JPH05284713A - 揺動ブラシレスアクチュエ−タ - Google Patents

揺動ブラシレスアクチュエ−タ

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JPH05284713A
JPH05284713A JP4103459A JP10345992A JPH05284713A JP H05284713 A JPH05284713 A JP H05284713A JP 4103459 A JP4103459 A JP 4103459A JP 10345992 A JP10345992 A JP 10345992A JP H05284713 A JPH05284713 A JP H05284713A
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JP
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pole
magnetic
magnet rotor
swing
oscillating
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Application number
JP4103459A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Noguchi
敏博 野口
Manabu Shiraki
白木  学
Osami Miyao
修美 宮尾
Masayuki Aisaka
政行 逢坂
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Shicoh Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Shicoh Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 別個にエンンコ−ダやポテンショメ−タ等の
回転角検出装置を用いる事無く、揺動ブラシレスアクチ
ュエ−タのマグネット回転子を磁気エンコ−ダとして利
用する。 【構成】 周方向に沿って磁束が弱くまたは強くなるよ
うに磁束の強さに変化を持たせたN極,S極の磁極を持
つマグネット回転子を揺動角検出センサで検出し,リニ
アリティのある出力電気信号波形部分を磁気エンコ−ダ
信号として利用することでマグネット回転子の揺動方
向,揺動角を切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、別個にエンコ−ダやポ
テンショメ−タ等の回転角検出装置を用いる事無く、単
相通電配置の揺動ブラシレスアクチュエ−タの揺動方
向,揺動角,位置決めなどを制御できる揺動ブラシレス
アクチュエ−タに関する。
【0002】
【従来技術】レ−ザ−ビ−ムプリンタ等に使用されてい
るポリゴンレ−ザ−スキャナモ−タは、回転精度等の点
で非常に精度が要求されるため、非常に高価なものとな
っている。
【0003】ここに、ス−パ−マ−ケット等のレジ等で
使用されているPOSなどのバ−コ−ド読み取り装置に
使用されているレ−ザ−スキャニング装置は、バ−コ−
ドを読み取るためのレ−ザ−光のスキャニングさえ行え
ば良いため、レ−ザ−ビ−ムプリンタ等のポリゴンレ−
ザ−スキャナモ−タのように高価なレ−ザ−スキャニン
グ装置を用いる必要はない。
【0004】このため、ス−パ−マ−ケット等のレジ等
で使用されているPOSなどに使用されているレ−ザ−
スキャニング装置は、安価につく機械的なミラ−揺動形
のガルバノメ−タ方式のものを採用していた。
【0005】
【従来技術の問題点】しかるに、このガルバノメ−タ方
式のレ−ザ−スキャニング装置は、ミラ−をある一定の
揺動角を揺動させるのに機械的な駆動部分が多く、応答
性が悪く、故障及び価格の点でも改良を要するものであ
った。
【0006】ここに、ポリゴンレ−ザ−スキャナモ−タ
のように精度の良いブラシレスモ−タを用いたのでは価
格的な面で不利を伴うため、パソコン等において採用さ
れている冷却ファンを構成する安価な単相ブラシレスモ
−タ方式を用いることが考えられる。
【0007】しかしながら、かかる単相ブラシレスモ−
タは、コギングトルクを利用して一方向にのみ自起動回
転できるようにしているために、滑らかな回転を行うこ
とができない。
【0008】ここに発明者は、安価に形成するために、
及びコギングトルクを利用しないようにして滑らかな揺
動(回動)が可能な単相通電構造の揺動ブラシレスアク
チュエ−タをレ−ザ−スキャニング装置に利用すること
を考えた。
【0009】しかしながら、単相通電構造の揺動ブラシ
レスアクチュエ−タでは、揺動方向及び揺動角を変える
必要が生ずるので、このために、高価なエンコ−ダやポ
テンショメ−タ等の揺動角検出装置を用いねばならない
欠点がある。
【0010】
【発明の課題】本発明は、別個に高価なエンコ−ダやポ
テンショメ−タ等の回転角検出装置を用いる事無く、単
相通電配置の揺動ブラシレスアクチュエ−タの揺動方
向,揺動角,位置決めなどを制御できる応答性が良好で
且つ安価に形成できるバ−コ−ド読み取り用に用いて最
適な揺動ブラシレスアクチュエ−タを得ることを課題に
なされたものである。
【0011】
【本発明の課題を達成するための手段】かかる本発明の
課題を達成するための手段は、隣接する磁極が異極とな
るようにそれぞれ周方向に沿って磁束が弱くまたは強く
なるように磁束の強さに変化を持たせたN極,S極の磁
