JPH0679385A - 転造ワークの異常検出装置 - Google Patents

転造ワークの異常検出装置

Info

Publication number
JPH0679385A
JPH0679385A JP26289492A JP26289492A JPH0679385A JP H0679385 A JPH0679385 A JP H0679385A JP 26289492 A JP26289492 A JP 26289492A JP 26289492 A JP26289492 A JP 26289492A JP H0679385 A JPH0679385 A JP H0679385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
head
detected
rotation shaft
rolling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26289492A
Other languages
English (en)
Inventor
Suemori Mori
寿恵盛 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Sunac Corp
Original Assignee
Asahi Sunac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Sunac Corp filed Critical Asahi Sunac Corp
Priority to JP26289492A priority Critical patent/JPH0679385A/ja
Publication of JPH0679385A publication Critical patent/JPH0679385A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 転造の際にワークが所定位置より浮き上がつ
ていたり、頭部が偏心した異常形状に成形されているの
を転造中において速やかに検出する。 【構成】 転造中のワークaが浮き上がつていると、頭
部bが、回転軸5から偏心した位置において走行経路の
直上に突出した検出レバー7の第1突当板11に当た
り、検出レバー7が回転軸5の軸線回りに揺動するのに
伴つて被検出棒15も揺動し、検出器21から離間して
検出信号がOFFとなることにより異常姿勢が検出され
る。ワークaの頭部bが偏心していると、頭部bが首を
振つて走行するため、その側方で回転軸5から偏心した
位置に配置された第2突当板12に当たつて検出レバー
7とともに被検出棒15が揺動し、検出器21から離間
して検出信号がOFFとなることにより異常形状が検出
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平転造盤で転造される
ワークが、その転造の際に所定位置から浮き上がつた異
常姿勢を取つたり、あるいは、頭部が偏心した異常形状
である場合にそれを検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】対応面に成形型を形成した一対の固定ダ
イスと可動ダイスの間にワークを供給して、可動ダイス
の往復運動によりワークを両ダイスの成形型の間で挟圧
しつつ転動走行させて転造を施すようにした平転造盤
は、例えば、ボルトのねじ切り用として無人化した自動
生産ラインに組み込まれて用いられているが、平転造盤
への供給ミス等により、ボルトが両ダイス間で所定位置
から浮き上がつた姿勢のままで転造される場合があり、
そうすると、正確にねじが切られなくて不良品となる。
【0003】また、圧造の段階でボルトの頭部が偏心し
た異常形状に成形される場合もあつて、ねじが正常に切
られたとしても当然に不良品となる。
【0004】従来は、このような不良品を選別するため
に、平転造盤による成形工程後に、検査工程を別個に設
けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのため従来は、検査
工程を別個に設けなければならない分、生産ラインが複
雑かつ大掛かりとなるのを避け得なかつた。また、どう
しても不良品の発見が遅れるから、原因によつては不良
品を大量に出すおそれがあり、平転造盤によるワークの
成形中においてその成形姿勢や形状に異常があつた場合
にそれを速やかに検出し得る装置の出現が希求されてい
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の転造ワークの異
常検出装置は、上記の要望に基づいて完成されたもので
あつて、平転造盤の上方に取付体を突設して、その取付
体上のワークの走行経路の側方に離間した位置に、略鉛
直方向の軸線回りに回転可能な回転軸を支持し、その回
転軸に、先端がその回転軸の軸線から偏心した斜め前方
位置に突出した検出レバーを取り付けて、その検出レバ
ーの突出端に、走行するワークの頭部の直上の一定位置
に位置する第1突当部と、ワークの頭部の走行方向の側
方の一定位置に位置する第2突当部とを設けるととも
に、回転軸に略水平方向の被検出棒を突設して、取付体
に被検出棒の揺動を検出する検出器を設けた構成とし
た。
【0007】
【作用】ワークが転造される際に所定位置よりも浮き上
がつていると、走行の途中でワークの頭部が、検出レバ
ーの突出端においてその頭部の直上位置に設けられた第
1突当部に当たつてこれを前方に押圧し、第1突当部は
回転軸から偏心した位置にあることから、検出レバーと
ともに回転軸がその軸線回りに回動し、被検出棒も同軸
線回りに揺動してその揺動が検出器で検出されることに
より、ワークが所定位置よりも浮き上がつた異常姿勢で
あることが検出される。
【0008】ワークが頭部の偏心した異常形状に成形さ
れていると、転造中にワークの頭部が首を振つて走行す
ることから、ワークの頭部が、検出レバーの突出端にお
いて頭部の側方に設けられた第2突当部に当たつてそれ
を側方に押し、第2突当部も同じく回転軸から偏心した
位置にあることから検出レバーともども回転軸が軸線回
りに回動し、被検出棒が同軸線回りに揺動してその揺動
が検出器で検出されることにより、ワークがその頭部が
偏心した異常形状であることが検出される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。図において、符号1は転造盤の固定フレ
ームに嵌着された固定ダイス、符号2はラムに嵌着され
てその前面で矢線A方向に往復運動する可動ダイスであ
つて、圧造機により圧造されたボルト素材であるワーク
aが図示しないフイーダ等により両ダイス1、2の間に
供給されると、可動ダイス2の運動によりワークaの軸
部が両ダイス1、2の成形型の間で挟圧されつつ矢線B
