JP2539878Y2 - ボデーの前進端位置決め装置 - Google Patents

ボデーの前進端位置決め装置

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JP2539878Y2
JP2539878Y2 JP1991079303U JP7930391U JP2539878Y2 JP 2539878 Y2 JP2539878 Y2 JP 2539878Y2 JP 1991079303 U JP1991079303 U JP 1991079303U JP 7930391 U JP7930391 U JP 7930391U JP 2539878 Y2 JP2539878 Y2 JP 2539878Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両のボディー製造ラ
インに配備され、特に、シャトルコンベアの搭載位置に
対しボディーの前後方向の位置決めを行うボデーの前進
端位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のボディー製造ラインは鋼板
を各種の所定形状にプレスするプレス工程部と、順次プ
レス品を接合する溶接組立て工程部と、ボディーを塗装
する塗装工程部を備える。特に、溶接組立て工程部では
あらかじめ設定された順序で互いに接合される複数のプ
レス品が順次選択され、所定の接合処理位置に搬送さ
れ、所定の溶接加工機で自動的に接合処理されている。
ここでは、組立て途中のボディーが1溶接工程を済ませ
る毎に次の溶接加工工程位置等に各種のコンベアで搬送
されている。
【0003】処で、このようなボディー組立ラインには
組立て途中のボディーを一方のコンベア上より次の溶接
加工工程部に速やかに位置決め精度良く搬送できるシャ
トルコンベアを使用することが多い。このシャトルコン
ベアは搬送方向に長い、シャトルをリフトさせ、搬送移
動させ、降下させ、元の位置に戻る空移動をさせるとい
う1サイクルを比較的早い搬送速度で行え、多用されて
いる。このシャトルコンベアを用いてボディーを搬送す
る場合、先ず、一方の位置に達したボディーを位置決め
し、ボディーの下壁の所定係合穴にシャトルの上面の突
起を突入させ、ボディーをリフトアップする。その後シ
ャトルを1搬送距離だけ高速搬送し、シャトルを降下さ
せ、空移動させている。このシャトル降下時において、
ボディーの下壁の所定位置の係止孔等が溶接位置を位置
規制する係止部材に係止され、位置決めが容易に行なわ
れることとなる。このように1のコンベアよりシャトル
コンベアにボディーを移送する場合、1のコンベア上で
ボディーの位置決めを正確に行う必要があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このように、ボディー
の搬送路を成す各種のコンベアは搬送路上で、必要に応
じて、ボディーの位置決めをする場合があり、そのため
に位置決め装置が利用されている。ところが、このボデ
ィー組立ラインに単一のボディーが流れてくる場合には
比較的容易に搬送路の側部に固定の横方向位置規制ガイ
ドを配備し、これによってボディーの幅方向位置を規制
し、搬送路上に固定されるストッパ部材によってボディ
ーの前後方向の位置決めを行える。
【0005】しかし、複数の異なる形状のボディーが搬
送路に沿って順次搬送されてくる場合、各ボディーはそ
のシャトルの係合突起に係合する係合孔がそれぞれ異な
る位置に設けられていることが多く、このため、シャト
ルコンベアの搭載位置に導かれた各ボディーをシャトル
コンベアに載せ代えるに先立ち、各ボディーに応じた前
後方向の位置決めをする必要がある。しかし、固定の前
後方向位置規制用のストッパでは複数のボディーの各係
合孔をシャトルの係合突起に係合させるように位置決め
することはできず、問題と成っていた。本考案の目的は
シャトルコンベアの搭載位置に導かれた各ボディーをシ
ャトルコンベアに載せ代えるに先立ちボディーの少なく
とも前後方向における位置決めを複数段に選択的に行え