極を1以上備えたマグネット回転子と、該回転子と相対
的揺動するように固定側に単相通電配置のステ−タ電機
子を備えて相対的揺動するようになし、上記マグネット
回転子の揺動角内において当該マグネット回転子のN極
とS極の磁極境界部または当該マグネット回転子のN極
とS極の磁極境界部を検出していると同じように構成さ
れたそれぞれ周方向に沿って磁束が弱くまたは強くなる
ように磁束の強さに変化を持たせたN極,S極の磁極を
1以上備えた揺動角検出センサ用マグネットのN極とS
極の磁極境界部を検出することができる位置に当該マグ
ネット回転子の上記N極,S極または揺動角検出センサ
用マグネットの上記N極,S極の磁束の強さに応じた電
気信号を出力する磁気センサを配設し、該磁気センサか
らの出力電気信号を基に上記ステ−タ電機子の通電を切
り換えて上記マグネット回転子の揺動方向,揺動角を切
り換えることを特徴とする揺動ブラシレスアクチュエ−
タを提供することでよって達成できる。
【0012】
【発明の第1実施例】図1乃至図12を参照して、本発
明の第1実施例としての単相通電構造のバ−コ−ド用に
適するレ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレスアクチュ
エ−タについて説明する。
【0013】図1は本発明の第一実施例としての単相通
電構造のバ−コ−ド用に適するレ−ザ−スキャニング用
揺動ブラシレスアクチュエ−タ1の縦断面図で、図2は
同レ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレスアクチュエ−
タ1のX−X’線縦断面図で、図3は同レ−ザ−スキャ
ニング用揺動ブラシレスアクチュエ−タ1のY−Y’線
縦断面図で、図4は同レ−ザ−スキャニング用揺動ブラ
シレスアクチュエ−タ1の底面図で、図5は同レ−ザ−
スキャニング用揺動ブラシレスアクチュエ−タ1による
レ−ザ−光のスキャニングの説明図で、図6は同レ−ザ
−スキャニング用揺動ブラシレスアクチュエ−タ1の主
要部の分解斜視図で、図7及び図8は上記ネット回転子
11とステ−タ電機子17との展開図で、図9(a)乃
至(c)は揺動子16の揺動角の規制方法の説明図、図
10(a)及び(b)は揺動角検出用磁気センサ20の
配設位置の説明図で、図11は揺動角検出用磁気センサ
20から得られる悪い例の出力電気信号31−1の波形
図で、図12は揺動角検出用磁気センサ20から得られ
る望ましい例の出力電気信号31−2の波形図で、図1
3は揺動角検出用磁気センサ20から本発明の出力電気
信号31−3の波形図で、図14は一例としての制御回
路図である。
【0014】この単相通電構造のバ−コ−ド用に適する
レ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレスアクチュエ−タ
1は、図1に示すように磁性体などの適宜な材質で形成
した円筒ハウジング2の上端開口部を、中心部に透孔3
を形成した円板状蓋体4で閉じ、その下端開口部を図4
に示すようなリ−ド線通し孔5を形成した円板状蓋体6
で閉じることでレ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレス
アクチュエ−タ本体7を形成する。
【0015】上記蓋体4の透孔3の内周部及び上記蓋体
6の上面中央部に軸受8,9を装着して、揺動ブラシレ
スアクチュエ−タ本体7の上端から上端部が突出した回
転軸10を中心部に有するマグネット回転子11を持つ
揺動子16を回動自在に装着する。
【0016】回転軸10は、図1,図5及び図6に示す
ように、上記揺動ブラシレスアクチュエ−タ本体7の上
端から突出した上端部分に、軸方向に延びたDカット部
12を形成し、該Dカット部12の軸方向と直交する面
をメッキや蒸着等の適宜な手段を用いて反射鏡面13を
形成する。
【0017】該反射鏡面13に図5に示すように半径外
側方向からレ−ザ−光源からのレ−ザ−光14が投射さ
れると、該反射鏡面13は、後記するように揺動させる
ための当該反射面13にて反射され上記回転軸10の外
周方向にレ−ザ−光14’を反射させてスキャニングす
る。
【0018】図2及び図6に示すように回転軸10の外
周には、磁性体リング15を介して2極のマグネット回
転子11が固設されて、適宜角揺動する揺動子16を形
成する。
【0019】この実施例では、マグネット回転子11
は、隣接するN極とS極の磁極がそれぞれ周方向におい
て機械角で180度の幅に着磁された2極のものを用い
ている。
【0020】尚、マグネット回転子11は、径方向2極
のものを用いるが、単に円筒状のマグネット回転子を形
成した場合には、マグネット回転子のN極とS極の境目
で磁束分布が急に変化しているため、後記する揺動角検
出用磁気センサ20で検出すると、該磁気センサ20の
電気出力波形31−1が図11に示すように台形波に近
いものとなって表れるので、エンコ−ダとして検出する
角度が小さくなりマグネット回転子11の揺動角が非常
に小さくなる欠点がある。
【0021】そこで、揺動角検出用磁気センサ20の電
気出力信号波形31−2が図12に示すようなSIN波
に近いものとなって表れるようにするためには、円筒状
のマグエネット回転子としてラジアル異方性のものか、
等方性のマグネットを用いればよい。
【0022】しかし、図12に示すようなSIN波に近
い電気出力信号波形31−2の場合でも、マグネット回
転子のN極とS極の磁極を等しい強度で着磁するため、
斜線で示すようなT幅の狭い範囲に渡ってしかリニアな
波形部分が得られない。
