JPH05101594A - テープガイド - Google Patents

テープガイド

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JPH05101594A
JPH05101594A JP26178491A JP26178491A JPH05101594A JP H05101594 A JPH05101594 A JP H05101594A JP 26178491 A JP26178491 A JP 26178491A JP 26178491 A JP26178491 A JP 26178491A JP H05101594 A JPH05101594 A JP H05101594A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
guide
metal leaf
leaf spring
tape guide
Prior art date
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Pending
Application number
JP26178491A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Watanabe
渡辺  勝
Tosaku Nishiyama
東作 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP26178491A priority Critical patent/JPH05101594A/ja
Publication of JPH05101594A publication Critical patent/JPH05101594A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープ走行性を向上させ記録/再生時におけ
る振幅変動を抑制したテープガイドを供給することを目
的とする。 【構成】 パッドの両側に設けられテープの背面側を支
持する一対の金属板ばね2で支持されたテープガイド1
を有し、金属板ばね2の上面にはパッドを挿入するため
の開口を設け、金属板ばね2の側面は上面に対して91
度以上95度以下の角度で折り曲げ且つ切り欠きを設け
てあり、金属板ばね2と熱可塑性樹脂よりなるガイド部
1をアウトサート成形により一体化したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音楽などのデジタル情
報を記録、再生可能なテ−プを収納したテープカセット
に収めるテープガイドに関するものであり、特にパッド
の両側に設けられテープの背面側を支持する一対の金属
板ばねで支持されたテープガイドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】音楽などのデジタル記録再生の手段とし
ては、固定ヘッドによるデジタル信号の記録再生に関す
る特開平2−232802号公報等の提案がある。この
方法によれば、固定ヘッドと磁気テープ(以下テープと
略す)とのヘッドタッチが不安定であるとデジタル信号
の再生出力レベル変動が大きくなる。
【0003】これを改善するものとしては例えば(図
5)に示すように、従来のテープカセットに設けられて
いたガイドピン5に加えて、パッド3の両側にテープ7
の背面側を支持する一対のテープガイド1を設け、ヘッ
ド6とテープ7とのいわゆるヘッドタッチを確実且つ安
定にし、記録/再生時の振幅変動を小さくすることが知
られている。テープガイド1は例えば金属板ばね(図示
せず)で支持され、テープガイド1がテープ7の背面を
押圧しながら支持するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記テープガイドにお
いては一対のテープガイド間の平行度が悪いとテープの
走行性が悪くなったり、ヘッドへ進入していくテープの
幅方向張力が不均一となってヘッドタッチが悪くなる。
またテープガイドの摺動性が悪い場合も同様の状態とな
り、この結果ヘッドとテープの接触状態が時間的に不均
一となり、記録/再生の振幅変動を引き起こす。
【0005】本発明は、記録/再生時の振幅変動の小さ
いテープガイドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のテ−プガイドは、パッドの両側に設けられテ
ープの背面側を支持する一対の金属板ばねで支持された
テープガイドを有するテープカセットに関し、前記金属
板ばねの上面にはパッドを挿入するための開口を設け、
前記金属板ばねの側面は上面に対して91度以上95度
以下の角度で折り曲げ且つ切り欠きを設けてあり、前記
