JPS6122553B2 - - Google Patents

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JPS6122553B2
JPS6122553B2 JP7268977A JP7268977A JPS6122553B2 JP S6122553 B2 JPS6122553 B2 JP S6122553B2 JP 7268977 A JP7268977 A JP 7268977A JP 7268977 A JP7268977 A JP 7268977A JP S6122553 B2 JPS6122553 B2 JP S6122553B2
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JP
Japan
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phase
coil
coils
torque
magnetic flux
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JP7268977A
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JPS547108A (en
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Mitsuo Uzuka
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Priority to CA300,375A priority patent/CA1110687A/en
Priority to GB13530/78A priority patent/GB1604121A/en
Priority to GB40371/80A priority patent/GB1604122A/en
Priority to US05/894,487 priority patent/US4217508A/en
Priority to DE19782815217 priority patent/DE2815217A1/de
Priority to FR7810574A priority patent/FR2386928A1/fr
Priority to NLAANVRAGE7803766,A priority patent/NL190300C/xx
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【発明の詳細な説明】 本発明は、少くとも2つの第1及び第2の相の
コイルを具備し、これらのコイルに順次切換え通
電することにより回転駆動を行うようにした直流
モータに関し、特にブラシレス直流モータに適用
して最適なものである。
従来、ブラシレス直流モータの通電方式として
は、3相1相通電、2相両方向通電、4相2相通
電が一般的である。第1A図は従来の3相1相通
電方式の3相2極ブラシレス直流モータのロータ
ー1と固定子の3相コイルL1,L2,L3との相対
的な位置関係を示す説明図である。また第1B図
は各コイルL1,L2,L3の通電の切換え状態を示
す波形図である。また第1C図は各コイルの通電
の切換えによつてローター1に生ずるトルクを表
わすグラフである。なお第1A図では、説明を簡
単にするために、永久磁石のローター1が固定さ
れていて、コイルL1,L2,L3がローター1に対
して相対的に移動するものとする。またローター
1及びコイルL1,L2,L3は夫々直線状に展開し
て示されている。
第1A図において、ローター1のNS交互の永
久磁石によつて、正弦波状の磁界が形成されてい
る。各コイルL1,L2,L3は夫々ほぼ電気角180゜
(即ち、NまたはSの永久磁石の1個分の巾)に
わたつて巻装されている。そしてこれらのコイル
L1,L2,L3は夫々電気角120゜の位相差でもつて
配置される。
今、コイルL1の前端からθの位置にあると
き(時点t1)、第1B図に示すようにこのコイル
L1に通電が開始される。なおコイルL1の前端と
は、例えばコイルL1に第1A図の方向に電流を
流したときに、N極(またはS極)の磁束によつ
てモータのローターに正方向のトルクが生ずるコ
イルの往路部分(または復路部分)のことであ
る。そしてコイルL1が電気角でほぼ120゜回転し
てθの位置(時点t2)に達するまで通電が行な
われる。従つて、第1C図に示すように、t1から
t2までの間にコイルL1の電流とローター1の磁速
によつてトルクが発生する。
コイルL1の前端がθの位置(時点t2)に達す
ると、第1B図に示すように、このコイルL1
通電が断たれる。このときコイルL2の前端はθ
の位置に達していて、この時点t2からコイルL2
の通電が開始される。そしてコイルL2が電気角
で120゜回転してその前端がθ位置(時点t3)に