方向に転動走行して、ワークaの軸部にねじが切られる
ようになつている。
【0010】続いて、転造ワークの異常検出装置につい
て説明する。転造盤の本体フレームには、先端がダイス
1、2の上方に突出した取付体3が突設され、その取付
体3には、ワークaの走行経路の直上から一側に離間し
た位置において、回転軸5が取付体3に形成された嵌装
孔6を貫通して鉛直軸回りの回転可能に支持されてい
る。
【0011】回転軸5の下方突出端には、小幅で縦長形
状をなす検出レバー7が、その一側縁側をワークaの走
行経路に向かつて斜め前方に突出させた姿勢において、
反対側の側縁の上部に連成した取付板8を回転軸5に削
成した取付平面9にねじ止めすることによつて取り付け
られている。
【0012】その検出レバー7の下端部前面には、ワー
クaが正常に転造されている場合のその頭部bの側方に
近接する位置でワークaの走行方向と平行に延出した第
2突当板12が連成されているとともに、その第2突当
板12の先端に、同じくワークaが正常に転造される場
合の頭部bの直上位置でワークaの走行方向と直角に突
出した第1突当板11が曲成されている。
【0013】上記した回転軸5の上方突出端には取付環
体14が嵌着されて、その取付環体14に水平方向に延
出した被検出棒15が突設されており、その被検出棒1
5の先端と、取付体3上に植設したばね取付ピン16の
間に装着された圧縮コイルばね17の弾力により、回転
軸5が図2(A)、図3(A)の時計方向に回転付勢さ
れ、被検出棒15の途中が取付体3上に植設したストツ
パピン19に当たることにより、回転軸5が一定の回転
姿勢を取るようになつており、回転軸5がその回転姿勢
を取つた場合に、第1と第2の突当板11、12が上記
した検出用の定位置を取るようになつている。
【0014】また、取付体3上の上記したストツパピン
19の側方には、被検出棒15と対応してその接離に応
じてON・OFF信号を出す近接スイツチからなる検出
器21が、ブラケツト22に取り付けられて配設されて
いる。
【0015】次に、本実施例の作動を説明する。正常形
状のワークaが正常姿勢を取つている場合は、ワークa
の頭部bが第1及び第2の突当板11、12のいずれに
も当たることなく、その下面及び側方を通過して転造が
行われる。
【0016】図2(B)の鎖線に示すように、転造の際
にワークaが所定位置よりも浮き上がつていると、同図
(A)の鎖線に示すように、走行の途中でワークaの頭
部bがその直上に突出した第1突当板11に当たつてこ
れを前方に押圧し、第1突当板11は回転軸5から偏心
した位置にあることから、検出レバー7が揺動力を受け
て、それと一体の回転軸5並びに被検出棒15が、圧縮
コイルばね17の弾力に抗して回転軸5の軸線回りに同
図の反時計方向に回動し、被検出棒15が検出器21か
ら離間して検出器21の検出信号がOFFとなることに
よつて、ワークaが所定位置から浮き上がつた異常姿勢
であることが検出される。
【0017】図3(B)の鎖線に示すように、圧造され
たワークaが頭部bが偏心した異常形状であると、転造
中にワークaの頭部bが首を振つて走行することから、
同図(A)の鎖線に示すように、ワークaの頭部bがそ
の側方に設けられた第2突当板12に当たつてそれを側
方に押し、第2突当板12も回転軸5から偏心した位置
にあることから、同じく検出レバー7が揺動力を受け
て、回転軸5並びに被検出棒15が回転軸5の軸線回り
に同図の反時計方向に回動し、同様に被検出棒15が検
出器21から離間して検出信号がOFFとなることによ
つて、ワークaが頭部bが偏心した異常形状であること
が検出される。
【0018】上記の異常検出により警告信号を出す等に
よつて、速やかに対応処置を施すことができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明装置によれ
ば、ワークが転造中に所定位置より浮き上がつた異常姿
勢を取つたり、あるいは、頭部が偏心した異常形状に成
形されていた場合に、それが転造中に速やかに検出で
き、対応処置を施すことによりそれらに起因した不良品
の大量発生を確実に防止することができる。
【0020】転造工程の途中で異常検出ができることに
より、従来のように別個に検査工程を設ける必要が無く
なり、生産ラインを簡略化することができる。
【0021】しかも、ワークの異常姿勢と異常形状とを
一箇所で検出できる構造となつているから、装置自体も
コンパクトにまとめることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】(A)(B)ワークの浮き上がりを検出する場
合の説明図である。
【図3】(A)(B)ワークの頭部の偏心を検出する場
合の説明図である。
【符号の説明】
a:ワーク b:頭部 1:固定ダイス 2:可動ダイ
ス 3:取付体 5:回転軸 7:検出レバー 11:
第1突当板 12:第2突当板 15:被検出棒 2
1:検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対応面に成形型を形成した一対の固定ダ
    イスと可動ダイスの間にワークを供給して、前記可動ダ
    イスの往復運動によりワークを前記両ダイスの成形型の
    間で挟圧しつつ転動走行させて転造を施す平転造盤の上
    方に取付体を突設して、該取付体上の前記ワークの走行
    経路の側方に離間した位置に、略鉛直方向の軸線回りに
    回転可能な回転軸を支持し、該回転軸に、先端が該回転
    軸の軸線から偏心した斜め前方位置に突出した検出レバ
    ーを取り付けて、該検出レバーの突出端に、走行するワ
    ークの頭部の直上の一定位置に位置する第1突当部と、
    該ワークの頭部の走行方向の側方の一定位置に位置する
    第2突当部とを設けるとともに、前記回転軸に略水平方
    向の被検出棒を突設して、前記取付体に前記被検出棒の
    揺動を検出する検出器を設けたことを特徴とする転造ワ
    ークの異常検出装置。
JP26289492A 1992-09-03 1992-09-03 転造ワークの異常検出装置 Pending JPH0679385A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26289492A JPH0679385A (ja) 1992-09-03 1992-09-03 転造ワークの異常検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26289492A JPH0679385A (ja) 1992-09-03 1992-09-03 転造ワークの異常検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0679385A true JPH0679385A (ja) 1994-03-22

