JPH088765B2 - モ−タ駆動装置 - Google Patents

モ−タ駆動装置

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JPH088765B2
JPH088765B2 JP61063460A JP6346086A JPH088765B2 JP H088765 B2 JPH088765 B2 JP H088765B2 JP 61063460 A JP61063460 A JP 61063460A JP 6346086 A JP6346086 A JP 6346086A JP H088765 B2 JPH088765 B2 JP H088765B2
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明保 鷲見
茂 吉田
明 黒沢
徹 高橋
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  • Lens Barrels (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は例えばカメラのフオーカスリング駆動に最適
なモータ駆動装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の装置で実開昭58−77310のようにフオ
ーカスリング駆動装置にモーターを用いる場合、モータ
ーの外径が10mm以上もあり、レンズ鏡胴を円筒状にする
にはレンズ外径が大きくなつてしまつた。
このため、外径が10mm以下のモータを作ろうとする
と、ムービングコイル型のモータの場合、巻線スペース
が小さくなるため、強力なトルクを得ることができず、
また、ムービンクマグネツト型のモータの場合も、従来
のモータにおいては、外径が小さいため有鉄芯モータの
場合巻線は集中巻きにしなければならない。そのため回
転子には、多極着磁をしなければならず、ロータ外径が
小さいため異方性マグネツトを使用することができず、
強力なトルクを得られないという欠点がある。また無鉄
心モータの場合、重ね巻きが可能なため2極着磁された
異方性マグネツトを使用することは可能であり、また鉄
損がないため高効率である反面、コイルを製造するのが
困難であり、著しくコスト高となるという欠点があつ
た。
鏡胴外径全体を大きくしない代りに実開昭59−128609
のように一部を突出させて鏡胴を形成させることが提案
がされているが、この方法では美観を損ねるとともに形
状が円筒でないため旋盤加工等ができずまたカバーを本
体と合わせることができないため光線洩れが完全に防止
できにくい欠点があつた。
(発明の目的) 本発明は上記実情に鑑みなされたもので、2極に着磁
されたロータを設け、該ロータの周囲に略90度毎離間し
て第1乃至第4の固定磁極部を順に配置し、該固定磁極
部を夫々有して上記ロータの軸と直角な方向に延出して
第1乃至第4の磁性部材を設け、第1の磁性部材を第3
の磁性部材上に位置させて上記ロータの軸方向に階層構
成とするとともに互いの端部を連結して第1相のステー
タを形成し、第2の磁性部材を第4の磁性部材上に位置
させて上記ロータの軸方向に階層構成とするとともに互
いの端部を連結して第2相のステータを形成し、上記第
1相及び第2相のステータの磁性部材の一方にそれぞれ
コイルを巻回するとともに上記ロータの回転位置を検出
する第1、第2の回転位置検出手段を設け、これら第
1、第2の回転位置検出手段に基づいて上記コイルを交
互に通電制御することにより上記ロータを回転させるこ
とにより、美観的にもすぐれ、かつコンパクトで、コス
ト的に安価なレンズ鏡胴のフォーカスリング駆動に適し
たモータ駆動装置を提供するものである。
(実施例) 以下本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図はモータの駆動装置全体を示すもので、1はレ
ンズ鏡胴内に設けられる非磁性材料から成るモーターユ
ニツト基板、2は固定子2aを有する第1の固定磁極部
材、3は第1の固定子巻線、4は固定子4aを有する第1
の磁芯部材、5aは第1の磁性材を形成するため前記第1
の固定磁極部材2と前記第1の磁芯部材4を接続するネ
ジを示す。
6はN極、S極の2極に対称的に磁化された永久磁石
から成る回転子。この回転子6には軸7aが貫通され、こ
の軸7aは第1の固定磁極部材2、軸受部8に嵌合され、
また軸7aにはギヤ9を貫通させ固着している。
10は固定子10aを有する第2の固定磁極部材、11は第
2の固定子巻線、12は固定子12aを有する第2の磁芯部
材、5bは第2の磁性材を形成するため前記第2の固定磁
極部材10と前記第2の磁芯部材12を接続するネジを示
す。前記軸7aの他端は第2の固定磁極部材10の軸受部19
に嵌合している。
13は前記ギヤ9に噛合するギヤで、このギヤ軸9は第
2の固定磁極部材10の軸受部14を介してギヤ15を固定し
ている。このギヤ15は2段ギヤ17を介してギヤ18に噛合
される。また第1の固定磁極部材2の取付穴2bとモータ
ーユニツト基板1の取付ネジ穴1aを合致させ、また、第
2の固定磁極部材10の取付穴10bとモーターユニツト基
板1の取付ネジ穴1bを合致させそれぞれ不図示のネジで
第1の固定磁極部材2及び第2の固定磁極部材10をモー
