JPH0713882Y2 - ばね製造機のばね足位置検知装置 - Google Patents

ばね製造機のばね足位置検知装置

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JPH0713882Y2
JPH0713882Y2 JP1215591U JP1215591U JPH0713882Y2 JP H0713882 Y2 JPH0713882 Y2 JP H0713882Y2 JP 1215591 U JP1215591 U JP 1215591U JP 1215591 U JP1215591 U JP 1215591U JP H0713882 Y2 JPH0713882 Y2 JP H0713882Y2
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JP
Japan
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spring
spring foot
foot
rod
detector
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JP1215591U
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JPH04129539U (ja
Inventor
勝秀 釣谷
Original Assignee
新興機械工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はばね製造機のばね足位
置検知装置に関する。なお、この明細書において、ばね
足とは螺旋状のばねボディーの両端から突出した、フッ
ク等の部分を云う。
【0002】
【従来のばね製造機によるばね製造】通常、ばね製造機
におけるばねの製造は、先ず前ばね足を形成し、それに
次いでばねボディーを巻成し、その後、それに続いて後
ばね足を成形し、その後、成形されたばねをカッターに
よってばね素材である線材から切断することによって、
行なわれるものである。
【0003】そして、前ばね足と後ばね足との相対位置
を設計通りに製造するため、いわゆる対向角を設計通り
とするため、後ばね足の成形に先立って、ばねボディー
巻成完了前に、前ばね足の位置が所定位置に来たことを
ばね足位置検知装置によって検知し、その検知信号に基
づいて一旦線送りを停止させ、その後再び線送りを開始
して、後ばね足を成形するようにしていた(実公昭63
−38052号公報参照)。
【0004】
【従来の技術】前記ばね足位置検知装置として、ばね製
造機に位置変更可能に固定される固定棒と、この固定棒
に位置変更可能に固定される検知器とを有しており、前
記検知器が、本体と、この本体に前ばね足の検知位置に
向かって進退自在に設けられたばね足検知棒とを有して
いるものは知られている(実公平1−17398号公報
参照)。
【0005】
【従来技術の欠点】前記従来のばね足位置検知装置には
以下の如き欠点があった。即ち、ばね足検知棒が設定さ
れた検知位置に突出するように、検知器の上下位置の微
調節(なお、前ばね足と後ばね足との相対位置を設計通
りに製造するに際して、前後方向及び左右方向の微調節
は不要である。)をすることが必要であるが、その調節
は、検知器の固定棒に対する取り付け位置の調節によっ
て行なうようになされていたので、検知器の上下位置の
微調節作業が行ないにくいという欠点があった。
【0006】
【前記欠点を解消するための手段】この考案は前記欠点
を解消するために以下の如き手段を採用した。この考案
は、ばね製造機に固定される固定棒と、この固定棒に上
下揺動自在に設けられた揺動片と、この揺動片を上向き
又は下向きに付勢するばねと、このばねの力に抗して揺
動片を固定捧に対して位置変更させる調節ねじと、前記
揺動片に設けられた検知器とを有しており、前記検知器
が、本体と、この本体に進退自在に設けられたばね足検
知棒とを有しているものである。
【0007】
【考案の作用】この考案は以下の如き作用をなすもので
ある。調節ねじの調節によって、検知器の取り付けられ
た揺動片をばねに抗して又はばねに従って上下に揺動さ
せることによって、検知器の上下位置の微調節を簡単に
行なうことが出来る。
【0008】
【実施例】以下にこの考案を図面に示す実施例に基づい
て説明する。なお、この明細書において、前とは図1紙
面表側を、後とは同裏側をいい、左とは図1左側を、右
とは同右側をいう。まず、図1を参照しつつ、公知のば
ね製造機1の構造を、実施例装置と関係の深い部分を中
心に説明する。ばね製造機1の機枠2の前面に、線材W
を挟圧して、線ガイド4の上方のばね成形部(空間)5
に送り出す左右一対の線送りローラー3が回転自在に設
けられている。前記ばね成形部5を挾んで、線ガイド4
に、その上方から対向するスライド6が機枠2の前面に
摺動自在に設けられ、このスライド6に曲げダイス7が
取り付けられている。なお、機枠2の前面にはその他の
工具(成形ツールやカッター等)を取り付けるためのス
ライド(図示略)が摺動自在に設けられている。このよ
うな構成によって、線材Wをばね成形部5に向かって送
り出し、そこで曲げダイス7やその他の工具を使用し
て、線材Wに、折曲・巻成・切断等の加工を施す。
【0009】前記機枠2に支持棒11が、その軸心を前
後方向に向けるようにして、設けられ、この支持棒11
にばね足位置検知装置12の固定棒13が連結具14に
よって前後・左右位置変更可能に設けられ、この固定棒
13に絶縁材からなる揺動片15が以下のごとき揺動連
結具16によって上下揺動自在に設けられている。前記
揺動連結具16は、固定棒13の端に固定された板片1
