JPH07141823A - 磁気テープカセットの組立方法及びカセット - Google Patents

磁気テープカセットの組立方法及びカセット

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JPH07141823A
JPH07141823A JP5168339A JP16833993A JPH07141823A JP H07141823 A JPH07141823 A JP H07141823A JP 5168339 A JP5168339 A JP 5168339A JP 16833993 A JP16833993 A JP 16833993A JP H07141823 A JPH07141823 A JP H07141823A
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cassette
leaf spring
shield plate
magnetic
magnetic shield
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JP5168339A
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Kiyoo Morita
清夫 森田
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気シールド板及びパッド付き板バネを上下
カセットハーフ内に極めて容易に組み込むことができ、
磁気シールド板及び板バネがガタのない磁気テープカセ
ットの組立方法及びカセットを提供する。 【構成】 磁気シールド板20の高さ方向の下端縁を下カ
セットハーフに設けられたシールド板用の溝部に嵌着す
ると共に、板バネ30の両端部を下カセットハーフに形成
された隆起部の先端の受け溝に落とし込んだ後に、磁気
シールド板20の上端縁及び板バネ30の上端縁に接触する
リブ26、36を備えた上カセットハーフを下カセットハー
フに被せた後、超音波溶着機によりリブを溶融し、該溶
融した樹脂により磁気シールド板並びに板バネを保持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下カセットハーフを
組み合わせた本体ケースの前面に開口した磁気ヘッド挿
入口の近傍に加圧パッドを備えた板バネを配設し、その
後方に磁気シールド板を配設してなる磁気テープカセッ
トの組立方法及びカセツトに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルオーディオテープレコー
ダ等に見られるように、カセットテープレコーダの小型
化、軽量化、ならびに高性能化が進んでおり、これに伴
って、オーディオ用磁気テープカセットの性能の向上も
望まれ、種々の改良がなされている。従来オーディオ用
の磁気テープカセットの基本的な構造を図6乃至図8に
示す。この磁気テープカセットは、図6に示すように上
下一対のカセットハーフ1,2(上カセットハーフは図
示しない)によって形成される中空内部が仕切壁3によ
り記録再生領域4とハブ収納領域5に分けられている。
【0003】そして、前記ハブ収納領域5には、カセッ
ト前後方向に沿った中心線Cに対して左右対称にハブ1
2及び回転ガイドローラ13等が設けられている。又、
前記記録再生領域4には、中心線Cに対して左右対称に
キャプスタン挿入孔6、カセット位置決め孔7及びヘッ
ドピン8等が形成されており、更に前記ヘッドピン8の
後方の所には加圧パッド9を支持した板状支持部材であ
る板バネ10、該板バネ10の後方にはシールド板20
が組み込まれている。記録再生時には、図8に示したよ
うに、記録再生装置の磁気ヘッド15がカセット前方の
磁気ヘッド挿入口14から前記記録再生領域4内に挿入
される。そして、前記磁気ヘッド15の先端が、前記加
圧パッド9と共に磁気テープTをカセット内方へ押し込
まれる。この結果、一対の前記ヘッドピン8間に張架さ
れる磁気テープTのテンション及び前記板バネ10の付
勢力に基づく前記加圧パッド9の加圧力によって前記磁
気テープTが前記磁気ヘッド15の先端に形成されたヘ
ッドギャップに圧接される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記シールド板20
は、図7に示すように、平面コ字状に形成され、シール
ド本体21の上、下端縁21a,21bが上、下カセッ
トハーフ1,2に設けられている細溝に嵌り位置決め固
定されるものである。そして、一対の前記ヘッドピン8
には、図6、図8に示したように磁気テープTが接触
し、記録・再生を行う場合は前記両ヘッドピン8に摺動
しながら走行する。そして、記録再生時において、シー
ルド板20は、磁気テープTの後方を磁気遮蔽して磁気
ヘッド15が雑音を拾うことを防止している。又、前記