るボデーの前進端位置決め装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案は、ボディーをリフトして次工程へ搬送移
動させるシャトルコンベアの搭載位置に対設され、前記
搭載位置に達したボディーを前記シャトルコンベアに載
せ代えるに先立ちボディーの前後方向の位置決めを行う
ボディーの前進端位置決め装置において、前記シャトル
コンベアの搭載位置の左右両側部に配備される基台と、
前記シャトルコンベアの搬送方向に沿った状態で前記基
台上に多数並設されると共に回転駆動されてボディーを
前進移動させるローラコンベアと、基端が前記基台に枢
支され先端が前記ローラコンベア上を前進移動するボデ
ィーの移動経路内に延びると共に第1、第2前後方向位
置及び退避位置に揺動可能に支持される前進端位置決め
部材と、前記基台に固定され先端が前記移動経路内に延
びると共に前記第2前後方向位置及び退避位置の間に設
定される第3前後方向位置に支持される第3前後方向位
置規制部材と、2つのエアシリンダの本体後面を相互に
当接し直列接続して成り、前記第1、第2前後方向位置
及び退避位置の3位置に前記前進端位置決め部材を揺動
駆動させるシリンダと、前記シリンダへの高圧流体の給
排を操作して前記第1、第2及び第3の各前後方向位置
に上記ボディーを選択的に位置決めする制御手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】シャトルコンベアの搭載位置の左右両側部に配
備した基台に前進端位置決め部材を枢支し、この前進端
位置決め部材にはシリンダを接続し、基台には第3前後
方向位置を設定する第3前後方向位置規制部材を支持し
ておき、制御手段によって2つのエアシリンダを直列接
続してなるシリンダの高圧流体の給排を操作することに
より、前進端位置決め部材及び第3前後方向位置規制部
材が3つの前後方向位置に、即ち、第1、第2及び第3
の各前後方向位置にボディーを選択的に位置決めし、こ
れによりシャトルコンベアの搭載位置に各ボディーを的
確に位置決めするようにした。
【0008】
【実施例】図1,2のボデーの前進端位置決め装置は
車両のボディーの組立てラインの一部に配備される。こ
こでのボデーの前進端位置決め装置10は、ローラコン
ベア1によりシャトルコンベア2の搭載位置(図1に示
す位置)に導かれたボディーW(図2参照)をシャトル
コンベア2に載せ代えるに先立ち、ボディーWの前後方
向における位置決めを行うもので、搭載位置の左右両側
部のローラコンベア1を支持する基台6に取付けられ
る。 ーラコンベア1はシャトルコンベア2の端部に設
定された搭載位置で一部重なり合い、両コンベアの搬送
路Rが連続的に配備されるように構成される。ローラコ
ンベア1の搬送路Rには、前工程での加工を済またボデ
ィーWが図示しないドロップリフターにより上方より、
あるいはローラコンベア1の前端側(図1で左端側)よ
り適時に搬送されてくる。特に、図3,4に示すよう
に、ボディーWはその下部にボデーの幅方向Xの位置決
めをするボディー前後方向Yに長い垂直突壁3及びボデ
ィーの前後方向の位置決めをする先端基準部4とをそれ
ぞれ形成される。このローラコンベア1上で位置決めさ
れた組立て途中のボディーWは次の溶接工程部側にシャ
トルコンベア2で搬送され、所定の溶接工程位置(図1
に符号Mで示した)にセットされる。
【0009】図3に示すように、ローラコンベア1は基
台6(図9、10参照)の上部に左右にそれぞれ連続し
て複数の金属製のローラ5を配備し、これによって平面
状の搬送路Rを形成しており、各ローラは搬送モータ7
に駆動される図示しない回転伝達系により駆動される。
しかも、このローラコンベア1は所定時にボディーWを
前後方向Y及び幅方向Xに相対的に摺動作動させること
ができる。なお、搬送モータ7はローラ制御手段8に駆
動制御される。
【0010】ローラ制御手段8はマイクロコンピュータ
で要部が構成され、ボディーWを搬送方向に搬送すべく
駆動指令を受けると、その指令に応じて全ローラ5を同
一回転速度で駆動でき、後述の切り換え制御手段23と
信号の授受を行える様に接続されている。ローラコンベ
ア1の側部には幅方向位置決め手段9が配備され、前進
