JPH07135799A - ステッピングモータ駆動方法及び駆動装置 - Google Patents

ステッピングモータ駆動方法及び駆動装置

Info

Publication number
JPH07135799A
JPH07135799A JP27716093A JP27716093A JPH07135799A JP H07135799 A JPH07135799 A JP H07135799A JP 27716093 A JP27716093 A JP 27716093A JP 27716093 A JP27716093 A JP 27716093A JP H07135799 A JPH07135799 A JP H07135799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
excitation
stepping motor
exciting
magnet
small magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27716093A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Kurata
和行 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP27716093A priority Critical patent/JPH07135799A/ja
Publication of JPH07135799A publication Critical patent/JPH07135799A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Stepping Motors (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Measurement Of Distances Traversed On The Ground (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で被測定体の回転に連動して駆動
させることができるステッピングモータ駆動方法及び駆
動装置を提供する。 【構成】 ドリブンギアに連結されたシャフト1には円
板2が嵌着されている。この円板2にはマグネット環
3,4が配設されている。マグネット3は異なる磁極の
小マグネット部3a,3bが交互に配列されて構成され
ている。マグネット4は異なる磁極の小マグネット部4
a,4bが交互に配列されて構成されている。また、隣
り合う小マグネット部3a,4a及び3b,4bはそれ
ぞれ互いに異なる方向に磁化されている。マグネット環
3,4に対向して各小マグネット部3a,3b、4a,
4bを検出するためのホールIC7が設けられている。
円板2が回転するとホールIC7は小マグネット部の配
列により形成される励磁順序パターンを検出し、その中
の各相の励磁情報に基づいて各励磁コイルを励磁する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はステッピングモータ駆動
方法及び駆動装置に係わり、詳しくは回転する被検出体
に連動して駆動されるステッピングモータ駆動方法及び
駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用の積算走行距離計を駆動
するために、ステッピングモータSを使った駆動装置が
使用されている。この駆動装置は、図21に示すよう
に、自動車のトランスミッション内のドリブンギアの回
転数を検出する車速センサ71の検出信号に基づいて行
われる。車速センサ71の検出信号は波形成形回路72
にて波形成形されたのち、分周回路73にて周波数を下
げられステッピングモータMを制御するためのタイミン
グパルスに生成される。このタイミングパルスはドリブ
ンギアの回転に相対して積算距離計の距離カウンタを駆
動するために必要なステッピングモータMの回動角度に
対応して設定されている。次に、このタイミングパルス
は分配回路74に入力される。この分配回路73は駆動
するステッピングモータMの各相に対する励磁シーケン
スを構成するようになっている。そして、分配回路74
は入力されたタイミングパルスに対応して各相を励磁す
るための駆動信号を駆動回路75に出力する。駆動回路
75は各相に対応して設けられた励磁切換用スイッチン
グ素子から構成されており、この各励磁切換用スイッチ
ング素子は前記駆動信号に基づいて駆動される。そし
て、各励磁コイルにバッテリ電圧76が印加されるよう
になっている。この結果、ドリブンギアの回転数に対応
して距離カウンタが作動されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なステッピングモータを使用した駆動装置は、分周回路
73、分配回路74及び駆動回路75を必要としている
ため、駆動装置全体のコストを高くしているという問題
があった。
【0004】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は簡単な構成で被測定体の
回転に連動して駆動させることができるステッピングモ
ータの駆動方法及び駆動装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、回転する被検出体ととも
に回転する回転体に、ステッピングモータの各相の励磁
コイル毎に設けられた該励磁コイルを励磁させるための
励磁情報を予め定めた順序で配列した順序パターンを形
成し、回転する前記回転体から配列順に読み出される励
磁順序パターン中の各相の励磁情報に基づいて対応する
ステッピングモータの各相の励磁コイルを励磁させて同
ステッピングモータを被検出体と連動して駆動させる。
【0006】又、請求項2に記載の発明は、回転する被
検出体とともに回転し、ステッピングモータの各相の励
磁コイル毎に設けられた該励磁コイルを励磁させるため
の励磁情報を予め定めた順序で配列した順序パターンを
形成した回転体と、前記各相の励磁コイル毎に設けら
れ、それぞれ対応する前記励磁順序パターン中の励磁情
報を検出する検出手段と、前記各相の励磁コイル毎に設
けられ、それぞれ対応する検出手段の検出信号に基づい
て該励磁コイルを通電するスイッチとからなる。
【0007】又、請求項3に記載の発明は、回転する被
検出体とともに回転し、ステッピングモータの各相の励
