JPH05284714A - 揺動ブラシレスアクチュエ−タ - Google Patents

揺動ブラシレスアクチュエ−タ

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JPH05284714A
JPH05284714A JP4103462A JP10346292A JPH05284714A JP H05284714 A JPH05284714 A JP H05284714A JP 4103462 A JP4103462 A JP 4103462A JP 10346292 A JP10346292 A JP 10346292A JP H05284714 A JPH05284714 A JP H05284714A
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JP
Japan
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pole
magnet
poles
swing
oscillator
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Pending
Application number
JP4103462A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Noguchi
敏博 野口
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Shicoh Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Shicoh Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd, Shicoh Engineering Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 径方向異方性のマグネットを用いてマグネッ
ト揺動子を形成した場合でも揺動角検出用磁気センサか
らSIN波の出力電気信号波形が得られるようにして制
御範囲が広くなるようにする。 【構成】 径方向異方性のマグネット揺動子のトルク発
生に寄与しないN極とS極の磁極境界部及びその周辺近
傍部に実質的無着磁部を形成し,N極とS極間の中間部
に当該マグネット揺動子のN極,S極の磁束の強さに応
じた電気信号波形を出力する揺動角検出センサを配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、別個にエンコ−ダやポ
テンショメ−タ等の揺動角検出装置を用いる事無く、揺
動ブラシレスアクチュエ−タの揺動方向,揺動角,位置
決めなどを制御できる揺動ブラシレスアクチュエ−タに
関する。
【0002】
【従来技術】レ−ザ−ビ−ムプリンタ等に使用されてい
るポリゴンミラ−を用いたレ−ザ−スキャナモ−タは、
回転精度等の点で非常に精度が要求されるため、非常に
高価なものとなっている。
【0003】ここに、ス−パ−マ−ケット等のレジ等で
使用されているPOSなどのバ−コ−ド読み取り装置に
使用されているレ−ザ−スキャニング装置は、バ−コ−
ドを読み取るためのレ−ザ−光のスキャニングさえ行え
ば良いため、レ−ザ−ビ−ムプリンタ等のポリゴンレ−
ザ−スキャナモ−タのように高価なレ−ザ−スキャニン
グ装置を用いる必要はない。
【0004】このため、ス−パ−マ−ケット等のレジ等
で使用されているPOSなどに使用されているレ−ザ−
スキャニング装置は、安価につく機械的なミラ−揺動形
のガルバノメ−タ方式のものを採用していた。
【0005】
【従来技術の問題点】しかるに、このガルバノメ−タ方
式のレ−ザ−スキャニング装置は、ミラ−をある一定の
揺動角範囲内を揺動させるのに機械的な駆動部分が多
く、応答性が悪く、故障及び価格の点でも改良を要する
ものであった。
【0006】ここに、ポリゴンレ−ザ−スキャナモ−タ
のように精度の良いブラシレスモ−タを用いたのでは価
格的な面で不利を伴うため、パソコン等において採用さ
れている冷却ファンを構成する安価な単相ブラシレスモ
−タ方式を用いることが考えられる。
【0007】しかしながら、かかる単相ブラシレスモ−
タは、コギングトルクを利用して一方向にのみ自起動回
転できるようにしているために、滑らかな回転を行うこ
とができない。
【0008】ここに発明者は、安価に形成するために、
及びコギングトルクを利用しないようにして滑らかな揺
動(回動)が可能な単相通電構造の揺動ブラシレスアク
チュエ−タをレ−ザ−スキャニング装置に利用すること
を考えた。
【0009】しかしながら、単相通電構造の揺動ブラシ
レスアクチュエ−タでは、揺動方向及び揺動角を変える
必要が生ずるので、このために、高価なエンコ−ダやポ
テンショメ−タ等の揺動角検出装置を用いねばならない
欠点がある。
【0010】
【発明の課題】本発明は、別個に高価なエンコ−ダやポ
テンショメ−タ等の回転角検出装置を用いる事無く、揺
動ブラシレスアクチュエ−タの揺動方向,揺動角,位置
決めなどを制御できる応答性が良好で且つ安価に形成で
きるバ−コ−ド読み取り用に用いて最適な揺動ブラシレ
スアクチュエ−タを得ることを課題になされたものであ
る。