ターユニツト基板1に固定する。さらに、ギヤ軸13aは
ギヤ15と固定し、また第2の固定磁極部材10に植立され
た軸16に嵌合された2段ギヤ17はギヤ15と2段ギヤ17の
大ギヤ部17aに噛合し小ギヤ部17bは不図示のフオーカス
部と結合したギヤ18と噛合し、ローター6の回転がギヤ
9、13、15、17を介してギヤ18に伝達され、不図示のフ
オーカス部に伝達される。
不図示のフオーカス部が回転すると公知のレンズのフ
オーカス部と同じようにヘリコイドネジ、またカムによ
つてフオーカスレンズが光軸方向に移動しピント調整が
行われる。第1の固定磁極部材2の立上り部と第1の磁
芯部材4の先端部、第2の磁芯部材21の先端部及び第2
の固定磁極部材10の立下り部は回転子6に対する固定子
2a,4a,12a,10aの役目を果しているが、固定子巻線3、
固定子巻線11に流れる電流の方向によつて、例えば固定
子4aがN極のとき固定子2aはS極となり、また固定子12
aがN極のとき固定子10aはS極となる。
そして、固定子4aと12a,12aと2a,2aと10a,10aと4aの
なす角は略90゜である。
また第1の固定磁極部材2には固定子巻線3、固定子
巻線11に流す駆動電流のタイミングをとるためにホール
素子21,22を90゜離間してそれぞれ固定子4aと同相にホ
ール素子21を固定子12aと同相にホール素子22を配置す
る。第2図(a)および第2図(b)はモーターの駆動
装置をレンズ鏡胴内に配置したレンズ鏡胴の断面図を示
す。
即ち20はレンズ鏡胴のある一部の端面を示し端面20に
第1図で説明したモーターユニツトを配置するもので基
板1を端面20に固定する。
ここで第3図は第1図に示すモータ駆動装置の通電制
御回路を示しもので、21,22は前記したホール素子21a,2
1bはホール素子21の出力端子22a,22bはホール素子22の
出力端子である。23は通電制御回路、11,3は前記した固
定子巻線、11a,11bは固定子巻線11の端子、3a,3bは固定
子巻線3の端子を示す。この通電制御回路23は、差動ア
ンプ部23a,23e,コンパレータ部23b,23f、論理回路部23
c,23g、ドライブ回路部23d,23hより構成される。この通
電制御回路23はホール素子21の出力により固定子巻線11
の通電を制御し、ホール素子22の出力により固定子巻線
3の通電を制御する。ホール素子21がS極(N極)と対
向すると、例えば21aと21bの出力電圧は21a>21bとなり
通電制御回路23はコイル11に例えば11a→11bの向きで通
電を行う。また次にホール素子21がN極(S極)と対向
すると、ホール素子21の出力21a,21bの出力電圧は反転
して21a<21bとなり、通電制御回路23はコイル11の通電
を反転し、11b→11aの向きの通電を行う。またホール素
子がN極とS極の磁極の境界付近と対向した時に発振す
ることを防ぐために通電制御回路23の中のコンパレータ
部23b(23f)は、所定のヒステリシス特性を有する。ま
たホール素子22と固定子巻線3に対する通動制御回路の
動作は、上述したホール素子21と固定子巻線11に対する
動作と全く同様である。
24はコントロール回路であり、回転子6の回転方向及
び起動、停止の指令信号を通電制御回路23に送る機能を
有する。
次に上記構成の動作について第4図、第5図、第6図
をも参照して説明する。
第4図は回転子6の回転の状態を第4図(a)〜
(h)で、また固定子巻線3、固定子巻線11に印加され
る電圧を固定子巻線端子3a及び固定子巻線端子11aを基
準として第5図に、その時のホール素子21及びホール素
子22の出力電圧をホール素子出力端子21a及びホール素
子出力端子22aの出力電圧を基準として第6図に示す。
前述の通電制御回路23は、第4図の(a)の状態にお
いて、ホール素子21及びホール素子22の出力に従い、固
定子12aにN極、固定子10aにS極、固定子4aにN極、固
定子2aにS極が励磁される様に固定子巻線3及び固定子
巻線11の通電を制御すると仮定する。
そのとき回転子6のN極は固定子4aのN極に、また回
転子6のS極は固定子2aS極に離反される。固定子12aが
N極であるので回転子6のS極は固定子12aのN極に、
また固定子10aがS極のため回転子6のN極が吸引され
る方向、即ち、反時計方向に回転する。
次に、第4図の(a)の状態から回転子6が反時計方
向に45゜回転し、第4図(b)に示す位置に来ると、ホ
ール素子21の出力は反転し、通電制御回路23は、固定子
巻線11の通電を反転する。それにより固定子12aはN極
からS極に、固定子10aはS極からN極に変化する。そ
のとき回転子6のS極は固定子12a及び固定子2aのS極
に離反され、固定子4aのN極に吸引される。同様に回転
子6のN極は固定子4a及び固定子10aのN極に離反さ
れ、固定子2aのS極に吸引されるように反時計方向回転
を持続する。
以下同様に第4図(d)の位置においては、ホール素
子22の出力が反転して固定子巻線3の通電が反転し、反
時計方向に回転が持続し、さらに第4図(f)の位置に
おいては、ホール素子21の出力が反転して固定子巻線11
の通電が反転し反時計方向に回転が持続する。
また、本発明によるモータユニツトの回転を第4図に
より前述した反時計方向の逆向、即ち時計方向にするに
は、第5図に示す固定子巻線3及び11への印加電圧を、