【0023】本発明では、図13に示すように揺動角検
出用磁気センサ20の電気出力信号波形31−3が電気
出力信号波形31−2よりも更にエンコ−ダとして利用
できる斜線で示すようなT’幅(T’>T)の広い範囲
に渡ってリニアな波形部分を得ることにより、エンコ−
ダとして利用できる揺動角を広くする必要がある。
【0024】そのために、マグネット回転子11は、隣
接する磁極が異極となるようにそれぞれ周方向に沿って
磁束が弱くまたは強くなるように磁束の強さに変化を持
たせたN極,S極の磁極を備えた2極のものに形成して
いる。
【0025】マグネット回転子11のN極,S極の磁極
を周方向に沿って磁束が弱くまたは強くなるように磁束
の強さに変化を持たせる方法として、この実施例では、
N極,S極の磁極それぞれを一方向の周方向に沿って磁
束が弱くまたは強くなるように徐々に厚みを薄く形成し
ている[図2参照]。逆にいうと、N極,S極の磁極そ
れぞれを他方向の周方向に沿って磁束が強くなるように
徐々に厚みを厚く形成している。
【0026】以上のようにマグネット回転子11を形成
した結果、上記した揺動角検出用磁気範ンサ20からの
SIN波に近い電気出力信号31−3の波形が得られる
ので、図13に示すように比較的リニアリティのある斜
線で示すT’(T’>T)幅の広い電気出力信号波形3
1−3が得らため、この電気出力信号波形31−3を利
用して、本発明の揺動ブラシレスモ−タ1の揺動角,揺
動方向の規制並びに位置制御が容易に行える。
【0027】もちろん、本発明の場合、マグネット回転
子11の揺動角が小さな場合、磁極の着磁の強さに変化
を持たせて斜線の部分が狭い図11,図12に示すよう
な電気出力信号波形31−1,31−2を得るようにし
てもよいことは言うまでもない。
【0028】尚、マグネット回転子11は、回転軸10
として磁性体のものを用いている場合には、上記磁性体
リング15を省略して接着剤を用いて直接、回転軸10
に接着することで、安価に揺動子16を形成できる。
【0029】また、回転軸10をプラスチックマグネッ
トにて形成すると共に、一体してマグネット回転子11
をもプラスチックマグネットで形成すれば、上記磁性体
リング15が不要になるばかりか、上記マグネット回転
子11の回転軸10への接着工程も不要になるので、揺
動子16を更に容易且つ安価に形成できて望ましい。
【0030】図1及び図2に示すように、上記マグネッ
ト回転子11と径方向の空隙を介して単相通電配置のコ
アレスステ−タ電機子17をハウジング2の内面に後記
する基板19(図7参照。図1及び図2では図面の都合
上、描いていない)を介して固着している。
【0031】コアレスステ−タ電機子17は、単相通電
構造の揺動ブラシレスアクチュエ−タ1を形成するため
に、図1及び図2,図6乃至図8に示すように、2個の
空心形の電機子コイル18を周方向に隣接して配置して
構成したもので、配線と絶縁のために、例えば0.1m
m厚のフレキシブルプリント基板などの基板19(図7
参照。図1及び図2では省略)の内面(一方の面)に電
機子コイル18を配設して形成している。
【0032】電機子コイル18は、軸方向の導体部18
aがトルク発生に寄与する部分で、周方向の導体部18
bはトルク発生に寄与しない部分となっている。
【0033】また2つの電機子コイル18は、単相通電
構造の揺動ブラシレスアクチュエ−タ1を形成するため
に、図6乃至図8に示すように、それぞれ導体部18a
の外側と導体部18aの外側間の幅が機械角で180度
以下になるように巻回した空心形のものを2個隣接配置
して、通電した際に2つの電機子コイル18によって所
定方向のトルクが発生するように単相通電構造に上記ス
テ−タ電機子17を構成している。
【0034】上記マグネット回転子11の揺動角内にお
いて当該マグネット回転子11のN極とS極の磁極境界
部を検出することができるように、一の電機子コイル1
8の枠内空洞部内の基板19位置に、図10の(a),
(b)に示すように直接、マグネット回転子11と径方
向の空隙を介して揺動角検出センサ20を対向配設し、
マグネット回転子11のN極,S極の磁束の強さに応じ
た電気信号波形31−3(または31−1,31−2で
もよい)を得、この電気信号波形31−3を基に上記ス
テ−タ電機子17の通電を切り換え行い、揺動子16の
揺動角,及び揺動方向検出,位置決め制御できるように
している。
【0035】尚、揺動角検出用磁気センサ20は、上記
マグネット回転子11の揺動角内において当該マグネッ
ト回転子11のN極とS極の磁極境界部を検出すること
ができる適宜な位置に配設すれば良く、上記のように電
機子コイル18の枠内空洞部位置の基板19位置に配設
しなければならないものではない。
【0036】例えば、後記する基板30の上に揺動各検
出用磁気センサ20を配設し、マグネット回転子11の
下端部に発生するN極,S極の漏洩磁束を検出するよう
に構成しても良い。
【0037】尚、揺動角検出用磁気センサ20は、マグ
ネット回転子11のN極,S極の磁束の強さに応じた電
気信号を出力するものであれば良く、ホ−ル素子,ホ−
ルIC,磁気抵抗素子など適宜なものを用いれば良く、
この実施例では安価且つ入手の容易なホ−ル素子を用い
ている。
【0038】この揺動ブラシレスアクチュエ−タ1を他
の目的のために、回転形の単相ブラシレスモ−タ構造に
形成したい場合には、磁気センサ20の位置を変えるだ
けで、極めて容易に行えることを説明する。
【0039】回転形の単相ブラシレスモ−タとする場合