【0011】尚,本発明は,単相通電構造の揺動ブラシ
レスアクチュエ−タにおいて特に有用であるが,揺動ブ
ラスレスアクチュエ−タを構成するモ−タの相数に限定
されるものではない。
【0012】また特に本発明では,隣り配置の磁極が異
極となるようにN極,S極の磁極を2P(Pは1以上の
整数)個備えたマグネット揺動子を用いるに当たって,
性能の良い揺動ブラシレスアクチュエ−タを得るために
径方向異方性のマグネットを用いてマグネット揺動子を
形成した場合に,揺動角検出用磁気センサから得られる
出力電気信号波形が矩形波になり,揺動角の制御範囲が
狭くなるのを防止すること,すなわち,制御性に優れた
SIN波の出力電気信号波形を得ることで,制御範囲を
広くすることを課題になされたものである。
【0013】
【本発明の課題を達成するための手段】かかる本発明の
課題を達成するための手段は、 径方向異方性のマグ
ネットによって隣り配置の磁極が異極となるようにN
極,S極の磁極を2P(Pは1以上の整数)個備えて形
成したマグネット揺動子を回動自在に支持し、 該マ
グネット揺動子のトルク発生に寄与しないN極とS極の
磁極境界部及び/またはその周辺近傍部までを実質的無
着磁部に形成し、 上記マグネット揺動子と相対的揺
動するように固定側にステ−タ電機子を配置し、 上
記マグネット揺動子の揺動角内において当該マグネット
揺動子の上記実質的無着磁部の周方向における上記マグ
ネット揺動子のN極とS極間の中心部に上記マグネット
揺動子のN極,S極の磁束の強さに応じた電気信号波形
を出力する揺動角検出センサを配置し、 上記実質的
無着磁部はその軸方向の中心線を境として上記揺動角検
出用磁気センサから得られるリニアリティのある出力電
気波形部分が得られるような開角幅に形成し、 上記
揺動角検出用磁気センサから得られるリニアリティのあ
る出力電気波形部分のみを磁気エンコ−ダ信号として利
用することで上記ステ−タ電機子の通電を切り換えて上
記マグネット揺動子の揺動方向,揺動角を切り換えるよ
うにし揺動ブラシレスアクチュエ−タを提供することで
達成できる。
【0014】
【発明の実施例】本発明は,特に単相揺動ブラシレスア
クチュエ−タに形成すると非常に利点が生ずるので,以
下に単相揺動ブラシレスアクチュエ−タ,特に単相通電
構造のバ−コ−ド用に適するレ−ザ−スキャニング用揺
動ブラシレスアクチュエ−タを中心に説明していく。
【0015】
【発明の第1実施例】図1乃至図16を参照して、本発
明の第1実施例としての単相通電構造のバ−コ−ド用に
適するレ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレスアクチュ
エ−タ1について説明する。
【0016】図1は本発明の第1実施例としての単相通
電構造のバ−コ−ド用に適するレ−ザ−スキャニング用
揺動ブラシレスアクチュエ−タ1の縦断面図で、図2は
同レ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレスアクチュエ−
タ1のX−X’線横断面図で、図3は同レ−ザ−スキャ
ニング用揺動ブラシレスアクチュエ−タ1のY−Y’線
横断面図で、図4は同レ−ザ−スキャニング用揺動ブラ
シレスアクチュエ−タ1の底面図で、図5は同レ−ザ−
スキャニング用揺動ブラシレスアクチュエ−タ1による
レ−ザ−光のスキャニングの説明図で、図6は同レ−ザ
−スキャニング用揺動ブラシレスアクチュエ−タ1の主
要部の分解斜視図で、図7は及び図8は上記ネット揺動
子11とステ−タ電機子17との展開図で、図9(a)
乃至(c)は揺動子16の揺動角の規制方法の説明図、
図10(a)及び(b)は揺動角検出用磁気センサ20
の配設位置の説明図で、図11は通常の2極の径方向異
方性のマグネット揺動子11−1を有する揺動子16の
底面図で,図12は同マグネット揺動子11−1を用い
た場合に揺動角検出用磁気センサ20によって得られる
出力電気信号波形31−1の波形図で、図13は凹部7
3を有する2極の径方向異方性のマグネット揺動子11
−2の底面図で,図14は本発明の2極のマグネット揺
動子11の底面図で,図15は本発明の2極のマグネッ
ト揺動子11を用いた場合に揺動角検出用磁気センサ2
0によって得られる出力電気信号波形31の波形図で、
図16は一例としての制御回路図である。
【0017】この単相通電構造のバ−コ−ド用に適する
レ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレスアクチュエ−タ
1は、図1に示すように磁性体などの適宜な材質で形成
した円筒ハウジング2の上端開口部を、中心部に透孔3
を形成した円板状蓋体4で閉じ、その下端開口部を図4
に示すようなリ−ド線通し孔5を形成した円板状蓋体6
で閉じることでレ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレス
アクチュエ−タ本体7を形成する。
【0018】上記蓋体4の透孔3の内周部及び上記蓋体
6の上面中央部に軸受8,9を装着して、揺動ブラシレ
スアクチュエ−タ本体7の上端から上端部が突出した回
動軸10を中心部に有するマグネット揺動子11を持つ
揺動子16を回動自在に装着する。
【0019】回動軸10は、図1,図5及び図6に示す
ように、上記揺動ブラシレスアクチュエ−タ本体7の上