シールド板20の両袖部23の前面と前記一対のヘッド
ピン8との間の微小な隙間に、その中央に加圧パッド9
を有する前記板バネ10が遊嵌状に填め込まれている。
【0005】ここで、磁気テープカセットの使用時にお
いては、記録再生装置の駆動系の振動がシールド板20
を振動させることがある。このシールド板20の振動に
よって、前記上下端縁21a,21bが上下カセットハ
ーフ1,2の内面に擦れて該ハーフの削れが生じて、削
れた微粉がカセット内に飛び散りドロップアウトの原因
を作りだす恐れがあった。
【0006】このため、これまでに各種の磁気シールド
板の固着方法が提案されている。例えば、実開平2−1
23775号公報に開示されているものは、磁気シール
ド板の上下端と対向する上下カセットハーフの内面に磁
気シールド板の端が喰い込むことを許す変形容易な受止
部を設け、あるいは、磁気シールド板の上下部に上下カ
セットハーフの内面に突き刺さるとげを突出形成してい
る。また、実開平2−65281号公報に開示されてい
るものは、磁気シールド板を上下カセットハーフの内面
に設けた細幅のリブに埋設させているものである。しか
しながらいずれの構成も、磁気シールド板は上下カセッ
トハーフ内に固着されるようになるが、組立時に磁気シ
ールド板の上下カセットハーフへの喰い込み部におい
て、上下カセットハーフ内面側から微細な破砕粉や削り
粉などが発生することは避けられず、これが磁気テープ
面に付着してロップアウト発生の原因を排除することが
出来なかった。一方、カセット組み立て作業において、
前記シールド板20の上記位置決め固定方法では、ヘッ
ドピン8との狭い隙間に板バネ10を挿入する必要があ
るために、組立性(このクリアランスに板バネを落とし
込む作業)を高めようとすると、可なりのクリアランス
を有するようにすることが避けられないために、前記板
バネ10のがた付きを有し、前記パッド9によるテープ
押えが不安定になり易いという問題がある。従来、パッ
ド付き板バネの組立方法としては、例えば、実開昭60
−142876号、実開昭60−142877号、実開
昭58−43682号、実開昭58−43686号公報
に開示されているもの等がある。実開昭60−1428
76号、実開昭60−142877号公報に開示された
構成は、板バネを適宜形状のリブにより形成された狭い
隙間に落とし込む構成であったり、板バネの端部をリブ
に嵌着するような構成である。しかし、このようにリブ
によって小さい隙間をつくる構成においては、そのカセ
ットハーフを成形する金型強度が低下し易い問題だけで
なく、板バネの組み込み性の点は極めて悪かった。又、
実開昭58−43682号、実開昭58−43686号
公報に開示されているものにおいては、板バネを組み込
むときに該板バネを変形させるようにして弾性的に係止
する構成であるが、このような構成であると、この板バ
ネの組み込み性は極めて悪くなるだけでなく、板バネの
成形の際に、該板バネのスプリングバックによりパッド
を挟んで左右両側の形状を均一に成形するのは極めて難
しく、結局のところパッドによる押圧力の均一化を行う
ことは難しく、磁気テープのヘッドタッチ精度を安定し
て高めることは難しかった。本発明の目的は、磁気シー
ルド板及びパッド付き板バネを上下カセットハーフ内に
極めて容易に組み込むことができ、さらに、カセット内
に組み込まれた後に磁気シールド板及び板バネがガタの
ないように固定され、安定したヘッドタッチが得られ、
またドロップアウトが生じないようにすることができる
磁気テープカセットの組立方法及びカセットを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る上記目的
は、下カセットハーフの磁気ヘッド挿入口の近傍に加圧
パッドを備えた板バネをヘッドピン後方に配設すると共
に、該板バネの後方に磁気シールド板を配設した後、上
カセットハーフを前記下カセットハーフに被せるように
組み立てる磁気テープカセットの組立方法において、前
記磁気シールド板の高さ方向の下端縁を前記下カセット
ハーフに設けられたシールド板用の溝部に嵌着すると共
に、前記板バネの両端部を前記下カセットハーフに形成
された隆起部の先端の受け溝に落とし込んだ後に、前記
磁気シールド板の上端縁及び前記板バネの上端縁に接触
するリブを備えた前記上カセットハーフを前記下カセッ
トハーフに被せた後、超音波溶着機により前記リブを溶
融し、該溶融した樹脂により前記磁気シールド板を固着
すると共に前記板バネの少なくともカセット前後方向の
位置を位置決めするように保持することを特徴とする磁
気テープカセットの組立方法により達成できる。また、
本発明の上記目的は、上下カセットハーフを組み合わせ
たカセット本体前方の前方開口部の内側のヘッドピン後
方に加圧パッドを備えた板バネと、該板バネのさらに後
方に磁気シールド板とを具備した磁気テープカセットに