各々の端子間(3a,3b及び11a,11b)で逆転させれば実現
でき、そのための位相反転回路は通電制御回路23に含ま
れている。
(発明の効果) 以上説明したように本発明よりなるモーター駆動装置
を円弧状に配置して、レンズ鏡胴に組込むとき円弧状の
ラジアル方向の寸法が永久磁石から成るローター径にス
テータニ板厚分を加えた位の寸法で構成できるのでレン
ズ鏡胴をモーターのために出張ることなくできる。従つ
てレンズ鏡胴製作上コスト面でも旋盤加工でできるので
コスト面でも安くでき、また外観にも出張らないので美
観をそこなうことのない利点を有する。また、回転子が
2極着磁であるため、小径の回転子であつても強力な異
方性永久磁石を使用できるため、強力なトルクを得るこ
とができるという優れた利点を有する。
さらに、円筒形状のレンズ鏡胴が実施できるので光線
洩れ対策がこれまでの円筒形状のレンズ鏡胴と同じよう
にできる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るモータ駆動装置の分解
斜視図、第2図(a)は第1図の装置をレンズ鏡筒に組
み込んだ図、第2図(b)は第1図の装置をレンズ鏡筒
に組み込んだ際の詳細図、第3図は第1図の装置の通電
制御回路図、第4図は第1図の装置の回転動作説明図、
第5図は第3図の回路で固定子巻線に印加される電圧の
波形図、第6図は第3図の回路のホール素子の出力電圧
波形図である。 1……モーターユニツト基板 2……第1の固定磁極部材 3,11……固定子巻線 4……第1の磁芯部材 6……回転子 10……第2の固定磁極部材 12……第2の磁芯部材 21,22……ホール素子 9,13,15,17,18……ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 13/34 H02K 29/08 (72)発明者 高橋 徹 埼玉県秩父市大字下影森1248 キヤノン電 子株式会社内 (56)参考文献 特開 昭50−17635(JP,A) 特開 昭60−13460(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2極に着磁されたロータを設け、該ロータ
    の周囲に略90度毎離間して第1乃至第4の固定磁極部を
    順に配置し、該固定磁極部を夫々有して上記ロータの軸
    と直角な方向に延出して第1乃至第4の磁性部材を設
    け、第1の磁性部材を第3の磁性部材上に位置させて上
    記ロータの軸方向に階層構成とするとともに互いの端部
    を連結して第1相のステータを形成し、第2の磁性部材
    を第4の磁性部材上に位置させて上記ロータの軸方向に
    階層構成とするとともに互いの端部を連結して第2相の
    ステータを形成し、上記第1相及び第2相のステータの
    磁性部材の一方にそれぞれコイルを巻回するとともに上
    記ロータの回転位置を検出する第1、第2の回転位置検
    出手段を設け、これら第1、第2の回転位置検出手段に
    基づいて上記コイルを交互に通電制御することにより上
    記ロータを回転させることを特徴とするモータ駆動装
    置。
JP61063460A 1986-03-20 1986-03-20 モ−タ駆動装置 Expired - Lifetime JPH088765B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61063460A JPH088765B2 (ja) 1986-03-20 1986-03-20 モ−タ駆動装置
US07/027,173 US4806813A (en) 1986-03-20 1987-03-17 Motor

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JP61063460A JPH088765B2 (ja) 1986-03-20 1986-03-20 モ−タ駆動装置

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Publication Number Publication Date
JPS62221860A JPS62221860A (ja) 1987-09-29
JPH088765B2 true JPH088765B2 (ja) 1996-01-29

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0342132U (ja) * 1989-09-01 1991-04-22
JPH04222445A (ja) * 1990-12-25 1992-08-12 Kyocera Corp リング体の回転駆動装置
JP2004364490A (ja) * 2003-05-09 2004-12-24 Citizen Watch Co Ltd 被駆動機構を動作させるための小型駆動装置、及びそれを用いた光学レンズの駆動装置とその光学レンズユニット

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JPS62221860A (ja) 1987-09-29

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