達するまで、このコイルL2に通電が行なわれ
る。この結果、コイルL2の電流とローター1の
磁界とによつて、第1C図に示すように、t2から
t3までの間にトルクが発生する。そしてコイルL3
についても同様に、時点t3からt4まで通電が行な
われ、この間にトルクが発生する。
このようにして時点t1からt4の間に各コイル
L1,L2,L3が電気角360゜回転し、この間に電気
角で120゜ずつ各コイルの通電が切換えられて第
1C図に示す正トルクが発生する。なお各コイル
L1,L2,L3の夫々の後端には、夫々の通電期間
においてS極の磁束が鎖交していて、この後端部
分を流れるコイルの復路部分(または往復部分)
の電流によつてコイルの前端の回転トルクと同方
向のトルクが発生する。
このように3相1相通電のブラシレスモータの
場合、電気角360゜の区間内で3回の電流切換え
を行なう必要がある。このためローター1の回転
角度を検出する位置検出素子が3個必要となる。
即ち、第1A図に示すように、各コイルL1
L2,L3の前端が夫々θからθまでの区間を
通電するタイミングを検出する位置検出素子が3
個必要となる。この場合、3個の位置検出素子の
夫々は、電流切換えをする3相のコイルとの関連
において互いに相対的位置関係を有しているの
で、組立て時にこれらの位置検出素子のピツチの
調整をしなければならず、このため組立て工数が
増大することになる。またこれらの位置検出素子
を予め位置調整して1つのパツケージに納めてモ
ジユール化したものも考えられるが、この場合、
1つのモジユールはローターの直径が同一の一種
類のブラシレスモータにしか使用できない欠点が
ある。
また電流切換えのための3相分のスイツチ回路
(スイツチングトランジスタ)が3回路必要とな
る。また詳細には説明しないが、4相2相通電の
場合には、2個の位置検出素子を必要とし、また
電気角360゜の区間で4回の電流切換えを行なう
必要があり、このため4個のスイツチ回路が必要
となる。また2相両方向通電の場合には、2個の
位置検出素子を必要とし、また電気角360゜の区
間で4回の電流切換えを必要とする。そしてこの
場合、正負の両方向に通電するため8個のスイツ
チ回路を必要とする。
更にまた、電気角360゜の区間で2回の電流切
換えをする従来の2相1相通電方式のブラシレス
モータについて考察すると、この場合も、第2A
図に示すように、第1A図と同様な正弦波状の磁
界がローター1によつて形成される。またコイル
L1およびL2は夫々の電気角で180゜の巻巾で巻装
される。またこのコイルL1とL2とは夫々電気角
180゜の位相差でもつて配置される。
そしてコイルL1の前端がθの位置にあると
き(時点t1)、第2B図に示すように、このコイ
ルL1に通電が開始される。そしてコイルL1が電
気角でほぼ180゜回転してその前端がθの位置
(時点t2)に達すると、この通電が断たれる。次に
この時点t2において、その前端がθの位置に達
しているコイルL2に通電が行なわれる。そして
コイルL2が電気角で180゜回転してその前端がθ
の位置(時点t3)に達するまで通電が行なわれ
る。そして以下同様にコイルL1とL2とが交互に
電気角180゜ごとに切換えて通電される。
この場合、コイルL2を通電するためのスイツ
チ信号は、コイルL1を通電するスイツチ信号の
反転信号から形成し得るので、回転位置検出素子
は1個あればよい。また電流切換えのためのスイ
ツチ回路は2回路あればよい。
しかしこの場合には、第2C図に示すようなト
ルクが発生する。この第2C図から明らかなよう
に、この場合、電気角0゜及び180゜の位置で
は、コイルL1,L2に電流を流してもこの位置で
の磁界がほぼ零であるので、トルクが発生しな
い。従つてこれらの位置でローター1が停止した
場合、モータが起動されないことになる。またこ
れらの電気角0゜及び180゜の付近でローター1
が停止した場合でも、モータに負荷があればモー
タが起動されない。従つて、従来は何らかの起動
トルク発生手段を設けない限り、このようなブラ
シレスモータは成立し得ないということが一般的
な常識であつた。また仮に起動トルク発生手段を
設けても、第2C図に示すように、トルクリツプ
ルが相当に大きいものになると考えられていた。
本発明者は以下のように構成することによつ
て、上述のような強固な既成概念を打破すること
に成功した。
即ち、本発明は、少くとも2つの第1及び第2
の相のコイルと少なくとも2極の第1及び第2の
磁束発生手段とを具備し、これらのコイルに順次
切換え通電することにより回転駆動を行うように
した直流モータにおいて、上記第1及び第2の相
の夫々のコイルのトルク発生に関与する往路部分
の中心と復路部分の中心との成す角度が電気角で
180゜以外の角度となるように構成し、上記第1
と第2のコイルと鎖交する磁束の密度を歪ませる
磁束歪手段を上記第1及び第2の磁束発生手段の
N極とS極との反転領域の一方に設け、これによ