端側には本考案の要部を成す前後方向位置決め装置10
が配備される。
【0011】前後方向位置決め装置10は図1、2、3
に示すように、基台6の上端に固着される前進端ブラケ
ット11と、このブラケット11に一体結合された断面
コ字形のコ字型ブラケット12と、このコ字型ブラケッ
ト12に一体結合された垂直ピン13と、この垂直ピン
13に枢支されたフック状の前進端位置決め部材14
と、コ字型ブラケット12の端部より延出するアーム1
5と、一端がアーム15に他端が前進端位置決め部材1
4の背部にそれぞれピン結合されたエアシリンダユニッ
ト17とで構成される。ここで、符号18は後述する第
3前進端位置規制片を示している。なお、この第3前進
端位置規制片18を排除し、前進端位置決め部材14の
先端部により直接第3前後方向位置f3を設定しても良
い。
【0012】ここで、エアシリンダユニット17は第1
2エアシリンダ19,20の本体後面を相互に当接し
直列に一体結合して成り、各エアシリンダは高圧エア源
Tに第1、第2切り換え弁21,22を介して連結され
る。第1、第2切り換え弁21,22は切り換え制御手
段23に接続されている。この前後方向位置決め装置1
0は2つの切り換え弁21,22を切り換え制御して前
進端位置決め部材14を回動させ、その先端部をボディ
ーWの先端基準部4に当接させることによって、前後方
向位置を選択的に切り換えできる。
【0013】即ち、切り換え制御手段23が所定時に第
1、第2切り換え弁21,22を共にオンすると、第1
第2エアシリンダ19,20のシリンダ伸量が加算さ
れ、前進端位置決め部材14は第1前後方向位置f1を
設定でき、A車の前後方向の位置規制をすることができ
る。次に、第1切り換え弁21をオン、第2切り換え弁
22をオフすると、第1エアシリンダ19のシリンダ伸
量のみで第2前後方向位置f2を設定でき、B車の前後
方向の位置規制をすることができる。第1、第2切り換
え弁21,22を共にオフすると第1第2エアシリンダ
19,20のシリンダ縮量に基づき、前進端位置決め部
材14は図6に2点鎖線で示す退避位置に退避し、第2
前後方向位置f2及び退避位置の間に設定される第3前
後方向位置f3を第3前後方向位置規制片18を用いて
設定でき、C車の前後方向の位置規制をすることができ
る。幅方向位置決め手段9は図,8,9,10に示す
ように、ローラコンベアの形成する搬送路Rの側部に位
置する基台6の上部に左右2機づつ横方向位置規制板2
4を配し、これらをそれぞれ同一構成の幅規制板駆動機
25で駆動するように構成されている。
【0014】図8に示すように、各幅方向位置規制板2
4は搬送路Rのボディーの下部に形成される前後方向Y
に長い垂直突壁3に摺接する直状の摺接端241を形成
された長板材であり、それを支持する幅規制板駆動機2
5は基台6の側壁に一体結合された幅ブラケット29に
支持される。ここで、幅ブラケット29の左右には搬送
路Rと直行する幅方向Xに長い一対のレール30を一体
的に取付、その一対のレール30上に摺動台27を支持
している。この摺動台はその下面にレール30に摺接す
る凹溝281を形成された左右2個づつのガイド片28
(図10参照)を取付ている。幅ブラケット29の端部
には第1幅シリンダ31が取り付けられ、そのシャフト
311が摺動台27と一体の突片271に連結される。
摺動台27上にはその左右に一対のスライドシフター2
6,26が取り付けられる。各スライドシフター26は
筒状部261を摺動台27に一体結合させ、その中央の
摺動孔に嵌合されるシャフト262がその一端部を幅方
向位置規制板24に一体結合されている。しかも、摺動
台27の中央には第2幅シリンダ32が取り付けられ、
そのシャフト321も幅方向位置規制板24に一体結合
されている。
【0015】なお、幅ブラケット29の側方端部には一
対のリミットスイッチ33,34が装備され、そことの
対抗位置となる摺動台27上にはスイッチ操作部材35
が一体に支持されている。このため、この一対のリミ
ットスイッチ33,34はオン、オフの4通りの組合せ
によって後述の4幅位置b1,b2,b3,b4の検出
信号を切り換え制御手段23に出力するように構成され