7と、揺動片15の端に固定された板片18と、両板片
17、18に形成された溝19に嵌まる枢軸20と、板
片17、18及び枢軸20を挟持すると共に、揺動片1
5を下向きに付勢する欠環状のばね21とを有してい
る。
【0010】前記板片17の下部(ばね21の端より下
部)に調節ねじ23がねじ嵌められ、この調節ねじ23
の端が板片18に当接するようになされている。なお、
調節ねじ23を逃げるため、ばね21には開口が形成さ
れている。このような構成によって、調節ねじ23を板
片18に向かって突出させることによって、ばね21の
力に抗して揺動片15を上向きに揺動させることが出
来、他方、ばね21を板片18から後退させることによ
って、ばね21の力に従って揺動片15を下向きに揺動
させることが出来る。
【0011】前記揺動片15にエアーシリンダ等からな
る検知器25が連結具28によって、左右・上下揺動位
置変更可能に設けられ、この検知器28が、本体29
と、この本体29に左右動進退自在に設けられたばね足
検知棒30とを有している。
【0012】
【実施例の作用】次に実施例装置の作用を説明する。ば
ね足検知棒30を非検知位置に退けた状態で、線材Wを
送り出しつつ、曲げダイス7、その他の公知の加工ツー
ルを使用して、前ばね足101を成形した後、続いて設
定位置に停止している曲げダイス7に向けて線材Wを強
制的に送り出して、螺旋状のばねボディー102を巻成
し、その巻成が完了する直前に線材Wの送り出し速度を
遅くしつつ、ばね足検知棒30を検知位置に突出させ
る。然して、回転している前ばね足101がばね足検知
棒30に接触すると、前ばね足101とばね足検知棒3
0とが接点のごとき作用をなし、線材Wに流されていた
微少電流がばね足検知棒30を通じてリレー(図示略)
に流れ、このリレーの信号によりばねボディー102の
巻成を終了して線送りを一旦停止した後、ばね足検知棒
30を非検知位置に後退させ、その後、再び線送りを開
始して、後ばね足の成形を行ない、その後、成形された
ばねを線材Wから切断する。
【0013】この説明から明らかなごとく、ばね足検知
棒30は、ばねボディー102の中心を中心として回転
している前ばね足101の向きを検知するものであるか
ら、その上下位置を正確に定めなければ、前ばね足10
1の向きを正確に検知出来ないことが分かるであろう。
なぜなら、ばね足検知棒30の上下位置が変わると、ば
ね足検知棒30が前ばね足101に早く接したり、遅く
接したりするため、ばね足検知棒30に接触するときの
前ばね足101の向き(前ばね足101が仮想垂直面と
なす角度)が変化するからである。
【0014】この実施例にあっては、検知器25のだい
たいの位置を定めた後、調節ねじ23を回転させること
によって、検知器25ひいてはばね足検知棒30の上下
位置を微調節して、ばね足検知棒30の上下位置を正確
に定めることが出来る。
【0015】
【考案の効果】この考案は、前記した如き構成によっ
て、以下の如き効果を奏するものである。検知器のだい
たいの位置を定めた後、調節ねじを回転させることによ
って、検知器ひいてはばね足検知棒の上下位置を微調節
して、ばね足検知棒の上下位置を正確に定めることが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す要部正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【符号の説明】
1 ばね製造機 12 ばね足位置検知装置 13 固定棒 15 揺動片 20 枢軸 21 ばね 23 調節ねじ 25 検知器 29 本体 30 ばね足検知棒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ばね製造機に固定される固定棒と、この
    固定棒に上下揺動自在に設けられた揺動片と、この揺動
    を上向き又は下向きに付勢するばねと、このばねの力
    に抗して揺動片を固定棒に対して位置変更させる調節ね
    じと、前記揺動片に設けられた検知器とを有しており、
    前記検知器が、本体と、この本体に進退自在に設けられ
    たばね足検知棒とを有しているばね製造機のばね足位置
    検知装置。
JP1215591U 1991-02-12 1991-02-12 ばね製造機のばね足位置検知装置 Expired - Lifetime JPH0713882Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1215591U JPH0713882Y2 (ja) 1991-02-12 1991-02-12 ばね製造機のばね足位置検知装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1215591U JPH0713882Y2 (ja) 1991-02-12 1991-02-12 ばね製造機のばね足位置検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04129539U JPH04129539U (ja) 1992-11-26
JPH0713882Y2 true JPH0713882Y2 (ja) 1995-04-05

Family

ID=31901006

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JP1215591U Expired - Lifetime JPH0713882Y2 (ja) 1991-02-12 1991-02-12 ばね製造機のばね足位置検知装置

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