JPH0714075U - 間仕切ドアの駆動装置 - Google Patents
間仕切ドアの駆動装置Info
- Publication number
- JPH0714075U JPH0714075U JP4479593U JP4479593U JPH0714075U JP H0714075 U JPH0714075 U JP H0714075U JP 4479593 U JP4479593 U JP 4479593U JP 4479593 U JP4479593 U JP 4479593U JP H0714075 U JPH0714075 U JP H0714075U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 間仕切りドアの駆動機構に対して小型化と
構造の簡素化が可能な動力伝達機構を提供することを目
的とする。 【構成】 長尺状の支持材1に間仕切ドア用シート2
を取付けて吊下げ、上記支持材1を出入り口cの上部に
おいて摺動自在に構成した間仕切ドアaにおいて、駆動
軸3により駆動車4を軸支し、上記支持材1の両端部に
伝達部材5の一端部と他端部とを各々固定し、該伝達部
材5の中間部を上記駆動車4の外周に対し補助車10を
介して掛け回してなるものである。
構造の簡素化が可能な動力伝達機構を提供することを目
的とする。 【構成】 長尺状の支持材1に間仕切ドア用シート2
を取付けて吊下げ、上記支持材1を出入り口cの上部に
おいて摺動自在に構成した間仕切ドアaにおいて、駆動
軸3により駆動車4を軸支し、上記支持材1の両端部に
伝達部材5の一端部と他端部とを各々固定し、該伝達部
材5の中間部を上記駆動車4の外周に対し補助車10を
介して掛け回してなるものである。
Description
【0001】
この考案は、間仕切ドアを開閉する駆動装置、詳しくは駆動機構の小型化、構 造の簡素化が可能な駆動装置に関する。
【0002】 尚、本明細書において間仕切ドア用シートとは、多数枚の幅狭長尺シート、あ るいは幅弘長尺シート等からなるもので、間仕切ドアとして使用可能なシートや フィルムの全てを総称している。
【0003】
間仕切ドアは、ドア全体を開放することなく必要な部分の間仕切をドアのみを 押し広げて通ることができることから、保温効果や防塵効果、防虫効果に優れて おり、従来、工場や倉庫等の出入り口ドアや間仕切として多く利用されている。
【0004】 図5は従来の間仕切ドアの駆動装置を示している。 上記間仕切ドアは、長尺状の支持材101に対して短冊状に裁断した多数の間仕 切ドア用シート102を吊下げ、上記支持材101を出入り口100の上部に沿 って設けたガイドレール103に沿って摺動自在に支持するこにより、間仕切シ ート102を開閉自在に支持して構成してある。 駆動装置200は、上記支持材101をガイドレール103に沿って往復動させ る為のものであり、ガイドレール103の両端部に各々設けたプーリ201,2 02の間にわたってチェーン203を巻回し、該チェーン203の一端と他端と を取付部材204,205を介して支持材101に対して取付固定してある。 上記した一方のプーリ202には駆動ベルト207を介して駆動モータ206が 連絡してあり、該駆動モータ206の駆動回転によりチェーン203が回転し、 該チェーン203により支持材101が引かれて間仕切ドアシート102が開方 向、若しくは閉方向に移動するように構成してある。
【0005】
しかし、上記した従来の駆動機構200は、2個のプーリ201,202間に チェーン203を掛渡して構成してあるため、少なくとも2個のプーリが必要で あると共に、両プーリ201,202とチェーン203を収納するスペースが大 きくなり、駆動機構がどうしても大型になってしまう欠点があった。
【0006】 本考案は、上記駆動装置に対して小型化と構造の簡素化が可能な動力伝達機構 を提供することを目的とする。
【0007】
上記した目的を達成する為に本考案の間仕切ドアの駆動装置は、水平に延びる 長尺状の支持材に間仕切ドア用シートを取付けて吊下げ、上記支持材を出入り口 の上部において長さ方向へ摺動自在に支持して、上記間仕切ドア用シートを開閉 動可能に構成した間仕切ドアにおいて、前記支持材の直上部に出入り口上部の固 定構造部材により水平に支持される駆動軸を位置させると共に、該駆動軸により 駆動車を軸支し、且つ上記支持材の両端部にベルト若しくはチェーン等から成る 伝達部材の一端部と他端部とを各々固定し、該伝達部材の中間部を上記駆動車の 上半部の外周に対し補助車を介して逆U字形に掛け回してなるものである。 尚、上記した駆動車は伝達部材と係合して駆動させる車の総称であり、例えば伝 達部材がベルトである場合はプーリであり、また伝動部材がチェーンである場合 はスプロケット等の歯車となる。
【0008】
以上の手段によれば、間仕切ドア用シートを吊下げる長尺状の支持材は、出入 り口の上部において水平に支持され、且つ長さ方向へ摺動し、これにより支持材 に吊下げた間仕切ドア用シートが開閉動する。 上記支持材の両端部間にはベルト若しくはチェーン等からなる伝達部材が掛渡さ れ、この伝達部材の中間部が上記支持材の直上に位置する駆動車の上半部の外周 に補助車を介して逆U字状に掛け回されている。 従って、出入り口上部の固定部材に対して取付支持される駆動車を回転駆動する と、該駆動車の外周に掛渡される伝達部材が一方向に引かれて水平に移動し、こ れに伴って支持材が水平方向に摺動して間仕切ドア用シートが開閉される。