Family

ID=17382096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26289492A Pending JPH0679385A (ja) 1992-09-03 1992-09-03 転造ワークの異常検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0679385A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100420130B1 (ko) * 2001-03-21 2004-03-02 효동기계공업 주식회사 전조 가공기계의 트러블 방지장치
CN103302212A (zh) * 2013-07-15 2013-09-18 鹏驰五金制品有限公司 一种螺丝辗牙机的排测装置
WO2016160464A3 (en) * 2015-03-31 2016-11-24 Illinois Tool Works Inc. Multi-station reciprocating die roll forming machine and method of patterning blanks

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100420130B1 (ko) * 2001-03-21 2004-03-02 효동기계공업 주식회사 전조 가공기계의 트러블 방지장치
CN103302212A (zh) * 2013-07-15 2013-09-18 鹏驰五金制品有限公司 一种螺丝辗牙机的排测装置
WO2016160464A3 (en) * 2015-03-31 2016-11-24 Illinois Tool Works Inc. Multi-station reciprocating die roll forming machine and method of patterning blanks
CN107771108A (zh) * 2015-03-31 2018-03-06 伊利诺斯工具制品有限公司 多工位往复式模具辊轧成形机器以及模坯图案化方法
US10610920B2 (en) 2015-03-31 2020-04-07 Illinois Tool Works Inc. Multi-station reciprocating die roll forming machine
CN107771108B (zh) * 2015-03-31 2020-05-08 伊利诺斯工具制品有限公司 多工位往复式模具辊轧成形机器以及模坯图案化方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3887806A (en) Faulty can detector
CN108057639B (zh) 一种智能打码生产线
JPH0679385A (ja) 転造ワークの異常検出装置
JPH0679386A (ja) 転造ワークの異常検出装置
US2702189A (en) Sheet pack inspection means
US3027075A (en) Counting device
US2755759A (en) Locating and ejecting mechanism
JPS6021754B2 (ja) ミシンの布押え装置
US3371820A (en) Starter mechanism for thread rolling machine
US2400927A (en) Sheet guide
US1910681A (en) Detector mechanism for nail head capping machines
JPH0621782U (ja) ワークの不良品排出装置
JPH0444275Y2 (ja)
US4832544A (en) Milling machine
JPS5814070Y2 (ja) スポット溶接機におけるナツト欠品及び異常付防止装置
CN215178604U (zh) 一种链条满料感应装置
JPS6313210Y2 (ja)
US3842633A (en) Resiliently biased starter blade supporting arm for thread roller
JPH0341873Y2 (ja)
CA2282120C (en) Double blank detector apparatus and method of operation
JP2923546B2 (ja) パイロットリリース装置
US2786432A (en) Squaring device
CN219408113U (zh) 一种输送带跑偏检测装置
JPH0715648Y2 (ja) 圧造成形機における素材移送装置
CN210036698U (zh) 一种搓丝机检验装置