端から突出した上端部分に、軸方向に延びたDカット部
12を形成し、該Dカット部12の軸方向と直交する面
をメッキや蒸着等の適宜な手段を用いて反射鏡面13を
形成する。
【0020】あるいはDカット部12面に,外側に反射
鏡面を向けて板状の反射鏡を接着剤によって接着固定す
る。
【0021】上記反射鏡面13に図5に示すように半径
外側方向からレ−ザ−光源からのレ−ザ−光14が投射
されると、該反射鏡面13にて反射され上記回動軸10
の外周方向にレ−ザ−光14’を反射させてスキャニン
グする。
【0022】図2及び図6に示すように回動軸10の外
周には、磁性体リング15を介してN極11NとS極1
1Sの磁極を有する2極のマグネット揺動子(界磁マグ
ネット)11が固設されて、適宜角揺動する揺動子16
を形成する。
【0023】いまマグネット揺動子11としては、隣り
配置の磁極が異極となるように周方向において適宜間隔
離してN極11NとS極11Sの磁極を設けた2極の径
方向異方性のマグネット材で構成している。
【0024】この場合,マグネット揺動子11のN極1
1NとS極11Sの磁極間には,着磁されたマグネット
が存在しないマグネット削除部74となっているので,
この部分は,実質的無着磁部21を形成していることに
なる。
【0025】このような2極のマグネット揺動子11
は,公知の図11に示すような円筒状のマグネット揺動
子11−1を用いて構成できる。
【0026】しかし,性能の良い揺動ブラシレスアクチ
ュエ−タを構成するために,マグネット揺動子11−1
として径方向異方性のマグネット,例えば径方向異方性
希土類マグネット材料を用いて形成すると,後記する揺
動角検出用磁気センサ20から得られる出力電気信号波
形31−1が,図12に示すように台形波に近いものと
なって表れる。
【0027】従って、同図の出力電気信号波形31−1
の斜線で示すT’の範囲の部分のように出力電気信号波
形31−1のリニアリティのある部分が非常に小さくな
り,広い揺動角範囲に渡って制御できる制御性の良い揺
動ブラシレスアクチュエ−タ1を構成できない。
【0028】同じような理由で,マグネット揺動子11
を多極の着磁構成のものを用いてもよいが,1極あたり
の開角幅が小さくなり,制御性が悪くなることと,単相
揺動ブラシレスアクチュエ−タ1を安価に構成するため
に,2極構成のマグネット揺動子11を用いている。
【0029】制御性の良い揺動ブラシレスアクチュエ−
タ1を得るために,径方向異方性のマグネット材を用い
て2極のマグネット揺動子11を形成している。
【0030】しかし,上述したように,揺動角検出用磁
気センサ20から得られる出力電気信号波形31(図1
4参照)が,図12に示すように台形波に近いものとな
らないように,図13に示す揺動子16−2のマグネッ
ト揺動子11のトルク発生に寄与しないN極とS極の磁
極境界部(図13の中心線22参照)及びその周辺近傍
部を削り凹部73とすることで,後記するSIN波に近
い図15に示す出力電気信号波形31を得ることができ
る。
【0031】しかしながら,この場合,回動軸10の径
が大きい場合には,マグネット揺動子11のN極11
N,S極11Sの磁極が磁性体でできた磁性体リング1
5を介して磁路を閉じるように作用するので,図12に
示す出力電気信号波形31−1に近い出力電気信号波形
となり,理想的な図15に示す出力電気信号波形31を
得ることができない。
【0032】そこで,本発明では,揺動角検出用磁気セ
ンサ20から理想的な図15に示す出力電気信号波形3
1を得るために,図2,図6,図7,図8,図10及び
図14に示すように上記図11に示すマグネット揺動子
11−1のトルクの発生に寄与しないN極11NとS極
11Sの磁極境界部及びその周辺近傍部をマグネット削
除部74とすることで,実質的無着磁部21を形成した
マグネット揺動子11を形成している。
【0033】以上のように,図11に示すマグネット揺
動子11−1のトルクの発生に寄与しないN極11Nと
S極11Sの磁極境界部及びその周辺近傍部を上記実質
的無着磁部21としたマグネット揺動子11を用いるこ
とで揺動角検出用磁気センサ20から理想的な図15に
示す出力電気信号波形31を得ることができる。
【0034】該実質的無着磁部21は,その軸方向に延
びた中心線22(図10及び図14に示すようにマグネ
ット揺動子11のN極11NとS極11Sとの丁度中間
部位置)を境として後記する揺動角検出用磁気センサ2
0から得られるリニアリティのある出力電気波形31が
得られるような開角幅に形成する。
【0035】上記構成のマグネット揺動子11を用いる
と,揺動角検出用磁気センサ20からSIN波に近い図
15の出力電気信号波形31の斜線で示すTの範囲の部
分のように広い範囲に渡って出力電気信号波形31のリ
ニアリティのある部分が得られる。
【0036】そこで,この出力電気信号波形31のリニ
アリティのある斜線で示すTの範囲の部分のみを揺動子
16の揺動角制御用の磁気エンコ−ダ信号として利用す
ることで、精度良好に揺動ブラシレスアクチュエ−タ1
の揺動角,揺動方向の規制並びに位置制御が容易に行え
る。
【0037】尚、マグネット揺動子11は、回動軸10
として磁性体のものを用いている場合には、上記磁性体
リング15を省略して接着剤を用いて直接、回動軸10