おいて、前記シールド板はその高さ方向の上下端縁の少
なくとも一方がカセット内面の溶融樹脂により固着され
ていると共に、前記板バネはその高さ方向の上下端縁の
少なくとも一方がカセット内面の溶融樹脂によりカセッ
ト前後方向の位置が位置決めされるように保持されたと
を特徴とする磁気テープカセットによって達成される。
【0008】
【実施態様】以下、図面を参照して本発明の一実施態様
を説明する。図1は本発明の一実施態様の磁気テープカ
セットの磁気シールド板とパッド付き板バネとの組立状
況を示す要部拡大斜視図であり、図2は図1の部分にお
ける正面図、図3は図1の部分の拡大した側面図であ
る。また図4は図2におけるD−D矢視図であり、図5
は図2におけるU−U矢視図である。
【0009】本実施態様における磁気テープカセットは
その全体は図示しないが、基本的には図6に示すものと
同様な構成で、上下カセットハーフ1、2が超音波溶着
により適宜固着される構成のものである。図1に示すよ
うに磁気シールド板20は、平板である本体21の上下
端縁21a,21bが上下カセットハーフ1,2の内面
に嵌合される構造で、又、この本体21の両側に前記上
下カセットハーフ1、2よりなるケース本体の前方に向
う屈曲部22,22を有し、さらに該屈曲部22の先端
部分に袖部23,23を有しているものであって、従来
のものと略同様な構造である。前記上下カセットハーフ
1,2の内側には、図2に示すように前記磁気シールド
板20が嵌合されるシールド板用の溝部1a,2aが設
けられており、前記上カセットハーフ1の溝部1a内に
は適宜幅で僅かに盛り上がったリブ26,26が設けら
れている。この溝部内のリブ26の高さは、磁気シール
ド板20を上下カセットハーフ1,2の溝部1a,2a
内に組立てて上下カセットハーフ1,2を結合したとき
に、磁気シールド板20と溝部1a,2aの溝底との間
に隙間がなくなる。このリブ26,26は後述するよう
に、超音波溶着によって前記磁気シールド板20を前記
上下カセットハーフ1,2間に溶着するために用いられ
るものである。
【0010】一方、前記下カセットハーフ2の内面には
ヘッドピン8よりもカセット後方側に隆起部31,31
が設けられ、この隆起部31,31の上端面に板バネ用
溝31Aが設けられている。前記板バネ用溝31Aは図
に示すように上方に開くようなカセット前後方向の斜面
部31a及び板バネの両端部に対向する斜面部31cよ
りなる導入部と、板バネ30の厚みよりも僅かに幅広く
構成された垂直壁面31bからなる保持部とからなる溝
である。したがって、前記板バネ用溝31Aにパッド9
を有する前記板バネ30を上方より落とし込んだとき
に、該板バネ30はその下端縁及び両端縁が前記斜面部
31aおよび斜面部31eに案内されて、溝の底部分に
嵌合されて、略垂直に支持される。なお、図4に示すよ
うに、前記板バネ用溝31Aは前記板バネ30の中心寄
りで磁気シールド板20側に向かって傾斜した後退壁面
31dが設けられて、該板バネのカセット後方への撓み
易い形態としてもよい。
【0011】前記上カセットハーフ1内面には、前記隆
起部31,31に対応する位置に垂下部32,32が設
けられている。前記垂下部32,32の高さ方向の寸法
は前記板バネ30が隆起部31、31の前記板バネ用溝
31A内に嵌合された状態において、前記上下カセット
ハーフ1、2を組み合わせたとき、前記板バネ30との
間に僅かに隙間を生ずる程度とし、該垂下部32、32
の下端面に、この隙間をなくすよりも僅かに高いリブ3
6、36が設けられている。前記リブ36、36は前記
垂下部32、32下端面の磁気シールド板20の袖部2
3、23に対応する位置に設けられ、後述するように、
前記板バネ30の両上端部を溶着するためのものであ
る。
【0012】なお、前記隆起部31、31はその後面が
組立状態の前記磁気シールド板20の曲り部22、22
の下方前面が対面または適宜接するように構成してもよ
く、この構成により該磁気シールド板20が下カセット
ハーフ内に組み込まれたときに、該磁気シールド板20
を垂直に保持する機能を付与することができる。一方、
前記垂下部32、32の後面は前記曲り部22、22の
上方前面との間に僅かな隙間δを設けて、前記上カセッ
トハーフ1を真上から組み付けるときに、それが、前記
磁気シールド板20と接触せず組み立て性の障害となら
ないように構成されている。また、前記磁気シールド板
20は前記袖部23、23の前面が前記板バネ30の後
面に対面するように構成されているが、この袖部23は
無くてもよい。
【0013】このように構成されている磁気テープカセ
ットの組み立てについて説明する。まず、前記下カセッ
トハーフ2内に、前記磁気シールド板20の下端縁21
aを該下カセットハーフ2の溝部2aに嵌合させて直立
状態にし、また、前記加圧パッド9を有する板バネ30
を隆起部31,31上端面に設けた前記板バネ用溝31