つて、上記夫々のコイルの往路部分と復路部分と
を流れる電流によつて発生する所定の方向の合成
回転トルクが電気角で180゜以上となるように構
成し、上記回転トルクが180゜以上となる領域内
の所定部分において上記夫々のコイルへの通電が
行われるように、各相のコイルの通電を順次切換
える電流切換え手段を設けたものである。
このように構成することによつて、電気角で
360゜にわたつて回転トルクが零となる部分、即
ち回転子の死点がなく、このために、例えば2相
1相通電を行う場合でも、特別な起動トルク発生
手段を設ける必要がないようにしている。
なお上述の記載において往路部分及び復路部分
の中心とは、各往路部分及び復路部分を成す複数
の導体の幾何的平均位置のことである。
以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
第3図は本発明をアウターローター型で2相1
相通電方式の2相2極のブラシレス直流モータに
適用した第1の実施例を示す軸方向の縦断面図で
ある。また第4図は第3図の−線断面図であ
る。
第3図に示すように、ほぼ三角形の側板2の一
側面には、円筒状部分を有する軸支持体3が固定
されている。この側板2の中央部には軸受4が嵌
装され、また軸支持体3の先端部には軸受5が嵌
装されている。そしてこれらの軸受4,5には、
モータ回転軸6が挿通されている。
このモータ回転軸6の一端は、第3図に示すよ
うに、側板2から外方に突出していて、例えば
VTRのヘツドドラムの駆動に用いられる。この
回転軸6の他端には、回転子ヨークを構成するカ
ツプ状のローター1がビス留めされている。この
ローター1の内側面には、第4図に示すように、
夫々円弧状の一対の主極(S極)及び補極(N
極)の永久磁石7a,7bと、一対の主軸(N
極)及び補極(S極)の永久磁石8a,8bとが
夫々取り付けられている。主極の永久磁石7a,
8aは、夫々モータ軸心に対して位置角で例えば
ほぼ140゜にわたつている。なお位置角とは、モ
ータ軸に対する回転子または固定子上の2点の幾
何学的角度であつて、位置角にモータの極対数を
乗じたものが電気角となる。但し以下の説明で
は、補極の永久磁石7b,8bのモータの極対数
には含めないで電気角の計算をしている。また補
極の永久磁石7b,8bは、夫々位置角で例えば
ほぼ40゜にわたつている。そして主極と補極の永
久磁石7aと7bとが対となつて180゜の電気角
を構成し、また主極と補極の永久磁石8aと8b
とが対となつて180゜の電気角が構成されてい
る。
なお夫々の永久磁石7a,7b,8a,8bは
それらの内側面が第4図に示す磁極となるように
夫々厚さ方向に着磁されている。またこれらの永
久磁石のモータの軸方向の端面には、第4図の点
線で示すように、ローター1の回転位相を検出す
るためのリング状の永久磁石18が固着されてい
る。この永久磁石18は、そのN極及びS極が位
置角で180゜ずつ対称となるように、モータの軸
方向、即ち磁石の厚み方向に着磁されている。
軸支持体3の外周囲には、円筒状の固定子鉄心
9が固定されている。そしてこの固定子鉄心9の
表面には、A相とB相の固定子コイル10,11
が、第4図に示すように180゜の位相差でもつて
ほぼ対称に配置されている。このコイル10は、
往路10aと復路10bとの間の開き角度(巻線
ピツチ)がほぼ120゜となるように巻回されてお
り、またコイル11も、その往路11aと復路1
1bとの間の開き角度がほぼ120゜となるように
巻回されている。そしてこれらのコイル10,1
1の外周面は、上記永久磁石7a,7b,8a,
8bの内周面と半径方向に最小許容空隙を残して
対向している。
軸支持体3の側板2側の端部はリング状に構成
されて側板2に固定されている。そしてこのリン
グ状部分の近傍において側板2には、中央開口を
有する回路基板12が、合成樹脂製のリング状の
取付部材13を介して固定されている。この回路
基板12には、固定子コイル10,11を励磁す
るための駆動回路を構成する回路素子14が取付
けられている。そしてコイル10,11のリード
線(図示せず)がこの駆動回路に接続されてい
る。また永久磁石18の回転軌跡と対向する回路
基板12の所定の部分には、ローター1の回転位
相を検出するホール素子等の位置検出素子15が
取付けられている。そしてこの位置検出素子15
から得られる検出信号によつてコイル10,11
に流す励磁電流が順次切換えられる。
次に第3図及び第4図に示すブラシレス直流モ
ータの動作を第5A図〜第5E図に基いて説明す
る。なお第5A図は第4図及び第3図に示すブラ
シレスモータの動作原理を説明するための第4図
の簡略図、第5B図は各コイル10,11と鎖交
する磁束の磁束密度(磁界)のグラフ、第5C図
はA相のコイル10によつて生ずる合成トルクを
説明するためのグラフ、第5D図は各コイルの通
電の切換えによつてローターに生ずるトルクを表