磁コイル毎に設けられた該励磁コイルを励磁させるため
の励磁情報を予め定めた順序で配列した順序パターンを
形成した回転体と、前記各相の励磁コイル毎に設けら
れ、それぞれ対応する前記励磁順序パターン中の励磁情
報を検出して該励磁コイルを通電するスイッチとからな
る。
【0008】
【作用】従って、請求項1に記載の発明によれば、回転
する被検出体とともに回転する回転体に、ステッピング
モータの各相の励磁コイル毎に設けられた該励磁コイル
を励磁させるための励磁情報が予め定めた順序で配列さ
れた励磁順序パターンが形成されている。回転体が回転
すると励磁順序パターン中の励磁情報が配列順に読み出
され、その励磁情報に対応するステッピングモータの相
の励磁コイルが励磁される。この結果、ステッピングモ
ータが被検出体と連動して駆動される。
【0009】また、請求項2に記載の発明によれば、回
転する被検出体とともに回転する回転体にはステッピン
グモータの各相の励磁コイル毎に設けられた該励磁コイ
ルを励磁させるための励磁情報が形成されている。励磁
順序パターン中の励磁情報は各相の励磁コイル毎に設け
られた検出手段にてそれぞれ対応するものが検出され
る。各相の励磁コイルは各励磁コイル毎に設けられ、そ
れぞれ対応する検出手段の検出信号に基づいて駆動され
るスイッチにて通電される。
【0010】また、請求項3に記載の発明によれば、回
転する被検出体とともに回転する回転体にはステッピン
グモータの各相の励磁コイル毎に設けられた該励磁コイ
ルを励磁させるための励磁情報が形成されている。各相
の励磁コイルは各励磁コイル毎に設けられ、それぞれ対
応する励磁順序パターン中の励磁情報を検出して駆動す
るスイッチにて通電される。
【0011】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明を車の積算走行距離計を駆
動するためのステッピングモータの駆動装置に具体化し
た第1実施例を図1〜図4に従って説明する。
【0012】図1に示すように、図示しない車のドリブ
ンギアと一体回転可能に、被検出体としてのシャフト1
が設けられている。このシャフト1には回転体としての
円板2が固着されている。円板2の外周面全周には軸方
向に2段のマグネット環3,4が固設されている。マグ
ネット環3はそれぞれ等角度の小マグネット部3a,3
bに区分されている。この各小マグネット部3a,3b
はそれぞれ互いに径方向に相反する磁極に磁化されてい
る。すなわち、マグネット環3の外周面は、図2に示す
ように、交互に異なる磁極の小マグネット部3a,3b
にて構成されている。本実施例では、異なる磁極が配置
された小マグネット部3a,3bを励磁情報とし、その
各小マグネット部3a,3bの予め定められた配列順序
に配列されたマグネット環3を励磁順序パターンとして
いる。
【0013】また、マグネット環4も同様にそれぞれ等
角度に小マグネット部4a,4bに区分されている。こ
の各小マグネット部4a,4bはそれぞれ互いに径方向
に相反する磁極に磁化されている。すなわち、マグネッ
ト環4の外周面は、図2に示すように、交互に異なる磁
極が配置されるように小マグネット部4a,4bにて構
成されている。本実施例では、同様に異なる磁極の小マ
グネット4a,4bを励磁情報とし、その各小マグネッ
ト部4a,4bの予め定められた配列順序に配列された
マグネット環4を励磁順序パターンとしている。さら
に、各マグネット環3,4の互いに隣り合う小マグネッ
ト部3a,4a及び3b,4bの磁化方向は互いに相反
する磁極になるように配置されている。
【0014】両マグネット環3,4の外周側にはホール
IC5が図示しない取付板に固設されて設けられてい
る。このホールIC5内には2個の検出手段としてのホ
ール素子6,7が備えられている。ホール素子6は前記
マグネット環3の各小マグネット部3a,3bに対向
し、その磁極に応じて電圧を発生する。そして、ホール
IC5はホール素子6が例えばN極に相対するとオン信
号を出力し、S極に相対するとオフ信号を出力する。ま
た、ホール素子7は前記マグネット環4の各小マグネッ
ト部4a,4bに対向し、その磁極に応じて電圧を発生
する。そして、ホールIC5はホール素子7が例えばN
極に相対するとオン信号を出力し、S極に相対するとオ
フ信号を出力する。
【0015】また、ホール素子6,7はシャフト1の軸
線方向に配置されているため、ホール素子6が小マグネ
ット部3a(N極)に対向すると、ホール素子7は小マ
グネット部4b(S極)に対向する。また、ホール素子
6が小マグネット部3b(S極)に対向すると、ホール
素子7は小マグネット部4a(N極)に対向する。そし
て、円板2が回転すると、ホール素子6はマグネット環
3に沿って各小マグネット部3a,3bに順次対向して
その磁極に対応する電圧を発生する。また、ホール素子
7はマグネット環4に沿って各小マグネット部4a,4
bに順次対向してその磁極に対応する電圧を発生する。
この結果、ホールIC5からは、図3に示すように、互
いに相反するホール素子6に基づく駆動信号Sd1とホ
ール素子7に基づく駆動信号Sd2が出力される。
【0016】次に、本実施例において使用されるステッ
ピングモータの駆動回路について説明する。図4に示す
ように、このステッピングモータMはユニポーラ駆動で
あって、2つの励磁コイル8,9を有している。一方の
励磁コイル8は一端が直流電源Eの正極に、他端がスイ
ッチとしてのスイッチングトランジスタ10を介して直
流電源Eの負極に接続されている。励磁コイル8はスイ
ッチングトランジスタ10のオン動作により直流電源E
から電圧が印加されて励磁される。また、他方の励磁コ
イル9は一端が直流電源Eの正極に、他端がスイッチと
してのスイッチングトランジスタ11を介して直流電源
Eの負極に接続されている。同様にして、励磁コイル9
はスイッチングトランジスタ11のオン動作により直流
電源Eから電圧が印加されて励磁される。
【0017】スイッチングトランジスタ10のベースに
は前記ホールIC5の駆動信号Sd1が入力され、駆動
信号Sd1に基づいてスイッチングトランジスタ10は
オン・オフ制御される。また、スイッチングトランジス
タ11のベースには前記ホールIC5の駆動信号Sd2
が入力され、駆動信号Sd2に基づいてスイッチングト
ランジスタ1はオン・オフ制御される。すなわち、ステ
ッピングモータMはホールIC5が検出する駆動信号S
d1,Sd2に基づいて励磁切り換えされ駆動される。
【0018】従って、本実施例の駆動回路では、前記ホ