Aに落し込む。このとき、前記板バネ30を前記袖部2
3より僅かに手前で落とすことにより、前記板バネ30
はその下端縁が緩やかな前記斜面部31a等を滑って前
記垂直壁部31b,31bに嵌り込んで垂直に立った状
態で保持される。このようにして、前記下カセットハー
フ2内に前記磁気シールド板20、前記板バネ30、さ
らにフリクションシートや磁気テープ等を組み込んだ
後、前記上カセットハーフ1を被せる。このとき、前記
リブ26は前記磁気シールド板20の上端縁21aと接
触しており、また前記リブ36は前記板バネ30の上端
縁と接触している。
【0014】このように前記上下カセットハーフ1、2
を重ね合わせた状態で超音波溶着機の載置台70上にセ
ットする。そして、超音波溶着機の溶着ヘッド60が前
記上カセットハーフ1を押すと共に超音波を発信する。
これにより、前記リブ26,26,36,36は溶融し
て、前記磁気シールド板20ならびに前記板バネ30は
溶着されるとともに、前記上下カセットハーフ1、2も
溶着によりしっかりと固定される。なお、超音波溶着に
より、溶着部27が発生し、この溶着部27によって前
記磁気シールド板20はしっかりと固定される。又、前
記板バネ30も溶着固定されるが、ここで、前記板バネ
30は磁気ヘッドにより押圧されたときにカセット後方
に撓むことが望ましいので、溶着部37によりカセット
前後方向の動きが阻止され、カセット左右方向には動け
るように位置決めされている構成がよい。このカセット
左右方向に動けるようにするには、例えば前記リブ36
の溶着力を小さくするように溶融量を少なく構成し、且
つ溶着工程後において、前記板バネ30をカセット後方
に大きく押して溶着部37と板バネとの接着面を剥がす
ことにより達成することができる。これにより、前記磁
気シールド板20および前記板バネ30は、前記上下カ
セットハーフ1,2内にガタなく良好に取り付けること
ができる。上記実施態様においては、上下カセットハー
フを超音波溶着にて固定する構成としたが、本発明にお
いては上下カセットハーフをネジにて締結する構成のも
のでもよい。上記実施態様においては上カセットハーフ
と磁気シールド板等との接触部分を溶着する構成とした
が、当然のことながら該磁気シールド板を上下カセット
ハーフ両方にて溶着する構成であっもよい。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明はカセット組
み立て方法は磁気シールド板の高さ方向の下端縁を前記
下カセットハーフに設けられたシールド板用の溝部に嵌
着し、板バネの両端部を前記下カセットハーフに形成さ
れた隆起部の先端の受け溝に落とし込んだ後に、前記上
カセットハーフを被せて超音波溶着機によりリブを溶融
して前記磁気シールド板を固着すると共に前記板バネの
少なくともカセット前後方向の位置を位置決めするよう
にした。したがって、前記磁気シールド板および板バネ
を組み込むとにはそれほど厳密な寸法の所にはめ込むよ
うな構成としなくてもよいので、前記磁気シールド板及
び板バネの組み込み性は極めてよく、又、組み込まれた
後には、溶着によりしっかりと固定される。また、本発
明に磁気テープカセットは前記上カセットハーフを被せ
て、超音波溶着により、リブから発生される溶着部で磁
気シールド板及び板バネを溶着した構成であるので、磁
気シールド板及び板バネはガタなく上下カセットハーフ
に固定され、カセット振動によりガタ付くことがなく、
樹脂の削れ分の発生を抑えることができ、ドロップアウ
トの発生を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気テープカセット要部拡大斜視図で
ある。
【図2】図1に示した部分のカセット前方からみた正面
図である。
【図3】図1に示した部分の側面図である。
【図4】図2におけるD−D矢視図である。
【図5】図2におけるU−U矢視図である。
【図6】従来の磁気テープカセットの内部構造を示す平
面図である。
【図7】従来の磁気テープカセットにおける磁気ヘッド
挿入口近傍の部分斜視図である。
【図8】従来の磁気テープカセットにおける磁気ヘッド
挿入口近傍の平面図である。
【符号の説明】 1 上カセットハーフ 1a,2a シールド板用の溝部 2 下カセットハーフ 8 ヘッドピン 8a 隆起部 9 加圧パッド 10 板バネ 20 シールド板 21 シールド本体 21a 上端縁 21b 下端縁 22 曲り部 23 袖部 26 リブ 27 溶着部 30 板バネ 31 隆起部 31A 板バネ用溝 32 垂下部 36 リブ 37 溶着部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記シールド板20
は、図7に示すように、平面コ字状に形成され、シール
ド本体21の上、下端縁211,212が上、下カセッ