に接着することで、安価に揺動子16を形成できる。
【0038】図1及び図2に示すように、上記マグネッ
ト揺動子11と径方向の空隙を介して単相通電配置のコ
アレスステ−タ電機子17を内筒ハウジング2の内面に
後記する基板19(図7参照。図1及び図2では図面の
都合上、描いていない)を介して固着している。
【0039】コアレスステ−タ電機子17は、単相通電
構造の揺動ブラシレスアクチュエ−タ1を形成するため
に、図1及び図2,図6乃至図8に示すように、2個の
空心形の電機子コイル18を周方向に隣接して配置して
構成したもので、配線と絶縁のために、例えば0.1m
m厚のフレキシブルプリント基板などの基板19(図7
参照。図1及び図2では省略)の内面(一方の面)に電
機子コイル18を配設して形成している。
【0040】電機子コイル18は、軸方向の導体部18
aがトルクの発生に寄与する部分で、周方向の導体部1
8bはトルクの発生に寄与しない部分となっている。
【0041】また2つの電機子コイル18は、単相通電
構造の揺動ブラシレスアクチュエ−タ1を形成するため
に、図6乃至図8に示すように、それぞれ導体部18a
の外側と導体部18aの外側間の幅が機械角で180度
以下になるように巻回した空心形のものを2個隣接配置
して、通電した際に2つの電機子コイル18によって所
定方向のトルクが発生するように単相通電構造に上記ス
テ−タ電機子17を構成している。
【0042】上記マグネット揺動子11の揺動角内にお
いて当該マグネット揺動子11のN極11NとS極11
Sの磁極境界部を検出することができるように、一の電
機子コイル18の枠内空洞部内の基板19位置に、図1
0の(a),(b)に示すように直接、マグネット揺動
子11と径方向の空隙を介して揺動角検出センサ20を
対向配設し、マグネット揺動子11のN極11N,S極
11Sの磁束の強さに応じた出力電気信号波形31を
得、この出力電気信号波形31のリニアリティのある部
分の信号を基に上記ステ−タ電機子17の通電を切り換
え、揺動子16の揺動角,及び揺動方向検出,位置決め
制御できるようにしている。
【0043】揺動角検出用磁気センサ20は,揺動ブラ
シレスアクチュエ−タ1の停止時に図1及び図14に示
すように,マグネット揺動子11のN極11NとS極1
1Sの磁極境界部の延長線上,すなわち中心線22上
の,上記マグネット揺動子11と対向する固定側に配置
しておく。
【0044】尚,揺動角検出用磁気センサ20は、上記
マグネット揺動子11の揺動角内において当該マグネッ
ト揺動子11のN極11NとS極11Sの磁極境界部を
検出することができる適宜な位置に配設すれば良く、上
記のように電機子コイル18の枠内空洞部位置の基板1
9位置に配設しなければならないものではない。
【0045】例えば、上記した蓋体6の上に配設した円
環状プリント配線後記する基板30の上に揺動各検出用
磁気センサ20を配設し,マグネット揺動子11の下端
部に発生するN極11N,S極11Sの漏洩磁束を検出
するように構成しても良い。
【0046】尚,揺動角検出用磁気センサ20は、マグ
ネット揺動子11のN極11N,S極11Sの磁束の強
さに応じた出力電気信号波形31を出力するものであれ
ば良く、ホ−ル素子,ホ−ルIC,磁気抵抗素子など適
宜なものを用いれば良く、この実施例では安価且つ入手
の容易なホ−ル素子を用いている。
【0047】この揺動ブラシレスアクチュエ−タ1を他
の目的のために、回転形の単相ブラシレスモ−タ構造に
形成したい場合には、揺動角検出用磁気センサ20の位
置を変えるだけで、極めて容易に行えることを説明す
る。
【0048】回転形の単相ブラシレスモ−タとする場合
には、磁気センサ20は電機子コイル18のトルク発生
に寄与する導体部18aと対向する位置または該位置と
同相位置に配設する必要がある。
【0049】従って、図2及び図7に示すように、単相
ブラシレスモ−タを構成する場合には、上記したような
位置、すなわち、揺動角検出用磁気センサ20から少し
周方向に位置がずれた図2の符号20−1で示す位置、
図7の符号20−1で示す点線囲い部の位置に単相ブラ
シレスモ−タの位置検知用の磁気センサを配設するのみ
で単相ブラシレスモ−タを容易に構成できる。
【0050】もちろん、自起動可能な単相ブラシレスモ
−タとする場合には、死点位置を無くして自起動できる
ようにするための適宜な手段、例えば、自起動用のコギ
ングトルク発生手段を設ける必要がある。
【0051】いずれにしても、揺動ブラシレスアクチュ
エ−タ1の構成要素をほとんど変えることなく、単相ブ
ラシレスモ−タを構成できるので、部品の共通化を図る
ことができ、単相ブラシレスモ−タのみならず、揺動ブ
ラシレスアクチュエ−タ1をも同時に量産する場合に
は、いずれのものも安価に量産することが可能になる。
【0052】また上記のような実質的無着磁部21を形
成することで,反トルクが少なく,騒音が著しく小さ
く,しかも電流値も小さく,効率をアップさせた単相ブ
ラシレスモ−タを容易に形成できる利点がある。
【0053】尚、図7において、基板19にはエッチン
グ等の手段により図示しない導電パタ−ンが適宜に形成
されている。
【0054】また図7において、符号23は電機子コイ
ル18の外側端子25をはんだ付けするためのはんだ付
け部を、符号24は電機子コイル18の内側端子26を