えている。ここで、第1幅シリンダ31及び第2幅シリ
ンダ32高圧エア源Tに幅切り換え弁36,37を介
して連結され、両弁は切り換え制御手段23に接続され
ている。
【0016】このような各幅規制板駆動機25の第1、
第2幅切り換え弁36,37は幅方向位置決め手段9全
体で4個づつあり、それぞれ切り換え制御手段23に接
続され、同様に制御される。即ち、切り換え制御手段2
3が所定時に第1、第2幅切り換え弁36,37を共に
オンすると、図9に示すように、幅方向位置規制板24
は第1幅位置b1を設定でき、第1幅切り換弁36オ
ン、第2幅切り換え弁37オフで第1幅位置b1よりΔ
b1だけ退却した第2幅位置b2を設定でき、第1幅切
り換弁36オフ、第2幅切り換え弁37オンで第2幅位
置b2よりΔb2だけ退却した第3幅位置b3を設定で
き、第1,第2幅切り換弁36、37を共にオフして第
3幅位置b3より更にΔb1退却した第4幅位置b4を
設定できる。切り換え制御手段23はその要部がマイク
ロコンピュータで構成され、ボディーの組立てラインの
ホストコンピュータに接続され、これより、ボディーW
の種別信号、作業指令、搬送タイミング等の指令を受け
て、位置規制処理の制御を実行する。
【0017】処で、図5及び図7に示すように、搬送路
Rには幅寸法aが同一のA,B車のアンダーボディーW
La,bと、比較的幅寸法bが大きいC車のアンダーボ
ディーWLcが図示しないドロップリフターを介し上方
より搬送され、しかも、適時に幅寸法cが同一のA,B
車のメインボディーWMa,bと、比較的幅寸法dが大
きいC車のメインボディーWMcとがローラコンベア1
の前端部側(図1の左端側)より搬送されてくる。ここ
でA,B車のアンダーボディーWLa,bよりメインボ
ディーWMa,bはmだけ大きく、C車のアンダーボ
ディーWLcよりメインボディーWMcがnだけ大き
く設定されている。しかも、ここで、A車、B車、C車
はこのに前後方向Yの長さが順次大きく成るように設
定されている。即ち、この搬送路上のボデー位置決め装
置は4つの幅方向の切り換えと3つの前後方向の切り換
えを必要とする。
【0018】このような搬送路Rに、前工程の処理を済
ませてA車のアンダーボディーWLaが搬送されると、
これを検知した切り換え制御手段23はローラコンベア
1を駆動させ、第1、第2幅切り換え弁36,37を共
にオンして、幅方向位置規制板24を第1幅位置b1に
切り換え(図8,9参照)、第1、第2前切り換え弁2
1,22を共にオンして、前進端位置決め部材14を第
1前後方向位置f1に切り換える(図1参照)。
【0019】これによってA車のアンダーボディーWL
aがローラコンベア1によって進むに従い、幅方向位置
規制板24に垂直突壁3が摺接し、第1幅位置b1に位
置規制され、ボディーの先端基準部4が前進端位置決め
部材14に当接することによって第1先進端位置f1に
位置規制され、その前進を阻止される。この後、切り換
え制御手段23は位置決め完了を図示しないリミットス
イッチによって検出すると、ローラコンベア1の駆動を
停止させ、シャトルコンベア2の駆動許可指令をホスト
コンピュータに出力する。この後、シャトルコンベア2
はローラコンベア1上で位置決めされたA車のアンダー
ボディーWLaの下壁の所定係合穴e(図2参照)にシ
ャトルの上面の突起201を突入させ、ボディーをリフ
ト量Hrだけ上昇させる。その後シャトルを1搬送距離
だけ高速搬送してシャトルを降下させ、戻り方向に空移
動させる。このシャトル降下時において、ボディーの係
合穴e等が次の溶接工程位置を位置規制する図示しない
係止部材に係止され、次の位置決めが容易に行なわれる
こととなる。
【0020】同様に、搬送路Rに、前工程の処理を済ま
せてB車のアンダーボディーWLbが搬送されると,幅
方向位置規制板24を第1幅位置b1に切り換え(図
8,9参照)、第1切り換え弁21をオン、第2前切り
換え弁22をオフで第2前後方向位置f2に前進端位置
決め部材14を切り換え(図1参照)、同様にB車のア
ンダーボディーWLbの位置決め処理が実施され、その
B車のアンダーボディーWLbをシャトルコンベア2で
