時間の短縮をはか
るとともに、搬送に要する全体の所要時間の短縮をもは
かれるようにした、ワーク搬送装置を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案のワーク搬送装置
は、天井に沿ってワークを水平方向に搬送せしめ、床面
に所定間隔で配置された複数の作業位置の上方で停止可
能に構成されたオーバヘッド形搬送機と、上記各作業位
置に設置され上記オーバヘッド形搬送機との間でワーク
の受渡しを行なうワーク押上げ機とで構成されたワーク
搬送装置において、上記ワーク押上げ機が、ワークを支
持しうる作業台と、同作業台上のワークを受金具を介し
支承して同ワークを上記搬送機へ係合されうる最大基準
高さまで押上げる流体圧シリンダ機構とをそなえ、同シ
リンダ機構が、上記ワークを上記作業台から上記最大基
準高さよりもやや低い待機高さまで押上げうる主シリン
ダ機構と、上記待機高さにあるワークを上記最大基準高
さまで押上げうる副シリンダ機構とを直列状に配置して
構成されたことを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案のワーク搬送装置では、主シリンダ機構お
よび副シリンダ機構を伸張作動させ最大基準高さ状態と
し、この状態でオーバヘッド形搬送機とワーク押上げ機
との間でワークの受渡しを行なう。
主シリンダ機構を伸張作動(最大基準高さ状態)のまま
で副シリンダ機構のみ縮小作動することで、オーバヘッ
ド形搬送機とワーク押上げ機との相互干渉を防止した待
機位置でワーク押上げ機を待機させる。
つまり、流体圧シリンダ機構としての主シリンダ機構
は、専らワークを作業台上から最大基準高さよりもやや
低い待機高さとワークを作業台上に位置付ける最下方位
置との間で往復させるように作用し、副シリンダ機構
は、ワークを待機高さから最大基準高さまで、あるいは
その逆に位置付けるように作用する。
したがって、一連のワーク搬送動作のうちの、ワークの
動きとは無関係の動作は、副シリンダ機構における短い
ストロークの往復を除いては行なわれなくなる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例について説明すると、第1〜3図
は本考案の一実施例としてのワーク搬送装置を示すもの
で、第1図はその模式的正面図、第2図はその行程図、
第3図はその行程と時間との関係を示すグラフである。
第1図に示すように、本考案の一実施例としてのワーク
搬送装置は、天井に沿ってワークを水平方向に搬送せし
め、床面16に所定間隔で設置された複数の作業位置に停
止可能に構成されたオーバヘッド形搬送機(以下、単に
「搬送機」と呼ぶこともある)4と、各作業位置に設置
され搬送機4との間でワークWの受渡しを行なうワーク
押上げ機20とで構成されており、ワーク押上機20は自動
車のエンジンルーム等のワークWを支持しうる作業台1
と、同作業台1上のワークWを上部ビーム3を介して支
承して同ワークWを上部ビーム3に沿う搬送機4へ係合
させうる最大基準高さHまで押上げる流体圧シリンダ機
構5とをそなえている。
流体圧シリンダ機構5は、上記ワークWを上記作業台1
から上記最大基準高さHよりもやや低い待機高さまで押
上げうる主シリンダ機構6と、上記待機高さSにあるワ
ークWを上記最大基準高さまで押上げうる副シリンダ機
構7とを直列状に配置して構成されている。
さらに詳述すると、作業台1の上方にはクランプ機構8
を有する治具9が設けられており、流体圧シリンダ機構
5の周囲には主シリンダ機構6および副シリンダ機構7
の動きを案内するガイドロッド10およびガイドポスト11
が設けられている。また、上部ビーム3は天井13に沿っ
て支持されており、上部ビーム3上をローラ12に支持さ
れた搬送機4が走行するように構成されている。搬送機
4はワークWを搬送機4に係合保持するためにチャック
14をそなえている。なお、第1図において符号15はロボ
ット、16は床面を示している。
このように構成された本考案の一実施例としてのワーク
搬送装置では、第2図の行程図に示すように、以下のよ
うな動作が行なわれる。
主シリンダ機構6がワークWを待機高さまで押上げ、
続いて副シリンダ機構7がワークWを最大基準高さまで
押上げ、ワークWを搬送機4に係合する。すなわち、主
シリンダ機構6および副シリンダ機構7が共に伸張作動
し、オーバヘッド形搬送機4とワーク押上げ機20との間
でワークWの受渡しが行なえる最大基準高さで停止す
る。そしてこの状態のもとでワークWの受渡しが行なわ
れる。
主シリンダ機構6は伸張作動(最大基準高さ状態)の
ままで副シリンダ機構7のみが縮小作動し、ワーク押上
げ機20とオーバヘッド形搬送機4との相互干渉を防ぐ待
機高さとなる。この待機位置でワーク押上げ機20は待機
する。
搬送機4がワークWを次のステージまで搬送する。
次のステージの副シリンダ機構7がワークWを支承す
