JPH0710875U - 磁気テープカセット - Google Patents

磁気テープカセット

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JPH0710875U
JPH0710875U JP4326593U JP4326593U JPH0710875U JP H0710875 U JPH0710875 U JP H0710875U JP 4326593 U JP4326593 U JP 4326593U JP 4326593 U JP4326593 U JP 4326593U JP H0710875 U JPH0710875 U JP H0710875U
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JP
Japan
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cassette
shield member
magnetic shield
magnetic
magnetic tape
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Application number
JP4326593U
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English (en)
Inventor
清夫 森田
Original Assignee
富士写真フイルム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で磁気磁気シールド部材の振動を
防止して樹脂削れを回避でき、しかもカセット内への組
み込み性がよい磁気シールド部材を備えた磁気テープカ
セットを提供する。 【構成】 磁気シールド部材を具備した磁気テープカセ
ットであり、この磁気シールド部材20はカセット厚み方
向に弾性変形可能な弾性片24が設けられ、この弾性片24
がカセット内面によってカセット厚み方向に押圧されて
固定された構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は磁気テープカセットに関し、更に詳しくはカセットの磁気ヘッド挿入 口の近傍に配設される加圧パッドを備えた板状弾性部材や磁気シールド部材を具 備した磁気テープカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルオーディオテープレコーダ等に見られるように、カセットテー プレコーダの小型化、軽量化、ならびに高性能化が進んでおり、これに伴って、 オーディオ用磁気テープカセットの性能の向上も望まれ、種々の改良がなされて いる。図6及び図7は、このオーディオ用磁気テープカセットの基本的な構造を 示すものである。前記磁気テープカセットは、上下一対のカセットハーフ1,2 (上カセットハーフは図示しない)によって形成される中空内部が仕切壁3によ り記録再生領域4とハブ収納領域5に分けられている。 そして、前記ハブ収納領域5には、カセット前後方向に沿った中心線Cに対し て左右対称にハブ12及び回転ガイドローラ13等が設けられている。又、前記 記録再生領域4には、中心線Cに対して左右対称にキャプスタン挿入孔6、カセ ット位置決め孔7及びヘッドピン8等が形成されており、更に前記ヘッドピン8 の後方の所には加圧パッド9を支持した板状支持部材である板バネ10、該板バ ネ10の後方には磁気シールド部材200が組み込まれている。
【0003】 記録再生時には、図7に示したように、記録再生装置の磁気ヘッド15がカセ ット前方の磁気ヘッド挿入口14から前記記録再生領域4内に挿入される。そし て、前記磁気ヘッド15の先端が、前記加圧パッド9と共に磁気テープTをカセ ット内方へ押し込まれる。この結果、一対の前記ヘッドピン8間に張架される磁 気テープTのテンション及び前記板バネ10の付勢力に基づく前記加圧パッド9 の加圧力によって、前記磁気テープTが前記磁気ヘッド15の先端に形成された ヘッドギャップに圧接される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記磁気シールド部材200は平面形状がコ字状に形成され、シールド本体2 10の上、下辺211,212が上、下カセットハーフ1,2に設けられている 細溝に嵌り、曲り部220に連なる袖部230の下部がヘッドピン8を植設して いる隆起部81上に支えられることによって、位置決め固定されるものである。 そして、一対の前記ヘッドピン8には磁気テープTが接触し、記録・再生を行う 場合は前記両ヘッドピン8に摺動しながら走行する。このとき、磁気シールド部 材200は、磁気テープTの後方を磁気遮蔽して磁気ヘッドが雑音等を拾うこと を防止している。そして、前記磁気シールド部材200の両袖部230の前面と 前記一対のヘッドピン8との間の微小な隙間に、その中央に加圧パッド9を有す る前記板バネ10が装着されている。