には、磁気センサ20は電機子コイル18のトルク発生
に寄与する導体部18aと対向する位置または該位置と
同相位置に配設する必要がある。
【0040】従って、図2及び図7に示すように、単相
ブラシレスモ−タを構成する場合には、上記したような
位置、すなわち、揺動角検出用磁気センサ20から少し
周方向に位置がずれた図2の符号21で示す位置、図7
の符号22で示す点線囲い部の位置に単相ブラシレスモ
−タの位置検知用の磁気センサを配設するのみで単相ブ
ラシレスモ−タを容易に構成できる。
【0041】なお、自起動可能な単相ブラシレスモ−タ
の場合には、当然、死点位置を無くして自起動できるよ
うにするための適宜な手段、例えば、自起動用のコギン
グトルク発生手段を設ける必要があるが、この実施例の
揺動ブラシレスアクチュエ−タ1の場合、磁石の厚みを
変えているので、マグネット回転子11が自起動できる
位置に停止できるようにするのが極めて容易である。
【0042】いずれにしても、単相ブラシレスモ−タを
得る場合、揺動ブラシレスアクチュエ−タ1の構成要素
をほとんど変えることなく、単相ブラシレスモ−タを構
成できるので、部品の共通化を図ることができ、単相ブ
ラシレスモ−タのみならず、揺動ブラシレスアクチュエ
−タ1をも同時に量産する場合には、いずれのものも安
価に量産することが可能になる。
【0043】尚、図7において、基板19にはエッチン
グ等の手段により図示しない導電パタ−ンが適宜に形成
されている。
【0044】また図7において、符号23は電機子コイ
ル18の外側端子25をはんだ付けするためのはんだ付
け部を、符号24は電機子コイル18の内側端子26を
はんだ付けするためのはんだ付け部で、符号27は電機
子コイル18に通電するための駆動電源用リ−ド線と電
気的に接続するためのはんだ付け部、揺動角検出用磁気
センサ20の電源端子、及び出力端子と電気的に接続す
るためのはんだ付け部を示す。
【0045】これらのはんだ付け部27に電気的に接続
された図示しないリ−ド線は、図4に示すように蓋体6
に形成した透孔5を介して揺動ブラシレスアクチュエ−
タ本体7の外部に導き出される。
【0046】尚、図8において符号28で示すのは、制
御回路で、符号29−1,29−2は、それぞれ正側電
源端子,負側電源端子を示す。
【0047】図1において、揺動アクチュエ−タ本体7
内に上記制御回路28を内蔵するために、蓋体6の上面
に円環状プリント配線基板30を適宜な手段によって配
設し、該配線基板30に制御回路28を構成する図示し
ない電気部品をはんだ付けなどの手段を用いて塔載設置
しておく。
【0048】回転軸10の端部には、上記Dカット部1
2同様な形状に軸方向に延びて揺動角規制溝32を形成
している。蓋体6に形成した螺子孔48を介して下面方
向から螺子33を螺着して当該螺子33を規制溝32に
臨ますことで、該規制溝32のDカット面によって回転
軸10の揺動角を規制する。
【0049】上記した構造の揺動ブラシレスアクチュエ
−タ1の場合、揺動角の規制を行わない場合には、2極
のマグネット回転子11を用いていることから、約18
0度の揺動角に渡って、揺動子16が揺動できる。
【0050】しかし、図13の出力信号波形31の斜線
で示すT’の範囲の部分のように出力信号波形31−3
のリニアリティのある部分を揺動子16の揺動角制御の
ための信号として利用する必要があり、もしもその斜線
で示すT’の範囲から逸脱して揺動子16が揺動してし
まった場合には、出力信号波形31−3のリニアリティ
のある斜線で示すT’の範囲の部分を揺動子16の揺動
角制御用の信号として利用できなくなり、精度良好な揺
動ブラシレスアクチュエ−タ1を構成しえなくなる。そ
こで、上記したように揺動子16の揺動角規制手段を設
けている。
【0051】揺動子16の揺動角を90度(±45度)
に設定する場合の方法を、図9(a)乃至(c)を用い
て説明する。
【0052】図9に示すように、回転軸10の中心点3
4から同図(a)乃至(c)に示すようにDカット面を
少しずらして上記規制溝32を形成する。
【0053】同図(a)の場合は、揺動子16が±0度
の状態に停止している場合を示し、同図(b)の場合
は、同図(a)の状態から回転軸10が−方向に45度
揺動して、規制溝32のDカット面に螺子33と当接し
て揺動子16が−45度の状態に停止規制されている場
合を示し、同図(c)の場合は、同図(b)の状態から
回転軸10が+方向に90度揺動して、規制溝32のD
カット面に螺子33と当接して揺動子16が+45度の
状態に停止規制されている場合を示す。以上のようにし
て、揺動子16を±45度の揺動角内の揺動に規制でき
る。
【0054】図14は、制御回路28の一例を示す。
【0055】図14を参照して制御回路28について説
明すると、ホ−ル素子を用いた磁気センサ22の両電源
端子は、それぞれVCC,ア−ス側に接続し、出力端子を
増幅回路35に接続している。
【0056】増幅回路35の出力端子36には、図13
で示したような出力信号波形31−3が得られる。この
出力端子36は、抵抗37を介して電流帰還形駆動回路
38のオペアンプ39の非反転入力端子に接続してい
る。
【0057】符号40は、位相補償用CRで、抵抗41
と並列接続し、その一方の端子をオペアンプ39の非反
転入力端子に接続し、他方の端子を電機子コイル18の
他端と抵抗42との接続点に接続している。
【0058】オペアンプ39の出力端子は、トランジス
タ43のベ−スとトランジスタ44のベ−スとの接続点
に接続している。トランジスタ43のコレクタは、VCC