はんだ付けするためのはんだ付け部で、符号27は電機
子コイル18に通電するための駆動電源用リ−ド線と電
気的に接続するためのはんだ付け部,揺動角検出用磁気
センサ20の電源端子,及び出力端子と電気的に接続す
るためのはんだ付け部を示す。
【0055】上記はんだ付け部27に電気的に接続され
た図示しないリ−ド線は、図4に示すように蓋体6に形
成した透孔5を介して揺動ブラシレスアクチュエ−タ本
体7の外部に導き出される。
【0056】尚、図8において符号28で示すのは、制
御回路で、符号29−1,29−2は、それぞれ正側電
源端子,負側電源端子を示す。
【0057】図1において、揺動アクチュエ−タ本体7
内に上記制御回路28を内蔵するために、蓋体6の上面
に円環状プリント配線基板30を適宜な手段によって配
設し、該配線基板30に制御回路28を構成する図示し
ない電気部品をはんだ付けなどの手段を用いて塔載設置
しておく。
【0058】回動軸10の下端部には、上記Dカット部
12同様な形状に軸方向に延びて揺動角規制溝32を形
成している。
【0059】蓋体6に形成した螺子孔48を介して下面
方向から螺子33を螺着して当該螺子33を上記規制溝
32に臨ますことで、該規制溝32のDカット面によっ
て回動軸10の揺動角を規制する。
【0060】上記した構造の揺動ブラシレスアクチュエ
−タ1の場合、揺動角の規制を行わない場合には、2極
のマグネット揺動子11を用いていることから、約18
0度の揺動角に渡って、揺動子16が揺動できる。
【0061】しかし、図15の出力電気信号波形31の
斜線で示すTの範囲の部分のように出力電気信号波形3
1のリニアリティのある部分を揺動子16の揺動角制御
のための信号として利用する必要がある。
【0062】そこで,もしもその斜線で示すTの範囲か
ら逸脱して揺動子16が揺動してしまった場合には、出
力電気信号波形31のリニアリティのある斜線で示すT
の範囲の部分を揺動子16の揺動角制御用の信号として
利用できなくなり、精度良好な揺動ブラシレスアクチュ
エ−タ1を構成しえなくなるので、上記したように揺動
子16の揺動角規制手段を設けている。
【0063】揺動子16の揺動角を90度(±45度)
に設定する場合の方法を、図9(a)乃至(c)を用い
て説明する。
【0064】図9に示すように、回動軸10の中心点3
4から同図(a)乃至(c)に示すようにDカット面を
少しずらして上記規制溝32を形成する。
【0065】同図(a)の場合は、揺動子16が±0度
の状態に停止している場合を示し、同図(b)の場合
は、同図(a)の状態から回動軸10が−方向に45度
揺動して、規制溝32のDカット面に螺子33と当接し
て揺動子16が−45度の状態に停止規制されている場
合を示し、同図(c)の場合は、同図(b)の状態から
回動軸10が+方向に90度揺動して、規制溝32のD
カット面に螺子33と当接して揺動子16が−45度の
状態に停止規制されている場合を示す。以上のようにし
て,揺動子16を±45度の揺動角内の揺動に規制でき
る。
【0066】図16は、制御回路28の一例を示す。
【0067】図16を参照して制御回路28について説
明すると、ホ−ル素子を用いた磁気センサ22の両電源
端子は、それぞれVCC,ア−ス側に接続し、出力端子を
増幅回路35に接続している。
【0068】増幅回路35の出力端子36には、図15
で示したような出力電気信号波形31が得られる。
【0069】この出力端子36は、抵抗37を介して電
流帰還形駆動回路38のオペアンプ39の非反転入力端
子に接続している。
【0070】符号40は、位相補償用CRで、抵抗41
と並列接続し、その一方の端子をオペアンプ39の非反
転入力端子に接続し、他方の端子を電機子コイル18の
他端と抵抗42との接続点に接続している。
【0071】オペアンプ39の出力端子は、トランジス
タ43のベ−スとトランジスタ44のベ−スとの接続点
に接続している。トランジスタ43のコレクタは、VCC
側に接続し、トランジスタ44のコレクタは、−VCC側
に接続し、トランジスタ43と44のエミッタ同士を電
機子コイル18の一端に接続している。
【0072】符号45は、分圧回路で、オペアンプ39
の反転入力端子に指令電圧を与えるようにしている。
【0073】このように形成した制御回路28によれ
ば、分圧回路45のVCCの最大指令電圧,−VCCの最小
指令電圧を決定することにより、出力電気信号波形31
の上端(図14において符号46で示す部分)及び下端
(図15において符号47で示す部分)を限定できる。
【0074】従って、分圧回路45によって与えた指令
電圧をオペアンプ39に入力して、磁気センサ22の図
15で示す出力信号波形31の斜線で示す部分の任意の
位置の位置信号をトランジスタ43または44に与えて
ステ−タ電機子17(電機子コイル18)を通電制御す
ることで、揺動子16を任意の位置に位置決めできる。
すなわち、揺動子16の揺動角,揺動方向の決定,位置
決め制御を行える。
【0075】
【発明の第2実施例】上記マグネット揺動子11の場
合,実質的無着磁部21を形成するために,N極11N
とS極11Sとの間にマグネット削除部74を形成して
いるため,そのマグネット削除部74によってマグネッ
ト揺動子16が高速で揺動した場合,大きな風圧を受け