ールIC5が各マグネット環3,4の小マグネット部3
a,3b、4a,4bの配列に基づいて出力する駆動信
号Sd1,Sd2にて励磁コイル8,9を交互に励磁す
るための1相励磁シーケンスが構成されている。そし
て、この1相励磁シーケンスにより励磁切り換えされ
て、ステッピングモータMが駆動されるようになってい
る。
【0019】ステッピングモータMは積算走行距離計の
図示しない積算カウンタを回転駆動するようになってい
る。この積算カウンタは入力された回転数を、積算され
た、距離を表す数字として表示するようになっている。
ここで、各マグネット環3,4のそれぞれの隣り合う小
マグネット部3a,3b又は4a,4bがホールIC5
に相対するために円板2が所定角度回動すると、ステッ
ピングモータMが1ステップ回動する。さらに、円板2
の回動角度は積算カウンタの積算距離に対応するように
なっている。この結果、ドリブンギアの回転数がステッ
ピングモータMの回動角度に変換されて、走行距離が積
算カウンタに積算表示されるようになっている。
【0020】次に、上記のように構成されたステッピン
グモータ駆動装置による駆動方法について説明する。ド
リブンギアがある回転速度で回転すると、円板2が同じ
回転速度で回転する。すなわち、ホールIC5にはこの
回転速度に応じたタイミングで各小マグネット部3a,
3b又は4a,4bが順次対向する。この結果、ホール
IC5からは各マグネット環3,4の小マグネット部3
a,3b及び4a,4bの並ぶ順序に相対した駆動信号
Sd1,Sd2が出力される。又、駆動信号Sd1,S
d2の各パルス間の周期はドリブンギアの回転速度に対
応する。
【0021】駆動信号Sd1はスイッチングトランジス
タ10に出力され、スイッチングトランジスタ10は駆
動信号Sd1にてオン・オフ制御される。また、駆動信
号Sd2はスイッチングトランジスタ11に出力され、
スイッチングトランジスタ11は駆動信号Sd2にてオ
ン・オフ制御される。従って、励磁コイル8,9は駆動
信号Sd1及び駆動信号Sd2にて構成される1相励磁
シーケンスにて交互に励磁される。この結果、ステッピ
ングモータMはドリブンギアの回転角度に相対して回動
する。
【0022】ステッピングモータMは、積算走行距離計
を表示切換するための積算カウンタを駆動する。従っ
て、積算カウンタはドリブンギアの回転角度に相対して
順次回転駆動されるため、走行距離に応じた積算距離を
表示していく。
【0023】以上詳述したように、本実施例のステッピ
ングモータ駆動方法によれば、ドリブンギアに連結され
た円板2の外周部に各励磁コイル8,9の励磁情報とし
ての異なる磁極の小マグネット部3a,3b、4a,4
bにて形成された励磁順序パターンを形成し、ホールI
C5にてこの励磁順序パターンを検出してこの検出信号
を駆動信号Sd1,Sd2として励磁コイル8,9を励
磁するスイッチングトランジスタ10,11をオン・オ
フ制御している。従って、ステッピングモータMを非常
に簡単にシャフト1に連動して駆動できる。
【0024】又、本実施例のステッピングモータ駆動装
置によれば、シャフト1に固設された円板2の外周部に
異なる磁極の小マグネット部3a,3b及び4a,4b
にて励磁順序パターンを形成し、この励磁パターンをホ
ールIC5にて検出して駆動信号Sd1,Sd2を得
る。そして、この駆動信号Sd1,Sd2にて励磁コイ
ル8,9の励磁切り換えを行うスイッチングトランジス
タ10,11をオン・オフ制御する。従って、検出信号
を駆動信号に処理するための波形成形回路、分周回路及
び各相の駆動用トランジスタに励磁切換信号を分配する
ための分配回路が不要となり、駆動装置全体の構成が簡
単なものとなりコストが低減される。 (第2実施例)以下、本発明を第1実施例と同じく車の
積算走行距離計を駆動するためのステッピングモータM
の駆動装置に具体化した第2実施例を図5〜7に従って
説明する。なお、第1実施例と同じ構成については、符
号を等しくしてその説明を省略する。
【0025】図5(a)に示すように、シャフト1には
回転体としての円板21,22が固着されている。円板
21の外周面全周には円周方向に励磁情報としての長い
凸部23がその長さの2倍のピッチで全周に形成されて
いる。また、円板22の外周面全周には同様に円周方向
に励磁情報としての長い凸部24がその長さの2倍のピ
ッチで全周に形成されている。本実施例においては、凸
部23及び凸部24の配列により励磁順序パターンが構
成されている。また、凸部23及び凸部24は、図5
(b)に示すように、その位置が交互に互い違いに配列
されている。
【0026】円板21の外周側には機械的にオン・オフ
されるスイッチ25が配設されている。このスイッチ2
5は円板21の凸部23に対向する位置で同凸部23に
て押圧されてオンし、凸部23に対向しない位置ではオ
フするようになっている。また、円板22の外周側にも
同様に機械的にオン・オフされるスイッチ26が配設さ
れている。このスイッチ26は円板22の凸部24に対
向する位置で同凸部24にて押圧されてオンし、凸部2
4に対向しない位置ではオフするようになっている。
【0027】また、各スイッチ25,26はシャフト1
の軸線方向に並んで配置されているため、スイッチ25
が凸部23に対向すると、スイッチ26は凸部24間に
対向する。反対に、スイッチ25が凸部23間に対向す
ると、スイッチ26は凸部24に対向する。そして、円
板21,22が回転すると、スイッチ25は円板21に
沿って各凸部23に順次対向してその凸部23の有無に
対応してオン・オフする。また、スイッチ26は円板2
2に沿って各凸部24に順次対向してその凸部24の有
無に対応してオン・オフする。この結果、スイッチ2
5,26は図6のタイムチャートに示すタイミングでオ
ン・オフする。
【0028】図7に示すように、本実施例においても第
1実施例と同様にステッピングモータMをユニポーラ駆
動するようになっており、2つの励磁コイル27,28
を有している。一方の励磁コイル27は一端が直流電源
Eの正極に、他端が前記スイッチ25を介して直流電源
Eの負極に接続されている。励磁コイル27はスイッチ
25のオン動作により直流電源Eから電圧が印加されて
励磁される。また、他方の励磁コイル28は一端が直流
電源Eの正極に、他端が前記スイッチ26を介して直流
電源Eの負極に接続されている。同様にして、励磁コイ
ル28はスイッチ26のオン動作により直流電源Eから
電圧が印加されて励磁される。