側に接続し、トランジスタ44のコレクタは、−VCC側
に接続し、トランジスタ43と44のエミッタ同士を電
機子コイル18の一端に接続している。
【0059】符号45は、分圧回路で、オペアンプ39
の反転入力端子に指令電圧を与えるようにしている。
【0060】このように形成した制御回路28によれ
ば、分圧回路45のVCCの最大指令電圧,−VCCの最小
指令電圧を決定することにより、出力信号波形31−3
の上端(図13において符号46で示す部分)及び下端
(図13において符号47で示す部分)を限定できる。
【0061】従って、分圧回路45によって与えた指令
電圧をオペアンプ39に入力することで、磁気センサ2
2の図13で示す出力信号波形31−3の斜線で示す部
分の任意の位置の位置信号をトランジスタ43または4
4に与えてステ−タ電機子17(電機子コイル18)を
通電制御することで、揺動子16を任意の位置に位置決
めできる。すなわち、揺動子16の揺動角,揺動方向の
決定,位置決め制御を行える。
【0062】
【発明の第2実施例】第1実施例の揺動ブラシレスモ−
タ1と共通する箇所の説明は、省略し、共通する部分で
異なる箇所においてはアルファベットの大文字を符して
図15を用いて説明すると、この第2実施例の揺動ブラ
シレスアクチュエ−タ1Aは、マグネット回転子11の
中心の回転軸10Aの上端部に傾斜面49を形成し、該
傾斜面49を反射鏡面50に形成し、該反射鏡面50に
投射されたレ−ザ−光14を上記反射鏡面50で反射さ
れたレ−ザ−光14’を上記回転軸10Aの外周方向に
スキャニングするように構成している。
【0063】尚、回転軸10Aとしてアルミニウム,ア
ルミ合金で形成した場合には、上記傾斜面49を研磨す
ることで、そのまま反射鏡面50に構成できるが、上記
傾斜面49にメッキや蒸着等の手段を施して反射鏡面5
0を構成しても良い。
【0064】
【発明の第3実施例】
【0065】この第3実施例の揺動ブラシレスアクチュ
エ−タ1Bも第1実施例の揺動ブラシレスモ−タ1と共
通する箇所の説明を省略し、共通する部分で異なる箇所
においてはアルファベットの大文字を符して説明する。
【0066】図16及び図17を参照して、この第3実
施例の揺動ブラシレスアクチュエ−タ1Bは、マグネッ
ト回転子11の中心の回転軸10Bの一端部に軸方向に
延びた板状反射ミラ−挿入溝52を形成し、該ミラ−挿
入溝52と上記回転軸10Bの外周と連通する透孔53
を形成し、上記ミラ−挿入溝52に上記透孔53面側に
反射面54を向けて板状反射ミラ−51を挿入して上記
回転軸10Bの外周方向に反射面54にて反射されたレ
−ザ−光14’をスキャニングするように構成してい
る。
【0067】回転軸10Bの上端部中心には、螺子孔5
5が形成してあり、上記ミラ−挿入溝52に板状反射ミ
ラ−51を挿入した後、中心部に透孔56を有する蓋体
57を回転軸10Bの上端に装着して透孔56,螺子孔
55に螺子58を螺着して板状反射ミラ−51の抜け止
めを行っている。
【0068】
【発明の第4実施例】
【0069】この第3実施例の揺動ブラシレスアクチュ
エ−タ1Cも第1実施例の揺動ブラシレスモ−タ1と共
通する箇所の説明を省略し、共通する部分で異なる箇所
においてはアルファベットの大文字を符して説明する。
【0070】図18を参照して、この第4実施例の揺動
ブラシレスアクチュエ−タ1Cは、マグネット回転子1
1の中心の回転軸として中空回転軸10Cを用い、該中
空回転軸10Cの上端に該上端面に反射鏡面59を向け
て板状反射ミラ−60を傾設し、上記中空回転軸10C
の下端からレ−ザ−光14を入れ、その中空内部61を
通して上記板状反射ミラ−60の反射鏡面59で反射し
たレ−ザ−光14’を上記回転軸10Cの外周方向にス
キャニングするように構成している。
【0071】尚、このような中空回転軸10Cを用いた
場合、中空回転軸10Cの下端からレ−ザ−光14を入
れ、その中空内部61を通し、上記板状反射ミラ−60
の反射鏡面59で反射させる必要があるので、揺動ブラ
シレスアクチュエ−タ1Cの中空回転軸10Cの下端を
開放した構造にしておく必要がある為、蓋体6Cの中心
部に透孔62を形成している。
【0072】尚、この揺動ブラシレスアクチュエ−タ1
Cでは、揺動子16の揺動角規制手段としては、中空回
転軸10Cの下端部外周に揺動子16の揺動角を規制す
る角度だけ周方向に切り欠いた揺動角規制切欠63(図
19参照)を形成し、該切欠63に周方向から螺子64
の端部を臨ませるようにしている。
【0073】螺子64は、図19に示すように、螺子6
5にて蓋体6Cの上面に固定したL字形部材66の側面
に取り付けている。
【0074】
【発明の第5実施例】図20は、この実施例に用いたマ
グネット回転子11Aの斜視図を示し、図21は、同マ
グネット回転子11Aの展開図を示す。
【0075】この実施例のマグネット回転子11Aは、
隣接する磁極が異極となるようにそれぞれ周方向に沿っ
て磁束が弱くまたは強くなるように磁束の強さに変化を
持たせて着磁したN極,S極の磁極を備えた2極のもの
に形成している。
【0076】すなわち、マグネット回転子11AのN極
は、磁極境界部69に至るに従って徐々に着磁の強さが
弱くなるように形成し、反対にS極は、磁極境界部70
に至るに従って徐々に着磁の強さが強くなるように形成
している。
【0077】上記のようにマグネット回転子11AのN
極,S極の磁極を周方向に沿って磁束が弱くまたは強く
なるように着磁しているので、上記した揺動角検出用磁