るため,大きな揺動音が生ずる惧れがあること,大きな
風損を生ずるため,効率の劣化を来す惧れがあること,
N極,S極のマグネット外れが生ずることで故障の原因
になること並びに大きな鉄損が生ずる惧れがある。
【0076】図16は本発明の第2実施例を示すマグネ
ット揺動子11−3の底面図で,このマグネット揺動子
11−3は,上記マグネット揺動子11の欠点を解消す
るために,上記マグネット回転子11の実質的無着磁部
21を形成するマグネット削除部74にアルミニウム,
銅などの導体68または樹脂などの非磁性体を埋設し
て,実質的無着磁部21Aを形成し,形状的には従来の
マグネット回転子11−1[図11参照]のように円筒
状に形成したものとなっている。
【0077】
【発明の第3実施例】図18は,本発明の第3実施例を
示すマグネット揺動子11−4の斜視図を示すもので,
図11のマグネット揺動子11−1同様に円筒形をなし
ていて,上記図14に示すマグネット回転子11の欠点
を解消するために,上記実質的無着磁部21,21Aを
形成する径方向異方性のマグネット部材位置を予め,N
極,S極の磁極を持たないように着磁しない部分とする
ことで,その部分を実質的無着磁部21Bとしたものあ
る。
【0078】
【発明の第4実施例】第1実施例の揺動ブラシレスアク
チュエ−タ1と共通する箇所の説明は、省略し、共通す
る部分で異なる箇所においてはアルファベットの大文字
を符して図19を用いて以下に本発明の第4実施例を説
明する。
【0079】この第4実施例の揺動ブラシレスアクチュ
エ−タ1Aは、マグネット揺動子11の中心の回動軸1
0Aの上端部に傾斜面49を形成し、該傾斜面49を反
射鏡面50に形成し、該反射鏡面50に投射されたレ−
ザ−光14を上記反射鏡面50で反射させたレ−ザ−光
14’を上記回動軸10Aの外周方向にスキャニングす
るように構成している。
【0080】尚,回動軸10Aとしてアルミニウム,ア
ルミ合金で形成した場合には,上記傾斜面49を研磨す
ることで、そのまま反射鏡面50に構成できるが、上記
傾斜面49にメッキや蒸着等の手段を施して反射鏡面5
0を構成しても良い。
【0081】
【発明の第5実施例】この第5実施例の揺動ブラシレス
アクチュエ−タ1Bも第1実施例の揺動ブラシレスアク
チュエ−タ1と共通する箇所の説明を省略し、共通する
部分で異なる箇所においてはアルファベットの大文字を
符して説明する。
【0082】図20及び図21を参照して、この第5実
施例の揺動ブラシレスアクチュエ−タ1Bは、マグネッ
ト揺動子11の中心の回動軸10Bの一端部に軸方向に
延びた板状反射ミラ−挿入溝52を形成し、該ミラ−挿
入溝52と上記回動軸10Bの外周と連通する透孔53
を形成し、上記ミラ−挿入溝52に上記透孔53面側に
反射鏡面54を向けて板状反射ミラ−51を挿入して上
記回動軸10Bの外周方向に反射鏡面54にて反射され
たレ−ザ−光14’をスキャニングするように構成して
いる。
【0083】回動軸10Bの上端部中心には、螺子孔5
5が形成してあり、上記ミラ−挿入溝52に板状反射ミ
ラ−51を挿入した後、中心部に透孔56を有する蓋体
57を回動軸10Bの上端に装着して透孔56,螺子孔
55に螺子58を螺着して板状反射ミラ−51の抜け止
めを行っている。
【0084】
【発明の第6実施例】
【0085】この第6実施例の揺動ブラシレスアクチュ
エ−タ1Cも第1実施例の揺動ブラシレスアクチュエ−
タ1と共通する箇所の説明を省略し、共通する部分で異
なる箇所においてはアルファベットの大文字を符して説
明する。
【0086】図22を参照して、この第6実施例の揺動
ブラシレスアクチュエ−タ1Cは、マグネット揺動子1
1の中心の回動軸として中空回動軸10Cを用い、該中
空回動軸10Cの上端に外側方向に反射鏡面59を向け
て板状反射ミラ−60を傾設し、上記中空回動軸10C
の下端からレ−ザ−光14を入れ、その中空内部61を
通して上記板状反射ミラ−60の反射鏡面59で反射し
たレ−ザ−光14’を上記回動軸10Cの外周方向にス
キャニングするように構成している。
【0087】尚、このような中空回動軸10Cを用いた
場合、中空回動軸10Cの下端からレ−ザ−光14を入
れ、その中空内部61を通し、上記板状反射ミラ−60
の反射鏡面59で反射させる必要があるので、揺動ブラ
シレスアクチュエ−タ1Cの中空回動軸10Cの下端を
開放した構造にしておく必要がある為、蓋体6Cの中心
部に透孔62を形成している。
【0088】尚、この揺動ブラシレスアクチュエ−タ1
Cでは、揺動子16の揺動角規制手段としては、中空回
動軸10Cの下端部外周に揺動子16の揺動角を規制す
る角度だけ周方向に切り欠いた揺動角規制切欠63(図
23参照)を形成し、該切欠63に周方向から螺子64
の端部を臨ませるようにしている。
【0089】螺子64は、図23に示すように、螺子6
5にて蓋体6Cの上面に固定したL字形部材66の側面
に取り付けている。
【0090】
【発明の第7実施例】この第7実施例の揺動ブラシレス
アクチュエ−タ1Dも第1実施例及び第6実施例の揺動
ブラシレスアクチュエ−タ1,1Cと共通する箇所の説
明を省略し、共通する部分で異なる箇所においてはアル
ファベットの大文字を符して説明する。
【0091】図24を参照して、この第7実施例の揺動
ブラシレスアクチュエ−タ1Dは、上記板状反射ミラ−