金属板ばねとと熱可塑性樹脂よりなるガイド部をアウト
サート成形により一体化したことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】上記した構成により金属板ばねの側面を折曲げ
るときに側面に切り欠きを設けてあるので折曲げ角度の
精度が向上し、さらに上面に対して側面を91度以上9
5度以下の角度で折り曲げることで、いわゆる金形にお
ける抜き勾配を付けることが可能であり、金属板ばねと
と熱可塑性樹脂よりなるガイド部をアウトサート成形す
るとき、前記抜き勾配を設けた金型からテープガイドを
抜き取ることがスムーズに行え、成形時のテープガイド
の変形を極力小さくすることができテープガイドの精度
を向上させることができる。さらに熱硬化性樹脂のガイ
ド部をアウトサート成形により金属板ばねと一体化する
ので、一対のテープガイド間の平行度が向上するため記
録/再生時の振幅変動が非常に小さくなる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照しな
がら具体的に説明する。
【0009】本発明におけるテ−プガイドは、(図1)
に示すように、金属板ばね2と熱可塑性樹脂よりなる一
対のガイド部1とをアウトサート成形により一体化して
ある。
【0010】ガイド部1の断面AAをみると、金属板ば
ね2に貫通孔が設けてあり、前記熱可塑性樹脂が貫通孔
を通って金属板ばね2の表裏から挟み込む形で、ガイド
部1と金属板ばね2とを一体化するものである。また矢
視BBに示すように、ガイド部1の幅方向断面は磁気ヘ
ッド側に突き出した曲率半径50mm以上1000mm
以下の円弧とすることで、テープ走行時のいわゆる蛇行
を防止している。
【0011】金属板ばね2は(図2)に示すように、ば
ね部2aとパッドを挿入するための開口2b、長手方向
の剛性を上げるための側面2cと側面には切り欠き2f
を設けてあり、前述のガイド部を形成する熱可塑性樹脂
が通り抜けるための貫通孔2dを上面2eに設けてあ
る。さらに矢視図AAに示すように、側面を上面に対し
て角度θが91度以上95度以下で折曲げてある。
【0012】この様に金属板ばね側に角度を付けること
で、ガイド部を金属板ばねにアウトサート成形するため
の金形に抜き勾配として角度θを付けることが可能であ
り、抜き勾配を設けた金型からテープガイドを抜き取る
ことがスムーズに行え、成形時のテープガイドの変形を
極力小さくすることができテープガイドの精度を向上さ
せることが可能となった。
【0013】また金属板ばね2の側面を折曲げるときに
側面に切り欠き2fを設けてあるので折曲げ角度の精度
が向上し、例えば側面を92度をセンター値として折曲
げたときの角度精度のバラツキを5分以内とすることが
できた。この結果、ガイド部を金属板ばねにアウトサー
ト成形するとき、抜き勾配を付けてある金形に非常に挿
入しやすくなり、挿入時の金属板ばねの変形がほとんど
なくテープガイドの変形を抑制することが可能となっ
た。またガイド部の成形後、テープガイドを金形から抜
き取りやすくなり、このときのテープガイドの変形も抑
制でき、テープガイドの精度を著しく向上させることが
可能となった。
【0014】なお金属板ばね2の切り欠き形状は(図
3)に示すように側面を大きく切り欠いてもよい。
【0015】上記した構成の金属板ばねに、ガイド部に
用いる熱可塑性樹脂としてポリアセタール樹脂にカーボ
ンと摺動助材を混入したものをアウトサート成形により
一体化した結果、一対のガイド間の平行度を0.03m
m以内という高い精度とすることができた。
【0016】ガイド部に用いる熱可塑性樹脂はテープの
摺動性を決定付ける重要な要因であるため、前記したよ
うにポリアセタール樹脂にカーボンと摺動助材を混入し
たもの等を用い摺動性を高めている。
【0017】しかし、前記材料を用いたガイド部による
テ−プガイドで更に詳しく検討を重ねていった結果、材
料の特定だけでは記録/再生時の振幅変動を小さくする
ことが困難であることが判明した。そこで本発明者らは
さらにガイド部1の表面粗さについて鋭意検討を重ね
た。その結果、前記した材料の特定に加えて前記表面粗
さが、0.3S以上2S以下の範囲であれば本発明の目
的が達成できることを見いだすに到った。
【0018】前記表面粗さがこの範囲より大きい場合
は、テープが摺動するときの摩擦抵抗が大きくなり、テ
ープの走行が不安定となって振幅変動が大きくなってし
まう。また表面粗さがこの範囲より小さいときは、テー
プが摺動面に張り付く現象が生じ、摩擦抵抗が大きくな
りテープ走行が不安定となるため、この場合も振幅変動
が大きくなることが判明した。
【0019】(図4)は、本発明のテープガイドをテー
プカセットに装着した状態を側面からみた図である。テ