【0029】本実施例の駆動回路では、前記円板21の
外周面に形成された凸部23、及び円板22の外周面に
形成された凸部24のそれぞれの配列により励磁コイル
27,28を交互に励磁するための1相励磁シーケンス
が構成されている。そして、この1相励磁シーケンスに
より励磁切り換えされて、ステッピングモータMが駆動
されるようになっている。
【0030】以上のように、本実施例のステッピングモ
ータ駆動方法によれば、ドリブンギアに連結された円板
21,22に凸部23,24にて励磁順序パターンを形
成し、励磁コイル27を励磁するためのスイッチ25,
26にて励磁順序パターンを検出するとともに、凸部2
3,24にて励磁コイル8,9を通電するスイッチ2
5,26を直接オン・オフ駆動する。従って、ステッピ
ングモータMを非常に簡単にシャフト1に連動して駆動
できる。しかも、第1実施例と同様に、波形成形回路、
分周回路及び分配回路及不要となり、駆動装置全体の構
成が簡単なものとなりコストが低減される。さらに、本
実施例においては、駆動回路が不要となるため、駆動装
置全体の構成がさらに簡単なものとなる。 (第3実施例)以下、同様に第3実施例を図8〜図10
に従って説明する。なお、第1実施例と同じ構成につい
ては、その符号を等しくして説明を省略する。
【0031】図8に示すように、実施例1と同様本実施
例においても、シャフト1に固着された円板2の外周側
全周にはマグネット環3,4が固設されている。各マグ
ネット環3は交互に配列された異なる磁極の小マグネッ
ト部3a,3bにて構成されている。また、マグネット
環4は交互に配列された異なる磁極の小マグネット部4
a,4bにて構成されている。すなわち、円板2の外周
面は、図2に示すように、交互に異なる磁極の小マグネ
ット部3a,3b及び4a,4bにて構成されている。
【0032】マグネット環3の外周側にはリードスイッ
チスイッチ30が配設されている。このリードスイッチ
30内には2個のリードスイッチ30a,30bが設け
られている。リードスイッチ30はマグネット環3の各
小マグネット部3a,3bに対向すると、その磁束の方
向に応じてリードスイッチ30a,30bが同時にオン
する。例えば、図8において、小マグネット部3a(N
極)から小マグネット部3b(S極)に矢印A方向に向
かう磁束がリードスイッチ30に作用すると、リードス
イッチ30a,30bが同時にオンする。反対に、矢印
B方向に向かう磁束が作用すると、リードスイッチ30
a,30bが同時にオフするようになっている。また、
マグネット環4の外周側にはリードスイッチ31が配設
されている。このリードスイッチ31内には2個のリー
ドスイッチ31a,31bが設けられている。リードス
イッチ31はマグネット環4の各小マグネット部4a,
4bに対向すると、その磁束の方向に応じてリードスイ
ッチ31a,31bが同時にオンする。例えば、図8に
おいて、小マグネット部4a(N極)から小マグネット
部4b(S極)に矢印A方向に向かう磁束がリードスイ
ッチ31に作用すると、リードスイッチ31a,31b
が同時にオンする。反対に、矢印B方向に向かう磁束が
作用すると、リードスイッチ31a,31bが同時にオ
フするようになっている。
【0033】また、各リードスイッチ30,31はシャ
フト1の軸線方向に並んで配置されているため、リード
スイッチ30が小マグネット部3a(N極)に対向する
と、リードスイッチ31は小マグネット部4b(S極)
に対向する。また、リードスイッチ30が小マグネット
部3b(S極)に対向すると、リードスイッチ31は小
マグネット部4a(N極)に対向する。そして、円板2
が回転すると、リードスイッチ30はマグネット環3に
沿って各小マグネット部3a,3bに順次対向してその
磁極間の磁束の方向に対応してリードスイッチ30a,
30bがオン・オフする。また、リードスイッチ31は
マグネット環4に沿って各小マグネット部4a,4bに
順次対向してその磁極間の磁束の方向に対応してリード
スイッチ31a,31bがオン・オフする。
【0034】この結果、リードスイッチ30a,30b
及び31a,31bは図9のタイムチャートに示すタイ
ミングでオン・オフする。次に、本実施例におけるステ
ッピングモータMとの接続方法について説明する。図1
0に示すように、本実施例においては、バイポーラ駆動
の駆動回路が形成される。電源Eには前記リードスイッ
チ30a,31aを介して励磁コイル32が接続されて
いる。リードスイッチ30aが接続された励磁コイル3
2の一端側は前記リードスイッチ31bを介して直流電
源Eの負極側に接続されている。また、リードスイッチ
31aが接続された励磁コイル32の他端側は前記リー
ドスイッチ30bを介して直流電源Eの負極側に接続さ
れている。
【0035】そして、リードスイッチ30a,30bが
同時にオンすると、直流電源Eから電圧が印加されて励
磁コイル32が励磁される。また、リードスイッチ31
a,31bが同時にオンすると、直流電源Eから電圧が
印加されて励磁コイル32が逆方向に励磁される。
【0036】本実施例の駆動装置では、前記リードスイ
ッチ30,31が各マグネット環3,4の小マグネット
部3a,3b、4a,4bの配列に基づいてオン・オフ
するタイミングにて、励磁コイル32を交互に励磁する
ための1相励磁シーケンスが構成されている。そして、
この1相励磁シーケンスにより、ステッピングモータM
が励磁切り換えされ駆動されるようになっている。
【0037】以上のように、本実施例のステッピングモ
ータ駆動方法によれば、ドリブンギアに連結された円板
2の外周部に各励磁コイル8,9の励磁情報としての異
なる磁極の小マグネット部3a,3b、4a,4bにて
形成された励磁順序パターンを形成し、励磁コイル32
を励磁するためのリードスイッチ30a,30b及び3
1a,31bにてこの励磁順序パターンを検出するとと
もに、小マグネット部3a,3b、4a,4bにて励磁
コイル32を通電するリードスイッチ30a,30b及
び31a,31bを直接オン・オフ駆動する。従って、
ステッピングモータMを非常に簡単にシャフト1に連動
して駆動できる。また、本実施例においても、第2実施
例と同様に、波形成形回路、分周回路、分配回路及び駆
動回路が不要となり、駆動装置全体の構成が簡単なもの
となりコストが低減される。 (第4実施例)以下、同様に第4実施例を図11〜図1
3に従って説明する。
【0038】図11(a)に示すように、シャフト1に
は回転体としての円板40が固着されている。円板40