トハーフ1,2に設けられている細溝に嵌り位置決め固
定されるものである。そして、一対の前記ヘッドピン8
には、図6、図8に示したように磁気テープTが接触
し、記録・再生を行う場合は前記両ヘッドピン8に摺動
しながら走行する。そして、記録再生時において、シー
ルド板20は、磁気テープTの後方を磁気遮蔽して磁気
ヘッド15が雑音を拾うことを防止している。又、前記
シールド板20の両袖部23の前面と前記一対のヘッド
ピン8との間の微小な隙間に、その中央に加圧パッド9
を有する前記板バネ10が遊嵌状に填め込まれている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】ここで、磁気テープカセットの使用時にお
いては、記録再生装置の駆動系の振動がシールド板20
を振動させることがある。このシールド板20の振動に
よって、前記上下端縁211,212が上下カセットハ
ーフ1,2の内面に擦れて該ハーフの削れが生じて、削
れた微粉がカセット内に飛び散りドロップアウトの原因
を作りだす恐れがあった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】本実施態様における磁気テープカセットは
その全体は図示しないが、基本的には図6に示すものと
同様な構成で、上下カセットハーフ1、2が超音波溶着
により適宜固着される構成のものである。図1に示すよ
うに磁気シールド板20は、平板である本体21の上下
端縁211,212が上下カセットハーフ1,2の内面
に嵌合される構造で、又、この本体21の両側に前記上
下カセットハーフ1、2よりなるケース本体の前方に向
う屈曲部22,22を有し、さらに該屈曲部22の先端
部分に袖部23,23を有しているものであって、従来
のものと略同様な構造である。前記上下カセットハーフ
1,2の内側には、図2に示すように前記磁気シールド
板20が嵌合されるシールド板用の溝部11,29が設
けられており、前記上カセットハーフ1の溝部11内に
は適宜幅で僅かに盛り上がったリブ26,26が設けら
れている。この溝部内のリブ26の高さは、磁気シール
ド板20を上下カセットハーフ1,2の溝部11,29
内に組立てて上下カセットハーフ1,2を結合したとき
に、磁気シールド板20と溝部11,29の溝底との間
に隙間がなくなる。このリブ26,26は後述するよう
に、超音波溶着によって前記磁気シールド板20を前記
上下カセットハーフ1,2間に溶着するために用いられ
るものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】一方、前記下カセットハーフ2の内面には
ヘッドピン8よりもカセット後方側に隆起部31,31
が設けられ、この隆起部31,31の上端面に板バネ用
溝310が設けられている。前記板バネ用溝310は図
に示すように上方に開くようなカセット前後方向の斜面
311及び板バネの両端部に対向する斜面部313
りなる導入部と、板バネ30の厚みよりも僅かに幅広く
構成された垂直壁面312からなる保持部とからなる溝
である。したがって、前記板バネ用溝310にパッド9
を有する前記板バネ30を上方より落とし込んだとき
に、該板バネ30はその下端縁及び両端縁が前記斜面部
311および斜面部315に案内されて、溝の底部分に
嵌合されて、略垂直に支持される。なお、図4に示すよ
うに、前記板バネ用溝310は前記板バネ30の中心寄
りで磁気シールド板20側に向かって傾斜した後退壁面
314が設けられて、該板バネのカセット後方への撓み
易い形態としてもよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】前記上カセットハーフ1内面には、前記隆
起部31,31に対応する位置に垂下部32,32が設
けられている。前記垂下部32,32の高さ方向の寸法
は前記板バネ30が隆起部31、31の前記板バネ用溝
310内に嵌合された状態において、前記上下カセット
ハーフ1、2を組み合わせたとき、前記板バネ30との
間に僅かに隙間を生ずる程度とし、該垂下部32、32
の下端面に、この隙間をなくすよりも僅かに高いリブ3
6、36が設けられている。前記リブ36、36は前記
垂下部32、32下端面の磁気シールド板20の袖部2
3、23に対応する位置に設けられ、後述するように、
前記板バネ30の両上端部を溶着するためのものであ
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】このように構成されている磁気テープカセ
ットの組み立てについて説明する。まず、前記下カセッ
トハーフ2内に、前記磁気シールド板20の下端縁21
を該下カセットハーフ2の溝部29に嵌合させて直立
状態にし、また、前記加圧パッド9を有する板バネ30
を隆起部31,31上端面に設けた前記板バネ用溝31
に落し込む。このとき、前記板バネ30を前記袖部2
