JP2923546B2 - パイロットリリース装置 - Google Patents

パイロットリリース装置

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JP2923546B2
JP2923546B2 JP4003947A JP394792A JP2923546B2 JP 2923546 B2 JP2923546 B2 JP 2923546B2 JP 4003947 A JP4003947 A JP 4003947A JP 394792 A JP394792 A JP 394792A JP 2923546 B2 JP2923546 B2 JP 2923546B2
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高治 沢田
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YAMADA DOBII KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リール材に巻付けら
れているテープ状の材料を上,下ローラで挟持して所定
長づつ間欠送給してプレスするロールフィードのパイロ
ットリリース装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テープ状の材料を間欠回動する上,下ロ
ーラで挟持して所定長づつプレス機の金型(下型)上に
送給しても、送られた材料の慣性や高速回転のローラの
停止精度によって、通常0.1mm以下の微量であるが、
送り長さにバラツキが生じ、ローラの間欠回転の高速化
を図るとそのバラツキも大きくなる。
【0003】所定長送りの累積誤差を回避するために1
回の材料送給毎に上ローラの材料挟持を開放して(材料
をフリーの状態にする)、金型(上型)に設けたパイロ
ットピンを材料のパイロット穴に突入させて送給された
材料の長さを定長に補正している。
【0004】この定長補正に用いられている従来のパイ
ロットリリース装置は、プレス機のクランク軸と同期回
動する駆動軸にパイロットリリースカムを割締めボルト
で締付けて固着し、パイロットリリースカムに当接して
揺動するカムレバーで持上腕を押上げて上ローラを下ロ
ーラから離すようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上ローラを下ローラか
ら離すリリースタイミングは、金型を交換した時や、材
料の厚さが変った時には調整しなければならない。その
調整範囲は上死点が0°、下死点が180°とした時、
リリース角度を通常120°〜170°の角度範囲で調
整している。
【0006】そのために従来は、金型を交換した時に、
パイロットリリースカムの割締めボルトを弛めて、リリ
ースカムを手で回してカムの取付位置を調整していた。
このリリースカムの取付位置の調整作業は、可成りの熟
練を要し、熟練者でもカムを手で回して経験に基づいて
調整するのであるから正確な微調整が困難である。
【0007】そのために、リリースカムの取付位置調整
後、プレスの試打ちを行って確認しており、時には再調
整を行うこともあり、リリースタイミングの調整に長時
間を費し、プレス機の稼働率を低下する要因となってい
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は斯ゝる課題を
解消し、金型に応じたリリースタイミングを簡単に且つ
正確に設定できるようにしたものであって、この発明の
パイロットリリース装置は、プレス機のクランク軸と同
期回動する駆動軸にパイロットリリースカムが固着さ
れ、そのパイロットリリースカムに当接して揺動するカ
ムレバーで持上腕を押上げてロールフィードの上ローラ
を下ローラから離すパイロットリリース装置において、
カムレバーを軸支している支軸の先端部を偏心軸とし、
その偏心軸に上ローラと連結された持上腕が遊嵌され、
前記支軸に固着されているウォームホイールと駆動手段
により回動されるウォームが噛合され、前記駆動手段の
回動によりリリース角度が任意に設定されることを特徴
とするものである。
【0009】
【作用】クランク軸と同期回動する駆動軸に固着したパ
イロットリリースカムに当接しているカムレバーは、一
定のストロークで揺動する。
【0010】駆動手段を回動すると、ウォームホイール
で減速されて支軸が低速回動し、これに伴って偏心軸の
中心が偏心量を半径とする円弧上を変位する。
【0011】偏心軸に遊嵌した持上腕が連結杆の連結点
を支点にして偏心軸の変位量だけ変位するので、持上腕
を押上げるカムレバーとの間隔が変る。カムレバーは一
定のストロークで揺動するのであるから、持上腕とカム
レバーとの間隔を小さくすれば、上ローラが下ローラか
ら離れるリリースタイミングは早くなり、その間隔を大
きくすればリリースタイミングが遅れる。
【0012】新しい金型をプレス機にセットしたとき、
その金型に使用される材料のリリースタイミングを駆動
手段を回動して調整し、そのときの伝導軸の回転角度を
記憶する。
【0013】金型を交換したときには、駆動手段を回動
して記憶されていた伝導軸の回転角度にすれば、その金
型のリリースタイミングが正確に設定される。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。この実施例のパイロットリリース装置1は、
図1,図2のように箱状の本体2に収まっている。本体
2に駆動軸3を回動自在に支承し、駆動軸3の端部に固
着したプーリ4と図示しないクランク軸のプーリにタイ
ミングベルト5が懸回されていて、駆動軸3がクランク
軸と同期回動するようになっている。駆動軸3にはパイ
ロットリリースカム6(以下リリースカムと呼ぶ)が割
締めボルト7によって固着されている。
