JPS5814070Y2 - スポット溶接機におけるナツト欠品及び異常付防止装置 - Google Patents

スポット溶接機におけるナツト欠品及び異常付防止装置

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JPS5814070Y2
JPS5814070Y2 JP17821680U JP17821680U JPS5814070Y2 JP S5814070 Y2 JPS5814070 Y2 JP S5814070Y2 JP 17821680 U JP17821680 U JP 17821680U JP 17821680 U JP17821680 U JP 17821680U JP S5814070 Y2 JPS5814070 Y2 JP S5814070Y2
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JP17821680U
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JPS57102488U (ja
Inventor
真琴 青木
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山川工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスポット溶接機にて車輌構造加工材にナツトを
連続的に溶接付けするに際しての、ナツトの二重付け、
立付け、欠品等の発生を一掃し、これにより不良製品の
搬出、ライントラブルの発生を防止すると共に、節電、
電極摩耗の可及的減少をも図らんとして提供されたもの
である。
スポット溶接機は第1図に示すように、溶接機本体1に
上下に対向して設けられた下部固定スポット電極2と上
部可動スポット電極3とを備え、該上部可動スポット電
極3をシリンダーラム4の駆動にて下降又は上昇させる
ようにし、その下降によって上記両電極2,3間に加工
材とナツトを介在させ、電流を通じてスポット溶接を図
るようにしたものである。
而して、第1図はナラl−aの加工材すへのスポラ1〜
溶接状態を示すが、通常ナラ)aは第1図A図に示すよ
うに正常フィードされなければならないところ、同B、
C図に示すように立フィードや二重フィードがなされる
ことがあり、又聞り図に示すような空フィード、所謂欠
品が屡々発生する。
然るに現状のスポット溶接機においては、上記の如き異
常フィード(立フィード、二重フィード)や、空フィー
ドの場合でも溶接電流を止める機構とはなっておらず、
正常フィードの場合と同様に溶接動作がなされ、必然的
に立付け、二重付けや欠品を招来する。
周知のようにナツトの形状、規格から二重フィード、立
フィード時の厚みは殆んど異ならず、正常フィード時の
厚みよりは高くなり、空フィード時は当然正常レベル以
下にあり、上部可動スポット電極3を上下させるラム4
のストロークは上、下、中間の各ナツトレベルX1.X
2.X3ニ応シた電極下降位置まで下降する。
本考案はこの各フィード形態におけるナツトレベルX1
.X2.X3の差、即ちラムストロークの下降差を利用
してナツトの上記異常フィード、空フィードを的確に検
出し、ナツト欠品、異常付は防止目的を達成せんとする
ものである。
図面はその一実施例を示す。
即ち既述のスポツト溶接機において、同溶接機本体1の
ラム上部のシリンダー取付腕8部分に積杆式検出バー6
を軸5着して横設し、他方ラム4から腕8に達する伝達
杆7を一体に立て、該伝達杆7の上端に調整ねじ9を取
付け、該調整ねじ9の下降軌跡上に上記検出バー6の基
端を延ばして相対させ、ラム4及び伝達杆7の下降に伴
なう該調整ねじ9の下降にて検出バー6の基端に上から
当接し、これに下方力を加える構成とすると共に、伝達
杆7の他方自由端側を下方向に牽引するか、上から加圧
して検出バー6に図中時計方向の回動習性を付与するバ
ネ10を設け、上記積杆式検出バー6の自由端を電極上
下用ラム4の各ナツトレベルX1.X2.X3に応じた
下降に追随して上記バネ10に抗し一定の振巾で揺振さ
せる構成とする。
即ち、上記両電極2.3間に供転されたナツトの正常フ
ィード、空フィード、立フィードと二重フィードのナツ
ト厚みレベルの変化に伴ない変化するラムストロークに
応じ、上記検出バー6の自由端を下位異常フィード(立
フィード、二重フィード)検出位置Aと中間正常フィー
ド検出位置Bと上位空フィード検出位置Cとに揺振させ
る構成とする。
更に上記の如く配設した検出バー自由端の下位異常フィ
ード検出位置Aに上記同位置へのレバー揺振にてON又
はOFFされる異常付検出スイッチSW1を設けると共
に、上記上位空フィード検出位置Cに上記同位置へのレ
バー揺振にてON又はOFFされる欠品検出スイッチS
W2を設け、中間正常フィード検軟位置Bへの揺振では
上記スイッチSW1.SW2に対しフリー状態となる如
くなし、常態(上部可動スポット電極の待機状態)では
、上記バネ10の弾性力により検出バー6の自由端が図
中実線で示す下位異常フィード検出位置Aにあって、異
常付検出スイッチSW1に支持され、これを上記バネ1
0の弾性力にてブツシュ状態(OFF状態)とし、溶接
電流を断った状態で待機する。
斯る待機状態において、ナツトフィードがなされラム4
が下降すると、ナラ)−aが空フィード(欠品)である
場合には、ナツトレベルX3に応じた位置までラム4が
下降し、該下降に伴ない上記異常フィード検出位置Aで
待機状態にある検出バー6が調整ねじ9でブツシュされ
該検出位置Aから上位空フィード検出位置Cまで揺振さ
れる。
この結果、異常付検出スイッチONとなるが、欠品検出
スイッチSW2がレバー自由端で゛ブツシュされONか
らOFFに転じ、このOFF動作にて溶接電流の供給を
断つ。
又ナラ)aが二重フィード又は立フィードである場合に
はラム4はナツトレベルX2に応じた位置まで下降する