わすグラフ、第5E図はA相及びB相の電流切換
えを示す波形図である。
第5A図においては、第4図に示すA相及びB
相のコイル10,11の往路10a,11a及び
復路10b,11bの平均的な中央部分の一本の
みが示さている。またローター1とコイル10,
11との位置関係については、コイル10の往路
10aが主極の永久磁石7aと8aとの境界面の
位置にある状態が示されている。各磁石7a,7
b,8a,8bによる磁束は、第5A図の点線で
示すように、N極磁石から固定子鉄心9を通電
し、S極磁石に入り、ローター1のコアを通つて
N極磁石に戻る。この場合、コイル10の往路1
0aの位置θを起点(0゜)として、永久磁石
7a,7b,8a,8bと固定子鉄心9との間の
空隙の磁束密度Bgを示すと、第5B図のように
なる。但し、第5B図においては、トルク発生に
関与するモータの半径方向の磁束の密度のみを示
し、またその方向は磁石から固定子鉄心9への方
向を正方向としている。
第5A図に示すように、0゜、140゜、180゜、
220゜の位置は、磁束の方向が反転する位置であ
り、この付近ではコイルと鎖交するトルク発生に
関与するモータの半径方向の磁束は少なくなつて
いる。そして永久磁石7a,7b,8a,8bの
夫々の中央部に近ずくに従つて、磁束密度が増加
する。このめに磁束密度Bgは、第5B図に示す
ように、夫々の永久磁石の範囲内ではほぼ正弦波
状の分布をしている。また電気角で180゜の範囲
においては、主極の永久磁石7a,8aと補極の
永久磁石7b,8bとで非対称な分布の磁束が形
成されている。即ち、主磁極のN極とS極との反
転部分の一方の領域において、磁束密度のレベル
がS極及びN極の各部で低下している。
今、A相のコイル10に第5A図に示す方向の
電流、即ち往路10aには図面の裏面から表面方
向の電流、また復路10bには図面の表面から裏
面方向の電流が流れているとする。そしてモータ
回転軸6に外力を与えてローター1を第5A図の
矢印F方向に回転させた場合、コイル10の往路
10aの電流とこのコイルの鎖交磁束とによつて
生ずるローター1の矢印W方向のトルク(電流に
作用する力の反作用)は、フレミングの左手の法
則に基いて容易に考察し得るように、第5C図の
実線aのようになる。即ち、第5B図の磁束密度
Bgとほぼ同様なトルクTが発生する。
次にコイル10の復路10bについては、この
復路10bが往路10aと同じ位置にあると仮定
すると、往路10aとは電流の方向が逆であるの
で、第5C図実線aをx軸に関して折返したトル
ク(一点鎖線b′)が生ずる。実際には往路10a
と復路10bとはほぼ120゜の角度差があるの
で、復路10bの電流によつてローター1に生ず
るトルクは、第5C図の点線bに示すように一点
鎖線b′を右に120゜平行移動したものとなる。従
つて、A相のコイル10の往路10aと復路10
bとによつてローター1に生ずる合成トルクは第
5C図の実線Aのようになる。即ち、ほぼ132゜
から352゜までの電気角220゜(180゜以上)にわ
たる区間において正方向(第5図W方向)のトル
クが生ずる。
従つて正方向のトルクが生ずる電気角で220゜
の範囲内の所定の区間(例えば、第5C図に示す
ほぼθ(150゜)からθ(330゜)までの電気
角で180゜の区間S)において、A相のコイル1
0とB相のコイル11とを交互に電気角で180゜
ずつ切換えて通電するようにすれば、モータは第
5A図のW方向に回転する。この場合、B相のコ
イル11はA相のコイル10とはほぼ対称に配置
され、両者は電気角で180゜の位相差を有してい
るので、B相のコイル11によるトルク特性は第
5C図とほぼ同一となる。従つて第5E図に示す
ようにA相コイル10とB相コイル11との電流
切換えを電気角で180゜ごとに行なえば、第5D
図に示すように電気角360゜にわたつてトルクが
零となる部分がないトルク特性が得られる。なお
A相とB相との電流切換えのタイミングは厳密に
180゜ずつ等分されていなくてもよい。例えば、
A相の通電が190゜、B相が170゜であつてもよ
い。
本実施例のブラシレスモータの電流切換えのた
めのローター1の回転位置検出は、第3図に示す
ように、1個の位置検出素子15で行なつてい
る。即ち、第5C図において、ローター1の回転
角度θからθまでのタイミングを検出するこ
とによつて、コイル10に対して第5E図に示す
電流切換え信号を形成することができる。またコ
イル11に対しては、この位置検出素子の反転信
号でもつて形成することができる。このような位
置検出素子は、例えばホール素子等の磁気感応素
子であつてよい。或は、1対の発光素子と受光素
子とを用い、またローターの回転軌跡の一部に切
欠きを設け、θからθまでは遮光され、θ
からθまでは透光されるように構成してもよ
い。なお上記位置検出素子によつて電気角で360
゜の区間における所定の点を検出し、この位置検
出素子の出力信号に応じて、所定のタイミング信