る最大基準高さまで押上げられ、搬送機4とワークWと
が係合する。
次のステージの副シリンダ機構7が搬送機4の戻りを
妨げないように待機高さまで下降する。
空になった搬送機が前のステージまで戻されると同
時に、次のステージの主シリンダ機構6が最下方位置ま
で降下する。
これら一連の動作が多数並設された組立てステージごと
に行なわれ、前のステージで組付けを終ったワークが次
のステージへと送られる。そして、これら〜の動作
に要する時間は第3図に示すように、およびの行程
で短縮されるとともに、との行程が同時に行なわれ
る結果、この行程においても時間短縮がはかられる。こ
のような、各行程での時間短縮により、合計6秒程度の
搬送時間短縮の効果が得られる。
以上、本考案の一実施例について詳述したが、本考案は
上述の実施例のみに限定されるものではなく、特に、流
体圧シリンダ機構における、直列状に配置された主シリ
ンダ機構と副シリンダ機構とは、主・副別個のシリンダ
に限らず、主・副両シリンダを重ねたテレスコープ形の
シリンダや、単一の2段ストロークシリンダで構成され
てもよい。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案のワーク搬送装置によれ
ば、流体圧シリンダ機構のストローク所要時間の短縮の
効果が得られるばかりでなく、搬送機の戻り行程と、ワ
ークの作業台への降下とが同時に行えるようになるの
で、搬送に要する全体の所要時間の著しい短縮の効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の一実施例としてのワーク搬送装置
を示すもので、第1図はその模式的正面図、第2図はそ
の行程図、第3図はその行程と時間との関係を示すグラ
フであり、第4、5図は従来のワーク搬送装置を示すも
ので、第4図はその行程図、第5図はその行程と時間と
の関係を示すグラフである。 1……作業台、2……受金具、3……上部ビーム、4…
…搬送機、5……流体圧シリンダ機構、6……主シリン
ダ機構、7……副シリンダ機構、8……クランプ機構、
9……治具、10……ガイドロッド、11……ガイドポス
ト、12……ローラ、13……天井、14……チャック、15…
…ロボット、16……床面、20……ワーク押上げ機、W…
…ワーク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井に沿ってワークを水平方向に搬送せし
    め、床面に所定間隔で配置された複数の作業位置の上方
    で停止可能に構成されたオーバヘッド形搬送機と、上記
    各作業位置に設置され上記オーバヘッド形搬送機との間
    でワークの受渡しを行なうワーク押上げ機とで構成され
    たワーク搬送装置において、上記ワーク押上げ機が、ワ
    ークを支持しうる作業台と、同作業台上のワークを受金
    具を介し支承して同ワークを上記搬送機へ係合されうる
    最大基準高さまで押上げる流体圧シリンダ機構とをそな
    え、同シリンダ機構が、上記ワークを上記作業台から上
    記最大基準高さよりもやや低い待機高さまで押上げうる
    主シリンダ機構と、上記待機高さにあるワークを上記最
    大基準高さまで押上げうる副シリンダ機構とを直列状に
    配置して構成されたことを特徴とする、ワーク搬送装
    置。
JP1988058920U 1988-04-30 1988-04-30 ワーク搬送装置 Expired - Lifetime JPH0714316Y2 (ja)

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JPH01162495U JPH01162495U (ja) 1989-11-13
JPH0714316Y2 true JPH0714316Y2 (ja) 1995-04-05

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2539878Y2 (ja) * 1991-09-30 1997-07-02 三菱自動車エンジニアリング株式会社 ボデーの前進端位置決め装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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NZ190790A (en) * 1979-12-22 1985-02-28 C J Keeys Hydraulic jack:hydraulic fluid pressurised by compressed air
JPS60242198A (ja) * 1984-05-11 1985-12-02 増淵 秀雄 空気圧昇降装置

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