が、検出バー6は既述のように常態において異常フィー
ド検出位置Aにおかれ、検出スイッチSW1をOFF状
態としており、従って調整ねじ9はレバー6の基端に下
方力を与える直前か、又は接した位置で停止し、異常フ
ィード検出位置Aを保つ。
この結果、溶接電流の遮断状態が保たれる。
調整ねじ9はレバー6に当接する位置が上下に調整でき
るようになされ、例えば図の如く伝達レバー7に調整用
長孔11を穿け、この長孔11に沿い締付固定位置に上
下に可変し得るようにする。
この検出バー6とラム4の衝合開始位置、即ちラム下降
とレバー揺振のタイミング調整は溶着するナツトの種類
、又は電極2.3の摩耗、突出量等によって適宜調整し
、セットされる。
又ナツトの正常フィードの場合は、ラム4はナツトレベ
ルX1に応じた位置まで下降し、該下降にて下位異常フ
ィード検出位置Aにある検出レバー6の自由端を、該位
置から中間正常フィード検出位置Bまで揺振され、異常
付検出スイッチSW1をOFFからONに切換える。
この結果、スイッチSW1.SW2共にON状態が保た
れるので、溶接電流が供給され、正常はナツト付けが果
たされる。
以上詳述したように、本考案によれば、ナツトの各フィ
ード形態に応じ、ラムストロークか゛変化するのを利用
して、二重フィードと立フィード、空フィードを的確に
検出でき、ナツトの異常付け、欠品等の不都合を効果的
に防止できる。
加えて異常フィードや空フィード時には溶接電流が確実
に断たれ、電力浪費を解消すると共に、通電時の火花に
よる電極の摩耗を抑制し、長期使用を可能とし、ひいて
は電極交換作業の省力化を図り得る。
上記ナツトの欠品付け、異常付けが解消されることによ
り、次工程でのライントラブルを防止でき、ナツト付け
に起因する不良加工品の搬出を皆無とすることができる
又本検出装置によれば、既存のスポット溶接機に改造を
加えることなく簡便に取付けでき、又ナツトの如き小さ
な部品でラムストロークの差を検出しにくい場合でも検
出レバーの自由端の拡大された振巾にて、各検出スイツ
チを誤動作なく動作させることができ、ナツトの異常フ
ィード等の検出が確実になされる。
本考案は上述した基本考案の実施例としてナツトのスポ
ット付けの回数、即ちナツト付けの個数をカウントする
カウンター12を上記異常付検出スイッチSW1及び欠
品付検出スイッチSW2にて制御するようにし、異常フ
ィード、空フィード検出の場合には上記カウンターの信
号入力を断ち、カウントされないようにした。
更に一個の加工材すに決められた数のナラ)aが溶着さ
れず、上記によってカウンター12が正常はカウントを
行なわない場合には、該カウンター信号にて加工材すの
次工程への搬出を阻止するワーク遮断機構13を設けた
このワーク遮断機構13は上記検出スイッチSW1.S
W2で直接制御しても良い。
このワーク遮断機構13は例えば、第4図に示すように
加工材すの搬出路16にシャッター14を設け、このシ
ャッター14をシリンダー15で開閉するようになされ
、該シリンダー15を上記カウンター信号又は検出スイ
ッチSW1.SW2に信号にて動作させ、シャッター1
4を閉じることによって加工材搬出が確実に防止される
以上のように本考案に係るナラ1〜欠品及び異常付防止
装置はナツト打力ウンカー、ワーク遮断等に連系させる
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図A、B、C,D図はナツトのフィード形態を示す
拡大図、第2図は本考案に係るナツト欠品及び異常付防
止装置を施して成るスポット溶接機の全体斜面図、第3
図は同ナツト欠品及び異常付防止装置の動作状態と構造
を示す正面図、第4図はワーク遮断機構例を示す斜面図
である。 1・・・・・・スポット溶接機本体、2・・・・・・下
部固定スポット電極、3・・・・・・上部可動スポット
電極、4・・・・・・電極上下用ラム、6・・・・・・
積杆式検出バー、SWl・・・・・・ナツト異常付検出
スイッチ、SW2・・・・・・ナツト欠品検出スイッチ
、9・・・・・・調整わじ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対向して設けられた下部固定スポット電極と上部可動ス
    ポット電極とを備え、上部可動スポット電極の上下動に
    より、両電極間に加工材とナツトを介在させ、スポット
    溶接を図るようにしたスポラ1〜溶接機において、該ス
    ポット溶接機本体へ上記電極−E下用ラムの上下に追随
    して揺振する積杆式検出バーを軸着し、上記両電極間に
    供給されたナツトの正常フィード、空フィード(欠品)
    、立フィードと二重フィードのナツト厚み変化に伴ない
    変化するラムストロークに応じ、上記検出バーの自由端
    を下位異常フィード(立フィードと二重フィード)検出
    位置と、中間正常フィード検出位置と、上位空フィード
    検出位置とに揺振させる構成とすると共に、上記検出バ
    ー自由端の下位異常フィード検出位置にその揺振にてO
    N又はOFFされる異常付検出スイッチを、上位空フィ
    ード検出位置にその揺振にてON又はOFFされる欠品
    検出スイッチを夫々設け、各検出スイッチの作動にて溶
    接電流供給を制御する構成としたことを特徴とするナツ
    ト欠品及び異常付防止装置。
JP17821680U 1980-12-12 1980-12-12 スポット溶接機におけるナツト欠品及び異常付防止装置 Expired JPS5814070Y2 (ja)

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JPS57102488U JPS57102488U (ja) 1982-06-24
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