号形成回路を動作させ、上記θからθまでの
電流切換えのタイミングを形成してもよい。
本実施例のブラシレスモータにおいては、第4
図の点線で示すように、永久磁石7a,7b,8
a,8bのモータ軸方向の端面に位置検出用のリ
ング状の永久磁石18が取り付けられている。こ
の永久磁石18は、N極及びS極が位置角で180
゜ずつとなるように着磁されている。そしてNと
Sとの境界部分がほぼ150゜及び330゜の位置とな
つている。
第6A図は本実施例の2相2極ブラシレスモー
タの駆動回路の一例である。また第6B図は第6
A図の位置検出素子の出力電圧を示す波形図であ
る。第6A図において、位置検出素子15は例え
ばホール素子であつて、このホール素子の出力端
子Aからはローター1の永久磁石18のN、S極
によつて第6B図のaのような出力電圧が生じ、
また出力端子Bからは第6B図のb(点線)のよ
うな出力電圧が生ずる。位置検出素子15の出力
信号aはトランジスタ16aを介してスイツチ用
トランジスタ17aに供給される。そして第6B
図の時点t1からt2までの期間このトランジスタ1
7aがオンとなり、コイル10が通電される。ま
た位置検出素子15の出力信号bはトランジスタ
16bを介してスイツチ用トランジスタ17bに
供給される。そして時点t2からt3までの期間この
トランジスタ17bがオンとなり、コイル11が
通電される。この結果、第5E図に示すように、
コイル10と11とが電気角でほぼ180゜ずつ交
互に切換えて通電される。
なお別の磁気感応素子またはホトカプラ等を使
用する場合には、これらの検出素子の出力信号を
1相(例えばコイル10)の通電に用い、他相
(例えがコイル11)の通電は検出素子の出力信
号を反転した信号を用いればよい。
上述の第3図〜第6図に示す実施例において
は、永久磁石7a,8aが140゜、永久磁石7
b,8bが40゜、コイル10,11の巻線ピツチ
(往路10a,11aと復路10b,11bとの
開き角度)が120゜、となるようにしたが、これ
らの角度は種々に変更することが可能である。ま
た永久磁石7a,7b,8a,8bの夫々の着磁
の方向を調整して、第5B図に示す磁束密度のグ
ラフの各先端部分を平坦にし、各磁石による磁束
密度を台形波形状にすることも可能である。
更に、各磁石7a,7b,8a,8bの着磁の
強さを変えることができ、例えば、補極の永久磁
石7b,8bによる磁界の強さを第7図の実線a
のように小さくしてもよい。この場合、コイル1
0と11とによる合成トルクは第7図実線Aのよ
うになり、第5C図に示す場合よりもトルクリツ
プルを減少させることができる。
次に第8A図〜第8D図は本発明の第2の実施
例を示すものであつて、第8A図は第4図と同様
なブラシレスモータの断面図、第8B図は第5B
図と同様な磁束密度のグラフ、第8C図はA相の
コイルによつて生ずる合成トルクを示す第5C図
と同様なグラフ、第8D図はブラシレスモータの
ローターに生ずるトルクを表わす第5D図と同様
なグラフである。
第8A図に示すように、S極及びN極の磁石
7,8は夫々モータ軸心に対して位置角でほぼ
140゜にわたつている。そして第4図及び第5図
の補極の永久磁石7b,8bに相当する80゜の部
分は磁石のない空隙部分20となつている。従つ
て、この空隙部分20においては、ローター1の
回転トルクに関与する半径方向(ローター1から
固定子鉄心9の方向またはその逆方向)の磁束が
なくなる。このためコイル10,11と鎖交する
磁束の密度Bgは第8B図のように、空隙部分2
0(180゜付近)において磁束密度がほぼ零で平
坦になる領域が生ずる。
第8A図においては、A相及びB相のコイル1
0,11の巻線ピツチ夫々ほぼ電気角で100゜と
なつている。従つて第5C図と同様にしてA相コ
イル10の往路10aの電流とこのコイルの鎖交
磁束とによつてローター1は生ずるトルクは第8
C図の実線aのようになる。またコイル10の復
路10bの電流によつて生ずるトルクは第8C図
の点線bのようになる。そしてこの往路10aと
復路10bとによつて生ずる合成トルクは実線A
のようになり、従つて、電気角で180゜以上にわ
たる区間において正方向のトルクがA相コイル1
0の電流によつて生ずる。またB相コイル11は
A相と対称(180゜の位相差)に配置されている
から、A相とB相との通電を電気角でほぼ180゜
ずつ順次切換えて行えば、第8D図に示すトルク
を得ることができる。なおこの実施例によれば、
第8D図から明らかなように、従来の3相1相通
電方式のトルク特性(第1C図)よりもトルクリ
ツプを少さくすることができる。
次に第9A図、第9B図、第10a図及び第1
0b図は上述の第2の実施例の変形例を示すもの
である。第9A図では、第8A図の空隙部分20
まで磁石7,8を延長させかつこの空隙部分20
に対応する磁石7,8の部分を薄くして凹部21
としている。この場合も、凹部21の部分では、