の外周側全体にはマグネット環41が固設されている。
マグネット環41は等角度の小マグネット部41a,4
1bに区分されている。この各小マグネット部41a,
41bはそれぞれ互いに径方向に相反する磁極に磁化さ
れている。すなわち、マグネット環41の外周面は、図
11(b)に示すように、交互に異なる磁極の小マグネ
ット部41a,41bにて構成されている。本実施例で
は、異なる磁極が配置された小マグネット部41a,4
1bを励磁情報とし、その各小マグネット部41a,4
1bの予め定められた配列順序に配列されたマグネット
環41を励磁順序パターンとしている。
【0039】マグネット環41の外周側にはリードスイ
ッチ42が配設されている。このリードスイッチ42は
マグネット環41の各小マグネット部41a,41bに
対向し、その磁束の方向に応じてオンする。例えば、図
11(a)において、小マグネット部41a(N極)か
ら小マグネット部41b(S極)に矢印A方向に向かう
磁束がリードスイッチ42に作用すると、リードスイッ
チ42がオンする。反対に、矢印B方向に向かう磁束が
作用すると、リードスイッチ42がオフするようになっ
ている。また、マグネット環41の外周側のリードスイ
ッチ42が配設された位置と異なる位置にはリードスイ
ッチ43が配設されている。このリードスイッチ43は
リードスイッチ42と同様にマグネット環41の各小マ
グネット部41a,41bに対向し、その磁束の方向に
応じてオンする。例えば、図11(a)において、小マ
グネット部41a(N極)から小マグネット部41b
(S極)に矢印A方向に向かう磁束がリードスイッチ4
3に作用すると、リードスイッチ43がオンする。反対
に、矢印B方向に向かう磁束が作用すると、リードスイ
ッチ43がオフするようになっている。
【0040】また、図13に示すように、各リードスイ
ッチ42,43は、一方の例えばリードスイッチ42が
オンすると、他方のリードスイッチ43が1/4周期遅
れてオンし、リードスイッチ42がオフすると、リード
スイッチ43が1/4周期遅れてオフする位置に配置さ
れている。この結果、リードスイッチ42,43は、図
12のタイムチャートに示すタイミングでオン・オフす
る。
【0041】本実施例においても、第2実施例と同様に
ユニポーラ駆動の駆動装置が構成される。図13に示す
ように、2つの励磁コイル44,45の内、一方の励磁
コイル44は一端が直流電源Eの正極に、他端が前記リ
ードスイッチ42を介して接地されている。励磁コイル
42はリードスイッチ42がオンすると、直流電源Eか
ら電圧が印加されて励磁される。また、他方の励磁コイ
ル45は一端が直流電源Eの正極に、他端が前記リード
スイッチ43を介して接地されている。励磁コイル45
はリードスイッチ43がオンすると、直流電源Eから電
圧が印加されて励磁される。
【0042】本実施例の駆動回路では、前記リードスイ
ッチ42,43がマグネット環41の小マグネット部4
1a,41bの配列に基づいてオン・オフするタイミン
グにて、励磁コイル44,45を交互に励磁するための
1−2相励磁シーケンスが構成されている。そして、こ
の1−2相励磁シーケンスにより励磁切り換えされて、
ステッピングモータMが駆動されるようになっている。
【0043】以上のように、本実施例のステッピングモ
ータMの駆動方法によれば、ドリブンギアに連結された
円板40の外周部に各励磁コイル44,45の励磁情報
としての異なる磁極の小マグネット部41a,41bに
て形成された励磁順序パターンを形成し、励磁コイル4
4,45を励磁するためのリードスイッチ42,43に
てこの励磁順序パターンを検出するとともに、小マグネ
ット部41a,41bにて励磁コイル44,45を通電
するリードスイッチ42,43を直接オン・オフ駆動す
る。従って、ステッピングモータMを非常に簡単にシャ
フト1に連動して駆動できる。また、本実施例において
も、第2実施例と同様に、波形成形回路、分周回路、分
配回路及び駆動回路が不要となり、駆動装置全体の構成
が簡単なものとなりコストが低減される。 (第5実施例)以下、同様に第5実施例を図14〜図1
8に従って説明する。なお、第1実施例と同じ構成につ
いては、符号を等しくしてその説明を省略する。
【0044】図14に示すように、シャフト1には回転
体としての円板50が固着されている。円板50の外周
面全周には軸方向に2段のマグネット環51,52が固
設されている。マグネット環51はそれぞれ等角度の小
マグネット部51a,51bに区分されている。この各
小マグネット部51a,51bはそれぞれ互いに径方向
に相反する磁極に磁化されている。すなわち、マグネッ
ト環51の外周面は、交互に異なる磁極の小マグネット
部51a,51bにて構成されている。さらに、図15
に示すように、各小マグネット部51a,51bはそれ
ぞれ互いの境界線に近づくほど磁化の強さが弱くなり、
各小マグネット部51a,51bの中央部が最も強く磁
化されている。本実施例では、異なる磁極が配置された
小マグネット部51a,51bを励磁情報とし、その各
小マグネット部51a,51bの予め定められた配列順
序に配列されたマグネット環51を励磁順序パターンと
している。
【0045】また、マグネット環52も同様にそれぞれ
等角度に小マグネット部52a,52bに区分されてい
る。この各小マグネット部52a,52bはそれぞれ互
いに径方向に相反する磁極に磁化されている。すなわ
ち、マグネット環52の外周面は、交互に異なる磁極が
配置されるように小マグネット部52a,52bにて構
成されている。さらに、マグネット環51と同様に、各
小マグネット部52a,52bは互いの境界線に近づく
ほど磁化の強さが弱くなり、各小マグネット部52a,
52bの中央部が最も強く磁化されている。本実施例で
は、異なる磁極の小マグネット52a,52bを励磁情
報とし、その各小マグネット部52a,52bの予め定
められた配列順序に配列されたマグネット環52を励磁
順序パターンとしている。さらに、各マグネット環5
1,52の互いに隣り合う小マグネット部51a,52
a及び51b,52bの磁化方向は互いに相反する磁極
になるように配置されている。
【0046】両マグネット環51,52の外周側にはホ
ールIC53が配設されている。このホールIC53内
には2個の検出手段としてのホール素子54,55が備
えられている。ホール素子54は前記マグネット環51
の各小マグネット部51a,51bに対向し、その磁極
に応じて電圧を発生する。そして、ホールIC53はホ