気範ンサ20からのSIN波に近い電気出力信号31−
3の波形が得られ、図13に示すように比較的リニアリ
ティのある斜線で示すT’幅の広い電気出力信号波形3
1−3が得られるため、この電気出力信号波形31−3
を利用して、本発明の揺動ブラシレスモ−タの揺動角,
揺動方向の規制並びに位置制御が容易に行える。
【0078】もちろん、本発明の場合、マグネット回転
子11Aの揺動角が小さな場合、磁極の着磁の強さに変
化を持たせて斜線の部分が狭い図11,図12に示すよ
うな電気出力信号波形31−1,31−2を得るように
上記マグネット回転子11AのN極,S極の磁極を着磁
しておいてもよいことは言うまでもない。
【0079】この実施例の揺動ブラシレスアクチュエ−
タの場合、単相ブラシレスモ−タを構成しようとする場
合には、上記第1実施例で示した揺動ブラシレスアクチ
ュエ−タ1同様に、N極,S極の磁極が周方向に沿って
徐々に弱くまたは強くなるように着磁しているため、マ
グネット回転子が自起動できる位置に停止できるのが極
めて容易である。
【0080】
【発明の第6実施例】図22は、この実施例に用いたマ
グネット回転子11Bの斜視図を示し、図23は、同マ
グネット回転子11Bの展開図を示す。
【0081】この実施例のマグネット回転子11Bは、
隣接する磁極が異極となるようにそれぞれ周方向に沿っ
て磁束が弱くまたは強くなるように磁束の強さに変化を
持たせるために、N極,S極の磁極の面積,体積に変化
を持たせた2極のものに形成している。
【0082】マグネット回転子11Bは、このN極,S
極の磁極を周方向に沿って磁束が弱くまたは強くなるよ
うに形成するため、すなわち、上記した揺動角検出用磁
気範ンサ20からのSIN波に近い電気出力信号31−
3の波形が得られるように、図22,図23に示すよう
に、上記したマグネット回転子11のN極,S極の磁極
に切欠68を形成している。
【0083】この実施例では、上記切欠68は、マグネ
ット回転子11Bの一方のN極とS極の磁極境界部69
Aに至るに従って、その面積を多くなるように形成し、
マグネット回転子11Bの他方のN極とS極の磁極境界
部70Aに至るに従って、その面積が多くなるように形
成している。
【0084】このように形成したマグネット回転子11
Bによると、上記した揺動角検出用磁気範ンサ20から
のSIN波に近い電気出力信号31−3の波形が得られ
るので、図13に示すように比較的リニアリティのある
斜線で示すT’幅の広い電気出力信号波形31−3が得
られるので、この電気出力信号波形31−3を利用し
て、本発明の揺動ブラシレスモ−タの揺動角,揺動方向
の規制並びに位置制御が容易に行える。
【0085】もちろん、本発明の場合、マグネット回転
子11Bの揺動角が小さな場合、磁極の着磁の強さに変
化を持たせて斜線の部分が狭い図11,図12に示すよ
うな電気出力信号波形31−1,31−2を得るように
上記マグネット回転子11BのN極,S極の磁極を着磁
しておいてもよいことは言うまでもない。
【0086】この実施例の揺動ブラシレスアクチュエ−
タの場合、単相ブラシレスモ−タを構成しようとする場
合には、上記第1実施例で示した揺動ブラシレスアクチ
ュエ−タ1同様に、N極,S極の磁極が周方向に沿って
徐々に弱くまたは強くなるように着磁しているため、マ
グネット回転子が自起動できる位置に停止させるのが極
めて容易になる利点がある。
【0087】
【発明の第7実施例】図24は、この実施例に用いたマ
グネット回転子11Bの斜視図を示し、図25は、同マ
グネット回転子11Bの展開図を示す。
【0088】この実施例のマグネット回転子11Bは、
マグネット回転子11A同様に隣接する磁極が異極とな
るようにそれぞれ周方向に沿って磁束が弱くまたは強く
なるように磁束の強さに変化を持たせるために、マグネ
ット回転子11Aの切欠68部を無(0)磁極部71に
形成している。このマグネット回転子11Bによって
も、マグネット回転子11B同様の効果を得ることがで
きる。69B,70Bは,上記69A,70Aに対応す
る磁極境界部を示す。
【0089】
【発明の第8実施例】上記した揺動ブラシレスアクチュ
エ−タ1,1A,1B,1C等では、マグネット回転子
11,11A,11Bと径方向の空隙を介して対向する
ステ−タ電機子17に磁気センサ20を配設してマグネ
ット回転子11,11A,11BのN極,S極の磁極を
周面にて検出するようにしているが、かかる位置に磁気
センサ20を配設するのがやっかいになる。
【0090】そこで、図26及び図27を参照して,こ
の本発明の第8実施例の揺動ブラシレスアクチュエ−タ
1Dは、マグネット回転子11,11A,11BのN
極,S極の磁極を検出するための、磁気センサ20を基
板30に配設して構成を簡略化している。
【0091】この場合、上記したようにマグネット回転
子11,11A,11Bの漏洩磁束を磁気センサ20で
検出してもよいが、磁気センサ20からの精度良い出力
信号波形31−3を得る為には、漏洩磁束を検出する方
式でないほうが良い。
【0092】そこで、この揺動ブラシレスアクチュエ−
タ1Dでは、図26及び図27に示すように上記マグネ
ット回転子11,11A,11B,11CのようにN極
とS極同様に隣接する磁極が異極となるようにそれぞれ
周方向に沿って磁束が弱くまたは強くなるように磁束の
強さに変化を持たせて形成するのではなく、N極とS極
の磁極はそれぞれ着磁に変化を持たせない等しい着磁の
強さを持つ通常の2極のマグネット回転子11Dを用い
る。
【0093】そのマグネット回転子11Dの下部に銅や