トルク発生に関与する磁束は、完全に零とはなら
ないが、少なくなつている。従つてコイル10,
11と鎖交する磁束の密度Bgは第9B図のよう
になり、第8C図と同様にして電気角で180゜以
上にわたる正方向のトルクが生ずる。なお第8A
図の空隙部分20及び第9A図の凹部21には、
比磁化率の少さい非磁性体が充填されていてもよ
い。
第10a図及び第10b図は夫々4極及び6極
のブラシレスモータの場合であつて、第10a図
は4極の磁石7A,7B,8A,8Bと、第1の
相のコイル10A,10B及び第2の相のコイル
11A,11Bとが設けられている。また第10
b図には6極の磁石7A,7B,7C、8A,8
B,8Cと、第1の相のコイル10A,10B,
10C及び第2の相のコイル11A,11B,1
1Cとが設けられている。第8A図の場合には、
ローター1の磁石の一部に空隙部分があるので、
ローター1の回転のバランスが悪くなる不都合が
生ずる。しかし第10a図または第10b図のよ
うに4極または6極にした場合、空隙部分20
a,20bまたは20a,20b,20cを軸に
対してほぼ対称に配置することができるので、ト
ルクによつて生ずるロータのモーメントを均一に
することができる。
第11A図及び第11B図は本発明の第3の実
施例を示すものである。第11A図に示すよう
に、この実施例の永久磁石7,8は電気角で180
゜ずつにわたつて取り付けられている。そして磁
石7と8との一方の境界の部分のローター1に
は、所定角度(例えば80゜)の切欠き22が形成
されている。このために切欠き22の部分におい
ては、磁路の一部が欠損することになる。従つて
コイル10,11に作用する磁束の密度は第11
B図に示すように切欠き22に対応する部分で減
少する。このため第8C図と同様にして電気角で
180゜以上にわたる正方向のトルクが生ずる。な
お第11A図の切欠き22には、非磁性材料が充
填されてもよい。
第12A図、第12B図は本発明の第4の実施
例を示すものである。第12A図に示すように、
夫々電気角180゜にわたつて設けられた永久磁石
7,8の一方の境界部分の固定子鉄心9と対向す
る内面には、所定角度の強磁性体のシールド板2
3が取り付けられている。この場合、このシール
ド板23の領域の磁石7,8から発生する磁束
は、第12A図の点線で示すようにシールド板2
3で短絡されるので、外部には漏洩しない。即
ち、シールド板23と固定子鉄心9との間の空隙
部分は磁気的にシールドされていて、ほとんど磁
束が存在しない。このため磁束密度Bgは第12
B図に示すように、シールド板23が存在する領
域でほぼ零となる。従つて、第8C図と同様にし
て電気角で180゜以上にわたる正方向のトルクを
発生させることができる。
第13A図、第13B図は本発明の第5の実施
例を示すものである。第13A図においては、第
8A図の空隙部分20に強磁性材料(例えば鉄)
で形成されたヨーク24が充填された構造となつ
ている。この場合、ヨーク24の部分において
は、第13A図の点線で示す磁路が形成される。
このため第13B図に示すように磁束密度Bgは
ほぼ第5B図と同様な曲線となる。即ち、第5A
図に示す補極の磁石7a,7bを設けた場合とほ
ぼ同じ効果が得られる。この結果、第5C図と同
様にして電気角で180゜以上にわたる正方向のト
ルクを発生させることができる。
次に第14A図、第14B図は本発明の第6の
実施例を示すものである。第14A図において
は、4つの補極の永久磁石7b,7c及び8b,
8cがN極、S極交互に設けられている。このた
めコイル10,11に作用する磁束密度Bgのグ
ラフは第14B図に示すように電気角180゜の付
近でこれらの補極に対応する凹凸が生ずる。従つ
て、このような構造でも電気角で180゜以上にわ
たる正方向のトルクも発生させることができる。
なお更に多数の補極を設けることも可能である。
また第14A図において、補極の永久磁石7
c,8cがなく、その部分が空隙もしくは非磁性
材料で充填されているような構造も可能である。
この場合、その部分の磁束密度Bgは第14B図
の点線のようになり、電気角で180゜以上にわた
る正方向のトルクを発生させることができる。ま
た磁石7c,8cの部分が強磁性体で充填されて
いる場合も、第14B図の実線とほぼ同様な磁束
密度のグラフが得られる。
なお第5A図の構造において、第14A図の磁
石7c,8cに相当する領域に第11図の切欠き
22または第12A図のシールド板23を設ける
ようにしてもよい。この場合、第14B図の点線
とほぼ同様な磁束密度のグラフが得られる。
次に第15A図、第15B図は本発明の第7の
実施例を示すものである。第15A図では、ロー
ター1に取り付ける磁石として円筒状に一体に構
成されている異方性磁石25を使用し、これを第
15A図のように4極に着磁している。そして第
15A図の縦線で示すように上下方向に磁区が整
列しているとすると、図のX部及びY部において