【0009】
本考案は以上説明したように、出入り口上部の固定部材に対して取付支持され る駆動車を駆動回転させることにより、支持材の両端間に掛渡した伝達部材を水 平に引き寄せて支持材及び間仕切ドア用シートを開閉動させるように構成したも のであるから、支持材の駆動に必要な駆動車が1個で済むことになり、従来のよ うに2個の歯車間にチェーンを掛渡していたものと比較すると、駆動機構の構造 を大幅に簡素化することができると共に、装置自体を小型化することができる。
【0010】
以下、本考案の一実施を図面に基づいて説明する。 図1及び図2は間仕切ドアの駆動装置部分を示している。 駆動装置bは図3、図4にて示すように、部屋の仕切り壁に設けられる出入り口 cの上方部に設けられ、間仕切ドアaを水平に往復移動させることで上記出入り 口cを開閉するものである。
【0011】 間仕切ドアaは、透明樹脂シートを短冊形に裁断して形成した多数枚の間仕切 ドア用シート2を、水平方向に伸びる長尺状の支持材1に対して定間隔をおいて 吊下げることにより構成してある。 支持材1は断面L形の長尺状アングル材からなり、長さ方向に定間隔をおいて取 付た吊下げ金具2aに間仕切用シート2の上端を掛止することで、前記したよう に各間仕切用シート2を吊下げると共に、上面の長さ方向に沿って走行車8を定 間隔を置いて設け、これらの走行車8を出入り口c上部の固定部材20に対して 水平に取付固定したガイドレール7に沿って走行可能に係合させてある。 上記走行車8は、支持材1の上面から垂直に突出する軸8cの上端に取付固定さ れるブロック8a四隅に4個の車輪8bを軸支して構成してある。そして、支持 材1に沿って一列状に取り付けた各走行車8は、断面略コ形に形成されるガイド レール7の内部に走行可能な状態ではめ込まれる。
【0012】 ガイドレール7は、上記走行車8を入れる内レール7bと該内レール7bを固 定部材20に対して取付固定する外レール7aとからなる。 上記内レール7bは下向きに開口する断面略コ形の長尺状アングル材からなり、 開口部の両縁部を内側に折り曲げることにより走行車8の車輪8bが載って走行 するレール部7b’を形成してある。 上記内レール7bは、断面が同形で一回り大きな外レール7aの内部に嵌挿され る。 外レール7aは固定部材20に対してボルト止めされ、これによりガイドレール 7を出入り口cの上部において水平に取付支持してある。
【0013】 よって、仕切りドア用シート2を吊下げる支持材1は走行車8を介してガイド レール7に吊持され、上記走行車8がガイドレール7の内部に沿って走行するこ とにより、ガイドレール7に沿って摺動する。
【0014】 上記した支持材1の上面側には駆動用のタイミングベルト5を歯面が下を向く 状態で沿わせ、その中間部を駆動モータ30の出力軸3により軸支されるタイミ ングプーリ4に掛回してある。 駆動モータ30は、固定部材20の略中央に取付固定した断面L形の支持板9の 側面に取付け支持し、支持板9の内側に突出させた出力軸3を支持材1の直上に おいてガイドレール7へ向けて水平に延出せしめている。
【0015】 駆動モータ30の出力軸3にはタイミングプーリ4が取り付けてあり、該タイ ミングプーリ4の上半部の外周に前記したタイミングベルト5を逆U字形に掛回 して歯合させてある。 タイミングプーリ4の両側部には支持板9により軸支される補助プーリ10をタ イミングプーリ4の屈曲部を外側から押される形で設けてあり、この両補助プー リ10によりタイミングベルト5が逆U字状に屈曲した状態でタイミングプーリ 4の上半部外周に掛回され、タイミングベルト5とタイミングプーリ4の歯合が 確実に行なわれるようにしてある。
【0016】 また、上記タイミングベルト5は適度な緊張を加えた状態で両端部を支持材1 の両端部に対して固定してある。よってタイミングプーリ4に掛回される部分を 除くタイミングベルト5のその他の部分は、支持材1の上面に歯面を付着した状 態を維持する。
【0017】 上記した駆動モータ30の駆動、即ち間仕切ドアaの開動、閉動は、出入り口 c近傍に設けたスイッチdにより行なわれる。 また、図3にて示すようにタイミングプーリ4及び駆動モータ30を支持する支 持板9の両側部にはリミットスイッチ11,12が設けてある。 リミットスイッチ11,12は駆動モータ30の駆動によりガイドレール7に沿 って摺動移動する間仕切ドアaを、図3にて示す全開位置と、図4にて示す全閉 位置とで停止させるためのものであり、各々駆動モータ30の駆動回路(図示せ ず)に電気的に組み込まれている。両リミットスイッチ11,12は図2にて示 すように固定部材20に対して取付固定する。全開停止用のリミットスイッチ1 1は図3において支持板90の右側に、また全閉停止用のリミットスイッチ12 は支持板90の左側に配置してある。 一方、支持材1の一端には、間仕切ドアaが全開位置まで移動した状態において 、上記リミットスイッチ11の接点に接触して同スイッチ11をoffにする突 起13を設ける。また、支持材1の他端には間仕切ドアaが全閉位置まで移動し た状態でリミットスイッチ12の接点と接触して同スイッチ12をoffにする 突起14を設けてある。即ち、間仕切ドアaは、駆動モータ30の駆動により全 開位置若しくは全閉位置まで移動すると、上記リミットスイッチ11,12に突 起13,14が接触して駆動モータ30が停止し、その場に停止することになる 。