アルミニウム等の非磁性体板等を介して、接着などの手
段により上記マグネット回転子11A同様に、隣接する
磁極が異極となるようにそれぞれ周方向に沿って磁束が
弱くまたは強くなるように厚手(軸)方向の磁束の強さ
に変化を持たせたN極,S極の磁極を備えた2極の円環
状の揺動角検出センサ用マグネット67を設けている。
【0094】マグネット回転子11DのN極,S極の磁
極を周方向に沿って磁束が弱くまたは強くなるように磁
束の強さに変化を持たせる方法として、上記マグネット
回転子11,11B同様なN極,S極の磁極それぞれを
一方向の周方向に沿って磁束が弱くまたは強くなるよう
に形成しても良い。
【0095】以上のようにマグネット回転子11Dは、
いじらずに揺動角検出センサ用マグネット67を形成し
た結果、該揺動角検出センサ用マグネット67と対向す
る基板30位置に磁気センサ20を配設する。
【0096】上記揺動角検出センサ用マグネット67を
揺動角検出用磁気センサ20で検出することにより、上
記した磁気センサ20からSIN波に近い電気出力信号
31−3の波形が得られるので、図13に示すように比
較的リニアリティのある斜線で示すT’(T’>T)幅
の広い電気出力信号波形31−3が得られるので、この
電気出力信号波形31−3を利用して、この出力電気信
号を基に上記ステ−タ電機子17の通電を切り換えて上
記揺動子16の揺動方向,揺動角の切り換え,位置制御
を行えるようにしている。
【0097】
【その他の実施例】上記実施例では、電機子コイル18
を2個用いた例を示したが、仕様によっては1個でも良
く、また2極のマグネット回転子11,11A,11
B,11C,揺動角検出センサ用マグネット67を用い
たが、2極のものに限らず、2P(Pは1以上の整数)
極に形成したものであれば良く、電機子コイル18の数
も単相通電構造に形成できさえすれば、1個以上の適宜
個数個用いても良い。
【0098】また上記実施例の揺動ブラシレスアクチュ
エ−タは、径方向空隙型構造に構成した例を示したが、
軸方向空隙型構造に構成しても良く、更にはコアレス
(無鉄心)構造の揺動ブラシレスアクチュエ−タに係わ
らず、本発明はコア有り(有鉄心)構造の揺動ブラシレ
スアクチュエ−タとしてもよいことは言うまでもない。
【0099】
【作用】本発明の揺動ブラシレスモ−タ1,1A,1
B,1C,1Dなどによると、無通電時に電機子コイル
18に通電すれば所定方向のトルクが発生するので、揺
動子16が所定方向に揺動する構造になっている。
【0100】磁気センサ20は、マグネット回転子11
またはセンサ用マグネット67のN極,S極,N極とS
極の境界部を検出しているので、制御回路28の出力端
子36に図13で示したような出力信号波形31−3が
得られる。
【0101】分圧回路45で、オペアンプ39の反転入
力端子に指令電圧を与えることで、出力信号波形31の
上端(図13において符号46で示す部分)及び下端
(図13において符号47で示す部分)を限定できる
他、その中間の位置検出が行える。
【0102】分圧回路45によって与えた指令電圧をオ
ペアンプ39に入力することで、磁気センサ20の図1
3で示す出力信号波形31の斜線で示す部分の任意の位
置の位置信号をトランジスタ43または44に与えてス
テ−タ電機子17(電機子コイル18)を通電制御する
ことで、揺動子16を任意の位置に位置決めできる。
【0103】すなわち、揺動子16の揺動角,揺動方向
の決定,位置決め制御を行える。揺動子16の揺動によ
り、反射鏡面13,50,59,反射面54にて反射さ
れたレ−ザ−光14’がスキャニングされる。
【0104】
【発明の効果】本発明の揺動ブラシレスアクチュエ−タ
は、別個に高価なエンコ−ダやポテンショメ−タ等の回
転角検出装置を用いる事無く、単相通電配置の揺動ブラ
シレスアクチュエ−タの揺動方向,揺動角,位置決めな
どを制御でき、応答性が良好で且つ安価に形成できるバ
−コ−ド読み取り用に最適なレ−ザ−スキャニング用揺
動ブラシレスアクチュエ−タを容易に構成できる。しか
もN極,S極の磁極の着磁極の強さに変化を持たせてい
るので,揺動角の範囲を広く取れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例としての単相通電構造の
バ−コ−ド用に適するレ−ザ−スキャニング用揺動ブラ
シレスアクチュエ−タの縦断面図である。
【図2】 同レ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレスア
クチュエ−タ1のX−X’線縦断面図である。
【図3】 同レ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレスア
クチュエ−タ1のY−Y’線縦断面図である。
【図4】 同レ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレスア
クチュエ−タ1の底面図である。
【図5】 同レ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレスア
クチュエ−タ1によるレ−ザ−光のスキャニングの説明
図である。
【図6】 同レ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレスア
クチュエ−タ1の主要部の分解斜視図である。
【図7及び図8】 上記マグネット回転子とステ−タ電
機子との展開図である。
【図9】 揺動子の揺動角の規制方法の説明図である。
【図10】 揺動角検出用磁気センサの配設位置の説明