ール素子54が例えばN極に相対すると磁極の強さに応
じた電圧を発生し、S極に相対すると電圧がゼロとな
る。また、ホール素子55は前記マグネット環52の各
小マグネット部52a,52bに対向し、その磁極に応
じて電圧を発生する。そして、ホールIC7はホール素
子7が例えばN極に相対すると磁極の強さに応じた電圧
を発生し、S極に相対すると電圧がゼロとなる。
【0047】また、ホール素子54,55はシャフト1
の軸線方向に配置されているため、ホール素子54が小
マグネット部51a(N極)に対向すると、ホール素子
55は小マグネット部52b(S極)に対向する。ま
た、ホール素子54が小マグネット部51b(S極)に
対向すると、ホール素子55は小マグネット部52a
(N極)に対向する。そして、円板50が回転すると、
ホール素子54はマグネット環51に沿って各小マグネ
ット部51a,51bに順次対向してその磁極に対応す
る電圧を発生する。また、ホール素子55はマグネット
環52に沿って各小マグネット部52a,52bに順次
対向してその磁極に対応する電圧を発生する。この結
果、ホールIC53からは、図16に示すように、互い
に相反するホール素子54に基づく駆動信号Sd3とホ
ール素子55に基づく駆動信号Sd4が出力される。
【0048】本実施例においては、第1実施例と同様に
ユニポーラ駆動の駆動回路が用いられる。但し、図4に
示すように、本実施例においては、スイッチングトラン
ジスタ10の代わりに駆動用トランジスタ56が電気的
に接続されており、スイッチングトランジスタ11の代
わりに駆動用トランジスタ57が電気的に接続されてい
る。
【0049】駆動用トランジスタ56のベースには前記
ホールIC53の駆動信号Sd3が入力され、駆動信号
Sd3に基づいて駆動用トランジスタ56が出力電圧を
発生する。また、駆動用トランジスタ57のベースには
前記ホールIC53の駆動信号Sd4が入力され、駆動
信号Sd4に基づいて駆動用トランジスタ57が出力電
圧を発生する。すなわち、ステッピングモータMはホー
ルIC53が検出する駆動信号Sd3,Sd4に基づい
て励磁切り換えされ駆動される。
【0050】従って、本実施例の駆動回路では、前記ホ
ールIC53が各マグネット環51,52の小マグネッ
ト部51a,51b、52a,52bの配列に基づいて
出力する駆動信号Sd3,Sd4にて励磁コイル8,9
を交互に励磁するための1相励磁シーケンスが構成され
ている。そして、この1相励磁シーケンスにより励磁切
り換えされて、ステッピングモータMが駆動されるよう
になっている。
【0051】以上のように、本実施例のステッピングモ
ータ駆動方法によれば、ドリブンギアに連結された円板
50の外周部に各励磁コイル8,9の励磁情報としての
異なる磁極の小マグネット部51a,51b、52a,
52bにて形成された励磁順序パターンを形成し、ホー
ルIC53にてこの励磁順序パターンを検出してこの検
出信号を駆動信号Sd3,Sd4として励磁コイル8,
9を励磁する駆動用トランジスタ56,57を制御して
いる。従って、ステッピングモータMを非常に簡単にシ
ャフト1に連動して駆動できる。しかも、第1実施例と
同様に、波形成形回路、分周回路及び分配回路が不要と
なり、駆動装置全体の構成が簡単なものとなりコストが
低減される。
【0052】また、本実施例においては、ほぼ正弦波の
駆動信号Sd3,Sd4にて駆動用トランジスタ56,
57を制御して励磁コイル8,9を励磁することによ
り、ステッピングモータMの過渡応答特性を好ましいも
のとすることができる。すなわち、矩形波を励磁コイル
に入力した場合は、図17に示すように、ステッピング
モータMは立ち上がり時間t1が短く急速に動作する。
また、オーバシュートΔθ1が大きく、減衰率が小さい
ため、完全に停止するまでのセットリングタイムが長
い。これに対して、図18に示すように、正弦波が入力
された場合は、立ち上がり時間t2が長くなり、オーバ
シュートΔθ2が小さく、減衰率が大きいためセットリ
ングタイムが短くなる。従って、ステッピングモータM
がスムーズに立ち上がり短い時間で安定するため、振動
が低減される。尚、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。
【0053】(1) 第1実施例において、各マグネッ
ト環3,4のそれぞれの小マグネット部3a,3b、4
a,4bが隣り合う位置関係を、例えば、3aと4aと
を隣り合わせるといったように、実施例以外の位置関係
としてもよい。この場合、2つの励磁順序パターンにて
スイッチングトランジスタ10,11をオン・オフ駆動
することにより、1−2相励磁シーケンスを構成するこ
とができる。
【0054】(2) 第2実施例において、図19に示
すように、円板61及び62の外周面に凸部63,64
を重なるように配置することにより、図20に示すよう
なタイミングでスイッチ25,26をオン・オフするよ
うに構成してもよい。この場合、これらのタイミングで
異なる相の励磁コイルをオン・オフすることにより、1
−2相励磁シーケンスを構成してもよい。
【0055】また、各円板61,62の凸部を重ねて配
列することにより、2相励磁を行うようにしてもよい。 (3) 第3実施例において、リードスイッチ30,3
1をリードスイッチ42,43と同様の単一のものと
し、ユニポーラ駆動回路のスイッチとすることにより、
ステッピングモータMをユニポーラ駆動するように構成
してもよい。
【0056】(4) 第4実施例において、リードスイ
ッチ42,43の位置を変更することにより、オン・オ
フのタイミングを1相励磁シーケンスを構成するように
配置してもよい。
【0057】また、マグネット環41の外周側のリード
スイッチ42と同じタイミングでオン・オフする位置
と、リードスイッチ43と同じタイミングでオン・オフ
する位置にそれぞれリードスイッチを設けてもよい。そ
して、この4個のリードスイッチにてバイポーラ駆動回
路を構成してもよい。
【0058】(5) 第5実施例において、各小マグネ
ット部51a,51b、52a,52bの磁極の強さの
分布は中央部が最大でなくともよく、その分布を適宜に
設定してもよい。磁極の分布を最適なものに設定するこ
とにより、スッピングモータMの応答特性を最適化する
ことができる。
【0059】(6) シャフト1の回転に対応して、各
スイッチングトランジスタの駆動信号を生成する方法
は、本実施例1〜5の方法に限定されるものではなく、
例えば、シャフト1に固設された励磁順序パターンを構