は、第15B図に示すようにモータのトルク発生
に関与する半径方向の磁束が著しく減少する。従
つてこのような異方性磁石25を使用して、一方
のコイルの電流によつて電気角で180゜以上にわ
たる正方向トルクを発生させることができる。な
お第15A図の構成は2相4極のブラシレスモー
タについてのみ適用することができる。また異方
性の方向が半径方向の異方性磁石25を使用して
も、着磁の強さを変えることにより第15B図と
同様な磁束密度Bgの分布を形成することができ
る。
なお上述の実施例による2相1相通電方式のブ
ラシレス直流モータによつて得られる効果を要約
すると、電気角で360゜にわたつて回転トルクが
零となる部分、即ち回転子の死点を無くすること
ができる。また1個の位置検出素子によつて各相
のコイルの電流切換えをすることができ、また電
流切換えのためのスイツチ回路(スイツチングト
ランジスタ)を2回路用いるだけで回転トルクを
発生させ得るので、従来のブラシレスモータの駆
動回路と比較すると、その回路素子を大巾に削減
することができる。この結果、駆動回路のコスト
ダウン、回路素子が少ないことによる信頼性の向
上及び駆動回路の小型化を図ることができる。特
に、駆動回路の構成が非常に簡単になるので、位
置検出素子及びスイツチングトランジスタを含め
た駆動回路を1つのパツケージに納めてIC化す
ることが容易である。更に位置検出素子が1個で
よいので、従来の複数の位置検出素子を使用して
いるブラシレスモータのように、コイルの各相間
の位置関係及び各素子間の相対的位置関係を調整
をする必要がない。従つて位置検出素子の位置調
整が容易で、組立工数を低減することができる。
また位置検出素子が1個であるため、従来のよう
に複数個の位置検出素子を1つのパツケージにモ
ジユール化したものを使用する必要がなく、回転
子の直径が種々のブラシレスモータに同一の位置
検出素子を使用することができ、部品の標準化が
容易である。
以上本発明をその実施例に基いて説明したが、
本発明はその技術思想に基いて種々の変形が可能
である。
例えば、上述の実施例においては、アウターロ
ーター型のブラシレスモータについて説明した
が、本発明はインナーローター型のブラシレスモ
ータについても適用し得る。またローター1の極
数を増加してもよい。また本発明は直流ブラシモ
ータも適用可能である。更に、固定子コイルとロ
ーターの永久磁石とがモータの軸方向に対向して
いるアキシヤルエアギヤツプ型のモータについて
も適用可能である。
また上述の実施例において、A相及びB相コイ
ルの夫々の往路部分及び復路部分の成す角度αが
電気角で180゜以下になるように構成する場合
に、夫々のコイルの往路部分と復路部分との間を
接続しているモータの周方向に沿つた部分(以下
周方向)部分という)の中心角が上記αとなるよ
うにした。しかし、上記周方向部分の角度は、α
の位置角をα′とする場合、α′の補角β(βは位
置角で、α′+β=360゜)としてもよい。例え
ば、2相2極の場合第16A図に示すようにA相
コイル10(実線)及びB相コイル11(一点鎖
線)の夫々の往路部分及び復路部分の成す角度α
が120゜のとき(α′=120゜)、A相及びB相コイ
ルの夫々の周方向部分の中心角が360゜−120゜=
240゜となるようにしてもよい。この場合、A相
及びB相のコイル10,11は互いに180゜の位
相差でもつて巻装される。
またA相及びB相コイルの夫々の往路部分及び
復路部分の成す角度α(電気角)は、360゜×m
+α(m:正整数)であつてもよい。この場合、
例えば第8C図の実線aまたは点線bで示すA相
のコイルの往路及び復路部分によるトルク曲線を
相対的に360゜×m移相したことになるので、A
相コイルの往路及び復路部分によつて生ずる合成
トルクが第8C図の実線Aと同様となり、電気角
で180゜以上にわたる区間において正方向のトル
クを発生させることができる。なおこの場合、モ
ータの極数をnとするとA相及びB相のコイルの
夫々の往路部分及び復路部分の成す角度は、位置
角でα′=360゜×m+α/〓となる。従つて、上述
と 同様にA相及びB相の各コイルの周方向部分の中
心角をα′=360゜×m+α/〓かまたはその補角β
= 360゜−360゜×m+α/〓とすることができる。
第16B図はα=100゜のときの2相4極の場
合であつて、A相コイル10A,10B(実線)
及びB相コイル11A,11B(一点鎖線)の
夫々の周方向部分の角をβ=360゜−
360゜+100゜/〓=130゜(電気角で260゜)とし
てい る。そして実線で示すA相コイル10A,10B
は第16B図に示すように互に電気角で360゜
(位相角で180゜)の位相差で配置され、またA相
及びB相の夫々のコイル10Aと11A及び10
Bと11Bとは夫々の電気角で180゜(位置角で
90゜)の位相角で配置されている。
本発明は上述の如く、第1と第2の相のコイル
の夫々の往路部分の中心と復路部分の中心との成