図である。
【図11及び図12】 改良される前の揺動角検出用磁
気センサの出力電気信号波形図である。
【図13】 本発明の場合の揺動角検出用磁気センサの
出力電気信号波形図である。
【図14】 制御回路図である。
【図15】 本発明第2実施例を示す単相通電構造のバ
−コ−ド用に適するレ−ザ−スキャニング用揺動ブラシ
レスアクチュエ−タの縦断面図である。
【図16】 本発明第3実施例を示す単相通電構造のバ
−コ−ド用に適するレ−ザ−スキャニング用揺動ブラシ
レスアクチュエ−タの縦断面図である。
【図17】 同揺動ブラシレスアクチュエ−タの部分分
解斜視図である。
【図18】 本発明第4実施例を示す単相通電構造のバ
−コ−ド用に適するレ−ザ−スキャニング用揺動ブラシ
レスアクチュエ−タの縦断面図である。
【図19】 同揺動ブラシレスアクチュエ−タの部分説
明図である。
【図20】 本発明の第5実施例に用いるマグネット回
転子の斜視図である。
【図21】 同マグネット回転子の展開図である。
【図22】 本発明の第6実施例に用いるマグネット回
転子の斜視図である。
【図23】 同マグネット回転子の展開図である。
【図24】 本発明の第7実施例に用いるマグネット回
転子の斜視図である。
【図25】 同マグネット回転子の展開図である。
【図26】 本発明第8実施例を示す単相通電構造のバ
−コ−ド用に適するレ−ザ−スキャニング用揺動ブラシ
レスアクチュエ−タの縦断面図である。
【図27】 同揺動ブラシレスアクチュエ−タの部分分
解斜視図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D 単相通電構造のバ−コ−
ド用に適するレ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレスア
クチュエ−タ 2 円筒ハウジング 3 透孔 4 円板状蓋体 5 リ−ド線通し孔 6 円板状蓋体 7 レ−ザ−スキャニング用揺動ブラシレスアクチュエ
−タ本体 8,9 軸受 10,10A,10B,10C,10D 回転軸 11,11A,11B マグネット回転子 12 Dカット部 13 反射鏡面 14,14’ レ−ザ−光 15 磁性体リング 16 揺動子 17 単相通電配置のコアレスステ−タ電機子 18 電機子コイル 18a トルク発生に寄与する導体部 18b トルク発生に寄与しない導体部 19 基板 20 揺動角検出用磁気センサ 28 制御回路 30 プリント配線基板 31 電気出力信号波形 32 揺動角規制溝 33 螺子 34 中心点 35 増幅回路 36 出力端子 38 電流帰還形駆動回路 40 位相補償用CR 45 分圧回路 48 螺子孔 49 傾斜面 50 反射鏡面 51 板状反射ミラ− 52 ミラ−挿入溝 53 透孔 54 反射面 55 螺子孔 56 透孔 57 蓋体 58 螺子 59 反射鏡面 60 板状反射ミラ− 61 中空内部 62 透孔 63 揺動角規制切欠 64,65 螺子 66 L字形部材 67 揺動角検出センサ用マグネット 68 切欠 69,69A,69B 磁極境界部 70,70A,70B 磁極境界部 71 無磁極部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/04 104 Z 7251−5C (72)発明者 宮尾 修美 神奈川県大和市中央林間4丁目9番4号 株式会社シコ−技研内 (72)発明者 逢坂 政行 神奈川県大和市中央林間4丁目9番4号 株式会社シコ−技研内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する磁極が異極となるようにそれぞ
    れ周方向に沿って磁束が弱くまたは強くなるように磁束
    の強さに変化を持たせたN極,S極の磁極を1以上備え
    たマグネット回転子と、該回転子と相対的揺動するよう
    に固定側に単相通電配置のステ−タ電機子を備えて相対
    的揺動するようになし、上記マグネット回転子の揺動角
    内において当該マグネット回転子のN極とS極の磁極境
    界部または当該マグネット回転子のN極とS極の磁極境
    界部を検出していると同じように構成されたそれぞれ周
    方向に沿って磁束が弱くまた強くなるように磁束の強さ
    に変化を持たせたN極,S極の磁極を1以上備えた揺動
    角検出センサ用マグネットのN極とS極の磁極境界部を
    検出することができる位置に当該マグネット回転子の上
    記N極,S極または揺動角検出センサ用マグネットの上
    記N極,S極の磁束の強さに応じた電気信号を出力する
    磁気センサを配設し、該磁気センサからの出力電気信号
    を基に上記ステ−タ電機子の通電を切り換えて上記マグ
    ネット回転子の揺動方向,揺動角を切り換えることを特
    徴とする揺動ブラシレスアクチュエ−タ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013510549A (ja) * 2009-11-04 2013-03-21 バトウ,ジヤマル 回転式単相電磁アクチュエーター

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013510549A (ja) * 2009-11-04 2013-03-21 バトウ,ジヤマル 回転式単相電磁アクチュエーター
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