次の溶接工程位置に搬送することと成る。
【0021】同様に、搬送路Rに、前工程の処理を済ま
せてC車のアンダーボディーWLcが搬送されると,第
1幅切り換弁36オフ、第2幅切り換え弁37オンで第
3幅位置b3に幅方向位置規制板24を切り換え(図
8,9参照)、第1、第2前切り換え弁21,22を共
にオフして第3前後方向位置f3に前進端位置決め部材
14を切り換え(図1参照)、同様にC車のアンダーボ
ディーWLcの位置決めをし、そのG車のアンダーボデ
ィーWLcをシャトルコンベア2で次の溶接工程位置に
搬送することと成る。
【0022】同様に、搬送路Rに、前工程の処理を済ま
せてA車のメインボディーWMaが搬送されると,第1
幅切り換弁36オン、第2幅切り換え弁37オフで第2
幅位置b2に幅方向位置規制板24を切り換え(図8,
10参照)、第1、第2前切り換え弁21,22を共に
オンし、前進端位置決め部材14を第1先進端位置f1
に切り換え(図1参照)、同様にA車のメインボディー
WMaをシャトルコンベア2で次の溶接工程位置に搬送
することと成る。
【0023】同様に、搬送路Rに、前工程の処理を済ま
せてB車のメインボディーWMbが搬送されると,第1
幅切り換弁36オン、第2幅切り換え弁37オフで第2
幅位置b2に幅方向位置規制板24を切り換え(図8,
10参照)、第1切り換え弁21をオン、第2前切り換
え弁22をオフで第2前後方向位置f2に前進端位置決
め部材14を切り換え(図1参照)、同様にB車のメイ
ンボディーWMbをシャトルコンベア2で次の溶接工程
位置に搬送することと成る。同様に、搬送路Rに、前工
程の処理を済ませてC車のメインボディーWMcが搬送
されると,第1,第2幅切り換弁36、37を共にオフ
して第4幅位置b4に幅方向位置規制板24を切り換え
(図8,10参照)、第1、第2前切り換え弁21,2
2を共にオフすると第3前後方向位置f3に前進端位置
規制片18を切り換え(図1参照)、同様にC車のメイ
ンボディーWMcをシャトルコンベア2で次の溶接工程
位置に搬送することと成る。
【0024】このように、図1のボデーの前進端位置決
め装置はシャトルコンベア2の搭載位置(図1に示す位
置)に導かれた各アンダーボディーWLa,b,c及び
メインボディーWMa,b,cをシャトルコンベア2に
載せ代えるに先立ち、各ボディーをローラコンベア1上
おいて、3つの前後方向位置f1,f2,f3と4つ
の幅方向の幅位置b1,b2,b3,b4とに位置決め
できる。即ち、ここではに示したようなシャトルコ
ンベア2の上面の突起201と各ボディーの下壁の所定
係合穴eとの位置決めを的確に行うことができボディ
ーの組立てラインに供給される多種のボディーの前後方
向の位置決めを容易に行うことができる。
【0025】上述の処において、搬送路上のボデーは前
後方向Y及び幅方向Xの位置決めを同時に行われるもの
として説明したが、幅方向を一定とし、前後方向が3つ
の前後方向位置f1,f2,f3の切り換えによって選
択的に設定される構成を取ることもできる。更に、搬送
路上のボデーは溶接工程中のものとして説明したが、各
種部材の組立て工程中のボディーの位置決め装置として
も同様に本考案を適用できる。更に、上述のシリンダユ
ニット17は2つのシリンダを直列結合していたが。3
つ以上を結合して4つ以上の前後方向位置を設定できる
ように構成しても良い。
【0026】
【考案の効果】以上のように、この考案はシャトルコン
ベアの搭載位置に導かれた各ボディーをシャトルコンベ
アに載せ代えるに先立ち、ローラコンベアの搬送路に沿
って搬送されてくるボディーに前進端位置決め部材ある
いは第3前後方向位置規制部材を選択的に当接させて、
ボディーの前後方向における位置決めを複数段に選択的
に行え、このためローラコンベアで搬送されてくるボデ
ィーが複数種であっても、シャトルコンベアの搭載位置
において、各ボディーを前後方向において的確に位置決
めしシャトルコンベアへの載せ代えを的確に行える。し
かも、2つのエアシリンダを直列接続してなるシリンダ
で前進端位置決め部材を切換えるので、少なくとも3つ
の前後方向位置を選択的に設定でき、各ボディーに応じ