【0005】 ここで、前記磁気シールド部材200の上記位置決め固定方法では、位置精度 を高めたりしっかり固定しようとすると、前記下辺212と前記下カセットハー フ2の凹部300(溝状の凹部)との嵌合をきつくしなければならない。この結 果、組み立て性が極端に低下してしまう。一方、前記嵌合を緩くすることにより 組み立て性は向上するものの、前記磁気シールド部材200がガタ付くことによ り、カセット使用中の機械振動等により樹脂の削れ粉が発生してドロップアウト の原因となる問題があった。 このよう状況下において、例えば実開平2−123775号、同2−6529 1号公報等が提案されている。前記実開平2−123775号公報には、ガタ付 きを防止する構造を備えた磁気シールド部材が提案されている。ここに開示され たシール板はカセット厚み方向の上下縁部に少なくとも一方に比較的鋭利な形状 の突起が設けられ、この突起を上下カセットハーフに設けた変形容易な受け止め 部に喰い込ませて位置決め固定するものである。 しかしながら、このような構造では磁気シールド部材の突起が上下カセットハ ーフに喰い込むときに、該突起が上下カセットハーフを削って微粉を発生するた めに、ドロップアウトの危険性を回避することができなかった。 また、前記実開平2−65291号公報に開示された構造は、カセットハーフ の内面に形成した溝に接近してリブを形成し、磁気シールド部材の端縁を前記溝 およびリブにより位置決めしようとしたものである。しかし、このような構成で はガタ付きが発生して位置決め精度もよくならず、樹脂削れの問題を解消するに は到っていなかった。 本考案は前記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は簡単な構造で磁気 磁気シールド部材の振動を防止して樹脂削れを回避でき、しかもカセット内への 組み込み性がよい磁気シールド部材を備えた磁気テープカセットを提供すること にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の上記目的は、上下カセットハーフを組み合わせたカセットの前方開口 部の内側のヘッドピン後方に加圧パッドを備えた板バネと、該板バネよりさらに カセット後方に磁気シールド部材とを具備した磁気テープカセットにおいて、前 記磁気シールド部材はカセット厚み方向に弾性変形可能な弾性片が設けられ、該 弾性片がカセット内面によってカセット厚み方向に押圧されて固定されたことを 特徴とする磁気テープカセットによって達成される。 又、前記弾性片は前記磁気シールド部材の左右端の屈曲部の一部を切り起こす 構成、前記弾性片は前記磁気シールド部材のシールド本体の上下縁部近傍にスリ ットを形成する構成、前記弾性片は前記磁気シールド部材の左右端の屈曲部の上 下縁部近傍にスリットを形成する構成とすることができる。
【0007】
【実施態様】
以下、本考案の磁気テープカセットの一実施態様を図1に基づいて詳細に説明 する。尚、カセット全体の構成は図1に示した構成以外については従来のものと 同様であるので、冗長な説明を避けるためにその説明および図示を適宜省略する 。図1は本実施態様の磁気テープカセットにおける磁気ヘッド挿入口近傍の要部 斜視図である。 この本実施態様における磁気シールド部材20は平面コ字状に形成され、シー ルド本体21と、屈曲部22の先端部分に袖部23を有し、該袖部23の下部が ヘッドピン8の基部を構成している隆起部81側に張り出すように構成されてい る。そして、前記両袖部23の前面と前記ヘッドピン8との狭い隙間に加圧パッ ド9を有する板バネ10を配置している。
【0008】 本実施態様においては、前記磁気シールド部材20はカセット厚み方向に弾性 変形可能な弾性片24が前記屈曲部22に設けられている。前記弾性片24は前 記シールド部材20の左右両側において切り起こすように上下一対設けられてお り、該弾性片24はその先端がカセット左右両側に向くようにカセット左右方向 に張り出した構成である。 そして、前記弾性片24は上下カセットハーフ(図1では下ハーフ2のみ図示 )の適所(ヘッドピンよりもカセット内側の位置)に設けられた受け部30に前 記弾性片24が保持されることで、カセット内に位置決め固定されえる。 前記受け部30はその形状は特に限定されるものではないが、例えば図2に示 すごとくカセット前後方向に隆起部31を備えており、この隆起部31の内側が 前記弾性片24を誘い込むことができる傾斜面32を備え、さらに前記弾性片2 4の幅Wよりも僅かに大きい幅W0 を有した支え部33を備えた構造となってい る。したがって、前記磁気シールド部材20を前記下カセットハーフ2に組み込 むときに、前記弾性片24を前記受け部30内に落とし込む操作が極めて容易で ある。
【0009】 前記磁気シールド部材20は上側の前記弾性片24が前記上カセットハーフ1 の受け部30によりカセット内方に押され、かつ下側の前記弾性片24が前記下 カセットハーフ2の受け部30によりカセット内方に押されるようにして動かな いように保持されている。 したがって、磁気シールド部材20は例えカセットハーフに成形寸法精度の多 少のバラツキが生じていてもしっかりと位置決め固定されることから、磁気シー ルド部材20は振動系の振動によって動くことがなく、この動きの回避によって カセット内部での樹脂の削れ粉の発生を無くすことができ、ドロップアウト等の トラブルを防止することができる。