【0015】本体2に回動自在に軸支されている支軸8
は、先端部(図2の下端部)が支軸8に対して偏心量e
の偏心軸9になっている。
【0016】支軸8に遊嵌したカムレバー10の一端側
に突設したピン11にカムフォロア12を回動自在に支
承し、他端側は持上腕13と対向するように形成されて
いて、その先端部には押上ピン14が上向きに螺着され
ている。
【0017】支軸の偏心軸9に遊嵌した持上腕13の先
端部に押上ピン14と対向してリリースボルト15が螺
着されている。リリースボルト15はその下端面と押上
ピン13の上端面との間隔aを所定間隔に調整した後、
固定ナット16を締め付けてロックされている。持上腕
13に螺着したばね支持ピン17とカムレバー10の盲
孔18との間に装着したばね19の弾力でカムフォロア
12がリリースカム6に当接している。
【0018】上,下ローラ21,22が間欠回動して材
料を挟持して送給するロールフィード20は、周知の構
造であるから駆動機構等の詳細な説明は省略する。(必
要ならば本出願人が出願中(特願平2−244719)
の「高速NCロールフィーダ」を参照されたい)。
【0019】上ローラ21を回動自在に支持しているリ
リースアーム25は、既知のように、本体2に揺動自在
に軸支されている。リリースアーム25と本体2との間
に装着した圧縮ばね23の強い弾力で上ローラ21が下
ローラ22に圧着されている。圧縮ばね23は、ばね1
9より強い弾力であり、その弾力が本体2に螺合したば
ね調整ねじ24で調整できるようになっている。
【0020】連結杆26の下端部がリリースアーム25
に螺着され、上端部が持上腕13に取付けた連結ピン2
7に嵌合して持上腕13とリリースアーム25が連結さ
れている。従って持上腕13が圧縮ばね23の弾力に抗
して上方へ押上げられると、上ローラ21が下ローラ2
2から離される。
【0021】本体2に取付けたモータ30の出力軸31
がカップリング32を介して伝導軸33と連結され、伝
導軸33に固着したウォーム34が支軸8に楔着したウ
ォームホイール35と噛合している。外周に等間隔の凹
凸を形成した角度検知部材(歯車でよい)36をカップ
リング32に取付け、角度検知部材36の凸部を検出す
る近接スイッチ等のセンサー37が本体2に設けてあ
る。
【0022】例えば角度検出部材36を18Tの歯車と
し、ウォームホイール35を40Tの歯数にすると、1
8×40=720であるから、センサー37の1歯の検
出で偏心軸9が0.5°回動したことを検出することに
なる。
【0023】押上ピン14とリリースボルト15との間
隔aは、偏心軸9が下方へ偏心eしているとき(図1の
とき)が最大となり、支軸8が180°回動して偏心軸
9が上方へ偏心eしたときに間隔aが最小になる。従っ
て間隔aが最大・最小の何れか一方を基点にして金型毎
に伝導軸33(モータの出力軸31)の回転角度をセン
サー37で検出してコンピュータ等の制御機器に入力
し、記憶されていた伝導軸33の回転角度をモータ30
で回動させれば、押上ピン14とリリースボルトが接触
する位置が任意にコントロールでき、夫々の金型のリリ
ースタイミングが自動的に設定される。
【0024】この実施例では支軸8を回動する駆動手段
を普通のモータで行なっているが、駆動手段をサーボモ
ータにすれば角度検知部材36とセンサー37が不要と
なる。又金型交換の頻度の少ない場合には、伝導軸33
にハンドルを取付けて手動で回動するようにしてもよ
い。この場合にはハンドルに指針を取付けて伝導軸33
の回転角度を記憶する。
【0025】
【発明の効果】以上のようにこの発明のパイロットリリ
ース装置は、工具を使用して調整することもなく、熟練
しなくても誰でも簡単にリリースタイミングを同一に設
定できる。
【0026】従って、リリースタイミング調整後にプレ
スの試打ちを行って確認する必要もなくなり、金型交換
毎に行うリリースタイミングの設定時間を大幅に短縮で
きてプレス機の稼動効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すパイロットリリース
装置の正面図である。
【図2】図1のAII−II断面図である。
【符号の説明】
1 パイロットリリース装置 3 駆動軸 6 パイロットリリースカム 8 支軸 9 偏心軸 10 カムレバー 13 持上腕 21 上ローラ 22 下ローラ 25 リリースアーム 26 連結杆 30 サーボモータ 37 センサー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス機のクランク軸と同期回動する駆
    動軸にパイロットリリースカムが固着され、そのパイロ
    ットリリースカムに当接して揺動するカムレバーで持上
    腕を押上げてロールフィードの上ローラを下ローラから
    離すパイロットリリース装置において、カムレバーを軸
    支している支軸の先端部を偏心軸とし、その偏心軸に上
    ローラと連結された持上腕が遊嵌され、前記支軸に固着
    されているウォームホイールと駆動手段により回動され
    るウォームが噛合され、前記駆動手段の回動によりリリ
    ース角度が任意に設定されることを特徴とするパイロッ
    トリリース装置。
JP4003947A 1992-01-13 1992-01-13 パイロットリリース装置 Expired - Lifetime JP2923546B2 (ja)

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JP6094341B2 (ja) * 2013-04-09 2017-03-15 日本電産シンポ株式会社 材料送り装置
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