た前後方向位置で前後方向位置決めを的確に行うことが
でき、特に、第3前後方向位置規制部材が第3の前後方
向位置を精度良く設定出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としてのボデーの前進端位置
決め装置の要部平面図である。
【図2】図1のボデーの前進端位置決め装置の要部側面
図である。
【図3】図1のボデーの前進端位置決め装置をそなえ
た、ローラコンベアの全体概略平面図である。
【図4】図3のローラコンベアに接続されるシャトルコ
ンベアの概略作動説明図である。
【図5】図1のボデーの前進端位置決め装置に供給され
る車両のボディーの概略側面図である。
【図6】図1のボデーの前進端位置決め装置に供給され
る車両のボディーの概略底面図である。
【図7】図1のボデーの前進端位置決め装置のローラコ
ンベア上に供給される各々異なる車両のボディーの断面
寸法を比較した説明図である。
【図8】図3ののローラコンベアに装着される幅方向位
置決め手段の平面図である。
【図9】図3ののローラコンベアに装着される幅方向位
置決め手段の要部切欠側断面図である。
【図10】図3のローラコンベアに装着される幅方向位
置決め手段の他の態様における要部切欠側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ローラコンベア 2 シャトルコンベア 4 先端基準部 10 前後方向位置決め装置 13 垂直ピン 14 前進端位置決め部材 17 シリンダユニット 23 切り換え制御手段 W ボディー WMa A車のメインボディー WMb B車のメインボディー WMc C車のメインボディー WLa A車のアンダーボディー WLb B車のアンダーボディー WLc C車のアンダーボディー f1 前後方向位置 f2 前後方向位置 f3 前後方向位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 渡辺 雄二 愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地・三 菱自動車エンジニアリング株式会社 岡 崎事業所内 (72)考案者 三上 晃 東京都港区芝五丁目33番8号・三菱自動 車工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−216376(JP,A) 実開 平1−162495(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディーをリフトして次工程へ搬送移動さ
    せるシャトルコンベアの搭載位置に対設され、前記搭載
    位置に達したボディーを前記シャトルコンベアに載せ代
    えるに先立ちボディーの前後方向の位置決めを行うボデ
    ィーの前進端位置決め装置において、 前記シャトルコンベアの搭載位置の左右両側部に配備さ
    れる基台と、 前記シャトルコンベアの搬送方向に沿った状態で前記基
    台上に多数並設されると共に回転駆動されてボディーを
    前進移動させるローラコンベアと、 基端が前記基台に枢支され先端が前記ローラコンベア上
    を前進移動するボディーの移動経路内に延びると共に第
    1、第2前後方向位置及び退避位置に揺動可能に支持さ
    れる前進端位置決め部材と、 前記基台に固定され先端が前記移動経路内に延びると共
    に前記第2前後方向位置及び退避位置の間に設定される
    第3前後方向位置に支持される第3前後方向位置規制部
    材と、 2つのエアシリンダの本体後面を相互に当接し直列接続
    して成り、前記第1、第2前後方向位置及び退避位置の
    3位置に前記前進端位置決め部材を揺動駆動させるシリ
    ンダと、 前記シリンダへの高圧流体の給排を操作して前記第1、
    第2及び第3の各前後方向位置に上記ボディーを選択的
    に位置決めする制御手段と、 を備えたことを特徴とするボディーの前進端位置決め装
    置。
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