成するカムプレートとカムプレートによりオン・オフさ
れるスイッチであったり、又、円板2に形成された励磁
順序パターンを構成する導通面と摺動してオン・オフす
るスイッチ等であってもよい。
【0060】また、レーザ光等の光源から照射された光
を回転体に形成された励磁順序パターンを構成する反射
面で反射させ、この反射光をフォトトランジスタ、フォ
トダイオード等で検出して駆動信号を得るようにしても
よい。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、簡
単な構成で被測定体の回転に連動して駆動させることが
できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のステッピングモータ駆動装置の回
転体及びホールICを示す斜視図である。
【図2】マグネット環の小マグネット部の配列を示す正
面図である。
【図3】ホールICの出力する駆動信号を示すタイムチ
ャートである。
【図4】駆動回路を示す概略回路図である。
【図5】(a)は、第2実施例の回転体及びスイッチを
示す斜視図であり、(b)は、円板の外周面の凸部の配
列を示す正面図である。
【図6】各スイッチのオン・オフのタイミングを示すタ
イムチャートである。
【図7】ステッピングモータの励磁コイルへの接続を示
す概略回路図である。
【図8】第3実施例の回転体及びリードスイッチを示す
斜視図である。
【図9】各リードスイッチのオン・オフのタイミングを
示すタイムチャートである。
【図10】ステッピングモータの励磁コイルへの接続を
示す概略回路図である。
【図11】(a)は、第4実施例の回転体及びリードス
イッチを示す斜視図であり、(b)は、マグネット環の
外周面の小マグネット部の配列を示す正面図である。
【図12】各リードスイッチのオン・オフのタイミング
を示すタイムチャートである。
【図13】各リードスイッチの小マグネット部に対する
配置と各励磁コイルとの接続を示す概略構成図である。
【図14】第5実施例の回転体及びホールICを示す斜
視図である。
【図15】回転体の外周部における磁極の強さを示すグ
ラフである。
【図16】ホールICの出力する駆動信号を示すグラフ
である。
【図17】矩形波が印加された時のステッピングモータ
の応答特性を示すグラフである。
【図18】正弦波が印加された時のステッピングモータ
の応答特性を示すグラフである。
【図19】別例の回転体の外周面における凸部の配列状
態を示す正面図である。
【図20】同じく、各スイッチのオン・オフのタイミン
グを示すタイムチャートである。
【図21】従来例のステッピングモータの駆動装置を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1…被検出体としてのシャフト、2…回転体としての円
板、3,4…励磁順序パターンとしてのマグネット環、
3a,3b…励磁情報としての小マグネット部、4a,
4b…同じく小マグネット部、6,7…検出手段として
のホール素子、8,9…励磁コイル、10,11…スイ
ッチとしてのスイッチングトランジスタ、21,22…
回転体としての円板、23,24…励磁順序パターン及
び励磁情報としての凸部、25,26…スイッチ、30
a,30b…スイッチとしてのリードスイッチ、31
a,31b…同じくリードスイッチ、32…励磁コイ
ル、40…回転体としての円板、41…励磁順序パター
ンとしてのマグネット環、41a,41b…励磁情報と
しての小マグネット部、42,43…スイッチとしての
リードスイッチ、44,45…励磁コイル、50…回転
体としての円板、51,52…励磁順序パターンとして
のマグネット環、51a,51b…励磁情報としての小
マグネット部、52a,52b…同じく小マグネット
部、54,55…検出手段としてのホール素子、56,
57…スイッチとしての駆動用トランジスタ、M…ステ
ッピングモータ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する被検出体(1)とともに回転す
    る回転体(2)に、ステッピングモータ(M)の各相の
    励磁コイル(8,9,27,28,32,44,45)
    毎に設けられた該励磁コイル(8,9,27,28,3
    2,44,45)を励磁させるための励磁情報(3a,
    4a,23,24,31a,31b,32a,32b,
    41a,41b)を予め定めた順序で配列した励磁順序
    パターン(3,4,23,24,31,32,41)を
    形成し、回転する前記回転体(2)から配列順に読み出
    される励磁順序パターン(3,4,23,24,31,
    32,41)中の各相の励磁情報(3a,4a,23,
    24,31a,31b,32a,32b,41a,41
    b)に基づいて対応するステッピングモータ(M)の各
    相の励磁コイル(8,9,27,28,32,44,4
    5)を励磁させて同ステッピングモータ(M)を被検出
    体(1)と連動して駆動させるステッピングモータ駆動
    方法。
  2. 【請求項2】 回転する被検出体(1)とともに回転
    し、ステッピングモータ(M)の各相の励磁コイル
    (8,9)毎に設けられた該励磁コイル(8,9)を励
    磁させるための励磁情報(3a,4a,41a,41
    b,51a,51b,52a,52b)を予め定められ
    た順序で配列した励磁順序パターン(3,4,41,5
    1,52)を形成した回転体(2,50)と、 前記各相の励磁コイル(8,9)毎に設けられ、それぞ
    れ対応する前記励磁順序パターン(3,4,41)中の
    励磁情報(3a,4a,41a,41b,51a,51
    b,52a,52b)を検出する検出手段(6,7,5
    4,55)と、 前記各相の励磁コイル(8,9)毎に設けられ、それぞ
    れ対応する検出手段(6,7,54,55)の検出信号
    に基づいて該励磁コイル(8,9)を通電するスイッチ
    (10,11,56,57)とからなるステッピングモ
    ータ駆動装置。
  3. 【請求項3】 回転する被検出体(1)とともに回転
    し、ステッピングモータ(M)の各相の励磁コイル(2
    7,28,32,44,45)毎に設けられた該励磁コ
    イル(27,28,32,44,45)を励磁させるた
    めの励磁情報(23,24,31a,31b,32a,