ープカセット本体(図示せず)に設けられたテープガイ
ド支持部8により本発明のテープガイドを支持する。さ
らにテープカセット本体(図示せず)に設けられたパッ
ド支持部9によりパッド3は支持され、パッド3はテー
プガイドに設けた切り欠き部2bよりテープ7側に突き
出され、テープの背面を支持する。
【0020】(図6)に本発明によるテ−プガイドをテ
−プカセットに入れて、記録/再生した信号の周波数分
析の測定例を示す。(図6)から明らかなように本発明
によるテープガイドを用いたテープカセットによれば信
号のノイズレベルは比較例のテープカセットによる信号
のノイズレベルより最大5dB程度低くなっており、テ
ープの走行性が著しく向上していることがわかる。
【0021】
【比較例】金属板ばねの側面は上面に対して直角で折り
曲げ且つ切り欠きを設けないものに前記実施例と同様に
ガイド部をアウトサート成形により一体化したテープガ
イドをテ−プカセットに入れて、記録/再生した信号の
周波数分析の測定例を(図6)に示す。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明のテープガイドによ
れば、テープの走行性が著しく向上するので、信号のノ
イズレベルはきわめて低くすることが可能となり、製品
品質を格段に向上させることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例のテープガイドの斜
視図である。 (b)はAA断面図である。 (c)はB方向からの矢視図である。
【図2】(a)はテ−プガイドの金属板ばねの斜視図で
ある。 (b)はA方向からの矢視図である。
【図3】テ−プガイドの金属板ばねの斜視図である。
【図4】本発明のテープガイドをテープカセットに組み
入れた状態の側面図である。
【図5】従来のテープガイドを示す側面図である。
【図6】本発明の一実施例におけるテープガイドを組み
入れたテープカセット及び比較のために従来のテープガ
イドを組み入れたテープカセットを用いて記録/再生し
た信号の周波数分析測定例を示す図である。
【符号の説明】
1 テープガイド 2 金属板ばね 3 パッド 4 パッド支持金具 5 ガイドピン 6 ヘッド 7 テープ 8 テープガイド支持部 9 パッド支持部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッドの両側に設けられテープの背面側
    を支持する一対の金属板ばねで支持されたテープガイド
    を有するテープカセットに関し、前記金属板ばねの上面
    にはパッドを挿入するための開口を設け、前記金属板ば
    ねの側面は上面に対して91度以上95度以下の角度で
    折り曲げ且つ切り欠きを設けてあり、前記金属板ばねと
    熱可塑性樹脂よりなるガイド部をアウトサート成形によ
    り一体化したことを特徴とするテープガイド。
  2. 【請求項2】 ガイド部に用いる熱可塑性樹脂がポリア
    セタール樹脂にカーボンと摺動助材を混入したものであ
    り、前記ガイド部の少なくとも前記磁気テープと摺動す
    る面の表面粗さが0.3S〜2Sの範囲であることを特
    徴とする請求項1記載のテ−プガイド(但し表面粗さは
    JIS「B0601」に定める最大高さの最大値表示と
    する)。
  3. 【請求項3】 ガイド部が、ウィスカと摺動助材として
    フッ素を混入したポリアセタール樹脂で成形されたもの
    であることを特徴とする請求項1記載のテ−プガイド。
  4. 【請求項4】 ガイド部の幅方向断面が磁気ヘッド側に
    突き出した曲率半径50mm以上1000mm以下の円
    弧であることを特徴とする請求項1記載のテ−プガイ
    ド。
JP26178491A 1991-10-09 1991-10-09 テープガイド Pending JPH05101594A (ja)

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JP26178491A JPH05101594A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 テープガイド

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JPH05101594A true JPH05101594A (ja) 1993-04-23

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ID=17366659

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