60を設ける変わりに,マグネット揺動子11の中心の
中空回動軸10Cの上端に外側方向に向けた傾設反射鏡
面69を形成した三角プリズム60を付設し、上記中空
回動軸10Cの下端からレ−ザ−光14を入れ、その中
空内部61を通して上記三角プリズム70の下端面71
を介して投射されたレ−ザ−光14を傾設反射鏡面59
で反射させてできた反射レ−ザ−光14’を三角プリズ
ム70の側方端面72を介して上記回動軸10Cの外周
方向にスキャニングするように構成している。
【0092】
【その他の実施例】上記実施例では、電機子コイル18
を2個用いた例を示したが、仕様によっては1個でも良
く、また2極のマグネット揺動子11,11−3,11
−4を用いたが、2極のものに限らず、N極,S極の磁
極を2P(Pは1以上の整数)極に形成したものであれ
ば良く、電機子コイル18の数も単相通電構造に形成で
きさえすれば、1個以上の適宜個数個用いても良い。
【0093】また単相通電構造に限らず,2相,3相の
揺動ブラシレスアクチュエ−タを得る場合には,それに
応じた適宜な数の電機子コイル及び磁極数のマグネット
揺動子を用いればよい。
【0094】上記実施例の揺動ブラシレスアクチュエ−
タは、コアレス(無鉄心)構造の揺動ブラシレスアクチ
ュエ−タを示したが、本発明はコア有り(有鉄心)構造
の揺動ブラシレスアクチュエ−タとしてもよいことは言
うまでもない。
【0095】
【作用】本発明を揺動ブラシレスアクチュエ−タ1,1
A,1B,1C,1Dに適用すると,無通電時に電機子
コイル18に通電すれば所定方向のトルクが発生するの
で、揺動子16,16−3が所定方向に揺動する構造に
なっている。
【0096】磁気センサ20は、マグネット揺動子1
1,11−3,11−4のN極11N,S極11S,N
極11NとS極11Sの境界部を検出しているので、制
御回路28の出力端子36に図15で示したような出力
電気信号波形31が得られる。
【0097】分圧回路で、オペアンプ39の反転入力端
子に指令電圧を与えることで、出力信号波形31の上端
(図15において符号46で示す部分)及び下端(図1
5において符号47で示す部分)を限定できる他、その
中間の位置検出が行える。
【0098】分圧回路45によって与えた指令電圧をオ
ペアンプ39に入力することで、磁気センサ20の図1
5で示す出力電気信号波形31の斜線で示すTの揺動角
範囲部分の任意の位置の位置信号をトランジスタ43ま
たは44に与えてステ−タ電機子17(電機子コイル1
8)を通電制御することで、揺動子16,16−3を任
意の位置に位置決めできる。
【0099】すなわち、揺動子16,06−3の揺動
角,揺動方向の決定,位置決め制御を行える。
【0100】揺動子16,16−3の揺動により、反射
鏡面13,50,54,59,69にて反射されたレ−
ザ−光14’がスキャニングされる。
【0101】
【発明の効果】本発明の揺動ブラシレスアクチュエ−タ
は、別個に高価なエンコ−ダやポテンショメ−タ等の回
転角検出装置を用いる事無く、単相通電配置の径方向異
方性のマグネット揺動子を用いた揺動ブラシレスアクチ
ュエ−タであっても,そのマグネット揺動子のN極の磁
極とS極の中間部に1個の揺動角検出用磁気センサを配
置するのみで,安価にして高精度の磁気エンコ−ダを構
成できるので,揺動方向,揺動角,位置決めなどを精度
良く制御でき、応答性が良好で且つ安価に形成できるバ
−コ−ド読み取り用に最適なレ−ザ−スキャニング用揺
動ブラシレスアクチュエ−タ等の揺動ブラシレスアクチ
ュエ−タを容易に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例としての単相通電構造の
バ−コ−ド用に適するレ−ザ−スキャニング用揺動ブラ
シレスアクチュエ−タの縦断面図である。
【図2】 同レ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレスア
クチュエ−タのX−X’線横断面図である。
【図3】 同レ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレスア
クチュエ−タのY−Y’線横断面図である。
【図4】 同レ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレスア
クチュエ−タの底面図である。
【図5】 同レ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレスア
クチュエ−タによるレ−ザ−光のスキャニングの説明図
である。
【図6】 同レ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレスア
クチュエ−タの主要部の分解斜視図である。
【図7及び図8】 上記マグネット揺動子とステ−タ電
機子との展開図である。
【図9】 揺動子の揺動角の規制方法の説明図である。
【図10】 揺動角検出用磁気センサの配設位置の説明
図である。
【図11】 通常の2極の径方向異方性のマグネット揺
動子を有する揺動子の底面図である。
【図12】 同マグネット揺動子を用いた場合に揺動角
検出用磁気センサによって得られる出力電気信号波形図
である。
【図13】 N極とS極の間に凹部を形成した2極の径
方向異方性のマグネット揺動子を有する揺動子の底面図