す角度が電気角で180゜以外の角度となるように
し、夫々のコイルの往路電流と復路電流とによつ
て発生する合成回転トルクが電気角で180゜以上
となるように上記第1及び第2のコイルと鎖交す
る磁束の密度を歪ませる磁束歪手段を設け、夫々
のコイルに順次行われる通電が上記回転トルクが
180℃以上となる領域内の所定部分において行わ
れるようにした。故に電気角で360゜にわたつて
回転トルクが零となる部分、即ち回転子の死点を
無くすることが出来る。従つて本発明によれば、
1つの位置検出素子を用いるのみで通電切換えを
行うことが出来る2相1相通電を行う場合にも、
特別な起動トルク発生手段を設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1A図は従来の3相1相通電方式のブラシレ
ス直流モータのローターと固定子の3相コイル
L1,L2,L3との相対的な位置関係を示す説明
図、第1B図は各コイルL1,L2,L3の通電の切
換え状態を示す波形図、第1C図は各コイルの通
電の切換えによつてローターに生ずるトルクを表
わすグラフである。第2A図は従来の2相1相通
電方式のブラシレス直流モータのローターと固定
子の2相コイルL1,L2との相対的な位置関係を
示す説明図、第2B図は各コイルL1,L2の通電
の切換え状態を示す波形図、第2C図は各コイル
の通電の切換えによつてローターに生ずるトルク
を表わすグラフである。第3図は本発明をアウタ
ーローター型で2相1相通電方式の2相2極ブラ
シレス直流モータに適用した第1の実施例を示す
軸方向の縦断面図、第4図は第3図の−線断
面図、第5A図は第3図及び第4図に示すブラシ
レス直流モータの動作原理を説明するための第4
図の簡略図、第5B図は各コイルと鎖交する磁束
の磁束密度のグラフ、第5C図はA相のコイルに
よつて生ずる合成トルクを説明するためのグラ
フ、第5D図はブラシレス直流モータの各コイル
の電流切換えによつてローターに生ずるトルクを
表わすグラフ、第5E図はA相及びB相の電流切
換えを示す波形図、第6A図は本発明の2相2極
ブラシレス直流モータの駆動回路の一例を示す回
路図、第6B図は第6A図の位置検出素子の出力
電圧を示す波形図、第7図は補極の永久磁石の着
磁の強さを変えた場合の第5C図と同様なグラフ
である。第8A図〜第8D図は本発明の第2の実
施例を示し、第8A図は第4図と同様なブラシレ
ス直流モータの断面図、第8B図は第5B図と同
様な磁束密度のグラフ、第8C図はA相のコイル
によつて生ずる合成トルクを示す第5C図と同様
なグラフ、第8D図はブラシレス直流モータのロ
ーターに生ずるトルクを表わす第5D図と同様な
グラフである。第9A図、第9B図、第10A図
及び第10B図は第2の実施例の変形例を示し、
第9A図は第8A図と同様な断面図、第9B図は
磁束密度のグラフ、第10a図及び第10b図は
夫々4極及び6極のブラシレス直流モータを示す
第8A図と同様な断面図である。第11A図、第
11B図〜第15A図、第15B図は本発明の第
3〜第7の実施例を示し、第11A図〜第15A
図は第5A図と同様なブラシレス直流モータの断
面図、第11B図〜第15B図は夫々第11A図
〜第15A図に対応する第5B図と同様な磁束密
度のグラフである。第16A図及び第16B図は
本発明の第8の実施例を示す第8A図と同様な断
面図である。 なお図面に用いられている符号において、1は
ローター、7a,7b,8a,8bは永久磁石、
9は固定子鉄心、10,11は固定子コイル、1
5は位置検出素子、20は空隙部分、21は凹
部、22は切欠きである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少くとも2つの第1及び第2の相のコイルと
    少なくとも2極の第1及び第2の磁束発生手段と
    を具備し、これらのコイルに順次切換え通電する
    ことにより回転駆動を行うようにした直流モータ
    において、上記第1及び第2の相の夫々のコイル
    のトルク発生に関与する往路部分の中心と復路部
    分の中心との成す角度が電気角で180゜以外の角
    度となるように構成し、上記第1と第2のコイル
    と鎖交する磁束の密度を歪ませる磁束歪手段を上
    記第1及び第2の磁束発生手段のN極とS極との
    反転領域の一方に設け、これによつて、上記夫々
    のコイルの往路部分と復路部分とを流れる電流に
    よつて発生する所定の方向の合成回転トルクが電
    気角で180゜以上となるように構成し、上記回転
    トルクが180゜以上となる領域内の所定部分にお
    いて上記夫々のコイルへの通電が行われるよう
    に、各相のコイルの通電を順次切換える電流切換
    え手段を設けた直流モータ。
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