3より僅かに手前で落とすことにより、前記板バネ30
はその下端縁が緩やかな前記斜面部311等を滑って前
記垂直壁部312,312に嵌り込んで垂直に立った状
態で保持される。このようにして、前記下カセットハー
フ2内に前記磁気シールド板20、前記板バネ30、さ
らにフリクションシートや磁気テープ等を組み込んだ
後、前記上カセットハーフ1を被せる。このとき、前記
リブ26は前記磁気シールド板20の上端縁211と接
触しており、また前記リブ36は前記板バネ30の上端
縁と接触している。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気テープカセット要部拡大斜視図で
ある。
【図2】図1に示した部分のカセット前方からみた正面
図である。
【図3】図1に示した部分の側面図である。
【図4】図2におけるD−D矢視図である。
【図5】図2におけるU−U矢視図である。
【図6】従来の磁気テープカセットの内部構造を示す平
面図である。
【図7】従来の磁気テープカセットにおける磁気ヘッド
挿入口近傍の部分斜視図である。
【図8】従来の磁気テープカセットにおける磁気ヘッド
挿入口近傍の平面図である。
【符号の説明】 1 上カセットハーフ 2 下カセットハーフ 8 ヘッドピン 9 加圧パッド 10 板バネ11,29 シールド板用の溝部 20 シールド板 21 シールド本体 22 曲り部 23 袖部 26 リブ 27 溶着部 30 板バネ 31 隆起部 32 垂下部 36 リブ 37 溶着部81 隆起部 211 上端縁 212 下端縁 310 板バネ用溝
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下カセットハーフの磁気ヘッド挿入口の
    近傍に加圧パッドを備えた板バネをヘッドピン後方に配
    設すると共に、該板バネの後方に磁気シールド板を配設
    した後、上カセットハーフを前記下カセットハーフに被
    せるように組み立てる磁気テープカセットの組立方法に
    おいて、前記磁気シールド板の高さ方向の下端縁を前記
    下カセットハーフに設けられたシールド板用の溝部に嵌
    着すると共に、前記板バネの両端部を前記下カセットハ
    ーフに形成された隆起部の先端の受け溝に落とし込んだ
    後に、前記磁気シールド板の上端縁及び前記板バネの上
    端縁に接触するリブを備えた前記上カセットハーフを前
    記下カセットハーフに被せた後、超音波溶着機により前
    記リブを溶融し、該溶融した樹脂により前記磁気シール
    ド板を固着すると共に前記板バネの少なくともカセット
    前後方向の位置を位置決めするように保持することを特
    徴とする磁気テープカセットの組立方法。
  2. 【請求項2】 上下カセットハーフを組み合わせたカセ
    ット本体前方の前方開口部の内側のヘッドピン後方に加
    圧パッドを備えた板バネと、該板バネのさらに後方に磁
    気シールド板とを具備した磁気テープカセットにおい
    て、前記シールド板はその高さ方向の上下端縁の少なく
    とも一方がカセット内面の溶融樹脂により固着されてい
    ると共に、前記板バネはその高さ方向の上下端縁の少な
    くとも一方がカセット内面の溶融樹脂によりカセット前
    後方向の位置が位置決めされるように保持されたとを特
    徴とする磁気テープカセット。
JP5168339A 1993-06-16 1993-06-16 磁気テープカセットの組立方法及びカセット Pending JPH07141823A (ja)

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EP94109123A EP0632448B1 (en) 1993-06-16 1994-06-14 A magnetic tape cassette and method of assembly
US08/260,739 US5561573A (en) 1993-06-16 1994-06-15 Method of assembling a tape cassette and securing a plate spring and shield plate therein

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EP0632448A3 (en) 1995-02-15
DE69412930D1 (de) 1998-10-08
US5561573A (en) 1996-10-01
EP0632448A2 (en) 1995-01-04
EP0632448B1 (en) 1998-09-02
DE69412930T2 (de) 1999-01-21

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