である。
【図14】 本発明の実質的無着磁部を有する2極の径
方向異方性のマグネット揺動子の底面図である。
【図15】 本発明の2極の径方向異方性のマグネット
揺動子を用いた場合に揺動角検出用磁気センサによって
得られる出力電気信号波形図である。
【図16】 制御回路図である。
【図17】 本発明の第2実施例を示す実質的無着磁部
を有する2極の径方向異方性のマグネット揺動子の底面
図である。
【図18】 本発明の第3実施例を示す実質的無着磁部
を有する2極の径方向異方性のマグネット揺動子の斜視
図である。
【図19】 本発明第4実施例を示す単相通電構造のバ
−コ−ド用に適するレ−ザ−スキャニング用揺動ブラシ
レスアクチュエ−タの縦断面図である。
【図20】 本発明第5実施例を示す単相通電構造のバ
−コ−ド用に適するレ−ザ−スキャニング用揺動ブラシ
レスアクチュエ−タの縦断面図である。
【図21】 同揺動ブラシレスアクチュエ−タの部分分
解斜視図である。
【図22】 本発明第6実施例を示す単相通電構造のバ
−コ−ド用に適するレ−ザ−スキャニング用揺動ブラシ
レスアクチュエ−タの縦断面図である。
【図23】 同揺動ブラシレスアクチュエ−タの部分説
明図である。
【図24】 本発明第7実施例を示す単相通電構造のバ
−コ−ド用に適するレ−ザ−スキャニング用揺動ブラシ
レスアクチュエ−タの縦断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D 単相通電構造のバ−コ−
ド用に適するレ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレスア
クチュエ−タ 2 円筒ハウジング 3 透孔 4 円板状蓋体 5 リ−ド線通し孔 6 円板状蓋体 7 レ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレスアクチュエ
−タ本体 8,9 軸受 10,10A,10B,10C 回動軸 11,11−1,11−2,11−3,11−4 マグ
ネット揺動子 12 Dカット部 13 反射鏡面 14,14’ レ−ザ−光 15 磁性体リング 16,16−1,16−2,16−3 揺動子 17 単相通電配置のコアレスステ−タ電機子 18 電機子コイル 18a トルクの発生に寄与する導体部 18b トルクの発生に寄与しない導体部 19 基板 20 揺動角検出用磁気センサ 21,21A,21B 実質的無着磁部 22 中心線 23,24 はんだ付け部 25 外側端子 26 内側端子 27 半田付け部 28 制御回路 29−1 正側電源端子 29−2 負側電源端子 30 プリント配線基板 31,31−1 出力電気信号波形 32 揺動角規制溝 33 螺子 34 中心点 35 増幅回路 36 出力端子 37 抵抗 38 電流帰還形駆動回路 39 オペアンプ 40 位相補償用CR 41,42 抵抗 43,44 トランジスタ 45 分圧回路 48 螺子孔 49 傾斜面 50 反射鏡面 51 板状反射ミラ− 52 ミラ−挿入溝 53 透孔 54 反射鏡面 55 螺子孔 56 透孔 57 蓋体 58 螺子 59 反射鏡面 60 板状反射ミラ− 61 中空内部 62 透孔 63 揺動角規制用切欠 64,65 螺子 66 L字形部材 67 揺動角検出センサ用マグネット 68 導体 70 三角プリズム 71 下端面 72 側方端面 73 凹部 74 マグネット削除部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/04 104 Z 7251−5C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記構成要素〜から構成されている
    ことを特徴とする揺動ブラシレスアクチュエ−タ。 径方向異方性のマグネットによって隣り配置の磁極
    が異極となるようにN極,S極の磁極を2P(Pは1以
    上の整数)個備えて形成したマグネット揺動子を回動自
    在に支持していること。 該マグネット揺動子のトルク発生に寄与しないN極
    とS極の磁極境界部及び/またはその周辺近傍部までを
    実質的無着磁部を形成していること。 上記マグネット揺動子と相対的揺動するように固定
    側にステ−タ電機子を配置していること。 上記マグネット揺動子の揺動角内において当該マグ
    ネット揺動子の上記実質的無着磁部の周方向における上
    記マグネット揺動子のN極とS極間の中心部に上記マグ
    ネット揺動子のN極,S極の磁束の強さに応じた電気信
    号波形を出力する揺動角検出センサを配置しているこ
    と。 上記実質的無着磁部はその軸方向の中心線を境とし
    て上記揺動角検出用磁気センサから得られるリニアリテ
    ィのある出力電気波形部分が得られるような開角幅に形
    成されていること。 上記揺動角検出用磁気センサから得られるリニアリ
    ティのある出力電気波形部分のみを磁気エンコ−ダ信号
    として利用することで上記ステ−タ電機子の通電を切り
    換えて上記マグネット揺動子の揺動方向,揺動角を切り
    換えるようにしていること。
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