    32b,41a,41b)を予め定めた順序で配列した
    励磁順序パターン(23,24,31,32,41)を
    形成した回転体(21,22,30,40)と、 前記各相の励磁コイル(27,28,32,44,4
    5)毎に設けられ、それぞれ対応する前記励磁順序パタ
    ーン(23,24,31,32,41)中の励磁情報
    (23,24,31a,31b,32a,32b,41
    a,41b)を検出して該励磁コイル(27,28,3
    2,44,45)を通電するスイッチ(25,26,3
    0a,30b,31a,31b,42,43)とからな
    るステッピングモータ駆動装置。
JP27716093A 1993-11-05 1993-11-05 ステッピングモータ駆動方法及び駆動装置 Pending JPH07135799A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27716093A JPH07135799A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 ステッピングモータ駆動方法及び駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27716093A JPH07135799A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 ステッピングモータ駆動方法及び駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07135799A true JPH07135799A (ja) 1995-05-23

Family

ID=17579644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27716093A Pending JPH07135799A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 ステッピングモータ駆動方法及び駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07135799A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016082776A (ja) * 2014-10-20 2016-05-16 アスモ株式会社 モータの駆動制御装置
JP2020129932A (ja) * 2019-02-12 2020-08-27 株式会社シンプル東京 回転装置及び発電システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5134310U (ja) * 1974-09-05 1976-03-13
JPS56148196A (en) * 1980-04-16 1981-11-17 Alps Electric Co Ltd Stepping motor driver

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5134310U (ja) * 1974-09-05 1976-03-13
JPS56148196A (en) * 1980-04-16 1981-11-17 Alps Electric Co Ltd Stepping motor driver

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016082776A (ja) * 2014-10-20 2016-05-16 アスモ株式会社 モータの駆動制御装置
JP2020129932A (ja) * 2019-02-12 2020-08-27 株式会社シンプル東京 回転装置及び発電システム
US20200343800A1 (en) * 2019-02-12 2020-10-29 Simple Tokyo Co., Ltd. Rotation apparatus and power generation system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100234731B1 (ko) 에스알엠의 위치 검출장치
CN101257274B (zh) 电动机驱动设备
US4455516A (en) Brushless motor
JP4592435B2 (ja) エンコーダ付き小型モータ
EP0378640A1 (en) Reluctance motor
KR20030081526A (ko) 자기모터
US4438398A (en) Position detecting signal generator
JPH1146498A (ja) ステッピングモータ駆動装置及びステッピングモータ
US4737675A (en) Brushless motor with center leads for preventing signal distortion
JPH07135799A (ja) ステッピングモータ駆動方法及び駆動装置
US3599050A (en) Brushless direct current motor
US4701649A (en) Brushless motor with symmetrical leads for preventing signal distortion
JPH0633526Y2 (ja) 光磁気ディスク装置
US20020027394A1 (en) Index detection mechanism generating index signal indicating one rotation of sensorless spindle motor
JPH05284714A (ja) 揺動ブラシレスアクチュエ−タ
JPS6227620B2 (ja)
JP2001327140A (ja) マイクロサーボモータユニット
JPH0865987A (ja) ブラシレスモータ
JP2547082B2 (ja) ブラシレスモータ
JP3590237B2 (ja) ディスク駆動装置
JP3114588B2 (ja) センサレス・ブラシレス直流モータ
JP2778077B2 (ja) 車両の障害物検出装置
JPH05150167A (ja) レボルバの定位置停止装置
JPH02299495A (ja) ブラシレスモータ
JPH01156603A (ja) 回転信号発生装置