【0010】 本考案は上記実施態様に限るものではなく種々変更できるものであり、例えば 図3乃至図5に示すように構成することができる。 図3は本考案の磁気テープカセットにおける他の形態の磁気シールド部材の斜 視図である。 この場合、屈曲部22に設けた弾性片24は、前記実施態様の構成とは異なり 前記屈曲部22の上下端縁に近い側に切り起すようにして、該弾性片24が前記 上下カセットハーフ1,2の内面に近くなるように構成されている。 なお、本実施態様の場合、前記上下カセットハーフ1,2に突設する受け部( 図示しない)の突出高さは図1に示した実施態様に比べて低いものとすることが できる。
【0011】 図4に示す磁気シールド部材20は、そのシールド本体21の上下縁に近い箇 所において、該シールド本体21のほぼ全長に近い長さのスリット25が形成さ れており、この結果、シールド本体に沿って延びる長い弾性片26が構成されて いる。このように構成された前記磁気シールド部材20はカセットケース内にベ タ置き状態にて配置することができるが、該磁気シールド部材20の位置決めを 容易とするための構成としては、例えば誘い込み用の傾斜面42を備えた一対の リブ41から構成された受け部40及び誘い込み用傾斜面46を備えた左右一対 の受け部45がカセットケース内面(図示では下カセットハーフ2のみ図示)に 突設されている。なお、前記受け部40は前記磁気シールド部材20のカセット 前後方向に位置決め作用を有し、また前記受け部45はカセット左右方向の位置 決め作用をする。
【0012】 図5に示す磁気シールド部材20は、屈曲部22の上下縁に近い箇所にスリッ ト27が形成されており、この結果、該屈曲部22に沿ったカセット前後方向に 延びた弾性片28が構成されている。 この場合のカセットハーフ側の受け部の構成は特に限定するものではないが、 図4に示した前記受け部40、45の構造に準じる構成を採用することができる ものである。 なお、前記スリット27の加工長さが短かく、また、その加工部分が前記屈曲 部22のみに限られることから、加工が比較的容易である。 また、前記各実施態様においては弾性片を磁気シールド部材の高さ方向(カセ ット厚み方向)に二つ設けた構成とした、本考案においてはこの弾性片が該磁気 シールド部材の高さ方向のいずれか一方に設けられた構成でもよいのは勿論であ る。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る磁気テープカセットは、磁気シールド部材 に、上下カセットハーフの内面によって押圧されて高さ方向に弾性変形する弾性 片を設けたものである。 このような構成によれば、磁気シールド部材は、弾性片が上下カセットハーフ に設けた突起によって案内され、さらに押圧されて発生するバネ作用によって、 しっかりと固定されので、磁気シールド部材がカセット内にて動くことが無くな り、該シールド部材がカセット内面と擦れることによる削り粉の発生を完全に防 止することができる。しかも、前記磁気シールド部材は弾性的は保持形態である ので、カセットに組み込むときに従来のように狭い溝等にきつく嵌め込む必要が なくなり、カセット組み立て性の向上をも図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の磁気テープカセットの一実施態様にお
ける要部斜視図である。
【図2】図1に示した受け部の拡大斜視図である。
【図3】本考案の他の実施態様における磁気シールド部
材の斜視図である。
【図4】本考案の他の実施態様における磁気シールド部
材の斜視図である。
【図5】本考案の他の実施態様における磁気シールド部
材の斜視図である。
【図6】従来の磁気テープカセットの内部を示す概略平
面図である。
【図7】従来の磁気テープカセットの磁気シールド部材
の装着状態を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 上カセットハーフ 2 下カセットハーフ 8 ヘッドピン 9 加圧パッド 10 板バネ 20 磁気シールド部材 21 シールド本体 22 屈曲部 23 袖部 24、26、28 弾性片 25、27 スリット 30、40、45 受け部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下カセットハーフを組み合わせたカセ
    ットの前方開口部の内側のヘッドピン後方に加圧パッド
    を備えた板バネと、該板バネよりさらにカセット後方に
    磁気シールド部材とを具備した磁気テープカセットにお
    いて、 前記磁気シールド部材はカセット厚み方向に弾性変形可
    能な弾性片が設けられ、該弾性片がカセット内面によっ
    てカセット厚み方向に押圧されて固定されたことを特徴
    とする磁気テープカセット。
  2. 【請求項2】 前記弾性片は前記磁気シールド部材の左
    右端の屈曲部の一部を切り起こすことにより構成された
    請求項1の磁気テープカセット。
  3. 【請求項3】 前記弾性片は前記磁気シールド部材のシ
    ールド本体の上下縁部近傍にスリットを形成することに
    より構成された請求項1の磁気テープカセット。
  4. 【請求項4】 前記弾性片は前記磁気シールド部材の左
    右端の屈曲部の上下縁部近傍にスリットを形成すること
    により構成された請求項1の磁気テープカセット。
JP4326593U 1993-07-14 1993-07-14 磁気テープカセット Pending JPH0710875U (ja)

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