【0018】 以上のように構成した駆動装置bによれば、出入り口c近傍に設けられるスイ ッチdにより駆動モータ30を閉方向に駆動回転させると、タイミングプーリ4 が図3において右回りに回転し、タイミングベルト5に対するタイミングプーリ 4の歯合位置が左側へ向けてずれる。この結果、タイミングベルト5が右方向に 引かれ、固定部材20に対して固定されるタイミングプーリ4と相対して支持材 1がガイドレール7に沿って右方向に摺動移動し、支持材1端部の突起14がリ ミットスイッチ12に接触した時点で駆動モータ30が停止する。これにより出 入り口cが間仕切りドアaにより図4のように閉じられた状態となる。 また、スイッチdの操作により駆動モータ30を開方向に駆動回転されると、タ イミングベルト及び支持材1が上記した場合とは逆に左側へ向けて移動し、支持 材1端部の突起13がリミットスイッチ11に接触した時点で駆動モータ30が 停止し、図4のように出入り口cを閉じていた間仕切りドアaが図3の状態まで 開動する。
【0019】 上記した駆動装置bにおいては、伝達部材として軽量で伝達効率の高いタイミ ングベルト5を使用しているので、チェーンやVベルトを伝達部材として使用し た場合と比較して駆動モータ30の容量を小さくすることができる。 尚、伝達部材としては、タイミングベルトの他にチェーンやVベルト等を使用し てもよく、この場合、タイミングプーリ4の代りにスプロケットやVベルトプー リ等を使用することになる。
【図1】 本考案を実施した駆動装置を示す斜視図。
【図2】 同駆動装置の縦断面図。
【図3】 開状態の間仕切りドアを示す正面図。
【図4】 閉状態の間仕切りドアを示す正面図。
【図5】 従来の駆動装置を示す縦断正面図。
a・・・間仕切りドア b・・・駆動装置 c・・・出入り口 1・・・支持材 2・・・間仕ドア用シート 3・・・出力軸(駆動軸) 4・・・タイミングプーリ(駆動車) 5・・・タイミングベルト(伝達部材) 20・・・固定部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中井 進 大阪府柏原市旭ヶ丘1丁目4番46号
Claims (1)
- 【請求項1】 水平に延びる長尺状の支持材に間仕切
ドア用シートを取付けて吊下げ、上記支持材を出入り口
の上部において長さ方向へ摺動自在に支持して、上記間
仕切ドア用シートを開閉動可能に構成した間仕切ドアに
おいて、前記支持材の直上部に出入り口上部の固定構造
部材により水平に支持される駆動軸を位置させると共
に、該駆動軸により駆動車を軸支し、且つ上記支持材の
両端部にベルト若しくはチェーン等から成る伝達部材の
一端部と他端部とを各々固定し、該伝達部材の中間部を
上記駆動車の上半部の外周に対し補助車を介して逆U字
形に掛け回してなる間仕切ドアの駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4479593U JPH0714075U (ja) | 1993-08-17 | 1993-08-17 | 間仕切ドアの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4479593U JPH0714075U (ja) | 1993-08-17 | 1993-08-17 | 間仕切ドアの駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0714075U true JPH0714075U (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=12701361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4479593U Pending JPH0714075U (ja) | 1993-08-17 | 1993-08-17 | 間仕切ドアの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714075U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006046056A (ja) * | 2004-07-01 | 2006-02-16 | Koyo Denki:Kk | 窓の自動開閉装置 |
JP2013508214A (ja) * | 2009-10-27 | 2013-03-07 | クノール−ブレムゼ レール システムス (ユーケー) リミテッド | プラットホーム遮蔽扉システム |
-
1993
- 1993-08-17 JP JP4479593U patent/JPH0714075U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006046056A (ja) * | 2004-07-01 | 2006-02-16 | Koyo Denki:Kk | 窓の自動開閉装置 |
JP2013508214A (ja) * | 2009-10-27 | 2013-03-07 | クノール−ブレムゼ レール システムス (ユーケー) リミテッド | プラットホーム遮蔽扉システム |
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